JPH082042A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH082042A
JPH082042A JP14491394A JP14491394A JPH082042A JP H082042 A JPH082042 A JP H082042A JP 14491394 A JP14491394 A JP 14491394A JP 14491394 A JP14491394 A JP 14491394A JP H082042 A JPH082042 A JP H082042A
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JP14491394A
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Tatsuhiro Taguchi
竜大 田口
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡略な搬送機構のインクジェットプリンタを
提供する。 【構成】 インクジェットプリンタに用紙の保持及びX
−Y印刷のテーブルを兼ねる印刷テーブル兼用用紙箱
と、その印刷テーブル兼用用紙箱から用紙を排紙する用
紙搬送装置とを具備し、用紙搬送装置を印刷実行時の待
機位置と用紙排出時の用紙繰り出し位置との間で移動可
能とする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに関し、特にX−Y印刷型プリンタの用紙搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】印刷用紙とインクジェットノズルとをX
−Y方向に相対的に移動することより印刷処理を行うX
−Y印刷型プリンタが知られている。このX−Y印刷型
プリンタにおいて定型紙に印刷を行う場合、印刷用紙
は、通常図14に示すような経路の用紙搬送によって給
紙及び排紙が行われている。図14において、用紙箱1
01に積み重ねて保持されている定型用紙は、給紙装置
102によって取り出されて印刷テーブル103に搬送
されて給紙が行われる。印刷テーブル103において印
刷処理が終了した用紙は、排紙装置104によって搬送
され排紙が行われ、インクジェットプリンタの外部に排
出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェットプリンタでは、用紙の給紙から排紙まで
に複雑な搬送機構が必要であるという問題点がある。こ
の複雑な搬送機構により、インクジェットプリンタとし
て、搬送の構成要素が多くなるため(1)装置の大型
化、(2)故障発生箇所の増加、(3)コストの上昇等
の問題点があり、また、搬送経路が長くなるため(4)
紙詰まり発生箇所の増加、総印刷時間の増加等の問題点
がある。そこで、本発明は前記した従来のインクジェッ
トプリンタの問題点を解決し、搬送機構を簡略とするこ
とができるインクジェットプリンタを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
トプリンタに用紙の保持及びX−Y印刷のテーブルを兼
ねる印刷テーブル兼用用紙箱と、その印刷テーブル兼用
用紙箱から用紙を排紙する用紙搬送装置とを具備し、用
紙搬送装置を印刷実行時の待機位置と用紙排出時の用紙
繰り出し位置との間で移動可能とすることにより前記目
的を達成する。
【0005】本発明のインクジェットプリンタは、イン
クジェットプリンタのノズルと印刷用紙を相対的にX−
Y方向に移動して印刷を行うX−Y印刷型プリンタであ
り、用紙の保持と印刷のためのテーブルを同一の印刷テ
ーブル兼用用紙箱において行うものである。そして、用
紙搬送装置は印刷テーブル兼用用紙箱からの用紙の排紙
を行うものであり、用紙の搬送経路はこの排紙経路のみ
で構成される。
【0006】本発明の第1の実施態様は、本発明の印刷
テーブル兼用用紙箱は、用紙を一方向に押圧する押圧機
構と、用紙を印刷位置に設定する位置決め機構とを備え
るものであり、この機構によって用紙の印刷面を常に印
刷位置に位置決めすることができる。本発明の第2の実
施態様は、本発明の印刷テーブル兼用用紙箱の押圧機構
は用紙を保持する保持板を一方向に押圧するバネ部材を
備えるものであり、これによって、用紙を一方向に押圧
することができる。
【0007】本発明の第3の実施態様は、本発明の印刷
テーブル兼用用紙箱の位置決め機構は、印刷位置に設け
られる前記押圧方向と交差する方向に延びる爪部材を備
えるものであり、これによって、用紙の印刷面を印刷位
置に位置決めすることができる。本発明の第4の実施態
様は、本発明の用紙搬送装置は用紙を印刷テーブル兼用
用紙箱から取り出すための取り出し機構と、該取り出し
機構を排紙処理において印刷テーブル兼用用紙箱に移動
する移動機構とを備えるものであり、この移動機構によ
って排紙処理時にのみ取り出し機構を印刷テーブル兼用
用紙箱に移動して、印刷時において用紙搬送装置による
印刷に与える障害を防止し、排紙処理時に用紙の排紙を
行うことができる。本発明の第5の実施態様は、本発明
の取り出し機構と移動機構を同一の駆動装置により駆動
するものであり、これによって、駆動機構の簡略化を行
うことができる。
【0008】
【作用】前記した構成により、本発明のインクジェット
プリンタは、印刷テーブル兼用用紙箱中に印刷用紙を収
納して保持し、その保持している印刷用紙の内で印刷を
行う面を印刷位置に位置決めする。そして、この印刷テ
ーブル兼用用紙箱を印刷テーブルとして印刷面にX−Y
印刷を行う。印刷が終了して排紙を行うときには、用紙
搬送装置を印刷テーブル兼用用紙箱に移動し、印刷位置
ある印刷用紙を排紙して、インクジェットプリンタの外
部に排出する。図1に示す、本発明のインクジェットプ
リンタの搬送機構を説明する図において、印刷テーブル
兼用用紙箱1においては、印刷用紙を保持するととも
に、その位置において印刷処理を行う。印刷処理が終了
した印刷用紙は、用紙搬送装置2により搬送及び排紙が
行われて、インクジェットプリンタの外部に排出され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。 (本発明に適用できるX−Y印刷型プリンタの構成)は
じめに、本発明のインクジェットプリンタに適用するこ
とができるX−Y印刷型プリンタの構成について、図2
の構成図を用いて説明する。図2において、X−Y印刷
型プリンタ11は、印刷を行うヘッド12と、該ヘッド
12をX軸方向及びY軸方向に移動するヘッド移動機構
13,14とを備えており、印刷データに基づいてヘッ
ド移動機構13,14を駆動することにより、ヘッド1
2を印刷面17に対してX−Y方向に移動して印刷を行
う。本発明のインクジェットプリンタ10は、このよう
なX−Y印刷型プリンタ11に対して、印刷用紙18を
保持するとともに印刷テーブルを兼ねる印刷テーブル兼
用用紙箱1と、印刷テーブル兼用用紙箱1の上面にある
印刷用紙を排紙する用紙搬送装置2とを備えることによ
り構成されている。
【0010】(本発明の実施例の構成)本発明のインク
ジェットプリンタを構成する印刷テーブル兼用用紙箱1
と用紙搬送装置2の構成について、図3の斜視図,図4
の平面図,及び図5の正面図を用いて説明する。図3〜
5において、印刷テーブル兼用用紙箱1は、バネ部材1
8によって一方方向に押圧される保持板17により印刷
用紙50を保持しストックする箱であり、その印刷用紙
50の上面にある印刷面51は爪部15,16によって
位置決めされている。この爪部15,16による位置決
めは、ヘッド12による印刷位置を決めるものである。
したがって、印刷用紙50はこの爪部15,16とバネ
部材18により付勢される保持板17との間に保持され
る。
【0011】また、用紙搬送装置2はこの印刷テーブル
兼用用紙箱1に隣接して配置されるものであり、印刷用
紙を取り出して搬送する取り出し機構と該取り出し機構
を移動するための移動機構とを備えている。取り出し機
構は、繰り出しローラ21と搬送ガイド22と送りロー
ラ23等をフレーム20に設置して構成され、繰り出し
ローラ21と送りローラ23はプーリ機構24を介した
モータ40により駆動される。繰り出しローラ21は、
印刷用紙50を取り出すためのローラであり、送りロー
ラ23は取り出された印刷用紙50を開口部27に向け
て搬送するためのローラである。なお、送りローラ23
と対向する2つのローラにより構成され、一方のローラ
は駆動系に接続されて回転駆動され、他方のローラは駆
動系に接続されず保持のみを行い、印刷用紙の搬送に追
従して回転する。また、搬送ガイド22は、取り出され
た印刷用紙50を送りローラ23に案内するものであ
り、図では送りローラ23に向けて間隔が狭まった2枚
のガイド板により構成されている。また、移動機構は、
前記取り出し機構が設置されたフレーム20全体を回転
して、繰り出しローラ21のローラ面が印刷為兼用用紙
箱1上の印刷面51に接触する位置に移動したり、該印
刷面51から遠ざけて印刷に支障のない位置に移動する
機構である。そして、この移動機構は移動軸31、ギヤ
機構32、クラッチ41、ブレーキ42等により構成さ
れ、クラッチ41を介して伝達されるモータ40の回転
力により駆動される。移動機構による取り出し機構の位
置は、原点位置61と上限位置62(図5参照)、及び
その中間にある中間位置53(図示していない)に位置
決めすることができる。原点位置61は繰り出しローラ
21は印刷面51から最も離れた位置にあって、印刷時
において用紙搬送装置2の取り出し機構が印刷に支障を
きたさない位置であり、上限位置52は繰り出しローラ
21を印刷面51に接触させて印刷用紙50の取り出し
を行う位置であり、また、その中間位置53は取り出し
た印刷用紙50の搬送を行う位置である。
【0012】この移動機構の位置決めする機構は、移動
軸31と同軸あるいは連結して取り付けられる位置決め
板33とセンサS2,センサS4,及びセンサS5によ
り構成することができる。図5において、位置決め板3
3は切欠き部34が形成され、繰り出しローラ21の前
記原点位置61,上限位置62,中間位置に対応して設
置された原点センサ2,上限センサ4,及び中間センサ
5によって、切欠き部34を検出して移動機構の位置決
めを行う。また、保持板17には印刷テーブル兼用用紙
箱1内における印刷用紙50有無を検出する用紙有セン
サS1が設置され(図4参照)、フレーム20の送りロ
ーラ23の下降部の開口部27付近には印刷用紙50の
排紙を確認するエンドセンサS3が設置されている。ま
た、図6は爪部16の構成を示すものである。爪部16
は、印刷用紙50を印刷位置に位置決めするとともに、
繰り出しローラ21による取り出しを容易にする機能を
有するものであり、その爪部は保持されている印刷用紙
50に対して傾斜(16−1)を有するとともに突起部
16−2を有している。繰り出しローラ21により繰り
出された印刷用紙50は、この爪部16の傾斜(16−
1)及び突起部16−2によって、上面の1枚のみ捲ら
れて取り出される。
【0013】次に、図7を用いて取り出し機構における
ローラ駆動を説明し、図8を用いて移動機構の駆動系を
説明する。図7において、取り出し機構を構成する繰り
出しローラ21と送りローラ22は、移動軸31に対し
て空回りして取り付けられるプーリとともにベルトが掛
けられ、さらにこのプーリはモータ40と直結して回転
するようプーリ機構が形成れている。したがって、繰り
出しローラ21と送りローラ22は、モータ40の回転
中は常にプーリ機構により回転することになる。なお、
排紙処理中における繰り出しローラ21の回転方向は印
刷用紙50を取り出す方向であり、また、送りローラ2
2の回転方向は、取り出された印刷用紙50を開口部2
7側に搬送する方向である。また、図8において、移動
機構の駆動系を構成する移動軸31は、クラッチ41及
びギヤ機構32を介してモータ40と接続されている。
クラッチ41はモータ40とギヤ機構32との接続及び
分離を行うものであり、クラッチの接続により移動軸3
1を回転させてフレーム20を含む移動機構を移動軸3
1を中心として回転させ、繰り出しローラ21の印刷用
紙との接触及び切り離しを行い、またクラッチの分離及
びブレーキ42の駆動によりフレーム20を含む移動機
構のその位置での保持を行う。
【0014】(本発明の実施例の作用)次に、本発明の
実施例の作用について図9〜図13を用いて説明する。
図9〜図11は用紙搬送装置の移動機構の移動状態を説
明する図であり、図12,13は用紙搬送装置の動作を
説明するフローチャートである。図9は、移動機構の繰
り出しローラ21が印刷用紙50の印刷面51から最も
離れた位置(以後、原点位置という)にある場合であっ
て、用紙搬送装置による印刷処理に支障が生じない位置
(印刷実行時の待機位置)であり、この位置において印
刷面51上に印刷が行われる。この原点位置の検出は、
移動軸31の回転とともに回転する位置め板33に形成
された切欠き部34を原点センサS2によって検出して
行うことができる。図10は、移動機構の繰り出しロー
ラ21が印刷用紙50の印刷面51と接触する位置(以
後、上限位置という)にある場合であって、この位置
(用紙排出時の用紙繰り出し位置)において繰り出しロ
ーラ21による印刷用紙50の取り出しが行われる。こ
の原点位置の検出は、位置め板33に形成された切欠き
部34を上限センサS4によって検出して行うことがで
きる。繰り出しローラ21で取り出された印刷用紙50
は、搬送ガイド22により送りローラ22に向けて案内
される。図では、搬送される印刷用紙50の経路を二点
鎖線により示している。
【0015】対向して配置された送りローラ22は、到
達した印刷用紙50をとらえて開口部27の方向にさら
に移動させる。この実施例では対向する送りローラ22
の内、一方のローラを駆動し他方のローラは空回りする
構成としている。
【0016】図11は、移動機構の繰り出しローラ21
が前記した原点位置と上限位置の中間の位置にある場合
であり、繰り出しローラ21は印刷用紙50と接触せ
ず、この位置において取り出された印刷用紙50が開口
部27を介して用紙搬送装置2から外部への排紙が行わ
れる。この中間位置の検出は、位置め板33に形成され
た切欠き部34を中間センサS5によって検出して行う
ことができる。送りローラ23により送り出される印刷
用紙50は開口部27付近に設置されたガイド部分によ
って案内され、開口部27から排紙される。図では、搬
送される印刷用紙50の経路を二点鎖線により示してい
る。そして、排紙される印刷用紙の終端は送りローラ2
3の下降側に設置したエンドセンサS3により検出され
る。前記した原点センサS2、上限センサS4,及び中
間センサS5としては、例えば光センサ、容量センサ、
磁気センサ等の近接センサを用いることができる。な
お、この実施例では、原点センサS2により検出するた
めに位置め板33に形成した切欠き部34を用いている
が、その他前記近接センサが検出することができる反射
体、誘電体、磁性体等を該当する位置に設置することに
より構成することもできる。
【0017】移動機構を駆動するクラッチ41やブレー
キ42は、前記した原点センサS2,上限センサS4,
及び中間センサS5によりオン、オフの制御が行われ
る。
【0018】次に、図12及び図13に示すフローチャ
ートを用いて、本発明の実施例の動作について説明す
る。なお、以下のフローチャートではステップSの符号
を用いて説明する。はじめに、電源をオンとした(ステ
ップS1)後、インクジェットプリンタ装置のセット値
を初期値に戻すパワーオンリセット処理を行う(ステッ
プS2)。パワーオンリセット処理の後、はじめにエン
ドセンサS3のオン,オフを判定する(ステップS
3)。このエンドセンサS3による判定は、印刷用紙5
0が完全に排紙されて送りローラ23の位置に無いこと
を確認するためである。エンドセンサS3がオンの場合
には、B以降の処理を行った後に再びステップS3に処
理に戻る。エンドセンサS3により印刷用紙50が完全
に排紙されていることが確認されると、次に原点センサ
S2のオン,オフを判定する(ステップS4)。この原
点センサS2による判定は、繰り出しローラ21が印刷
用紙50から最も離れた位置にあって、印刷が可能な状
態にあるかを確認するものである。原点センサS2がオ
フの場合には、繰り出しローラ21は印刷可能な位置に
ないことを示しているため、C以降に処理によって繰り
出しローラ21を原点位置に移動した後、再びステップ
S3に処理に戻る。
【0019】原点センサS2により印刷が可能な状態に
あることが確認されると、タイマをリセットする(ステ
ップS5)。このタイマは、用紙搬送処理が設定時間内
に行われたか否かを判定するために使用するものであ
り、設定時間をオーバーしても用紙搬送処理が終了しな
い場合には(ステップS33)、エラーが発生したもの
としてエラー処理(ステップS34)を行う。次に、用
紙有センサS1のオン,オフを判定する(ステップS
6)。この用紙有センサS1の判定は、印刷テーブル兼
用用紙箱1内に印刷用紙50が保持されていることを確
認するものである。用紙有センサS1がオフの場合に
は、印刷テーブル兼用用紙箱1内に印刷用紙50が保持
されていないことを示しているため、D以降に処理を行
った後、再びステップS3に処理に戻る。用紙有センサ
S1により印刷用紙の確認をした後、印刷処理を行い、
印刷テーブル兼用用紙箱1の上面にある印刷面51に印
刷を行う(ステップS7)。印刷が終了した後、排紙処
理の工程に進む。この排紙処理の開始は、インクジェッ
トプリンタの印刷制御部からの印刷終了信号を受けるこ
とにより行うことができる。この印刷終了信号を受ける
と、排紙処理リセットを行い(ステップS8)、排紙処
理の工程の初期段階にセットする。
【0020】次に、前記タイマをセットして排紙処理の
経過時間の計時を開始し、モータ40を繰り出しローラ
21が印刷用紙50側に移動する方向(以下、上昇方向
という)に回転させる。そして、クラッチ41オンと
し、ブレーキ42をオフとして、モータ40の駆動をギ
ヤ機構32を介して移動軸31に伝える(ステップS
9)。これにより、繰り出しローラ21は上昇方向に移
動する。なお、このとき、モータ40はプーリ機構24
を介して繰り出しローラ21及び送りローラ22に直結
しており、印刷用紙を排紙する方向に回転している。上
記ステップS8,9の工程により、移動機構の繰り出し
ローラ21の上昇が行われる。繰り出しローラ21が上
昇して、繰り出しローラ21が印刷用紙50の印刷面5
1に接触すると、印刷用紙50は印刷テーブル兼用用紙
箱1からの取り出しが開始される。前記ステップS9の
工程により、繰り出しローラ21が上昇位置に達したこ
とを、上昇センサS4により検出する(ステップS1
0)。上昇センサS4がオンとなって、繰り出しローラ
21が上昇位置に達したことが確認すると、モータ40
を繰り出しローラ21が印刷用紙50側から離れる方向
であって、印刷用紙を取り出す方向(以下、下降方向と
いう)に回転させる。そして、クラッチ41をオフと
し、ブレーキ42をオンとして、モータ40の移動軸3
1への伝達を止め、その位置に固定する(ステップS1
1)。これにより、繰り出しローラ21は印刷用紙と接
触する位置に保持されて、印刷用紙の取り出しを続け
る。
【0021】上記ステップS10,11の工程により、
印刷用紙の取り出しが行われ、搬送ガイド22に案内さ
れた印刷用紙は送りローラ23により開口部27に向け
て搬送が行われる。印刷用紙の搬送が進み、その先端が
搬送ガイド22及び送りローラ23を通過すると、エン
ドセンサS3はその先端を検出する(ステップS1
2)。前記ステップS12において、エンドセンサS3
が印刷用紙の先端を検出すると、モータ40は下降方向
に回転を続けながら、クラッチ41をオンとし、ブレー
キ42をオフとして、繰り出しローラ21を印刷用紙5
0側から離れる方向に移動する(ステップS13)。そ
して、このモータ40の駆動によって移動機構が印刷用
紙50側から離れる方向に移動して、中間センサS5が
オンとなると(ステップS14)、クラッチ41をオフ
とし、ブレーキ42をオンとする(ステップS15)。
これにより、移動機構は中間位置に保持されるととも
に、送りローラ23は排紙の方向に回転して、取り出し
た印刷用紙を開口部27の方向に搬送する。そして、印
刷用紙の終端がエンドセンサS3によって検出されると
(ステップS16)、クラッチ41をオンとし、ブレー
キ42をオフとして(ステップS17)、移動機構を中
間位置から原点位置に向けて移動を開始する。
【0022】そして、この移動機構の原点位置への到達
を原点センサS2により検出すると(ステップS1
8)、タイマをリセットし、クラッチ41をオフとし、
ブレーキ42をオンとする(ステップS19)。これに
よって、排紙処理中のタイマの計時の処理を終了し、移
動機構を原点位置に保持する。この後、再びステップS
6に戻り、新たな印刷処理及びその後の排紙処理を行
う。B以降の処理は、印刷用紙50の排紙が不完全で送
りローラ23の位置に印刷用紙があり、この印刷用紙を
取り除くものである。そして、原点センサS2のオンで
あって移動機構が原点位置にある場合(ステップS2
0)、クラッチ41をオフとし、ブレーキ42をオンと
して移動機構をその原点位置に保持した状態で印刷用紙
を排紙する方向に移動し(ステップS28)、エンドセ
ンサS3の判定によって印刷用紙の終端を検出し、排紙
が完了したことを確認すると(ステップS29)、モー
タ40を停止する。
【0023】また、前記ステップS20の判定で移動機
構が原点位置にない場合、モータ40を下降方向に駆動
し、クラッチ41をオンとし、ブレーキ42をオフとし
て移動機構を馳駆し(ステップS21)、中間センサS
5の判定により移動機構が中間位置にある場合には(ス
テップS22)、クラッチ41をオフとし、ブレーキ4
2をオンとして移動機構をその中間位置に保持する(ス
テップS23)。そして、エンドセンサS3により印刷
用紙の終端を検出すると(ステップS24)、モータ4
0を下降方向に駆動し、クラッチ41をオンとし、ブレ
ーキ42をオフとして移動機構を原点位置に向けて馳駆
する(ステップS25)。
【0024】原点センサS2により移動機構が原点位置
に達したことを検出すると(ステップS26)、タイマ
をリセットし、クラッチ41をオフとし、ブレーキ42
をオンとして移動機構を原点位置に保持する。これによ
り、排紙が終了した状態として前記ステップS3に戻
る。
【0025】C以降の処理は、繰り出しローラ21を原
点位置に移動する処理であり、モータ40を下降方向に
駆動し、クラッチ41をオンとし、ブレーキ42をオフ
として移動機構を原点位置に向けて馳駆する(ステップ
S31)。そして、原点センサS2により移動機構が原
点位置に到達したことを検出し(ステップS32)、前
記ステップS3に戻る。また、C以降の処理はエラー処
理であり、エラーであることを表すレジスタをセット
し、モータ40を保持し、排紙処理の動作をリセットす
る(ステップS34)、そして、リセットスイッチがオ
ンしたことを確認した(ステップS35)後にリセット
処理を行い(ステップS36)、エラーレジスタをりセ
ットし、モータの保持をリセットして(ステップS3
7)、ステップS24に戻る。
【0026】(変形例)前記実施例においては、印刷用
紙を水平に保持し、水平な印刷面上に印刷を行い、その
印刷用紙を取り出す場合を示しているが、X−Yプリン
タ装置を垂直に保持して垂直な印刷面上に印刷を行い、
その垂直に保持された印刷用紙を取り出すようにインク
ジェットプリンタを構成することもできる。この場合に
は、印刷テーブル兼用用紙箱と用紙搬送装置を備えたイ
ンクジェットプリンタを垂直に配置することにより実施
することができる。また、前記実施例においては、用紙
搬送装置の繰り出しローラを含む移動機構を移動軸を中
心として回転運動させて、繰り出しローラと印刷用紙と
の接触を行っているが、移動機構を横方向にスライドさ
せることにより繰り出しローラと印刷用紙との接触を行
うよう構成することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡略な搬送機構のインクジェットプリンタを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタの搬送機構を
説明する図である。
【図2】本発明のインクジェットプリンタに適用するこ
とができるX−Y印刷型プリンタの構成図である。
【図3】本発明のインクジェットプリンタの斜視図であ
る。
【図4】本発明のインクジェットプリンタの平面図であ
る。
【図5】本発明のインクジェットプリンタの正面図であ
る。
【図6】本発明のインクジェットプリンタの爪部の構成
図である。
【図7】本発明のインクジェットプリンタの取り出し機
構を説明する図である。
【図8】本発明のインクジェットプリンタの移動機構を
説明する図である。
【図9】本発明の用紙搬送装置の移動機構の移動状態を
説明する図である。
【図10】本発明の用紙搬送装置の移動機構の移動状態
を説明する図である。
【図11】本発明の用紙搬送装置の移動機構の移動状態
を説明する図である。
【図12】本発明の用紙搬送装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の用紙搬送装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】従来のインクジェットプリンタの搬送機構を
説明する図である。
【符号の説明】
1…印刷テーブル兼用用紙箱、2…用紙搬送装置、1
5,16…爪部、17…保持板、18…バネ部材、20
…フレーム、21…繰り出しローラ、22…搬送ガイ
ド、23…送りローラ、40…モータ、41…クラッ
チ、42…ブレーキ、50…印刷用紙、S1…用紙有セ
ンサ、S2…原点センサ、S3…エンドセンサ、S4…
上限センサ、S5…中間センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の保持及びX−Y印刷のテーブルを
    兼ねる印刷テーブル兼用用紙箱と、該印刷テーブル兼用
    用紙箱から用紙を排紙する用紙搬送装置とを備え、用紙
    搬送装置は印刷実行時の待機位置と用紙排出時の用紙繰
    り出し位置との間で移動可能であることを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタ。
JP14491394A 1994-06-27 1994-06-27 インクジェットプリンタ Withdrawn JPH082042A (ja)

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JP14491394A JPH082042A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 インクジェットプリンタ

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JPH082042A true JPH082042A (ja) 1996-01-09

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ID=15373180

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JP14491394A Withdrawn JPH082042A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 インクジェットプリンタ

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