JPH08201286A - 光学的測定装置 - Google Patents

光学的測定装置

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JPH08201286A
JPH08201286A JP2758095A JP2758095A JPH08201286A JP H08201286 A JPH08201286 A JP H08201286A JP 2758095 A JP2758095 A JP 2758095A JP 2758095 A JP2758095 A JP 2758095A JP H08201286 A JPH08201286 A JP H08201286A
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JP
Japan
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absorbed
wavelength
alcohol
measured
signal
Prior art date
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Application number
JP2758095A
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English (en)
Inventor
Isao Hishikari
功 菱刈
Katsuyuki Miyauchi
克之 宮内
Hiromichi Omiya
弘道 大宮
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Chino Corp
Original Assignee
Chino Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被測定対象の複数の性状を1個の装置で同時に
測定する。 【構成】被測定対象3からの放射エネルギーのうち、水
分に吸収されない第1の測定波長、水分に吸収される第
2の測定波長、アルコールに吸収される第3の測定波長
の各波長に分離する回転セクタ5のような分離手段と、
この分離手段により分離された前記各波長成分のすべて
を測定することができる検出素子6と、この検出素子の
出力信号のうち第2の測定波長成分に対応した信号e2
と第1の測定波長成分に対応した信号e1の比から水分
率、第3の測定波長成分e3に対応した信号と第1の測
定波長成分に対応した信号e1の比からアルコール等の
その他の性状を測定する演算手段91、92とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被測定対象の種々の
性状を複数、同時に測定することができる光学的測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光を利用して、被測定対象の坪量
・厚み等の材質、水分、色あい等の性状を別個に測定す
る水分計、厚み計等の光学的測定装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各種の
性状を同時に測定しようとする場合、別個の装置を別位
置に設置しなければならず、装置が大型化し、また、被
測定対象の同一位置での各種性状の同時測定が困難であ
った。
【0004】この発明の目的は、以上の点に鑑み、被測
定対象の水分、アルコール等の複数の性状を1個の装置
で同時に測定できるようにした光学的測定装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、被測定対象
からの放射エネルギーのうち、ほぼ水分およびアルコー
ルに吸収されない第1の測定波長、ほぼ水分に吸収され
る第2の測定波長、ほぼアルコールに吸収される第3の
測定波長のすべてを測定することができる検出素子と、
この検出素子の出力信号のうち第2の測定波長成分に対
応した信号と第1の測定波長成分に対応した信号の比率
信号xから水分率、第3の測定波長成分に対応した信号
と第1の測定波長成分に対応した信号の比率信号yから
アルコール等の性状を測定する演算手段とを備えるよう
にした光学的測定装置である。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。
【0007】図において、1は投光用の光源で、この光
源1の光は、投光レンズ2で被測定対象3に投光され、
その透過光または反射光は集光レンズ4で集光され、モ
ータMにより回転する分離手段としての回転セクタ5に
設けられたほぼ水分およびアルコールを吸収しないたと
えば約1.2μmのような第1の測定波長λ1を透過さ
せるフィルタ51、ほぼ水分を吸収するたとえば約1.
43μmのような第2の測定波長λ2を透過させるフィ
ルタ52、ほぼアルコールに吸収されるたとえば約1.
7μmの第3の測定波長λ3を透過させるフィルタ53
を介してInGaAs素子、Si素子、PbS素子のよ
うな検出素子6に入射する。なお、フィルタ54は、た
とえば第3の測定波長λ3と異なる第4の測定波長で、
又、予備として他の光学的性質の測定に用いてもよく、
又、開孔、ガラス等で測定部位を照射するスポット用と
してもよい。検出素子6の検出信号は、増幅器7で増幅
され、第1、第2、第3の測定波長λ1、λ2、λ3の
成分に対応した第1、第2、第3の信号e1、e2、e
3が、回転セクタ5に設けられた同期信号発生器50の
同期信号により第1、第2、第3のサンプルホールド回
路81、82、83にホールドされる。そして、第1の
サンプルホールド回路81の第1の測定波長λ1の成分
に対応した信号e1から被測定対象3の坪量または厚み
等の材質が測定され、第2のサンプルホールド回路82
の第2の測定波長λ2に対応した信号e2と、第1のサ
ンプルホールド回路81の信号e1との比である水分に
関連する比率信号x=e2/e1を第1の演算手段91
により演算し、被測定対象3の水分率を測定し、さら
に、第3のサンプルホールド回路83の第3の測定波長
λ3に対応した信号e3と第1のサンプルホールド回路
81の信号e1との比であるアルコールに関連する比率
信号y=e3/e1を第2の演算手段92で演算し、ア
ルコール濃度等の性状を測定する。
【0008】このようにして、被測定対象3の水分率、
アルコール濃度等のその他の性状が同時に測定できる。
サンプルホールド回路81、82、83、演算手段9
1、92等の機能を、メモリを含むマイクロコンピュー
タ、パーソナルコンピュータ等による演算手段を用いて
実現してもよい。
【0009】ここで検出素子6であるSi素子、InG
aAs素子等は、ノイズが少なく、リニアリティがよい
もので、その分光感度は約0.5〜1.2μmあるいは
約0.6〜1.7μmにあり、また、水分の吸収は、約
0.95〜1.05μm、約1.2〜1.3μm、約
1.4〜1.5μm、1.94μm等にある。そこで、
上記水分に吸収される第2の測定波長としては、上記素
子の分光感度内の上記波長帯のうちの1つ、またはこれ
ら波長帯のうちの特定波長である約1.0μm、約1.
2μm、約1.43μm等を用いるようにしてもよいよ
い。これらに対応して、第1の測定波長として上記素子
の分光感度内にある0.95μm、1.1μm、1.3
μm等を比較用として用いればよい。第3の測定波長λ
3は種々の特定の性質用の波長として測定に用いてもよ
い。なお、上記の例では分離手段として回転セクタを用
いたものを示したが、複数の固定フィルタを用いて光を
分離して検出素子に導くようにしてもよく、また、プリ
ズム、回折格子等の連続的な分光手段を用いて各波長の
光を分離し測定するようにしてもよい。また、透過形で
なく反射型でも同様である。なお、分離手段5で複数波
長に分離して被測定対象3に放射エネルギーを投光しそ
の反射光または透過光を検出素子6で検出するようにし
てもよい。
【0010】また、第2の測定波長として、λ2、λ4
等として2種類のものを用意し、水分の吸収の少ないλ
2=1.10μmまたは1.2μmを高水分用とし、水
分の吸収が大きく、高水分で出力が飽和しやすいλ4=
1.43μmを中水分、低水分用として使い分けるよう
にしてもよい。また、波長数を増加させ、種々の測定に
用いることができる。また、水分測定波長の両側に2個
の比較波長を用いた3色水分計を構成して測定するよう
にしてもよい。
【0011】また、ほぼ水分に吸収されない波長と、ア
ルコールに吸収されない測定波長、ほぼ水分に吸収され
る測定波長とを別々に設けて合計4波長とし、水分に吸
収される波長成分に対応した信号とほぼ水分に吸収され
ない波長成分に対応した信号の比から水分率にかんする
信号x、アルコールに吸収される波長成分に対応した信
号とアルコールに吸収されない波長成分に対応した信号
の比からアルコール等の性状に関する信号yを求めるよ
うにしてもよい。
【0012】ところで、水分とアルコールとは相互に影
響を及ぼすことが考えられる。このため、互いに所定の
関数で補正するようにする。上記水分に関連する比率信
号xの所定の関数をF、アルコールに関連する比率信号
yの所定の関数をGとし、水分率Mは、 M=F(x)・G(y) (1) または、ベキ関数である M=F(x)G(y) (2) 等で求まる。同様にして、アルコール濃度Nは、別の所
定の関数H、Iを用い、 N=H(y)・I(x) (3) N=H(y)I(x) (4) で求めることができる。
【0013】図2は、この発明の他の一実施例を示す構
成説明図である。容器30内の気体、液体、固体、粉粒
体等の被測定対象3、特に薬品の造粒工程における被測
定対象3に対し、測定部90内の光源の光を光ファイバ
10aを介して検出端10bから投光し、その反射光を
検出端10bで集光して光ファイバ10aを介して演算
手段90に導き、図1と同様な手法で被測定対象3の水
分、アルコール、その他の性状を測定する。このとき検
出端10bの外周にエアパージ管31が設けられ、例え
ば暖められた熱風(温風)Aを被測定対象3に噴出し、
エアパージがなされる。このことにより、光学系として
の検出端10bの汚れ、結露を防ぐことができ、また、
被測定対象3を冷却することがない。
【0014】図3は、この発明の他の一実施例を示す光
学系の構成説明図である。図3(a)で示すように、光
源1の光を分離手段としてのフィルタ5a、5bを有し
モータMで回転する回転セクタ5で複数の波長に分離し
て投光し、その反射光または透過光を検出するようにし
てもよい。また、図3(b)で示すように、被測定対象
からの光を分離手段としてのミラーM1、M2で3方向
に分離し、フィルタ501、502、503を介して検
出素子61、62、63に入射させ、演算手段90で上
記のような測定演算処理を行ってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、ノイズ
が少く、リニアリティがよく、温度検出等に好適な、S
i素子、InGaAs素子等の検出感度領域内の複数の
測定波長を用い、第1の測定波長を基準とし、水分、ア
ルコールなどの被測定対象の性状を、必要十分の最小で
最適な有機的組み合わせの少くとも3個の測定波長で、
同時に、高精度に、単一の装置で、同一箇所についての
測定をすることができ、小型、安価なものとなる。
【0016】また、被測定対象から到来した放射エネル
ギーについて、フィルタのような分離手段で複数の各波
長に分離することにより、検出素子に入射する外来光は
分離手段による特定波長分のみとなって小さいものとな
り、また、分離手段と検出素子との距離は短く、この間
に入射する外来光の影響は小さくなる。また、フィルタ
のような分離手段を光源の近くに設け、波長分離した光
を測定対象に投光した場合では、光源の熱でフイルタの
透過特性が変化しやすいが、光源と分離手段とを離し、
測定対象を透過した後、複数波長に分離することで、光
源の発熱の影響は少く、小型、コンパクトなものとな
る。
【0017】さらに、通常の水分計では、主として水分
の吸収の大きい1.93μm等の測定波長を用い測定し
ているが、これらの測定波長では、高水分においては、
水分量の増加とともに測定値が増大し、ある水分値以上
では、出力が飽和して一定となってしまい、測定ができ
なくなることがある。これに対し、水分の測定波長とし
て、水分の吸収(透過率)の小さいたとえば測定波長
1.0μmと測定波長0.95μmとの比または、1.
2μmと1.1μmとの比等で水分率を測定するように
すれば、高水分測定においても、出力が飽和してしまう
ことがなく、十分な測定ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図3】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1 光源 2 投光レンズ 3 被測定対象 4 集光レンズ 5 回転セクタ 51〜54、5a、5b、501〜503 フィルタ 6、61、62、63 検出素子 7 増幅器 81〜83 サンプルホールド回路 90、91、92 演算手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定対象からの放射エネルギーのうち、
    ほぼ水分およびアルコールに吸収されない第1の測定波
    長、ほぼ水分に吸収される第2の測定波長、ほぼアルコ
    ールに吸収される第3の測定波長のすべてを測定するこ
    とができる検出素子と、この検出素子の出力信号のうち
    第2の測定波長成分に対応した信号と第1の測定波長成
    分に対応した信号の比率信号xから水分率、第3の測定
    波長成分に対応した信号と第1の測定波長成分に対応し
    た信号の比率信号yからアルコール等の性状を測定する
    演算手段とを備えたことを特徴とする光学的測定装置。
  2. 【請求項2】前記第1の測定波長として、水分に吸収さ
    れない波長とアルコールに吸収されない波長とを別々に
    設け、前記水分に吸収される第1の波長成分に対応した
    信号と前記水分に吸収されない波長成分に対応した信号
    との比率信号xから水分率、前記アルコールに吸収され
    る波長成分に対応した信号と前記アルコールに吸収され
    ない第3の波長成分に対応した信号の比率信号yからア
    ルコールを測定することを特徴とする請求項1記載の光
    学的測定装置。
  3. 【請求項3】前記水分に関連する比率信号xの所定の関
    数、およびアルコールに関連する比率信号yの所定の関
    数で、互いに補正し、水分およびアルコールを測定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光学的
    測定装置。
  4. 【請求項4】前記被測定対象は、薬品の造粒工程におけ
    るものであることを特徴とする請求項1から請求項3い
    ずれかに記載の光学的測定装置。
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