JPH08200724A - 空気調和機のドレン水処理装置 - Google Patents

空気調和機のドレン水処理装置

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Publication number
JPH08200724A
JPH08200724A JP7012571A JP1257195A JPH08200724A JP H08200724 A JPH08200724 A JP H08200724A JP 7012571 A JP7012571 A JP 7012571A JP 1257195 A JP1257195 A JP 1257195A JP H08200724 A JPH08200724 A JP H08200724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
drain pan
pan
air conditioner
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP7012571A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Tsutsumi
全康 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP7012571A priority Critical patent/JPH08200724A/ja
Publication of JPH08200724A publication Critical patent/JPH08200724A/ja
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工時のドレンパンの傾きによるドレン水の
排水残りを防止することのできる空気調和機のドレン水
処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 空気調和機の本体102Aに設けられるドレ
ンパン1の排水部2側を蝶番構造3を介して本体102
Aに回動自在に支持し、反排水部を排水部2側より高い
位置にばね4により上下可動自在に保持し、ドレンパン
1内の水の加重によりドレンパン1の傾きを自動的に調
整する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井裏内に据え付けられ
た空気調和機のドレン水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マンション等の集合住宅の空気調
和機は、室内のスペースや美観のために、天井裏等に据
え付けられることが多くなり、空気調和機内で発生する
ドレン水を処理するドレンパンの施工性の向上が求めら
れている。
【0003】従来、この種の空気調和機のドレン水処理
装置は、特開昭63−306328号公報に示すような
構成が一般的であった。以下、その構成について図3を
参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、天井裏101に据え付け
られた空気調和機の本体102は、室内103からの空
気の吸気用を兼ねた送風用の空調ファン104と、室内
103への送風を冷却する熱交換器105と、冷房運転
時に熱交換器105から滴下するドレン水を受けるドレ
ンパン106と、ドレン水を本体102より排水するド
レンポンプ107と、前記空調ファン104、熱交換器
105、ドレンポンプ107を制御する制御手段を設け
たマイクロコンピュータ108(以下、マイコンと称
す。)とが設けられていた。
【0005】また、ドレンパン106の片隅には排水部
となる窪み部109が設けられ、その窪み部109には
ドレンポンプ107の吸水口110が設けられていた。
【0006】上記構成において、冷房運転の開始によ
り、マイコン108はドレンポンプ107を運転させ、
ドレンパン106に溜ったドレン水を吸水口110より
吸水して本体102から排水させていた。そして、冷房
運転の能力制限や運転停止後は、マイコン108は一定
時間後に、ドレンポンプ107の運転を停止させてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機のドレン水処理装置では、施工時にドレンパン1
06の水平設置を確保するのが難しく、本体102が大
きいほど水平設置の施工性が悪いという問題があった。
【0008】また、施工によってはドレンポンプ107
の吸水口110側へ傾斜せず、反対方向に傾き、すなわ
ちドレンポンプ107の吸水口110側が高い位置にな
った場合、ドレン水が窪み部109に溜らずドレンポン
プ107により排水できなくなり、ドレンパン106に
残った状態となる。そのため、空気中のほこりや熱交換
器105に付着した汚れ等が混じったドレン水はドレン
パン106の中でかびや悪臭の原因となり、不衛生にな
るという問題があった。
【0009】また、施工時を考慮して、予めドレンパン
106に勾配を設けると、ドレンパン106のドレン水
を貯える容積が少なくなり、室内の空質条件によって
は、ドレン水がドレンパン106より溢れ出て、最悪の
場合、天井から水漏れを起こしてしまうことや、ドレン
水の排水を確実にするためマイコン108は、ドレンポ
ンプ107の運転時間を冷房運転の停止後も必要以上に
長くする必要があり、ドレンポンプ107の寿命が短く
なるという問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、ドレ
ン水の量によって、ドレンパンに傾きを持たせることに
より、ドレンポンプによるドレン水の排水が施工による
影響を受けない空気調和機のドレン水処理装置を提供す
ることを第1の目的としている。
【0011】第2の目的はマイコンが運転状態に応じ
て、ドレンパンを強制的に傾斜させることにより、ドレ
ン水の排水が施工による影響を受けず、ドレンポンプの
運転時間を短縮させ、ドレンポンプの寿命を延ばすこと
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機のド
レン水処理装置は、上記第1の目的を達成するために第
1の手段は、送風用の空調ファンと冷却用の熱交換器と
底部の一端部近傍に排水部を設けたドレン水を受けるド
レンパンと、ドレンパンの排水部よりドレン水を排水す
るドレンポンプとを内部に設けた空気調和機の本体を備
え、前記ドレンパンの排水部側を蝶番構造を介して前記
本体に回動自在に支持し、反排水部側を排水部側より高
い位置にばね等よりなる保持手段により上下可動自在に
保持し、ドレンパン内の水の加重によりドレンパンの傾
きを可変せしめる構成とする。
【0013】また、第2の目的を達成するために第2の
手段は、ドレンパンの反排水部側に連結されるモーター
等よりなる電気的可動手段と、この電気的可動手段を制
御するマイコンとを備え、本体の運転、停止に対応して
前記マイコンにより前記電気的可動手段を制御せしめる
構成とする。
【0014】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、ド
レンパンのドレン水による重さに応じて、ドレンパンの
一端をささえるばねよりなる保持手段が上下に伸び縮み
することで、ドレンパンは蝶番を支点に可動し、傾きを
可変してドレン水の排水を確実にすることができる。
【0015】また、第2の手段の構成により、マイコン
が運転状況に応じて、電気的可動手段を制御して、ドレ
ンパンの傾きを変えることでドレン水の排水を確実にす
ることができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について、図1
を参照しながら説明する。
【0017】なお、従来例と同一部分には同一符号を付
けて詳細な説明は省略する。図に示すように、ドレンパ
ン1の底部の一端部近傍に排水部2を設け、ドレンパン
1の排水部2側の側部を本体102Aに蝶番構造3を介
して回動自在に支持し、ドレンパン1の反排水部側を排
水部2側より高く位置させ、ドレンパン1を傾斜した状
態において本体102Aに上下可動自在に保持する保持
手段となるばね4を設け、ドレンパン1の排水部2には
ドレンポンプ107の吸水口110を対応させて構成す
る。
【0018】上記構成において、ドレンパン1はドレン
水が滴下していない状態、すなわちドレン水がドレンパ
ン1に溜っていない状態では、ばね4の力により蝶番構
造3を支点として排水部2側へ傾いた状態になる。
【0019】そして、冷房運転による熱交換器105か
らのドレン水の滴下によりドレンパン1の重量が増し、
ばね4が伸びることにより、ドレンパン1の排水部2側
への傾きが少なくなり、ドレンパン1のドレン水を溜め
る容積を大きくすることができる。
【0020】そして、ドレンポンプ107の運転による
ドレン水の排水によりドレンパン1の重量が再び軽くな
ると、ばね4が縮むことでドレンパン1の排水部2側へ
の傾きが増し、ドレン水が排水部2に溜りやすくなるこ
とで、ドレン水の排水量を多くすることができる。
【0021】このように本発明の第1実施例の空気調和
機のドレン水処理装置によれば、ドレンパン1のドレン
水による重さに応じて、自動的にドレンパン1の傾きが
調整され、ドレンポンプ107による排水を容易にする
ことができる。
【0022】また、冷房運転の停止後にドレンパン1に
ドレン水が溜りにくいため、かび等の発生の防止や除湿
した室内の湿気が気化して再び室内にもどることを防止
することができる。
【0023】(実施例2)つぎに本発明の第2実施例に
ついて図2を参照しながら説明する。
【0024】なお、第1実施例と同一部分については、
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0025】図に示すように、ドレンパン1の反排水部
側に、本体102A側に設けた電気的可動手段を形成す
るステッピングモーター5を連結し、空調ファン10
4、ドレンポンプ107およびステッピングモーター5
の制御を行うマイコン6を本体102Aに設け構成す
る。
【0026】上記構成により、冷房運転を実施していな
い場合(すなわち停止中)、マイコン6はステッピング
モーター5を制御し、蝶番構造3を支点としてドレンパ
ン1を排水部2側へ傾けた状態にする。
【0027】また、冷房運転の開始により、マイコン6
はドレンポンプ107を運転させ、一定時間経過後に、
ステッピングモーター5を制御して、ドレンパン1の蝶
番構造3を支点とした排水部2への傾きをなくした状
態、すなわちドレンパン1を水平な状態に保ち、ドレン
水を溜める容積を大きくする。
【0028】そして、冷房運転の能力制限や運転停止後
は、マイコン6は一定時間後に、ステッピングモーター
5を制御して停止中と同様な状態、すなわち蝶番構造3
を支点としてドレンパン1を排水部2側へ傾けた状態に
戻すことで、ドレンパン1に溜ったドレン水を排水部2
の方へ流し込み、ドレンポンプ107で排水し易くし、
そして一定時間経過後に、マイコン6はドレンポンプ1
07の運転を停止させる。
【0029】このように本発明の第2実施例の空気調和
機のドレン水処理装置によれば、運転状況に応じてマイ
コン6が強制的にドレンパン1の傾きを変えることで、
排水を容易にし、ドレンポンプ107の運転時間を効率
よくすることにより、ドレンポンプ107の寿命を延ば
すことができる。
【0030】なお、実施例ではドレンパン1を本体10
2Aに取り付けるためのばね4をドレンパン1の上部に
設けたが、ドレンパン1の下部より支えるようにばね4
を設けてもよい。
【0031】また、ドレン水の溜ったドレンパン1の可
動には、振動を少なくするためステッピングモーター5
を使用するようにしたが、上下可動の可能なギヤモータ
ーを設けても、同様の作用効果が得られることは言うま
でもない。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればドレンパンの排水部側を蝶番構造を介して本
体に回動自在に支持し、反排水部側を排水部側より高い
位置にばね等よりなる保持手段により上下可動自在に保
持し、ドレンパン内の水の加重によりドレンパンの傾き
を可変せしめるので、施工時におけるドレンパンの水平
設置調整を簡略化でき、施工性の向上が図れる空気調和
機のドレン水処理装置を提供できる。
【0033】また、ドレンパンの反排水部側に連結され
るモーター等よりなる電気的可動手段と、この電気的可
動手段を制御するマイコンとを備え、本体の運転、停止
に対応してマイコンにより電気的可動手段を制御せしめ
るので、強制的にドレンパンの傾きが変わり排水される
ため施工性の向上とともにドレンポンプの寿命を延ば
し、電気代の節約をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機のドレン水処
理装置の概略構成を示す断面図
【図2】同第2実施例の空気調和機のドレン水処理装置
の概略構成を示す断面図
【図3】従来の空気調和機のドレン水処理装置の概略構
成を示す断面図
【符号の説明】
1 ドレンパン 2 排水部 3 蝶番構造 4 ばね 5 ステッピングモーター 6 マイクロコンピュータ 102A 本体 104 空調ファン 105 熱交換器 107 ドレンポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風用の空調ファンと冷却用の熱交換器と
    底部の一端部近傍に排水部を設けたドレン水を受けるド
    レンパンと、ドレンパンの排水部よりドレン水を排水す
    るドレンポンプとを内部に設けた空気調和機の本体を備
    え、前記ドレンパンの排水部側を蝶番構造を介して前記
    本体に回動自在に支持し、反排水部側を排水部側より高
    い位置にばね等よりなる保持手段により上下可動自在に
    保持し、ドレンパン内の水の加重によりドレンパンの傾
    きを可変せしめる構成とした空気調和機のドレン水処理
    装置。
  2. 【請求項2】ドレンパンの反排水部側に連結されるモー
    ター等よりなる電気的可動手段と、この電気的可動手段
    を制御するマイクロコンピュータとを備え、本体の運
    転、停止に対応して前記マイクロコンピュータにより前
    記電気的可動手段を制御せしめる構成とした請求項1記
    載の空気調和機のドレン水処理装置。
JP7012571A 1995-01-30 1995-01-30 空気調和機のドレン水処理装置 Pending JPH08200724A (ja)

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JP7012571A JPH08200724A (ja) 1995-01-30 1995-01-30 空気調和機のドレン水処理装置

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ID=11809053

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JP (1) JPH08200724A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110332607A (zh) * 2019-03-19 2019-10-15 戴少武 一种对等持久平衡的分体式暗装风机盘管室内空调机
CN112413881A (zh) * 2020-11-28 2021-02-26 江苏友奥电器有限公司 一种自动排水机构及空调器

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