JPH0820018B2 - 密封装置及びその製造方法 - Google Patents
密封装置及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0820018B2 JPH0820018B2 JP3359224A JP35922491A JPH0820018B2 JP H0820018 B2 JPH0820018 B2 JP H0820018B2 JP 3359224 A JP3359224 A JP 3359224A JP 35922491 A JP35922491 A JP 35922491A JP H0820018 B2 JPH0820018 B2 JP H0820018B2
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- Japan
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- spring
- sealing device
- lip
- tip
- rubber
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密封装置、特に、ばね
が埋設されたシールリップを備えた密封装置およびその
製造方法に関する。
が埋設されたシールリップを備えた密封装置およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような密封装置としては、例
えば図4に示すような密封装置100がある。この密封
装置100は、シールリップ101を有する。またシー
ルリップ101は、可動軸102に接触してシールする
リップ先端103と、ハウジング104に内接するはめ
あい部105からシールリップ101の方へ延びる部分
の内部に埋設された金属補強環105aとを有する。リ
ップ先端103のハウジング104側には、ばね106
が埋設されている。また、ばね106とリップ先端10
3との間に環状の溝107を有する。このような密封装
置100のシールリップ101を加硫する場合は上型1
08と、下型109との間の凹部110にばね106を
配置しゴム生地111を上型と下側に配置する。加硫時
に下方に配置されたゴム生地111が上方に流動する場
合、まずゴム生地111が加熱されて流動化し、ゴムが
上方に移動する。ゴムが上方に移動するとゴムが凹部1
10を形成する突起部112を乗り越え、さらに突起部
112とばね106との間に入りこみ、ばね106を上
方に移動させる。その結果ばね106が所定の位置より
も上方に移動する(図5(a) (b) (c) (d) 参照)。
えば図4に示すような密封装置100がある。この密封
装置100は、シールリップ101を有する。またシー
ルリップ101は、可動軸102に接触してシールする
リップ先端103と、ハウジング104に内接するはめ
あい部105からシールリップ101の方へ延びる部分
の内部に埋設された金属補強環105aとを有する。リ
ップ先端103のハウジング104側には、ばね106
が埋設されている。また、ばね106とリップ先端10
3との間に環状の溝107を有する。このような密封装
置100のシールリップ101を加硫する場合は上型1
08と、下型109との間の凹部110にばね106を
配置しゴム生地111を上型と下側に配置する。加硫時
に下方に配置されたゴム生地111が上方に流動する場
合、まずゴム生地111が加熱されて流動化し、ゴムが
上方に移動する。ゴムが上方に移動するとゴムが凹部1
10を形成する突起部112を乗り越え、さらに突起部
112とばね106との間に入りこみ、ばね106を上
方に移動させる。その結果ばね106が所定の位置より
も上方に移動する(図5(a) (b) (c) (d) 参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような密封装
置では、シールリップ101のリップ先端103にばね
106が一体的に埋設されているために、リップ先端1
03の可動軸102に対する追随性が低くなる。
置では、シールリップ101のリップ先端103にばね
106が一体的に埋設されているために、リップ先端1
03の可動軸102に対する追随性が低くなる。
【0004】 また、上記密封装置100では、上型1
08、下型109との間の凹部110にばね106が配
置されている。加硫時に、下方に配置されたゴム生地1
11が流動化し上方に移動する際ゴムの流動圧によって
ばね106を上方に移動させる。ばね106が移動し
て、所定の位置に位置決めされない場合、ばね106の
本来の機能である締め代の低下を防止し得ず、従って密
封装置100のシール機能が低下する。
08、下型109との間の凹部110にばね106が配
置されている。加硫時に、下方に配置されたゴム生地1
11が流動化し上方に移動する際ゴムの流動圧によって
ばね106を上方に移動させる。ばね106が移動し
て、所定の位置に位置決めされない場合、ばね106の
本来の機能である締め代の低下を防止し得ず、従って密
封装置100のシール機能が低下する。
【0005】またばね106が所定の位置より上方に移
動することによって、ばね106の張力がリップ先端1
03を介して可動軸102に対して均一に作用しない
為、密封装置100の部分的な摩耗が発生し、これによ
っても密封装置100のシール性が低下する。さらに密
封装置100においては、ばね106が埋設されるので
ばね106の移動した不良品が発生しても製品完成時に
密封装置100の不良品を検出することが困難であると
の問題があった。
動することによって、ばね106の張力がリップ先端1
03を介して可動軸102に対して均一に作用しない
為、密封装置100の部分的な摩耗が発生し、これによ
っても密封装置100のシール性が低下する。さらに密
封装置100においては、ばね106が埋設されるので
ばね106の移動した不良品が発生しても製品完成時に
密封装置100の不良品を検出することが困難であると
の問題があった。
【0006】 そこで、本発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、シールリップにばねが埋設されていても、リッ
プ先端の可動軸に対する追随性を高め得る密封装置を提
供することにある。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、シールリップにばねが埋設されていても、リッ
プ先端の可動軸に対する追随性を高め得る密封装置を提
供することにある。
【0007】 また、上記密封装置において、ばねが所
定の位置に位置決めされるようにシールリップの加硫成
形時のばねの移動を阻止して締め代の低下を防止し、ば
ねの張力をリップ先端を介して可動軸に対して均一に作
用させシール性の向上した密封装置を製造できる方法を
提供することにある。
定の位置に位置決めされるようにシールリップの加硫成
形時のばねの移動を阻止して締め代の低下を防止し、ば
ねの張力をリップ先端を介して可動軸に対して均一に作
用させシール性の向上した密封装置を製造できる方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る密封装置にあっては、ハウジング内に可
動軸を配置し、前記ハウジングと可動軸間の環状の隙間
をシールするもので、前記ハウジング内周に嵌合される
補強環と、該補強環の内周から軸方向密封対象流体側に
延びるゴム状弾性材製のシールリップとを備え、該シー
ルリップにはばねを一体的に埋設すると共に、該ばねの
内周側に位置するリップ先端が可動軸に摺動自在に密封
接触する密封装置において、前記シールリップの密封流
体側の側面であって、シールリップの前記ばね埋設部と
リップ先端との間に、ばねの直径の1/2以上の深さの
溝を設け、該溝によって前記ばね埋設部とリップ先端と
を離隔したことを特徴とする。
に本発明に係る密封装置にあっては、ハウジング内に可
動軸を配置し、前記ハウジングと可動軸間の環状の隙間
をシールするもので、前記ハウジング内周に嵌合される
補強環と、該補強環の内周から軸方向密封対象流体側に
延びるゴム状弾性材製のシールリップとを備え、該シー
ルリップにはばねを一体的に埋設すると共に、該ばねの
内周側に位置するリップ先端が可動軸に摺動自在に密封
接触する密封装置において、前記シールリップの密封流
体側の側面であって、シールリップの前記ばね埋設部と
リップ先端との間に、ばねの直径の1/2以上の深さの
溝を設け、該溝によって前記ばね埋設部とリップ先端と
を離隔したことを特徴とする。
【0009】また、ばねを成形型に設けられた凹部に配
置し、加硫成形によりばねをシールリップに埋設する密
封装置の製造方法において、前記シールリップのゴム生
地の加硫時にゴムの流動圧力によってばねが移動しない
ようにばねの直径の1/2以上の前記凹部を形成する突
起を設けてシールリップを加硫成形する製造方法があ
る。
置し、加硫成形によりばねをシールリップに埋設する密
封装置の製造方法において、前記シールリップのゴム生
地の加硫時にゴムの流動圧力によってばねが移動しない
ようにばねの直径の1/2以上の前記凹部を形成する突
起を設けてシールリップを加硫成形する製造方法があ
る。
【0010】
【作用】而して、本発明の密封装置によれば、シールリ
ップの密封流体側の側面であってばね埋設部とシールリ
ップ先端との間にばねの直径の1/2以上の深さの溝を
設けて、ばね埋設部とリップ先端とを離隔しているの
で、リップ先端が撓みやすく、可動軸に対する追随性が
高まる。
ップの密封流体側の側面であってばね埋設部とシールリ
ップ先端との間にばねの直径の1/2以上の深さの溝を
設けて、ばね埋設部とリップ先端とを離隔しているの
で、リップ先端が撓みやすく、可動軸に対する追随性が
高まる。
【0011】 また、本発明の密封装置の製造方法によ
れば、加硫成形の際に下方に配置されたゴム生地が加熱
によって流動化し上方に移動しても、突起を乗り越える
までは凹部に配置されたばねに対してゴムの流動圧力は
作用しない。この突起の高さは密封装置の溝に対応して
ばねの1/2以上に設定されているので、流動化したゴ
ムが突起を乗り越えた時点では流動圧はゴムを上方から
下方へ押えつける方向に働き、ばねが浮き上がって移動
することはない。
れば、加硫成形の際に下方に配置されたゴム生地が加熱
によって流動化し上方に移動しても、突起を乗り越える
までは凹部に配置されたばねに対してゴムの流動圧力は
作用しない。この突起の高さは密封装置の溝に対応して
ばねの1/2以上に設定されているので、流動化したゴ
ムが突起を乗り越えた時点では流動圧はゴムを上方から
下方へ押えつける方向に働き、ばねが浮き上がって移動
することはない。
【0012】従って、ばねの移動による締め代の低下を
防止し、ばねの張力がリップ先端を介して可動軸に対し
て均一に作用し、密封装置のシール性を向上させ得る。
防止し、ばねの張力がリップ先端を介して可動軸に対し
て均一に作用し、密封装置のシール性を向上させ得る。
【0013】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は、本発明に係る密封装置1である。
この密封装置1によれば、運動する可動軸2と接触しな
がら流体の漏れを防ぐ作用をするリップ先端3を備え
る。又、機械の振動や圧力の変動のリップ先端3への影
響を減少させ、リップ先端3を安定した接触状態に保た
せるシールリップ4がリップ先端3に連続している。一
方、ハウジング16に固定すると同時に、ハウジング1
6穴内面と密封装置1の外周との接触面からの漏れを防
ぐ作用をするはめあい部5を有する。さらに、シールリ
ップ4の大気側に外部のダストの侵入を防ぐ作用をする
ダストリップ6を有する。リップ先端3とダストリップ
6の先端はくさび状の断面形状をなし、先端部で可動軸
2表面を強く押しつけて流体を密封する。
この密封装置1によれば、運動する可動軸2と接触しな
がら流体の漏れを防ぐ作用をするリップ先端3を備え
る。又、機械の振動や圧力の変動のリップ先端3への影
響を減少させ、リップ先端3を安定した接触状態に保た
せるシールリップ4がリップ先端3に連続している。一
方、ハウジング16に固定すると同時に、ハウジング1
6穴内面と密封装置1の外周との接触面からの漏れを防
ぐ作用をするはめあい部5を有する。さらに、シールリ
ップ4の大気側に外部のダストの侵入を防ぐ作用をする
ダストリップ6を有する。リップ先端3とダストリップ
6の先端はくさび状の断面形状をなし、先端部で可動軸
2表面を強く押しつけて流体を密封する。
【0015】 はめあい部5の内部には金属補強環7が
一体的に埋設されてハウジング16に嵌合され、シール
リップ4は金属補強環7の内周から軸方向密封対象流体
側に延びている。また、シールリップ4のリップ先端3
の外周側にはリップ先端3を可動軸2に押しつける押し
つけ力を高め、押しつけ力を長期間維持するためのばね
8がシールリップ4を構成するゴム状弾性材中に一体的
に埋設されている。リップ先端3とばね8埋設部との間
には溝9が設けられており、この溝9によってばね8埋
設部とリップ先端3とが離隔されている。
一体的に埋設されてハウジング16に嵌合され、シール
リップ4は金属補強環7の内周から軸方向密封対象流体
側に延びている。また、シールリップ4のリップ先端3
の外周側にはリップ先端3を可動軸2に押しつける押し
つけ力を高め、押しつけ力を長期間維持するためのばね
8がシールリップ4を構成するゴム状弾性材中に一体的
に埋設されている。リップ先端3とばね8埋設部との間
には溝9が設けられており、この溝9によってばね8埋
設部とリップ先端3とが離隔されている。
【0016】 この溝9によってリップ先端3が撓みや
すくなり、可動軸2に対する追随性が高くなる。
すくなり、可動軸2に対する追随性が高くなる。
【0017】溝9は、断面が三角形状をしており、1つ
の頂点の深さがばね8の直径Dの中心よりも長いところ
にあり、即ち、ばね8の直径Dの1/2以上の深さHを
有する。
の頂点の深さがばね8の直径Dの中心よりも長いところ
にあり、即ち、ばね8の直径Dの1/2以上の深さHを
有する。
【0018】このような構成を有する密封装置1は、次
のように製造される。成形型の下型12に凹部としての
凹所13が設けられている。凹所13内にばね8が配置
され、下型12の下方と上方にゴム生地11を配置す
る。下型12の上方に上型14を配置する。その後型内
を加熱加圧するとゴム生地11が流動性を帯び、圧力に
よって上方に移動する。ゴム15の流動に従って、ばね
8が配置された凹所13へ接近し、凹所13の手前で密
封装置1の溝9に対応する突起部16を乗り越える。突
起部16の高さHは、ばね8の内径の1/2以上であ
る。従って突起部16を乗り越えた後は、ゴム15の流
動圧は凹所13内に配置されたばね8を上方から下方へ
押し付けるように作用するため、ばね8が浮き上がるこ
とがない(図3(a) (b) (c) (d) 参照)。
のように製造される。成形型の下型12に凹部としての
凹所13が設けられている。凹所13内にばね8が配置
され、下型12の下方と上方にゴム生地11を配置す
る。下型12の上方に上型14を配置する。その後型内
を加熱加圧するとゴム生地11が流動性を帯び、圧力に
よって上方に移動する。ゴム15の流動に従って、ばね
8が配置された凹所13へ接近し、凹所13の手前で密
封装置1の溝9に対応する突起部16を乗り越える。突
起部16の高さHは、ばね8の内径の1/2以上であ
る。従って突起部16を乗り越えた後は、ゴム15の流
動圧は凹所13内に配置されたばね8を上方から下方へ
押し付けるように作用するため、ばね8が浮き上がるこ
とがない(図3(a) (b) (c) (d) 参照)。
【0019】一方、ゴム15が上方から流動する場合に
おいては、ゴム15の流動圧は、ばね8を上方から下方
に作用するため、ばね8が上方に浮き上がり、ばね8の
位置が所定の場所から移動することがない。すなわち、
下型12に、高さHが、ばね8の内径の1/2以上であ
り、密封装置1の溝9に対応する突起部16が設けられ
ているため、ゴム15が上方または下方から移動してき
てもゴム15の流動圧により、ばね8が浮き上がること
はない。
おいては、ゴム15の流動圧は、ばね8を上方から下方
に作用するため、ばね8が上方に浮き上がり、ばね8の
位置が所定の場所から移動することがない。すなわち、
下型12に、高さHが、ばね8の内径の1/2以上であ
り、密封装置1の溝9に対応する突起部16が設けられ
ているため、ゴム15が上方または下方から移動してき
てもゴム15の流動圧により、ばね8が浮き上がること
はない。
【0020】従って、ばね8の移動が阻止され締め代の
低下を防止し、ばね8の張力をリップ先端3を介して可
動軸2に対して均一に作用させて密封装置1のシール性
を向上させることができる。
低下を防止し、ばね8の張力をリップ先端3を介して可
動軸2に対して均一に作用させて密封装置1のシール性
を向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の密封装置によれば、シールリッ
プの密封流体側の側面であってばね埋設部とシールリッ
プ先端との間にばねの直径の1/2以上の深さを有する
溝を設けてばね埋設部とリップ先端とを離隔したので、
リップ先端が撓みやすくなり、可動軸の軸偏心に対する
追随性が高まる。
プの密封流体側の側面であってばね埋設部とシールリッ
プ先端との間にばねの直径の1/2以上の深さを有する
溝を設けてばね埋設部とリップ先端とを離隔したので、
リップ先端が撓みやすくなり、可動軸の軸偏心に対する
追随性が高まる。
【0022】 また、本発明の密封装置の製造方法によ
れば、加硫成形時のゴムの流動圧によってばねが移動し
ないように、ばねの直径の1/2以上の凹部を形成する
突起を設けてシールリップを加硫成形するようにしたの
で、ばねがシールリップの所定位置に埋設されて締め代
が低下するのを阻止し得、さらに、ばねの張力がリップ
先端を介して可動軸に均一に作用するので部分的な摩耗
が生ぜず、シール性を向上することができる。
れば、加硫成形時のゴムの流動圧によってばねが移動し
ないように、ばねの直径の1/2以上の凹部を形成する
突起を設けてシールリップを加硫成形するようにしたの
で、ばねがシールリップの所定位置に埋設されて締め代
が低下するのを阻止し得、さらに、ばねの張力がリップ
先端を介して可動軸に均一に作用するので部分的な摩耗
が生ぜず、シール性を向上することができる。
【0023】さらに、ばねが常にシールリップの所定位
置に埋設されるので、ばねを埋設した密封装置の不良品
を排除でき、完成後の検査も容易になる。
置に埋設されるので、ばねを埋設した密封装置の不良品
を排除でき、完成後の検査も容易になる。
【図1】図1は本発明の密封装置の縦断面図である。
【図2】図2は本発明の密封装置の要部の部分拡大図で
ある。
ある。
【図3】図3(a) 〜(d) は、本発明の密封装置の製造方
法を表す説明図である。
法を表す説明図である。
【図4】図4は従来技術による密封装置の縦断面図であ
る。
る。
【図5】図5(a) 〜(d) は、従来技術の密封装置の製造
方法を示す説明図である。
方法を示す説明図である。
1 密封装置 2 可動軸 3 リップ先端 4 シールリップ 5 はめあい部 6 ダストリップ 7 金属補強環 8 ばね 9 溝 10 頂点 11 ゴム生地 12 下型 13 凹所(凹部) 14 上型 15 ゴム 16 ハウジング
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジング内に可動軸を配置し、前記ハ
ウジングと可動軸間の環状の隙間をシールするもので、
前記ハウジング内周に嵌合される補強環と、該補強環の
内周から軸方向密封対象流体側に延びるゴム状弾性材製
のシールリップとを備え、該シールリップにはばねを一
体的に埋設すると共に、該ばねの内周側に位置するリッ
プ先端が可動軸に摺動自在に密封接触する密封装置にお
いて、 前記シールリップの密封流体側の側面であって、シール
リップの前記ばね埋設部とリップ先端との間に、ばねの
直径の1/2以上の深さの溝を設け、該溝によって前記
ばね埋設部とリップ先端とを離隔したことを特徴とする
密封装置。 - 【請求項2】 ばねを成形型に設けられた凹部に配置
し、加硫成形によりばねをシールリップに埋設する密封
装置の製造方法において、 前記シールリップのゴム生地の加硫時にゴムの流動圧力
によってばねが移動しないようにばねの直径の1/2以
上の前記凹部を形成する突起を設けてシールリップを加
硫成形することを特徴とする密封装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359224A JPH0820018B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 密封装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359224A JPH0820018B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 密封装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544851A JPH0544851A (ja) | 1993-02-23 |
JPH0820018B2 true JPH0820018B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=18463395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3359224A Expired - Lifetime JPH0820018B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 密封装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820018B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5979671U (ja) * | 1982-11-20 | 1984-05-29 | 三菱重工業株式会社 | シ−ル装置 |
JPS6078168A (ja) * | 1983-10-04 | 1985-05-02 | Nok Corp | シ−ル |
JPS63198870U (ja) * | 1987-06-12 | 1988-12-21 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3359224A patent/JPH0820018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0544851A (ja) | 1993-02-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980519 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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