JP4460475B2 - 一体型空気調和機 - Google Patents

一体型空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP4460475B2
JP4460475B2 JP2005050015A JP2005050015A JP4460475B2 JP 4460475 B2 JP4460475 B2 JP 4460475B2 JP 2005050015 A JP2005050015 A JP 2005050015A JP 2005050015 A JP2005050015 A JP 2005050015A JP 4460475 B2 JP4460475 B2 JP 4460475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply means
water supply
exhaust fan
turned
condenser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005050015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006234285A (ja
Inventor
健治 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005050015A priority Critical patent/JP4460475B2/ja
Publication of JP2006234285A publication Critical patent/JP2006234285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4460475B2 publication Critical patent/JP4460475B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、熱交換によって発生した排熱をダクトで室外に排出する一体型空気調和機に関する。
一般的に、一体型空気調和機では、本体内部に圧縮機、蒸発器、凝縮器、蒸発器用ファン、凝縮器用ファンが組み込まれている。このような一体型空気調和機において、排気用ダクトを備えたものが特許文献1に開示されている。冷房運転が行われると、室内の空気を取り込み、この空気で凝縮器を冷却する。高温になった空気はダクトを介して室外に排出される。
そして、蒸発器によって室内の空気を冷却したときにドレン水が発生する。このドレン水をポンプにより凝縮器に注いで、蒸発させることにより、ドレン水の処理が行われることが特許文献2に開示されている。
特開平5−256472号公報 特開平10−141691号公報
冷房運転時に発生したドレン水を凝縮器の熱によって蒸発させるとき、特許文献2に記載されているように、溜まったドレン水の容量に応じてポンプおよび凝縮器用ファンが駆動制御される。
ここで、ポンプのオンオフやポンプの回転数の変化に応じて、凝縮器に注がれるドレン水の量が変化する。これに伴い、凝縮器の放熱量も変化するので、ファンの回転数が増減するように回転制御される。
ところで、ポンプをオンしたとき、あるいはオフしたときに、ファンの回転数を急激に変化させると、ダクトを通る風量が変化する。すると、ファンのモータからの騒音だけでなく、ダクトを通る風による騒音も発生する。室内で使用される一体型空気調和機は、運転時には静かなことが求められているため、騒音の発生は問題となる。
また、ポンプがオン中で、凝縮器の放熱が主にドレン水の蒸発によって行われている場合、ポンプがオフすると、凝縮器温度が急激に上がる。すると、圧縮機の圧縮比が大きくなり、電気回路中に大きな電流が流れる。急に過大な電流が流れると、ブレーカが作動したり、回路保護機能が働いて、電流を遮断してしまい、運転停止となってしまう。
本発明は、上記に鑑み、ドレン水の処理に伴う急激なファンの回転数の変動を抑えることにより、騒音を発生させないようにするとともに、ポンプのオンオフに伴う冷凍サイクルの急激な変化をあらかじめファンの回転数を制御することにより、安定した運転を行える一体型空気調和機の提供を目的とする。
本発明は、キャビネットに圧縮機、凝縮器および蒸発器が内装され、冷房運転時に前記凝縮器から発生する排熱を排気ファンによりキャビネット外部に排出するとともに、前記蒸発器から発生したドレン水を送水手段によって前記凝縮器に導き、凝縮器の熱によって蒸発させる一体型空気調和機であって、前記送水手段の動作状態が変化するとき、この変化に応じた前記排気ファンの回転状態への移行を開始するタイミングが、前記送水手段の動作状態が変化するタイミングと異なるものである。具体的には、排気ファンの回転状態への移行を開始するタイミングが送水手段の動作状態が変化するタイミングよりも遅延される。
冷房運転の強弱や凝縮器温度によって、発生するドレン水量あるいは溜まったドレン水の容量が変化し、これに応じて送水手段の動作状態が変化する。そして、送水手段が動作しているとき、ドレン水の蒸発を促進できるように、排気ファンの回転数は低くされる。送水手段が動作していないとき、凝縮器の放熱能力を高めるために、排気ファンの回転数は高くされる。ここで、送水手段の動作状態が頻繁に変化すると、これに応じて排気ファンの回転数も変化することになるが、排気ファンの動作が変化するタイミングを送水手段の動作が変化するタイミングとずらすことにより、送水手段の動作が安定した状態になってから排気ファンの回転状態を変化させることが可能となる。これによって、不要な排気ファンの回転の変化をなくすことができ、騒音の発生や過電流の発生を防止できる。
すなわち、送水手段は、溜まったドレン水の容量に応じてオンオフ動作され、前記送水手段がオフしたとき、排気ファンの回転数が徐々に上がるように制御される。具体的には、送水手段は、ドレン水の容量の減少に応じてオフされるとき、一定時間だけオン動作が維持されてからオフされ、前記送水手段がオン動作からオフ動作に移行する前に排気ファンの回転数が上げられる。
このように、送水手段がオフするときに、排気ファンの回転数は、送水手段のオフするタイミングよりも遅れて所定の回転数に移行する。このとき、排気ファンの回転数は、急激に変化してもかまわないが、騒音の急激な変化を避けるために、徐々に変化する。
また、送水手段は、溜まったドレン水の容量に応じてオンオフ動作され、前記送水手段がオンしたとき、前記排気ファンの回転数が徐々に下がるように制御される。具体的には、ドレン水の容量の増加に応じて送水手段がオンされたとき、オンしてから一定時間経過すると、排気ファンの回転数が徐々に下げられる。この場合でも、排気ファンの回転数は、急激に変化せず、遅れる時間に合わせて徐々に変化する。
特に、ドレン水の容量の増減に応じて送水手段のオンオフが繰り返されるとき、前記送水手段がオンしてから一定時間の間、排気ファンの回転数が維持される。そして、一定時間経過したとき、送水手段がオンのまま変化していなければ、排気ファンの回転数は徐々に下げられる。この一定時間の間に、送水手段がオフすると、排気ファンの回転数は変化せず、元の回転数のままとなる。
本発明によると、送水手段の動作状態の変化に連動する排気ファンの回転状態が遅れて変化することにより、不要な排気ファンの回転数の変動を防ぐことができ、騒音の発生をなくせる。また、排気ファンの回転状態の変化を遅らせることによって、回転数を徐々に変化させることができるので、ドレン水が凝縮器に注がれることによる冷凍サイクル状態の変化を監視しながら最適回転数にすることができる。これにより、回転数の上昇に伴う騒音の増大や回転数が低下しすぎることによる凝縮温度の上昇による過大な電流が流れることを防止できる。したがって、ブレーカや回路保護機能の働きを抑制でき、一時的に運転が停止する事態を避けることができる。
本実施形態の一体型空気調和機では、図1、2に示すように、キャビネット1に、圧縮機2、凝縮器3、蒸発器4および絞り機構(図示せず)が内装され、これらによって冷凍サイクルが形成される。そして、空気調和機は、冷風を発生させて、室内を冷房する冷房運転を行う。そのため、空気調和機は、蒸発器4に対する送風ファン5と、凝縮器3に対する排気ファン6と、排気用のダクト7と、冷房運転によって発生したドレン水を処理するためのポンプ8とを備えている。
キャビネット1は、図3、4に示すように、前面パネル10、左右一対の側板11、背板12によって囲まれた構造とされる。そして、キャビネット1は、上側の冷房室13と下側の排熱室14とに区画されている。冷房室13と排熱室14とは、仕切り板15によって仕切られ、上下の空間は断熱されている。
冷房室13には、蒸発器4および送風ファン5が収容され、排熱室14には、圧縮機2、凝縮器3、排気ファン6、ポンプ8が収容されている。冷房室13では、前側に蒸発器4が配置され、背面側にシロッコファンからなる送風ファン5が配置されている。排熱室14では、前側に凝縮器3が配置され、背面側にシロッコファンからなる排気ファン6が配置されている。凝縮器3と排気ファン6との間に、圧縮機2とポンプ8とが左右にそれぞれ配置されている。凝縮器3は、蒸発器4の下方に位置し、蒸発器4と凝縮器3とは上下に並んでいる。
キャビネット1の前側は開口されており、この開口が前面パネル10によって覆われている。蒸発器4および凝縮器3は、開口に面しており、前面パネル10と蒸発器4および凝縮器3との間には間隙16が形成される。この間隙16に、フィルタ17が着脱可能に装着されている。
前面パネル10に、前面吸込口20と吹出口21とが形成されている。また、前面パネル10と側板11との間に、側面吸込口22が形成されている。前面吸込口20は、前面パネル10の中央に位置して、縦方向に配されている。前面吸込口20および側面吸込口22は、間隙16に連通している。吹出口21は、前面パネル10の上部に位置し、水平方向から斜め上方向に向かって開口している。吹出口21には、ルーバ23が設けられ、ルーバ23はモータによって揺動される。吹出口21は冷房室13に連通しており、前面吸込口20および側面吸込口22から蒸発器4を経て吹出口21に至る通風路が形成される。これによって、キャビネット1の前面からの吸い込みおよび前方への吹き出しを実現できる。
排熱室14は、冷房室13よりも背面側に突出しており、排熱室14の上面に排気口24が形成されている。排気口24に、蛇腹状のダクト7の一端が取り付けられている。ダクト7の他端は、壁25の開口部に取り付けられ、排熱室14がダクト7を介して室外と連通する。したがって、排熱室14では、前面吸込口20および側面吸込口22から凝縮器3を経て排気口24に至る通風路が形成される。この通風路は、ダクト7に連通して、室外へと通じている。
ダクト7の一端は、排気口24に対して回転自在かつ着脱自在とされる。すなわち、排気ファン6のケーシング26に形成された排気口24に、ファンガード27が回転自在に嵌め込まれている。ダクト7の一端には、ダクトコネクタ28が設けられている。このダクトコネクタ28が、ファンガード27に着脱自在に装着されるが、ダクトコネクタ28はファンガード27に対して回転しないように取り付けられている。ダクト7とファンガード27とが一体的に回転することにより、ダクト7とキャビネット1とは相対的に回転する。
ダクト7の他端は、壁25の開口部に着脱可能に取り付けられている。すなわち、開口部にある窓30を利用して、ダクト7を取り付けるための取付パネル31が窓枠に固定される。窓30は、上げ下げ窓、引き違い窓のいずれでもよく、取付パネル31は、窓30の大きさに合わせて長さを可変できる。
取付パネル31の取付口32にダクトホルダ33が嵌め込まれ、ダクトホルダ33に、ダクト7の他端に設けられたダクトコネクタ34が着脱可能に装着される。ダクトコネクタ34がダクトホルダ33に装着されることにより、ダクトホルダ33は取付パネル31から抜けないように取り付けられる。ダクトホルダ33の室外側には、雨が入り込まないように、雨除け35が取り付けられている。したがって、ダクトコネクタ34をダクトホルダ33から外すことにより、ダクト7を窓30から取り外すことができ、さらにダクトホルダ33も取付パネル31から取り外すことができる。ここで、ダクト7を外したとき、取付パネル31の取付口32が開いたままになるので、取付口32を塞ぐカバーが取付パネル31に設けられている。なお、図1中、36は換気孔であり、換気扇が取り付け可能とされる。
また、キャビネット1の底面には、車輪40が取り付けられている。したがって、本空気調和機は移動可能とされ、伸縮可能なダクト7を付けたまま室内で移動させることができる。さらに、ダクト7を外すことにより、空気調和機を他の室内に持ち運ぶことができ、任意の場所で使用することができる。
ところで、蒸発器4では、室内空気の熱交換を行うとき、空気中の水分が結露して、ドレン水が発生する。蒸発器4の下方に、ドレン水を受けるドレンパン41が設けられ、ドレンパン41の下方に、滴下皿42が設けられている。ドレンパン41は、滴下皿42内に収容され、滴下皿42は、キャビネット1に取り付けられている。ドレンパン41に滴り落ちたドレン水は、滴下皿42に流れ落ち、さらに滴下皿42から凝縮器3に流れ落ちる。ドレン水は、凝縮器3を通過するときに、凝縮器3を冷却しながら蒸発する。凝縮器3の下方には、ドレン受皿43が設けられ、凝縮器3を伝って流れてきたドレン水がドレン受皿43に溜まる。ドレン受皿43は、排熱室14の底に載置されており、ドレン受皿43には、ドレン抜き孔44が形成され、栓がされている。栓を抜くと、ドレン水が排出される。
そして、ドレン受皿43に溜まったドレン水を処理するため、ポンプ8によってドレン水を再び凝縮器3に導き、蒸発させている。ポンプ8は、ドレン受皿43内に設置され、ポンプ8にドレンホース45が接続され、ドレンホース44が滴下皿42に接続される。ポンプ8と滴下皿42とによって送水手段が構成される。
ポンプ8は、ドレン水を吸い込んで滴下皿42に送り込む。ドレン水は、滴下皿42から流れ落ちて、凝縮器3の熱によって蒸発する。このように、ドレン水を循環させることによって、外部に排水することなく、内部において排水処理ができる。なお、ドレンホース45の途中には、流路を切り替えるためのコックが設けられ、排水パイプ46が接続されている。コックを回すことにより、滴下皿42に向かって循環する流路と、排水パイプ46に向かって排水される流路とに切り替えられる。
この空気調和機は、図5に示すように、圧縮機2、送風ファン5、排気ファン6、ポンプ8を駆動制御する制御装置50を備えている。マイコンからなる制御装置50は、キャビネット1に内装され、リモコン51あるいはキャビネットに設けられた操作スイッチからの操作信号に応じて、冷房運転、除湿運転、換気運転といった各種運転を実行する。また、前面パネル10に、LED等からなる表示器52が設けられており、制御装置50は、各種運転に応じて表示器52の点灯を制御する。さらに、ドレン受皿43に水位検出器53が設けられ、制御装置50は、溜まったドレン水の量に応じてポンプ8の動作および排気ファン6の回転を制御し、ドレン水が満水になったときの警告として表示器52の点灯あるいは点滅といった制御を行う。
冷房運転では、室内空気が、送風ファン5の駆動によって前面吸込口20および側面吸込口22から吸い込まれ、前面パネル10の間隙16から蒸発器4を通り抜ける。このとき、吸い込まれた空気は、蒸発器4によって冷却され、冷風となる。冷風は、吹出口21から室内に吹き出される。
一方、排気ファン6の駆動によって、室内空気が、前面吸込口20および側面吸込口22から吸い込まれ、前面パネル10の間隙16から凝縮器3を通り抜ける。このとき、吸い込まれた空気は、凝縮器3によって暖められ、温風となる。温風は、排気口24からダクト7を通り、室外に排出される。
冷房運転により蒸発器4から発生したドレン水は、流れ落ちてドレン受皿43に溜まる。ドレン水が所定水位まで溜まると、ポンプ8が駆動され、ドレン受皿43のドレン水を汲み上げて、滴下皿42に導く。汲み上げられたドレン水は、凝縮器3の表面に沿って流れ落ち、蒸発する。蒸発しなかったドレン水は、ドレン受皿43に溜まり、再び汲み上げられ、蒸発するまで循環される。なお、ドレン受皿43のドレン水の水位はフロート式の水位検出器53によって検出され、満水になったことが検知されたとき、制御装置50は、圧縮機2、ポンプ8等を停止させて、冷房運転を停止する。
除湿運転では、冷房運転と同様に圧縮機2、送風ファン5、排気ファン6、ポンプ8が駆動制御される。ただし、ドレン受皿43に溜まったドレン水は循環させず、コックの操作によりドレン水を排水パイプ46から排出する。この場合、ダクト7を外しておく。排熱室14を通って除湿された空気は、排気口24から室内に排出される。そのため、室内の温度を変えずに除湿できる。
換気運転では、圧縮機2、送風ファン5およびポンプ8は停止し、排気ファン6のみが駆動される。キャビネット1の前方から吸い込まれた室内の空気は、排熱室14からダクト7を経て室外に排出される。このとき、壁25の換気孔36から室外の空気が入り込み、室内の換気が行われる。
ここで、冷房運転において、冷房の強弱を選択可能とされる。制御装置50は、リモコン51によって選択された強弱に応じて送風ファン5の回転制御を行う。そして、冷凍サイクル効率を高めながら、ドレン水の蒸発を促進できるように、ポンプ8を駆動制御しながら凝縮器3の作動状態に応じて排気ファン6の回転制御を行う。すなわち、凝縮器3の温度を検出する温度センサ54が設けられ、制御装置50は、凝縮器温度の変化によって凝縮器3の作動状態を判断し、排気ファン6の回転数を増減する。温度センサ54は、凝縮器3の表面に接触あるいは近接して設けられ、凝縮器3を流れる冷媒の温度に対応する凝縮器温度を検出する。
さらに、室内温度を検出する室温センサ55が設けられる。室温センサ55は、キャビネット1の前面吸込口20あるいは側面吸込口22の近傍に設けられる。排気ファン6の回転制御として、制御装置50は、室内温度に基づいて運転開始時の排気ファン6の初期回転数を決め、凝縮器温度が上限温度より高くなると、回転数が上がるように排気ファン6を駆動制御し、凝縮器温度が下限温度より低くなると、回転数が下がるように排気ファン6を駆動制御する。凝縮器温度が上限温度と下限温度との間にあるとき、排気ファン6の回転数を初期回転数に維持する。なお、上限温度は、冷凍サイクル効率のために設定された温度であり、ここでは60℃とされる。上限温度より低い下限温度は、ドレン水の処理能力を高めるために設定された温度であり、ここでは45℃とされる。また、排気ファン6の回転数を増加あるいは減少といったように変化させるとき、段階的に変化させると、騒音の原因となるので、リニアな変化をさせて、徐々に回転数を増減し、騒音の発生を防ぐ。
そして、ドレン水の排水処理を行うために、水位検出器53は、溜まったドレン水が排水処理を開始するための下限水位および満水水位を検出すると、制御装置50に信号を出力する。下限水位に達したことを検出すると、作動信号を出力する。満水水位に達したことを検出すると、満水信号を出力する。制御装置50は、作動信号が入力される度に、ポンプ8をオンオフする。すなわち、制御装置50は、ドレン水が増えて下限水位に達すると、ポンプ8をオンする。ポンプ8がオンしているときに、ドレン水が減って下限水位に達すると、ポンプ8をオフする。また、満水信号が入力されると、ポンプ8をオフする。そして、制御装置50は、このようなポンプ8の動作状態の変化に応じて排気ファン6の回転数も増減するように排気ファン6を回転制御する。
ここで、ポンプ8がオンしたとき、排気ファン6の回転数は下がり、ポンプ8がオフしたとき、排気ファン6の回転数が上がる。このように、ポンプ8のオンオフといったように動作状態が変化するとき、ポンプ8の動作状態に応じた所定回転数に移行するときのタイミングが、ポンプ8がオンオフするときのタイミングと異なるように制御される。
すなわち、図6に示すように、ポンプ8がオンしているとき、ドレン水の水位が下がり、水位検出器53により下限水位が検出される(T0)と、ポンプ8はオフされる。このとき、ポンプ8は、すぐにはオフされず、一定時間T1のタイムラグをおいてからオフされる。なお、下限水位が検出されてからポンプ8が実際にオフするまでのタイムラグは、ドレン水の排出によって完全に下限水位よりも下がるようにして、ドレン水の流出入や水面の揺れによる影響を排除するために設けられている。
一方、排気ファン6は、ポンプ8のオン時に任意の回転数で回転駆動されており、下限水位が検出されたとき、排気ファン6の回転数は急激に上げられることはなく、所定回転数になるように徐々に回転数が上げられる。この間に一定時間T1が経過して、ポンプ8はオフされる。その後、排気ファン6の回転数は、所定回転数に達し、この回転数が維持される。
このように、排気ファン6の回転数が上昇してから所定回転数に達するまでのアップ時間T2は、一定時間T1よりも長くなるように設定されている。ポンプ8の動作がオンからオフに変化するとき、排気ファン6の回転数の変化は徐々に行われ、しかもポンプ8の動作が変化するときのタイミングと所定回転数になるときのタイミングとがずれている。したがって、凝縮器3にドレン水を注ぎ終わる前に、排気ファン6が徐々に高回転になっていくので、凝縮器温度の急激な変化を緩和することができ、圧縮機2の圧縮比が急変せず、過大な電流が流れることはない。しかも、排気ファン6の回転数も急激に変化しないので、騒音の発生も抑制できる。なお、所定回転数は、初期回転数とされる。なお、所定回転数に達するまでのアップ時間T2は、一定時間より短くすることも可能である。
また、ドレン水の水位が下限水位付近にあるとき、ドレン水の排出する量と流入する量との関係により、水位検出器53は頻繁に作動信号を出力する。このとき、ポンプ8はオンオフを繰り返し、ポンプ8のオンオフに応じて排気ファン6の回転数が変化すると、耳障りな音が発生する。
そこで、図7に示すように、制御装置50は、ポンプ8をオンしたとき(T0)、T0から一定時間T3経過してから排気ファン6の回転数を徐々に下げるように制御する。すなわち、一定時間の間は、排気ファン6の回転数が一定に維持され、一定時間を超えると、回転数が下げられる。ダウン時間T4経過すると、所定回転数になる。この場合でも、ポンプ8の動作状態に応じた所定回転数に移行するときのタイミングが、ポンプ8がオンオフするときのタイミングよりも遅延する。
このように、ドレン水の増減に応じてポンプ8がオンオフを繰り返しても、すぐに排気ファン6の回転数は変化しない。一定時間経過して、ドレン水の水位が下がらないことが確認されてから、排気ファン6の回転数が変化する。したがって、頻繁にポンプ8がオンオフしても、排気ファン6の回転数は変化しないので、騒音の発生を抑制できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。本実施形態では、ポンプによりドレン水を凝縮器に導いているが、ドレン水をドレンパンに溜めておいて、閉止弁の開閉によりドレン水を凝縮器に注ぐものとしてもよい。
本発明の一体型空気調和機の全体構成図 空気調和機の排熱室内部の配置を示す図 前面側から見た空気調和機の外観斜視図 背面側から見た空気調和機の外観斜視図 空気調和機の制御ブロック図 ポンプオフ時における排気ファンの動作のタイムチャート ポンプのオンオフが繰り返されたときにおける排気ファンの動作のタイムチャート
符号の説明
2 圧縮機
3 凝縮器
4 蒸発器
5 送風ファン
6 排気ファン
7 ダクト
8 ポンプ
50 制御装置
53 水位検出器
54 温度センサ
55 室温センサ

Claims (6)

  1. キャビネットに圧縮機、凝縮器および蒸発器が内装され、冷房運転時に前記凝縮器から発生する排熱を排気ファンによりキャビネット外部に排出するとともに、前記蒸発器から発生したドレン水を送水手段によって前記凝縮器に導き、凝縮器の熱によって蒸発させる一体型空気調和機であって、前記送水手段の動作状態が変化するとき、この変化に応じた前記排気ファンの回転状態への移行を開始するタイミングが、前記送水手段の動作状態が変化するタイミングと異なり、前記送水手段は、溜まったドレン水の容量に応じてオンオフ動作され、前記送水手段がオフしたとき、排気ファンの回転数が徐々に上がるように制御されることを特徴とする一体型空気調和機。
  2. キャビネットに圧縮機、凝縮器および蒸発器が内装され、冷房運転時に前記凝縮器から発生する排熱を排気ファンによりキャビネット外部に排出するとともに、前記蒸発器から発生したドレン水を送水手段によって前記凝縮器に導き、凝縮器の熱によって蒸発させる一体型空気調和機であって、前記送水手段の動作状態が変化するとき、この変化に応じた前記排気ファンの回転状態への移行を開始するタイミングが、前記送水手段の動作状態が変化するタイミングと異なり、前記送水手段は、溜まったドレン水の容量に応じてオンオフ動作され、前記送水手段がオフしたとき、排気ファンの回転数が徐々に上がるように制御され、前記送水手段は、ドレン水の容量の減少に応じてオフされるとき、一定時間だけオン動作が維持されてからオフされ、前記送水手段がオン動作からオフ動作に移行する前に排気ファンの回転数が上げられることを特徴とする一体型空気調和機。
  3. キャビネットに圧縮機、凝縮器および蒸発器が内装され、冷房運転時に前記凝縮器から発生する排熱を排気ファンによりキャビネット外部に排出するとともに、前記蒸発器から発生したドレン水を送水手段によって前記凝縮器に導き、凝縮器の熱によって蒸発させる一体型空気調和機であって、前記送水手段の動作状態が変化するとき、この変化に応じた前記排気ファンの回転状態への移行を開始するタイミングが、前記送水手段の動作状態が変化するタイミングと異なり、前記送水手段は、ドレン水の容量の減少に応じてオフされるとき、一定時間だけオン動作が維持されてからオフされ、前記送水手段がオン動作からオフ動作に移行する前に排気ファンの回転数が上げられることを特徴とする一体型空気調和機。
  4. キャビネットに圧縮機、凝縮器および蒸発器が内装され、冷房運転時に前記凝縮器から発生する排熱を排気ファンによりキャビネット外部に排出するとともに、前記蒸発器から発生したドレン水を送水手段によって前記凝縮器に導き、凝縮器の熱によって蒸発させる一体型空気調和機であって、前記送水手段の動作状態が変化するとき、この変化に応じた前記排気ファンの回転状態への移行を開始するタイミングが、前記送水手段の動作状態が変化するタイミングと異なり、前記送水手段は、溜まったドレン水の容量に応じてオンオフ動作され、前記送水手段がオンしたとき、前記排気ファンの回転数が徐々に下がるように制御されることを特徴とする一体型空気調和機。
  5. ドレン水の容量の増加に応じて送水手段がオンされたとき、オンしてから一定時間経過すると、排気ファンの回転数が徐々に下げられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の一体型空気調和機。
  6. ドレン水の容量の増減に応じて送水手段のオンオフが繰り返されるとき、前記送水手段がオンしてから一定時間の間、排気ファンの回転数が維持されることを特徴とする請求項4または5記載の一体型空気調和機。
JP2005050015A 2005-02-25 2005-02-25 一体型空気調和機 Expired - Fee Related JP4460475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050015A JP4460475B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 一体型空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050015A JP4460475B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 一体型空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006234285A JP2006234285A (ja) 2006-09-07
JP4460475B2 true JP4460475B2 (ja) 2010-05-12

Family

ID=37042144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005050015A Expired - Fee Related JP4460475B2 (ja) 2005-02-25 2005-02-25 一体型空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4460475B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236373A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Sharp Corp 一体型空気調和機
CN111174281B (zh) * 2018-11-13 2021-06-22 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种吸顶机及其安装方法
CN110207356B (zh) * 2019-07-30 2019-12-06 江苏友奥电器有限公司 空调冷凝水水位的控制方法和装置
JP7539354B2 (ja) 2021-07-07 2024-08-23 三菱電機株式会社 熱交換型換気装置
CN113970160B (zh) * 2021-11-01 2022-07-19 珠海格力电器股份有限公司 一种降低空调噪音的方法、装置及空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006234285A (ja) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541923B2 (ja) 一体型空気調和機
JP2009236373A (ja) 一体型空気調和機
JP4676520B2 (ja) 一体型空気調和機
JP4975019B2 (ja) 除湿機
JP2009192165A (ja) 除湿機
JP4460475B2 (ja) 一体型空気調和機
JP5241935B2 (ja) 除湿機
JP2004138377A (ja) 空気調和装置
JP2007232327A (ja) 空気調節装置
KR101420873B1 (ko) 공기 조화 장치
JP2010032111A (ja) 一体型空気調和機
JP6942082B2 (ja) 一体型空気調和機
JP4987102B2 (ja) 除湿機
JP2014092350A (ja) 空気調和機
JP2006234289A (ja) 一体型空気調和機
JP2007237043A (ja) 空気調節装置
JP4619983B2 (ja) 空気調和機
JP6022387B2 (ja) 除湿機
JP4571520B2 (ja) 空気調和機の制御装置
KR100784844B1 (ko) 에어컨의 응축수 건조장치
JP4430564B2 (ja) 空気調和機
JP4468839B2 (ja) 一体型空気調和機
JP2004275924A (ja) 除湿機
KR101362664B1 (ko) 공기 조화 장치
JP2006234283A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees