JP2003087375A - 折り畳み式携帯無線機 - Google Patents

折り畳み式携帯無線機

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JP2003087375A
JP2003087375A JP2001270207A JP2001270207A JP2003087375A JP 2003087375 A JP2003087375 A JP 2003087375A JP 2001270207 A JP2001270207 A JP 2001270207A JP 2001270207 A JP2001270207 A JP 2001270207A JP 2003087375 A JP2003087375 A JP 2003087375A
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transmitter
receiver
antenna
angle
side housing
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JP2001270207A
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Kazuhiro Iwabuchi
和博 岩渕
Akihiko Uchino
晃彦 内野
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の折り畳み式携帯無線機では、受話部を含
む側の筐体の上面より突出しているか、或いは送話部を
含む側の筐体の連結側端部より突出している。ところが
この構成だと、アンテナが通話時に人体に近づいたり、
送話部を含む側の筐体に近接したりして無線の受信感度
等が低下する。 【解決手段】本発明の折り畳み式携帯無線機は、受話部
を備えた受話部側筐体と、送話部を備えた送話部側筐体
と、前記受話部側筐体と前記送話部側筐体とを回動自在
に連結するヒンジ部とを備え、前記受話部側筐体と前記
送話部側筐体とが前記ヒンジ部によって開閉自在にされ
た折り畳み式携帯無線機において、前記受話部側筐体又
は前記送話部側筐体のいずれか一方に角度変更機構を有
する無線通信用のアンテナを設け、前記受話部側筐体と
前記送話部側筐体との開閉動作によって前記角度変更機
構を動作させて前記アンテナの角度を変更する。これに
より、無線の受信感度等の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受話部を備えた受
話部側筐体と送話部を備えた送話部側筐体とがヒンジ部
を介して回動自在に連結された開閉自在の折り畳み式携
帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機は、時間、場所を問わずに使
用出来得ることが求められており、そのため操作性、携
帯性等が重要視されている。操作性に関しては雨天や荷
物を所持している場合などを考慮して片手で操作できる
ことが必須とされ、また、携帯性に関しては出来るだけ
小型化されることが好ましく、洋服のポケットなどにも
収納できる形状が必須とされている。
【0003】特に、これら携帯性及び操作性を考慮した
携帯無線機として、受話部側筐体と送話部側筐体とがヒ
ンジ部を介して回動自在に連結された開閉自在の折り畳
み式携帯無線機が開発されており、図4に示すように受
話部側筐体の先端部にアンテナを設けたものと、図5に
示すように送話部側筐体の先端部にアンテナを設けたも
のとが実用化されている。
【0004】図4及び図5においては、1が音声を出力
するスピーカ部6を備えた受話部側筐体、2が音声を入
力するマイク部7を備えた送話部側筐体、3が送話部側
筐体と受話部側筐体とを回動自在に連結するヒンジ部、
4が無線通信用のアンテナ、5が使用者に対して各種の
表示を行うLCD、8が電話番号等の入力に使用する入
力キー、9が当該折り畳み式携帯無線機に電力を供給す
る送話部側筐体2に内蔵されたバッテリーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す受話部側筐
体の先端部にアンテナを設けた従来例のものでは、ヒン
ジ部3が開いた状態で送話部側筐体のマイク部7を使用
者の口元に近接させ、且つ、受話部側筐体のスピーカ部
6を使用者の耳元に近接させて折り畳み式携帯無線機を
使用するため、使用者の頭部にアンテナ4が接近して無
線の受信感度等が低下するという問題があった。
【0006】また、この問題を解決するために、使用し
ているアンテナ4を使用者の手で引き出して伸張できる
ホイップアンテナに変更する等の対策が行われている
が、通話時に使用者が手で引き出す操作を必要とするた
め、片手で操作できない等操作性が悪く十分な対策には
至っていない。
【0007】また、この問題を解決するために、アンテ
ナ4を使用者の頭部からの距離を離すために予め受話部
側筐体1から角度を持たせて配置することも考えられる
が、上記した洋服のポケットなどにも収納できる等の携
帯性を損なうため同じく十分な対策には至っていない。
【0008】一方、図5に示す送話部側筐体の先端部に
アンテナを設けた別の従来例のものは、図4の従来例と
同様にヒンジ部3が開いた状態で送話部側筐体のマイク
部7を使用者の口元に近接させ、且つ、受話部側筐体の
スピーカ部6を使用者の耳元に近接させて折り畳み式携
帯無線機を使用するが、図4の従来例のように使用者の
頭部にアンテナ4が接近することによる受信感度の低下
を招く恐れは少ない。しかし、ヒンジ部3を開くことに
よりアンテナ4に対して受話部側筐体1が近接すること
になるため、この受話部側筐体1がアンテナ4に干渉し
て無線の受信感度等が低下するという問題があった。
【0009】また、この問題を解決するために、上記し
た対策と同様に、使用しているアンテナ4を使用者の手
で引き出して伸張できるホイップアンテナに変更する等
の対策が行われているが、通話時に使用者が手で引き出
す操作を必要とするため、片手で操作できない等操作性
が悪く十分な対策には至っていない。
【0010】また、この問題を解決するために、アンテ
ナ4を受話部側筐体1からの距離を離すために予め送話
部側筐体2から角度を持たせて配置することも考えられ
るが、上記した洋服のポケットなどにも収納できる等の
携帯性を損なうため同じく十分な対策には至っていな
い。
【0011】そこで本発明の目的は、上記のようなアン
テナ干渉による無線の受信感度の低下を防止する折り畳
み式携帯無線機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決する為の手段】上記問題点を解決する為
に、本発明の折り畳み式携帯無線機は、受話部を備えた
受話部側筐体と、送話部を備えた送話部側筐体と、前記
受話部側筐体と前記送話部側筐体とを回動自在に連結す
るヒンジ部とを備え、前記受話部側筐体と前記送話部側
筐体とが前記ヒンジ部によって開閉自在にされた折り畳
み式携帯無線機において、前記受話部側筐体又は前記送
話部側筐体のいずれか一方に無線通信用のアンテナの角
度を変更する角度変更機構を設け、前記受話部側筐体と
前記送話部側筐体との開閉動作によって前記角度変更機
構を動作させて前記アンテナの角度を変更することを特
徴としている。
【0013】このように構成したことで、送話部側筐体
と受話部側筐体とが開いた状態下において、アンテナの
角度を使用者の頭部又は折り畳み式携帯無線機の筐体部
分等による影響を低減する方向に変更することができる
ため、無線受信感度等を低下を防ぐことができる。
【0014】また、送話部側筐体と受話部側筐体の開閉
動作は片手で行うことができるため操作性を損なうこと
がない。更に、送話部側筐体と受話部側筐体とを閉じた
状態では、アンテナの角度を携帯性を損なわない角度に
することができるため、折り畳み式携帯無線機の携帯性
を損なうことがない。
【0015】また、本発明の折り畳み式携帯無線機は、
特に、前記アンテナが前記受話部側筐体に設けられてお
り、前記角度調整機構は前記受話部側筐体と前記送話部
側筐体との閉から開への動作によって前記アンテナが使
用者の頭部より離れる方向に角度を変更するものである
ことを特徴としている。
【0016】このように構成したことで、送話部側筐体
と受話部側筐体とが開いた状態下において、アンテナの
角度を使用者の頭部による影響を低減する方向に変更す
ることができるため、無線受信感度等を低下を防ぐこと
ができる。
【0017】また、送話部側筐体と受話部側筐体の開閉
動作は片手で行うことができるため操作性を損なうこと
がない。更に、送話部側筐体と受話部側筐体とを閉じた
状態では、アンテナの角度を携帯性を損なわない角度に
することができるため、折り畳み式携帯無線機の携帯性
を損なうことがない。
【0018】更に、本発明の折り畳み式携帯無線機は、
特に、前記アンテナが前記送話部側筐体に設けられてお
り、前記角度調整機構は前記受話部側筐体と前記送話部
側筐体との閉から開への動作によって前記アンテナが前
記受話部側筐体より離れる方向に角度を変更するもので
あることを特徴としている。
【0019】このように構成したことで、送話部側筐体
と受話部側筐体とが開いた状態下において、アンテナの
角度を受話部側筐体による影響を低減する方向に変更す
ることができるため、無線受信感度等を低下を防ぐこと
ができる。
【0020】また、送話部側筐体と受話部側筐体の開閉
動作は片手で行うことができるため操作性を損なうこと
がない。
【0021】更に、送話部側筐体と受話部側筐体とを閉
じた状態では、アンテナの角度を携帯性を損なわない角
度にすることができるため、折り畳み式携帯無線機の携
帯性を損なうことがない。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明について、図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0023】図1に本発明の第1の実施例の折り畳み式
携帯無線機を示す。同図において、(a)は送話部側筐
体と受話部側筐体とを閉じた状態を示す図であり、
(b)は送話部側筐体と受話部側筐体とを閉じた状態か
ら開いた状態に遷移中の状態を示す図であり、(c)は
送話部側筐体と受話部側筐体とを開いた状態を示す図で
ある。
【0024】図1において、1は音声を出力するスピー
カ部6を備えた受話部側筐体、2は音声を入力するマイ
ク部7を備えた送話部側筐体、3は受話部側筐体1と送
話部側筐体2とを回動自在に連結するヒンジ部、5は使
用者に対して各種の表示を行うLCD、8は電話番号等
の入力に使用する入力キー、9は当該折り畳み式携帯無
線機に電力を供給する送話部側筐体2に内蔵されたバッ
テリーであり、11は受話部側筐体1と送話部側筐体2
とが連結している送話部側筐体2側の連結側端面を示し
ている。また、14は無線通信用のヘリカルアンテナで
あり、送話部側筐体の連結面11から突出して配置され
る。
【0025】図1の(a)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを閉じた状態では、ヘリカルアンテナ14
の角度は、ヘリカルアンテナ14の軸線15が送話部側
筐体2の長手方向の軸線16とほぼ一致するように構成
され、洋服のポケットなどにも収納できる等の携帯性を
損なわないよう配慮されている。
【0026】ここで、ヘリカルアンテナ14は、その角
度を変更するために回転軸23を備え、該回転軸23を
中心にして回動できる構造を有している。また、ヘリカ
ルアンテナ14のヘリカルアンテナ根元部17にはコイ
ルバネ18の一端部19が固定されており、コイルバネ
18の他端部20は送話部側筐体2の内壁に設けられた
突起部21に固定されているため、コイルバネ18のバ
ネ圧によってヘリカルアンテナ14は回転軸23の右回
動方向に付勢されている。
【0027】尚、本発明の第1の実施例においては、ヒ
ンジ部3と、突起部13と、コイルバネ18等がヘリカ
ルアンテナ14の角度を変更する角度変更機構を構成し
ている。
【0028】図1の(b)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを閉じた状態では、送話部側筐体2と受話
部側筐体1の回動動作に伴って可動する突起部13がヘ
リカルアンテナ14と当接し除々に押圧することによっ
て、ヘリカルアンテナ14はコイルバネ18のバネ圧に
逆らって回転軸23の左方向に回動していき、ヘリカル
アンテナ14の角度を変化せしめ、ヘリカルアンテナ1
4は送話部側筐体2から遠ざかる方向に除々に傾斜して
いく。
【0029】図1の(c)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを開いた状態では、送話部側筐体2と受話
部側筐体1の開閉角度が通話に適した角度まで開かれて
いるため、可動する突起部13が送話部側筐体2と受話
部側筐体1の開閉角度に応じた量だけ可動することによ
り、ヘリカルアンテナ14は無線通信に適切な角度まで
回動され且つ保持される。
【0030】従って、ヘリカルアンテナ14の角度は、
ヘリカルアンテナ14の軸線22が送話部側筐体2の長
手方向の軸線16に対して傾斜し、送話部側筐体2から
適切な量離れることになる。
【0031】よって、送話部側筐体2と受話部側筐体1
とが開いた状態下において、ヘリカルアンテナ14の角
度を受話部側筐体1による影響を低減する方向に変更す
ることができるため、無線受信感度等を低下を防ぐこと
ができる。
【0032】また、送話部側筐体2と受話部側筐体1の
開閉動作は片手で行うことができるため操作性を損なう
ことがない。
【0033】更に、送話部側筐体2と受話部側筐体1と
を閉じた状態では、ヘリカルアンテナ14の角度を携帯
性を損なわない角度にすることができるため、折り畳み
式携帯無線機の携帯性を損なうことがない。
【0034】ここで、ヘリカルアンテナ14は、従来使
われている伸長収納可能なホイップアンテナを用いずと
も良好な無線受信感度等を実現できるが、このヘリカル
アンテナ14に替えて伸長収納可能なホイップアンテナ
を用いることにより更に良好な性能を得られる。
【0035】図2に本発明の第2の実施例の折り畳み式
携帯無線機を示す。同図において、(a)は送話部側筐
体と受話部側筐体とを閉じた状態を示す図であり、
(b)は送話部側筐体と受話部側筐体とを閉じた状態か
ら開いた状態に遷移中の状態を示す図であり、(c)は
送話部側筐体と受話部側筐体とを開いた状態を示す図で
ある。図2において、図1と同一符合のものは同一の内
容を示している。
【0036】図2の(a)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを閉じた状態では、ヘリカルアンテナ14
の角度は、ヘリカルアンテナ14の軸線15が送話部側
筐体2の長手方向の軸線16とほぼ一致するように構成
され、洋服のポケットなどにも収納できる等の携帯性を
損なわないよう配慮されている。
【0037】ここで、ヘリカルアンテナ14は、その角
度を変更するために回転軸23を備え、該回転軸23を
中心にして回動できる構造を有している。また、ヘリカ
ルアンテナ14には回転軸23と同軸にアンテナ側歯車
24が設けられており、中間歯車27を介してヒンジ部
3のヒンジ回転軸25と同軸に設けられたヒンジ側歯車
26と連結している。
【0038】尚、本発明の第2の実施例においては、ア
ンテナ側歯車24と、ヒンジ側歯車26と、中間歯車2
7等がヘリカルアンテナ14の角度を変更する角度変更
機構を構成している。
【0039】図2の(b)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを閉じた状態では、送話部側筐体2と受話
部側筐体1の回動動作に伴って、ヒンジ側歯車26が左
方向回動し、中間歯車27を介してアンテナ側歯車24
を左方向に回動させる。このアンテナ側歯車24の左方
向の回動に伴って、ヘリカルアンテナ14の角度は変化
し、ヘリカルアンテナ14は送話部側筐体2から遠ざか
る方向に傾斜していく。
【0040】図2の(c)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを開いた状態では、送話部側筐体2と受話
部側筐体1の開閉角度が通話に適した角度まで開かれて
いるため、ヒンジ側歯車26が送話部側筐体2と受話部
側筐体1の開閉角度に応じた量だけ回動することによ
り、アンテナ側歯車24を左方向へ所定量回動せしめ、
ヘリカルアンテナ14を無線通信に適切な角度まで回動
し且つ保持する。
【0041】従って、ヘリカルアンテナ14の角度は、
ヘリカルアンテナ14の軸線22が送話部側筐体2の長
手方向の軸線16に対して傾斜し、送話部側筐体2から
適切な距離分離れることになる。
【0042】よって、送話部側筐体2と受話部側筐体1
とが開いた状態下において、ヘリカルアンテナ14の角
度を受話部側筐体1による影響を低減する方向に変更す
ることができるため、無線受信感度等を低下を防ぐこと
ができる。また、送話部側筐体2と受話部側筐体1の開
閉動作は片手で行うことができるため操作性を損なうこ
とがない。更に、送話部側筐体2と受話部側筐体1とを
閉じた状態では、ヘリカルアンテナ14の角度を携帯性
を損なわない角度にすることができるため、折り畳み式
携帯無線機の携帯性を損なうことがない。
【0043】ここで、ヘリカルアンテナ14は、従来使
われている伸長収納可能なホイップアンテナを用いずと
も良好な無線受信感度等を実現できるが、このヘリカル
アンテナ14に替えて伸長収納可能なホイップアンテナ
を用いることにより更に良好な性能を得られる。
【0044】図3に本発明の第3の実施例の折り畳み式
携帯無線機を示す。同図において、(a)は送話部側筐
体と受話部側筐体とを閉じた状態を示す図であり、
(b)は送話部側筐体と受話部側筐体とを閉じた状態か
ら開いた状態に遷移中の状態を示す図であり、(c)は
送話部側筐体と受話部側筐体とを開いた状態を示す図で
ある。図3において、図1と同一符合のものは同一の内
容を示している。
【0045】図3の(a)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを閉じた状態では、ヘリカルアンテナ14
の角度は、ヘリカルアンテナ14の軸線31が受話部側
筐体2の長手方向の軸線28とほぼ一致するように構成
され、洋服のポケットなどにも収納できる等の携帯性を
損なわないよう配慮されている。
【0046】ここで、ヘリカルアンテナ14は、その角
度を変更するために回転軸23を備え、該回転軸23を
中心にして回動できる構造を有している。また、ヘリカ
ルアンテナ14には回転軸23と同軸にアンテナ側歯車
33が設けられており、中間シャフト部29を介してヒ
ンジ部3のヒンジ回転軸25と同軸に設けられたヒンジ
側歯車26と連結している。
【0047】尚、本発明の第3の実施例においては、ア
ンテナ側歯車33と、中間シャフト部29と、ヒンジ側
歯車26等がヘリカルアンテナ14の角度を変更する角
度変更機構を構成している。
【0048】図3の(b)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを閉じた状態では、送話部側筐体2と受話
部側筐体1の回動動作に伴って、ヒンジ側歯車26が左
方向回動し、その回動力は中間シャフト26を介してア
ンテナ側歯車33を左方向に回動させる。このアンテナ
側歯車33の左方向の回動に伴って、ヘリカルアンテナ
14の角度は変化し始め、ヘリカルアンテナ14は受話
部側筐体1に対して傾斜し、結果として使用者の頭部か
ら遠ざかっていく。
【0049】図3の(c)に示す送話部側筐体2と受話
部側筐体1とを開いた状態では、送話部側筐体2と受話
部側筐体1の開閉角度が通話に適した角度まで開かれて
いるため、ヒンジ側歯車26が送話部側筐体2と受話部
側筐体1の開閉角度に応じた量だけ回動することによ
り、中間シャフト29を介してアンテナ側歯車33を左
方向へ所定量回動することができ、ヘリカルアンテナ1
4は無線通信に適切な角度まで回動され且つ保持され
る。
【0050】従って、ヘリカルアンテナ14の角度は、
ヘリカルアンテナ14の軸線32が受話部側筐体2の長
手方向の軸線30に対して傾斜し、結果として使用者の
頭部から適切な距離だけ離れることになる。
【0051】よって、送話部側筐体2と受話部側筐体1
とが開いた状態下において、ヘリカルアンテナ14の角
度を使用者の頭部による影響を低減する方向に変更する
ことができるため、無線受信感度等を低下を防ぐことが
できる。
【0052】また、送話部側筐体2と受話部側筐体1の
開閉動作は片手で行うことができるため操作性を損なう
ことがない。更に、送話部側筐体2と受話部側筐体1と
を閉じた状態では、ヘリカルアンテナ14の角度を携帯
性を損なわない角度にすることができるため、折り畳み
式携帯無線機の携帯性を損なうことがない。
【0053】ここで、ヘリカルアンテナ14は、従来使
われている伸長収納可能なホイップアンテナを用いずと
も良好な無線受信感度等を実現できるが、このヘリカル
アンテナ14に替えて伸長収納可能なホイップアンテナ
を用いることにより更に良好な性能を得られる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、送話部側筐体と受話部
側筐体とが開いた状態下において、アンテナの角度を使
用者の頭部又は折り畳み式携帯無線機の筐体部分等によ
る影響を低減する方向に変更することができるため、無
線受信感度等を低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の折り畳み式携帯無線機
を示す図であり、(a)は送話部側筐体と受話部側筐体
とを閉じた状態を示し、(b)は送話部側筐体と受話部
側筐体とを閉じた状態から開いた状態に遷移中の状態を
示し、(c)は送話部側筐体と受話部側筐体とを開いた
状態を示している。
【図2】本発明の第2の実施例の折り畳み式携帯無線機
を示す図であり、(a)は送話部側筐体と受話部側筐体
とを閉じた状態を示し、(b)は送話部側筐体と受話部
側筐体とを閉じた状態から開いた状態に遷移中の状態を
示し、(c)は送話部側筐体と受話部側筐体とを開いた
状態を示している。
【図3】本発明の第3の実施例の折り畳み式携帯無線機
を示す図であり、(a)は送話部側筐体と受話部側筐体
とを閉じた状態を示し、(b)は送話部側筐体と受話部
側筐体とを閉じた状態から開いた状態に遷移中の状態を
示し、(c)は送話部側筐体と受話部側筐体とを開いた
状態を示している。
【図4】第1の従来例を示す図である。
【図5】第2の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 受話部側筐体 2 送話部側筐体 3 ヒンジ部 4 アンテナ 5 LCD 6 スピーカ部 7 マイク部 8 入力キー 9 バッテリー 10 受話部側筐体の上面 11 送話部側筐体の連結側端面 13 可動する突起部 14 ヘリカルアンテナ 15 ヘリカルアンテナの軸(ヒンジ閉じ
時) 16 送話部側筐体の長手方向の軸線 17 ヘリカルアンテナ根元部 18 コイルバネ 19 コイルバネの一端部 20 コイルバネの他端部 21 送話部側筐体の内壁の突起 22 ヘリカルアンテナの軸線(ヒンジ開き
時) 23 ヘリカルアンテナ回転軸 24 アンテナ側歯車(第2の実施例) 25 ヒンジ回転軸 26 ヒンジ側歯車 27 中間歯車 28 受話部側筐体の長手方向の軸線(ヒンジ閉じ
時) 29 中間シャフト部 30 受話部側筐体の長手方向の軸線(ヒンジ開き
時) 31 ヘリカルアンテナの軸線(第3の実施例におけ
るヒンジ閉じ時) 32 ヘリカルアンテナの軸線(第3の実施例におけ
るヒンジ開き時) 33 アンテナ側歯車(第3の実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J046 AA01 AA04 AA12 AA17 AB06 AB12 DA02 DA08 5J047 AA01 AA04 AA12 AA17 AB06 AB12 BF10 FD01 5K023 AA07 BB06 DD08 LL05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受話部を備えた受話部側筐体と、送話部を
    備えた送話部側筐体と、前記受話部側筐体と前記送話部
    側筐体とを回動自在に連結するヒンジ部とを備え、前記
    受話部側筐体と前記送話部側筐体とが前記ヒンジ部によ
    って開閉自在にされた折り畳み式携帯無線機において、 前記受話部側筐体又は前記送話部側筐体のいずれか一方
    に無線通信用のアンテナの角度を変更する角度変更機構
    を設け、前記受話部側筐体と前記送話部側筐体との開閉
    動作によって前記角度変更機構を動作させて前記アンテ
    ナの角度を変更することを特徴とする折り畳み式携帯無
    線機。
  2. 【請求項2】前記アンテナが前記受話部側筐体に設けら
    れており、前記角度調整機構は前記受話部側筐体と前記
    送話部側筐体との閉から開への動作によって前記アンテ
    ナが使用者の頭部より離れる方向に角度を変更するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の折り畳み式携帯
    無線機。
  3. 【請求項3】前記アンテナが前記送話部側筐体に設けら
    れており、前記角度調整機構は前記受話部側筐体と前記
    送話部側筐体との閉から開への動作によって前記アンテ
    ナが前記受話部側筐体より離れる方向に角度を変更する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の折り畳み式
    携帯無線機
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044316A1 (fr) * 2006-10-13 2008-04-17 Panasonic Corporation Terminal portable
US7420515B2 (en) 2004-09-07 2008-09-02 Qisda Corporation Foldable and portable communication apparatus that can reduce the EM absorption
KR100980918B1 (ko) * 2003-06-05 2010-09-07 엘지전자 주식회사 휴대용 단말기의 안테나 설치구조

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US7420515B2 (en) 2004-09-07 2008-09-02 Qisda Corporation Foldable and portable communication apparatus that can reduce the EM absorption
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