JPH08201174A - 製版用肌色カラーチャート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】カラー原稿や校了紙あるいは印刷色見本などに
よって指定された印刷再現すべきカラー画像における肌
色の色合いに関する正確な把握を容易にすることによっ
て、電子製版用カラースキャナ装置など、製版手段の稼
働操作のためのセットアップ条件の設定を従来よりも短
時間で容易に達成できるようにする。 【構成】基材シート１表面に互いに異なる色合いの肌色
に着色した複数の肌色着色部２がブロック状に区分して
表示され、前記肌色着色部２は、イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの全色若しくはそのうちのいずれかの
数色の既知の網点面積率を以てハーフトーンにより着色
表示され、前記各々肌色着色部２に相当する基材シート
１に開孔部３を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、所定のカラー原稿から
印刷方式、写真方式等により画像形成シート上に所定の
カラー画像を再現形成する際において、カラー画像の色
合わせに使用するカラーチャートに関し、特に肌色のカ
ラー画像の色合わせに使用する製版用肌色カラーチャー
トに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般にカラー画像の製版工程において
は、電子製版用カラースキャナ装置など製版手段を用い
て、カラー原稿画像（写真原稿、描画原稿、線画原稿
等）を色分解及び網分解し、その後ＰＳ版等の印刷用版
を用いて製版して、イエロー版、マゼンタ版、シアン
版、ブラック版の各色印刷版を製版している。

【０００３】上記電子製版用カラースキャナ装置による
カラー原稿画像からの製版操作においては、まず、カラ
ー原稿の状態（ハイライト部濃度、シャドウ部濃度、濃
度階調など）と、該カラー原稿から印刷によって再現さ
れるべき指定されたカラー画像状態（ハイライト部濃
度、シャドウ部濃度、濃度階調など）とを把握して、該
指定されたカラー画像を再現するための最良の分解網点
の大きさ（濃度）や分解カーブ（階調再現）など製版操
作のためのセットアップ条件を設定して行われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記カラー原稿と指定
されたカラー画像の把握においては、指定されたカラー
画像が、カラー原稿そのものである場合と、校了紙など
である場合と、前記カラー原稿若しくは校了紙の画像に
対してある抽象的な色合いの条件が指定されたものであ
る場合がある。

【０００５】上記カラー原稿を指定通りに印刷再現する
ためのカラー原稿状態の正確なデータ把握は、時間的な
制約もあってなかなか困難であり、また、指定されたカ
ラー画像については、正確なデータ把握をするために、
カラー画像の測定器によるデータ把握などの操作を必要
し、かなりの時間と手間を要するため、製版操作のため
のセットアップ条件の設定は、かなりの時間と手間を要
しており、また正確な条件設定が困難であった。

【０００６】また、上記カラー原稿や指定されたカラー
画像の状態把握における、例えば、色合いの識別判断に
おいては、印刷されるカラー画像の中で、特に重点的に
厳密な色合いが指定された部分については、カラーチャ
ート（指定色を表示したカラー色票）によって、その色
合いやイメージを指定して、それを把握する必要がある
場合がある。

【０００７】このような場合は、製版ディレクターやオ
ペレーターなどの目視により、カラーチャートを基準に
した色合いの識別判断を行い、印刷において使用すべき
印刷インキの色（イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クなど）の設定や、印刷網点の大きさ（網点面積％）の
設定などを行うものであり、ディレクターやオペレータ
ーの熟練された目視判定に依るところが大であった。

【０００８】ところで、カラー原稿や指定されたカラー
画像が、特に人物画像のような場合には、人物などの重
点的に厳密な肌色の印刷再現性が要求されるものであ
り、また、肌色の色合い指定は、例えば、明るい肌色、
ダーク調の肌色などと云った、ほとんどが抽象的且つ感
覚的な表現による色合いの指定である場合が多く、従来
においては、このような場合における人物などの肌色の
微妙な色合いを指定したり把握したりするためのカラー
チャートは皆無であった。

【０００９】このため、電子製版用カラースキャナ装置
などの製版手段によってカラー原稿に基いて色分解や網
分解を行う場合、正確なセットアップ条件の設定が困難
であった。

【００１０】本発明は、カラー原稿や校了紙、あるいは
印刷色見本などによって指定された印刷再現すべきカラ
ー画像における肌色の色合いに関する正確な指示や把握
を容易にすることによって、電子製版用カラースキャナ
装置など、製版手段の稼働操作のためのセットアップ条
件の設定などを従来よりも短時間で容易に達成できるよ
うにすることにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は、基材シート１
表面に互いに異なる色合いの肌色に着色した複数の肌色
着色部２がブロック状に区分して表示され、前記肌色着
色部２は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの全
色若しくはそのうちのいずれか数色の既知の網点面積率
を以てハーフトーンにより着色表示され、前記各々肌色
着色部２に相当する基材シート１に開孔部３を備えるこ
とを特徴とする製版用肌色カラーチャートである。

【００１２】また、本発明は、上記製版用肌色カラーチ
ャートにおいて、前記肌色着色部２は、イエロー８〜４
５％、マゼンタ８〜４５％、シアン０〜２５％、ブラッ
ク０〜１５％の各ハーフトーンにより着色表示されてい
る製版用肌色カラーチャートである。

【００１３】また、本発明は、上記製版用肌色カラーチ
ャートにおいて、前記基材シート１に、各々肌色着色部
２を切り離し可能な切り離しミシン目４が設けられてい
る製版用肌色カラーチャートである。

【００１４】また、本発明は、上記製版用肌色カラーチ
ャートにおいて、前記各々肌色着色部２には、それぞれ
識別記号Ｎが表示されている製版用肌色カラーチャート
である。

【００１５】

【実施例】本発明の製版用肌色カラーチャートは、図１
に示すように、基材シート１表面に互いに異なる色合い
の肌色に着色した複数の肌色着色部２がブロック状に区
分して表示されている。但し本発明において、肌色着色
部２の区分ブロック数は、特に限定されるものではな
い。

【００１６】前記肌色着色部２は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの全色、若しくは、そのうちのイ
エロー及びマゼンタの２色を含むいずれか数色の、所定
の網点面積率（網点の大きさ）と所定のスクリーン線数
のハーフトーン（網点）により着色表示されている。

【００１７】なお、本発明においては、前記各々肌色着
色部２を構成する各色網点は、その網点面積率と網点の
密度（スクリーン線数）の各データが、予め既知である
ものが使用される。

【００１８】また、本発明においては、前記各々肌色着
色部２を構成する各色網点の網点面積率と網点の密度
（スクリーン線数）の各データは、特に限定されるもの
ではないが、各々肌色着色部２に使用する網点の密度
（スクリーン線数）は、互いに同一であることが適当で
あり、例えば、スクリーン線数３８本／インチ（若しく
は１．５本／ｍｍ）〜２５０本／インチ（若しくは１０
本／ｍｍ）が使用される。

【００１９】前記各々肌色着色部２に相当する個所の基
材シート１には、開孔部３が孔設されている。

【００２０】上記本発明の製版用肌色カラーチャート
を、一実施例に従って以下に詳細に説明する。

【００２１】図１は、上記一実施例の製版用肌色カラー
チャートの平面図であり、基材シート１は、用紙、又は
透明プラスチックフィルム（又はシート）若しくは必要
に応じて白インキをコーティングして不透明にしたプラ
スチックフィルム、又は合成紙などである。

【００２２】複数個所に設けられた肌色着色部２は、基
材シート１面に、規則的に複数ブロックに区分して着色
表示されており、例えば、図１に示すように、縦横（行
列）方向に所定の空間を設けて形成され、縦方向に４ブ
ロック、横方向に４ブロックの４×４＝１６ブロックに
区分されている。

【００２３】各肌色着色部２領域内には、基材シート１
を孔設することにより形成した、適宜形状パターンの開
口部３を備え、例えばその各々着色部２中央部に楕円形
状パターンの開口部３を備える。

【００２４】各々肌色着色部２の肌色は、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックのうち、少なくともイエロー
とマゼンタとを含む数色のハーフトーンにより構成さ
れ、各着色部２の肌色を構成する各色ハーフトーンの網
点の大きさ（網点面積（％））の組み合わせを異にする
ことにより、各々異なる肌色を呈している。

【００２５】前記基材シート１面に形成された各々肌色
着色部２は、イエロー８〜４５％、マゼンタ８〜４５
％、シアン０〜２５％、ブラック０〜１５％の各ハーフ
トーン（網点）を使用して互いに色合いの異なる肌色に
着色表示されており、各々肌色着色部２に使用する網点
の密度（スクリーン線数）は、互いに同一であり、スク
リーン線数３８本／インチ（若しくは１．５本／ｍｍ）
〜２５０本／インチ（若しくは１０本／ｍｍ）が使用さ
れ、例えば、スクリーン線数１７５本／インチが使用さ
れる。

【００２６】なお、本発明の上記一実施例における製版
用肌色カラーチャートは、各カラーチャート毎にスクリ
ーン線数の異なる２枚以上から複数枚までのカラーチャ
ートを１組とするカラーチャートにより構成れていても
よい。

【００２７】また、図１に示す一実施例においては、各
々肌色着色部２領域には、各着色部２を識別するため
の、数字、アルファベット記号等の色票マークＮを表示
するようにしてもよい。

【００２８】例えば、図１に示すように、該色票マーク
Ｎは、各肌色着色部２の角隅部に、色票Ｎｏ．１〜Ｎ
ｏ．１６までの数字によって表示されている。

【００２９】図２は、本発明の他の実施例であり、基材
シート１における区分された各々肌色着色部２の境界部
分に沿って、切り離しミシン目４を設けたものであり、
各着色部２を、それぞれ単一色票、若しくは２以上の複
数色票として、他の色票から切り離して使用できるよう
にしたものである。

【００３０】本発明の上記一実施例又は他の実施例にお
いては、基材シート１の裏面に、粘着性接着剤をコーテ
ィング若しくは貼着するなどして適用して、該粘着性接
着剤にシリコーン樹脂などの離型剤をコーティングした
離型シート（必要に応じて基材シート１と同様の当該個
所に切り離しミシン目を設ける）を仮貼着するようにし
てもよい。

【００３１】図３（ａ）〜（ｃ）は、図１に示すの上記
一実施例（図１参照）における部分拡大平面図である。

【００３２】図３（ａ）は、図１に示す本発明の一実施
例の製版用肌色カラーチャートにおいて、例えば、色票
Ｎｏ．１におけるＡ部分の肌色を構成するイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか１色の印刷
網点５の配列を示すＡ部分拡大平面図であり、例えば、
所定の網点面積率（網点の大きさ）と、所定のスクリー
ン線数を以て等間隔で、イエローの網点５（例えば、網
点面積率８％、スクリーン線数１７５線／インチ）が印
刷形成されている。

【００３３】なお、図示しないが、上記イエローの網点
５（例えば、網点面積率８％）以外に、所定の網点面積
率と、前記イエローの網点５と同一スクリーン線数とを
もったマゼンタ色やシアン色やブラック色などの網点
が、同一スクリーン線数にて掛け合わされて印刷される
ことによって、所定の色合いの肌色を呈する色票Ｎｏ．
１の肌色着色部２が構成されているものである。

【００３４】図３（ｂ）は、図１に示す本発明の一実施
例の製版用肌色カラーチャートにおいて、例えば、色票
Ｎｏ．７におけるＢ部分の肌色を構成するイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか１色の印刷
網点５の配列を示すＢ部分拡大平面図であり、例えば、
所定の網点面積率（網点の大きさ）と、所定のスクリー
ン線数を以て等間隔で、イエローの網点５（例えば、網
点面積率２０％、スクリーン線数１７５線／インチ）が
印刷形成されている。

【００３５】なお、図示しないが、上記イエローの網点
５（例えば、網点面積率２０％）以外に、所定の網点面
積率と、前記イエローの網点５と同一スクリーン線数と
をもったマゼンタ色やシアン色やブラック色などの網点
が、同一スクリーン線数にて掛け合わされて印刷される
ことによって、所定の色合いの肌色を呈する色票Ｎｏ．
７の肌色着色部２が構成されているものである。

【００３６】図３（ｃ）は、図１に示す本発明の一実施
例の製版用肌色カラーチャートにおいて、例えば、色票
Ｎｏ．１６におけるＣ部分の肌色を構成するイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックのうちのいずれか１色の印
刷網点５の配列を示すＣ部分拡大平面図であり、例え
ば、所定の網点面積率（網点の大きさ）と、所定のスク
リーン線数を以て等間隔で、イエローの網点５（例え
ば、網点面積率４０％、スクリーン線数１７５線／イン
チ）が印刷形成されている。

【００３７】なお、図示しないが、上記イエローの網点
５（例えば、網点面積率４０％）以外に、所定の網点面
積率と、前記イエロー色網点Ｙと同一スクリーン線数と
をもったマゼンタ色やシアン色やブラック色などの網点
が、同一スクリーン線数にて掛け合わされて印刷される
ことによって、所定の色合いの肌色を呈する色票Ｎｏ．
１６の肌色着色部２が構成されているものである。

【００３８】本発明の上記一実施例（図１参照）又は他
の実施例（図２参照）における製版用肌色カラーチャー
トは、イエロー８〜４５％、マゼンタ８〜４５％、シア
ン０〜２５％、ブラック０〜１５％の各ハーフトーン
（網点）を使用して、互いに異なる色合いの肌色に着色
表示された色票Ｎｏ．１〜Ｎｏ．１６までの複数の肌色
着色部２を備えたものであるが、製版用肌色カラーチャ
ートの色票Ｎｏ．１〜Ｎｏ．１６までの各々肌色着色部
２の肌色を構成する各色ハーフトーンの網点面積率
（％）の組み合わせの一例を表１に示す。

【００３９】表１に示すように、各色の網点面積率は、
製版用肌色カラーチャート上の右から左方向に、また上
から下方向に大きくなるように形成されている。

【００４０】

【表１】

【００４１】

【作用】本発明の上記製版用肌色カラーチャートは、基
材シート１表面に互いに異なる色合いの肌色に着色した
複数の肌色着色部２が、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの全色、若しくはそのうちのいずれかの数色の
ハーフトーン（網点）の掛け合わせにより表現される肌
色により着色形成され、特に該各々ハーフトーンは、既
知の網点面積率を以て着色表示されており、前記各々肌
色着色部２に相当する基材シート１には、それぞれ開孔
部３を備えるようにしたので、本発明の肌色カラーチャ
ートを、カラー原稿や、校了紙、印刷色見本など、比較
対照すべき被検査体（カラー画像）上に重ね合わせ、チ
ェックしたい部分の肌色着色部２（色票）領域の開口部
３を透して、チェックしたいカラー画像部分を目視する
ことにより、該肌色カラーチャートを基準にした肌色の
色合いの識別判断を行い、印刷において使用すべき印刷
インキの色（イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックな
ど）の設定や、印刷網点の大きさ（網点面積％）の設定
などを行うことができる。

【００４２】上記本発明の肌色カラーチャートの各々肌
色着色部２は、既知の網点面積率を以て着色表示されて
いるため、被検査体（カラー画像）の色合いとマッチン
グした着色部２における既知の各色網点面積率（％）を
認知することによって、当該カラー画像部分における網
点面積率を求めることができ、これによって、肌色の再
現性が重点的に厳密に要求される場合において、当該カ
ラー画像部分の印刷再現において使用すべき印刷インキ
の色（イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなど）の
設定や、製版網点の大きさ（網点面積％）の設定ができ
る。

【００４３】カラー原稿や校了紙や印刷色見本に基い
て、例えば、明るい肌色、ダーク調の肌色などと云った
抽象的且つ感覚的な表現による肌色としての色合いの指
定があった場合においても、上記カラーチャートによっ
て容易に指定された肌色の色合いにおける印刷掛け合わ
せ色のデータ（使用色、その網点面積率等）を容易に知
ることができる。

【００４４】このため、電子製版用カラースキャナ装置
などの製版手段によって、カラー原稿や印刷色見本に基
いて、製版用カラースキャナー装置などの製版手段を用
いて色分解や網分解を行う場合に、製版手段に対する正
確なプリセットなどの手段稼働のためのセットアップ条
件の設定が容易にできる。

【００４５】また、本発明の製版用肌色カラーチャート
は、基材シート１に、各々肌色着色部２を切り離し可能
な切り離しミシン目４が設けられているので、該切り離
しミシン目４を介して必要とする色合い部分の肌色着色
層２を切り離して、各カラー原稿や、校了紙、印刷色見
本毎に、添付使用（必要に応じて、適宜接着テープ、接
着糊、あるいは粘着性接着剤を用いて貼着使用）するこ
とができ、各カラー原稿や校了紙、印刷色見本毎に肌色
の色合いを指定する場合や、カラー画像部分毎に肌色の
色合いを指定する際に使用し易く便利である。

【００４６】

【発明の効果】本発明の製版用カラーチャートは、カラ
ー原稿や校了紙あるいは印刷色見本などにより指定され
たカラー画像の肌色の色合いの把握、及び肌色の色合い
における掛け合わせ色や、掛け合わせ色の網点面積率を
容易に知ることができ、製版工程において、電子製版用
カラースキャナ装置など、製版手段の稼働操作のための
特に人物の肌色を対象とするようなセットアップ条件等
の設定を、短時間で容易に行うことができる効果があ
る。

【００４７】また、本発明の製版用カラーチャートによ
って、製版工程以前における印刷物の発注者側と受注者
側との間における原稿から印刷物までの人物の肌色など
に関する色合いやカラーイメージを、より迅速にして正
確に指示したり、把握したりすることを容易にするなど
の効果がある。

【００４８】また、印刷工程などにおいては、印刷機に
より画像形成用シート面に印刷されるカラー画像におけ
る指定された肌色の色合いをチェックするための印刷肌
色カラーマッチング検査用の印刷肌色指定用のカラーチ
ャートとして利用できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の製版用肌色カラーチャートの一実施例
における平面図である。

【図２】本発明の製版用肌色カラーチャートの他の実施
例における平面図である。

【図３】（ａ）〜（ｃ）は本発明の製版用肌色カラーチ
ャートにおける肌色着色部２の部分拡大説明図である。

【符号の説明】

１…基材シート ２…肌色着色部 ３…開口部 ４…切
り離しミシン目 Ｎ…識別マーク ５…網点

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】基材シート１表面に互いに異なる色合いの
   肌色に着色した複数の肌色着色部２がブロック状に区分
   して表示され、前記肌色着色部２は、イエロー、マゼン
   タ、シアン、ブラックの全色若しくはそのうちのいずれ
   か数色の既知の網点面積率を以てハーフトーンにより着
   色表示され、前記各々肌色着色部２に相当する基材シー
   ト１に開孔部３を備えることを特徴とする製版用肌色カ
   ラーチャート。
2. 【請求項２】前記肌色着色部２は、イエロー８〜４５
   ％、マゼンタ８〜４５％、シアン０〜２５％、ブラック
   ０〜１５％の各ハーフトーンにより着色表示されている
   請求項１記載の製版用肌色カラーチャート。
3. 【請求項３】前記基材シート１に、各々肌色着色部２を
   切り離し可能な切り離しミシン目４が設けられている請
   求項１又は請求項２記載の製版用肌色カラーチャート。
4. 【請求項４】前記各々肌色着色部２には、それぞれ識別
   記号Ｎが表示されている請求項１乃至請求項２記載の製
   版用肌色カラーチャート。