JPH08204094A - 半導体装置製造用金型 - Google Patents
半導体装置製造用金型Info
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- JPH08204094A JPH08204094A JP7028921A JP2892195A JPH08204094A JP H08204094 A JPH08204094 A JP H08204094A JP 7028921 A JP7028921 A JP 7028921A JP 2892195 A JP2892195 A JP 2892195A JP H08204094 A JPH08204094 A JP H08204094A
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- suspender
- tape
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- outer lead
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/50—Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
Landscapes
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アウターリード成形時のインナーリードの剥
がれを防止する。 【構成】 (a)図に示す状態から、上部テープ外側部
押さえ1と、内部にテープ内側押さえ3を収容するアウ
ターリード切断・成形パンチ4とが同時に下降して、テ
ープ内側押さえ3がTABテープのサポートリング21
d部分をクランプする。上部テープ外側部押さえ1とア
ウターリード切断・成形パンチ4とは下降を続け、上部
テープ外側部押さえ1が下部テープ外側部押さえ6との
間にTABテープの外側部分を挟持する。それとほぼ同
時にサスペンダ切断パンチ2によるサスペンダの切断が
開始する。その後、アウターリード切断・成形パンチ4
がさらに下降してTABリード22のアウターリード部
を切断し、その切断したアウターリードを成形する
〔(b)図〕。
がれを防止する。 【構成】 (a)図に示す状態から、上部テープ外側部
押さえ1と、内部にテープ内側押さえ3を収容するアウ
ターリード切断・成形パンチ4とが同時に下降して、テ
ープ内側押さえ3がTABテープのサポートリング21
d部分をクランプする。上部テープ外側部押さえ1とア
ウターリード切断・成形パンチ4とは下降を続け、上部
テープ外側部押さえ1が下部テープ外側部押さえ6との
間にTABテープの外側部分を挟持する。それとほぼ同
時にサスペンダ切断パンチ2によるサスペンダの切断が
開始する。その後、アウターリード切断・成形パンチ4
がさらに下降してTABリード22のアウターリード部
を切断し、その切断したアウターリードを成形する
〔(b)図〕。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置製造用金型
に関し、特に半導体集積回路チップが搭載されたTAB
テープを切断、成形加工し、TABテープよりリード付
きICチップを切り出す半導体装置製造用金型に関する
ものである。
に関し、特に半導体集積回路チップが搭載されたTAB
テープを切断、成形加工し、TABテープよりリード付
きICチップを切り出す半導体装置製造用金型に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の実装技術の一つとしてTA
B(Tape Automated Bonding)テープを用い、これによ
りインナーボンディングとアウターボンディングとを行
う方式がある。この方式は、ボンディングワイヤ方式と
異なって一括ボンディング(gang bonding)が可能なこ
とから、多ピン化、狭ピッチ化された半導体集積回路の
実装手段として有利な方式とされている。
B(Tape Automated Bonding)テープを用い、これによ
りインナーボンディングとアウターボンディングとを行
う方式がある。この方式は、ボンディングワイヤ方式と
異なって一括ボンディング(gang bonding)が可能なこ
とから、多ピン化、狭ピッチ化された半導体集積回路の
実装手段として有利な方式とされている。
【0003】図6は、TABテープにICチップをイン
ナーリードボンディングにより接続した後の状態を示す
平面図である。同図に示されるように、TABテープ
は、ポリイミドテープなどからなるキャリアテープ21
とその上に形成された銅箔などからなるTABリード2
2とにより構成される。
ナーリードボンディングにより接続した後の状態を示す
平面図である。同図に示されるように、TABテープ
は、ポリイミドテープなどからなるキャリアテープ21
とその上に形成された銅箔などからなるTABリード2
2とにより構成される。
【0004】キャリアテープ21には、中央にデバイス
ホール21aが開孔され、これを囲んでその周囲にはア
ウターリードホール21bが開孔されている。また、テ
ープの両サイドには、TABテープの位置決めと搬送に
用いられるスプロケットホール21cが開孔されてい
る。デバイスホール21aとアウターリードホール21
bとの間のテープ部分は、TABリード22を支持する
サポートリング21dとなっており、このサポートリン
グは、サスペンダ21eによりキャリアテープ本体に支
持されている。
ホール21aが開孔され、これを囲んでその周囲にはア
ウターリードホール21bが開孔されている。また、テ
ープの両サイドには、TABテープの位置決めと搬送に
用いられるスプロケットホール21cが開孔されてい
る。デバイスホール21aとアウターリードホール21
bとの間のテープ部分は、TABリード22を支持する
サポートリング21dとなっており、このサポートリン
グは、サスペンダ21eによりキャリアテープ本体に支
持されている。
【0005】TABリード22の内側先端部はインナー
リード22aとしてデバイスホール21a内に突出して
おり、TABリードのアウターリードホール21b上を
通過している部分はアウターリード22bになされてい
る。インナーリード22aの先端部はICチップ23の
パッドにボンディングされている。
リード22aとしてデバイスホール21a内に突出して
おり、TABリードのアウターリードホール21b上を
通過している部分はアウターリード22bになされてい
る。インナーリード22aの先端部はICチップ23の
パッドにボンディングされている。
【0006】このように形成されたICチップ付きTA
Bテープ〔TCP(Tape-Carrier Package)と呼ばれ
る〕は、次にアウターリード切断・成形工程に回され、
TABテープよりリード付きICチップが切り出され
る。図7(a)、(b)は、このアウターリードの切断
・成形の用途に用いられる従来の上金型と下金型の平面
図である。
Bテープ〔TCP(Tape-Carrier Package)と呼ばれ
る〕は、次にアウターリード切断・成形工程に回され、
TABテープよりリード付きICチップが切り出され
る。図7(a)、(b)は、このアウターリードの切断
・成形の用途に用いられる従来の上金型と下金型の平面
図である。
【0007】図7(a)に示されるように、上金型で
は、上部テープ外側部押さえ1内に摺動可能にアウター
リード切断・成形パンチ4が収容されている。アウター
リード切断・成形パンチ4の外周部にはリード切断部4
aが形成されており、また四隅にはサスペンダ切断部4
bが形成されている。アウターリード切断・成形パンチ
4の中央部にはチップ逃げ部4cが形成されている。上
部テープ外側部押さえ1には、アウターリード切断・成
形パンチ4を囲むようにTABテープ位置決めピン5が
植設されている。
は、上部テープ外側部押さえ1内に摺動可能にアウター
リード切断・成形パンチ4が収容されている。アウター
リード切断・成形パンチ4の外周部にはリード切断部4
aが形成されており、また四隅にはサスペンダ切断部4
bが形成されている。アウターリード切断・成形パンチ
4の中央部にはチップ逃げ部4cが形成されている。上
部テープ外側部押さえ1には、アウターリード切断・成
形パンチ4を囲むようにTABテープ位置決めピン5が
植設されている。
【0008】図7(b)に示されるように、下金型で
は、下部テープ外側部押さえ6内に摺動可能にノックア
ウトダイ7が収容されている。ノックアウトダイ7の外
周部にはアウターリード成形部7aが形成されている。
下部テープ外側部押さえ6には、上金型のTABテープ
位置決めピン5に対応する位置にこの位置決めピンを収
容するための位置決めピン逃げ8が形成されている。
は、下部テープ外側部押さえ6内に摺動可能にノックア
ウトダイ7が収容されている。ノックアウトダイ7の外
周部にはアウターリード成形部7aが形成されている。
下部テープ外側部押さえ6には、上金型のTABテープ
位置決めピン5に対応する位置にこの位置決めピンを収
容するための位置決めピン逃げ8が形成されている。
【0009】図8(a)、(b)は、図7に示した従来
の金型によるアウターリード切断・成形工程を説明する
ための断面図である。図8(a)に示されるように、I
Cチップ23がボンディングされたTABテープが下金
型と上金型との間に位置決めされて配置される。図8
(a)に示す状態から、上部テープ外側部押さえ1とア
ウターリード切断・成形パンチ4とが同時に下降して、
まず上部テープ外側部押さえ1が下部テープ外側部押さ
え6との間にTABテープの外側部分を挟持する。その
後はアウターリード切断・成形パンチ4のみが降下して
TABリード22のアウターリード部を切断する。その
後もアウターリード切断・成形パンチ4は、アウターリ
ードを成形しながら下降を続け、そのサスペンダ切断部
4bがTABテープのサスペンダを切断し、さらに下降
して、下金型のノックアウトダイ7に当接して一連の切
断・成形工程を終了する。この従来の金型による切断・
成形工程のタイミングは図4(b)に示されている。
の金型によるアウターリード切断・成形工程を説明する
ための断面図である。図8(a)に示されるように、I
Cチップ23がボンディングされたTABテープが下金
型と上金型との間に位置決めされて配置される。図8
(a)に示す状態から、上部テープ外側部押さえ1とア
ウターリード切断・成形パンチ4とが同時に下降して、
まず上部テープ外側部押さえ1が下部テープ外側部押さ
え6との間にTABテープの外側部分を挟持する。その
後はアウターリード切断・成形パンチ4のみが降下して
TABリード22のアウターリード部を切断する。その
後もアウターリード切断・成形パンチ4は、アウターリ
ードを成形しながら下降を続け、そのサスペンダ切断部
4bがTABテープのサスペンダを切断し、さらに下降
して、下金型のノックアウトダイ7に当接して一連の切
断・成形工程を終了する。この従来の金型による切断・
成形工程のタイミングは図4(b)に示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の金型を
用いたTABテープの切断・成形工程では、アウターリ
ード切断、リード成形およびサスペンダ切断のタイミン
グが、リード切断、リード成形、サスペンダ切断の順と
なっている。このような順序で切断・成形を行った場合
には、アウターリード切断後、アウターリード成形のた
めにアウターリード切断・成形パンチ4はその後も下降
を続けるため、ICチップ23およびICチップ側のT
ABテープも降下する。しかし、このときキャリアテー
プ21の本体部分はテープ外側部押さえ1、6間に挟持
されているため、サスペンダの外側部分は降下すること
はない。そのため、サポートリング21dはサスペンダ
を介して上側に引っ張られることになり、その結果、イ
ンナーリードのICチップとの接続部に引っ張り応力が
作用するようになり、インナーリードに剥がれが生じ
る。
用いたTABテープの切断・成形工程では、アウターリ
ード切断、リード成形およびサスペンダ切断のタイミン
グが、リード切断、リード成形、サスペンダ切断の順と
なっている。このような順序で切断・成形を行った場合
には、アウターリード切断後、アウターリード成形のた
めにアウターリード切断・成形パンチ4はその後も下降
を続けるため、ICチップ23およびICチップ側のT
ABテープも降下する。しかし、このときキャリアテー
プ21の本体部分はテープ外側部押さえ1、6間に挟持
されているため、サスペンダの外側部分は降下すること
はない。そのため、サポートリング21dはサスペンダ
を介して上側に引っ張られることになり、その結果、イ
ンナーリードのICチップとの接続部に引っ張り応力が
作用するようになり、インナーリードに剥がれが生じ
る。
【0011】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、TABテープのアウターリード切断
後のリード成形工程において、インナーリードのボンデ
ィング部に引っ張り応力が作用することのないようにし
て、インナーリードの剥がれを防止することである。
って、その目的は、TABテープのアウターリード切断
後のリード成形工程において、インナーリードのボンデ
ィング部に引っ張り応力が作用することのないようにし
て、インナーリードの剥がれを防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、半導体集積回路チップが搭載され
たTABテープのアウターリードおよびサスペンダを切
断し、アウターリードの成形を行う半導体装置製造用金
型において、切断・成形パンチ(4)に形成されている
サスペンダ切断パンチ(2)の高さがこれと一体的に形
成されているアウターリード切断部(4a)の高さより
高くなされており、これによりサスペンダ切断をアウタ
ーリード切断より先に行うことを特徴とする半導体装置
製造用金型、が提供される。
め、本発明によれば、半導体集積回路チップが搭載され
たTABテープのアウターリードおよびサスペンダを切
断し、アウターリードの成形を行う半導体装置製造用金
型において、切断・成形パンチ(4)に形成されている
サスペンダ切断パンチ(2)の高さがこれと一体的に形
成されているアウターリード切断部(4a)の高さより
高くなされており、これによりサスペンダ切断をアウタ
ーリード切断より先に行うことを特徴とする半導体装置
製造用金型、が提供される。
【0013】また、本発明によれば、半導体集積回路チ
ップが搭載されたTABテープのアウターリードおよび
サスペンダを切断し、アウターリードの成形を行う半導
体装置製造用金型において、サスペンダ切断パンチ
(2)およびアウターリード切断部(4a)が形成され
ている切断・成形パンチ(4)内に摺動可能にサポート
リング押さえ(3)が埋め込まれており、このサポート
リング押さえによりTABテープのサポートリング部を
押圧した状態でサスペンダ切断およびアウターリード切
断を行うことを特徴とする半導体装置製造用金型、が提
供される。
ップが搭載されたTABテープのアウターリードおよび
サスペンダを切断し、アウターリードの成形を行う半導
体装置製造用金型において、サスペンダ切断パンチ
(2)およびアウターリード切断部(4a)が形成され
ている切断・成形パンチ(4)内に摺動可能にサポート
リング押さえ(3)が埋め込まれており、このサポート
リング押さえによりTABテープのサポートリング部を
押圧した状態でサスペンダ切断およびアウターリード切
断を行うことを特徴とする半導体装置製造用金型、が提
供される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a)、(b)は、本発明の第1の実
施例の上金型と下金型の平面図である。図1(a)に示
されるように、上金型では、上部テープ外側部押さえ1
内に摺動可能にアウターリード切断・成形パンチ4が収
容されており、さらにこのアウターリード切断・成形パ
ンチ4内に摺動可能にテープ内側部押さえ3が収容され
ている。
て説明する。図1(a)、(b)は、本発明の第1の実
施例の上金型と下金型の平面図である。図1(a)に示
されるように、上金型では、上部テープ外側部押さえ1
内に摺動可能にアウターリード切断・成形パンチ4が収
容されており、さらにこのアウターリード切断・成形パ
ンチ4内に摺動可能にテープ内側部押さえ3が収容され
ている。
【0015】アウターリード切断・成形パンチ4の外周
部にはリード切断部4aが形成されており、また四隅に
はサスペンダ切断パンチ2が設けられている。サスペン
ダ切断パンチ2は、リード切断部4aより高く形成され
ている。上部テープ外側部押さえ1には、アウターリー
ド切断・成形パンチ4を囲むようにTABテープ位置決
めピン5が植設されている。
部にはリード切断部4aが形成されており、また四隅に
はサスペンダ切断パンチ2が設けられている。サスペン
ダ切断パンチ2は、リード切断部4aより高く形成され
ている。上部テープ外側部押さえ1には、アウターリー
ド切断・成形パンチ4を囲むようにTABテープ位置決
めピン5が植設されている。
【0016】図1(b)に示されるように、下金型で
は、下部テープ外側部押さえ6内に摺動可能にノックア
ウトダイ7が収容されている。ノックアウトダイ7の外
周部にはアウターリード成形部7aが、またその四隅に
はサスペンダ切断パンチ逃げ7bが形成されている。下
部テープ外側部押さえ6には、上金型のTABテープ位
置決めピン5に対応する位置にこの位置決めピンを収容
するための位置決めピン逃げ8が形成されている。
は、下部テープ外側部押さえ6内に摺動可能にノックア
ウトダイ7が収容されている。ノックアウトダイ7の外
周部にはアウターリード成形部7aが、またその四隅に
はサスペンダ切断パンチ逃げ7bが形成されている。下
部テープ外側部押さえ6には、上金型のTABテープ位
置決めピン5に対応する位置にこの位置決めピンを収容
するための位置決めピン逃げ8が形成されている。
【0017】図2(a)、(b)は、本発明の第1の実
施例の正面図と側面図である。同図に示されるように、
上金型は上部プレート10と上部テープ外側部押さえ1
とを備えており、また下金型は下部プレート13と下部
テープ外側部押さえ6とを備えている。そして、これら
の各プレートを貫通するガイドポスト9が設けられてい
る。
施例の正面図と側面図である。同図に示されるように、
上金型は上部プレート10と上部テープ外側部押さえ1
とを備えており、また下金型は下部プレート13と下部
テープ外側部押さえ6とを備えている。そして、これら
の各プレートを貫通するガイドポスト9が設けられてい
る。
【0018】上部プレート10には、摺動自在にテープ
押さえ吊りピン11が収容されており、このテープ押さ
え吊りピン11の一端は上部テープ外側部押さえ1に固
定されている。そして、このテープ押さえ吊りピン11
は、その頭部が上部プレート10に当接することによっ
て下方への動きが規制されている。上部テープ外側部押
さえ1と上部プレート10との間には、両者を離間させ
る方向に力を作用させるばね12が挿入されている。そ
して、これら上部テープ外側部押さえ1と上部プレート
10とを貫通して、テープ内側部押さえ3を内部に収容
するアウターリード切断・成形パンチ4が設けられてい
る。
押さえ吊りピン11が収容されており、このテープ押さ
え吊りピン11の一端は上部テープ外側部押さえ1に固
定されている。そして、このテープ押さえ吊りピン11
は、その頭部が上部プレート10に当接することによっ
て下方への動きが規制されている。上部テープ外側部押
さえ1と上部プレート10との間には、両者を離間させ
る方向に力を作用させるばね12が挿入されている。そ
して、これら上部テープ外側部押さえ1と上部プレート
10とを貫通して、テープ内側部押さえ3を内部に収容
するアウターリード切断・成形パンチ4が設けられてい
る。
【0019】下部テープ外側部押さえ6内に摺動自在に
収容されたノックアウトダイ7にはノックアウトピン1
4の一端が固定されている。ノックアウトピン14には
ばね15が装着されており、これにより、ノックアウト
ダイ7は、下部プレート13に押し付けられている。
収容されたノックアウトダイ7にはノックアウトピン1
4の一端が固定されている。ノックアウトピン14には
ばね15が装着されており、これにより、ノックアウト
ダイ7は、下部プレート13に押し付けられている。
【0020】図3(a)、(b)は、図1、図2に示し
た本実施例の金型によるアウターリード切断・成形工程
を説明するための断面図である。また、図4には、本実
施例によるアウターリード切断/成形のタイミングが、
従来例の場合のそれと対比して示されている。図3
(a)に示されるように、ICチップ23がボンディン
グされたTABテープが下金型と上金型との間に位置決
めされて配置される。図3(a)に示す状態から、上部
テープ外側部押さえ1と、内部にテープ内側押さえ3を
収容するアウターリード切断・成形パンチ4とが同時に
下降して、まずテープ内側押さえ3が、ノックアウトダ
イ7との間にTABテープのサポートリング21d部分
をクランプする。
た本実施例の金型によるアウターリード切断・成形工程
を説明するための断面図である。また、図4には、本実
施例によるアウターリード切断/成形のタイミングが、
従来例の場合のそれと対比して示されている。図3
(a)に示されるように、ICチップ23がボンディン
グされたTABテープが下金型と上金型との間に位置決
めされて配置される。図3(a)に示す状態から、上部
テープ外側部押さえ1と、内部にテープ内側押さえ3を
収容するアウターリード切断・成形パンチ4とが同時に
下降して、まずテープ内側押さえ3が、ノックアウトダ
イ7との間にTABテープのサポートリング21d部分
をクランプする。
【0021】その後も、上部テープ外側部押さえ1とア
ウターリード切断・成形パンチ4とは下降を続け、上部
テープ外側部押さえ1が下部テープ外側部押さえ6との
間にTABテープの外側部分を挟持するに至る。それと
ほぼ同時にサスペンダ切断パンチ2によるサスペンダの
切断が開始する。その後、アウターリード切断・成形パ
ンチ4がさらに下降してTABリード22のアウターリ
ード部を切断し、その切断したアウターリードを成形す
る。
ウターリード切断・成形パンチ4とは下降を続け、上部
テープ外側部押さえ1が下部テープ外側部押さえ6との
間にTABテープの外側部分を挟持するに至る。それと
ほぼ同時にサスペンダ切断パンチ2によるサスペンダの
切断が開始する。その後、アウターリード切断・成形パ
ンチ4がさらに下降してTABリード22のアウターリ
ード部を切断し、その切断したアウターリードを成形す
る。
【0022】アウターリードの切断・成形が終了した
後、上金型が持ち上げられる。次いで、ノックアウトピ
ン14(図2参照)が持ち上げられ、これによりノック
アウトダイ7が下部テープ外側部押さえ6から突出す
る。この状態で被加工物である半導体装置が取り出され
る。
後、上金型が持ち上げられる。次いで、ノックアウトピ
ン14(図2参照)が持ち上げられ、これによりノック
アウトダイ7が下部テープ外側部押さえ6から突出す
る。この状態で被加工物である半導体装置が取り出され
る。
【0023】この金型による切断・成形工程では、アウ
ターリード成形時には既にサスペンダが切断されている
ので、インナーリードが上に引っ張られることはなく、
インナーリードのボンディング部の剥がれは防止され
る。また、アウターリードの切断・成形の工程を通して
TABテープのサポートリング部は、テープ内側押さえ
3によってクランプされているので、これによってもイ
ンナーリードの剥がれは防止される。
ターリード成形時には既にサスペンダが切断されている
ので、インナーリードが上に引っ張られることはなく、
インナーリードのボンディング部の剥がれは防止され
る。また、アウターリードの切断・成形の工程を通して
TABテープのサポートリング部は、テープ内側押さえ
3によってクランプされているので、これによってもイ
ンナーリードの剥がれは防止される。
【0024】図5は、本発明の第2の実施例における上
金型の平面図である。本実施例では上金型のアウターリ
ード切断・成形パンチ4の四隅のサスペンダ切断パンチ
2の内側部分に、TABテープのサスペンダ近傍部の押
さえを強化するため、高さ約20μm程のサスペンダ押
さえ16が設けられている。これは、サスペンダ部には
TABリードが存在していないため、アウターリードの
切断・成形時にここでのテープ押さえ力が不足するた
め、それを補償するために設けるものである。したがっ
て、サスペンダ押さえ16の高さは、TABリードの膜
厚程度であることが必要である。
金型の平面図である。本実施例では上金型のアウターリ
ード切断・成形パンチ4の四隅のサスペンダ切断パンチ
2の内側部分に、TABテープのサスペンダ近傍部の押
さえを強化するため、高さ約20μm程のサスペンダ押
さえ16が設けられている。これは、サスペンダ部には
TABリードが存在していないため、アウターリードの
切断・成形時にここでのテープ押さえ力が不足するた
め、それを補償するために設けるものである。したがっ
て、サスペンダ押さえ16の高さは、TABリードの膜
厚程度であることが必要である。
【0025】本実施例では、サスペンダ切断、リード切
断、リード成形のタイミングは、図4(a)に示した第
1の実施例の場合と同様であるが、TABテープのサス
ペンダ近傍部の押さえが強化されたことにより、アウタ
ーリード切断、成形時におけるインナーリードのボンデ
ィング部の剥がれはより確実に防止できるという利点が
ある。
断、リード成形のタイミングは、図4(a)に示した第
1の実施例の場合と同様であるが、TABテープのサス
ペンダ近傍部の押さえが強化されたことにより、アウタ
ーリード切断、成形時におけるインナーリードのボンデ
ィング部の剥がれはより確実に防止できるという利点が
ある。
【0026】以上の実施例では、アウターリードの切断
個所はアウターリードホール内であったが、アウターリ
ードの変形を抑制するために、アウターリードの先端部
にキャリアテープの一部が残るように、アウターリード
ホールの外側部分でリード切断を行うようにしてもよ
い。また、本発明の金型は、長尺のTABテープからI
Cチップを切り出す場合にも、あるいはICチップ毎に
分離されたTABテープ(いわゆる個片方式)に加工を
加える場合にも適用しうるものである。
個所はアウターリードホール内であったが、アウターリ
ードの変形を抑制するために、アウターリードの先端部
にキャリアテープの一部が残るように、アウターリード
ホールの外側部分でリード切断を行うようにしてもよ
い。また、本発明の金型は、長尺のTABテープからI
Cチップを切り出す場合にも、あるいはICチップ毎に
分離されたTABテープ(いわゆる個片方式)に加工を
加える場合にも適用しうるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による金型
は、アウターリード切断・成形パンチに設けたサスペ
ンダ切断パンチの高さをリード切断部の高さより高くす
るか、あるいは、アウターリード切断・成形パンチ内
に、アウターリード成形時にTABテープのサポートリ
ング部をクランプするテープ内部押さえを設けるか、す
るものであるので、本発明によれば、アウターリード成
形時に、サスペンダによってサポートリングを引っ張る
ことのないようにすることができるか、あるいは、サポ
ートリングをクランプした状態で成形を行うことができ
るので、リード成形時にインナーリードボンディング部
に引っ張り応力が作用するのを防止することができ、し
たがって、インナーリードの剥がれを防止することがで
きる。
は、アウターリード切断・成形パンチに設けたサスペ
ンダ切断パンチの高さをリード切断部の高さより高くす
るか、あるいは、アウターリード切断・成形パンチ内
に、アウターリード成形時にTABテープのサポートリ
ング部をクランプするテープ内部押さえを設けるか、す
るものであるので、本発明によれば、アウターリード成
形時に、サスペンダによってサポートリングを引っ張る
ことのないようにすることができるか、あるいは、サポ
ートリングをクランプした状態で成形を行うことができ
るので、リード成形時にインナーリードボンディング部
に引っ張り応力が作用するのを防止することができ、し
たがって、インナーリードの剥がれを防止することがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施例の上金型および下金型の
平面図。
平面図。
【図2】本発明の第1の実施例の正面図と側面図。
【図3】本発明の第1の実施例の金型を用いた半導体装
置の製造方法を説明するための断面図。
置の製造方法を説明するための断面図。
【図4】本発明の第1の実施例の動作タイミング図と従
来例の動作タイミング図。
来例の動作タイミング図。
【図5】本発明の第2の実施例の上金型の平面図。
【図6】ICチップの搭載されたTABテープの平面
図。
図。
【図7】従来の上金型および下金型の平面図。
【図8】従来の金型を用いた半導体装置の製造方法を説
明するための断面図。
明するための断面図。
1 上部テープ外側部押さえ 2 サスペンダ切断パンチ 3 テープ内側部押さえ 4 アウターリード切断・成形パンチ 4a リード切断部 4b サスペンダ切断部 4c チップ逃げ部 5 TABテープ位置決めピン 6 下部テープ外側部押さえ 7 ノックアウトダイ 7a アウターリード成形部 7b サスペンダ切断パンチ逃げ 8 位置決めピン逃げ 9 ガイドポスト 10 上部プレート 11 テープ押さえ吊りピン 12、15 ばね 13 下部プレート 14 ノックアウトピン 16 サスペンダ押さえ 21 キャリアテープ 21a デバイスホール 21b アウターリードホール 21c スプロケットホール 21d サポートリング 21e サスペンダ 22 TABリード 22a インナーリード 22b アウターリード 23 ICチップ
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体集積回路チップが搭載されたTA
Bテープのアウターリードおよびサスペンダを切断し、
アウターリードの成形を行う半導体装置製造用金型にお
いて、切断・成形パンチに形成されているサスペンダ切
断パンチの高さがこれと一体的に形成されているアウタ
ーリード切断部の高さより高くなされており、これによ
りサスペンダ切断をアウターリード切断より先に行うこ
とを特徴とする半導体装置製造用金型。 - 【請求項2】 半導体集積回路チップが搭載されたTA
Bテープのアウターリードおよびサスペンダを切断し、
アウターリードの成形を行う半導体装置製造用金型にお
いて、サスペンダ切断パンチおよびアウターリード切断
部が形成されている切断・成形パンチ内に摺動可能にサ
ポートリング押さえが埋め込まれており、このサポート
リング押さえによりTABテープのサポートリング部を
押圧した状態でサスペンダの切断、アウターリードの切
断およびアウターリードの成形を行うことを特徴とする
半導体装置製造用金型。 - 【請求項3】 切断・成形パンチには、サスペンダ切断
パンチの内側の付け根付近にTABテープのリード厚さ
程度の隆起がサスペンダ押さえとして形成されているこ
とを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置製造
用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028921A JP2636778B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 半導体装置製造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7028921A JP2636778B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 半導体装置製造用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204094A true JPH08204094A (ja) | 1996-08-09 |
JP2636778B2 JP2636778B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=12261874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7028921A Expired - Lifetime JP2636778B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 半導体装置製造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2636778B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107891480A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-10 | 黄旭敏 | 一种模切机 |
JP2023511087A (ja) * | 2020-01-17 | 2023-03-16 | 深▲セン▼市新嘉拓自▲動▼▲化▼技▲術▼有限公司 | クラッチ型のパンチング、テープ貼付、裁断を同期させた多機能テープ貼付機構 |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP7028921A patent/JP2636778B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107891480A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-10 | 黄旭敏 | 一种模切机 |
CN107891480B (zh) * | 2017-12-13 | 2024-02-20 | 黄旭敏 | 一种模切机 |
JP2023511087A (ja) * | 2020-01-17 | 2023-03-16 | 深▲セン▼市新嘉拓自▲動▼▲化▼技▲術▼有限公司 | クラッチ型のパンチング、テープ貼付、裁断を同期させた多機能テープ貼付機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2636778B2 (ja) | 1997-07-30 |
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