JPH08205163A - 動き補償予測画像作成装置 - Google Patents

動き補償予測画像作成装置

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JPH08205163A
JPH08205163A JP1160795A JP1160795A JPH08205163A JP H08205163 A JPH08205163 A JP H08205163A JP 1160795 A JP1160795 A JP 1160795A JP 1160795 A JP1160795 A JP 1160795A JP H08205163 A JPH08205163 A JP H08205163A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
    • H04N19/51Motion estimation or motion compensation
    • H04N19/537Motion estimation other than block-based
    • H04N19/54Motion estimation other than block-based using feature points or meshes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より予測誤差が小さい動き補償予測画像を作
成できる動き補償予測画像作成装置を提供する。 【構成】 動き補償予測画像作成装置に、ワーピング動
き補償方式による動き補償予測画像の作成を、それぞ
れ、異なる格子点配置30に対して行う2つのワーピン
グ動き補償回路131 、132 設け、平均化回路15に
よって、各ワーピング動き補償回路13が出力する2つ
の動き補償予測画像を平均した画像33が出力されるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動き補償予測画像作成
装置に係わり、動画像を基に動き補償予測画像を作成す
る動き補償予測画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画画像符号化の国際標準方式の
一部として、動き補償予測方式が用いられるようになっ
ており、さまざまな動き補償予測方式が提案されてい
る。その一つにワーピング動き補償があり、ワーピング
動き補償では、1993年10月画像符号化シンポジウム、p
p.167-168(T.G.Campbell,"Very Low Bitrate Video Co
derusing Warping Prediction")に記載されているよう
に、画面の中に等間隔の格子を設定し、それぞれの格子
点における動きベクトルを求め、格子点以外の画素で
は、最寄りの複数の格子点の動きベクトルから画素毎の
動きベクトルを内挿計算で求めることによって動き補償
予測画像の作成が行われる。
【0003】たとえば、格子点数を3点としたワーピン
グ動き補償では、図7に模式的に示したように、各格子
点41に対して求められた動きベクトル42によって定
まる参照画像上の三角形の領域を動き補償予測画像とす
る。なお、動きベクトルの検出には、従来より知られて
いるブロックマッチング法等が用いられ、ベクトル内挿
方法としては、アフィン変換等が用いられる。また、整
数でないベクトルに対する画素値の計算方法としては、
隣接4画素の値による線形内挿法が用いられる。
【0004】このワーピング動き補償方式では、特に、
回転や拡大・縮小を含む動画像信号に対する予測誤差
を、現在、国際標準方式で採用されている、単純にブロ
ックのコピーを行う動き補償方式よりも、大幅に低減す
ることができる。
【0005】なお、3つの格子点を用いてワーピング動
き補償を行う場合の格子点の選び方には、図8(a)、
(b)に示すように2通りの選び方が存在している。前
述のT.G.Campbellによるワーピング動き補償では、格子
点の選び方は、いずれか一方の格子点を選択して、動き
補償予測画像の作成が行われているが、1994年10月画像
符号化シンポジウム、pp.121-122(堅田他, “超低ビッ
トレート画像符号化における動き補償方式”)に記載さ
れているように、2通りの格子点の選び方を、適応的に
切り換えて動き補償予測画像の作成を行う方式も知られ
ている。
【0006】また、オーバラップ動き補償と呼ばれる動
き補償予測方式も知られている。この方式では、動きベ
クトルによって切り出される参照領域に対して窓関数を
乗ずるといった処理が行われ、隣接する、窓関数を乗じ
た領域を加え合わせることによって、動き補償予測画像
が作成される。たとえば、M.T.Orchard 等による“Over
lapped Block Motion Compensation: An Estimation-Th
eoretic Approach”という論文(IEEE Transaction on I
mage Processing, Vol.3,No.5,pp.693-699) に開示され
ているオーバーラップ動き補償方式では、図9(a)の
ようなダイヤモンド型窓関数を、図9(b)に示したよ
うに、網掛けした領域45に対して乗ずるとともに窓関
数を乗じた隣接する領域(たとえば、領域45′)を加
え合わせることによって、動き補償予測画像が作成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明した動き補
償方式は、いずれも、現在、国際標準方式として採用さ
れているブロックベースの動き補償方式よりも、予測誤
差を低減することが可能になっているが、その予測誤差
の低減度は、十分なものとはなっていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、より予測誤差が
小さい動き補償予測画像を作成できる動き補償予測画像
作成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
(イ)現画像と参照画像とを基に、画像上に予め定めら
れた格子点ごとの動きベクトルを検出する動きベクトル
検出手段と、(ロ)格子点以外の画素の動きベクトル
を、第1の格子点配置によって規定される周囲3点の格
子点に対する動きベクトルの内挿演算によって算出する
第1動きベクトル演算手段と、(ハ)格子点以外の画素
の動きベクトルを、第1の格子点配置とは異なる第2の
格子点配置によって規定される周囲3点の格子点に関す
る動きベクトルの内挿演算によって算出する第2動きベ
クトル演算手段と、(ニ)第1動きベクトル演算手段に
よって画素ごとに求められた動きベクトルを基に、第1
の動き補償予測画像を作成する第1動き補償予測画像作
成手段と、(ホ)第2動きベクトル演算手段によって画
素ごとに求められた動きベクトルを基に、第2の動き補
償予測画像を作成する第2動き補償予測画像作成手段
と、(ヘ)これら第1および第2動き補償予測画像作成
手段によって作成される第1および第2動き補償予測画
像とを平均化した画像を、動き補償予測画像として出力
する平均化手段とを具備する。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明による動き
補償予測画像作成装置では、いわゆる、ワーピング動き
補償方式による動き補償予測画像の作成を、異なる2つ
の格子点配置に対して行うとともに、それら2種の動き
補償予測画像の平均化した画像を動き補償予測画像とし
て出力することによって、予測誤差の低減化を行う。
【0011】請求項2記載の発明は、(イ)現画像と参
照画像とを基に、画像上に予め定められた格子点ごとの
動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
(ロ)格子点以外の画素の動きベクトルを、第1の格子
点配置によって規定される周囲3点の格子点に対する動
きベクトルの内挿演算によって算出する第1動きベクト
ル演算手段と、(ハ)格子点以外の画素の動きベクトル
を、第1の格子点配置とは異なる第2の格子点配置によ
って規定される周囲3点の格子点に関する動きベクトル
の内挿演算によって算出する第2動きベクトル演算手段
と、(ニ)第1動きベクトル演算手段によって画素ごと
に求められた動きベクトルを基に、第1の動き補償予測
画像を作成する第1動き補償予測画像作成手段と、
(ヘ)第2動きベクトル演算手段によって画素ごとに求
められた動きベクトルを基に、第2の動き補償予測画像
を作成する第2動き補償予測画像作成手段と、(ト)こ
れら第1および第2動き補償予測画像作成手段によって
作成される第1および第2動き補償予測画像を平均化す
ることによって、第3動き補償予測画像を作成する平均
化手段と、(チ)第1動き補償予測画像作成手段によっ
て作成される第1動き補償予測画像と、第2動き補償予
測画像作成手段によって作成される第2動き補償予測画
像と、平均化手段によって作成される第3動き補償予測
画像とから、各動き補償予測画像の内容を基に、出力す
る動き補償予測画像を小領域単位ごとに選択する選択手
段とを具備する。
【0012】すなわち、請求項2記載の発明では、請求
項1記載の発明に、第1動き補償予測画像作成手段によ
って作成される第1動き補償予測画像と、第2動き補償
予測画像作成手段によって作成される第2動き補償予測
画像と、平均化手段によって作成される第3動き補償予
測画像とから、各動き補償予測画像の内容を基に、出力
する動き補償予測画像を小領域単位ごとに選択する選択
手段を付加することによって動き補償予測画像作成装置
を構成する。
【0013】請求項3記載の発明は、(イ)現画像と参
照画像とを基に、画像上に予め定められた格子点ごとの
動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
(ロ)格子点以外の画素の動きベクトルを、第1の格子
点配置によって規定される周囲3点の格子点に対する動
きベクトルの内挿演算によって算出する第1動きベクト
ル演算手段と、(ハ)格子点以外の画素の動きベクトル
を、第1の格子点配置とは異なる第2の格子点配置によ
って規定される周囲3点の格子点に関する動きベクトル
の内挿演算によって算出する第2動きベクトル演算手段
と、(ニ)第1動きベクトル演算手段によって画素ごと
に求められた動きベクトルを基に、第1の動き補償予測
画像を作成する第1動き補償予測画像作成手段と、
(ホ)第2動きベクトル演算手段によって画素ごとに求
められた動きベクトルを基に、第2の動き補償予測画像
を作成する第2動き補償予測画像作成手段と、(ヘ)第
1動き補償予測画像作成手段によって作成される第1動
き補償予測画像に画素位置に応じた重み付けを行った画
像と、第2動き補償予測画像作成手段によって作成され
る第2動き補償予測画像に画素位置に応じた重み付けを
行った画像とを加算することによって得られる画像を、
動き補償予測画像として出力する重み付け平均化手段と
を具備する。
【0014】すなわち、請求項3記載の発明では、いわ
ゆる、ワーピング動き補償方式によって作成された2つ
の動き補償予測画像を平均化する際に、画素位置に応じ
た重み付けが行われるように、動き補償予測画像作成装
置を構成する。これにより、オーバラップ動き補償の利
点をも兼ね備えた動き補償予測画像作成装置が得られる
ことになる。
【0015】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0016】第1の実施例
【0017】図1ないし図3を用いて、第1の実施例に
よる動き補償予測画像作成装置の構成および動作を説明
する。なお、図1は、動き補償予測画像作成装置の概略
構成を示すブロック図であり、図2、図3は、それぞ
れ、動き補償予測画像作成装置内に設けられるワーピン
グ動き補償回路、平均化回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0018】図1に示してあるように、第1の実施例の
動き補償予測画像作成装置は、動き検出回路11とフレ
ームメモリ12とワーピング動き補償回路131 および
13 2 と、平均化回路15によって構成されている。
【0019】動き検出回路11は、現画像31と参照画
像を基に、予め定められた格子点の動きベクトルを検出
する回路である。フレームメモリ12は、動き検出と動
き補償に用いる参照画像32を蓄積するメモリであり、
このフレームメモリ21から、動き検出回路11へ、参
照画像が供給される。
【0020】ワーピング動き補償回路131 は、動き検
出回路11から与えられる動きベクトルと、フレームメ
モリ12から与えられる参照画像とを用いて、3つの格
子点を用いたワーピング動き補償のための、第1の格子
点配置301 に対応する、第1の動き補償予測画像を作
成する回路であり、ワーピング動き補償回路132 は、
第1の格子点配置とは異なる第2の格子点配置302
対応する、第2の動き補償予測画像を作成する回路であ
り、各ワーピング動き補償回路13は、図2に示すよう
に、ベクトル内挿回路21と予測画素内挿回路22によ
って構成されている。
【0021】ワーピング動き補償回路13内に設けられ
ているベクトル内挿回路21は、動き検出回路11から
与えられる3格子点の動きベクトルを用いて、それらの
格子点によって決定される三角形に含まれる画素の動き
ベクトルの内挿演算を行い、その結果を出力し、予測画
素内挿回路22は、ベクトル内挿回路21から与えられ
る動きベクトルと、フレームメモリ12から与えられ
る、その動きベクトルによって規定される最大4つの隣
接画素値を用いて、予測画素の内挿演算を行う。
【0022】このような構成を有するワーピング動き補
償回路131 および132 から出力される第1および第
2動き補償予測画像は、図1に示してあるように、平均
化回路15に入力される。
【0023】平均化回路15は、図3に示したように、
2つの乗算器231 、232 と加算器24によって構成
されており、ワーピング動き補償回路131 からの第1
動き補償予測画像に対しては、乗算器231 によって1
/2が乗ぜられ、ワーピング動き補償回路132 からの
第2動き補償予測画像に対しては、乗算器232 によっ
て1/2が乗ぜられ、乗算が行われた2つの動き補償予
測画像を加算した動き補償予測画像33が、加算器24
によって出力されている。
【0024】このように、第1の実施例の動き補償予測
画像作成装置では、異なる格子点配置を基に予測された
2種の動き補償予測画像を平均化したものが、動き補償
予測画像として出力される。このため、出力される動き
補償予測画像の予測誤差は、以下に記すように、従来の
方式による予測誤差に比して小さくなる。
【0025】現画像の画素値をx、ワーピング動き補償
回路131 の出力である第1の動き補償予測画像の画素
値をx1 、ワーピング動き補償回路132 の出力であ
る、第2の動き補償予測画像の画素値をx2 とする。ワ
ーピング動き補償回路131 による予測値とワーピング
動き補償回路132 による予測値の寄与が同等であると
考えられる場合、xとx1 、xとx2 の間の相関係数ρ
は、同じであると考えられ、(1)式が成立する。な
お、(1)式において、E[・]は、期待値を表わす。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、一方のワーピング動き補償回路の
みを用いて動き補償予測画像の作成を行う場合を考え
る。この場合、予測誤差の分散は、(2)式で表せるこ
とになる。
【0028】
【数2】
【0029】また、この実施例のように、2つのワーピ
ング動き補償回路の予測値の平均をとった場合には、予
測誤差の分散は、(3)式で表せることになる。なお、
(3)式において用いられている、ρ′は、(4)式で
表わされるx1 とx2 の相関係数である。
【0030】
【数3】
【0031】(2)式から(4)式を減ずると、“(1
−ρ′)E[x2 ]/2”が得られる。従って、第1の
実施例の動き補償予測画像作成装置のように、2種の予
測値の予測に用いられた方法が異なる場合(すなわち、
ρ′が1より小さい場合)、平均化処理によって、常
に、予測誤差の低減効果が得られることになる。
【0032】第2の実施例
【0033】図4に、第2の実施例による動き補償予測
画像作成装置のブロック図を示す。図示してあるよう
に、第2の実施例の動き補償予測画像作成装置は、第1
の実施例の動き補償予測画像作成装置に、予測モード決
定回路16を付加したものとなっている。予測モード決
定回路16には、フレームメモリ12からの参照画像
と、各ワーピング動き補償回路13からの動き補償予測
画像と、平均化回路15からの動き補償予測画像とが入
力されており、予測モード決定回路16は、3種の動き
補償予測画像の中から、たとえば、フレームメモリ12
からの参照画像に最も近い動き補償予測画像を出力する
といったように、小領域単位で適応的に、1つの動き補
償予測画像を選択して、選択した動き補償予測画像33
と、動き補償予測モード34とを出力する。
【0034】このように、第2の実施例の動き補償予測
画像作成装置では、複数の動き補償予測画像から、小領
域単位で、1つの動き補償予測画像が適応的に選択され
ているので、画像全体としての予測誤差を更に低減でき
ることになる。
【0035】第3の実施例
【0036】第3の実施例の動き補償予測画像作成装置
は、第1の実施例の動き補償予測画像作成装置内に設け
られている平均化回路を、重み付け平均を行う重み付け
平均化回路に置き換えたものであるため、その全体構成
の説明は省略することにする。
【0037】図5に、第3の実施例の動き補償予測画像
作成装置に備えられる重み付け平均化回路のブロック図
を示す。図示してあるように、重み付け平均化回路17
は、第1の実施例の平均化回路(図3)に、2つの乗算
器251 、252 と、2つのリード・オンリ・メモリ
(ROM)261 、262 とを付加したものとなってお
り、各ROM26には、格子点に対する画素の位置に応
じた窓関数の重み付け値が記憶される。
【0038】すなわち、第3の実施例の動き補償予測画
像作成装置では、2つのワーピング動き補償回路から入
力される動き補償予測画像に対して、それぞれ、乗算器
23 1 、232 によって1/2が乗ぜられた後に、さら
に、乗算器251 、252 によってROM261 、26
2 内に記憶されている重み付け値が乗ぜられ、加算器2
4によって加算されて出力される。
【0039】このように、第3の実施例の動き補償予測
画像作成装置では、ワーピング動き補償により作成され
た第1の動き補償予測画像と第2の動き補償予測画像に
対して、図6に模式的に示したように、従来のダイヤモ
ンド型窓関数を用いたオーバラップ動き補償(図9参
照)と、ほぼ、等価な処理が行われることになる。この
ため、ワーピング動き補償とオーバーラップ動き補償の
利点を兼ね備えた動き補償が実現できることになる。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
ないし請求項4記載の発明による動き補償予測画像作成
装置では、異なる2種の格子点配置を用いたワーピング
動き補償によって得られる動き補償予測画像を平均化す
ることによって動き補償予測画像が得られているので、
従来よりも、優れた予測効率で動き補償が行えることに
なる。
【0041】また、請求項2記載の発明のように、複数
の動き補償予測画像から、小領域単位で、適応的に出力
する動き補償予測画像を選択するように、動き補償予測
画像作成装置を構成すれば、更に、予測誤差を小さくす
ることができるようになる。
【0042】そして、請求項3記載の発明のように、複
数の動き補償予測画像の重み付け平均を出力するよう
に、動き補償予測画像作成装置を構成した場合には、オ
ーバーラップ動き補償の利点をも兼ね備えた動き補償が
実現できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による動き補償予測画像
作成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例の動き補償予測画像作成装置内に
設けられているワーピング補償回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施例の動き補償予測画像作成装置内に
設けられている平均化回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例による動き補償予測画像
作成装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施例の動き補償予測画像作成
装置内に設けられる平均化回路の構成を示すブロック図
である。
【図6】第3の実施例の動き補償予測画像作成装置にお
ける平均化処理の概要を示した模式図である。
【図7】従来のワーピング動き補償の概要を示した模式
図である。
【図8】ワーピング動き補償で使用可能な格子点配置を
示した図である。
【図9】従来の、ダイヤモンド型窓関数を用いたオーバ
ーラップ動き補償の概要を示した模式図である。
【符号の説明】
11 動き検出回路 12 フレームメモリ 13 ワーピング補償回路 15 平均化回路 16 予測モード決定回路 17 重み付け平均化回路 21 ベクトル内挿回路 22 予測画素内挿回路 23、25 乗算器 24 加算器 26 リード・オンリ・メモリ(ROM) 30 格子点配置 31 現画像 32 参照画像 33 動き補償予測画像 34 動き補償予測モード 41 格子点 42 動きベクトル 43 単位ブロック 45 領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現画像と参照画像とを基に、画像上に予
    め定められた格子点ごとの動きベクトルを検出する動き
    ベクトル検出手段と、 前記格子点以外の画素の動きベクトルを、第1の格子点
    配置によって規定される周囲3点の格子点に対する前記
    動きベクトルの内挿演算によって算出する第1動きベク
    トル演算手段と、 前記格子点以外の画素の動きベクトルを、前記第1の格
    子点配置とは異なる第2の格子点配置によって規定され
    る周囲3点の格子点に関する動きベクトルの内挿演算に
    よって算出する第2動きベクトル演算手段と、 前記第1動きベクトル演算手段によって画素ごとに求め
    られた動きベクトルを基に、第1の動き補償予測画像を
    作成する第1動き補償予測画像作成手段と、 前記第2動きベクトル演算手段によって画素ごとに求め
    られた動きベクトルを基に、第2の動き補償予測画像を
    作成する第2動き補償予測画像作成手段と、 これら第1および第2動き補償予測画像作成手段によっ
    て作成される第1および第2動き補償予測画像とを平均
    化した画像を、動き補償予測画像として出力する平均化
    手段とを具備することを特徴とする動き補償予測画像作
    成装置。
  2. 【請求項2】 現画像と参照画像とを基に、画像上に予
    め定められた格子点ごとの動きベクトルを検出する動き
    ベクトル検出手段と、 前記格子点以外の画素の動きベクトルを、第1の格子点
    配置によって規定される周囲3点の格子点に対する前記
    動きベクトルの内挿演算によって算出する第1動きベク
    トル演算手段と、 前記格子点以外の画素の動きベクトルを、前記第1の格
    子点配置とは異なる第2の格子点配置によって規定され
    る周囲3点の格子点に関する動きベクトルの内挿演算に
    よって算出する第2動きベクトル演算手段と、 前記第1動きベクトル演算手段によって画素ごとに求め
    られた動きベクトルを基に、第1の動き補償予測画像を
    作成する第1動き補償予測画像作成手段と、 前記第2動きベクトル演算手段によって画素ごとに求め
    られた動きベクトルを基に、第2の動き補償予測画像を
    作成する第2動き補償予測画像作成手段と、 これら第1および第2動き補償予測画像作成手段によっ
    て作成される第1および第2動き補償予測画像とを平均
    化することによって、第3動き補償予測画像を作成する
    平均化手段と、 前記第1動き補償予測画像作成手段によって作成される
    第1動き補償予測画像と、第2動き補償予測画像作成手
    段によって作成される第2動き補償予測画像と、平均化
    手段によって作成される第3動き補償予測画像とから、
    各動き補償予測画像の内容を基に、出力する動き補償予
    測画像を小領域単位ごとに選択する選択手段とを具備す
    ることを特徴とする動き補償予測画像作成装置。
  3. 【請求項3】 現画像と参照画像とを基に、画像上に予
    め定められた格子点ごとの動きベクトルを検出する動き
    ベクトル検出手段と、 前記格子点以外の画素の動きベクトルを、第1の格子点
    配置によって規定される周囲3点の格子点に対する前記
    動きベクトルの内挿演算によって算出する第1動きベク
    トル演算手段と、 前記格子点以外の画素の動きベクトルを、前記第1の格
    子点配置とは異なる第2の格子点配置によって規定され
    る周囲3点の格子点に関する動きベクトルの内挿演算に
    よって算出する第2動きベクトル演算手段と、 前記第1動きベクトル演算手段によって画素ごとに求め
    られた動きベクトルを基に、第1の動き補償予測画像を
    作成する第1動き補償予測画像作成手段と、 前記第2動きベクトル演算手段によって画素ごとに求め
    られた動きベクトルを基に、第2の動き補償予測画像を
    作成する第2動き補償予測画像作成手段と、 前記第1動き補償予測画像作成手段によって作成される
    第1動き補償予測画像に画素位置に応じた重み付けを行
    った画像と、第2動き補償予測画像作成手段によって作
    成される第2動き補償予測画像に画素位置に応じた重み
    付けを行った画像とを加算することによって得られる画
    像を、動き補償予測画像として出力する重み付け平均化
    手段とを具備することを特徴とする動き補償予測画像作
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段が、前記参照画像ともっと
    も近い動き補償予測画像を選択するものであることを特
    徴とする請求項2項記載の動き補償予測画像作成装置。
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