JPH08204799A - 携帯型無線電話機 - Google Patents

携帯型無線電話機

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Publication number
JPH08204799A
JPH08204799A JP7030166A JP3016695A JPH08204799A JP H08204799 A JPH08204799 A JP H08204799A JP 7030166 A JP7030166 A JP 7030166A JP 3016695 A JP3016695 A JP 3016695A JP H08204799 A JPH08204799 A JP H08204799A
Authority
JP
Japan
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case
movable body
hollow movable
mouthpiece
acoustic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7030166A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ikezawa
孝幸 池沢
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Yupiteru Industries Co Ltd
Original Assignee
Yupiteru Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08204799A publication Critical patent/JPH08204799A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/03Constructional features of telephone transmitters or receivers, e.g. telephone hand-sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受話器の間隔を必要に応じて大きくして使
用できるとともに携帯時には超小型にできる可動部を備
え、かつその可動部には電気配線を含まず、しかも携帯
状態でも通話を可能とする携帯型無線電話機を提供する
こと 【構成】 中空可動体5が突出状態に位置決めされた場
合には、送話口3と送話器4とを結ぶ音響経路に遮音部
材が介在してその音響的結合が弱められる。また、中空
可動体5に先端部分には副送話口6が形成されており、
中空可動体5が突出状態に位置決めされた場合には、副
送話口6と送話器4とが中空可動体5を音響管として音
響的に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送受信回路や電源等が
送受話器とともに一体的にケースに内蔵され、そのケー
ス正面の上端側には受話器に通じた受話口が、下端側に
は送話器に通じた送話口がそれぞれ配設された携帯型無
線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる携帯電話やパーソナル・ハンデ
ィ・ホン或いはコードレス電話等、最近の携帯型無線電
話機は送受話器タイプのケースに送受信回路や電源それ
に操作パネル部もすべて一体化されており、しかも小さ
なポケットにも収まるほどに超小型化で薄型化されてい
る。
【0003】このタイプの無線電話機の場合、非使用時
の携帯性を優先した設計になっており、使用時に適切な
送受話器の形態上の距離(telephone modal distance)
よりも小さな寸法になっている。つまり、ケース正面の
上端側の受話口を耳に当てると、ケース正面の下端側の
送話口が唇の正面までとどかず、顔の側面における唇の
上方に送話口が位置する。送話器(マイクロホン)の感
度は充分に高いので、送話口が唇の正面から相当離れて
いても、周囲が静かであればあまり問題なく通話でき
る。ただし周囲の騒音が大きい場合には問題がある。話
者の唇が送話口から離れていると、話者の音声レベルと
周囲のノイズ音レベルとの比(SN比)が低下し、明瞭
度および了解度が悪くなる。
【0004】そこで、使用時には送受話器の形態上の距
離をある程度大きくして(受話口と送話口の間隔が人の
耳と唇の位置に適切に合う形態として)通話の明瞭度お
よび了解度を高め、しかも携帯時には超小型化できるよ
うに工夫した携帯型無線電話機も実用化されている。
【0005】代表的なのは折り畳み型である。偏平なケ
ースが中央から2つ折りでき、携帯時には折り畳み、使
用時には開いて長くする。そして長く伸ばした状態で、
一方の端部に受話口があり、他方の端部に送話口がある
ように設定される。
【0006】また、先端部にマイクロホンを内蔵したマ
イクアームが回転式または伸縮式に本体のケースに取り
付けられたものも知られている。携帯時にはマイクアー
ムはケースから突出しないように収納され、使用時にマ
イクアームを回動したり引き出したりしてケースから突
出した状態とする。そしてケースから突出したアームの
先端部分に送話口がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の折り畳
み型あるいは可動マイクアーム型の携帯型無線電話機に
おいては、それらの可動部分の両側にまたがる電気配線
が必要であり、少なくともマイクロホンの信号線が可動
部に配線されることになる。そのため可動部の構造が複
雑になり、可動部の両側にわたる電気配線の耐久性を確
保する工夫が必要になる。したがってコスト高になる
し、電気配線部分が万一故障した場合の修理や交換等が
面倒になり、修理費が高くなるという問題があった。
【0008】さらには折り畳み型の電話機の場合、本体
を開き伸ばした状態でないと使用できないので、周囲が
どんなに静かであっても折り畳んだままで通話できず、
この面で取り扱いが煩わしい。また、可動マイクアーム
型の電話機の多くも折り畳み型と同様に、マイクアーム
を回動したり引き出したりして使用状態にしないと通話
できず、マイクアーム収納状態では通話できないという
煩わしさがあった。
【0009】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、送受話器の間隔を必要に応じて大きくして使用でき
るとともに携帯時には超小型にできる可動部を備え、か
つその可動部には電気配線を含まず、しかも携帯状態で
も通話が可能で、さらに携帯状態並びに通常の使用状態
のいずれでも、必要な音声を確実に拾うとともに、雑音
を拾ったり発生したりすることがなく、明瞭・良好な音
響効果を発揮できる携帯型無線電話機を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る携帯型無線電話機では、送受信回路
や電源が送受話器とともに一体的にケースに内蔵され、
そのケース正面の上端側には受話器に通じた受話口が、
下端側には送話器に通じた送話口がそれぞれ形成されて
なる基本構成を有し、さらに以下の構成を備えた。前記
ケースには中空可動体が回動関節機構を介して回動自在
に取り付けられており、前記回動関節機構を中心とした
回動変位により前記中空可動体は前記ケースに一体的に
寄り添った収納状態と、前記ケース正面の下方側ないし
前方側に前記中空可動体の先端部分が突出した突出状態
とに可逆に位置決めされる。また、前記回動関節機構に
は前記中空可動体の動きに連動する音響弁機構が付設さ
れており、前記中空可動体が前記突出状態に位置決めさ
れた場合には、前記送話口と前記送話器とを結ぶ音響経
路に遮音部材が介在してその音響的結合が弱められる。
また、前記中空可動体に先端部分には副送話口が形成さ
れており、前記中空可動体が少なくとも前記突出状態に
位置決めされた場合には、前記副送話口と前記送話器と
が前記中空可動体を音響管として音響的に結合される。
【0011】そして好ましくは、前記中空可動体が前記
収納状態に位置決めされたとき、前記副送話口の形成面
が前記ケースの表面にほぼ密着して前記副送話口が塞が
れるように構成することである。
【0012】また前記回動関節機構には前記中空可動体
の動きに連動する第2の音響弁機構が付設されており、
前記中空可動体が前記収納状態に位置決めされた場合に
は、前記副送話口と前記送話器とを結ぶ音響経路の根元
部分に遮音部材が介在してその音響的結合が弱められる
ように構成するとなおよい。
【0013】そして、前記中空可動体は前記ケースの一
側部に配設され、前記回動関節機構は前記ケースの下端
部近くに配設されており、その回動中心軸は前記ケース
正面とほぼ平行で前記受話口と前記送話口を結ぶライン
にほぼ直交するようには位置できる。
【0014】また別の形態としては前記中空可動体は前
記ケースの下端部に配設され、前記回動関節機構は前記
ケースの一側部近くに配設され、その回動中心軸は前記
ケースの下端面にほぼ垂直になっているようにしてもよ
く、係る場合に、前記ケース正面と前記ケース下端面と
はほぼ80度以下の角度をなすように構成することであ
る。
【0015】
【作用】前記収納状態では前記中空可動体が前記ケース
に一体的に寄り添って全体は超小型になる。この状態で
は前記送話口が有効なので、周囲が静かであれば前記中
空可動体をわざわざ突出状態に変位させなくても、その
ままで通話できる。一方、周囲の騒音が大きい場合には
前記中空可動体を突出状態にする。そうすると、前記ケ
ースの送話口が無効になり(ここからの音が送話器に拾
われにくくなる)、伸ばした中空可動体の先端部分の副
送話口が有効になる。この副送話口と前記受話器の間隔
は充分に大きくなり、人の耳と唇の間隔に良好に対応
し、明瞭度および了解度の高い通話が可能になる。
【0016】また、請求項2,3のように構成すると、
中空可動体を収納した携帯状態では、副送話口から送話
器に至る音響系のうちの所定位置が遮断,遮蔽されてい
るので、副送話口からの音声が送話器に拾われず(拾わ
れにくくなる)、送話口からの音声が明瞭に送話器に伝
達する。しかも、請求項3のように構成すると、送話口
からの音声が中空可動体側に伝達することがなく、その
可動体内で反響等して雑音を発生するおそれもない。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る携帯型無線電話機の好適
な実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1および
図2は、本発明の一実施例による携帯型無線電話機の構
成を示している。同図に示すように、送受信回路や電源
等が送受話器とともに一体的にケース1に内蔵され、ケ
ース正面の上端側には受話器(図示していない)に通じ
た受話口2が、下端側の右寄りにはマイクロホン(送話
器)4に通じた送話口3がそれぞれ形成されている。ケ
ース正面の中間部分にはキーボード21や液晶表示器2
2等を配して操作パネルが構成されている。
【0018】また、ケース1には中空可動体5が回動関
節機構を介して回動自在に取り付けられており、回動関
節機構を中心とした回動変位により中空可動体5はケー
ス1の下面に一体的に寄り添った収納状態(図1(A)
および図2(A))と、ケース正面の下方側ないし前方
側に中空可動体5の先端部分が突出した突出状態(図1
(B)および図2(B))とに可逆に位置決めされる
(両位置で作動するスナップフィット機構が付設されて
いる)。
【0019】中空可動体5はケース下面1aに配設さ
れ、この面1aに中空可動体5がぴったり寄り添う収納
状態では、ケース1と中空可動体5とがほぼ連続した構
造体に見える。この実施例においては、ケース1の正面
に対して下面1aは約45度の角度をなしており、前記
回動関節機構はケース1の右側部近くに配設され、その
回動中心軸Pはケース下面1aにほぼ垂直になってい
る。したがって図1(A)および図2(A)の収納状態
から、回動中心軸Pを中心にして中空可動体5を約90
度回転させると、図1(B)および図2(B)に示すよ
うに、細長い中空可動体5がケース1の斜め下方で前方
に突出する。この中空可動体5の先端部分に副送話口6
が形成されている。そして、中空可動体5が前記収納状
態に位置決めされたとき、副送話口6の形成面がケース
1の下面1aにほぼ密着し、副送話口6が塞がれる配置
関係になっている。
【0020】前記の回動関節機構とその周辺の音響系の
構成を詳しく説明する。図2に示すように、ケース下面
1aに丸穴7があいており、中空可動体5に突設された
筒部8が丸穴7に嵌合している。この嵌合構造で中空可
動体5がケース1に取り付けられており、丸穴7および
筒部8の中心軸が前述の回動中心軸Pである。
【0021】ケース1内のマイクロホン(送話器)4は
前記丸穴7の奥方に位置して取り付けられている。この
マイクロホン4の前方に短い筒体9が配置されている。
この筒体9の先端が斜めにカットされており、その先端
に中空可動体5の前記筒部8の先端が接している。ま
た、筒部8の周面の所定位置には小さな穴10が形成さ
れており、中空可動体5を収納状態に位置決めすると穴
10が送話口3の直下に位置し、送話口3とマイクロホ
ン4との音響的結合が良好となる。またこのとき、上記
したように副送話口6は、ケース1の下面1aに密着す
るため、その副送話口6で音声を拾うことはない。
【0022】反対に中空可動体5を突出状態に位置決め
すると、穴10が送話口3の直下から相当離れ、送話口
3とマイクロホン4とを結ぶ音響経路に筒部8の周面
(遮音部材)が介在し、この経路の音響的結合が弱めら
れる。一方、中空可動体5を突出状態に位置決めする
と、副送話口6とマイクロホン4とが中空可動体5を音
響管として音響的に良好に結合される。つまり、本体の
ケース1の送話口3が無効で、突出状態の中空可動体5
の先端部分の副送話口6が有効となる。
【0023】図3は、本発明の第2の実施例の構成を示
している。同図に示すように、この実施例では、中空可
動体5はケース1の下面1a側に配設され、これの回動
関節機構はケース1の下面1aの一端(図中右端)部近
くに配設されており、その回動中心軸Pはケース1の正
面とほぼ平行で受話口2と送話口3を結ぶラインにほぼ
直交している。
【0024】収納状態では中空可動体5はケース1の底
面1aに密着し、ケース正面の送話口3が内部のマイク
ロホン4と音響的に良好に結合し、中空可動体5の先端
部分の副送話口6はケース1に隠れて塞がれている(同
図(A))。この状態から中空可動体5を矢印のように
使用位置まで回動させると、ケース正面の斜め下方の前
方に中空可動体5が突出し、その先端部分の副送話口6
が中空可動体5を音響管としてケース内のマイクロホン
4と音響的に良好に結合するとともに、前記実施例と同
様な音響弁機構により送話口3とマイクロホン4との音
響的結合が弱められる。
【0025】そして、中空可動体5が収納状態に位置決
めされたときに、副送話口6とマイクロホン4とを結ぶ
音響経路の根元部分に遮音部材を介在させて音響的結合
を弱めるための前記第2の音響弁機構としては、例えば
図4のように構成する。
【0026】すなわちケース1側の筒体11の外周に中
空可動体5側の筒部8をはめ込んで回動関節機構を構成
する。筒体11の端面に弁穴11aを形成するととも
に、筒部8の弁穴8aを形成する。中空可動体5を突出
状態に位置決めすると、2つの弁穴11aと8aが合致
して音響的結合が良好になり、収納状態に位置決めする
と、2つの弁穴11aと8aとがまったく重ならず、音
響的結合が弱くなる。このとき、筒体11の周面に形成
した弁穴11bと筒部8の周面に形成した弁穴8bとが
重なり、かつこれら弁穴11bと8bの真上に送話口3
が位置する。したがって収納状態では送話口3が有効で
副送話口6が無効となり、突出状態では送話口3が無効
で副送話口6が有効となる。
【0027】このように本実施例では、第2の音響弁機
構により、携帯状態において送話口3から入った音声
は、中空可動体5側に伝わることなく(音響管で反響す
ることなく)マイクロホン4に結合するため、より明瞭
な音声を拾うことができる。そして、このように第2の
音響弁機構を設けると、副送話口6とマイクロホン4と
の間の音響系が遮断されるので、仮に携帯状態で中空可
動体5がケース1の下面に密着せずに副送話口6が開放
していたとしても、その副送話口6から入った音声がマ
イクロホン4にて拾われることがなくなる。
【0028】なお、係る第2の音響弁機構は、上記した
第1実施例に適用してももちろんよい。このように機能
する音響弁の形態としてはさまざまなものが実施可能で
あり、例えば図5のようなバタフライ弁式にしてもよ
い。すなわち、たとえば同図(A)に示すように、中空
可動体5とケース1の所定位置に形成した丸穴7を閉塞
可能な弁12を回転軸14を介して回転可能にケース1
側に取り付ける。この回転軸14の一端にはつるまきバ
ネ15が取り付けられ、図示の弁が開く方向に付勢す
る。回転軸14の他端14aは折曲され、中空可動体5
側に設けた作動突片13と接触可能となり、図中矢印方
向に回転する(中空可動体5を収納する方向に回す)
と、作動突片13が他端14aに当接し、所定方向に押
すことにより回転軸14を回転させ、弁13を閉塞す
る。
【0029】また、同図(B)に示すように、弁12に
取り付けた回転軸14に設けたピニオン16と、中空可
動体5の所定位置に形成したピニオン17との噛合によ
り弁12を開閉するようにしてもよく、その他種々の機
構を適用できる。
【0030】図6は、本発明の第3実施例を示してお
り、本実施例では、上記した第2実施例を基本とし、中
空可動体5の設置位置を異ならせている。すなわち、図
示するように、中空可動体5をケース1の一側部に配設
している。これにともない、回動関節機構はケース1の
下端部近くに配設されており、その回動中心軸Pはケー
ス1の正面とほぼ平行で受話口2と送話口3を結ぶライ
ンにほぼ直交している。
【0031】そして収納状態では、中空可動体5はケー
ス1の側部の凹部1b内に収まり、ケース正面の送話口
3が内部のマイクロホン4と音響的に良好に結合し、中
空可動体5の先端部分の副送話口6はケース1に隠れて
塞がれている。中空可動体5を矢印のように使用位置ま
で回動させると、ケース正面の斜め下方の前方に中空可
動体5が突出し、その先端部分の副送話口6が中空可動
体5を音響管としてケース内のマイクロホン4と音響的
に良好に結合するとともに、前記実施例と同様な音響弁
機構により送話口3とマイクロホン4との音響的結合が
弱められる。その他の構成並びに作用効果は上記した各
実施例と同様のためその説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る携帯型無線
電話機では、収納状態では前記中空可動体が前記ケース
に一体的に寄り添って全体は超小型になり、携帯性にき
わめて優れる。しかも、この状態では前記送話口が有効
なので、周囲が静かであれば前記中空可動体をわざわざ
突出状態に変位させなくても、そのままで通話できる。
一方、周囲の騒音が大きい場合には前記中空可動体を突
出状態にすればよい。そうすると、前記ケースの送話口
が無効になり、伸ばした中空可動体の先端部分の副送話
口が有効になる。この副送話口と前記受話器の間隔は充
分に大きくなり、人の耳と唇の間隔に良好に対応し、明
瞭度および了解度の高い通話が可能になる。中空可動体
はごく簡単な構成で電気配線は付帯していないので、製
作費が安いし、故障も少なく、万一故障しても本体ケー
スの送話口を使って利用し続けることができ、故障の修
理費も安い。
【0033】なお、前記中空可動体が前記収納状態に位
置決めされたとき、前記副送話口の形成面が前記ケース
の表面にほぼ密着して前記副送話口が塞がれる構成を採
用すれば(請求項2)、収納状態での使用時に副送話口
からの不必要な音を拾わない。
【0034】また、前記回動関節機構には前記中空可動
体の動きに連動する所定の第2の音響弁機構を付設した
場合(請求項3)には、上記と同様に収納状態での使用
時に副送話口からの音を拾わないし、さらに送話口の系
の音響特性を良好に保てる。
【0035】また、前記中空可動体を前記ケースの一側
部に配設し、前記回動関節機構を前記ケースの下端部近
くに配設し、その回動中心軸を前記ケース正面とほぼ平
行で前記受話口と前記送話口を結ぶラインにほぼ直交し
ている形態にしたり、前記中空可動体を前記ケースの下
端部に配設し、前記回動関節機構を前記ケースの一側部
近くに配設し、その回動中心軸は前記ケースの下端面に
ほぼ垂直になった形態にすれば(この場合、前記ケース
正面と前記ケース下端面とはほぼ80度以下の角度をな
す形が好ましい)、収納状態での超小型化と、突出状態
での送受話器の形態上の距離を適切化することを良好に
両立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による携帯型無線電話機の
外観図である。
【図2】同上電話機の要部断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による携帯型無線電話機の
外観図である。
【図4】本発明における音響弁機構の一例を示す概略図
である。
【図5】本発明における音響弁機構の他の例を示す概略
図である。
【図6】本発明の第3実施例による携帯型無線電話機の
外観図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 受話口 3 送話口 4 マイクロホン(送話器) 5 中空可動体 6 副送話口 7 丸穴 8 筒部 8a,8b 弁穴 9 筒体 10 穴 11 筒体 11a,11b 弁穴 12 弁 13 作動突片 14 回転軸 15 つるまきバネ 16 ピニオン 17 ラック 21 キーボード 22 液晶表示器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信回路や電源が送受話器とともに一
    体的にケースに内蔵され、そのケース正面の上端側には
    受話器に通じた受話口が、下端側には送話器に通じた送
    話口がそれぞれ形成されており、 前記ケースには中空可動体が回動関節機構を介して回動
    自在に取り付けられており、前記回動関節機構を中心と
    した回動変位により前記中空可動体は前記ケースに一体
    的に寄り添った収納状態と、前記ケース正面の下方側な
    いし前方側に前記中空可動体の先端部分が突出した突出
    状態とに可逆に位置決めされ、 前記回動関節機構には前記中空可動体の動きに連動する
    音響弁機構が付設されており、前記中空可動体が前記突
    出状態に位置決めされた場合には、前記送話口と前記送
    話器とを結ぶ音響経路に遮音部材が介在してその音響的
    結合が弱められ、 前記中空可動体の先端部分には副送話口が形成されてお
    り、前記中空可動体が少なくとも前記突出状態に位置決
    めされた場合には、前記副送話口と前記送話器とが前記
    中空可動体を音響管として音響的に結合されることを特
    徴とする携帯型無線電話機。
  2. 【請求項2】 前記中空可動体が前記収納状態に位置決
    めされたとき、前記副送話口の形成面が前記ケースの表
    面にほぼ密着して前記副送話口が塞がれることを特徴と
    する請求項1に記載の携帯型無線電話機。
  3. 【請求項3】 前記回動関節機構には前記中空可動体の
    動きに連動する第2の音響弁機構が付設されており、前
    記中空可動体が前記収納状態に位置決めされた場合に
    は、前記副送話口と前記送話器とを結ぶ音響経路の根元
    部分に遮音部材が介在してその音響的結合が弱められる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型無線
    電話機。
  4. 【請求項4】 前記中空可動体は前記ケースの一側部に
    配設され、前記回動関節機構は前記ケースの下端部近く
    に配設されており、その回動中心軸は前記ケース正面と
    ほぼ平行で前記受話口と前記送話口を結ぶラインにほぼ
    直交していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の携帯型無線電話機。
  5. 【請求項5】 前記中空可動体は前記ケースの下端部に
    配設され、前記回動関節機構は前記ケースの一側部近く
    に配設され、その回動中心軸は前記ケースの下端面にほ
    ぼ垂直になっていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の携帯型無線電話機。
  6. 【請求項6】 前記ケース正面と前記ケース下端面とが
    ほぼ80度以下の角度をなしていることを特徴とする請
    求項5に記載の携帯型無線電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001033815A1 (en) * 1999-11-04 2001-05-10 Ericsson Inc Radiotelephone with a battery pack including an acoustic passageway

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WO2001033815A1 (en) * 1999-11-04 2001-05-10 Ericsson Inc Radiotelephone with a battery pack including an acoustic passageway
US6470176B1 (en) 1999-11-04 2002-10-22 Ericsson Inc. Battery packs that facilitate acoustic communications and radiotelephones incorporating same

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