JPH08201290A - 林檎の内部品質検査方法及びその装置 - Google Patents

林檎の内部品質検査方法及びその装置

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JPH08201290A
JPH08201290A JP2874495A JP2874495A JPH08201290A JP H08201290 A JPH08201290 A JP H08201290A JP 2874495 A JP2874495 A JP 2874495A JP 2874495 A JP2874495 A JP 2874495A JP H08201290 A JPH08201290 A JP H08201290A
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Hisaichi Shibazaki
久市 柴崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 林檎の果皮の色に影響されることなく、蜜入
り状態等を非破壊で正確に判別する。 【構成】 林檎100の果頂部に波長620〜1100
nmの光Lを入射する発光ランプ12及び柔軟性ある試
料受け15を有する光源部1と、果柄部側への外来光の
遮光を行う絞り23を有し、果柄部からの透過光L1を
光センサー20で検出する受光部2と、異なる複数の基
準電圧で区分けされた複数のレベル範囲に対応して設け
られ、検出信号S1のレベルが自己のレベル範囲に含ま
れるときに、制御信号C0〜C4を出力する四つの電圧比
較器51〜54と、制御信号C0〜C4に対応した音調の
音を発生する五つの発音器60〜64と、林檎100が
試料受け15に載置されたときに、発光ランプ12を作
動するリミットスイッチ16と、発光ランプ12の発光
を検出して、電圧比較部5を作動させるランプ点灯セン
サー50とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光透過率に基づいて林
檎の内部品質を検査する林檎の内部品質検査方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、林檎の検査では、主に収穫時期に
とれた林檎の大きさや重量及び外見的な形や色合いによ
って、その林檎の熟度等の判断を行ない、等級などを決
定していた。しかし、林檎の中には、熟度等の内部品質
を形や色合い等の外見で判断することが困難なものが多
い。林檎は、果皮の赤い色と熟度とは無関係である。す
なわち、林檎は、未熟でも、強制的に日光にさらすと赤
く着色する。また、完熟した林檎でも、葉陰にあったも
のは赤の着色度が少ない。特に、林檎の果頂部(花が付
いた部分)の周辺には、黄緑色ないし黄色の部分が残る
ので、このような林檎は、完熟品であるにもかかわら
ず、未熟品として処理されることが多い。
【0003】また、林檎は樹上で完熟したものが旬のも
のとして好まれる。このため、温度や雰囲気ガスの制御
により、鮮度を保ちつつ長期間保存する技術を用いて、
旬以外の時期にとれた林檎を旬にとれた林檎と同様の状
態にして出荷する場合がある。しかし、このような技術
が施された林檎の検査においては、保存中に林檎の鮮度
が低下して内部不良が生じた場合に、外見からその状態
を判別することができない。
【0004】特に、ある種類の林檎の完熟品は、図6及
び図7に示すように、林檎100の果芯107の周辺部
が、維管束108(水分と糖分とが通る管の束)に沿っ
て透明な蜜入り部分200が広がる、いわゆる「蜜入り
状態」となり、特有の香気と味覚とを発し、高級品とし
て好まれている。このような林檎100の蜜入り部分2
00の量的判断は、抜き取り試料を切断することによっ
て行われている。
【0005】しかし、このような蜜入りの林檎は、上記
のように長期間保存すると、保存中に、果芯107部分
や果肉109の全体が褐色に変色して(褐変)、香気や
味覚が落ちてしまうという欠陥を有している。また、蜜
の入っていない林檎でも、長期間保存すると、蜜入りの
林檎と同じように褐変するものが出てくる。そして、こ
のように褐変した林檎を外見だけで判別することはでき
ず、また、抜き取り切断検査では、見落すおそれがあ
る。
【0006】ところで、林檎は、未熟のときは、内部が
硬く水分が少ないので、光の散乱が多く、光透過率が低
いが、熟すに従って、果肉中の水分が多くなり、透明度
が増して、光透過率が高くなるという性質を有してい
る。近年、このような林檎の性質を利用して非破壊で林
檎の内部検査を行う技術が公表されている。例えば、
「単一波長の光透過によるリンゴ果実のミツ症状の非破
壊測定」(福田博之,果樹試報 C15 P41−47
農林水産省 1988)、「近赤外透過スペクトルに
よる果実糖度の非破壊測定法」(特開平6−18615
9号公報)がある。また、検査対象は林檎ではないが、
同様の技術として「携帯型パインアップル熟度判定装置
の開発」(平田晃,食品流通技術 Vol.23 N
o.11 P61−64)がある。
【0007】ここで、「単一波長の光透過によるリンゴ
果実のミツ症状の非破壊測定」は、水浸状の組織が光を
よく透過させることを利用するもので、温度の影響を受
けない単一の波長810nmを透過させ、その吸光度の
大きさによって蜜発生程度を測定することができる技術
である。また、「近赤外透過スペクトルによる果実糖度
の非破壊測定法」は、林檎の大きさに関係する波長及び
糖の成分に関係する幾つかの特定波長の吸光度を検出し
て、林檎の甘みの程度を測定することができる技術であ
る。さらに、「携帯型パインアップル熟度判定装置の開
発」は、パインアップルの熟度と内部障害とを自然光の
透過で判定すると共に、周囲の明るさを測定し、その測
定値に基づいて判定値を補正することができる技術であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した「単
一波長の光透過によるリンゴ果実のミツ症状の非破壊測
定」の技術では、収穫直後の新鮮な林檎に対しては、効
果的に測定をすることができるが、長期保存により内部
褐変が生じている林檎に対しては、光の透過総量が極め
て少なく、正確な判別が困難であった。
【0009】また、上述したいずれの技術も、林檎の蜜
入り判別に適用すると、同じ蜜入り状態の林檎でも、そ
の果皮の色合いによって判別に差異を生じるという問題
があった。すなわち、図8に示すように、同じ蜜入り状
態の林檎でも、黄色ないし黄緑色の果皮を有する林檎の
光透過率は、赤い果皮を有する林檎の光透過率よりも大
きいので、果皮の色合いを考慮しない技術では、大きな
判定誤差を生じてしまう。さらに、果物は一般に球形に
近い形をしたものが多いが、必ずしも一様ではなく、光
の透過率に方向性があった。したがって、光透過量の測
定方向を果物の形状に対応させて決定しておかないと、
正確に測定することができなかった。
【0010】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、林檎の果皮の色に影響されることなく、蜜入り
の完熟状態から内容の褐変したものまで広い範囲にわた
って、その内部品質を非破壊で正確に判別することがで
きる林檎の内部品質検査方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】まず、図5〜図8に基づ
いて、本発明の基本的な原理を説明する。未熟品の林檎
100においては、果肉109の細胞に含まれる水分が
少なく、気泡が多い。このため、光の散乱反射が多く、
細胞が白色を呈している。しかし、熟度が上がるに従
い、果肉109の細胞の水分が増加して、細胞内を満た
すようになり、細胞内の気泡が消失する。そして、さら
に熟度が進行すると、水分が果肉109の細胞間にあふ
れた状態、すなわち、光の通りの良い蜜入り状態とな
る。この結果、果肉109が透明化し、光の散乱反射が
なくなる。
【0012】蜜入り状態の林檎100の内部を観察する
ために、図6に示すように、林檎100を果柄101か
ら果頂103の縦方向に切断し、図7に示すように、林
檎100の中央部を横方向に切断した。この結果、図7
に示すように、密入り部分200は、種子105がある
果芯107を取り囲む10本の維管束108を中心とし
て、島状に広がり、10枚の花びらが放射状に並んだよ
うな模様を形成していた。また、図6に示すように、密
入り部分200は、果柄101から果頂103に向かう
維管束108に沿って果肉109の内部に広がってい
た。すなわち、密入り部分200は、透明度の高い導光
路となって、光を林檎100の縦方向に通し易くしてい
る。また、10枚の花びら模様の密入り部分200は、
必ずしも一様の大きさではなく、かなりの偏りがあるこ
とが観察された。
【0013】この蜜入り状態の林檎100の果柄101
の周辺部102と、果頂103の周辺部104との果皮
110を剥ぎ取り、果頂周辺部104に照射した光が果
柄周辺部102に透過する光の透過率を測定したとこ
ろ、図5に示すように、その光透過率がおおよそ5×1
-5であり、このときの果肉比重はおおよそ0.95g
/cm3であった。
【0014】次に、蜜入りの林檎を長期保存すると、鮮
度が低下し、やがて褐変に至る。この状態を観察したと
ころ、果肉109の水分が少しづつ失われ、蜜入り状態
が2〜3ケ月で消失した。さらに、保存を続けると、水
分を失い、細胞内の気泡が増大して、光の散乱反射が多
くなり、透過する光量が著しく減少した。この蜜なし状
態での果肉109のみの光の透過率は、図5に示すよう
に、おおよそ2×10-6〜5×10-7であり、蜜入り状
態の場合に比べて1〜2桁も光透過率が低くなった。
【0015】また、ある林檎の中には、蜜入り状態であ
った部分から細胞が壊死して、褐色を呈する内部褐変に
至り、やがて褐変が果肉109の全体に及ぶものがあ
る。また、蜜入り状態でなくても、長期間の保存によっ
て鮮度を失い、果肉109の全体が褐変に至るものがあ
る。このように褐変した果肉109の光透過率は、蜜な
し状態の林檎に比べてさらに低下し、図5に示すよう
に、5×10-9〜1×10-11であった。このときの果
肉比重は0.65〜0.75g/cm3であった。
【0016】以上のように、林檎100は、蜜入り状
態,蜜なし状態,褐変状態によって光透過率が大きく異
なり、縦方向に光を照射することによって、正確にその
状態を判別できることが判った。
【0017】次に、林檎100の果皮の色についての観
測結果について述べる。果皮110を可視光から近赤外
線の範囲の光が透過する差異の特性は、おおよそ図8に
示すような曲線になった。すなわち、未熟の林檎におけ
る緑ないし黄緑色の果皮では、その特性曲線(図7の細
線)が、波長500nmで穏やかなピークを有し、この
ピークから短い波長400nm及び近赤外線の長い波長
1100nmに向かって穏やかに低下している。そし
て、完熟品であるが日光に当たらなかった黄色の部分で
は、波長400nmから超波長側に向かって穏やかに上
昇し、おおよそ800nm以上で一定になった。
【0018】一方、充分に日光に当たり赤くなった果皮
の特性曲線(図8の太線)では、600nm以下の波長
を有する光の透過率が5%であり、極めて低い。そし
て、この特性曲線は、620nm付近から長波長側で高
い光透過率を示し、800nmから1100nmの範囲
では、光透過率が30%であり、黄緑色の果皮における
光透過率とほぼ等しかった。
【0019】すなわち、林檎100の縦方向に光を照射
すると、光は果皮110を二度通過するので、光透過率
が30%×30%となるが、上述したように、620n
m以上の波長を有する光を照射すれば、果皮の色に左右
されることなく、林檎の内部状態を正確に判別できるこ
とが判った。
【0020】本発明は、このような原理に基づいてなさ
れたものであり、上記目的を達成するため、請求項1に
記載の林檎の内部品質検査方法は、光を林檎の果頂部又
は果柄部に入射し、上記林檎の果柄部又は果頂部もしく
は側面部からの透過光の強さや明るさを検出し、その検
出レベルに応じて、上記林檎の等級,内部褐変の程度,
鮮度を判別する構成としてある。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載の林檎の
内部品質検査方法において、上記入射光を、上記林檎の
果皮の色によって光透過率が左右されない波長範囲の光
である構成としてある。
【0022】また、請求項3に記載の林檎の内部品質検
査装置は、林檎の果頂部又は果柄部に光を入射する発光
ランプ及び林檎を載置するための試料受けを有する光源
部と、上記林檎の果柄部又は果頂部を被覆することが可
能であり、果柄部又は果頂部からの透過光を内蔵した光
センサーで検出して、その検出信号を出力する受光部
と、少なくとも一つの判定レベルを有し、上記検出信号
のレベルと判定レベルとを比較して、その判定レベルに
対応した制御信号を出力する電圧比較部と、上記制御信
号に対応した表示を行う表示部とを具備した構成として
ある。
【0023】また、請求項4の発明は請求項3記載の林
檎の内部品質検査装置において、上記発光ランプは、上
記林檎の果皮の色によって光透過率が左右されない波長
範囲の光を発光するものであり、上記試料受けは、上記
林檎の載置時に林檎に密着し、上記果頂部側又は果柄部
側への外来光の遮光を可能にする柔軟性部材で形成して
あり、上記受光部は、上記林檎への被覆時に林檎と面接
触して、上記果柄部側又は果頂部側への外来光の遮光を
可能にする絞りを有しており、上記電圧比較部は、異な
る複数の基準電圧で区分けされた複数の判定レベルを有
するとともに、上記複数の判定レベルに対応して設けら
れ、上記検出信号のレベルに応じた上記制御信号を出力
する複数の電圧比較器を有しており、上記表示部は、上
記制御信号に対応した音調の音を発生する複数の発音
器、又は上記制御信号に対応した色調の発光を行う複数
のランプで形成した構成としてある。
【0024】また、請求項5の発明は請求項3記載の林
檎の内部品質検査装置において、上記林檎が上記試料受
けに載置されたときにON状態となって、上記発光ラン
プを作動するリミットスイッチと、上記発光ランプの発
光を検出して、上記電圧比較部を作動させるランプ点灯
センサーとを設けた構成としてある。
【0025】また、請求項6の発明は請求項4又は5記
載の林檎の内部品質検査装置において、電流電圧変換器
の回路定数を変換するスイッチを備えた上記受光部から
の検出信号の増幅度を変換する増幅手段を有し、上記ス
イッチを切換えることによって正常な林檎の等級判別と
褐変による不良林檎の判別とを選択的に行なう構成とし
てある。
【0026】さらに、請求項7の発明に係る林檎の内部
品質検査装置は、林檎の果頂部又は果柄部に光を入射す
る発光ランプを有する光源部と、上記林檎を載置するた
めのゴムパッドが設けられ、上記光源部の前まで搬送さ
れる試料台と、上記林檎の側面から射出される透過光を
受光して、透過光の明るさを示す映像信号を出力するビ
デオカメラ、及び上記映像信号の画像に沿って設定され
た一又は複数の明るさ測定用の判別ポイントに対応した
一又は複数の判定レベルに基づいて上記林檎の内部品質
の判別を行う画像処理判別器を有する撮像判別装置とを
具備した構成としてある。
【0027】また、請求項8の発明は請求項7記載の林
檎の内部品質検査装置において、上記発光ランプは、上
記林檎の果皮の色によって光透過率が左右されない波長
範囲の光を発光するものであり、上記受光部は、上記林
檎の載置時に林檎と面接触して、上記果頂部側又は果柄
部側への外来光の遮光を可能にする絞りを有するもので
ある構成としてある。
【0028】また、請求項9の発明は請求項7又は8記
載の林檎の内部品質検査装置において、上記試料台と上
記光源部との隙間を塞いで、上記果頂部側への外来光の
遮光を可能にする遮光板と、上記光源部の前に位置する
上記試料台を検出して、上記画像処理判別器を作動させ
る位置センサとを設けた構成としてある。
【0029】
【作用】請求項1〜請求項4の発明によれば、光源部の
試料受けに林檎を載せ、例えば、果柄部側に受光部を被
覆すると、試料受けと受光部の絞りとが林檎に密着し、
果頂部側及び果柄部側への外来光が遮光される。この状
態で、発光ランプを作動させると、林檎の果頂部に光が
入射され、果柄部から透過光として射出される。この透
過光は、受光部の光センサーで検出され、その検出信号
が電圧比較部に出力される。このとき、発光ランプから
の光は、林檎の果皮の色によって光透過率が左右されな
い波長範囲のものであるので、検出信号のレベルは林檎
の蜜入り等級などに対応した大きさとなる。そして、電
圧比較部において、検出信号のレベルが自己の判定レベ
ルに含まれると判断した電圧比較器から、そのレベルに
対応した制御信号が表示部に出力され、制御信号を受け
た発音器又はランプが、音又は光を発生する。すなわ
ち、林檎の良,不良又は林檎の蜜入り等級などに対応し
た音調の音(等級を示す言葉を含む)又は色調の光が発
生する。
【0030】請求項5の発明によれば、林檎が試料受け
に載置されると、リミットスイッチON状態となって、
発光ランプが作動するとともに、その発光がランプ点灯
センサーで検出され、電圧比較部が作動される。すなわ
ち、林檎が試料受けに載置されたときのみ、電圧比較部
が作動する。
【0031】請求項6の発明によれば、増幅器の増幅度
を切換えることにより、正常林檎の各等級から不良林檎
の褐変の程度まで幅広い内部品質の検査を行う。
【0032】また、請求項7〜請求項9の発明によれ
ば、林檎が載置されたゴムパッドを有する試料台が光源
部の前まで自動的に搬送され、果皮の色によって光透過
率が左右されない波長範囲の光が、発光ランプから林檎
の果頂部に照射される。そして、林檎の側面から射出さ
れる透過光が撮像判別装置のビデオカメラで受光され、
透過光の明るさを示す映像信号が画像処理判別器に出力
される。すると、画像処理判別器において、映像信号の
画像に沿って設定された一又は複数の明るさ測定用の判
別ポイントに対応した一又は複数の判定レベルに基づい
て、林檎の内部品質の判別が行れる。
【0033】請求項8の発明によれば、試料台が光源部
の前まで搬送されると、遮光板によって、試料台と上記
光源部との隙間が塞がれ、果頂部側への外来光が遮光さ
れる。また、位置センサによって、光源部の前に位置す
る試料台が検出され、画像処理判別器が作動される。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第一実施例)図1は、本発明の第一実施例に係る林檎
の内部品質検査装置を示すブロック図である。本実施例
の内部品質検査装置は、光源部1と、受光部2と、増幅
器3と、指示装置4と、電圧比較部5、及び、発音部6
とを備えている。また、この内部品質検査装置は、本発
明の林檎の内部品質検査方法を実現する装置でもある。
【0035】光源部1は、林檎100に光Lを照射する
部分であり、試料受け15が載置された筺体10内に、
発光ランプ12と集光光学系とを備えている。発光ラン
プ12は、上記原理に基づき、判別に効果的な620n
m〜1100nmの範囲の波長を高効率で発光する10
0V,600Wのハロゲン白熱電球である。この発光ラ
ンプ12は、図4に示すような発光特性を有している。
【0036】また、集光光学系は、発光ランプ12の下
方に配された凹面の反射鏡13と、発光ランプ12の上
方に配された凸状の集光レンズ14とで形成されてい
る。筺体10の上面中央部には、林檎100に対する光
Lの照射面積を一定にするために、約直径50mmの絞
り11が穿設されており、試料受け15は、この絞り1
1と連通する円形孔を有している。なお、この試料受け
15の円形孔で絞り11を兼ねるようにすることもでき
ることは勿論である。
【0037】試料受け15は、林檎100を載せるため
のものであり、林檎100を傷付けないように厚み3c
m程度の柔軟なゴム,スポンジなどで形成されている。
さらに、この試料受け15は黒色を呈しており、林檎1
00の下部に密着して漏光を防止するよになっている。
このような試料受け15の円形孔内下部には、自動電圧
調整器17を駆動させるためのリミットスイッチ16が
取り付けられており、林檎100が試料受け15に載置
され可動接点が図の破線位置から実線位置に移動したと
きに、ON状態となる。
【0038】自動電圧調整器17は、発光ランプ12の
電源として機能する機器であり、この自動電圧調整器1
7は、発光ランプ12への供給電源電圧を自動的に一定
電圧に調整し、発光ランプ12の明るさの変動を抑える
機能を有しており、これにより、判別誤差の減少を図っ
ている。
【0039】光源部1が上記のような構成を有している
ことにより、試料受け15に載せられた林檎100がリ
ミットスイッチ16の可動接点を下げると、リミットス
イッチ16がON状態になり、自動電圧調整器17が作
動して、発光ランプ12に一定の電源電圧が供給され
る。この結果、発光ランプ12が、620nm〜110
0nmの波長の光Lを発光し、光Lが集光レンズ14に
よって集光され、絞り11を介して、林檎100に照射
される。
【0040】一方、受光部2は、暗箱状に形成されてお
り、その内側上面には、光センサー20が装着されてい
る。光センサー20は、受光面積が1cm2のシリコン
光ダイオードであり、透過光L1を検出して、電流の検
出信号S1を増幅器3に出力する機能を有している。こ
のシリコン光ダイオードの感度特性は、可視光全域から
近赤外線の1100nmにかけて高感度であり、赤色光
の800nmにおいて、穏やかなピークを有している。
すなわち、光センサー20として、ハロゲン白熱電球で
ある発光ランプ12との組み合わせで林檎100の透過
光L1を測定するに最適な感度特性を有したシリコン光
ダイオードを用いている。そして、このような光センサ
ー20の前段には光フィルタ21が配置されている。
【0041】光フィルタ21は、遮断波長が620nm
のロングパスフィルタR62である。このようなフィル
タを用いたのは、ハロゲン白熱電球が広範囲の可視光を
発し、かつ黄色や橙色の620nm以下の波長も強いの
で、林檎100の果皮の色によって光Lの透過率が大き
く変化する波長域を取り除くためである。なお、光フィ
ルタ21は光源部1の内部に設けてもよいが、作業環境
照明灯等の外来光の漏れによる精度低下を低減するに
は、本実施例のように光センサー20側に設けるほうが
好ましい。
【0042】このような光センサー20や光フィルタ2
1が装着された受光部2の下端周縁には、試料受け15
と同じようにゴムスポンジで形成された遮光器22が取
り付けられている。そして、この遮光器22の下端周縁
部には、受光面積を一定にすると共に林檎100の多様
な形状に柔軟に面接触して外来光を遮断するための絞り
23が形成されている。
【0043】このような構成の受光部2は、図示しない
上下動手段、例えば支柱から水平に張り出した基台に上
下動可能に支持されるとともに、ハンドル操作によって
上下動するような手段に取り付けられている。したがっ
て、受光部2を図示しないハンドルを用いて持上げ、そ
の状態で、手で林檎100を試料受け15に載せた後、
手動で受光部2を押し下げることにより行う。ただし、
受光部2の上下動は、これに限るものではなく、エアシ
リンダ,モータ等を有する自動機構を用いて、上下動さ
せるようにしてもよい。
【0044】増幅器3は、図示しない電流電圧変換器を
有しており、この電流電圧変換器で電圧信号に変換され
た検出信号S1を例えば100倍に増幅し、その増幅検
出信号S2を指示装置4と電圧比較部5とに出力する機
器である。この増幅器3の増幅度は所定の大きさに調整
することができるようになっている。
【0045】また、蜜入りの検査に比べ、内部褐変の検
査は2〜3桁少ない光量を測定する必要があるので、電
流電圧変換器としては、例えば、2μAの電流を20m
Vの電圧に増幅変換する蜜入り検出用の電流電圧変換器
の他に、0.02μAの電流を200mVの電圧に増幅
変換する褐変検出用の電流電圧変換器を用意する必要が
ある。しかし、蜜入りの検査は収穫直後に行い、褐変の
検査は長期保存品の出荷時に行うので、検査時期が異な
る。したがって、両検査を同時に行う必要はないので、
蜜入り検査用と褐変検査用との二台の電流電圧変換器を
必要としない。したがって、本実施例では、一台の電流
電圧変換器の回路定数をスイッチで切り換えて、上記二
種類の増幅変換率を得るようにしている。
【0046】指示装置4は、増幅検出信号S2が示す電
圧をディジタル化して表示する装置である。
【0047】電圧比較部5は、四つの電圧比較器51〜
54を備えており、これらの電圧比較器51〜54が、
予め設定された基準電圧V0,V1,V2,V3(V0<V1
<V2<V0)に基づいて作動するようになっている。具
体的には、電圧比較器51は、増幅器3からの増幅検出
信号S2の電圧が基準電圧V0未満の判定レベル(範
囲)にあるかを比較判断し、未満の場合には、制御信号
C0を発音部6に出力する。また、増幅検出信号S2の
電圧が基準電圧V0以上かつV1未満の判定レベル(範
囲)にあるかを比較判断し、その場合には、制御信号C
1を発音部6に出力する。電圧比較器52は、増幅検出
信号S2の電圧が基準電圧V1以上かつV2未満の判定レ
ベル(範囲)にあるかを比較判断し、その場合には、制
御信号C2を発音部6に出力する。電圧比較器53は、
増幅検出信号S2の電圧が基準電圧V2以上かつV3未満
の判定レベル(範囲)にあるかを比較判断し、その場合
には、制御信号C3を発音部6に出力する。電圧比較器
54は、増幅検出信号S2の電圧が基準電圧V3以上の
判定レベル(範囲)にあるかを比較判断し、その場合に
は、制御信号C4を発音部6に出力する。
【0048】このような電圧比較部5は、図に示すよう
に、発光ランプ12の近傍に配設されたランプ点灯セン
サー50に接続されており、発光ランプ12が発光した
ときにランプ点灯センサー50から出力される信号に同
期して、作動するようになっている。なお、ランプ点灯
センサー50ではなく、電流検出器を用い、発光ランプ
12に流れる電流を検出して電圧比較部5を作動させる
ようにしてもよい。
【0049】発音部6は、音調が異なる5つの発音器6
0〜64で構成されている。具体的には、発音器60
は、電圧比較部5の電圧比較器51から制御信号C0を
入力すると音を発生し、発音器61は、同じく制御信号
C1を入力すると音を発生し、発音器62は、同じく制
御信号C2を入力すると音を発生し、発音器63は、同
じく制御信号C3を入力すると音を発生し、発音器64
は、同じく制御信号C4を入力すると音を発生するよう
になっている。なお、発音部6は、等級に応じた言葉、
例えば「一等」,「二等」・・・といった音声を発生す
るようにしてもよい。
【0050】蜜入り検査において、発音器60の音は、
林檎100が零等級(蜜入り無し)であることを示し、
発音器61の音は、一等級(蜜入り小)であることを示
し、発音器62の音は、二等級(蜜入り中)であること
を示し、発音器63の音は、三等級(蜜入り大)である
ことを示し、発音器64の音は、四等級(蜜入り甚大)
であることを示す。これにより、数値表示を見なくと
も、目を手元においたまま、林檎100の分級作業を行
うことができ、判別作業の効率化を図ることができるよ
うになっている。
【0051】上述したような電圧比較部5や上記増幅器
3等は、通常の演算増幅器及びA/D変換器やディジタ
ル比較器等の集積回路で形成されている。しかし、これ
に限らず、市販の微小電流計及び電圧比較器やシーケン
ス制御によっても形成することができることは勿論であ
る。
【0052】次に、第一実施例の内部品質検査装置を用
いた分級作業例について説明する。まず、収穫直後の蜜
入り林檎100の分級作業について述べる。図1に示す
ように、果頂部を下に向けて林檎100を試料受け15
の上に置き、受光部2を林檎100の果柄部側に当接す
る。そして、遮光器22の絞り23が果柄部周辺に密着
するように、受光部2を押下する。すると、林檎100
が下方に押し下げられ、リミットスイッチ16の可動接
点が点線で示す状態から実線で示す状態に押し下げら
れ、ON状態になる。
【0053】これにより、自動電圧調整器17が作動
し、一定の電圧が発光ランプ12に供給され、発光ラン
プ12が発光する。この結果、光Lが絞り11に集光し
て、林檎100の果頂部側に入射する。このように、光
Lの入射側を林檎100の果頂部としたのは、果柄部や
横方向から入射すると、蜜入り部分の偏りが大きい林檎
100では、光Lの透過率が2分の1以下になってしま
い、測定上、好ましくないからである。また、受光部2
の遮光器22が林檎100に密着せずに、漏光が多くな
るおそれもあるからである。上記動作と並行して、ラン
プ点灯センサー50が光Lを検出し、その信号が電圧比
較部5に入力されて、電圧比較部5が作動する。
【0054】林檎100の果頂部に入射した光Lは、林
檎100内の蜜入り部分を通って、果柄部側から透過光
L1として出てくる。そして、この透過光L1が光フィル
タ21によって濾波され、林檎100の果皮の色に影響
されない波長620〜1100nmの透過光L1のみ
が、光センサー20に至る。ところで、発光ランプ12
から発光する光Lの明るさを、照度計に減光フィルタN
D10とND100とを重ね掛けして計ったところ、約
100万ルクスであった。この明るさは、地上の太陽直
射の約100倍に相当するが、これは作業環境の照明光
による判別誤差を少なくする。しかし、林檎100の透
過光L1は、適度な蜜入りでも50ルクス、非蜜入りで
は10〜0.1ルクスとなり、月明り並みの微弱な光で
ある。
【0055】したがって、光センサー20で検出された
透過光L1の強さを示す検出信号S1の電流値は非常に
小さくなる。しかし、この検出信号S1は、増幅器3の
電流電圧変換器で増幅変換され、増幅器3でさらに所定
の大きさの電圧に増幅される。この結果、以後の測定に
充分な大きさの増幅検出信号S2が指示装置4及び電圧
比較部5に送られる。例えば、二等級の中程度の蜜入り
林檎100では、光センサー20からの検出信号S1は
たった2μAの電流値でしかないが、この検出信号S1
は、電流電圧変換器で20mVに増幅され、しかる後、
増幅器3で2Vに増幅される。
【0056】このように増幅器3で増幅された電圧と林
檎100の等級とは、相関関係がある。すなわち、上記
原理で説明したように、光Lの透過率が蜜入り部分の大
きさに対応するので(図4参照)、等級に応じた強さの
透過光L1が光センサー20で検出され、増幅器3で増
幅されるからである。実際、多数個の試料林檎100を
測定し、その後切断して蜜入りの等級分けをしたとこ
ろ、等級と測定電圧とが直線関係となった。したがっ
て、増幅検出信号S2が蜜入り林檎100の等級を間接
的に示すこととなる。
【0057】増幅器3で増幅された増幅検出信号S2
は、電圧比較部5に入力され、電圧比較器51〜54に
おいて、電圧比較される。例えば、林檎100が二等級
のものである場合には、増幅検出信号S2の電圧が、基
準電圧V1以上かつV2未満となるので、電圧比較器52
から制御信号C2が出力される。
【0058】そして、制御信号C2が発音部6に入力さ
れると、発音器62が、特有の音調の音を発生する。こ
れにより、作業者は、現在測定している林檎100が二
等級(蜜入り中)であることを容易に知ることができ
る。このように、作業者は、発音器60〜64の音調に
よって、現在測定している林檎100の等級を判別する
ことができる。
【0059】なお、未熟品については、一般に林檎10
0の果皮の色が緑〜黄緑色をしているので、従来の外観
検査によっても判別することができるが、上記のように
本実施例の装置によれば、果皮の色を見ることなく、未
熟品を判別することができる。ところで、未熟品は、果
肉の水分が少ないので、光Lの透過率が低く、蜜入りで
ない正常品を長期保存したものと同等である。しかし、
未熟品は果皮に緑色が多いので、光Lの波長が620n
m以上の赤色光をあまり透過させない。このため、透過
光L1の透過光量は、鮮度低下品ないし軽度の内部褐変
品と同等になる。
【0060】次に、長期保存後の林檎100の褐変状態
検出作業について述べる。この褐変検出作業において
は、予め、増幅器3の回路定数をスイッチで切り換え、
電流電圧変換器の褐変検出用にしておく。すなわち、例
えば、2μAの検出信号S1を20mVの電圧に増幅変
換するように、電圧変換器の増幅率を大きくしておく。
そして、電圧比較部5のV0〜V3に対応させて、増幅器
3の増幅率を蜜入り検査時よりも大きくしておく。
【0061】この状態で、上記蜜入り林檎100の検査
と同様にして、内部褐変の判別作業を行うことができ
る。すなわち、林檎100の褐変の程度に応じて、透過
光L1の強さが変るので、増幅器3からの増幅検出信号
S2の電圧値が褐変度に応じた大きさになり、その増幅
検出信号S2が上記のごとく電圧比較部5の電圧比較器
51〜54によって比較判別され、褐変度に対応した発
音器60〜64が音を発生することとなる。また、褐変
までは至らないが、鮮度が低下した林檎100では、正
常品に比べて水分の消失が多く、光Lの透過率が正常品
に比べて低下するので、電圧比較器51〜54によっ
て、鮮度の程度を比較判別することができることとな
る。
【0062】なお、本装置の周囲の明るさによる判定誤
差は、通常の労働環境の照明基準は500ルクス以上で
あるが、自然の外来光及び白熱電球による照明では50
0ルクス以下で無視することができる大きさであり、蛍
光灯では3000ルクス以下で無視することができる大
きさであった。したがって、普通の蛍光灯による照明を
用いる限り、判定誤差による誤判定の危険性はない。ま
た、本装置が正常な判別を行っているか否かの検定を、
光透過率を適度な蜜入り品と同等に調整した直径8cm
のダミーを用いて行った。ダミーは乳白色のふっ素樹脂
の球体で、光を投射する部分に減光フィルタを組込み、
蜜入りの等級を「三」程度に調整した。検出感度の調整
は、このダミーに指定された値となるように、増幅器3
の増幅度を調整することにより行った。
【0063】以上説明したように、第一実施例の内部品
質検査装置によれば、光透過率が林檎100の果皮の色
によって影響を受けない波長620nm〜1100nm
の光Lを林檎100の果頂部に入射し、その透過光L1
の強さを、電圧比較器51〜54によって区別し、その
結果に対応した音調の発音器60〜64を作動させるよ
うにしたので、林檎100の果皮の色に影響されること
なく、林檎100の蜜入り等級,内部褐変,鮮度等を非
破壊で容易に判別することができ、この結果、分級作業
の正確化,効率化を図ることができる。
【0064】(第二実施例)次に、本発明の第二実施例
に係る林檎の内部品質検査装置について説明する。図2
は、本発明の第二実施例に係る林檎の内部品質検査装置
を示すブロック図である。上記第一実施例の内部品質検
査装置は、作業者が、手で林檎100を試料受け15上
に載置し、判別検査終了後、林檎100を試料受け15
から取り除いて、次の林檎100を試料受け15に載せ
るという、手動作業装置であった。これに対して、本実
施例の内部品質検査装置は、自動的に全ての作業を行う
ことができるように構成されている。
【0065】本装置は、第一実施例の光源部1とほぼ同
様の光源部7を有している。すなわち、円形孔71を有
した筺体70内に、発光ランプ72と反射鏡73と集光
レンズ74とが組み付けられている。この光源部7の上
方に、試料台75が位置するようになっている。
【0066】試料台75は、複数台あり、これら複数台
の試料台75が、図示しないベルトコンベアー等の搬送
機構に等間隔で取り付けられ、この搬送機構よって光源
部7の上を通過するように連続的に搬送される。各試料
台75は、図に示すように、その中央部に筺体70の円
形孔71と連通可能な円形孔76を有し、発光ランプ7
2からの光Lを上方に導くようになっている。また、筺
体70と試料台75の隙間から光Lが漏れないように、
試料台75の下面両側には、遮光板77が突設されてい
る。なお、この遮光板77は、少なくとも、後述するビ
デオカメラ90側に光Lが漏れることを防止できればよ
いので、図に示す構造に限定されるものではない。
【0067】また、試料台75の上面には、林檎100
が載置される環状の柔軟なゴム等からなるパッド78が
取り付けられている。このパッド78の円形孔の上周縁
には、厚みが1mmの柔軟なゴム等からなる絞り79が
設けられている。これにより、林檎100の傷付き防止
と外来光の遮光とが図られている。
【0068】なお、絞り79としては、図3(a)〜
(e)に示すような種々形状のものを用いることができ
る。すなわち、(a),(b)に示すように、絞り79
を交換できるようにするためパッド78と別個に形成し
たり、あるいは(c)〜(e)に示すように、製作を容
易にするため絞り79とパッド78を一体形成すること
もできる。また、絞り79の動きに、より柔軟性をもた
せるため絞り79の根元部分の内側に溝79aを設けて
もよく、さらにこの溝79aの断面形状も(c)〜
(e)に示すような形状とすることができる。また、パ
ッド78が非常に軟質の材料で作成してある場合には絞
り79を省略することもできる。この絞り79の変形例
は第一実施例における受光部2の絞りにも適用できる。
【0069】このような試料台75が通過する光源部7
の上方には、試料台75が筐体70の上部に位置したと
きに上下動する押え器具8が配設されている。この押え
器具8は、林檎100の傷付き防止用の柔軟なゴムパッ
ド81を有した押し具80と、この押し具80を上下動
させる上下動機構82とを有しており、試料台75が光
源部7の位置にきたときに、上下動機構82の制御によ
り、押し具80が下降するようになっている。
【0070】また、光源部7の近傍には、撮像判別装置
9が配設されている。撮像判別装置9は、CCD式のビ
デオカメラ90と、光フィルタ91と、画像処理判別器
92と、位置センサ93とを備えている。ビデオカメラ
90としては、可視光から近赤外線の波長1100nm
までの透過光L1を捉らえることができる感度を有し、
検出最低照度3ルクスのものが用いられている。
【0071】そして、ビデオカメラ90のレンズは、蜜
入り林檎100の判別においては、F8〜F11のレン
ズが用いられる。また、内部褐変の判別においては、明
るいF1.8のレンズを用いるが、この場合には、さら
に、後述する画像処理判別器92の各判別ポイントの判
定レベルを暗い方向に変更する必要がある。これは、ビ
デオカメラ90の映像信号が上記第一実施例で適用した
光センサー20程度の精度と安定性がないので、単純に
映像信号の増幅度を上げても意味がないからである。こ
のようなビデオカメラ90のレンズ系は、測定作業時に
林檎100が画面一杯に展開するように、設定してお
く。
【0072】また、ビデオカメラ90は一台で充分であ
る。林檎100の蜜入り部分は、かなり偏っているの
で、一方向からのみ検出すると、判別誤差が生じるおそ
れがある。しかし、蜜入りの林檎100の判別は、厳密
に細かいレベルで判定する必要がなく、五つの等級に分
級することができれば足りるので、実用的には、一台の
ビデオカメラ90で足りるからである。なお、より正確
さを求める場合に、複数のビデオカメラを用いることを
妨げるものではない。
【0073】光フィルタ91としては、第一実施例の光
フィルタ21と同様に、遮断波長が620nmのロング
パスフィルタR62が用いられている。この光フィルタ
91は、光源部7内部又はビデオカメラ90内部に設置
してもよいが、作業環境光による誤差の低減とビデオカ
メラ90のレンズ保護の観点から、本実施例では、ビデ
オカメラ90の前段に配置している。
【0074】画像処理判別器92は、試料台75がビデ
オカメラ90の直前に位置したときに位置センサ93か
ら出力される検出信号によって作動し、ビデオカメラ9
0からの映像信号を取り込んで、林檎100の等級など
の判別をする機器であり、従来から物品の外観検査装置
として用いられ、映像信号に基づいてラベルの有無や汚
れ等を検査する市販のものが用いられている。
【0075】具体的には、林檎100の横方向の明るさ
は、試料台75のパッド78に接している下方部分が最
も明るく、上方に向かうに従って次第に暗くなり、押え
器具8の押し具80で押す部分が最も暗くなるという分
布をとる。したがって、ビデオカメラ90から送られて
きた林檎100の映像画面の下方から上方に向かって明
るさを測定する四つの判別ポイントを、ほぼ等間隔で設
け、各点毎に判別レベルを設定し、この判別レベルに基
づいて画像処理判別器92による内部品質の判別を行う
こととした。
【0076】すなわち、下の判別ポイントから順に零等
級(蜜入り無し),一等級(蜜入り小),二等級(蜜入
り中),三等級(蜜入り大),四等級(蜜入り甚大)と
した。そして、ビデオカメラ90から送られてくる映像
の明るさの設定は、切断試料の目視判別に従った。な
お、この明るさの設定には、上記第一実施例と同様に適
当なダミーを用いることによって行うこともできる。こ
のようにして、画像処理判別器92は、ビデオカメラ9
0から取り込んだ画像の明るさの分布に基づいて、林檎
100の蜜入り等級と内部褐変の程度を判別することが
できるようになっている。
【0077】この画像処理判別器92で判別された林檎
100は、図示しない分級機構によって所定の場所に分
離されるようになっている。この分級機構として、従来
から果皮や形状の外観検査に用いられている、例えばシ
リンダと複数のゲートなどからなる周知の機構が用いら
れている。
【0078】次に、第二実施例の内部品質検査装置を用
いた分級作業例について説明する。試料台75のパッド
78に載置された林檎100が、図2に示すように、光
源部7の真上まで搬送されてくると、発光ランプ72の
光Lが林檎100の果頂部に照射される。これと同時
に、位置センサ93が試料台75を検出し、その検出信
号により、試料台75の位置決め停止がなされるととも
に、画像処理判別器92が駆動される。
【0079】林檎100の果頂部に入射された光Lは、
蜜入り部分を介して果柄部方向に進むが、その途中で大
きく拡散し、透過光L1として、ビデオカメラ90側に
向かう。この透過光L1は、果柄部から射出する透過光
と同様に、林檎100の蜜入り程度や内部褐変の程度に
応じた大きさの明るさを有している。
【0080】この透過光L1は、光フィルタ91で濾波
された後、レンズ系を介してビデオカメラ90に入り込
む。すなわち、ビデオカメラ90によって、林檎100
の側面が撮像され、映像信号として画像処理判別器92
に出力される。
【0081】映像信号が、画像処理判別器92に取り込
まれると、その画像の明るさの分布により、光源部7上
にある林檎100の等級,内部褐変の程度,鮮度が判別
される。そして、この画像処理判別器92の判別結果に
基づいて、分級機構が作動し、林檎100がその等級な
どに応じて所定の場所に分離される。
【0082】ところで、本実施例の装置では、普通の作
業室内照明が、林檎100を照すので、この周囲の明る
さによって、大きな判定誤差が生じるおそれがある。そ
こで、本実施例の分級作業においては、装置全体を黒い
カーテン等の遮光部材で覆い、明るさが1ルクス以下の
簡易暗室を形成して、判定誤差を無くすようにした。
【0083】以上説明したように、第二実施例の内部品
質検査装置によれば、搬送機構により、林檎100を光
源部7の位置まで自動的に運び、撮像判別装置9によっ
て、等級などの判別を自動的に行うことができるので、
人手を煩わせることなく、効率的に林檎100の分級作
業を行うことができる。その他の構成,作用効果は、上
記第一実施例と同様であるので、その記載は省略する。
【0084】なお、本発明は、上記第一及び第二実施例
に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内におい
て種々の態様が可能である。例えば、第一実施例では、
表示部として発音部6を用いたが、制御信号C0〜C4に
対応した異なる色調の発光を行う五つのランプで形成し
てもよい。また、第二実施例では、押え器具8を用いた
が、パッド78及び絞り79の態様によってはこれらを
省略することもできる。さらに、第一実施例で用いた受
光部2,増幅器3,電圧比較部5及び発音部6を自動検
査装置に適用してもよく、また、第二実施例で用いた撮
像判別装置9を手動検査装置に適用してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜請求項4の発
明によれば、透過光の強さが林檎の果皮の色によって左
右されない波長範囲の光を林檎の果頂部に入射し、その
透過光の強さを、電圧比較部の電圧比較器によって判別
し、表示部の発音器又はランプがその結果に対応した音
調の音又は色調の光を発生するので、林檎の果皮の色に
影響されることなく、林檎の蜜入り等級,内部褐変,鮮
度等を非破壊で容易に判別することができ、この結果、
分級作業の効率化を図ることができる。すなわち、林檎
を切断したり傷付けたりすることなく、外部から林檎の
蜜入り等級などを検査することができる。したがって、
最上級の林檎であるにも拘らず、従来の外観のみの検査
で等級外と判別されていた林檎を救済することができ
る。また、外観を良くする目的で、林檎の葉を落とす作
業をするが、本発明によれば、非破壊で内部品質を判別
することができるので、葉落とし作業をしなくて済む。
また、内部品質が優れた林檎の生産に寄与することがで
きるので、単に等級分け等が可能になっただけでなく、
林檎の農業経済全体の向上に大きく寄与することができ
るという効果がある。
【0086】請求項5の発明によれば、林檎が試料受け
に載置されたときのみ、電圧比較部が作動するので、作
業を合理的に行うことができるという効果がある。ま
た、請求項6の発明によれば簡単に、林檎の等級判別と
褐変判別を行えるという効果がある。
【0087】また、請求項6〜請求項8の発明によれ
ば、林檎が試料台に載って光源部の前まで自動的に搬送
され、撮像判別装置によって、等級などの判別が自動的
に行われるので、人手を煩わせることなく、作業を効率
的に行うことができるという効果がある。
【0088】請求項9の発明によれば、遮光板によっ
て、試料台と光源部との隙間が塞がれ、果頂部側への外
来光が遮光されるので、遮光の確実性を図ることができ
る。また、位置センサによって、試料台が光源部の前に
位置したときのみ、画像処理判別器を作動するので、作
業を合理的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る林檎の内部品質検査
装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二実施例に係る林檎の内部品質検査
装置を示すブロック図である。
【図3】(a)〜(e)は本発明の第二実施例にかかる
パッドの絞りの形状例を拡大して示した部分断面図であ
る。
【図4】図1及び図2の林檎の内部品質検査装置に適用
されたハロゲン白熱電球である発光ランプの発光特性を
示す線図である。
【図5】林檎の果肉比重と光透過率との関係を示す線図
である。
【図6】林檎の縦断面図である。
【図7】林檎の横断面図である。
【図8】林檎の果皮の色と光透過率との関係を示す線図
である。
【符号の説明】
1 光源部 2 受光部 5 電圧比較部 6 発音部 12 発光ランプ 15 試料受け 16 リミットスイッチ 20 光センサー 23 絞り 51〜54 電圧比較器 60〜64 発音器 100 林檎

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を林檎の果頂部又は果柄部に入射し、 上記林檎の果柄部又は果頂部もしくは側面部からの透過
    光の強さや明るさを検出し、 その検出レベルに応じて、上記林檎の等級,内部褐変の
    程度,鮮度を判別することを特徴とした林檎の内部品質
    検査方法。
  2. 【請求項2】 上記入射光は、上記林檎の果皮の色によ
    って光透過率が左右されない波長範囲の光である、請求
    項1記載の林檎の内部品質検査方法。
  3. 【請求項3】 林檎の果頂部又は果柄部に光を入射する
    発光ランプ及び林檎を載置するための試料受けを有する
    光源部と、 上記林檎の果柄部又は果頂部を被覆することが可能であ
    り、果柄部又は果頂部からの透過光を内蔵した光センサ
    ーで検出して、その検出信号を出力する受光部と、 少なくとも一つの判定レベルを有し、上記検出信号のレ
    ベルと判定レベルとを比較して、判定レベルに対応した
    制御信号を出力する電圧比較部と、 上記制御信号に対応した表示を行う表示部とを具備した
    ことを特徴とする林檎の内部品質検査装置。
  4. 【請求項4】 上記発光ランプは、上記林檎の果皮の色
    によって光透過率が左右されない波長範囲の光を発光す
    るものであり、 上記試料受けは、上記林檎の載置時に林檎に密着し、上
    記果頂部側又は果柄部側への外来光の遮光を可能にする
    柔軟性部材で形成してあり、 上記受光部は、上記林檎への被覆時に林檎と面接触し
    て、上記果柄部側又は果頂部側への外来光の遮光を可能
    にする絞りを有しており、 上記電圧比較部は、異なる複数の基準電圧で区分けされ
    た複数の判定レベルを有するとともに、上記複数の判定
    レベルに対応して設けられ、上記検出信号のレベルに応
    じた上記制御信号を出力する複数の電圧比較器を有して
    おり、 上記表示部は、上記制御信号に対応した音調の音を発生
    する複数の発音器、又は上記制御信号に対応した色調の
    発光を行う複数のランプで形成してある、 請求項3記載の林檎の内部品質検査装置。
  5. 【請求項5】 上記林檎が上記試料受けに載置されたと
    きにON状態となって、上記発光ランプを作動するリミ
    ットスイッチと、上記発光ランプの発光を検出して、上
    記電圧比較部を作動させるランプ点灯センサーとを設け
    た請求項4記載の林檎の内部品質検査装置。
  6. 【請求項6】 電流電圧変換器の回路定数を変換するス
    イッチを備えた上記受光部からの検出信号の増幅度を変
    換する増幅手段を有し、上記スイッチを切換えることに
    よって正常な林檎の等級判別と褐変による不良林檎の判
    別とを選択的に行なう請求項4又は5記載の林檎の内部
    品質検査装置。
  7. 【請求項7】 林檎の果頂部又は果柄部に光を入射する
    発光ランプ有する光源部と、 上記林檎を載置するためのゴムパッドが設けられ、上記
    光源部の前まで搬送される試料台と、 上記林檎の側面から射出される透過光を受光して、透過
    光の明るさを示す映像信号を出力するビデオカメラ、及
    び上記映像信号の画像に沿って設定された一又は複数の
    明るさ測定用の判別ポイントに対応した一又は複数の判
    定レベルに基づいて上記林檎の内部品質の判別を行う画
    像処理判別器を有する撮像判別装置とを具備したことを
    特徴とする林檎の内部品質検査装置。
  8. 【請求項8】 上記発光ランプは、上記林檎の果皮の色
    によって光透過率が左右されない波長範囲の光を発光す
    るものであり、 上記受光部は、上記林檎の載置時に林檎と面接触して、
    上記果頂部側又は果柄部側への外来光の遮光を可能にす
    る絞りを有するものである請求項7記載の林檎の内部品
    質検査装置。
  9. 【請求項9】 上記試料台と上記光源部との隙間を塞い
    で、上記果頂部側への外来光の遮光を可能にする遮光板
    と、上記光源部の前に位置する上記試料台を検出して、
    上記画像処理判別器を作動させる位置センサとを設けた
    請求項7又は8記載の林檎の内部品質検査装置。
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