JPH08203587A - バッテリターミナル - Google Patents

バッテリターミナル

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JPH08203587A
JPH08203587A JP2866795A JP2866795A JPH08203587A JP H08203587 A JPH08203587 A JP H08203587A JP 2866795 A JP2866795 A JP 2866795A JP 2866795 A JP2866795 A JP 2866795A JP H08203587 A JPH08203587 A JP H08203587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrode holding
holding portion
elastic contact
contact piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2866795A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Furuya
貢 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2866795A priority Critical patent/JPH08203587A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極からの取り外し作業を簡単に行えるよう
にする。 【構成】 一方の脚片6の先端には山形に折り返された
弾性当接片18が設けられている。ボルト11とナット
14を締め付けると、弾性当接片18が対向する脚片5
に当たったのちさらに偏平に弾性変形して締め付けが行
われる。それに伴い電極保持部2が電極Pの外周を食い
込み溝3に食い込ませつつ縮径されて、強固に接続がな
される。その際、弾性当接片18の折返端18bが突部
20に突き当たることで弾性当接片18の過度の変形が
規制される。ターミナル1の取り外し作業を行う際に
は、ボルト11を緩めれば弾性当接片18の復元弾性力
により電極保持部2が電極Pへの食い込みから引き離さ
れつつ自動的に開かれ、引き続いて電極保持部2を電極
Pから外すことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に搭載される
バッテリの電極に電線を接続するのに用いるバッテリタ
ーミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバッテリターミナルとし
ては、図6、7に示すものが知られている。これは、金
属帯材を円形に回曲して電極保持部31が形成されると
ともに、その両端から一対の脚片32、33が対向状に
延出して形成されている。一方の脚片32には電線34
を接続する圧着バレル35が形成されているとともに、
他方の脚片33には、その先端を直角曲げすることで対
向する脚片32に当接可能なストッパ36が形成されて
おり、また、両脚片32、33にボルト孔が対応して開
口されている。
【0003】そして、電極保持部31をバッテリBに突
設された電極Pに嵌合したのち、ボルト孔に通されたボ
ルト37とその先端に螺合されたナット38を締め付け
ると、両脚片32、33が互いに引き寄せられて電極保
持部31が縮径され、電極Pの外周面に押し付けられる
ことで接続が図られる。その場合、電極保持部31を単
に電極Pの外周面に押し付けただけでは保持力が弱いと
いう事情がある。そのため、電極保持部31の内周面に
は複数本の食い込み溝39が円周方向に沿って凹成さ
れ、一方電極Pは比較的軟らかい鉛で形成されているの
で、正規のトルクで締め込んだ場合に電極保持部31が
電極Pに密着した状態からさらに所定量縮径されるよう
にし、図7に示すように電極Pの外周面を食い込み溝3
9に食い込ませることによって、保持力を増強するよう
にしている。なお、ストッパ36が脚片32に突き当た
ることでターミナルが過度に締め付けられることが規制
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
バッテリターミナルは、メンテナンス等において電極P
から外す必要があり、その場合にはボルト37を緩める
のであるが、上記のように電極Pの外周面が電極保持部
31の食い込み溝39に食い込んでいることから、ター
ミナルの復元弾性力を持ってしても電極保持部31は簡
単には開かない。したがって、両脚片32、33の間に
治具等を挿入したり手を使ってその間隔を広げること
で、食い込みを外しつつ電極保持部31を広げ、その後
に電極Pから抜き取る必要があり、煩雑な作業が余儀な
くされる欠点があった。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、電極からの取り外し作業を簡単に
行えるようにしたバッテリターミナルを提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、金属帯材を環形に
回曲して形成された電極保持部と、その電極保持部の両
端から外方に向けて対向状に延出された一対の脚片と、
両脚片の間に装着される締付部材とを備え、前記締付部
材の締め付けにより前記一対の脚片を互いに接近する方
向に変位させることで前記電極保持部を縮径変形させ、
その電極保持部内に嵌合したバッテリの電極に押し付け
て接続するようにしたバッテリターミナルにおいて、前
記両脚片の間に、両脚片間を拡開方向に付勢するばね手
段を介在させた構成としたところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ばね手段が過度に撓むのを規制する撓み規制部
が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のとおりである。
締付部材を締め付けると、ばね手段を弾性的に撓み変形
させつつ所定量の締め付けが行われ、それに伴い電極保
持部が所定量縮径されて電極に押し付けられることで接
続が図られる。締付部材緩めると、ばね手段の復元弾性
力により両脚片を開く方向、すなわち電極保持部を開く
方向の力が作用し、電極保持部が電極から引き離されつ
つ開かれる。そのため、引き続いてターミナルの引き抜
きが可能となる。
【0009】請求項2の発明では、撓み規制部によって
ばね手段が弾性限度を超えて過度に撓み変形することが
規制される。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、締付部材を緩
めればばね手段の復元弾性力により電極保持部が電極か
ら引き離されつつ自動的に開かれるから、引き続いて電
極保持部を電極から外すことができ、すなわちターミナ
ルの取り外し作業を簡単に行うことができる効果があ
る。
【0011】請求項2の発明によれば、上記の効果に加
え、ばね手段が弾性限度を超えて過度に撓むのが確実に
阻止されるから、繰り返し使用してもばね手段による電
極保持部の拡開機能を常に期することができる効果があ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に基
づいて説明する。図1において、符号Pは、自動車等に
搭載されるバッテリBに突設された電極であって、鉛を
素材として上端側に向けて次第に径の小さくなったテー
パ状の円柱形に形成されている。
【0013】符号1は、本実施例に係るバッテリターミ
ナルであって、導電性を有する金属帯材を母材としてお
り、その帯材を長さ方向の中央部において環形に曲げ加
工することにより、上記した電極Pに嵌合される電極保
持部2が形成されている。この電極保持部2も、電極P
の外形形状に対応して、上端側に向けて次第に径の小さ
くなったテーパ状に形成されている。また、電極保持部
2の内周面には、複数本の縦方向を向いた食い込み溝3
が円周方向に間隔を開けて凹成されている。これらの食
い込み溝3は、後記するように電極Pの外周面を食い込
ませるように機能する。
【0014】電極保持部2の両端には、一対の脚片5、
6が外方に向けて対向状に延出するようにして形成され
ている。なお、電極保持部2から両脚片5、6にわたっ
ては、帯材の両側縁を外方に直角曲げすることによっ
て、補強用のフランジ7が形成されている。一方の脚片
5の突出端には、電線9の端末を接続するための圧着バ
レル10が形成されている。また、両脚片5、6には、
締付用のボルト11の軸部12を挿通するボルト孔1
6、16が対応して開口されている。
【0015】上記した電極保持部2は、自然状態では電
極Pにクリアランスを持って嵌合可能な径に開いて形成
されており、両脚片5、6を互いに接近させる方向に変
位させることで弾性的に縮径変形されるようになってい
る。
【0016】さて本実施例では、上記の圧着バレル10
を設けたと反対側の脚片6の先端に弾性当接片18が設
けられている。この弾性当接片18は、図2に示すよう
に、脚片6の先端から延出された帯材を内面側に山形に
折り返すことによって形成されており、自然状態では山
形の頂上18aと対向する脚片5との間に間隔が開けら
れ、折返端18bは脚片6の内面に当てられている。こ
の弾性当接片18は弾性変形可能となっており、山形の
頂上18aに押圧力が作用すると、折返端18bが脚片
6の内面上を滑りつつ偏平に撓み変形するようになって
いる。
【0017】弾性当接片18を設けた脚片6の内面に
は、弾性当接片18の折返端18bの滑動方向の前方に
おいて、その折返端18bを突き当てる突部20が打ち
起こしにより形成されている。これは、弾性当接片18
が偏平に撓み変形される際にその折返端18bが突き当
たることによって、弾性当接片18が弾性限度を超えて
過度に撓み変形するのを阻止するように機能する。
【0018】なお、本実施例では、両脚片5、6の閉じ
る量と電極保持部2の径との関係が、両脚片5、6が自
然状態で開いている場合には、図2に示すように電極保
持部2は電極Pに対してクリアランスを持って嵌合可能
な径に開いており、両脚片5、6が弾性当接片18の頂
上18aが対向する脚片5に当たるまで閉じられると、
図3に示すように電極保持部2が電極Pの外周面に密着
する径まで閉じ、さらに、弾性当接片18を弾性変形さ
せつつ両脚片5、6が閉じられると、電極保持部2がさ
らに縮径されるように設定されている。
【0019】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその作用を説明する。接続を行う際には、まず電線
9の端末を圧着バレル10に接続するとともに、弾性当
接片18を設けた側の脚片6の外側から両脚片5、6の
ボルト孔16、16を貫通してボルト11の軸部12を
通し、反対側の脚片5から出た軸部12の先端にナット
14を螺合して仮組みする。この時、ボルト11の頭部
13の一組の平行二面が上下の補強フランジ7の間に嵌
められることでボルト11の回り止めがなされる(図5
参照)。
【0020】続いて、図2に示すように、ボルト11と
ナット14が仮組みされたターミナル1の電極保持部2
をバッテリBの電極Pに嵌合し、トルクレンチ等を用い
てボルト11・ナット14を締め付ける。この締め付け
により両脚片5、6が互いに接近するのに伴って電極保
持部2が次第に縮径され、弾性当接片18の頂上18a
が対向する脚片5に当接するまで締め付けられたところ
で、図3に示すように電極保持部2が電極Pの外周に密
着される。さらに締め付けられると、弾性当接片18の
折返端18bが脚片6の内面を滑って弾性当接片18が
偏平に撓み変形しつつ両脚片5、6がさらに接近し、電
極保持部2がさらに縮径変形されて電極Pの外周面に押
し付けられる。
【0021】そして、図4に示すように、弾性当接片1
8の折返端18bが突部20に突き当たると、トルクレ
ンチに一定以上のトルクが作用することで締め込みが停
止され、その間に上記のように電極保持部2が縮径変形
し、電極Pの外周面が電極保持部2の内周の食い込み溝
3に食い込むことによって、強固に保持された状態で電
極Pと電極保持部2とが接続される。それにより電線9
と電極Pとの電気接続が図られる。
【0022】一方、メンテナンス等においてバッテリタ
ーミナル1を外す場合には、ボルト11・ナット14を
緩める。そうすると、弾性当接片18は弾性的に撓み変
形した状態で組み付けられているので、その復元弾性力
により次第に元の山形に復元変形し、それを受けて両脚
片5、6が次第に開かれて、電極保持部2に拡径変形さ
せる力が作用する。それにより、電極保持部2は電極P
の食い込みを引き外しつつ図3に示す状態のように開か
れる。さらに、ボルト11・ナット14が緩められる
と、ターミナル1自体の復元弾性力により、電極保持部
2と脚片5、6とが図2に示すような成形時の状態にま
で開かれる。そのため、引き続いて電極保持部2を電極
Pから引き抜くことができて、バッテリターミナル1の
取り外しが行われる。
【0023】このように本実施例によれば、バッテリタ
ーミナル1の取り外し作業を行う際に、ボルト11・ナ
ット14を緩めれば弾性当接片18の復元弾性力により
電極保持部2が電極Pへの食い込みから引き離されつつ
自動的に開かれるから、引き続いて電極保持部2を電極
Pから外すことができ、すなわちターミナル1の取り外
し作業を簡単に行うことが可能となる。
【0024】また、弾性当接片18は撓み変形する際に
その折返端18bが突部20に当たることで弾性限度を
超えて過度に撓むのが規制され、すなわち弾性限度内で
使用されるから、繰り返し使用しても電極保持部2を拡
開させる機能を常に期することができる。
【0025】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0026】(1)弾性当接片の形状は上記実施例に例
示したものに限らず、例えば脚片6の先端から単に斜め
に折り返したようなものであってもよい。 (2)また、弾性当接片をボルトの装着位置の両側に設
けるようにしてもよい。 (3)さらに、弾性当接片自身にその過度撓みを規制す
るための規制部を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】ボルト・ナットの締め付け前の状態の平面図で
ある。
【図3】その締め付け途中の状態の平面図である。
【図4】締め付け完了後の状態の平面図である。
【図5】同正面図である。
【図6】従来例に係る締め付け前の状態の平面図であ
る。
【図7】その締め付け完了後の状態の平面図である。
【符号の説明】
B…バッテリ P…電極 1…バッテリターミナル 2…電極保持部 5、6…脚片 11…ボルト(締付部材) 14…ナット(締付部材) 18…弾性当接片(ばね手段) 20…突部(撓み規制部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯材を環形に回曲して形成された電
    極保持部と、その電極保持部の両端から外方に向けて対
    向状に延出された一対の脚片と、両脚片の間に装着され
    る締付部材とを備え、前記締付部材の締め付けにより前
    記一対の脚片を互いに接近する方向に変位させることで
    前記電極保持部を縮径変形させ、その電極保持部内に嵌
    合したバッテリの電極に押し付けて接続するようにした
    バッテリターミナルにおいて、 前記両脚片の間に、両脚片間を拡開方向に付勢するばね
    手段を介在させたことを特徴とするバッテリターミナ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記ばね手段が過度に撓むのを規制する
    撓み規制部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のバッテリターミナル。
JP2866795A 1995-01-24 1995-01-24 バッテリターミナル Pending JPH08203587A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0803935A2 (en) * 1996-04-22 1997-10-29 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A terminal metal fitting assembling structure

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0803935A2 (en) * 1996-04-22 1997-10-29 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A terminal metal fitting assembling structure
EP0803935A3 (en) * 1996-04-22 1998-01-21 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A terminal metal fitting assembling structure
US5934923A (en) * 1996-04-22 1999-08-10 Sumitomo Wiring Ststems, Ltd. Terminal metal fitting assembling structure

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