JPH08201237A - 車両の速度及び制動力試験装置 - Google Patents

車両の速度及び制動力試験装置

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JPH08201237A
JPH08201237A JP7033171A JP3317195A JPH08201237A JP H08201237 A JPH08201237 A JP H08201237A JP 7033171 A JP7033171 A JP 7033171A JP 3317195 A JP3317195 A JP 3317195A JP H08201237 A JPH08201237 A JP H08201237A
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JP
Japan
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vehicle
roller
shaft
drive
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JP7033171A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Goto
康弘 後藤
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YASAKA SEIKI KK
Original Assignee
YASAKA SEIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型に、かつ安価に製作でき、しかも簡単な
操作で車両の制動力試験及び速度試験を行え、その上、
車両の駆動輪の制動力試験中において係員の操作ミスに
起因して発生する駆動用ローラからの車両の駆動輪の乗
り越えをも防止できるようにする。 【構成】 左右の支持手段(4) の夫々の駆動用ローラ
(2) の両側部に設けた中空軸(2a)にシャフト(5) を回転
可能に嵌挿して当該シャフト(5) の外端部を駆動用ロー
ラ(2) の外側の中空軸(2a)に固着すると共に、上記両シ
ャフト(5) を一回転クラッチ(9) を介して駆動源(8) に
連結し、前記支持手段(4) の夫々にシャフト(5) に対す
る駆動用ローラ(5) の捩れ量を検出する捩れ量検出手段
(12)を設け、いずれか一方の支持手段(4) に駆動用ロー
ラ(2) 又は従動用ローラ(3) の回転数を検出する回転数
検出手段(16)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽自動車、小型自動
車、或いは普通自動車などの4輪車両の速度及び制動力
を試験するための車両の速度及び制動力試験装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】軽自動車、小型自動車、或いは普通自動
車などの4輪車両の速度試験及び制動力試験は、一般
に、駆動用ローラ及び従動用ローラを左右に1組ずつ備
え、これら左右の夫々の駆動用ローラと従動用ローラの
間に上下動可能なリフトを配置した試験装置を用いて行
われる。この種の試験装置は、リフトを上昇させて左右
の駆動用ローラ及び従動用ローラ間への車両の乗入れと
退出を可能とし、リフトを下降させて車両の左右の駆動
輪又は被駆動輪を夫々の駆動用ローラ及び従動用ローラ
により支持し、その状態で車両の制動力試験又は速度試
験を行うようになっている。
【0003】ところで、車両の速度及び制動力試験装置
として、従来、下記に記載のものが開発され製品化され
て実用に供されている。この試験装置は、左右の駆動用
ローラ及び従動用ローラの両側部に形成された軸部を基
台に回転自在に取り付け、これら各駆動用ローラの軸部
の外側端に機械式クラッチを介し電動モータと一体化さ
れた減速機を揺動自在に嵌装してロードセルに接触さ
せ、一方の駆動用ローラの軸部の内側端にロータリエン
コーダを取り付けている。そして、左右の夫々の駆動用
ローラと従動用ローラの間に上下動可能なリフトを配置
し、駆動用ローラと従動用ローラを夫々回転伝達機構を
介して連結すると共に、左右の夫々の従動用ローラの軸
部を機械式クラッチを介して連結した構成となってい
る。
【0004】かゝる構成の試験装置は、例えば、車両の
左右の駆動輪の制動力を試験する場合、左右の駆動用ロ
ーラに夫々連結されている機械式クラッチを繋ぎ、従動
用ローラ同士を連結した機械的クラッチを切った状態で
電動モータを起動して、左右の駆動用ローラ及び従動用
ローラを回転駆動させることによって車両の駆動輪を回
転せしめ、その状態で車両より上記駆動用ローラ及び従
動用ローラに制動力を付与する。これにより、駆動用ロ
ーラに制動力が作用して当該駆動用ローラの軸部に連結
されている減速機がロードセルを押圧し、その時の押圧
力を検出することによって、車両の左右の駆動輪の制動
力を夫々求めるようになっている。一方、車両の速度を
試験する場合、左右の駆動用ローラに夫々連結されてい
る機械式クラッチを切り、従動用ローラ同士を連結した
機械的クラッチを繋いで、左右の夫々の駆動用ローラ及
び従動用ローラを車両の駆動輪により回転させ、その駆
動用ローラの軸部の回転数をロータリエンコーダで検出
することによって、車両の速度を求めるようになってい
る。
【0005】ところが、上記試験装置においては、車両
の駆動輪又は被駆動輪を乗せて支持する左右の夫々の駆
動用ローラ及び従動用ローラの外側に、当該両ローラの
駆動源となる電動モータ、両ローラへの制動力付与時に
ロードセルを押圧する減速機などを配置していることか
ら、装置が長大化して大型なものとなっていた。又、左
右の夫々の駆動用ローラに電動モータ、減速機及び機械
式クラッチを連結し、左右の夫々の従動用ローラを機械
式クラッチを介して連結していることから、構成機器が
多く、かつ構造も複雑になって製作コストが高価なもの
に付いていた。更に、左右の夫々の駆動用ローラ及び左
右の夫々の従動用ローラが各々機械式クラッチに連結さ
れているため、車両の駆動輪又は被駆動輪を駆動用ロー
ラ及び従動用ローラに乗せた状態では夫々のローラの軸
に負荷が掛って上記機械式クラッチの切り換え操作を困
難にしてしまうことから、車両の制動力試験終了後に速
度試験を行う場合、或いは車両の速度試験終了後に制動
力試験を行う場合に、その都度、リフトを上昇させて駆
動用ローラ及び従動用ローラから車両の駆動輪又は被駆
動輪を浮かせなくてはならないという面倒な操作を必要
とする上、車両の制動力試験を行う場合と車両の速度試
験を行う場合とで前述した如く各機械式クラッチを切り
換える必要があって係員に面倒な操作を強いるものであ
った。その上、電動モータの回転を機械式クラッチを用
いて駆動用ローラに伝達しているため、車両の駆動輪の
制動力試験中に、係員がブレーキペダルを踏み込むとこ
ろ誤ってトランスミッションを走行側に操作しアクセル
ペダルを踏み込んだ場合、車両の駆動輪の回転速度が電
動モータによる駆動用ローラの回転速度よりも速くな
り、その結果、車両の駆動輪が両ローラを乗り越えてし
まうことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記試験装
置の問題点に鑑みて為されたものであって、装置を小型
に、かつ安価に製作でき、しかも簡単な操作で車両の制
動力試験及び速度試験を行うことができ、その上、車両
の駆動輪の制動力試験中において係員の操作ミスに起因
して発生するローラ部からの車両の駆動輪の乗り越えを
確実に防止することのできる車両の速度及び制動力試験
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、試験対象となる車両の駆動輪又は被駆動
輪を支持し、かつ互い回転伝達可能に連結された駆動用
ローラと従動用ローラより成る一対の支持手段を有し、
これら両支持手段の夫々の駆動用ローラの両側部に設け
た中空軸にシャフトを回転可能に嵌挿して当該シャフト
の外端部を駆動用ローラの外側の中空軸に固着すると共
に、上記両シャフトを一回転クラッチを介して駆動源に
連結し、前記支持手段の夫々にシャフトに対する駆動用
ローラの捩れ量を検出する捩れ量検出手段を設け、いず
れか一方の支持手段に駆動用ローラ又は従動用ローラの
回転数を検出する回転数検出手段を設けて成り、前記駆
動源を起動させず、かつ夫々の支持手段に車両を乗せな
い無負荷状態でシャフトに対する駆動用ローラの捩れ量
を捩れ量検出手段により検出し、夫々の支持手段に車両
の駆動輪又は被駆動輪を乗せて駆動源により一回転クラ
ッチを介し両支持手段の駆動用ローラ及び従動用ローラ
を回転せしめ、かつ当該支持手段に車両より制動力を付
与したときのシャフトに対する駆動用ローラの捩れ量を
捩れ量検出手段により検出して、これら両検出信号のデ
ューティ比に基づき各支持手段に対応する車両の駆動輪
又は被駆動輪の制動力を夫々求め、他方、駆動源を停止
させた状態で支持手段の駆動用ローラ及び従動用ローラ
を車両の駆動輪により回転させてその回転数を回転数検
出手段により検出することによって車両の速度を求める
構成とした。
【0008】
【作用】本発明の車両の速度及び制動力試験装置にあっ
ては、駆動源が起動すると、一対のシャフトが一回転ク
ラッチにより回転されて支持手段の夫々の駆動用ローラ
が回転し、これに伴い支持手段の夫々の従動用ローラも
上記駆動用ローラと同方向に回転する。車両の左右の駆
動輪又は被駆動輪の制動力試験を行う場合、駆動源を起
動させず、かつ支持手段の夫々に車両を乗せない無負荷
状態で捩れ量検出手段によりシャフトに対する駆動用ロ
ーラの捩れ量を検出し、次に、前記支持手段の夫々に車
両の駆動輪又は被駆動輪を乗せて当該支持手段を駆動源
により回転させ、かつ車両より当該支持手段に制動力を
付与して捩れ量検出手段によりシャフトに対する駆動用
ローラの捩れ量を検出する。そして、前記支持手段の無
負荷状態で捩れ量検出手段が検出した検出信号と前記支
持手段への制動力付与状態で同一の捩れ量検出手段が検
出した検出信号のデューティ比に基づき各支持手段に対
応する車両の駆動輪又は被駆動輪の制動力を夫々求める
ものである。又、本発明の試験装置は、夫々の支持手段
の駆動用ローラが一回転クラッチを介して駆動源により
回転駆動されているので、車両の駆動輪の制動力試験中
に車両の駆動輪に駆動力が働き車両の駆動輪の回転速度
が駆動用ローラの回転速度よりも速くなったとしても、
各駆動用ローラは車両の駆動輪の回転に追従して回転す
ることから、車両の駆動輪が支持手段を乗り越えるよう
なことがない。一方、車両の速度を試験を行う場合に
は、駆動源を停止させ、支持手段の夫々を車両の駆動輪
により回転させて回転数検出手段が検出した検出信号に
基づき車両の速度を求めるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて、更に詳しく説明する。図1は本発明に係る車両の
速度及び制動力試験装置の実施例を示す平面図であり、
図2は本実施例装置における支持手段の駆動用ローラと
一回転クラッチの連結部分の断面図である。
【0010】本実施例装置は、図1及び図2に示すよう
に、装置本体を構成する基台(1) と、この基台(1) に互
いに平行となるよう配置された円筒状の駆動用ローラ
(2) 及び従動用ローラ(3) より成る一対の支持手段(4)
と、これら両支持手段(4) の駆動用ローラ(2) の両側部
に設けた夫々の中空軸(2a)に回転自在に嵌挿されて外端
部を当該駆動用ローラ(2) の外側の中空軸(2a)に固着し
た一対のシャフト(5) と、前記両支持手段(4) の夫々の
駆動用ローラ(2) を対応する従動用ローラ(3) に回転伝
達可能に連結した従動用回転伝達手段である一対の従動
用回転伝達機構(6) と、前記両支持手段(4) の夫々の駆
動用ローラ(2) と従動用ローラ(3) の間に上下動自在に
配置されたリフト(7) と、前記両支持手段(4) の駆動源
である電動モータ(8) と、この電動モータ(8) と一回転
クラッチ(9) を有する中間シャフト(10)とを回転伝達可
能に連結した駆動用回転伝達機構(11)と、前記両支持手
段(4) の夫々の駆動用ローラ(2) の間に配置されてシャ
フト(5) に対する駆動用ローラ(2) の相対的な捩れ量を
光学的に検出する捩れ量検出手段である一対の捩れ量検
出器(12)と、これら両捩れ量検出器(12)の後述する回転
子(12d) を回転させるための回転子用電動モータ(13)
と、この回転子用電動モータ(13)及び捩れ量検出器(12)
の回転子(12d) を回転伝達可能に連結した検出用回転伝
達機構(14)と、基台(1) の後述する前方の側板(1a)に取
り付けられ左側の支持手段(2) の従動用ローラ(3) の両
側部に形成した一方の軸(3a)にカップリング(15)を介し
て連結された回転数検出手段であるロータリーエンコー
ダ(16)とから成っている。
【0011】前記支持手段(4) の駆動用ローラ(2) は、
両側部の中空軸(2a)が基台(1) の前後の側板(1a)を連結
した左右の一対の連結板(1b)に軸受(21)を介して回転自
在に取り付けられ、他方、同支持手段(2) の従動用ロー
ラ(3) は、両側部の軸(3a)が上記一対の連結板(1b)に軸
受(21)を介して回転自在に取り付けられている。そし
て、前記駆動用ローラ(2) は、その外周面を軸心方向に
延びる多数の溝により凹凸面に形成して車両の駆動輪(H
1)又は被駆動輪(H2)が試験中にスリップしないようにし
ている(図1参照)。前記駆動用ローラ(2) の外側の中
空軸(2a)とシャフト(5) の外端部は、図3及び図4に示
すように、シャフト(5) の表面との間に環状の空隙部(5
a)を有する嵌合部材(5b)を当該シャフト(5) の外端部に
嵌着し、当該嵌合部材(5b)の空隙部(5a)に一対のテーパ
ーブッシュ(5c)を圧入することによって固着されてい
る。前記駆動用ローラ(2) を従動用ローラ(3) に回転伝
達可能に連結した従動用回転伝達機構(6) は、駆動用ロ
ーラ(2) の外側の中空軸(2a)に嵌入してテーパーブッシ
ュ(5c)に固着した第1のスプロケット(6a)と従動用ロー
ラ(3) の外側の軸(3a)に固着した第2のスプロケット(6
b)をチェーン(6c)により連結することによって、駆動用
ローラ(2) の回転を従動用ローラ(3) に伝達するように
なっている(図1参照)。
【0012】前記リフト(7) は、図1及び図6に示すよ
うに、基台(1) の前後の側板(1a)を上記両連結板(1b)間
で連結した左右の底板(1c)上に上下方向へ伸縮可能な提
燈形の空気バネ(7a)を両支持手段(4) の夫々の駆動用ロ
ーラ(2) と従動用ローラ(3)の間に位置させて取り付
け、これら両空気バネ(7a)の上部に平板状の支持部材(7
b)を固着すると共に、これら両支持部材(7b)の上面には
両支持手段(4) の駆動用ローラ(2) と従動用ローラ(3)
に沿って水平方向へ延びる横断面矩形状の長尺な踏み台
(7c)を固着している。そして、上記両支持部材(7b)の下
面には上下方向へ延びる一対の連結部材(7d)を介して基
台(1) の前後の側板(1a)側に水平に延びるローラ保持部
材(7e)が連結されている。前記リフト(7) は、夫々の空
気バネ(7a)が実線で示す如く収縮した状態では、踏み台
(7c)が支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及び従動用ロー
ラ(3) で支持している車両の駆動輪(H1)又は被駆動輪(H
2)よりも下方に位置し、かつローラ保持部材(7e)が支持
手段(4) の駆動用ローラ(2)及び従動用ローラ(3) より
も下方に位置して両端部の回転止め用のパッド(7f)を当
該両ローラ(2,3) から離すことによって両ローラ(2,3)
の回転を可能とする。又、前記リフト(7) は、夫々の空
気バネ(7a)に空気を供給し当該空気バネ(7a)を一点鎖線
で示す如く上方へ伸長させることにより、踏み台(7c)が
上昇してその上面が支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及
び従動用ローラ(3) の外周面と水平方向で面一となり、
かつローラ保持部材(7e)が上昇してパッド(7f)を支持ロ
ーラ(4)の駆動用ローラ(2) 及び従動用ローラ(3) の外
周面に接触させることによって当該両ローラ(2,3) を回
転不能に保持する。
【0013】前記電動モータ(8) は、図1に示すよう
に、夫々の支持手段(4) の従動用ローラ(3) の間で基台
(1) の前後の側板(1a)に連結した据付板(1d)に据え付け
られおり、前述した如く駆動用回転伝達機構(11)を介し
て中間シャフト(10)に連結されている。中間シャフト(1
0)は、図1及び図2に示すように、夫々の支持手段(4)
の駆動用ローラ(2) の間で基台(1) の後方側の側板(1a)
に設けられた一対の支持板(1e)に軸受(23)を介して回転
自在に取り付けられている。前記中間シャフト(10)は、
夫々の外端部がシャフト(5) の内端部にカップリング(2
4)を介して連結され、その中央には上記シャフト(5) を
車両の走行方向へのみ回転可能とした一回転クラッチ
(9) が取り付けられている。前記駆動用伝達機構(11)
は、図1、図2及び図5に示すように、基台(1) の右側
の支持手段(4) を支持している内側の連結板(1b)及び上
述の中間シャフト(10)の外端部を支持している右側の支
持板(1e)に夫々軸受(25)を介し回転自在に取り付けられ
た回転伝達軸(11c) に一対のスプロケット(11a,11b) を
取り付け、上記電動モータ(8) の回転軸(8a)に固着した
駆動用のスプロケット(11d) と回転伝達軸(11c) の一方
のスプロケット(11a) を第1のチェーン(11e) により連
結すると共に、同回転伝達軸(11c) の他方のスプロケッ
ト(11b) と上記中間シャフト(10)の一回転クラッチ(9)
に固着した被駆動用のスプロケット(11f) を第2のチェ
ーン(11g) により連結して、電動モータ(8)の回転軸(8
a)の回転を中間シャフト(10)に一回転クラッチ(9) を介
して伝達するようになっている。
【0014】前記捩れ量検出器(12)は、図1、図2及び
図7に示すように、支持手段(4) の夫々の駆動用ローラ
(2)において内側の中空軸(2a)の先端及び当該駆動用ロ
ーラ(2) に嵌挿したシャフト(5) に夫々対向して固着さ
れ外周部に等しい間隔をおいてスリット(12a) を多数形
成した一対のスリット付ディスク(12b) と、当該両スリ
ット付ディスク(12b) の近傍で上記シャフト(5) に軸受
(図示せず)を介し回転自在に取り付けた支持体(12c)
に連設した回転子(12d) とから成っている。前記両スリ
ット付ディスク(12b) のスリット(12a) は、図8に示す
ように、シャフト(5) の軸心方向において一致してい
る。前記回転子(12d) は、その上端部に両スリット付デ
ィスク(12b) の外周部に覆い被さる頭部(12e) を有し、
この頭部(12e) には光源(L1)及び光電素子(L2)よりなる
光電センサ(L) が内蔵されている。前記捩れ量検出器(1
2)の回転子(12d) は、光電センサ(L) の光源(L1)が両ス
リット付ディスク(12b) に向け光線を放射した状態で検
出用回転伝達機構(14)の後述する回転伝達軸(14a) によ
り回転される。前記検出用回転伝達機構(14)は、図1及
び図2に示すように、基台(1) の後方の側板(1a)に設け
られた一対の支持杆(1g)に回転自在に保持された回転伝
達軸(14a) を有し、この回転伝達軸(14a) の一端が基台
(1)の右側の支持手段(4) を支持している内側の連結板
(1b)に取り付けた回転子用電動モータ(13)の回転軸(13
a) にカップリング(14b) を介して連結されている(図
2参照)。前記検出用回転伝達機構(14)は、回転伝達軸
(14a) の両端部にスプロケット(14c) を夫々固着して上
記捩れ量検出器(12)の支持体(12b)に固着された対応す
るスプロケット(12f) にチェーン(14d) により連結し、
上記回転子用電動モータ(13)を起動させることによって
左右の捩れ量検出器(12)の回転子(12d) を支持ローラ
(4) の駆動用ローラ(2) の回転方向とは逆方向へ回転さ
せるようになっている。前記捩れ量検出器(12)の光電セ
ンサ(L) への給電及び当該光電センサ(L) からの信号の
取り出しは、基台(1) の後方の側板(1a)に取り付けた接
続端子(E) より給電用のブラシ(B1)及び信号取出用のブ
ラシ(B2)を引き出して支持体(12b) に接触させることに
より為されている。なお、上記接続端子(E) より引き出
されて支持体(12b) に接触している残り1本のブラシ(B
3)はアース用のブラシである。
【0015】かゝる構成の本実施例装置は、車両の左右
の駆動輪又は被駆動輪の制動力試験を行う場合、先ず、
左右の支持手段(4) の夫々の駆動用ローラ(2) 及び従動
用ローラ(3) に車両(C) を乗せない無負荷状態でシャフ
ト(5) に対する駆動用ローラ(2) の捩れ量を検出するた
め、リフト(7) の空気バネ(7a)を収縮させて踏み台(7c)
及びローラ保持部材(7e)を下降させることにより左右の
支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及び従動用ローラ(3)
を回転可能とする(図6参照)。そして、回転子電動用
モータ(13)を起動させて検出用回転伝達機構(14)の回転
伝達軸(14a) により左右の捩れ量検出器(12)の回転子(1
2d) を支持手段(4) の駆動用ローラ(2)が回転する回転
方向とは逆方向へ回転させる。これにより各捩れ量検出
器(12)の回転子(12d) が両スリット付ディスク(12b) の
円周に沿って回転し、当該回転子(12d) の光電センサ
(L) の受光素子(L2)より上記両スリット付ディスク(12
d) からの光線の受光の有無に対応したパルス信号を得
て図示しない指示計装置のCPUに格納する。このパル
ス信号は、車両(C) を左右の支持手段(4) に乗せない無
負荷状態で検出されるものであるので、図11の(A)
に示すように、両スリット付ディスク(12b) の各スリッ
ト(12a) がシャフト(5) の軸心方向において一致した状
態で生成される矩形波信号となる。
【0016】次に、試験対象となる車両(C) の制動力を
実際に試験するため、リフト(7) の空気バネ(7a)を伸長
させて踏み台(7c)及びローラ保持部材(7e)を上昇させる
ことにより左右の支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及び
従動用ローラ(3) を回転不能として(図6参照)当該両
ローラ(2,3) 上に車両(C) を例えば駆動輪(H1)側から乗
り入れ(図9参照)、しかる後に、リフト(7) の空気バ
ネ(7a)を収縮させ踏み台(7c)及びローラ保持部材(7e)を
下降させて左右の支持手段(4) の両ローラ(2,3) にて車
両(C) の駆動輪(H1)を支持する。そして、車両(C) のア
イドリング状態で電動モータ(8) を起動させて駆動用回
転伝達機構(11)の回転伝達軸(11c) により一回転クラッ
チ(9) の中間シャフト(10)を介し左右の夫々のシャフト
(5) を時計回り方向へ回転させる。これにより左右の支
持手段(4) の駆動用ローラ(2) と従動用ローラ(3) が同
方向へ回転して、当該両ローラ(2,3) が車両(C) の左右
の駆動輪(H1)を同方向へ回転させる。この状態で回転子
電動用モータ(13)を起動させて検出用回転伝達機構(14)
の回転伝達軸(14a) により左右の捩れ量検出器(12)の回
転子(12d) を支持手段(4) の駆動用ローラ(2) の回転方
向と逆方向へ回転させる。次いで、車両(C) のフットブ
レーキ(図示せず)を徐々に踏み込み左右の駆動輪(H1)
に制動力を付与すると、夫々の支持手段(4) の駆動用ロ
ーラ(2) が駆動輪(H1)より制動力を受けて外側の中空軸
(2a)を中心にシャフト(5) に対し相対的に所定量捩れ
る。この駆動用ローラ(2) の捩れ量は、夫々の捩れ量検
出器(12)の両スリット付ディスク(12b) において、駆動
用ローラ(2) の内側の中空軸(2a)に固着した一方のスリ
ット付ディスク(12b) がシャフト(5) に固着した他方の
スリット付ディスク(12b) に対し偏位した偏位分として
現れる(図10参照)。しかして、夫々の捩れ量検出器
(12)は、回転子(12d) の回転に伴い光電センサ(L)の受
光素子(L2)より上記両スリット付ディスク(12d) からの
光線の受光の有無に対応したパルス信号を得て前述の指
示計装置のCPUに出力する。このパルス信号は、制動
力を付与した駆動用ローラ(2) がシャフト(5) に対し捩
れて偏位した制動力付与状態で検出されるものであるの
で、図11の(B)に示すように、捩れ量検出器(12)の
両スリット付ディスク(12b) により形成されるスリット
(12a)の幅に応じて生成される矩形波信号となる。上述
の如く支持手段(4) の無負荷状態で得たパルス信号及び
支持手段(4) への制動力付与状態で得たパルス信号は、
図11に示すように、これら両パルス信号の1周期(T1,
T3) において両スリット付ディスク(12b) のスリット(1
2a) の幅に対応した部分(T2,T4) で変化しており、指示
計装置のCPUがその部分の変化分に対応したデューテ
ィ比に基づき車両(C) の左右の駆動輪(H1)の制動力を夫
々演算処理して求め、その値をアナログ値又はディジタ
ル値にて表示する。
【0017】又、車両(C) の駆動輪(H1)の制動力試験中
に係員がブレーキペダルを踏み込むところ誤ってトラン
スミッションを走行側に操作しアクセルペダルを踏み込
んだ場合、夫々の支持手段(4) の駆動用ローラ(2) が一
回転クラッチ(9) を介して電動モータ(8) により回転駆
動されているので、車両(C) の駆動輪(H1)の回転速度が
電動モータ(8) による駆動用ローラ(2) の回転速度より
も速くなったとしても、車両(C) の駆動輪(H1)の回転に
追従して駆動用ローラ(2) が回転することから、車両
(C) の駆動輪(H1)が支持手段(4) の両ローラ(2,3) を乗
り越えるようなことはない。
【0018】次いで、車両(C) の左右の被駆動輪(H2)の
制動力を実際に試験するため、リフト(7) の空気バネ(7
a)を伸長させて踏み台(7c)及びローラ保持部材(7e)を上
昇させることにより左右の支持手段(4) の駆動用ローラ
(2) 及び従動用ローラ(3) を回転不能とした状態で車両
(C) を後退させ、車両(C) の向きを換えて左右の被駆動
輪(H2)を両支持手段(4) の駆動用ローラ(3) 及び従動用
ローラ(2) 上に乗り入れ、しかる後に、リフト(7) の空
気バネ(7a)を収縮させて踏み台(7c)及びローラ保持部材
(7e)を下降させて左右の支持手段(4) の両ローラ(2,3)
にて車両(C) の被駆動輪(H2)を支持する。そして、上述
した駆動輪(H1)の制動力試験と同様に、支持手段(4) の
駆動用ローラ(2) 及び従動用ローラ(3) と捩れ量検出器
(12)の回転子(12d) を夫々所定の方向へ回転せしめ、そ
の状態で被駆動輪(H2)より駆動用ローラ(2) に制動力を
付与し、そのときのシャフト(5) に対する駆動用ローラ
(2) の捩れ量を夫々の捩れ量検出器(12)が両スリット付
ディスク(12d) に現れている偏位分に基づき回転子(12
d) の光電センサ(L) の受光素子(L2)より光線の受光の
有無に対応したパルス信号を得て前述の指示計装置のC
PUに出力する。これにより指示計装置のCPUが支持
手段(4) の無負荷状態及び支持手段(4)への制動力付与
状態で夫々入力した両パルス信号の変化部分におけるデ
ューティ比に基づき車両(C) の左右の被駆動輪(H2)の制
動力を夫々演算処理して求め、その値をアナログ値又は
ディジタル値にて表示する。
【0019】次に、車両(C) の速度試験を説明すれば、
車両(C) の左右の駆動輪(H1)の制動力試験が終了した後
に、電動モータ(8) を停止させて左右の支持手段(4) の
駆動用ローラ(2) 及び従動用ローラ(3) を一方向(時計
回り方向)へ回転可能とする。そして、車両(C) のトラ
ンスミッションを走行側に操作しアクセルペダルを徐々
に踏み込んで夫々の支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及
び従動用ローラ(3) を駆動輪(H1)により回転せしめ、そ
の状態でローリーエンコーダ(16)により支持手段(4) の
従動用ローラ(3) の軸(3a)の回転数を検出して指示計装
置のCPUに出力し、当該指示計装置がその検出信号に
基づき車両(C) の速度を求め、その速度をアナログ値又
はディジタル値にて表示する。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の車両の
速度及び制動力試験装置は、左右の支持手段の夫々の駆
動用ローラの両側部に設けた中空軸にシャフトを回転可
能に嵌挿して当該シャフトの外端部を駆動用ローラの外
側の中空軸に固着すると共に、上記両シャフトを一回転
クラッチを介して駆動源に連結し、前記支持手段の夫々
にシャフトに対する駆動用ローラの捩れ量を検出する捩
れ量検出手段を設け、いずれか一方の支持手段に駆動用
ローラ又は従動用ローラの回転数を検出する回転数検出
手段を設け、駆動源を起動させず、かつ夫々の支持手段
に車両を乗せない無負荷状態でシャフトに対する駆動用
ローラの捩れ量を捩れ量検出手段により検出し、夫々の
支持手段に車両の駆動輪又は被駆動輪を乗せて駆動源に
より一回転クラッチを介し両支持手段の駆動用ローラ及
び従動用ローラを回転せしめ、かつ当該支持手段に車両
より制動力を付与したときのシャフトに対する駆動用ロ
ーラの捩れ量を捩れ量検出手段により検出して、これら
両検出信号のデューティ比に基づき各支持手段に対応す
る車両の駆動輪又は被駆動輪の制動力を夫々求め、他
方、駆動源を停止させた状態で支持手段の駆動用ローラ
及び従動用ローラを車両の駆動輪により回転させてその
回転数を回転数検出手段により検出することによって車
両の速度を求めるものであるので、従来の試験装置に比
し構成機器が少なく、かつ構造も簡単であることから、
装置の小型化及び製作コストの低廉化を図れる上、夫々
の支持手段の駆動用ローラに嵌挿した一対のシャフトが
一回転クラッチを介して駆動源により回転されることか
ら、車両の制動力試験中に発生する支持手段からの車両
の駆動輪の乗り越えをも確実に防止することができ、更
に、従来の試験装置のような面倒な操作を行うことな
く、車両の制動力試験及び速度試験を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の速度及び制動力試験装置の
実施例を示す平面図である。
【図2】本実施例装置における支持手段の駆動用ローラ
と一回転クラッチの連結部分の説明図である。
【図3】本実施例装置において右側の支持手段を構成す
る駆動用ローラの外側の中空軸とシャフトの外端部を固
着した説明図である。
【図4】本実施例装置において左側の支持手段を構成す
る駆動用ローラの外側の中空軸とシャフトの外端部を固
着した説明図である。
【図5】本実施例装置の駆動用回転伝達機構を表した図
1のV −V 線矢視図である。
【図6】本実施例装置のリフトを表した図1のVI−VI線
矢視図である。
【図7】本実施例装置の捩れ量検出器の拡大図である。
【図8】捩れ量検出器を構成するスリット付ディスクと
回転子の回転方向を表した説明図である。
【図9】試験対象となる車両を本実施例装置の支持手段
の駆動用ローラ及び従動用ローラ上に乗り入れた状態を
示す平面図である。
【図10】車両の制動力試験時における捩れ量検出器の
スリット付ディスクと回転子の動作説明図である。
【図11】車両の制動力試験において捩れ量検出器より
得られる支持手段の無負荷状態での検出される検出信号
及び支持手段への制動力付与状態で検出される検出信号
の説明図である。
【符号の説明】
(C) 車両 (H1) 駆動輪 (H2) 被駆動輪 (1) 基台 (2) 駆動用ローラ (2a) 中空軸 (3a) 軸 (3) 従動用ローラ (4) 支持手段 (5) シャフト (6) 従動用回転伝達手段(従動用回転伝達機構) (8) 駆動源(電動モータ) (9) 一回転クラッチ (12) 捩れ量検出手段(捩れ量検出器) (12b) スリット付ディスク (12d) 回転子 (16) 回転数検出手段(ロータリーエンコーダ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験対象となる車両(C) の駆動輪(H1)又
    は被駆動輪(H2)を支持し、かつ互い回転伝達可能に連結
    された駆動用ローラ(2) と従動用ローラ(3)より成る一
    対の支持手段(4) を有し、これら両支持手段(4) の夫々
    の駆動用ローラ(2) の両側部に設けた中空軸(2a)にシャ
    フト(5) を回転可能に嵌挿して当該シャフト(5) の外端
    部を駆動用ローラ(2) の外側の中空軸(2a)に固着すると
    共に、上記両シャフト(5) を一回転クラッチ(9) を介し
    て駆動源(8) に連結し、前記支持手段(4) の夫々にシャ
    フト(5) に対する駆動用ローラ(2) の捩れ量を検出する
    捩れ量検出手段(12)を設け、いずれか一方の支持手段
    (4) に駆動用ローラ(2) 又は従動用ローラ(3) の回転数
    を検出する回転数検出手段(16)を設けて成り、前記駆動
    源(8) を起動させず、かつ夫々の支持手段(4) に車両
    (C) を乗せない無負荷状態でシャフト(5) に対する駆動
    用ローラ(2) の捩れ量を捩れ量検出手段(12)により検出
    し、夫々の支持手段(4) に車両(C) の駆動輪(H1)又は被
    駆動輪(H2)を乗せて駆動源(8) により一回転クラッチ
    (9) を介し両支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及び従動
    用ローラ(3) を回転せしめ、かつ当該支持手段(4) に車
    両(C) より制動力を付与したときのシャフト(5) に対す
    る駆動用ローラ(2) の捩れ量を捩れ量検出手段(12)によ
    り検出して、これら両検出信号のデューティ比に基づき
    各支持手段(4) に対応する車両(C) の駆動輪(H1)又は被
    駆動輪(H2)の制動力を夫々求め、他方、駆動源(8) を停
    止させた状態で支持手段(4) の駆動用ローラ(2) 及び従
    動用ローラ(3) を車両(C) の駆動輪(H1)により回転させ
    てその回転数を回転数検出手段(16)により検出すること
    によって車両の速度を求めるよう構成したことを特徴と
    する車両の速度及び制動力試験装置。
  2. 【請求項2】 中空軸(2a)を両側部に有し当該両中空軸
    (2a)を基台(1) に回転自在に取り付けた円筒状の駆動用
    ローラ(2) 及び当該駆動用ローラ(2) と平行に配置され
    両側部に設けた軸(3a)を上記基台(1) に回転自在に取り
    付けた円筒状の従動用ローラ(3) より成って試験対象と
    なる車両(C) の駆動輪(H1)又は被駆動輪(H2)を支持する
    一対の支持手段(4) と、前記支持手段(4) の夫々の駆動
    用ローラ(2) の両中空軸(2a)に回転可能に嵌挿されて外
    端部を当該駆動用ローラ(2) の外側の中空軸(2a)に固着
    した一対のシャフト(5) と、前記シャフト(5) の夫々を
    車両の制動力試験時に一回転クラッチ(9) を介して同方
    向へ回転駆動せしめる駆動源(8) と、前記支持手段(4)
    の夫々の駆動用ローラ(2) を従動用ローラ(3) に回転伝
    達可能に連結した一対の従動用回転伝達手段(6) と、前
    記支持手段(4) の夫々の駆動用ローラ(2) の内側に配置
    され車両(C) の制動力試験時に回転子(12d) を回転させ
    てシャフト(5) に対する駆動用ローラ(2) の捩れ量を光
    学的に検出する一対の捩れ量検出手段(12)と、前記支持
    手段(4) の従動用ローラ(3) の軸(3a)に取り付けられ車
    両(C) の速度試験時に当該軸(3a)の回転数を検出する回
    転数検出手段(16)とを備え、前記支持手段(4) に車両
    (C) を乗せない無負荷状態で捩れ量検出手段(12)の回転
    子(12d) を所定の方向へ回転させることによりシャフト
    (5) に対する駆動用ローラ(2) の捩れ量を検出し、前記
    支持手段(4) の夫々に車両(C) の駆動輪(H1)又は被駆動
    輪(H2)を乗せて当該支持手段(4) を駆動源(8) により回
    転させ、かつ車両(C) より当該支持手段(4) に制動力を
    付与して捩れ量検出手段(12)の回転子(12d) を同方向へ
    回転させることによりシャフト(5) に対する駆動用ロー
    ラ(2) の捩れ量を検出し、前記支持手段(4) の無負荷状
    態で捩れ量検出手段(12)が検出した検出信号と前記支持
    手段(4) への制動力付与状態で同一の捩れ量検出手段(1
    2)が検出した検出信号のデューティ比に基づき各支持手
    段(4) に対応する車両(C) の駆動輪(H1)又は被駆動輪(H
    2)の制動力を夫々求め、一方、前記支持手段(4) の夫々
    を車両(C) の駆動輪(H1)により回転させて回転数検出手
    段(16)が検出した検出信号に基づき車両(C) の速度を求
    めるよう構成したことを特徴とする車両の速度及び制動
    力試験装置。
  3. 【請求項3】 前記捩れ量検出手段(12)は、支持手段
    (4) の夫々の駆動用ローラ(2) における内側の中空軸(2
    a)と当該駆動用ローラ(2) のシャフト(5) の内端部に対
    向して固着された2枚1組のスリット付ディスク(12b)
    と、前記シャフト(5) の内端部に回転自在に取り付けら
    れ車両の制動力試験時に上記両スリット付ディスク(12
    b) の円周に沿って駆動用ローラ(2) の回転方向と逆方
    向へ回転して上記両スリット付ディスク(12b) よりシャ
    フト(5) に対する駆動用ローラ(2)の捩れ量を光学的に
    検出する回転子(12d) とから成っていることを特徴とす
    る請求項2記載の車両の速度及び制動力試験装置。
JP7033171A 1995-01-30 1995-01-30 車両の速度及び制動力試験装置 Pending JPH08201237A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103759925A (zh) * 2013-11-12 2014-04-30 陕西国力信息技术有限公司 一种基于amt的选档换档控制组件机械结构疲劳试验方法
CN104316315A (zh) * 2014-11-18 2015-01-28 河海大学常州校区 销轴交叉式大小传感器转换结构
CN104634584A (zh) * 2013-11-12 2015-05-20 陕西国力信息技术有限公司 一种基于amt的节气门控制组件机械结构疲劳试验方法
CN108088687A (zh) * 2018-01-31 2018-05-29 北京汽车研究总院有限公司 一种制动试验方法、控制设备、制动试验系统及汽车

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CN103759925A (zh) * 2013-11-12 2014-04-30 陕西国力信息技术有限公司 一种基于amt的选档换档控制组件机械结构疲劳试验方法
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CN104316315A (zh) * 2014-11-18 2015-01-28 河海大学常州校区 销轴交叉式大小传感器转换结构
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