JPH08206137A - 可撤性義歯を保定するためのアタッチメント装置と該アタッチメント装置を固定するための作業法 - Google Patents

可撤性義歯を保定するためのアタッチメント装置と該アタッチメント装置を固定するための作業法

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JPH08206137A
JPH08206137A JP30453195A JP30453195A JPH08206137A JP H08206137 A JPH08206137 A JP H08206137A JP 30453195 A JP30453195 A JP 30453195A JP 30453195 A JP30453195 A JP 30453195A JP H08206137 A JPH08206137 A JP H08206137A
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Alberto Cassinelli
カッシネーリ アルベルト
Lupi Mauro
ルピ マウロ
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/225Fastening prostheses in the mouth
    • A61C13/265Sliding or snap attachments
    • A61C13/2653Sliding attachments

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撤性義歯保定用アタッチメント装置を改良
し、一切の美的利点とコスト上の経済的利点とを有しか
つアタッチメント雄部エレメントの確実な固定を保証で
きるように構成して、残存歯列の健康歯面に接着された
エレメントが離脱する危険を排除する。 【解決手段】 球状ヘッド11を備えたアタッチメント
雄部エレメント10が円筒形の保定ピン12を有し、該
保定ピンが、同じく円筒形横断面を有する鍔13で終わ
っており、該鍔が、前記球状ヘッド11とは反対の側
に、実質的に円形横断面の共軸の円筒形延長部14を備
え、該円筒形延長部が、前記アタッチメント雄部エレメ
ント10を残存歯列の1本の健康歯9の側壁に保定する
ために、前記健康歯の壁に穿設された凹設部15内へ侵
入して接着され、前記鍔が、前記円筒形延長部寄りの端
面16でもって前記健康歯の側壁に当接して接着されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲の
請求項1に上位概念として記載した形式、つまり残存歯
列の1本の健康歯の側壁に接着によって固着された球状
ヘッドを備えた少なくとも1つのアタッチメント雄部エ
レメントと、弾性的なプラスチック内張りを備えた片側
の開いた中空円筒形のスリーブから成っていて該スリー
ブ内に前記アタッチメント雄部エレメントの球状ヘッド
を受容する少なくとも1つのアタッチメント雌部エレメ
ントとを備え、前記スリーブの弾性的なプラスチック内
張りの局所的な変形によって前記アタッチメント雌部エ
レメント内に前記アタッチメント雄部エレメントを定着
させる力つまり義歯保定力を発生させるようにした形式
の、1本又は複数本の欠損歯を補綴する可撤性義歯のア
タッチメント装置並びに、請求項6に上位概念として記
載した義歯保定用のアタッチメント装置を固定するため
の作業法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】義歯の保定用アタッチメント装置の実際
及びこれに関する相応の刊行物に基づいて、1本又は複
数本の欠損歯を補填する義歯を着脱自在に保定するため
の一連の解決手段が公知になっている。
【0003】可撤性義歯分野の従来技術の概要を総括す
れば、今日実用化されている手段は次の3つの解決手段
群に分割することができる。すなわち: 1.欠損歯は、種々異なった材料から成る種々異なった
形式のクランプ(鉤)によって保定されるアクリル樹脂
製の可撤性義歯によって補填される。歯科技工の頂点に
立っている国々では、この解決手段は最近では大体にお
いて応急処置のためにしか使用されていない。
【0004】2.欠損歯は、Co−Crを含む軽金属合
金から成る補強材を有する可撤性義歯によって補填さ
れ、該可撤性義歯は、患者に残存している健康歯に、種
々異なる形式の鉤によって保定される。前記補強材は、
人工歯を固定するための保持体として使用されるか、さ
もなければ、種々の構成エレメント、特に前記鉤を簡便
に接合固定するために使用される。
【0005】3.欠損歯は、Co−Crを含む軽金属合
金から成る補強材を有する可撤性義歯によって補填さ
れ、該可撤性義歯は、患者に残存している健康歯に、種
々異なる形式の精密鋳造アタッチメントによって固定さ
れるか、或るいはゴールドクラウンにか又はゴールド−
セラミッククラウンに溶接されるが、該クラウンの場合
は、その構成と固定方式のために2本又はそれ以上の健
康歯を切削する必要が生じる。
【0006】前記の公知手段の欠点は多種多様である
が、次のように大別することができる。すなわち: a)前記解決手段群1及び2に記載したような鉤の使用
は、義歯着用者にとって美的外観の点で好ましいもので
はなく、かつ残存する健康歯に義歯を確実に保定しよう
とする場合、往々にして若干の問題が生じる。殊に歯の
エナメル質の摩滅が惹起される。
【0007】b)前記解決手段群3では、保定のために
2本又はそれ以上のクラウンを組付ける必要があるた
め、その製作費は著しくコスト高になる。
【0008】特許という観点に立てば前記公知の解決手
段は多数の特許明細書に基づいて公知になっているが、
本発明に正当な評価が与えられるために、少なくとも本
発明に最も近い関係にある公知手段をここで先ず説明し
ておくことが肝要であろう。
【0009】前記解決手段群3の典型的なものはスイス
国特許第649209号であり、当該特許明細書には、
可撤性義歯の美的問題に関して大きな技術的進歩が開示
されている。義歯、特に歯列の一方の側又は両側に自由
端部を有する義歯のアタッチメント装置に関わる当該特
許明細書によれば、該アタッチメント装置は、円筒形エ
レメントから突出していて全周にわたる円環状溝を有し
かつ残存歯列に固定されている球頭状ピンの形のアタッ
チメント雄部エレメントと、義歯に固定されかつ一端が
閉じられていて前記球頭状ピンを挿入するために全長に
わたって延びたスリットを有する中空円筒体状のアタッ
チメント雌部エレメントとから成っている。球頭状ピン
それ自体は、二重円錐形状の「ダイヤボロ」の形の固定
部材、つまり固定義歯の鋳物エレメントに一緒に鋳込ま
れた挿入体によって残存歯列に固定されている。
【0010】前記アタッチメント装置は一側性局部床義
歯では当然のことながら義歯の一方の側でしか取付けら
れず、義歯の他方の側では、美的外観を害なう鉤によっ
て固定が行なわれるので、眼に触れる鉤を除くという目
的は或る程度達成されるものの、保定用の健康歯には、
厄介な経費の嵩む施術が必要になる。それというのは当
該健康歯にクラウンを被せて、該クラウン内に前記球頭
状ピンを鋳込むことが必要だからである。従って美的外
観並びに強度に関する要求を満たす前記公知の解決手段
は、一側性局部床義歯では一方の側でのみ使用される点
を無視すれば、経費が嵩み、かつ元々健康な歯に義歯
(クラウン)を装着する必要があるという欠点を有して
いる。
【0011】可撤性義歯の保定鉤に起因する美的問題を
充分に解決している構成手段が欧州特許出願公開第01
84472号明細書に開示されている。この構成の義歯
固定は、球状のアタッチメント雄部エレメントと、スリ
ット付きスリーブの形のアタッチメント雌部エレメント
とによって行なわれ、該スリット付きスリーブ内に前記
アタッチメント雄部エレメントの球状体が侵入し、かつ
殊に有利な実施形態では前記スリット付きスリーブ内に
固定される。それというのは前記球状体の直径が、スリ
ーブを形成するプラスチック製中空体の内径よりもやや
大きく選ばれているからである。
【0012】要するに前記の公知技術における主たる課
題は、鉤を設けずかつ固定用の健康歯に手術を施す必要
なしに、直接的な接着によって、該保定用健康歯の表面
に、球状体を有するアタッチメント雄部エレメントを固
定することである。この課題を解決するために当該公知
技術によれば、球状体を有するアタッチメント雄部エレ
メントは、接着のために比較的大きな面積の小板を備
え、該小板は有利な実施態様では、歯の形状に完璧に密
着して接着させるためにモールディング法で製作される
( Maryland 方式)。しかしながらこの場合は、メリー
ランド方式の鋳造表面が接着のために存在しているの
で、経済的な利点も美的利点も部分的に失われることに
なる。
【0013】最近の可撤性義歯の分野においては美的並
びに経済的な点に関する要望を可成りの程度満たすこと
ができるとは云え、前記公知提案の構成手段の欠点は、
健康歯表面における前記小板が、最大限の注意を払って
接着操作されるにも拘らず、つまり両方の接着面が可能
な限り互いに正確に合致されたとしても、かつ又、卓越
した接着技術と完全な接着剤とが適用されるにも拘ら
ず、残存している健康歯の表面にアタッチメント雄部エ
レメントを事実上確実に固着することを保証することが
できないことである。義歯を離脱させる危険が常に存続
し、これに伴って幾多の欠点が生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、欧州
特許出願公開第0184472号明細書に記載された解
決手段をもってしても依然として現存している問題点を
解決できるような、可撤性義歯を保定するためのアタッ
チメント装置を提案するものであり、しかも一切の美的
利点とコスト上の経済的利点とを有しかつアタッチメン
ト雄部エレメントの確実な固定を保証できるように構成
することによって、残存歯列の健康歯面に接着されたエ
レメントが離脱する危険を排除することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、特許請求の範囲の請求項1に記
載した通り、球状ヘッドを備えたアタッチメント雄部エ
レメントが円筒形の保定ピンを有し、該保定ピンが、同
じく円筒形横断面を有する鍔で終わっており、該鍔が、
前記球状ヘッドとは反対の側に、実質的に円形横断面を
有する共軸の円筒形延長部を備え、該円筒形延長部が、
前記アタッチメント雄部エレメントを残存歯列の1本の
健康歯の側壁に安定的に保定するために、前記健康歯の
壁に穿設された凹設部内へ侵入して接着され、前記鍔
が、前記円筒形延長部寄りの端面でもって前記健康歯の
側壁に当接して接着されている点にある。
【0016】
【作用】欧州特許出願公開第0184472号明細書に
開示されている球状体にほぼ等しく形成された球状ヘッ
ドを保持するところの、アタッチメント雄部エレメント
の保定ピンが円形横断面の鍔で終わっており、該鍔の機
能が前記公知の接着用小板の機能に相当していることに
基づいて、かつ又、前記球状ヘッドから離反した方の側
で前記保定ピンに共軸に前記円形横断面の鍔から延長さ
れた円筒形延長部が、健康歯の側面に形成された凹設部
内へ導入されて接着されることに基づいて、固定用の健
康歯におけるアタッチメント雄部エレメントの、従来よ
りも遥かに確実にして強固な定着が事実上得られる。実
際に、1つの凹設部内に侵入して接着されている斯かる
保定ピンは、健康歯にその最外位の組織層厚を超えて深
く穿孔を施す必要がないようにするために、例えば請求
項5に記載した寸法限定値から判るような長さ値に前記
円筒形延長部の延在長さが制限されている場合でさえ
も、アタッチメント雄部エレメントの鉛直方向接着面に
対して作用する剪断力を吸収するための有利な固定エレ
メントを形成する。実際の経験から判るように、このよ
うな保定ピンの場合、健康歯の表面におけるアタッチメ
ント雄部エレメントの絶対確実な固定を保証するために
は、10分の数mmの長さの円筒形延長部と特に約1m
mの深さの凹設部を設ければ充分である。健康歯の表面
に付加的に施術される軽度の処置、つまり水平方向に穿
設された小さな凹設部は、最外位の歯組織層を貫通する
ことがなく、従って健康歯に如何なる障害も与えること
はないので、本発明によって、従来技術を確実に凌駕す
る利点が得られ、つまり保定機構の耐久性の更なる改善
が保証される。
【0017】請求項2に記載したように、鍔の端面が当
接される残存歯列の健康歯の側壁を、アタッチメント雄
部エレメントの鍔の円筒形延長部に対して直角に直立す
る扁平壁部分として構成することによって、歯側壁に鍔
が一層良好に接着されるので、保定機構の更なる質的改
良が得られる。
【0018】請求項3乃至5には本発明のアタッチメン
ト装置の有利な構成が記載されているのに対して、請求
項6は本発明のアタッチメント装置を固定するための有
利な作業法に関するものである。すなわち本発明の作業
法では、アタッチメント雄部エレメントの接着によって
残存歯列の1本の健康歯の側壁にアタッチメント装置を
安定的に固定するために、鍔の円筒形延長部を受容する
ための凹設部と共に、該凹設部の軸線に対して直角に扁
平に直立した、円筒形延長部の鍔用の支持面を生ぜしめ
るように、前記健康歯の壁には孔中繰り加工とフライス
切削加工とが同時に施される。
【0019】この方法上の手段によって、患者の健康歯
にアタッチメント雄部エレメントを固定する処置作業に
要する消費時間が著しく短縮され、このことが経済面に
対してのみならず、健康面に対してもポジティブに作用
するのは明らかである。請求項7及び8は、前記請求項
6に記載した本発明の作業法の更なる改良に関わり、こ
れに基づいて、患者の口腔に本発明のアタッチメント装
置の雄部エレメントを挿入して固定する際の歯科医の作
業プロセスが一層単純になる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
例を詳説する。
【0021】図1には、欧州特許出願公開第01844
72号明細書に基づいて公知になっている従来技術によ
る義歯アタッチメントの構成の周知例が図示されてい
る。図1では7本の健康歯1a,1b,1c,1d,1
e,1f,1gから成る歯列が図示されており、該健康
歯列は図示例では上顎骨の前部(上部前顎骨)に位置し
ている。歯列の最遠位に位置している健康歯1a及び1
gは、各歯列側で公知の形式のアタッチメントによっ
て、また殊に有利には本発明のアタッチメントによっ
て、両歯列側にわたって延びる両側性部分床義歯2が固
定される2本の保定用健康歯を表している。前記部分床
義歯は、ここでは詳説を省いたが公知のように実質的
に、人工的な補填歯の固定された金属製補強フレームか
ら成っている。金属製の補強フレーム内に保定された2
本の人工歯3及び4はアタッチメント装置のアタッチメ
ント雌部エレメントを保持し、該アタッチメント雌部エ
レメントは、中空円筒形のスリーブ5,6から成り、該
スリーブは補強フレームと一緒に鋳造されて一方の側が
開いており、かつ前記スリーブは、部分床義歯を固定す
るために、健康歯1a,1gに装着されたアタッチメン
ト雄部エレメントの一部を形成する球状ヘッド7,8の
上に被せ嵌められる。アタッチメント雄部エレメント
は、健康歯1a,1gに接着接合によって固着されてお
り、この接合方式は、本発明に最も近い背景技術である
前掲の欧州特許出願公開第0184472号明細書に開
示されている通りでる。
【0022】本発明は実際には特に、前記球状ヘッド7
又は8を保持するアタッチメント雄部エレメントを健康
歯に保定するシステムに関わり、かつ、アタッチメント
特性を評価する上で決定的な役割を果たす該保定システ
ムの点で、従来技術に対して格別顕著な改良を施そうと
するものである。ここで確認のために付記しておくが、
図1に示した両歯列側にわたっている両側性部分床義歯
は、本発明の1つの適用例にすぎず、従って本発明は特
定種の義歯に限定されるものではない。むしろ以下に詳
説する本発明の義歯アタッチメント装置は、欧州特許出
願公開第0184472号明細書に開示されているよう
な従来技術の義歯アタッチメント装置だけでなく、残存
歯列の1本の健康歯1a又は1gの側壁に保定された球
状ヘッド7又は8を有するアタッチメント雄部エレメン
トと、該アタッチメント雄部エレメントの球状ヘッドに
被せ嵌められる中空円筒形のスリーブ5又は6から成る
アタッチメント雌部エレメントとを適用するという原理
に従って、1本の健康歯に唯1本の人工歯を固定するた
めにも同じく適用することができる。
【0023】図2は本発明の第1実施形態によるアタッ
チメント装置の断面図である。図2には殊にアタッチメ
ント雄部エレメント10の保定される健康歯9の側壁が
図示されている。アタッチメント雄部エレメント10
は、機能的には図1に示した球状ヘッド7又は8に相当
する球状ヘッド11を主体とし、該球状ヘッドは健康歯
9の側壁に沿った円形横断面の鍔13の端部に、同じく
円形横断面の保定ピン12によって固定される。球状ヘ
ッド11とから離反した方の側では前記鍔13は、該鍔
に共軸に延びる実質的に円形横断面の円筒形延長部14
を有し、該円筒形延長部は本発明では、健康歯9の側壁
内に形成された凹設部15内へ突入し、かつ該凹設部内
で適当な接着剤によって接着される。アタッチメント雄
部エレメントを健康歯9の側壁内に組付ける際に鍔13
の円筒形延長部14寄り端面16が健康歯9の側壁に当
接される。鍔13の端面16も適当な接着剤によって健
康歯9の側壁に接着され、これによって健康歯9の側壁
におけるアタッチメント雄部エレメント10の接着強度
が改善される。本発明の重要なポイントを形成している
ところの、凹設部15内への円筒形延長部14の侵入に
基づいて、健康歯9の側壁におけるアタッチメント雄部
エレメント10の弛み抵抗能が著しく高められる。実際
に凹設部15内及び鍔13の端面16に沿ったアタッチ
メント雄部エレメント10の接着は、接着面が著しく大
きいために、引張り負荷に対する、つまり健康歯9の側
壁からアタッチメント雄部エレメント10を引出そうと
する応力に対する固定強度を高めることは明らかであ
る。このような接着面は、単なる引張り応力だけでな
く、少なくとも部分的には剪断応力、すなわちアタッチ
メント雄部エレメント10の横方向応力つまり健康歯9
の側壁に対して平行に作用する応力を受ける。このよう
な剪断応力は極めて危険であり、かつ殊に義歯の装着時
及びアタッチメントからの義歯の撤去時に発生する。そ
れというのはこのような操作時にはアタッチメント雄部
エレメント10は事実上もっぱら剪断応力を受けるから
である。従来技術に対比して格別顕著な点つまり本発明
ではアタッチメント雄部エレメント10の保定のために
円筒形延長部14を併用することは、アタッチメント雄
部エレメント10をもぎ取ろうとする剪断力に対する抵
抗力を著しく改善することになる。ここで念のために付
記しておくが、従来技術に基づいて公知になっているよ
うに、スリーブ17の円形内面を被覆するプラスチック
内張り19の局所的な変形によって、可撤性義歯18内
に保定されているスリーブ17のロッキングが発生す
る。プラスチック薄膜層のこのような局所的な変形を得
るためには、概ね球状ヘッド11とプラスチック内張り
19との相互寸法、材料強度、摩擦などのような種々の
パラメータによって影響を受ける著しい力の発生を常に
必要とすることは明らかである。何れにせよ、この力は
常に比較的大きな力であり、つまり義歯着用者の口内に
義歯を安定的に保持することを保証する大きな力であ
る。それ故に、脱落の危険なしにアタッチメント雄部エ
レメント10に対してこのような力を及ぼし得ること、
そして何らかの機械的な保定なしにアタッチメント雄部
エレメント10を歯の表面に接着していたにすぎない従
来技術に対比して脱落の危険を著しく低下させることは
極めて肝要なことである。
【0024】従来技術に対比して遥かに堅牢にして確実
な保定という本発明の前記利点は、歯の側壁に凹設部を
設けたために得られるとは云え、該凹設部を設けること
自体がいわば1つの欠点になることは勿論である。
【0025】しかしながら請求項5に記載したように本
発明では、歯の側壁内に形成すべき凹設部の深さが歯組
織の最外位組織層の厚さを超えないように、アタッチメ
ント雄部エレメント10の寸法を選んでいる点を考慮す
れば、歯自体の健全性(生活力)及び機械的な抵抗能に
関して障害を受け易い内部組織部位が侵害されることは
決して起り得ない。つまり本発明の凹設部は、健康歯を
侵すという欠点を補償するのに余りある義歯の保定強度
という格別の利点を得るように選ばれた寸法の凹設部に
他ならないのである。
【0026】図3に示した本発明の実施形態の更なる改
良点は、鍔13も実質的に健康歯9の側壁面に面整合す
るように嵌込まれていることである。なお図2及び図3
では同一構成要素は同一の符号を付して表示されてい
る。
【0027】鍔13の嵌装は、鍔13の端面16が当接
される残存歯列の健康歯9の側壁に円形凹設部20を穿
設することによって得られ、その場合該円形凹設部20
の直径はアタッチメント雄部エレメント10の鍔13の
直径よりもやや大きく、また該円形凹設部20の深さは
鍔13の厚さに実質的に等しい。アタッチメント雄部エ
レメント10が健康歯9の側壁内へ導入されて、円筒形
延長部14及び鍔13が共に空隙内へ(つまり円筒形延
長部14は凹設部15内へ、また鍔13は円形凹設部2
0内へ)挿入されると、円筒形延長部14も鍔13も正
確に前記空隙の輪郭に嵌合して、公知の形式で接着され
る。
【0028】図3に示した解決手段は、健康歯9の側壁
に固定されたアタッチメント雄部エレメント10の弛み
抵抗能の更なる改善を可能にするものであり、かつ、図
2に示した実施形態では鍔13と健康歯9の側壁表面と
の間に存在していたところの、段差が除かれて健康歯9
の側壁表面に完全に面整合されたアタッチメント雄部エ
レメント10の固定点を提供できるものであることは、
図3から一目瞭然である。これによって、義歯の機能性
並びに口腔衛生の点から見て、周知のように何らかの残
渣の沈着を助成することになるような歯のあらゆる粗面
が除かれるという利点も前記面整合に基づいて得られ
る。
【0029】図4には、図3に示した実施形態の変化態
様が斜視図で示されている。図面を判り易くするため
に、プラスチック内張り19を有していて片側の開いた
中空のスリーブ17を包囲する可撤性義歯18の本体の
図示は省かれている。
【0030】既に述べたように本発明は、2本の健康歯
の間に挿入される1本の新たな人工歯から成る可撤性局
部義歯を固定するため(この場合は両健康歯の側壁にア
タッチメント雄部エレメントを保定すれば充分であ
る)、並びに一方の歯列側に延びる可撤性の片側部分床
義歯性を固定するため或いは、例えば一般的な従来技術
を説明するために図1に示した義歯のような、両方の歯
列側にわたって延びる可撤性の両側性部分床義歯を固定
するためにも適用される。この場合図1についての説明
に対する唯一の相違点は、図1で示したアタッチメント
雄部エレメントの球状ヘッド7及び8が、図2又は図3
に示した変化実施形態に相当する本発明のアタッチメン
ト装置によって健康歯1aと1gに保定されていること
である。
【0031】従って、従来技術を説明するために図1に
示したアタッチメント雄部エレメントの球状ヘッド7及
び8は、図2乃至図4に基づいて説明した本発明に相当
するようなエレメントとして解釈することもできる。
【0032】アタッチメント装置を構成する構成部分の
寸法に関しては経験に基づいて、以下に記載するように
寸法限定値を規定することができる(図2参照)。すな
わち:アタッチメント雄部エレメント10の球状ヘッド
11の直径dは1.6mm乃至2.0mmであり、殊に
有利には1.8mmである。
【0033】鍔13の直径Dは2.0mm乃至3.5m
mであり、殊に有利には2.4mm乃至2.8mmであ
る。
【0034】円筒形延長部14の直径eは0.8mm乃
至1.2mmであり、殊に有利には0.9mmである。
【0035】健康歯9の側壁内に形成された凹設部15
内へ侵入する円筒形延長部14の長さlは0.8mm乃
至2.0mmであり、殊に有利には0.8mm乃至1.
2mmである。
【0036】前記の寸法限定値によって、アタッチメン
ト装置自体の抵抗能特性という観点に立っても、またな
お残存している健康歯の抵抗能を最適に維持するという
観点に立っても、可撤性義歯にとって最適の固定機構が
得られる。
【0037】本発明の特に有利な実施形態では、鍔13
の端面16が当接される残存歯列の歯側壁は、円筒形延
長部14に対して垂直に位置する扁平な側壁であり、換
言すれば、図2に示した健康歯9の側壁に接する鍔13
の接着域の角度αは正確に90°である。本発明のこの
有利な変化態様の利点は明らかである。すなわち健康歯
9の側壁と、該健康歯9の側壁に接着される鍔13の端
面16とを絶対的に平行に方位づけることによって、側
壁面の粘着作用が改善され、ひいては抵抗能の高い接着
が得られる。
【0038】本発明は、殊に健康歯9の側壁内に位置す
る鍔13の端面16と凹設部15とを相互に垂直に方位
づけるという前記の前提条件を容易に達成するための有
利な加工法も同じく含むものであり、該加工法によっ
て、凹設部15及び円筒形延長部14の軸線に対して直
角に方位づけられた、鍔13乃至はその端面16を支持
するための扁平支持面が生じるように、孔中繰り加工と
フライス切削加工とが同時に健康歯9の側壁に施され
る。このように孔中繰り加工とフライス切削加工とを組
合せて加工操作することによる利点は明らかであり、か
つ、両加工操作を同時に組合せて行なう場合、健康歯9
における支持面と凹設部25の軸線とを直角に維持する
ことを著しく容易に保証できる点にある。
【0039】本発明による作業法の別の有利な変化実施
形態によれば、前記支持面のフライス切削加工は、カラ
ーを備えていてダイヤモンドコーティングの施されたフ
ライス工具21によって行なわれ(図5参照)、該フラ
イス工具は、中心に配置された孔中繰り用センタピン2
2と、健康歯9の側壁の端面をフライス切削するための
円盤フライス23とから成っている。
【0040】請求の範囲の請求項8は、カラーを備えた
フライス工具21の構成エレメントの寸法規定に関わ
り、該寸法の限定値は勿論、本発明のアタッチメント装
置のアタッチメント雄部エレメント10の最適の寸法値
に調和されており、かつ次に規定した限定値範囲内にあ
る(図5参照)。
【0041】フライス工具21の孔中繰り用センタピン
22の直径fは0.8mm乃至1.2mmであり、殊に
有利には1.0mmである。
【0042】孔中繰り用センタピン22の長さLは0.
8mm乃至2.0mmであり、殊に有利には0.8mm
乃至1.2mmである。
【0043】円盤フライス23の直径Fは2.0mm乃
至3.5mmであり、殊に有利には2.4mm乃至2.
8mmである。
【0044】フライス工具21には、少なくともその孔
中繰り部位とフライス切削部位とにダイヤモンドコーテ
ィングを施しておくのが有利である。更にまたフライス
工具は、中繰りストッパを有することができ、該中繰り
ストッパによって、健康歯を中繰りする際に水平方向の
中繰り深さも高い精度で実施することが可能になる。
【0045】個々の健康歯と両歯列側にわたって延びる
両側性義歯とから成る可撤性義歯のアタッチメント装置
を固定するための本発明の作業法を以上概略的に説明し
たが、本発明は、残存歯列の健康歯に装着される可撤性
義歯のすべての適用を含むものであるから、図示の実施
例にのみ限定されるものではなく、本発明の思想を逸脱
しない範囲内で種々異なった態様で実施することができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の顕著な利点は主として、可撤性
義歯のアタッチメント装置の頑丈さが従来技術の類似の
アタッチメント装置に対比して著しく大きく、かつ、機
械的な確実性の点ではほぼ同等であっても美的外観の点
では著しく劣る慣用のアタッチメント装置に対比して製
作費が低廉であることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】両歯列側にわたって延びておりかつ欧州特許出
願公開第0184472号明細書に記載された従来技術
に相当する固定システムによって残存歯に2点で固定さ
れた両側性部分床義歯の斜視図である。
【図2】本発明による固定システムのアタッチメント雄
部エレメントの軸線を通る鉛直平面に沿った縦断面図で
ある。
【図3】本発明の異なった実施形態によるアタッチメン
トの鉛直平面に沿った縦断面図である。
【図4】図3に示した実施形態の概略的な斜視図であ
る。
【図5】本発明の固定作業法を実施するために歯側壁に
孔を穿設するのに適したフライス工具の正面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g 健康
歯、 2 部分床義歯、 3,4 人工歯、 5,
6 中空円筒形のスリーブ、 7,8 アタッチメ
ント雄部エレメントの球状ヘッド、 9 健康歯、
10 アタッチメント雄部エレメント、 11 球
状ヘッド、 12 保定ピン、 13鍔、 14
円筒形延長部、 15 凹設部、 16 円筒形延
長部寄り端面、 17 スリーブ、 18 可撤性
義歯、 19 プラスチック内張り、 20 円形
凹設部、 21 フライス工具、 22 孔中繰り
用センタピン、 23 円盤フライス、 d 球状
ヘッドの直径、 D鍔の直径、 e 円筒形延長部の
直径、 l 円筒形延長部の長さ、 α鍔の接着域の
角度、 f 孔中繰り用センタピンの直径、 F
円盤フライスの直径、 L 孔中繰り用センタピンの
長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マウロ ルピ スイス国 ブルジーノ アルシツィオ カ ーサ シベータ (番地なし)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 残存歯列の1本の健康歯の側壁に接着に
    よって固着された球状ヘッドを備えた少なくとも1つの
    アタッチメント雄部エレメントと、弾性的なプラスチッ
    ク内張りを備えた片側の開いた中空円筒形のスリーブか
    ら成っていて該スリーブ内に前記アタッチメント雄部エ
    レメントの球状ヘッドを受容する少なくとも1つのアタ
    ッチメント雌部エレメントとを備え、前記スリーブの弾
    性的なプラスチック内張りの局所的な変形によって前記
    アタッチメント雌部エレメント内に前記アタッチメント
    雄部エレメントを定着させる力つまり義歯保定力を発生
    させるようにした形式の、1本又は複数本の欠損歯を補
    綴する可撤性義歯のアタッチメント装置において、球状
    ヘッド(11)を備えたアタッチメント雄部エレメント
    (10)が円筒形の保定ピン(12)を有し、該保定ピ
    ンが、同じく円筒形横断面を有する鍔(13)で終わっ
    ており、該鍔(13)が、前記球状ヘッド(11)とは
    反対の側に、実質的に円形横断面を有する共軸の円筒形
    延長部(14)を備え、該円筒形延長部が、前記アタッ
    チメント雄部エレメント(10)を残存歯列の1本の健
    康歯(9)の側壁に安定的に保定するために、前記健康
    歯(9)の壁に穿設された凹設部(15)内へ侵入して
    接着され、前記鍔(13)が、前記円筒形延長部(1
    4)寄りの端面(16)でもって前記健康歯(9)の側
    壁に当接して接着されていることを特徴とする、可撤性
    義歯を保定するためのアタッチメント装置。
  2. 【請求項2】 鍔(13)の端面(16)が当接される
    残存歯列の健康歯(9)の側壁が、円筒形延長部(1
    4)に対して直角に直立する扁平壁である、請求項1記
    載のアタッチメント装置。
  3. 【請求項3】 鍔(13)の端面(16)が当接される
    残存歯列の健康歯(9)の側壁が円形凹設部(20)を
    有し、該円形凹設部の直径が、アタッチメント雄部エレ
    メント(10)の鍔(13)の直径よりも僅かに大であ
    り、かつ該円形凹設部の深さが実質的に前記鍔(13)
    の肉厚に等しく、しかも前記鍔(13)は、前記残存歯
    列の健康歯(9)内に前記アタッチメント雄部エレメン
    ト(10)を接着したのちには前記健康歯の側壁表面に
    実質的に面整合している、請求項2記載のアタッチメン
    ト装置。
  4. 【請求項4】 可撤性義歯及び、両歯列側にわたって延
    びる両側性部分床義歯(2)が、義歯の各側に、前記義
    歯(2)を残存歯列の固定用健康歯(1a,1g)に保
    定するためのアタッチメント雌部エレメントを有し、該
    アタッチメント雌部エレメントが、前記残存歯列の各固
    定用健康歯(1a,1g)に装備した対応するアタッチ
    メント雄部エレメント(10)に被せ嵌められる、請求
    項1記載のアタッチメント装置。
  5. 【請求項5】 アタッチメント雄部エレメント(10)
    の球状ヘッド(11)の直径(d)が1.6mm乃至
    2.0mmであり、鍔(13)の直径(D)が2.0m
    m乃至3.5mmであり、円筒形延長部(14)の直径
    (e)が0.8mm乃至1.2mmであり、健康歯
    (9)の側壁内に形成された凹設部(15)内へ侵入す
    る円筒形延長部(14)の長さ(l)が0.8mm乃至
    2.0mmである、請求項1から4までのいずれか1項
    記載のアタッチメント装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項記載
    の義歯保定用のアタッチメント装置を固定するための作
    業法において、アタッチメント雄部エレメント(10)
    の接着によって残存歯列の1本の健康歯(9)の側壁に
    アタッチメント装置を安定的に固定するために、凹設部
    (15)の軸線に対して直角に扁平に直立する、円筒形
    延長部(14)の鍔(13)用の支持面を生ぜしめるよ
    うに、前記健康歯(9)の壁に孔中繰り加工とフライス
    切削加工とを同時に施すことを特徴とする、義歯保定用
    のアタッチメント装置を固定するための作業法。
  7. 【請求項7】 孔中繰り用センタピン(22)と端面切
    削用円盤フライス(23)とから成っていてカラーを備
    えたダイヤモンドコーティングの施されたフライス工具
    (21)によってフライス切削を施す、請求項6記載の
    作業法。
  8. 【請求項8】 フライス工具(21)の孔中繰り用セン
    タピン(22)の直径(f)が0.8mm乃至1.2m
    mであり、前記孔中繰り用センタピン(22)の長さ
    (L)が0.8mm乃至2.0mmであり、かつ円盤フ
    ライス(23)の直径(F)が2.0mm乃至3.5m
    mである、請求項7記載の作業法。
JP30453195A 1994-11-23 1995-11-22 可撤性義歯を保定するためのアタッチメント装置と該アタッチメント装置を固定するための作業法 Pending JPH08206137A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
CH03517/94-0 1994-11-23
CH351794 1994-11-23

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JPH08206137A true JPH08206137A (ja) 1996-08-13

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ID=4257711

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JP30453195A Pending JPH08206137A (ja) 1994-11-23 1995-11-22 可撤性義歯を保定するためのアタッチメント装置と該アタッチメント装置を固定するための作業法

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CN1131531A (zh) 1996-09-25

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