JPH08201388A - 試薬槽 - Google Patents

試薬槽

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JPH08201388A
JPH08201388A JP2996295A JP2996295A JPH08201388A JP H08201388 A JPH08201388 A JP H08201388A JP 2996295 A JP2996295 A JP 2996295A JP 2996295 A JP2996295 A JP 2996295A JP H08201388 A JPH08201388 A JP H08201388A
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JP
Japan
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reagent
reagent tank
bottom portion
shape
tank according
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Pending
Application number
JP2996295A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Sekiguchi
潔 関口
Toshihiko Nakajima
敏彦 中島
Mitsuru Yakabe
充 矢ケ部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PRECISION SYST SCI KK
TOKUSHU MENEKI KENKYUSHO KK
Original Assignee
PRECISION SYST SCI KK
TOKUSHU MENEKI KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】担体に抗原または抗体を付着させた試薬を溶媒
に懸濁させた、免疫学的測定方法用試液を収納する試薬
槽において、沈殿が容易に解消できる試薬槽を提供する
こと。 【構成】底部分4が、吸引吐出のために挿入される複数
ノズル5に対応して連続した円弧状、V字状または逆台
形状の底あるいは不均一な凹凸形状の底となっているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、担体に抗原または抗体
を付着させた試薬を溶媒に懸濁させた、免疫学的測定方
法用試液を収納する試薬槽に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】血球や人工粒子などを担体とし
て抗原や抗体を付着させた試薬は、使用の際試薬槽内に
搬入され、ここから分注機のノズルで吸引して、検体を
入れたウエル(容器)に注出されるが、血球や人工粒子
などの担体の比重は大きいため、試薬槽の底に沈殿する
傾向にあり、ノズルを差し込んで吸引吐出を繰り返して
混和した後吸引してもノズルの部位と吸引吐出の繰り返
しの回数により所定の担体を均一濃度で含む試薬を得ら
れるとは限らず、これがテスト精度を落とす結果となっ
ている。
【0003】このため、分注機で試薬を吸引する場合に
は、予め手等で注意深く数度にわたり撹拌を行った後、
素早く吸引操作が行われる。機種によっては撹拌機能
(振とう装置またはパンピング)を搭載したものがある
が、血球や人工粒子などを担体として抗原や抗体を付着
させた試薬のような比較的比重の大きい物質を含む試薬
には十分な効果があるとはいえない。すなわちノズルの
吐出吸引によるパンピングの場合、ノズル周辺のみしか
混和せず、試薬槽の隅角やノズルとノズルの間の沈殿を
解消することは出来ない。また、試薬槽を振とうする場
合は試薬槽の隅角には沈殿しないが、使用液が多い場合
には、混和効率が不十分なため、上下層に濃度差が明確
に現われる欠点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑
み、特別の装置を必要とせず簡単な形状で槽内の沈殿を
解消出来る試薬層を提供しようとするものであり、その
要旨とするところは、担体に抗原または抗体を付着させ
た試薬を溶媒に懸濁させた、免疫学的測定方法用試液を
収納する試薬槽において、底部分が吸引吐出のために挿
入される複数ノズルに対応して円弧状、V字状または逆
台形状の底となっており、且またその幅が試薬槽開口の
横幅よりが幅狭になっていることを特徴とするものであ
る。
【0005】更に説明すると、本発明にかかる試薬槽
は、担体に抗原または抗体を付着させた試薬を溶媒に懸
濁させた、免疫学的測定方法用試液を収納するものであ
る。ここにおける測定方法は、例えば、免疫凝集法、E
IA法、CLIA法、CLEIA法などであり、その試
薬は、例えば血球、ゼラチン粒子、ポリアミノ酸粒子、
ラテックス粒子、磁性微粒子、金属粒子等の粒子を担体
とし、抗原または抗体を付着させた試薬である。その試
薬槽は、走行する分注機や希釈機等吸引吐出の可能な装
置のノズルの走路下に配備され、上方の開口から試薬を
吸引吐出するためノズルが差し込まれる。通常分注機や
希釈機等のノズルは進行方向に対して直交方向に1列に
等間隔で配置され、吸引に際してノズルが試薬槽内に降
下し吸引吐出を繰り返した後所定の作業を行う。ノズル
の本数及び間隔に対応して試薬槽の開口の奥行方向の長
さが決められる。本発明にかかる試薬槽は、前記のよう
な進行方向に対し直交方向に1列に配置されたノズルに
対応するものだけではなく、直交方向に複数列整列して
配置されたノズルや互い違いに配列されたノズル、ある
いは不等間隔に配列されたノズル等に対応する試薬槽が
含まれる。
【0006】また本発明においては、試薬槽の短手方向
の開口幅(ノズルの水平走行方向の幅)は底に向けて徐
々にまたは段階的に幅狭のテーパーになっており、円弧
状、V字状または逆台形状の底の横幅(軸方向の幅ない
し試薬槽の短手方向の幅)は、試薬槽の短手方向の開口
幅に比してかなり幅狭になっている。
【0007】更に、本試薬槽の底は各ノズルに対応して
底部分が円弧状、V字状または逆台形状となっている。
ここに円弧状とは、正円の弧だけでなく楕円の弧を含
み、またその弧は円または楕円の一部も半円もともに含
むものである。また各ノズルに対応する底部分とは、ノ
ズルの真下の底部分である。このような特定形状の底が
分注機や希釈機の複数の各ノズルに対応して設けられそ
れらは連続して試薬槽の全体の底となる。その各底の表
面はスムーズすなわち平滑な面でも、凹凸面でもよく、
シボ面も凹凸面に含まれる。このような形状のほか、大
きさまたは形状において不均一な凹凸形状にしてもよ
く、例えば複数の各ノズルに対応する各底を同一とせ
ず、各底部分を円弧状、V字状または逆台形状のいずれ
かにし、それらを任意に組み合わせてもよい。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成されているので、
本試薬槽を所定の場所に配備し血球や人工粒子などを担
体として抗原や抗体を付着させた液状の試薬を入れ、パ
ンピングを行う。すなわち、複数のノズルを一列に配し
た吸引吐出機能を有する装置を用い、そのノズルの先端
が本試薬槽の前記形状の底の近くまで降下させ吸引吐出
を行う。
【0009】底部分に沈殿した液体はノズルに吸引され
すぐに吐き出されるが、吐出された試薬は横方向に逃げ
る。しかし、底が円弧状、V字状または逆台形状の底あ
るいは不均一な凹凸形状の底になっているので、吐出さ
れた試薬はかかる底形状に沿って移動することになり、
連続する各円弧状、V字状または逆台形状の底の両端で
は垂直方向ないし斜め上方向に移動し、その上の試薬も
移動させられることになる。吸引時にはその反対方向に
移動する。不均一な凹凸形状の場合には全体に不規則な
流れが形成される。
【0010】このように試薬はノズル先端の底部分で底
の形状に沿って舞い上がる運動を行い、またそれに影響
されて試薬槽上部でも上下方向に移動し、更に、かかる
底は複数連設されているので、試薬は隣接する底から上
下方または斜め上下方に移動し別々の底に沈殿していた
試薬が互いにぶつかり合い撹拌される。
【0011】
【実施例】以下円弧状の底を有する試薬槽の実施例を示
す図面(図1ないし図3)に従って説明すると、1は試
薬槽であり、2は上方に設けられた開口、3は把手、4
は底であり、この底4は試薬槽1の長手方向に複数の連
続する円弧状の底となっている。5は分注機等のノズル
であり、1列に等間隔に並べられの複数のノズルであ
り、分注を行う前に吐出吸引によるパンピングを行うも
のである。図2中の矢印はパンピング時の試薬の流れ方
向を示す。
【0012】更に、開口2の短手方向の幅Aは、徐々に
下に向かって幅狭となり、円弧状の4の幅B(軸方向の
幅)は開口2の短手方向の幅Aに比してかなり狭くなっ
ている。従来のポンピングでは吸引吐出が行われるとき
底に沿って水平方向に試薬を動かすが、本発明では、ノ
ズルの吐出吸引される試薬は底の円弧形状のため、その
運動方向は上または斜め上方向に転換させられ試薬に上
下方向の流れを惹起する。図4以下は、他の実施例であ
り、図4は、底4の形状がV字状、図5は逆台形、図6
は各底が円弧状、V字状及び逆台形状の底を不均一に組
み合わせた形状のものを示す。図7は表面が凹凸となっ
た底の試薬槽を示す。
【0013】
【効果】以上のように本発明においては、底部分が複数
ノズルに対応して連続した円弧状、V字状または逆台形
状の底となっているので、吸引吐出時の試薬はかかる形
状の底に沿って舞い上がる往復運動を行い、吐出時に試
薬は円弧状、V字状または逆台形状の底の両端では垂直
方向ないし斜め上方向に移動し、その上の試薬も移動さ
せられ、吸引時にはその反対方向に移動する。このよう
に試薬はノズル先端の底部分だけでなく、試薬槽上部で
も上下方向に移動し、また、円弧状、V字状または逆台
形状の底は複数連設されているので、試薬は隣接する円
弧状、V字状または逆台形状の底から上下方または斜め
上下方に移動し別々の底に沈殿していた試薬が互いに衝
突し撹拌され、効果的な撹拌が行われ、沈殿を解消し、
完全な撹拌が行われるものである。底表面が凹凸面の場
合、更に複雑な流れが形成される。連続する各底を不均
一な凹凸形状とした場合にはそれぞれの底での試薬の移
動状況が異なり、隣接する底の試薬相互が複雑に衝突干
渉し合い試薬槽内全体で効果的な撹拌が行われる。
【0014】また底の横幅(軸方向の幅ないしないし試
薬槽の短手方向の幅)を、試薬槽の短手方向の開口幅に
比してかなり幅狭にしておけば衝突エネルギーが分散さ
れず上方へ運動エネルギーに効果的に変換でき、強い流
れが形成されよりよい撹拌が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜面図
【図2】断面図
【図3】断面図
【図4】他の実施例にかかる底部分の断面図
【図5】他の実施例にかかる底部分の断面図
【図6】他の実施例にかかる底部分の断面図
【図7】他の実施例にかかる底部分の拡大断面図
【符号の説明】
1−試薬槽、2−開口、3−把手、4−底、5−ノズル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】担体に抗原または抗体を付着させた試薬を
    溶媒に懸濁させた、免疫学的測定方法用試液を収納する
    試薬槽において、吸引吐出のために挿入される複数ノズ
    ルに対応した底部分が、円弧状、V字状または逆台形状
    の底となっていることを特徴とする試薬槽
  2. 【請求項2】前記測定方法が免疫凝集法、EIA法、C
    LIA法、CLEIA法のいずれかであることを特徴と
    する請求項1の試薬槽
  3. 【請求項3】前記試薬が、血球、ゼラチン粒子、ポリア
    ミノ酸粒子、ラテックス粒子、磁性微粒子、金属粒子の
    いずれかから選択される粒子を担体とし、抗原または抗
    体を付着させた試薬であることを特徴とする請求項1の
    試薬槽
  4. 【請求項4】前記底部分の横幅が試薬槽開口の横幅より
    幅狭になっていることを特徴とする請求項1の試薬槽
  5. 【請求項5】試薬槽開口から底部分にかけて幅狭のテー
    パーが与えられていることを特徴とする請求項1の試薬
  6. 【請求項6】前記底部分の表面がスムーズまたは凹凸の
    ある形状となっていることを特徴とする請求項1の試薬
  7. 【請求項7】前記底部分が互いに連続していることを特
    徴とする請求項1の試薬槽
  8. 【請求項8】前記底部分が大きさまたは形状において不
    均一な凹凸形状になっていることを特徴とする請求項1
    の試薬槽
  9. 【請求項9】前記底部分が円弧状、V字状または逆台形
    状の底を任意に組み合わせていることを特徴とする請求
    項1の試薬槽
JP2996295A 1995-01-26 1995-01-26 試薬槽 Pending JPH08201388A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016073832A1 (en) * 2014-11-07 2016-05-12 Theranos, Inc. Improved methods, devices, and systems for mixing fluids

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016073832A1 (en) * 2014-11-07 2016-05-12 Theranos, Inc. Improved methods, devices, and systems for mixing fluids
US9513197B2 (en) 2014-11-07 2016-12-06 Theranos, Inc. Methods, devices, and systems for mixing fluids
US10114033B2 (en) 2014-11-07 2018-10-30 Theranos Ip Company, Llc Methods, devices, and systems for mixing fluids

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02