JPH08199959A - 螺旋みぞあけのオーガドリルと、このオーガドリルで地中ホールの周壁に螺旋みぞを施工する方法及び螺旋みぞに依って支持力が補強された地中杭。 - Google Patents
螺旋みぞあけのオーガドリルと、このオーガドリルで地中ホールの周壁に螺旋みぞを施工する方法及び螺旋みぞに依って支持力が補強された地中杭。Info
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Abstract
旋翼2によって地中ホールを穿孔するものにおいて、オ
ーガドリル1の下端螺旋翼2の先端部に数個のピット3
を一体に形成し、一つのピット3の外側面部上に余掘幅
と殆ど同一の大きさの半径rtを持つ半球状のみぞチッ
プ5を附着して、オーガドリル1の回転軸の回転と一緒
にホールが穿孔せる作業過程では上記みぞチップ5によ
って遠心方向へ周壁を自然的に押しかため螺旋みぞ22
が殆ど形成できないようにし、回転軸の引抜作業過程で
はオーガドリル1が回転するときの遠心力と振動により
偏心角θを持ち引抜しながらみぞチップ5により地中ホ
ールの周壁21に非削成式の螺旋みぞ22が形成される
オーガドリル。 【効果】 地中ホールの周壁に穿孔後、オーガドリルを
引抜する過程で螺旋形のみぞを形成した後にPC杭を挿
入しセメントペーストを打設して養生するのを主眼とす
る本発明は杭の支持力増大で施工品質向上に貢献し、同
一所要支持力を得るため同一条件下でも杭の長さを縮め
て原価を節約することが出来る。
Description
を形成する装置と、この装置で螺旋みぞをあける方法、
及び螺旋みぞによって形成せる地中杭に関し、具体的に
埋入杭の支持力の中で周面摩擦力を増大するための地中
ホールの周壁へ連続的に固められた螺旋みぞを形成させ
杭の周面摩擦力を増加させると同時に経済的な施工を可
能とし、オーガドリルの回転時押し固められた螺旋みぞ
を地中に形成する装置と、この装置で螺旋みぞをあける
方法、及び螺旋みぞが形成せる地中杭に関するものであ
る。
く使用するSIP(Soil cement Inje
cted Precast Pile)工法を本発明の
中でも前提しているものだが、従来のSIP工法はオー
ガドリルで地中にホールを穿孔し、この垂直坑の坑底に
セメントペーストを注入した後、PC杭を挿入して軽く
杭打(軽打)し、続いて杭と坑壁との間にセメントペー
ストを打設して養生するものである。
掘削することによってはじめから杭を杭打する工法に比
べて地盤の振動と騒音が著しく減少するために周辺建物
の被害も少なく住民の苦情も減る等の効果があって現存
の杭埋入工法の中では、特に都心の現場での地盤構築工
法としてはそれ以上ない見事な杭貫入工法だと言うこと
が出来る。
ドリルで穿孔した地中ホール(垂直坑)の周壁は全体と
して一律的で単調である。このためにかりにSIP工法
で施工したとしても杭の周面摩擦力を高めるためには限
界を感じて来た。
るための地中ホールの周壁にみぞを形成する装置又は工
法が提案されている。例えば、日本国実開昭52−32
904号公報、特開平2−54019号公報、特開平2
−213514号公報等がある。それら先行技術の共通
点は一様にして垂直坑の周壁に所定の高さの差異を設け
て複数の環状みぞを削り出し杭を挿入した後、セメント
ペーストを注入して養生するものである。
来技術の方法は垂直坑の周壁にみぞを形成するのは地中
ホールの内でのみぞの間隔が大きいので周面摩擦力が大
きくならないばかりでなく、次の如き施工上の難点のた
め実用化には相当の研究が伴わねばならない。
成用の刃の附着と、この刃を開閉する附随装置もあるの
で構造が複雑で製作及び操作の点に問題があり、拡径み
ぞをあける作業途中に瑕疵発生の憂いもあるし、高価で
経済的に不利益である。
ぞをあけるための作業が別途に続行しなければならない
ので施工性が良くない。
る方式を取ったために地中ホールの原地盤が撹乱され
る、このために周面摩擦力に損失が及ぶし、切りくず
(土砂)が地中ホールの底に積り杭の先端支持力にも悪
い影響を与える。
の差異を持って位置している濁立形であるが、周壁と杭
との間に注入された後、養生をするセメントペーストの
周面摩擦力は円周にみぞの表面積の増加分を倍する伸び
にすぎないので周面の長さが長いとは言えず周面摩擦力
の増加とは別に助けにならない。
と地中ホールに挿入したPC杭との間に注入され養生す
るセメントペーストの周面摩擦力を高めることによって
結果的に当該杭の周面摩擦力向上を招来するみぞを地中
ホールの周壁を固めて形成させることによってみぞの輪
郭がはっきりし、切りくずの発生も減り地中ホールによ
り少なく溜まるので杭の先端支持力も減少しないように
なる。
て連 的に固め螺旋みぞが形成する方法を提供するにあ
る。
て造成されるセメントペーストが凹凸形の特異な周面形
状を持つようになり周面摩擦力が増大した地中杭を提供
するにある。
決するために、次のような具体的技術手段を採用した。
本発明はオーガドリルの先端下部に配置したピットの中
でもっとも外側に位置したピットの中の一つの外面に地
中ホールの周壁を押し固めてみぞをあけるみぞチップを
附着したオーガドリルを提供する。
率、すなわち細長比が大きいオーガドリルが先端部であ
る下端部は地盤におかれたまま、上端部では地盤の掘削
のため下に押しながら回転する力を加える機械的特性上
遠心力と振動、それに地盤土とオーガドリル及び螺旋翼
との間に大きい摩擦抵抗が作用する等の複合的要因によ
ってオーガドリルの中間部分が曲がりオーガドリルの直
径(ds)の大きさに穿孔を実施してもオーガドリルの
中間部分には本体に固定的に設置された揺動防止の余裕
幅ほどに変位量(δ)が発生し、この程度に該当する大
きさの余掘幅(b)が追加的に随伴され穿孔直径(d
h)の大きさで穿孔される。
−李明煥、外1人、韓国地盤工學會、大韓建築學會共同
主催1993年度春季學術発表會−に依り明らかになっ
たように杭直径100mmの長さのオーガドリルで掘削
する場合形成されたソイルセメント、又はセメントペー
ストの壁の厚さは64−75mmと調査され余裕幅の半
径50mmを除外すれば余穴によるセメントペーストの
壁の厚さは25mm程度になることがわかった。
でピットの外側の側面部に余掘幅(b)以内の大きさで
チップ(tip)を付着すると穿孔作業過程でオーガド
リルの先端部が一番早く地盤と接して地盤反力を受けな
がら穿孔に着手するのでドリル直径(ds)よりチップ
の半径の大きさ分大きく拡径された螺旋みぞが形成され
ても後続するオーガドリルの中間部分の変位量(δ)が
余掘幅(b)を形成するので最終的には穿孔されるホー
ルの周壁には螺旋みぞが形成せず周壁を固める程度で穿
孔が実施される。
形、又はこれら類似なる角がない円い形状にし、球面が
遠心方向に向かうようにして、ここにはこれらを含めて
「半球形」と表現される。
面部に溶接するか、チップの半球を通常のネジ釘の頭部
と見なす形態にしピット自体に孔をあけてチップをネジ
締結式に固定解体が容易に製作したり製造工場でピット
の一部として一体に製作して使用するようにピットと同
じ寿命を保っようにした。
の半径の大きさの余掘幅(b)以内に限定させ付着する
ので穿孔時には地盤上の地中ホールの周壁を撹乱させな
いようにしオーガドリルを引抜するときには地中ホール
の周壁は螺旋翼上の一部に残ってある掘削された土を除
いては排土せる状態の空間になるが、オーガドリルが回
転するときの遠心力と振動及び殆ど無視出来る程度の小
さい回転抵抗のため揺動防止以内の余裕空間幅ほどにオ
ーガドリルが偏心角(θ)を持ってオーガドリルの上端
部に位置した駆動装置の上向きに作用する引抜駆動力に
よって回転するようになる。
m程度はなれたオーガドリルの先端側面部、すなわちチ
ップが付着せるピットの外側部分は地中ホールの周壁と
連続的に接触しながら偏心された状態で回転と同時に引
抜かれ地中ホールの穿孔直径[dh:オーガドリルの螺
旋翼直径(ds)+余掘幅(b)×2]よりもチップの
半径分大きい回転半径によって拡径直径(de)の跡が
残る。この跡はチップが通過しながら押し固める作用に
よって形成する一種の螺旋みぞである。
穿孔直径、δ:変位量、rt:チップの半径、de:拡
孔直径、θ:偏心角である。
されず周壁となる部分を固める状態となり引抜時の余穴
の大きさ以下に制限されたチップの大きさ分の螺旋みぞ
が連続的に形成され、この螺旋みぞに地中ホールの周壁
とPC杭周円の空間へ打設したセメントペーストの一部
が入り打ち込まれて養生され螺旋みぞの周面形状を持っ
た地中杭が形成する。
地中ホールの周壁に封する周面摩擦力を増加させ、これ
は改めて杭と周壁との周面摩擦力を間接的に強化するの
と同じこととなり、杭に封する支持力を高める結果を招
くものである。
図面に従って具体的に本発明を説明する。
部を示す斜視図である。このオーガドリル1は周面に螺
旋翼2を持ち、又は螺旋翼2の先端下部には一つ以上の
ピット3が附着されている。ピット3は図2及び図3に
詳細に図示されている。この図で個々のピット3先端に
切削チップ4が附着されており、外側面にはみぞチップ
5が附着している。
いるが、これに限定するのではなく、半楕円球形、又は
これと似た角のない円い形状になって球面が遠心方向に
向いているものであり、ここではこれらを含めて「半球
形」として表現される。この形状のみぞチップ5はオー
ガドリル1と一体と成った螺旋翼2が回転するとき地中
ホールの周壁を削出すのでなくこれらが通過する周辺の
土砂や小石等を放射方向に押し出して固める所謂非削成
式でみぞをあける。これらに従ってみぞの周辺はその体
積に相應するほど固められて形成する。
切りくずの量を減らし、鮮明でなめらかに形成される。
それで穿孔及び引抜が完了した地中ホールにPC杭を挿
入して地中ホールとPC杭との間に残った空間にセメン
トペーストを注入しながらセメントペーストが養生され
る前にはセメントペーストの一部がみぞに流入されて、
後にこれが固まると地中ホールに対してアンカの役割を
するようになる。これはセメントペースト層を通じてP
C杭に対する周面支持力を高める結果に発展するのであ
る。
と同じであるか、それに次ぐ高強度特殊鋼であればなお
良い。 図2に示した如く強度が切削チップ4に比べて
多少おとる一般金属製にする場合の他に図3に示した如
くタングステン鋼のような強度が非常に高い特殊鋼製補
助チップ6をみぞチップ5の外側端面に附着することも
ある。
チップ6を附着すると良いように平坦面に加工し又は補
助チップ6の裏面もこれにあわせて加工しなければなら
ない。切削チップ4と補助チップ6を同一材質に製作す
ると使用寿命が同じなのでピット3を交替するとき一時
作業が可能であるために便利である。
ピット3の外面へ溶接する方法と、みぞチップ5の半球
を通常のネジ釘の頭部に見なす形態にピット3の身に孔
をあけてみぞチップ5をネジ締結式に固定及び解体が容
易なように製作する方法と、製造工場でピット3とみぞ
チップ5を一体に製作する方法等が採用できるし、みぞ
チップ5へ補助チップ6を附着する方法は溶接が望まし
い。
を穿孔した場合の側面図であり、図5は穿孔時振動と駆
動力の作用によるオーガドリルの変位に従う余掘発生の
原理を例示した断面図であり、図6は図4のA部詳細図
である。
れた上下方向にだけ作動駆動できる駆動装置9に固定し
たオーガドリル1の先端部である下端部は地盤におかれ
たまま上端部では地盤の掘削のため上から押さえつけ回
転する力を加える必要のためオーガドリル1の上端部で
ある駆動装置9に穿孔駆動力12が下向きに作用し、地
盤との接触部である下端部には地盤が受ける地盤反力1
1が上向きに作用し揺動防止具10に余裕幅程度に変位
量δが発生して、この程度に相当する大きさの余掘幅b
が追加的に隋伴され穿孔直径dhの大きさで穿孔され
る。
部であるピット3の外側の側面部に余掘幅b以内の大き
さでみぞチップ5を附着すれば穿孔作業過程でオーガド
リル1の先端部が先ず第一番に地盤と接して地盤反力1
1を受けながら穿孔されるのでドリル直径dsよりもみ
ぞチップ5の半径大きさ分拡径された螺旋みぞ22が形
成されても後続するオーガドリル1の中間部分の変位量
δほどの余掘幅(b)を形成するようになり最終的に穿
孔される地中ホールの周壁21には螺旋みぞ22が形成
されずただ周壁21を固める程度の穿孔作業を終える。
に螺旋みぞ22が形成する姿を例示した地中ホールの側
面図であり、図8はオーガドリル引抜時回転するときの
遠心力と振動によるオーガドリル先端部の偏心回転によ
るチップの螺旋みぞの形成原理を例示した断面図であ
り、図9は図7のB部詳細図である。
tの大きさを余掘幅b以内に限定し附着するので穿孔時
には地盤上の周壁21を撹乱しないようにし、オーガド
リル1を引抜する時にはオーガドリル1の回転により穿
孔時発生した土砂の排土作業が継続的に行われ地中ホー
ルの周壁21は螺旋翼2上の一部に残っている掘削され
た土砂を除外して排土させる状態の空間になるが、オー
ガドリル1が回転するときの遠心力と振動及び殆ど無視
出来る程度の小さくなった回転抵抗のために揺動防止具
10内の余裕空間幅ほどにオーガドリル1が多少偏心さ
れた状態に偏心角θを持ちオーガドリル1の上端部に位
置した駆動装置9の上向きに作用する引抜駆動力13に
よって回転するようになる。
0−20m程度離れたオーガドリル1の先端側面部、す
なわち、みぞチップ5、又は補助チップ6が附着された
ピット3の外側部は地中ホールの周壁21と連続的に接
触しながら偏心された状態に回転と同時に引抜かれて地
中の穿孔直径dhよりもみぞチップ5の半径rtの大き
さ分大きな回転半径に依って拡形直径deの跡が残る。
この跡はみぞチップ5が作動しながら押し固める作用に
よって形成する一種の螺旋みぞ22である。
ップ5の大きさであるが、地盤の種類、含水比の程度等
に従い多少の差は有り得るし、オーガドリル1の引抜速
度は人為的に一定の速度が維持出来るようにするので螺
旋みぞ22のピッチは図12及び図13で見るように概
略規則的な形態の単一みぞが形成される。
形成されず、周壁21に成る部分を固めてくれる状態に
なり、引抜時にみぞ余掘幅b以下に制限されたみぞチッ
プ5の半径rtでの螺旋みぞ22が連続的に形成され、
螺旋みぞ22に地中ホールの周壁21とPC杭周囲の空
間へ打設したセメントペーストの一部がつき入れられて
養生され螺旋みぞ22の周面形状を持つ地中杭が形成す
るのである。
せる地中ホールの周壁21を例示し、図11は図10の
C部を拡大して図示したものである。螺旋みぞ22は地
中の周壁21でみぞチップ5又はみぞチップ5に補助チ
ップ6をあわせたものの体積範囲内に形成され、螺旋み
ぞ22の断面積ほど周壁側に押し寄せる。改めて言え
ば、螺旋みぞ(22)側の周壁に切りくずの発生が殆ど
なく高密度に固められる。
プ含む)を適用するに当たり注意しなければならない点
を次の如く列挙する。
余掘幅bより大きい場合(rt〉b)には穿孔と引抜す
るときにすべて螺旋形のみぞ22が形成されるので螺旋
みぞのピッチがあまりきつちりしているか、螺旋が不規
則的であるか、或いはすでに形成した螺旋みぞを撹乱さ
せる憂いがある。
限りみぞが生ずるようにする方法と、掘削時にはみぞが
生じ引抜時にはみぞが生じないようにする方法を想定す
ることもあるが、この二つの方法すべては掘削装備が複
雑になり施工性の低下が憂える。
を附着してみぞチップ5が自動的に回転しながらみぞを
形成するように設置するのも、やはり装備の複雑化乃至
は粗雑化が憂える。
性、経済性、施工性、技術性の観点からみて半球形みぞ
チップ5よりも多角的に不利のため本発明では扱わな
い。
で地中ホールを試験掘削した後施工された地中杭を試験
した結果、次のような点を確認することが出来た。
風化土層と風化岩層 杭の種類:直径400mmPC杭 穿孔直径:杭直径+100mm(総直径500mm) 穿孔深:9m 杭長さ:約9m 載荷試験装置:Pile Driving Analy
zer(PDA)−Model PAK,Serial
No,1218 (米国 Pile Dynamics Inc製) みぞチップ:半径35mmの半球形
穴幅として調査された25mm以内にするために中古穿
孔装備の場合にはオーガドリル1の中で螺旋翼2の側面
部に比べてピット3の側面部の摩耗が一層ひどい点を考
慮してみぞチップ5の半径(rt:余掘幅 25mmと
同一)にピット側面部の予想平均摩耗厚さ(10mm)
を加えて実際みぞチップの半径を35mmと計画した。
明の工法で穿孔した地中ホールの周壁は螺旋みぞが殆ど
一定のピッチでなめらかな状態に形成された。
ルは単調で実測せる直径が約160cmだったのに対
し、本発明に依る地中ホールは図12、13に示したよ
うに螺旋みぞ22が形成され、実測せるみぞ22の突出
半径は約2.2cm、ピッチは約13cm、突出部の拡
径直径は約167cmで、従来の工法による地中ホール
とはすっかりちがう差異点が確認された。
た杭の載荷試験結果 同載荷試験を通じて周面摩擦力と先端支持力とに区分
し、同一なる地盤条件下で支持力を比較した結果によれ
ば、みぞチップ5を附着して穿孔した地中ホールにPC
杭を挿入しセメントペーストを打設養生した場合の周面
摩擦力は略40−50%高くなり、それに全体支持力は
大略20−30%増大したことに成った。
果を得ることができる。 (1)地中ホールの周壁に穿孔後、オーガドリルを引抜
する過程で螺旋形のみぞを形成した後にPC杭を挿入し
セメントペーストを打設して養生するのを主眼とする本
発明は杭の支持力増大で施工品質向上に貢献し、同一所
要支持力を得るため同一条件下でも杭の長さを縮めて原
価を節約することが出来る。
ップを附着すれば穿孔作業の後引抜するとき自然的に拡
径出来るので別途の拡径装備と追加拡径作業が不必要
で、しかも施工性が良く経済的な施工も可能である。
遠心方向に自然的に押し出して固める所謂非削成式でみ
ぞを形成するのでオーガドリルが上下、左右どの方向に
回転しても地中ホール周壁の地盤が削られず、傷をつけ
ずに切りくずを殆ど発生しないで螺旋形みぞあけするの
で、後に別途に切りくずを収去する後続作業の必要がな
いことは勿論地中ホールの底に切りくずが積る心配がな
いので杭の先端支持力が低下されることもない。それに
みぞ部分の地盤を堅固にするので周面摩擦力も大きく増
加する。
半球形である小石や砂利が混合された地盤も押し固める
ので小石や砂利が抜け出て地中ホールの底に積る問題も
顕著に改善される。
形みぞを形成することによって地中ホールの周壁と固く
なったセメントペースト間の拡径部に対する周面摩擦力
が直径と螺旋みぞ間の間隔の対角線距離、すなわち平方
根の長さに拡径することによる表面積の増加幅を倍した
程度に大幅増加する。
ある。
る。
る。
側面図である。
ルの変位に伴う余掘の発生の原理を例示した断面図であ
る。
を形成する形を例示した地中ホールの側面図である。
動によるオーガドリル先端部の偏心回転に伴うチップの
螺旋みぞの形成原理を例示した断面図である。
ある。
ホールの実物写真である。
写真である。
力 13‥‥引抜駆動力 21‥‥周壁 22‥‥螺旋 b‥‥余掘幅 de・・・・拡孔の直径 dh・・・・穿孔の直
径 ds・・・・ドリルの直径 rt・・・・みぞの直
径 δ・・・・変位量 θ・・・・偏心角
Claims (3)
- 【請求項1】 PC杭を挿入するためにオーガドリル1
の螺旋翼2のドリル直径dsによって地中ホールの穿孔
直径dhの地中ホールを穿孔(ds〈dh)するのにお
いて、オーガドリル1の下端螺旋翼2の先端部に数個の
ピット3を一体に形成し、一つのピット3の外側面部上
に余掘幅[b=(dh−ds)/2]と殆ど同一の大き
さの半径rtを持つ半球状のみぞチップ5又はみぞチッ
プ5と補助チップ6を附着して、オーガドリル1の回転
軸の回転と一緒にホールが穿孔せる作業過程では上記み
ぞチップ5又はみぞチップ5と補助チップ6によって遠
心方向へ周壁を自然的に押しかため螺旋みぞ22が殆ど
形成できないようにし、回転軸の引抜作業過程ではオー
ガドリル1が回転するときの遠心力と振動により偏心角
θを持ち引抜しながらみぞチップ5又はみぞチップ5と
補助チップ6により地中ホールの周壁21に非削成式の
螺旋みぞ22が形成されることを特徴とするオーガドリ
ル。 - 【請求項2】 地中ホールの周壁側を眺めるピットの外
側面に余掘幅[b=(dh−ds)/2]と同一又はこ
れに次ぐチップの半径(rt)を持った半楕円形のみぞ
チップが附着したオーガドリルで地中ホールを穿孔する
過程では上記みぞチップにより遠心方向に周壁を自然的
に押し出し固めるが、みぞは出来る限り形成できるよう
にし、オーガドリルの引抜過程では一定の速度で引抜し
ながらオーガドリルの回転による遠心力と振動でみぞチ
ップの回転半径が大きくなるように地中ホールの周壁に
所定のピッチを持つ非削成式螺旋を形成するように引抜
するのを特徴となす地中ホールに固める螺旋みぞを施工
する方法。 - 【請求項3】 地中ホールの周壁側を眺めるピットの外
側面に余掘幅[b=(dh−ds)/2]と同一又はこ
れに次ぐチップの半径(rt)を持った半円球状のみぞ
チップが附着せるオーガドリルで地中ホールを穿孔した
後オーガドリルの引抜過程でオーガドリルの回転による
遠心力と振動でみぞチップの回転半径が大きくなるよう
に地中ホールの周壁に所定のピッチを持つ非削成式螺旋
みぞを形成し、ここにPC杭を挿入した後地中ホールに
杭の間の空間にセメントペーストを打設、養生させて杭
の周面に上記螺旋みぞへ対應する螺旋形セメントコンク
リートが一体に形成されることを特徴とする地中杭。
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KR1995P1008 | 1995-01-21 | ||
KR1019950001008A KR0144777B1 (ko) | 1995-01-21 | 1995-01-21 | 나선홈내기용 오거드릴과, 이 오거드릴로 지중 홀의 주벽에 나선홈을 시공하는 방법 및 나선홈에 의해 지지력이 보강된 지중말뚝 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011074675A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Ohbayashi Corp | ソイルセメント構造物の構築方法、ソイルセメント構造物 |
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JPS5985028A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-16 | Yasuyuki Yoshida | 鋼管杭及びその埋設工法 |
JPS6347416A (ja) * | 1986-12-17 | 1988-02-29 | Yasuyuki Yoshida | 鋼管杭の埋設工法 |
-
1995
- 1995-01-21 KR KR1019950001008A patent/KR0144777B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-05-25 JP JP7149714A patent/JP2709382B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JP2709382B2 (ja) | 1998-02-04 |
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