JPH08200189A - 2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置 - Google Patents
2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置Info
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- JPH08200189A JPH08200189A JP7007475A JP747595A JPH08200189A JP H08200189 A JPH08200189 A JP H08200189A JP 7007475 A JP7007475 A JP 7007475A JP 747595 A JP747595 A JP 747595A JP H08200189 A JPH08200189 A JP H08200189A
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- Japan
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- duty ratio
- valve
- flow rate
- engine
- control device
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置
に関し、電磁コイルに対する通電不能時においてはエン
ジンストール及びオーバーランの発生を防止し、正常状
態においてはロータリ弁の開弁範囲を広く設定する。 【構成】絞り弁20を迂回するバイパス通路14に、2個の
電磁コイル5,6 により駆動されるロータリ弁2,3 を配設
し、アイドル時にはロータリ弁2,3 でバイパス通路14の
開度をデューティ制御することによりバイパス通路14を
流れる空気流量が増大するよう制御する構成において、
ロータリ弁2,3 の流量特性を、ロータリ弁2,3 がデュー
ティ比0%の位置においてエンジンがエンジンストール
を発生しない流量を確保するように設定すると共に、ロ
ータリ弁2,3 がデューティ比100%の位置においてエ
ンジンがオーバーランしない流量となるよう設定する。
に関し、電磁コイルに対する通電不能時においてはエン
ジンストール及びオーバーランの発生を防止し、正常状
態においてはロータリ弁の開弁範囲を広く設定する。 【構成】絞り弁20を迂回するバイパス通路14に、2個の
電磁コイル5,6 により駆動されるロータリ弁2,3 を配設
し、アイドル時にはロータリ弁2,3 でバイパス通路14の
開度をデューティ制御することによりバイパス通路14を
流れる空気流量が増大するよう制御する構成において、
ロータリ弁2,3 の流量特性を、ロータリ弁2,3 がデュー
ティ比0%の位置においてエンジンがエンジンストール
を発生しない流量を確保するように設定すると共に、ロ
ータリ弁2,3 がデューティ比100%の位置においてエ
ンジンがオーバーランしない流量となるよう設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2コイル式ロータリ型ア
イドル回転数制御装置に係り、特にアイドル時に吸気絞
り弁を迂回するバイパス通路を通って吸気系に導入され
る補助空気を制御する2コイル式ロータリ型アイドル回
転数制御装置に関する。
イドル回転数制御装置に係り、特にアイドル時に吸気絞
り弁を迂回するバイパス通路を通って吸気系に導入され
る補助空気を制御する2コイル式ロータリ型アイドル回
転数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機関アイドル運転時に、補機類
の作動による負荷の増大によってアイドル回転数が低下
したり、或いは機関停止(エンジンストール)したりす
ることがないように吸気絞り弁を迂回するバイパス通路
を設けて補助空気を絞り弁下流の吸気系に導入し、その
補助空気の量を制御することによりアイドル回転数を所
定の値に維持しようとするアイドル回転数制御装置が知
られている。
の作動による負荷の増大によってアイドル回転数が低下
したり、或いは機関停止(エンジンストール)したりす
ることがないように吸気絞り弁を迂回するバイパス通路
を設けて補助空気を絞り弁下流の吸気系に導入し、その
補助空気の量を制御することによりアイドル回転数を所
定の値に維持しようとするアイドル回転数制御装置が知
られている。
【0003】このアイドル回転数制御装置として、従来
より種々の方式が提案されている。例えば、ステッピン
グモータを用いたアイドル回転数制御装置は、ステッピ
ングモータの軸に弁体を結合し、軸回転に伴って弁体を
軸線方向に往復動させて弁体と補助空気通路の弁座との
間隙を増減することによって空気量を制御する構成とさ
れている。
より種々の方式が提案されている。例えば、ステッピン
グモータを用いたアイドル回転数制御装置は、ステッピ
ングモータの軸に弁体を結合し、軸回転に伴って弁体を
軸線方向に往復動させて弁体と補助空気通路の弁座との
間隙を増減することによって空気量を制御する構成とさ
れている。
【0004】また、1コイル式ロータリ型アイドル回転
数制御装置は、軸(磁石が配設されている)に直結され
たロータリ弁を1方に向けて付勢するバネと1個の電磁
コイルとを有しており、コイルに通電することによりこ
のバネ力に抗して軸を回動させることによってバイパス
通路をデューティ制御して空気量を制御する構成とされ
ている。
数制御装置は、軸(磁石が配設されている)に直結され
たロータリ弁を1方に向けて付勢するバネと1個の電磁
コイルとを有しており、コイルに通電することによりこ
のバネ力に抗して軸を回動させることによってバイパス
通路をデューティ制御して空気量を制御する構成とされ
ている。
【0005】更に、2コイル式ロータリ型アイドル回転
数制御装置は、軸(磁石が配設されている)に直結され
たロータリ弁を夫々正方向と逆方向の電磁力を発生する
2個のコイルを有しており、この2個の電磁コイルに供
給する電流量を制御することにより軸を回動させ、バイ
パス通路をデューティ制御して空気量を制御する構成と
されている。
数制御装置は、軸(磁石が配設されている)に直結され
たロータリ弁を夫々正方向と逆方向の電磁力を発生する
2個のコイルを有しており、この2個の電磁コイルに供
給する電流量を制御することにより軸を回動させ、バイ
パス通路をデューティ制御して空気量を制御する構成と
されている。
【0006】上記各方式のアイドル回転数制御装置の
内、2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置は、
軸を回動させる際に1コイル式と異なりバネ力に抗して
軸を回動させる必要がないため、消費電力が少なくて済
み、かつ小型化できるため、特に小型車のアイドル回転
数制御装置として多用されている。
内、2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置は、
軸を回動させる際に1コイル式と異なりバネ力に抗して
軸を回動させる必要がないため、消費電力が少なくて済
み、かつ小型化できるため、特に小型車のアイドル回転
数制御装置として多用されている。
【0007】この2コイル式ロータリ型アイドル回転数
制御装置として、例えば特願平5−60132号に開示
されたものがある。上記出願に係る2コイル式ロータリ
型アイドル回転数制御装置は、非アイドル時には2個の
電磁コイルへの通電がカットされると共に、この通電カ
ット状態においてロータリ弁がバイパス通路を所定の開
度で開弁する構成とされている。この構成とすることに
より、電力の浪費が防止できると共に、非アイドル時に
おいてバイパス通路を介した吸気系への空気の供給を確
保することができる。
制御装置として、例えば特願平5−60132号に開示
されたものがある。上記出願に係る2コイル式ロータリ
型アイドル回転数制御装置は、非アイドル時には2個の
電磁コイルへの通電がカットされると共に、この通電カ
ット状態においてロータリ弁がバイパス通路を所定の開
度で開弁する構成とされている。この構成とすることに
より、電力の浪費が防止できると共に、非アイドル時に
おいてバイパス通路を介した吸気系への空気の供給を確
保することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2個の電磁
コイルによりロータリ弁を駆動してバイパス通路を流れ
る空気量を制御する構成の2コイル式ロータリ型アイド
ル回転数制御装置では、例えば断線等により一方の電磁
コイルに対する通電が遮断された場合には、電流供給が
されている他方の電磁コイルのみが作動することとな
る。
コイルによりロータリ弁を駆動してバイパス通路を流れ
る空気量を制御する構成の2コイル式ロータリ型アイド
ル回転数制御装置では、例えば断線等により一方の電磁
コイルに対する通電が遮断された場合には、電流供給が
されている他方の電磁コイルのみが作動することとな
る。
【0009】このため、開弁用の電磁コイルへの通電が
遮断された場合には、ロータリ弁は全閉した状態となり
エンジンストールを発生するおそれが生じる。一方、閉
弁用の電磁コイルへの通電が遮断された場合には、ロー
タリ弁は全開した状態となりエンジンスがオーバーラン
するおそれが生じる。
遮断された場合には、ロータリ弁は全閉した状態となり
エンジンストールを発生するおそれが生じる。一方、閉
弁用の電磁コイルへの通電が遮断された場合には、ロー
タリ弁は全開した状態となりエンジンスがオーバーラン
するおそれが生じる。
【0010】よって、上記出願に係る2コイル式ロータ
リ型アイドル回転数制御装置は、電磁コイルに対する通
電が遮断された事態に対応すべく、軸と係合するガイド
アームを設け、何れか一方の電磁コイルへの通電が遮断
された場合には、ガイドアームにより軸の過度の回動を
機械的に規制することによりエンジンストール及びオー
バーランの発生を防止する構成とされていた。
リ型アイドル回転数制御装置は、電磁コイルに対する通
電が遮断された事態に対応すべく、軸と係合するガイド
アームを設け、何れか一方の電磁コイルへの通電が遮断
された場合には、ガイドアームにより軸の過度の回動を
機械的に規制することによりエンジンストール及びオー
バーランの発生を防止する構成とされていた。
【0011】しかるに、従来のように機械的にロータリ
弁が接続された軸の回動を規制する構成では、電磁コイ
ルへの通電が遮断された時には有効にエンジンストール
及びオーバーランの発生を防止できるものの、正常状態
(断線等が発生しておらず、電磁コイルへの通電が適正
に行われている状態)においては、ロータリ弁の開弁範
囲がガイドアームにより規制されて狭くなってしまうと
いう問題点があった。
弁が接続された軸の回動を規制する構成では、電磁コイ
ルへの通電が遮断された時には有効にエンジンストール
及びオーバーランの発生を防止できるものの、正常状態
(断線等が発生しておらず、電磁コイルへの通電が適正
に行われている状態)においては、ロータリ弁の開弁範
囲がガイドアームにより規制されて狭くなってしまうと
いう問題点があった。
【0012】このように、ロータリ弁の開弁範囲が狭く
なると、アイドル状態において補機(例えばエアコンデ
ィショナー等)を用いた場合には、充分なアイドルアッ
プを行うことができなくなり、エンジンストールを招い
たり、また補機の使用制限を行う必要が生じてしまう。
なると、アイドル状態において補機(例えばエアコンデ
ィショナー等)を用いた場合には、充分なアイドルアッ
プを行うことができなくなり、エンジンストールを招い
たり、また補機の使用制限を行う必要が生じてしまう。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ロータリ弁がデューティ比0%或いは100%の
位置にあってもエンジンストール或いはオーバーランが
発生しないようロータリ弁の流量特性を設定することに
より、電磁コイルに対する通電が遮断された状態におい
てはエンジンストール及びオーバーランの発生を防止
し、正常状態においてはロータリ弁の開弁範囲を広く設
定しうる2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置
を提供することを目的とする。
あり、ロータリ弁がデューティ比0%或いは100%の
位置にあってもエンジンストール或いはオーバーランが
発生しないようロータリ弁の流量特性を設定することに
より、電磁コイルに対する通電が遮断された状態におい
てはエンジンストール及びオーバーランの発生を防止
し、正常状態においてはロータリ弁の開弁範囲を広く設
定しうる2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1の発明では、吸気絞り弁を迂回する
バイパス通路に、2個の電磁コイルにより駆動されるロ
ータリ弁を配設し、アイドル時には前記ロータリ弁で前
記バイパス通路の開度をデューティ制御することによ
り、デューティ比の増大に伴い前記バイパス通路を流れ
る空気流量が増大するよう制御する2コイル式ロータリ
型アイドル回転数制御装置において、前記ロータリ弁の
流量特性が、前記ロータリ弁がデューティ比0%の位置
においてエンジンがエンジンストールを発生しない流量
を確保するよう設定されていることを特徴とするもので
ある。
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1の発明では、吸気絞り弁を迂回する
バイパス通路に、2個の電磁コイルにより駆動されるロ
ータリ弁を配設し、アイドル時には前記ロータリ弁で前
記バイパス通路の開度をデューティ制御することによ
り、デューティ比の増大に伴い前記バイパス通路を流れ
る空気流量が増大するよう制御する2コイル式ロータリ
型アイドル回転数制御装置において、前記ロータリ弁の
流量特性が、前記ロータリ弁がデューティ比0%の位置
においてエンジンがエンジンストールを発生しない流量
を確保するよう設定されていることを特徴とするもので
ある。
【0015】また、請求項2の発明では、吸気絞り弁を
迂回するバイパス通路に、2個の電磁コイルにより駆動
されるロータリ弁を配設し、アイドル時には前記ロータ
リ弁で前記バイパス通路の開度をデューティ制御するこ
とにより、デューティ比の増大に伴い前記バイパス通路
を流れる空気流量が増大するよう制御する2コイル式ロ
ータリ型アイドル回転数制御装置において、前記ロータ
リ弁の流量特性が、前記ロータリ弁がデューティ比10
0%の位置においてエンジンがオーバーランしない流量
に設定されていることを特徴とするものである。
迂回するバイパス通路に、2個の電磁コイルにより駆動
されるロータリ弁を配設し、アイドル時には前記ロータ
リ弁で前記バイパス通路の開度をデューティ制御するこ
とにより、デューティ比の増大に伴い前記バイパス通路
を流れる空気流量が増大するよう制御する2コイル式ロ
ータリ型アイドル回転数制御装置において、前記ロータ
リ弁の流量特性が、前記ロータリ弁がデューティ比10
0%の位置においてエンジンがオーバーランしない流量
に設定されていることを特徴とするものである。
【0016】また、請求項3の発明では、前記請求項1
または2記載の2コイル式ロータリ型アイドル回転数制
御装置において、前記デューティ比にガード値を設定
し、該ガード値を前記デューティ比が越えた場合には、
前記デューティ比を所定の固定値に強制的に設定するこ
とを特徴とするものである。
または2記載の2コイル式ロータリ型アイドル回転数制
御装置において、前記デューティ比にガード値を設定
し、該ガード値を前記デューティ比が越えた場合には、
前記デューティ比を所定の固定値に強制的に設定するこ
とを特徴とするものである。
【0017】更に、請求項4の発明では、前記請求項3
記載の2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置に
おいて、前記ガード値を機関暖機状態に応じて可変する
構成としたことを特徴とするものである。
記載の2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置に
おいて、前記ガード値を機関暖機状態に応じて可変する
構成としたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】上記の各手段は、下記のように作用する。請求
項1の発明によれば、ロータリ弁の流量特性が、ロータ
リ弁がデューティ比0%の位置においてエンジンがエン
ジンストールを発生しない流量を確保するよう設定され
ているため、例えば2個の電磁コイルの内ロータリ弁を
開弁側に駆動する電磁コイルに断線が発生し、ロータリ
弁が全閉位置(即ち、デューティ比0%の位置)まで移
動しても、所定の流量の空気はバイパス通路を流れるた
め、エンジンストールの発生を防止することができる。
項1の発明によれば、ロータリ弁の流量特性が、ロータ
リ弁がデューティ比0%の位置においてエンジンがエン
ジンストールを発生しない流量を確保するよう設定され
ているため、例えば2個の電磁コイルの内ロータリ弁を
開弁側に駆動する電磁コイルに断線が発生し、ロータリ
弁が全閉位置(即ち、デューティ比0%の位置)まで移
動しても、所定の流量の空気はバイパス通路を流れるた
め、エンジンストールの発生を防止することができる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、ロータリ
弁の流量特性が、ロータリ弁がデューティ比100%の
位置においてエンジンがオーバーランしない流量に設定
されているため、例えば2個の電磁コイルの内ロータリ
弁を閉弁側に駆動する電磁コイルに断線が発生し、ロー
タリ弁が全開位置(即ち、デューティ比100%の位
置)まで移動しても、バイパス通路を流れる空気量は所
定の流量に制限されるため、エンジンのオーバーランが
発生することを防止することができる。
弁の流量特性が、ロータリ弁がデューティ比100%の
位置においてエンジンがオーバーランしない流量に設定
されているため、例えば2個の電磁コイルの内ロータリ
弁を閉弁側に駆動する電磁コイルに断線が発生し、ロー
タリ弁が全開位置(即ち、デューティ比100%の位
置)まで移動しても、バイパス通路を流れる空気量は所
定の流量に制限されるため、エンジンのオーバーランが
発生することを防止することができる。
【0020】また、請求項3の発明によれば、デューテ
ィ比にガード値を設定し、このガード値を前記デューテ
ィ比が越えた場合には、デューティ比を所定の固定値に
強制的に設定することにより、例えばデューティ比を演
算するコンピュータの不良等によりガード値を越える異
常なデューティ比が算出された時には、デューティ比は
強制的に所定の固定値とされる。このため、異常なデュ
ーティ比によりロータリ弁が制御させることを防止で
き、エンジンストール及びオーバーランの発生を防止す
ることができる。
ィ比にガード値を設定し、このガード値を前記デューテ
ィ比が越えた場合には、デューティ比を所定の固定値に
強制的に設定することにより、例えばデューティ比を演
算するコンピュータの不良等によりガード値を越える異
常なデューティ比が算出された時には、デューティ比は
強制的に所定の固定値とされる。このため、異常なデュ
ーティ比によりロータリ弁が制御させることを防止で
き、エンジンストール及びオーバーランの発生を防止す
ることができる。
【0021】また、上記ガード値は機械的ではなくコン
ピュータのソフトウェアーとして設定されるため、その
ガード値の上限値と下限値との幅を広く設定することが
可能であり、よってロータリ弁の回動範囲を広く設定る
すことができる。このため、正常状態(異常なデューテ
ィ比が発生しない状態)におけるロータリ弁の制御範囲
は広くすることができる。
ピュータのソフトウェアーとして設定されるため、その
ガード値の上限値と下限値との幅を広く設定することが
可能であり、よってロータリ弁の回動範囲を広く設定る
すことができる。このため、正常状態(異常なデューテ
ィ比が発生しない状態)におけるロータリ弁の制御範囲
は広くすることができる。
【0022】更に、請求項4の発明によれば、ガード値
を機関暖機状態に応じて可変する構成としたことによ
り、機関状態に適合したアイドル回転数制御を実施する
ことができる。即ち、例えば補助空気の導入が必要ない
ような機関暖機状態においては、バイパス通路を介して
吸気系に多量の空気が導入されることを防止できるため
オーバーランの発生を防止でき、また機関暖機前状態に
おいてはバイパス通路を介して吸気系に多量の空気を導
入できるためエンジンストールの発生を防止することが
できる。
を機関暖機状態に応じて可変する構成としたことによ
り、機関状態に適合したアイドル回転数制御を実施する
ことができる。即ち、例えば補助空気の導入が必要ない
ような機関暖機状態においては、バイパス通路を介して
吸気系に多量の空気が導入されることを防止できるため
オーバーランの発生を防止でき、また機関暖機前状態に
おいてはバイパス通路を介して吸気系に多量の空気を導
入できるためエンジンストールの発生を防止することが
できる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。図1は、本発明の一実施例である2コイル式ロー
タリ型アイドル回転数制御装置の概略構成図である。同
図において1は軸であり、この軸1の端部にはロータリ
弁であるメインバルブ2とサブバルブ3とが一体的に結
合されている。
する。図1は、本発明の一実施例である2コイル式ロー
タリ型アイドル回転数制御装置の概略構成図である。同
図において1は軸であり、この軸1の端部にはロータリ
弁であるメインバルブ2とサブバルブ3とが一体的に結
合されている。
【0024】メインバルブ2とサブバルブ3は、後に詳
述するように所定の角度だけ離間して配設されており、
またサブバルブ3はメインバルブ2に対して小さい構成
とされている。また、軸1の他端部近傍位置にいは永久
磁石4が結合されている。この永久磁石4は、環状形状
を有しており所定のピッチで着磁がされている。また、
永久磁石4の外側には、軸1と同軸的に環状の2個の電
磁コイル5,6が配設されている。この電磁コイル5,
6は、夫々アイドル回転数制御処理を行うエンジンコン
ピュータユニット30(以下、ECUという)に接続さ
れており、このECU30により供給される電流が制御
される構成とされている。
述するように所定の角度だけ離間して配設されており、
またサブバルブ3はメインバルブ2に対して小さい構成
とされている。また、軸1の他端部近傍位置にいは永久
磁石4が結合されている。この永久磁石4は、環状形状
を有しており所定のピッチで着磁がされている。また、
永久磁石4の外側には、軸1と同軸的に環状の2個の電
磁コイル5,6が配設されている。この電磁コイル5,
6は、夫々アイドル回転数制御処理を行うエンジンコン
ピュータユニット30(以下、ECUという)に接続さ
れており、このECU30により供給される電流が制御
される構成とされている。
【0025】一方、上記のメインバルブ2及びサブバル
ブ3は、軸1と同心的に構造を有するチャンバ10内に
収納されており、このチャンバ10内で回動しうる構成
とされている。このチャンバ10は、補助空気が導入さ
れる入口開口部11と、補助空気を流出させる出口開口
部12とを有している。また、前記したメインバルブ2
及びサブバルブ3は、軸1が回動することにより一体的
に回動して出口開口部12の開口面積を可変する構成と
なっている。
ブ3は、軸1と同心的に構造を有するチャンバ10内に
収納されており、このチャンバ10内で回動しうる構成
とされている。このチャンバ10は、補助空気が導入さ
れる入口開口部11と、補助空気を流出させる出口開口
部12とを有している。また、前記したメインバルブ2
及びサブバルブ3は、軸1が回動することにより一体的
に回動して出口開口部12の開口面積を可変する構成と
なっている。
【0026】従って、入口開口部11から流入した補助
空気は、メインバルブ2及びサブバルブ3の回動位置
(開弁度)により出口開口部12から流出する流量が制
御される。また、図中8は吸気系で、インテークマニホ
ールド7,サージタンク8,吸気ポート9等により構成
されている。インテークマニホールド7の所定位置には
絞り弁20(スロットルバルブ)が配設されており、ま
た吸気ポート9には燃料噴射弁24より燃料が噴射され
る構成となっている。
空気は、メインバルブ2及びサブバルブ3の回動位置
(開弁度)により出口開口部12から流出する流量が制
御される。また、図中8は吸気系で、インテークマニホ
ールド7,サージタンク8,吸気ポート9等により構成
されている。インテークマニホールド7の所定位置には
絞り弁20(スロットルバルブ)が配設されており、ま
た吸気ポート9には燃料噴射弁24より燃料が噴射され
る構成となっている。
【0027】また、吸気系を流れる空気の流れに対し、
絞り弁20の上流側には上流側バイパスポート21が設
けられており、また絞り弁20の下流側に位置するサー
ジタンク8には下流側バイパスポート22が設けられて
いる。更に、上流側バイパスポート21と下流側バイパ
スポート22との間にはバイパス通路14(図中、破線
で示す)が配設されている。
絞り弁20の上流側には上流側バイパスポート21が設
けられており、また絞り弁20の下流側に位置するサー
ジタンク8には下流側バイパスポート22が設けられて
いる。更に、上流側バイパスポート21と下流側バイパ
スポート22との間にはバイパス通路14(図中、破線
で示す)が配設されている。
【0028】このバイパス通路14は、絞り弁20を迂
回するよう配設されており、前記のチャンバ10はバイ
パス通路14の途中位置に配設されている。具体的に
は、入口開口部11はバイパス通路14の上流側バイパ
スポート21側に接続されており、出口開口部12はバ
イパス通路14の下流側バイパスポート22側に接続さ
れている。
回するよう配設されており、前記のチャンバ10はバイ
パス通路14の途中位置に配設されている。具体的に
は、入口開口部11はバイパス通路14の上流側バイパ
スポート21側に接続されており、出口開口部12はバ
イパス通路14の下流側バイパスポート22側に接続さ
れている。
【0029】従って、インテークマニホールド7をエン
ジン13に向け流れる空気は、その一部が補助空気とし
てバイパス通路14に流入し、メインバルブ2及びサブ
バルブ3の開弁度に応じて流量制御された上で絞り弁2
0の下流側に位置するサージタンク8に流入する。
ジン13に向け流れる空気は、その一部が補助空気とし
てバイパス通路14に流入し、メインバルブ2及びサブ
バルブ3の開弁度に応じて流量制御された上で絞り弁2
0の下流側に位置するサージタンク8に流入する。
【0030】また、エンジン13に設けられたウォータ
ージャケット15には、水温センサ16が配設されてい
る。この水温センサ16は、ウォータージャケット15
内の冷却水温度(THW)を検出し、検出信号をECU
30に送信する構成とされとている。
ージャケット15には、水温センサ16が配設されてい
る。この水温センサ16は、ウォータージャケット15
内の冷却水温度(THW)を検出し、検出信号をECU
30に送信する構成とされとている。
【0031】上記構成において、電磁コイル5,6に共
に通電がされていない時(以下、電磁コイル5,6に共
に通電がされていない状態を通電カットという)には、
メインバルブ2,サブバルブ3,及び永久磁石4が一体
化された軸1は、永久磁石4の磁力によってその周囲に
位置する構成物との間に作用しあう力と重力との自由釣
合い状態で静止している。本実施例では、この通電カッ
ト状態において、メインバルブ2及びサブバルブ3がデ
ューティ比50%の位置にあるよう構成されている。
に通電がされていない時(以下、電磁コイル5,6に共
に通電がされていない状態を通電カットという)には、
メインバルブ2,サブバルブ3,及び永久磁石4が一体
化された軸1は、永久磁石4の磁力によってその周囲に
位置する構成物との間に作用しあう力と重力との自由釣
合い状態で静止している。本実施例では、この通電カッ
ト状態において、メインバルブ2及びサブバルブ3がデ
ューティ比50%の位置にあるよう構成されている。
【0032】一方、電磁コイル5,6に通電されると、
電磁コイル5,6に電磁力が発生し、永久磁石4の有す
る磁力との間で相互に力を及ぼしあって、回転自在に軸
承されている軸1は回動する。これに従い、軸1に一体
的に配設されているメインバルブ2及びサブバルブ3も
チャンバ10内で回動し、出口開口部12の開口面積を
可変する。
電磁コイル5,6に電磁力が発生し、永久磁石4の有す
る磁力との間で相互に力を及ぼしあって、回転自在に軸
承されている軸1は回動する。これに従い、軸1に一体
的に配設されているメインバルブ2及びサブバルブ3も
チャンバ10内で回動し、出口開口部12の開口面積を
可変する。
【0033】前記のように、2コイル式ロータリ型アイ
ドル回転数制御装置は2個の電磁コイル5,6を有して
おり、本実施例においては電磁コイル5が通電された際
にメインバルブ2及びサブバルブ3を開弁方向(図中、
矢印A1で示す方向)に回動付勢する構成とされると共
に、電磁コイル6が通電された際にメインバルブ2及び
サブバルブ3を閉弁方向(図中、矢印A2で示す方向)
に回動付勢する構成とされている。
ドル回転数制御装置は2個の電磁コイル5,6を有して
おり、本実施例においては電磁コイル5が通電された際
にメインバルブ2及びサブバルブ3を開弁方向(図中、
矢印A1で示す方向)に回動付勢する構成とされると共
に、電磁コイル6が通電された際にメインバルブ2及び
サブバルブ3を閉弁方向(図中、矢印A2で示す方向)
に回動付勢する構成とされている。
【0034】この各電磁コイル5,6への通電量はEC
U30によりデューティ制御され、各電磁コイル5,6
への通電量に応じてメインバルブ2及びサブバルブ3に
よる出口開口部12の開口面積を可変され、これにより
バイパス通路14を流れる補助空気の流量を制御するこ
とができる。
U30によりデューティ制御され、各電磁コイル5,6
への通電量に応じてメインバルブ2及びサブバルブ3に
よる出口開口部12の開口面積を可変され、これにより
バイパス通路14を流れる補助空気の流量を制御するこ
とができる。
【0035】図2は、上記構成とされた2コイル式ロー
タリ型アイドル回転数制御装置(以下、単にアイドル回
転数制御装置或いは装置という)において、メインバル
ブ2及びサブバルブ3により制御されるバイパス通路1
4を流れる補助空気の流量特性を示している。
タリ型アイドル回転数制御装置(以下、単にアイドル回
転数制御装置或いは装置という)において、メインバル
ブ2及びサブバルブ3により制御されるバイパス通路1
4を流れる補助空気の流量特性を示している。
【0036】同図において、横軸はECU30により設
定されるデューティ比であり、縦軸はバイパス通路14
を流れる補助空気の流量を示している。尚、同図におい
て、実線で示すのが本実施例に係るアイドル回転数制御
装置の流量特性であり、破線で示すのが従来のアイドル
回転数制御装置の流量特性である。
定されるデューティ比であり、縦軸はバイパス通路14
を流れる補助空気の流量を示している。尚、同図におい
て、実線で示すのが本実施例に係るアイドル回転数制御
装置の流量特性であり、破線で示すのが従来のアイドル
回転数制御装置の流量特性である。
【0037】先ず、従来のアイドル回転数制御装置の流
量特性について考察する。従来のアイドル回転数制御装
置では、0%≦(デューティ比)<24%の範囲におい
ては流量は約0m3/hとなっており、24%≦(デュー
ティ比)<90%の範囲においては流量は漸次増大し、
90%≦(デューティ比)の範囲においては大流量(約
32m3/h)の状態を維持する流量特性となっいる。
量特性について考察する。従来のアイドル回転数制御装
置では、0%≦(デューティ比)<24%の範囲におい
ては流量は約0m3/hとなっており、24%≦(デュー
ティ比)<90%の範囲においては流量は漸次増大し、
90%≦(デューティ比)の範囲においては大流量(約
32m3/h)の状態を維持する流量特性となっいる。
【0038】しかるに、上記の流量特性を有する従来装
置においては、例えば2個設けられている電磁コイルの
内、一方の電磁コイルに断線等が発生して通電を行うこ
とが出来ない状態となると、エンジンストール或いはオ
ーバーランが発生するおそれがある。
置においては、例えば2個設けられている電磁コイルの
内、一方の電磁コイルに断線等が発生して通電を行うこ
とが出来ない状態となると、エンジンストール或いはオ
ーバーランが発生するおそれがある。
【0039】即ち、バルブを開弁側に駆動する電磁コイ
ルに対する通電が遮断された場合には、バルブを閉弁側
に駆動する電磁コイルのみが永久磁石に作用するため、
バルブは全閉位置(即ち、デューティ比0%の位置)に
移動する。図2から明らかなように、従来構成の装置で
はデューティ比0%における流量は約0m3/hであるた
め、バイパス通路を介して補助空気はエンジンに供給さ
れずエンジンストールが発生するおそれがある。
ルに対する通電が遮断された場合には、バルブを閉弁側
に駆動する電磁コイルのみが永久磁石に作用するため、
バルブは全閉位置(即ち、デューティ比0%の位置)に
移動する。図2から明らかなように、従来構成の装置で
はデューティ比0%における流量は約0m3/hであるた
め、バイパス通路を介して補助空気はエンジンに供給さ
れずエンジンストールが発生するおそれがある。
【0040】また、バルブを閉弁側に駆動する電磁コイ
ルに対する通電が遮断された場合には、バルブを開弁側
に駆動する電磁コイルのみが永久磁石に作用するため、
バルブは全開位置(即ち、デューティ比100%の位
置)に移動する。図2から明らかなように、従来構成の
装置ではデューティ比100%における流量は約32m
3/hと大流量であるため、バイパス通路を介して補助空
気はエンジンに過剰に供給されオーバーランが発生する
おそれがある。
ルに対する通電が遮断された場合には、バルブを開弁側
に駆動する電磁コイルのみが永久磁石に作用するため、
バルブは全開位置(即ち、デューティ比100%の位
置)に移動する。図2から明らかなように、従来構成の
装置ではデューティ比100%における流量は約32m
3/hと大流量であるため、バイパス通路を介して補助空
気はエンジンに過剰に供給されオーバーランが発生する
おそれがある。
【0041】これに対し、本実施例に係るアイドル回転
数制御装置では、0%≦(デューティ比)<10%の範
囲においては流量は約7m3/hから約0m3/hに漸次減
少する特性となっており、10%≦(デューティ比)<
24%の範囲においては流量は約0m3/hとなってお
り、24%≦(デューティ比)<80%の範囲において
は流量は漸次増大し、80%≦(デューティ比)<85
%の範囲においては大流量(約32m3/h)の状態を維
持し、更に85%≦(デューティ比)の範囲においては
流量は約32m3/hから約12m3/hに漸次減少する特
性となっている。よって、全体的な流量特性は略S字状
の特性となっている。
数制御装置では、0%≦(デューティ比)<10%の範
囲においては流量は約7m3/hから約0m3/hに漸次減
少する特性となっており、10%≦(デューティ比)<
24%の範囲においては流量は約0m3/hとなってお
り、24%≦(デューティ比)<80%の範囲において
は流量は漸次増大し、80%≦(デューティ比)<85
%の範囲においては大流量(約32m3/h)の状態を維
持し、更に85%≦(デューティ比)の範囲においては
流量は約32m3/hから約12m3/hに漸次減少する特
性となっている。よって、全体的な流量特性は略S字状
の特性となっている。
【0042】上記の流量特性を有する本実施例に係るア
イドル回転数制御装置においては、例えば2個設けられ
ている電磁コイルの内、一方の電磁コイルに断線等が発
生して通電を行うことが出来ない状態となっても、エン
ジンストール或いはオーバーランの発生を防止すること
ができる。
イドル回転数制御装置においては、例えば2個設けられ
ている電磁コイルの内、一方の電磁コイルに断線等が発
生して通電を行うことが出来ない状態となっても、エン
ジンストール或いはオーバーランの発生を防止すること
ができる。
【0043】即ち、メインバルブ2及びサブバルブ3を
開弁側に駆動する電磁コイル6に対する通電が遮断され
各バルブ2,3を閉弁側に駆動する電磁コイル5のみが
永久磁石4に作用すると、本実施例に係るアイドル回転
数制御装置においても各バルブ2,3は全閉位置(即
ち、デューティ比0%の位置)に移動する。
開弁側に駆動する電磁コイル6に対する通電が遮断され
各バルブ2,3を閉弁側に駆動する電磁コイル5のみが
永久磁石4に作用すると、本実施例に係るアイドル回転
数制御装置においても各バルブ2,3は全閉位置(即
ち、デューティ比0%の位置)に移動する。
【0044】しかるに、図2から明らかなように、本実
施例に係る装置ではデューティ比0%における流量は約
7m3/hに設定されており、この流量の補助空気はバイ
パス通路14を介してエンジン13に供給される。ま
た、デューティ比0%における流量(本実施例では約7
m3/h)は、エンジン13がエンジンストールを発生し
ない流量に設定されている。従って、本実施例に係るア
イドル回転数制御装置によれば、各バルブ2,3を開弁
側に駆動する電磁コイル6に対する通電が断線等により
遮断されたとしても、エンジンストールの発生を確実に
防止することができる。
施例に係る装置ではデューティ比0%における流量は約
7m3/hに設定されており、この流量の補助空気はバイ
パス通路14を介してエンジン13に供給される。ま
た、デューティ比0%における流量(本実施例では約7
m3/h)は、エンジン13がエンジンストールを発生し
ない流量に設定されている。従って、本実施例に係るア
イドル回転数制御装置によれば、各バルブ2,3を開弁
側に駆動する電磁コイル6に対する通電が断線等により
遮断されたとしても、エンジンストールの発生を確実に
防止することができる。
【0045】一方、各バルブ2,3を閉弁側に駆動する
電磁コイル5に対する通電が遮断され各バルブ2,3を
開弁側に駆動する電磁コイル6のみが永久磁石4に作用
すると、各バルブ2,3は全開位置(即ち、デューティ
比100%の位置)に移動する。
電磁コイル5に対する通電が遮断され各バルブ2,3を
開弁側に駆動する電磁コイル6のみが永久磁石4に作用
すると、各バルブ2,3は全開位置(即ち、デューティ
比100%の位置)に移動する。
【0046】しかるに、図2から明らかなように、本実
施例に係る装置ではデューティ比100%における流量
は最大流量(約約32m3/h)より少ない流量(本実施
例では約12m3/h)に設定されている。また、このデ
ューティ比100%における流量(本実施例では約7m
3/h)は、エンジン13がオーバーランしない流量に設
定されている。従って、本実施例に係るアイドル回転数
制御装置によれば、各バルブ2,3を閉弁側に駆動する
電磁コイル5に対する通電が断線等により遮断されたと
しても、エンジン13のオーバーランを確実に防止する
ことができる。
施例に係る装置ではデューティ比100%における流量
は最大流量(約約32m3/h)より少ない流量(本実施
例では約12m3/h)に設定されている。また、このデ
ューティ比100%における流量(本実施例では約7m
3/h)は、エンジン13がオーバーランしない流量に設
定されている。従って、本実施例に係るアイドル回転数
制御装置によれば、各バルブ2,3を閉弁側に駆動する
電磁コイル5に対する通電が断線等により遮断されたと
しても、エンジン13のオーバーランを確実に防止する
ことができる。
【0047】続いて、上記のような略S字状の流量特性
を実現するための具体的手段について図3乃至図7を用
いて説明する。図3乃至図7は、夫々チャンバ10の出
口開口部12近傍を拡大して示す概略図である。また各
図において上部に図示されたのは出口開口部12の図1
におけるB−B矢視を示しており、下部に図示されたの
は出口開口部12の断面視した状態を示している。
を実現するための具体的手段について図3乃至図7を用
いて説明する。図3乃至図7は、夫々チャンバ10の出
口開口部12近傍を拡大して示す概略図である。また各
図において上部に図示されたのは出口開口部12の図1
におけるB−B矢視を示しており、下部に図示されたの
は出口開口部12の断面視した状態を示している。
【0048】図3は、各バルブ2,3が全閉位置(即
ち、デューティ比0%の位置)にある状態を示してい
る。この状態において、メインバルブ2が出口開口部1
2と対向した状態となっているが、メインバルブ2は出
口開口部12を完全に閉塞しているのではなく、メイン
バルブ2と出口開口部12との間には所定の間隙17
(図中、ハッチングで示す)が形成されている。従っ
て、バイパス通路14を通り入口開口部11からチャン
バ10内に流入した補助空気は、この間隙17を通り出
口開口部12より下流側バイパスポート22に向け流出
する。
ち、デューティ比0%の位置)にある状態を示してい
る。この状態において、メインバルブ2が出口開口部1
2と対向した状態となっているが、メインバルブ2は出
口開口部12を完全に閉塞しているのではなく、メイン
バルブ2と出口開口部12との間には所定の間隙17
(図中、ハッチングで示す)が形成されている。従っ
て、バイパス通路14を通り入口開口部11からチャン
バ10内に流入した補助空気は、この間隙17を通り出
口開口部12より下流側バイパスポート22に向け流出
する。
【0049】この際、間隙17の大きさは、エンジン1
3がエンジンストールを発生しない流量(本実施例では
約7m3/h)の補助空気を下流側バイパスポート22に
向け流出しうる大きさとなるよう構成されている。この
間隙17の大きさの設定は、軸1にメインバルブ2を結
合させる位置を調整することにより制御することができ
る。
3がエンジンストールを発生しない流量(本実施例では
約7m3/h)の補助空気を下流側バイパスポート22に
向け流出しうる大きさとなるよう構成されている。この
間隙17の大きさの設定は、軸1にメインバルブ2を結
合させる位置を調整することにより制御することができ
る。
【0050】図4は、各バルブ2,3が図3に示す状態
より閉弁方向(A1方向)に移動して最小流量位置(即
ち、デューティ比15%の位置)にある状態を示してい
る。この状態においても、メインバルブ2が出口開口部
12と対向した状態となっているが、メインバルブ2と
出口開口部12との間に形成される間隙17は図3に示
す状態より小さくなっている。従って、この間隙17を
通り出口開口部12より下流側バイパスポート22に向
け流出する補助空気の流量は絞られ約0m3/hとなって
いる。
より閉弁方向(A1方向)に移動して最小流量位置(即
ち、デューティ比15%の位置)にある状態を示してい
る。この状態においても、メインバルブ2が出口開口部
12と対向した状態となっているが、メインバルブ2と
出口開口部12との間に形成される間隙17は図3に示
す状態より小さくなっている。従って、この間隙17を
通り出口開口部12より下流側バイパスポート22に向
け流出する補助空気の流量は絞られ約0m3/hとなって
いる。
【0051】図5は、各バルブ2,3が図4に示す状態
より更に閉弁方向(A1方向)に移動して流量が増大し
ている領域の途中位置(デューティ比50%の位置)に
ある状態を示している。この状態においても、メインバ
ルブ2は出口開口部12と対向した状態となっている
が、形成される間隙17はメインバルブ2とサブバルブ
3との間の離間部分により形成されている。
より更に閉弁方向(A1方向)に移動して流量が増大し
ている領域の途中位置(デューティ比50%の位置)に
ある状態を示している。この状態においても、メインバ
ルブ2は出口開口部12と対向した状態となっている
が、形成される間隙17はメインバルブ2とサブバルブ
3との間の離間部分により形成されている。
【0052】この領域においては、まだサブバルブ3は
出口開口部12と対向しないため、デューティ比の増大
に伴いメインバルブ2がA1方向に回動することによ
り、出口開口部12より下流側バイパスポート22に向
け流出する補助空気の流量は漸次増大する特性となる。
出口開口部12と対向しないため、デューティ比の増大
に伴いメインバルブ2がA1方向に回動することによ
り、出口開口部12より下流側バイパスポート22に向
け流出する補助空気の流量は漸次増大する特性となる。
【0053】図6は、各バルブ2,3が全開位置(即
ち、デューティ比100%の位置)にある状態を示して
いる。この状態においては、メインバルブ2は出口開口
部12よりもA1方向に変位した位置にあり、このメイ
ンバルブ2に代わってサブバルブ3が出口開口部12と
対向した状態となる。従って、バイパス通路14を通り
入口開口部11からチャンバ10内に流入した補助空気
は、サブバルブ3によりその大きさが決定される間隙1
7を通り出口開口部12より下流側バイパスポート22
に向け流出する。
ち、デューティ比100%の位置)にある状態を示して
いる。この状態においては、メインバルブ2は出口開口
部12よりもA1方向に変位した位置にあり、このメイ
ンバルブ2に代わってサブバルブ3が出口開口部12と
対向した状態となる。従って、バイパス通路14を通り
入口開口部11からチャンバ10内に流入した補助空気
は、サブバルブ3によりその大きさが決定される間隙1
7を通り出口開口部12より下流側バイパスポート22
に向け流出する。
【0054】この際、間隙17はエンジン13がオーバ
ランしない程度の流量(本実施例では約約12m3/h)
の補助空気を下流側バイパスポート22に向け流出する
大きさとなるよう構成されている。この間隙17の大き
さの設定は、軸1にサブバルブ3を結合させる位置を調
整することにより、またサブバルブ3の大きさを可変さ
せることにより調整することができる。
ランしない程度の流量(本実施例では約約12m3/h)
の補助空気を下流側バイパスポート22に向け流出する
大きさとなるよう構成されている。この間隙17の大き
さの設定は、軸1にサブバルブ3を結合させる位置を調
整することにより、またサブバルブ3の大きさを可変さ
せることにより調整することができる。
【0055】ところで、上記構成とされたアイドル回転
数制御装置では、流量特性を図2に示される特性に設定
したことにより、電磁コイル5,6の断線時においては
エンジンストール或いはオーバーランの発生を確実に防
止することができ、従来必要であったメカニカルガード
を不要とすることができる。しかるに、電磁コイル5,
6が正常に駆動する正常状態においてECU30が外乱
等により異常なデューティ比を算出した場合、或いはE
CU30自体の異常により適正なデューティ比を算出す
ることが不可能な場合(以下、双方の場合を総括してE
CU異常時という)には、エンジンストール或いはオー
バーランが発生するおそれがある。よって、ECU異常
時に対してソフトガード(ECUのプログラム上のガー
ド)を設ける必要が生じる。
数制御装置では、流量特性を図2に示される特性に設定
したことにより、電磁コイル5,6の断線時においては
エンジンストール或いはオーバーランの発生を確実に防
止することができ、従来必要であったメカニカルガード
を不要とすることができる。しかるに、電磁コイル5,
6が正常に駆動する正常状態においてECU30が外乱
等により異常なデューティ比を算出した場合、或いはE
CU30自体の異常により適正なデューティ比を算出す
ることが不可能な場合(以下、双方の場合を総括してE
CU異常時という)には、エンジンストール或いはオー
バーランが発生するおそれがある。よって、ECU異常
時に対してソフトガード(ECUのプログラム上のガー
ド)を設ける必要が生じる。
【0056】このため、本実施例に係るアイドル回転数
制御装置では、デューティ比にガード値を設定し、EC
U30により演算されるデューティ比がこのガード値を
越えた場合には、ECU30により演算されるデューテ
ィ比により各バルブ2,3を制御することを禁止し、デ
ューティ比をエンジンストール或いはオーバーランの発
生を防止しうる所定の固定値に強制的に設定することに
より、フェールセーフ機能を持たせた構成としている。
制御装置では、デューティ比にガード値を設定し、EC
U30により演算されるデューティ比がこのガード値を
越えた場合には、ECU30により演算されるデューテ
ィ比により各バルブ2,3を制御することを禁止し、デ
ューティ比をエンジンストール或いはオーバーランの発
生を防止しうる所定の固定値に強制的に設定することに
より、フェールセーフ機能を持たせた構成としている。
【0057】また、エンジン13が冷間状態においては
アイドル回転数の安定化等の面よりアイドルアップを行
う必要があるため、デューティ比を高く設定する必要が
ある。しかるに、エンジン13が暖機した後においてア
イドルアップを行うとオーバーランして燃費の悪化等が
生じるためデューティ比を低く設定する必要がある。こ
のようにエンジン13の暖機状態に応じて設定されるデ
ューティ比には高低の差を設ける必要があり、従ってデ
ューティ比のガード値も機関状態により可変することに
より、より適正なフェールセーフ処理が可能となる。こ
のため、本実施例においては上記のガード値を機関暖機
状態に応じて可変する構成としている。
アイドル回転数の安定化等の面よりアイドルアップを行
う必要があるため、デューティ比を高く設定する必要が
ある。しかるに、エンジン13が暖機した後においてア
イドルアップを行うとオーバーランして燃費の悪化等が
生じるためデューティ比を低く設定する必要がある。こ
のようにエンジン13の暖機状態に応じて設定されるデ
ューティ比には高低の差を設ける必要があり、従ってデ
ューティ比のガード値も機関状態により可変することに
より、より適正なフェールセーフ処理が可能となる。こ
のため、本実施例においては上記のガード値を機関暖機
状態に応じて可変する構成としている。
【0058】以下、このフェールセーフ制御処理につい
て図7及び図8を用いて説明する。図7は、本実施例に
係るアイドル回転数制御装置の基本的なアイドル回転数
制御処理を示すフローチャートであり、各センサからの
検出信号から、その時のエンジン使用状態を検知し、そ
れに応じた最適なアイドル回転数になるようデューティ
比を演算するものである。
て図7及び図8を用いて説明する。図7は、本実施例に
係るアイドル回転数制御装置の基本的なアイドル回転数
制御処理を示すフローチャートであり、各センサからの
検出信号から、その時のエンジン使用状態を検知し、そ
れに応じた最適なアイドル回転数になるようデューティ
比を演算するものである。
【0059】図8は本発明により追加されたものであ
り、図7のS1で示されるステップで算出されるデュー
ティ比に基づき、ステップS2で実施されるフェールセ
ーフ制御処理である。また、以下説明するフェールセー
フ制御処理においては、エンジン13が暖機状態である
か否かを水温センサ16により検出されるエンジン水温
(THW)により判断しており、エンジン水温がTHW
<50℃の場合には冷間状態と、またTHW≧50℃の
場合には暖機状態と判断する構成としている。
り、図7のS1で示されるステップで算出されるデュー
ティ比に基づき、ステップS2で実施されるフェールセ
ーフ制御処理である。また、以下説明するフェールセー
フ制御処理においては、エンジン13が暖機状態である
か否かを水温センサ16により検出されるエンジン水温
(THW)により判断しており、エンジン水温がTHW
<50℃の場合には冷間状態と、またTHW≧50℃の
場合には暖機状態と判断する構成としている。
【0060】更に、以下説明するフェールセーフ制御処
理において、本実施例においてはガード値Duty
(Guard) が下記のように設定されている。
理において、本実施例においてはガード値Duty
(Guard) が下記のように設定されている。
【0061】
【数1】
【0062】上記のガード値Duty(Guard) は、図7
のステップS1において機能するよう構成されており、
よってステップS1で計算されるデューティ比の値は本
来的に上記ガード値Duty(Guard) を越えることはな
い。即ち、ECU30が正常に作動している状態下にお
いては、ステップS1で計算されるデューティ比(以
下、Dutyと示す)がDuty<15%、Duty>
85%(エンジン水温50℃未満時)或いはDuty>
65%(エンジン水温50℃以上時)となるようなこと
はない。
のステップS1において機能するよう構成されており、
よってステップS1で計算されるデューティ比の値は本
来的に上記ガード値Duty(Guard) を越えることはな
い。即ち、ECU30が正常に作動している状態下にお
いては、ステップS1で計算されるデューティ比(以
下、Dutyと示す)がDuty<15%、Duty>
85%(エンジン水温50℃未満時)或いはDuty>
65%(エンジン水温50℃以上時)となるようなこと
はない。
【0063】しかるに、上記のようにECU30が外乱
等により異常なデューティ比を算出した場合、或いはE
CU30自体の異常により適正なデューティ比を算出す
ることが不可能な場合には、ステップS1においてガー
ド値Duty(Guard) を越えるデューティ比が計算され
ることがある。この異常なデューティ比に基づきアイド
ル回転数制御を行った場合は、エンジンストール或いは
オーバーランが発生するおそれがあることは前述した通
りである。
等により異常なデューティ比を算出した場合、或いはE
CU30自体の異常により適正なデューティ比を算出す
ることが不可能な場合には、ステップS1においてガー
ド値Duty(Guard) を越えるデューティ比が計算され
ることがある。この異常なデューティ比に基づきアイド
ル回転数制御を行った場合は、エンジンストール或いは
オーバーランが発生するおそれがあることは前述した通
りである。
【0064】図8に示すフェール制御処理は、ステップ
S1においてガード値Duty(Gua rd) を越えるデュー
ティ比が計算された場合には、このステップS1で計算
されるデューティ比を用いることなく、デューティ比を
所定の固定値(後述するように、本実施例ではDuty
50%相当に設定)に強制的に設定することを特徴とす
るものである。以下、図8に示すフェール制御処理につ
いて説明する。
S1においてガード値Duty(Gua rd) を越えるデュー
ティ比が計算された場合には、このステップS1で計算
されるデューティ比を用いることなく、デューティ比を
所定の固定値(後述するように、本実施例ではDuty
50%相当に設定)に強制的に設定することを特徴とす
るものである。以下、図8に示すフェール制御処理につ
いて説明する。
【0065】図8に示されるフェールセーフ制御処理が
開始されると、ステップ10において、先ずステップS
1(図7参照)で算出されるデューティ比が15%未満
であるか否かが判断される。ステップ10でデューティ
比が15%未満であると判断されると、この状態は数1
に示したガード値Duty(Guard) の下限よりもステッ
プS1で算出されるデューティ比が小さな状態、即ち本
来ステップS1の処理で算出されるはずのないデューテ
ィ比が出力された状態である。
開始されると、ステップ10において、先ずステップS
1(図7参照)で算出されるデューティ比が15%未満
であるか否かが判断される。ステップ10でデューティ
比が15%未満であると判断されると、この状態は数1
に示したガード値Duty(Guard) の下限よりもステッ
プS1で算出されるデューティ比が小さな状態、即ち本
来ステップS1の処理で算出されるはずのないデューテ
ィ比が出力された状態である。
【0066】このステップ10で肯定判断された状態で
は、ECU30が正常に作動していない状態である。こ
の時、ステップS1で算出されるデューティ比をそのま
ま用いてアイドル回転数制御を実施すると、デューティ
比が小さ過ぎることによりエンジンストールが発生する
おそれがある。
は、ECU30が正常に作動していない状態である。こ
の時、ステップS1で算出されるデューティ比をそのま
ま用いてアイドル回転数制御を実施すると、デューティ
比が小さ過ぎることによりエンジンストールが発生する
おそれがある。
【0067】よって、ステップ10で肯定判断がされた
場合には、処理はステップ15に進み、各電磁コイル
5,6に対する通電をカットする構成とされている。前
記したように、本実施例においは通電カットが行われる
と、メインバルブ2及びサブバルブ3がデューティ比5
0%の位置にあるよう構成されている。従って、ステッ
プ15の処理により、メインバルブ2及びサブバルブ3
の駆動はECU30から切り離され、強制的にデューテ
ィ比がDuty50%相当の位置に移動されることとな
り、これによりエンジンストールの発生を防止すること
ができる。尚、この際同時にECU30に異常が発生し
たことを運転者に知らせるアラームを起動させる構成と
してもよい。
場合には、処理はステップ15に進み、各電磁コイル
5,6に対する通電をカットする構成とされている。前
記したように、本実施例においは通電カットが行われる
と、メインバルブ2及びサブバルブ3がデューティ比5
0%の位置にあるよう構成されている。従って、ステッ
プ15の処理により、メインバルブ2及びサブバルブ3
の駆動はECU30から切り離され、強制的にデューテ
ィ比がDuty50%相当の位置に移動されることとな
り、これによりエンジンストールの発生を防止すること
ができる。尚、この際同時にECU30に異常が発生し
たことを運転者に知らせるアラームを起動させる構成と
してもよい。
【0068】一方、ステップ10でデューティ比が15
%以上であると判断されると、処理はステップ12に進
む。ステップ12では、水温センサ16により検出され
るウォータージャケット15内の冷却水温度(THW)
に基づき、冷却水温度が50℃以上であるか否かを判断
する。
%以上であると判断されると、処理はステップ12に進
む。ステップ12では、水温センサ16により検出され
るウォータージャケット15内の冷却水温度(THW)
に基づき、冷却水温度が50℃以上であるか否かを判断
する。
【0069】ステップ12において冷却水温度が50℃
以上であると判断された場合は、ECU30はエンジン
13の暖機が完了したと判断し、処理をステップ13に
進める。ステップ13では、ステップS1で算出された
デューティ比が65%未満であるか否かが判断される。
ステップ13でデューティ比が65%以上であると判断
されると、この状態は数1に示した暖機時(冷却水温5
0℃以上)におけるガード値Duty(Guard) の上限よ
りもステップS1で算出されるデューティ比が大きな状
態、即ち本来ステップS1の処理で算出されるはずのな
いデューティ比が出力された状態である。
以上であると判断された場合は、ECU30はエンジン
13の暖機が完了したと判断し、処理をステップ13に
進める。ステップ13では、ステップS1で算出された
デューティ比が65%未満であるか否かが判断される。
ステップ13でデューティ比が65%以上であると判断
されると、この状態は数1に示した暖機時(冷却水温5
0℃以上)におけるガード値Duty(Guard) の上限よ
りもステップS1で算出されるデューティ比が大きな状
態、即ち本来ステップS1の処理で算出されるはずのな
いデューティ比が出力された状態である。
【0070】このステップ13で肯定判断された状態
も、ECU30が正常に作動していない状態である。こ
の時、ステップS1で算出されるデューティ比をそのま
ま用いてアイドル回転数制御を実施すると、デューティ
比が大き過ぎることによりオーバーランが発生するおそ
れがある。
も、ECU30が正常に作動していない状態である。こ
の時、ステップS1で算出されるデューティ比をそのま
ま用いてアイドル回転数制御を実施すると、デューティ
比が大き過ぎることによりオーバーランが発生するおそ
れがある。
【0071】よって、ステップ13で肯定判断がされた
場合には、処理はステップ15に進み、各電磁コイル
5,6に対する通電をカットする構成とされている。前
記したように、本実施例においは通電カットが行われる
とメインバルブ2及びサブバルブ3の駆動はECU30
から切り離され、強制的にデューティ比がDuty50
%相当の位置に移動される構成とされている。このた
め、エンジン13がオーバーランすることを防止するこ
とができる。
場合には、処理はステップ15に進み、各電磁コイル
5,6に対する通電をカットする構成とされている。前
記したように、本実施例においは通電カットが行われる
とメインバルブ2及びサブバルブ3の駆動はECU30
から切り離され、強制的にデューティ比がDuty50
%相当の位置に移動される構成とされている。このた
め、エンジン13がオーバーランすることを防止するこ
とができる。
【0072】一方、ステップ13でデューティ比が65
%未満であると判断されると、この状態はステップS1
で算出されたデューティ比が暖機時(冷却水温50℃以
上)におけるガード値Duty(Guard) の範囲内にある
状態であり、ECU30に異常が発生していな状態であ
る。よって、ステップ13で否定判断がされた場合に
は、処理は図7に示すステップS3に進み、ステップS
1で算出されたデューティ比に基づきデューティアウト
プット計算が行われ、計算されたデューティアウトプッ
ト値に基づき各電磁コイル5,6に通電が行われメイン
バルブ2及びサブバルブ3の駆動処理が行われる。
%未満であると判断されると、この状態はステップS1
で算出されたデューティ比が暖機時(冷却水温50℃以
上)におけるガード値Duty(Guard) の範囲内にある
状態であり、ECU30に異常が発生していな状態であ
る。よって、ステップ13で否定判断がされた場合に
は、処理は図7に示すステップS3に進み、ステップS
1で算出されたデューティ比に基づきデューティアウト
プット計算が行われ、計算されたデューティアウトプッ
ト値に基づき各電磁コイル5,6に通電が行われメイン
バルブ2及びサブバルブ3の駆動処理が行われる。
【0073】一方、ステップ12において冷却水温度が
50℃未満であると判断された場合は、ECU30はエ
ンジン13がまだ冷間状態であると判断し、処理をステ
ップ14に進める。ステップ14では、ステップS1で
算出されたデューティ比が85%未満であるか否かが判
断される。ステップ14でデューティ比が85%以上で
あると判断されると、この状態は数1に示した冷間時
(冷却水温50℃未満)におけるガード値Duty
(Guard) の上限よりもステップS1で算出されるデュー
ティ比が大きな状態、即ち本来ステップS1の処理で算
出されるはずのないデューティ比が出力された状態であ
る。
50℃未満であると判断された場合は、ECU30はエ
ンジン13がまだ冷間状態であると判断し、処理をステ
ップ14に進める。ステップ14では、ステップS1で
算出されたデューティ比が85%未満であるか否かが判
断される。ステップ14でデューティ比が85%以上で
あると判断されると、この状態は数1に示した冷間時
(冷却水温50℃未満)におけるガード値Duty
(Guard) の上限よりもステップS1で算出されるデュー
ティ比が大きな状態、即ち本来ステップS1の処理で算
出されるはずのないデューティ比が出力された状態であ
る。
【0074】このステップ14で肯定判断された状態
も、ECU30が正常に作動していない状態である。こ
の時、ステップS1で算出されるデューティ比をそのま
ま用いてアイドル回転数制御を実施すると、デューティ
比が大き過ぎることによりオーバーランが発生するおそ
れがある。
も、ECU30が正常に作動していない状態である。こ
の時、ステップS1で算出されるデューティ比をそのま
ま用いてアイドル回転数制御を実施すると、デューティ
比が大き過ぎることによりオーバーランが発生するおそ
れがある。
【0075】よって、ステップ14で肯定判断がされた
場合には、処理はステップ15に進み、各電磁コイル
5,6に対する通電をカットする構成とされている。従
って、メインバルブ2及びサブバルブ3の駆動はECU
30から切り離され、強制的にデューティ比がDuty
50%相当の位置に移動される。これにより、エンジン
13がオーバーランすることを防止することができる。
場合には、処理はステップ15に進み、各電磁コイル
5,6に対する通電をカットする構成とされている。従
って、メインバルブ2及びサブバルブ3の駆動はECU
30から切り離され、強制的にデューティ比がDuty
50%相当の位置に移動される。これにより、エンジン
13がオーバーランすることを防止することができる。
【0076】一方、ステップ14でデューティ比が85
%未満であると判断されると、この状態はステップS1
で算出されたデューティ比が冷間時(冷却水温50℃未
満)におけるガード値Duty(Guard) の範囲内にある
状態であり、ECU30に異常が発生していな状態であ
る。よって、ステップ14で否定判断がされた場合に
は、処理は図7に示すステップS3に進み、ステップS
1で算出されたデューティ比に基づきデューティアウト
プット計算が行われ、計算されたデューティアウトプッ
ト値に基づき各電磁コイル5,6に通電が行われメイン
バルブ2及びサブバルブ3の駆動処理が行われる。
%未満であると判断されると、この状態はステップS1
で算出されたデューティ比が冷間時(冷却水温50℃未
満)におけるガード値Duty(Guard) の範囲内にある
状態であり、ECU30に異常が発生していな状態であ
る。よって、ステップ14で否定判断がされた場合に
は、処理は図7に示すステップS3に進み、ステップS
1で算出されたデューティ比に基づきデューティアウト
プット計算が行われ、計算されたデューティアウトプッ
ト値に基づき各電磁コイル5,6に通電が行われメイン
バルブ2及びサブバルブ3の駆動処理が行われる。
【0077】ここで、上記したフェールセーフ制御処理
においては、ガード値Duty(Gua rd) は従来のような
機械的なガードではなく、ECU30に記憶される値と
して設定されるため、そのガード値Duty(Guard) の
上限値と下限値との幅を機械的ガードに比べて広く設定
することが可能となる。
においては、ガード値Duty(Gua rd) は従来のような
機械的なガードではなく、ECU30に記憶される値と
して設定されるため、そのガード値Duty(Guard) の
上限値と下限値との幅を機械的ガードに比べて広く設定
することが可能となる。
【0078】よって、ECU30が正常に作動している
状態下におけるメインバルブ2及びサブバルブ3の回動
範囲を広く設定るすことが可能となり、このためECU
30が正常状態(異常なデューティ比が発生しない状
態)におけるメインバルブ2及びサブバルブ3による補
助空気量の流量制御の御範囲が広くなる。このため、エ
アコンディショナー等の補機を駆動するのに足る充分な
補助空気量を確保することができ、補機駆動のために別
個にアイドルアップさせる手段が不要となり、コストの
低減,重量の軽減,及びアイドル回転数制御装置の構成
の簡単化を図ることができる。
状態下におけるメインバルブ2及びサブバルブ3の回動
範囲を広く設定るすことが可能となり、このためECU
30が正常状態(異常なデューティ比が発生しない状
態)におけるメインバルブ2及びサブバルブ3による補
助空気量の流量制御の御範囲が広くなる。このため、エ
アコンディショナー等の補機を駆動するのに足る充分な
補助空気量を確保することができ、補機駆動のために別
個にアイドルアップさせる手段が不要となり、コストの
低減,重量の軽減,及びアイドル回転数制御装置の構成
の簡単化を図ることができる。
【0079】また上記したように、本実施例においては
ガード値Duty(Guard) をエンジン13の暖機状態に
応じて可変する構成としているため、エンジン13の暖
機状態に適合したアイドル回転数制御を実施することが
できる。即ち、例えば補助空気の導入が必要ないような
暖機状態においては、バイパス通路14を介して吸気系
に多量の空気が導入されることを防止できるためオーバ
ーランの発生を防止でき、また冷間状態においてはバイ
パス通路14を介して吸気系に多量の空気を導入できる
ためエンジンストールの発生を防止することができる。
ガード値Duty(Guard) をエンジン13の暖機状態に
応じて可変する構成としているため、エンジン13の暖
機状態に適合したアイドル回転数制御を実施することが
できる。即ち、例えば補助空気の導入が必要ないような
暖機状態においては、バイパス通路14を介して吸気系
に多量の空気が導入されることを防止できるためオーバ
ーランの発生を防止でき、また冷間状態においてはバイ
パス通路14を介して吸気系に多量の空気を導入できる
ためエンジンストールの発生を防止することができる。
【0080】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。請求項1の発明によれ
ば、例えば2個の電磁コイルの内ロータリ弁を開弁側に
駆動する電磁コイルに断線が発生し、ロータリ弁が全閉
位置(即ち、デューティ比0%の位置)まで移動して
も、所定の流量の空気はバイパス通路を流れるため、エ
ンジンストールの発生を防止することができる。また、
請求項2の発明によれば、例えば2個の電磁コイルの内
ロータリ弁を閉弁側に駆動する電磁コイルに断線が発生
し、ロータリ弁が全開位置(即ち、デューティ比100
%の位置)まで移動しても、バイパス通路を流れる空気
量は所定の流量に制限されるため、エンジンのオーバー
ランが発生することを防止することができる。
の効果を実現することができる。請求項1の発明によれ
ば、例えば2個の電磁コイルの内ロータリ弁を開弁側に
駆動する電磁コイルに断線が発生し、ロータリ弁が全閉
位置(即ち、デューティ比0%の位置)まで移動して
も、所定の流量の空気はバイパス通路を流れるため、エ
ンジンストールの発生を防止することができる。また、
請求項2の発明によれば、例えば2個の電磁コイルの内
ロータリ弁を閉弁側に駆動する電磁コイルに断線が発生
し、ロータリ弁が全開位置(即ち、デューティ比100
%の位置)まで移動しても、バイパス通路を流れる空気
量は所定の流量に制限されるため、エンジンのオーバー
ランが発生することを防止することができる。
【0081】また、請求項3の発明によれば、例えばデ
ューティ比を演算するコンピュータの不良等によりガー
ド値を越える異常なデューティ比が算出された時には、
デューティ比は強制的に所定の固定値とされるため、異
常なデューティ比によりロータリ弁が制御させることを
防止でき、エンジンストール及びオーバーランの発生を
防止することができる。
ューティ比を演算するコンピュータの不良等によりガー
ド値を越える異常なデューティ比が算出された時には、
デューティ比は強制的に所定の固定値とされるため、異
常なデューティ比によりロータリ弁が制御させることを
防止でき、エンジンストール及びオーバーランの発生を
防止することができる。
【0082】また、上記ガード値は機械的ではなくコン
ピュータのソフトウェアーとして設定されるため、その
ガード値の上限値と下限値との幅を広く設定することが
可能であり、よってロータリ弁の回動範囲を広く設定る
すことができる。このため、正常状態(異常なデューテ
ィ比が発生しない状態)におけるロータリ弁の制御範囲
は広くすることができる。
ピュータのソフトウェアーとして設定されるため、その
ガード値の上限値と下限値との幅を広く設定することが
可能であり、よってロータリ弁の回動範囲を広く設定る
すことができる。このため、正常状態(異常なデューテ
ィ比が発生しない状態)におけるロータリ弁の制御範囲
は広くすることができる。
【0083】更に、請求項4の発明によれば、機関状態
に適合したアイドル回転数制御を実施することができ、
例えば補助空気の導入が必要ないような機関暖機状態に
おいては、バイパス通路を介して吸気系に多量の空気が
導入されることを防止できるためオーバーランの発生を
防止でき、また機関暖機前状態においてはバイパス通路
を介して吸気系に多量の空気を導入できるためエンジン
ストールの発生を防止することができる。
に適合したアイドル回転数制御を実施することができ、
例えば補助空気の導入が必要ないような機関暖機状態に
おいては、バイパス通路を介して吸気系に多量の空気が
導入されることを防止できるためオーバーランの発生を
防止でき、また機関暖機前状態においてはバイパス通路
を介して吸気系に多量の空気を導入できるためエンジン
ストールの発生を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例である2コイル式ロータリ型
アイドル回転数制御装置の概略構成図である。
アイドル回転数制御装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例である2コイル式ロータリ型
アイドル回転数制御装置の流量特性を従来装置の流量特
性と比較して示す図である。
アイドル回転数制御装置の流量特性を従来装置の流量特
性と比較して示す図である。
【図3】メインバルブ及びサブバルブの弁開度と補助空
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比0%)。
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比0%)。
【図4】メインバルブ及びサブバルブの弁開度と補助空
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比15%)。
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比15%)。
【図5】メインバルブ及びサブバルブの弁開度と補助空
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比50%)。
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比50%)。
【図6】メインバルブ及びサブバルブの弁開度と補助空
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比100%)。
気の流量との関係を説明するための図である(デューテ
ィ比100%)。
【図7】本発明の一実施例である2コイル式ロータリ型
アイドル回転数制御装置の基本的なアイドル回転数制御
動作を示すフローチャートである。
アイドル回転数制御装置の基本的なアイドル回転数制御
動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例である2コイル式ロータリ型
アイドル回転数制御装置のフェールセーフ制御を示すフ
ローチャートである。
アイドル回転数制御装置のフェールセーフ制御を示すフ
ローチャートである。
1 軸 2 メインバルブ 3 サブバルブ 4 永久磁石 5,6 電磁コイル 10 チャンバ 11 入口開口部 12 出口開口部 13 エンジン 14 バイパス通路 16 水温センサ 20 絞り弁 30 ECU
Claims (4)
- 【請求項1】 吸気絞り弁を迂回するバイパス通路に、
2個の電磁コイルにより駆動されるロータリ弁を配設
し、アイドル時には前記ロータリ弁で前記バイパス通路
の開度をデューティ制御することにより、デューティ比
の増大に伴い前記バイパス通路を流れる空気流量が増大
するよう制御する2コイル式ロータリ型アイドル回転数
制御装置において、 前記ロータリ弁の流量特性が、前記ロータリ弁がデュー
ティ比0%の位置においてエンジンがエンジンストール
を発生しない流量を確保するよう設定されていることを
特徴とする2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装
置。 - 【請求項2】 吸気絞り弁を迂回するバイパス通路に、
2個の電磁コイルにより駆動されるロータリ弁を配設
し、アイドル時には前記ロータリ弁で前記バイパス通路
の開度をデューティ制御することにより、デューティ比
の増大に伴い前記バイパス通路を流れる空気流量が増大
するよう制御する2コイル式ロータリ型アイドル回転数
制御装置において、 前記ロータリ弁の流量特性が、前記ロータリ弁がデュー
ティ比100%の位置においてエンジンがオーバーラン
しない流量に設定されていることを特徴とする2コイル
式ロータリ型アイドル回転数制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の2コイル式ロー
タリ型アイドル回転数制御装置において、 前記デューティ比にガード値を設定し、該ガード値を前
記デューティ比が越えた場合には、前記デューティ比を
所定の固定値に強制的に設定することを特徴とする2コ
イル式ロータリ型アイドル回転数制御装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の2コイル式ロータリ型ア
イドル回転数制御装置において、 前記ガード値を機関暖機状態に応じて可変する構成とし
たことを特徴とする2コイル式ロータリ型アイドル回転
数制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7007475A JPH08200189A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7007475A JPH08200189A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200189A true JPH08200189A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11666812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7007475A Pending JPH08200189A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 2コイル式ロータリ型アイドル回転数制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08200189A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122585A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Aisan Ind Co Ltd | 自動車の燃料供給装置 |
JP2015113707A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | 愛三工業株式会社 | 内燃機関の燃料供給装置 |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP7007475A patent/JPH08200189A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122585A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Aisan Ind Co Ltd | 自動車の燃料供給装置 |
JP2015113707A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | 愛三工業株式会社 | 内燃機関の燃料供給装置 |
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