JPH08200231A - 電動型圧縮機の始動装置及び始動方法 - Google Patents

電動型圧縮機の始動装置及び始動方法

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JPH08200231A
JPH08200231A JP2330595A JP2330595A JPH08200231A JP H08200231 A JPH08200231 A JP H08200231A JP 2330595 A JP2330595 A JP 2330595A JP 2330595 A JP2330595 A JP 2330595A JP H08200231 A JPH08200231 A JP H08200231A
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JP
Japan
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resistor
starting
electric motor
capacitor
motor
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Application number
JP2330595A
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English (en)
Inventor
Tetsuzo Ukai
徹三 鵜飼
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機4の始動時におけるモータトルクを低
減することによって圧縮機の液圧縮を防止する。 【構成】 電動機4への3相電源配線U、V、W中のい
ずれか1の配線Uに抵抗器97を設ける。そして、電動機
4の始動後タイマリレー96に予め設定された所定時間が
経過するまで抵抗器97を経て電流を流した後タイマーリ
レー96のb接点98を開、a接点99を閉とすることによっ
て抵抗器97を短絡せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍システム等に組み込
まれる電動型圧縮機の始動装置及び始動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動型圧縮機の1例が図4に示さ
れている。図4に示されるように、密閉ハウジング8内
上部にはスクロール型圧縮機構Cが、下部には3相誘導
電動機4が配設され、これらは回転シャフト5によって
互いに連動連結されている。
【0003】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1、旋回スクロール2、旋回スクロール2の公転旋回運
動を許容するがその自転を阻止するオルダムリング等の
自転阻止機構3、固定スクロール1及び電動機4が固着
されるフレーム6、回転シャフト5を軸支する上部軸受
71及び下部軸受72、旋回スクロール2を支持する旋回軸
受73及びスラスト軸受74等を具えている。
【0004】固定スクロール1は端板11とこの内面に立
設されたうず巻状ラップ12よりなり、端板11には吐出ポ
ート13とこれを開閉する吐出弁17が設けられている。旋
回スクロール2は端板21とこの内面に立設されたうず巻
状ラップ22と端板21の外面中央部に突設されたボス23よ
りなり、このボス23にはドライブブッシュ54が旋回軸受
73を介して回転自在に嵌装されている。そして、このド
ライブブッシュ54に穿設された孔55内に回転シャフト5
の上端に突設された偏心駆動ピン53が嵌合されている。
【0005】密閉ハウジング8内底部に貯溜された潤滑
油81は回転シヤフト5の回転による遠心力によって入口
孔51から吸い上げられ、給油孔52を通って下部軸受72、
上部軸受71等を潤滑した後、室61、排油孔62を経て密閉
ハウジング8内底部に滴下し、ここに貯溜される。
【0006】電動機4を駆動すると、この回転トルクは
回転シヤフト5、偏心駆動ピン53、ドライブブッシュ5
4、旋回軸受73を介して旋回スクロール2に伝達され、
旋回スクロール2は自転阻止機構3によってその自転を
阻止されながら公転旋回運動する。
【0007】すると、冷媒ガスが吸入管82を経て密閉ハ
ウジング8内に入り、電動機4を冷却した後、吸入通路
15から吸入室16を経て固定スクロール1と旋回スクロー
ル2とを噛み合わせることによって限界された複数の密
閉空間24内に吸入される。
【0008】そして、旋回スクロール2の公転旋回運動
により密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮され
ながら中央部に至り、ここから吐出ポート13を通り吐出
弁17を押し上げて吐出キャビティ14に吐出され、更に、
仕切壁25に穿設された穴18を経て第2の吐出キャビティ
19内に入りここから吐出管83を経て吐出されて、冷凍シ
ステムの回路内を循環する。
【0009】電動機4の始動装置の1例が図3に示され
ている。これは短絡保護用の遮断器MCB と電磁開閉器MC
とサーマルリレーOLR を組み合わせた最も標準的な全電
圧始動装置である。運転/停止スイッチ91を投入する
と、電磁開閉器MC92に通電されてその接点93が閉となる
ので、3相電源配線U、V、Wを経て電動機4の各相巻
線4U、4V、4Wに全電圧が直接印加されることにより電動
機4が始動する。
【0010】電動機4が過負荷運転や拘束運転状態にな
ると、サーマルリレーOLR 94の接点95が開となって電磁
開閉器MC92への通電が遮断されるのでその接点93が開と
なり、これによって電動機4は停止する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この種電動型圧縮機の
長期間停止中、特に、外気温が低い場合には、冷凍シス
テム中の冷媒が圧縮機の密閉ハウジング8内に流入し、
ここで液化して溜まり込むことがある。また、3相誘導
電動機4は−10%定格電圧下で圧縮機の極めて苛酷な運
転条件で生ずる最大負荷トルクに対応しうるモータトル
クを発生するように設計されているので、定格電圧下に
おける一般的な圧縮機の運転条件では3相誘導電動機4
のモータトルクは負荷トルクに対して過大となる。
【0012】従って、上記従来の装置において、圧縮機
を長期間停止後に起動する際、密閉ハウジング8内に液
冷媒が溜まっていると、過剰なモータトルクによって液
圧縮が発生し、圧縮機構Cが破損する怖れがあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、ハウジング内に圧縮機構及び3相誘導
電動機を配設してなる電動型圧縮機において、上記電動
機への3相電源配線中のいずれか1に抵抗器又はコンデ
ンサを介装するとともに上記電動機の始動後所定時間が
経過するまで上記抵抗器又はコンデンサを経て電流を流
した後上記抵抗器又はコンデンサを短絡せしめる切換装
置を設けたことを特徴とする電動型圧縮機の始動装置に
ある。
【0014】上記切換装置を上記抵抗器又はコンデンサ
に対して直列に接続されたb接点と並列に接続されたa
接点より構成することができる。
【0015】上記切換装置を上記電動機の始動後所定時
間が経過するまで作動するタイマリレーより構成するこ
とができる。
【0016】第2の発明の特徴とするところは、ハウジ
ング内に圧縮機構及び3相誘導電動機を配設してなる電
動型圧縮機の始動後所定時間が経過するまで上記電動機
への3相電源配線中のいずれか1に介装された抵抗器又
はコンデンサを経て電流を流した後、上記抵抗器又はコ
ンデンサを短絡して電流を流すことを特徴とする電動型
圧縮機の始動方法にある。
【0017】
【作用】本発明においては、電動機の始動後所定時間が
経過するまで3相電源配線中のいずれか1を流れる電流
は抵抗器又はコンデンサを経て流れることによりその電
圧が降下するので、電動機のモータトルクが低減する。
【0018】
【実施例】本発明の1実施例に係わる始動装置が図1に
示されている。図1に示すように、電磁開閉器MC92と並
列にタイマリレーRT96が設けられ、3相電源配線U、
V、W中のいずれか1の配線(例ではU)に抵抗器97と
タイマリレーRT96の時限動作b接点98が設けられ、これ
ら抵抗器97とb接点98に対して並列にタイマリレーRT96
の時限動作a接点99が設けられている。
【0019】しかして、運転/停止スイッチ91を閉にす
ると、電磁開閉器MC92及びタイマリレーRT96に通電され
る。すると、電磁開閉弁MC92の接点93が閉となると同時
にタイマリレーRT96がカウントを開始する。そして、タ
イマリレーRT96に予め設定された所定時間経過後にその
時限動作b接点98は開に、時限動作a接点99は閉にな
る。
【0020】即ち、運転/停止スイッチ91の投入後、所
定時間が経過するまでは配線Uを流れる電流はb接点9
8、抵抗器97を通って流れ、所定時間が経過した後はa
接点99を通って流れる。よって、所定時間中は配線Uを
流れる電流は抵抗器97を流過することによってその電圧
が降下するので、この配線Uに接続されたモータ4のU
相巻線4U及びW相巻線4Wへの印加電圧が低下する。な
お、モータ4のV相巻線4Vには全電圧が印加される。
【0021】かくして、電動機4の始動時、そのU相巻
線4U及びW相巻線4Wへの印加電圧が低下するので、電動
機4の始動時におけるモータトルクを減少させることが
できる。
【0022】電動機4の始動時におけるトルクの変化が
図2に示されている。図2において、曲線TLは電動機4
にかかる負荷トルク、曲線TM1 は全電圧始動時のモータ
トルク、曲線TM2 は本実施例による減電圧始動時のモー
タトルクを表わす。全電圧始動時の加速トルクTA1(=TM1
−TL) は大きく短時間内に同期速度まで上昇するが、減
電圧始動時の加速トルクTA2(= TM2 −TL) はTA2 より小
さくなる。
【0023】このように電動機4の始動時におけるモー
タトルクを減少させると、電動機4から圧縮機構Cに伝
達されるモータトルクTM2 が減少し、加速トルクTA2
小さいので、圧縮機構Cの回転数はゆっくり上昇する。
従って、圧縮機の始動時に密閉ハウジング8内に液冷媒
が溜まっていても、液圧縮の発生を防止しうる。
【0024】なお、抵抗器97の抵抗値は圧縮機構Cに対
する破損防止効果と、始動トルクの低下による始動性能
悪化を勘案して設定する。また、タイマリレーRT96に設
定する所定時間は液冷媒の排出に要する時間及び始動時
の不平衡電流による電動機巻線4U、4V、4Wの温度上昇な
どを勘案して設定する。
【0025】上記抵抗器97に代えてコンデンサを用いた
場合にも同様の作用、効果を得ることができる。 他の
構成、作用については図3、図4に示す従来のものと同
様であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
【0026】
【発明の効果】本発明においては、電動機の始動後所定
時間が経過するまで抵抗器又はコンデンサを経て電流が
流れることによりその電圧が降下するので、電動機のモ
ータトルクを低減することができる。この結果、圧縮機
の始動時ハウジング内に液冷媒が溜まっていても、液圧
縮を阻止しうるので、圧縮機構の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係わる始動装置の電気回路
図である。
【図2】上記実施例におけるトルク特性図である。
【図3】従来の始動装置の電気回路図である。
【図4】従来の電動型圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
4 3相誘導電動機 U、V、W 3相電源配線 97 抵抗器 96 タイマリレー(切換装置) 98 時限動作b接点 99 時限動作a接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に圧縮機構及び3相誘導電
    動機を配設してなる電動型圧縮機において、上記電動機
    への3相電源配線中のいずれか1に抵抗器又はコンデン
    サを介装するとともに上記電動機の始動後所定時間が経
    過するまで上記抵抗器又はコンデンサを経て電流を流し
    た後上記抵抗器又はコンデンサを短絡せしめる切換装置
    を設けたことを特徴とする電動型圧縮機の始動装置。
  2. 【請求項2】 上記切換装置が上記抵抗器又はコンデン
    サに対して直列に接続されたb接点と並列に接続された
    a接点よりなることを特徴とする請求項1記載の電動型
    圧縮機の始動装置。
  3. 【請求項3】 上記切換装置が上記電動機の始動後所定
    時間が経過するまで作動するタイマリレーよりなること
    を特徴とする請求項1又は2記載の電動型圧縮機の始動
    装置。
  4. 【請求項4】 ハウジング内に圧縮機構及び3相誘導電
    動機を配設してなる電動型圧縮機の始動後所定時間が経
    過するまで上記電動機への3相電源配線中のいずれか1
    に介装された抵抗器又はコンデンサを経て電流を流した
    後、上記抵抗器又はコンデンサを短絡して電流を流すこ
    とを特徴とする電動型圧縮機の始動方法。
JP2330595A 1995-01-19 1995-01-19 電動型圧縮機の始動装置及び始動方法 Pending JPH08200231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250123A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Calsonic Kansei Corp 電動コンプレッサ
EP2447535A3 (en) * 2010-10-27 2012-05-16 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Motor-driven compressor and controller therefor

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Effective date: 20041109

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531