JPH08202168A - 液体現像方法及びその装置 - Google Patents

液体現像方法及びその装置

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JPH08202168A
JPH08202168A JP7031397A JP3139795A JPH08202168A JP H08202168 A JPH08202168 A JP H08202168A JP 7031397 A JP7031397 A JP 7031397A JP 3139795 A JP3139795 A JP 3139795A JP H08202168 A JPH08202168 A JP H08202168A
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JP
Japan
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elastic body
developing
liquid
latent image
diameter
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Withdrawn
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JP7031397A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Umemura
和彦 梅村
Kazuo Tsubushi
一男 津布子
Akihiko Goto
明彦 後藤
Nobutaka Kinoshita
宣孝 木下
Kazuyo Mizuno
和代 水野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潜像担持体表面に液体現像剤を供給して該表
面上の潜像を現像した後に、該表面に残存する余剰の液
体現像液を、該表面に圧縮された状態から復元しつつあ
る表面多孔質の弾性体により吸引して除去する液体現像
装置で、余剰現像液の量を、従来に比して少なくする。 【構成】 感光体20表面に液体現像剤を供給して該表
面上の潜像を現像した後に、該表面に残存する余剰の液
体現像液を、該表面に圧縮された状態から復元しつつあ
る表面多孔質の弾性体33により吸引して除去する現像
ローラ25の該弾性体として、表面の孔の口径が100
μm以下のものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に用いられる液体現像
方法に係り、詳しくは、潜像担持体表面に液体現像剤を
供給して該表面上の潜像を現像した後に、該表面に残存
する余剰の液体現像液を、該表面に圧縮された状態から
復元しつつある表面多孔質の弾性体により吸引して除去
する液体現像方法における余剰現像液の除去性能を向上
させるための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の液体現像方法として、例え
ば、特公昭58ー30578号公報には、図3に示すよ
うに、潜像担持体1の潜像を、現像皿2を用いて現像液
Lで現像した後、液吸収部材3を用いて該坦持体1上の
余剰現像液を除去する方法が開示されている。この方法
では、上記液吸収部材3として、芯材4連続気孔を含み
弾性変形により液体の吸収と搾出を行う弾性材層5と、
上記担持体1との圧接触に伴う該弾性材層5の変形に際
しても、この接触面内で変形を生じない表面層6とを有
するものを用いている。そして、この液吸収部材3を、
現像位置下流側の潜像坦持体1に圧接して上記弾性材層
5を変形させた状態で回転駆動することにより、該坦持
体1上の余剰現像液を除去している。なお、図3の例で
は、現像皿2にポンプ7でタンク8内の現像液を汲み上
げ、また、上記液吸収部材3から絞りローラ9で絞りだ
した余剰の現像液を、該タンク8内に戻している。
【0003】また、特公昭58−30580号公報に
は、図4に示すように、上記特公昭58−30578号
公報に開示の液吸収部材3を、現像ローラとして使用
し、潜像坦持体1表面への現像液の供給と現像後の余剰
現像液の除去とを、該液吸収部材6により行うものが開
示されている。この図4の例では、現像ローラとしての
液吸収部材3が現像容器10内の現像液中に部分的に没
するように配置され、潜像坦持体1との圧接部を通過し
て現像液中に戻ってきた液吸収部材3表面に圧接するリ
フレッシュローラ11により含有現像液の交換補充を行
っている。
【0004】このような液体現像液を用いた現像方法に
おける、他の余剰現像液の除去方式としてリバースロー
ラ方式なども実用化され、これでは0.20mg/cm
2程度に減少させることができているが、余剰現像液を
一層少なくすることが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の背景に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、潜
像担持体表面に液体現像剤を供給して該表面上の潜像を
現像した後に、該表面に残存する余剰の液体現像液を、
該表面に圧縮された状態から復元しつつある表面多孔質
の弾性体により吸引して除去する液体現像方法であっ
て、余剰現像液の量を、従来に比して少なくできる液体
現像方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、潜像担持体表面に液体現像剤
を供給して該表面上の潜像を現像した後に、該表面に残
存する余剰の液体現像液を、該表面に圧縮された状態か
ら復元しつつある表面多孔質の弾性体により吸引して除
去する液体現像方法においては、該弾性体として、表面
の孔の口径が100μm以下のものを用いることを特徴
とするものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の液体現像方
法において、上記孔の開口面積の総和が上記表面積の5
0パーセント以上であることを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明は、潜像担持体表面に液体
現像剤を供給して該表面上の潜像を現像した後に、該表
面に残存する余剰の液体現像液を、該表面に圧縮された
状態から復元しつつある表面多孔質の弾性体により吸引
して除去する液体現像装置においては、該弾性体とし
て、表面の孔の口径が100μm以下のものを用いるこ
とを特徴とする液体現像装置。
【0009】請求項4の発明は、請求項1の液体現像装
置において、上記孔の開口面積の総和が上記表面積の5
0パーセント以上であることを特徴とする液体現像装
置。
【0010】
【実施例】以下、本発明を現像ローラを余剰液除去手段
として兼用した実施例について説明する。図1は本実施
例に液体現像方法を適用できる湿式電子写真複写機の主
要部の一構成例を示す概略構成図である。図1におい
て、像担持体であるドラム状の感光体20を、時計方向
に回転駆動しながら、一様帯電器であるコロナ放電器2
1でプラスに帯電した後、イレーサー22で不要な部分
の電荷を消去し、図示しない光学系で原稿からの反射光
23を結像投影して静電潜像を形成する。この静電潜像
を、感光体20の右側方に設けられた現像装置24のト
ナーによりトナー像化する。この例の現像装置24では
図示しない現像タンクから供給した現像液を、現像ロー
ラ25で感光体表面に供給して現像に供する。具体的に
は、感光体20と現像ローラ25との間に液体現像剤を
満たし、感光体20上の静電潜像に対してトナー粒子を
泳動させて感光体上に付着させることにより、静電潜像
を可視像化する。そして、感光体表面に付着した過剰の
現像液は、該現像ローラ25自体により除去される。こ
の現像装置24で現像されたトナー像は、図示しない給
紙部から搬送されてきて、レジストローラー26によっ
てタイミングを取って感光体20表面に搬送された転写
紙に、感光体20の下部に対向して配置された転写チャ
ージャ27により転写される。トナー像が転写された転
写紙は、ターンローラ28、ターンベルト29及び図示
しない分離ベルトからなる分離装置により感光体20か
ら分離され、図示しない定着装置及び排紙装置を通って
コピー紙として機外に排出される。一方、転写後の感光
体20は、感光体20の左側方に設けられたクリーニン
グ装置30よって未転写トナーが回収除去されてから除
電ランプ31で残留電荷が除電されて、コロナ放電器2
1による次の帯電に備えられる。
【0011】ここで、本実施例に係る現像ローラ25
は、導電性の芯材32上に、微小孔の口径が100μm
以下、好ましくは60μm以下の多孔質弾性体33から
なる表層を設けたものである。口径が大きいと余剰液体
の残留が多く、微細孔跡が発生しやすい。更に多孔質弾
性体の表面に現れる微小孔の面積が50パーセント以上
であると、十分な吸水性が得られ好ましい。また、多孔
質弾性体33の表面近傍のみ絶縁性にし、静電潜像と対
向電極の距離を短くとることも可能である。なお、上記
芯材38の材料としては、アルミニウム、炭素鋼などの
金属、あるいは、ポリアニリンなどの導電性高分子、カ
ーボンなどの導電性物質を分散したプラスチック類を用
いることができる。また、多孔質弾性体38は、液の吸
収、搾出が可能で適当な弾性を示すようになる材質、例
えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタンな
ど、あるいは、これらを2以上混合したものを、必要に
応じてカーボンなどの導電材料を添加して、既知の発泡
方法などで連続孔を有する状態に成形して製造すること
ができる。
【0012】以上の現像ローラ25を、感光体20に圧
接配置し、図2中矢印Aで示すように、感光体20との
圧接部で表面が同方向に移動するように回転駆動する。
また、現像ローラ25の芯金32に、図示しない電源装
置により現像バイアスを印加する。更に、現像ローラ2
5に下方から絞りローラ34を圧接する。
【0013】ここで、現像ローラ25の回転駆動の速度
は、周速が感光体20の周速と同一にすることが望まし
い。これによれば、感光体表面で、ほぼ静止するような
状態で接触させることができ、両者の表面に、大きな移
動速度がある場合と異なり、感光体20上に形成したト
ナー像を、弾性体の移動によって破壊する恐れが少な
い。
【0014】このような構造の現像ローラ25は、ま
ず、その弾性体表層33に現像液Lを保持し、感光体と
接触して弾性変形する際に、内部の現像液を表面上に搾
出し感光体表面に供給する。これにより現像液で満たさ
れた現像ローラ25と感光体20との接触部において、
感光体上の静電潜像と現像ローラ25との間に現像電界
を形成し、この電界により静電潜像に対し、トナー粒子
を電気泳動させて感光体上にトナー像を形成する。そし
て、感光体が、現像ローラから離れる際に、現像ローラ
25の弾性体表層33の弾性変形によるポンプ作用で、
感光体表面に残留する液体を弾性体33内部に吸収し、
感光体20上に残留する余剰液体量を少なくする。
【0015】そして、本発明では、弾性体33の有する
口径を、上述のように従来に比して小さく規制し、か
つ、微小孔の分布密度を上述のように規制することで、
以下の性能の向上を得る。すなわち、感光体20表面に
残留する余剰液体の残留量を、従来のリバースローラ方
式に比して減少させる。また、従来公知の図3や図4を
用いて説明した公知の余剰現像液除去用のローラと異な
り、感光体表面にメッシュや微小孔の形状の痕跡が発生
することを防ぐ。
【0016】以下、具体例を説明する。株式会社リコー
製の湿式電子写真複写機CT−5085の現像部から現
像用のローラ3本(現像ローラ2本とスクイズローラ1
本)を取り出し、代わりに、表1に示す平均口径及び全
表面当たりの開口の面積比率を有する微小孔が備えた上
記現像ローラ25を1本取り付け、また、このローラの
下方に弾性体に圧接する形で回転可能な絞りローラ34
を設置した。この表1中、現像ローラ1乃至3が本発明
の実施例に係るものであり、現像ローラ4は比較例に係
るものである。
【0017】このような改造を施した複写機を使用し
て、改造前と同様に複写動作を行ったところ、上記比較
例に係る現像ローラ4では、スクイズ後の残留現像液量
が、0.25mg/cm2であり、従来のリバースロー
ラを用いたスクイズ方式(同残留現像液量が、0.20
mg/cm2)よりも余剰液除去性能が劣り、かつ、画
像上に地汚れも発生した。これに対し、実施例に係る現
像ローラ1乃至3では、改造前よりも少し画像濃度が下
がるが、従来に比して良好な余剰液除去性能を発揮で
き、画像上の地汚れもなく、微小孔の痕跡をない良好な
複写物を得ることができた。 (以下余白)
【表1】
【0018】なお、従来の現像ローラ及びリバースロー
ラを用いた作像方法においては、現像と余剰液体の除去
それぞれのために、合計で少なくとも2本のローラを非
常に高精度に感光体に対向して設置する必要があった
が、本件では、簡単な構造で要求精度も低くすることが
できた。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、従来のリバースローラ
を用いたスクイズ方式を採用する現像方法に比して、余
剰現像液の除去性能を向上させることができるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電子写真複写機の概略構成図。
【図2】同複写器の現像部の拡大図。
【図3】従来例に係る現像装置の概略構成図。
【図4】他の従来例に係る現像装置の概略構成図。
【符号の説明】
20 感光体 25 現像ローラ 32 芯材 33 弾性体 34 絞りローラ
フロントページの続き (72)発明者 木下 宣孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 水野 和代 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体表面に液体現像剤を供給して該
    表面上の潜像を現像した後に、該表面に残存する余剰の
    液体現像液を、該表面に圧縮された状態から復元しつつ
    ある表面多孔質の弾性体により吸引して除去する液体現
    像方法においては、該弾性体として、表面の孔の口径が
    100μm以下のものを用いることを特徴とする液体現
    像方法。
  2. 【請求項2】請求項1の液体現像方法において、上記孔
    の開口面積の総和が上記表面積の50パーセント以上で
    あることを特徴とする液体現像方法。
  3. 【請求項3】潜像担持体表面に液体現像剤を供給して該
    表面上の潜像を現像した後に、該表面に残存する余剰の
    液体現像液を、該表面に圧縮された状態から復元しつつ
    ある表面多孔質の弾性体により吸引して除去する液体現
    像装置においては、該弾性体として、表面の孔の口径が
    100μm以下のものを用いることを特徴とする液体現
    像装置。
  4. 【請求項4】請求項1の液体現像装置において、上記孔
    の開口面積の総和が上記表面積の50パーセント以上で
    あることを特徴とする液体現像装置。
JP7031397A 1995-01-27 1995-01-27 液体現像方法及びその装置 Withdrawn JPH08202168A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0870632A2 (en) 1997-04-09 1998-10-14 Calsonic Corporation Heat pump type air conditioner for vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0870632A2 (en) 1997-04-09 1998-10-14 Calsonic Corporation Heat pump type air conditioner for vehicle

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Effective date: 20020402