JPH08199675A - バキュームカー用脱臭装置 - Google Patents

バキュームカー用脱臭装置

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JPH08199675A
JPH08199675A JP1119095A JP1119095A JPH08199675A JP H08199675 A JPH08199675 A JP H08199675A JP 1119095 A JP1119095 A JP 1119095A JP 1119095 A JP1119095 A JP 1119095A JP H08199675 A JPH08199675 A JP H08199675A
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conduit
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メインテナンスに手間を要さず、さらに、脱臭
効果が高く、かつ、持続性のあるバキュームカー用脱臭
装置を提供する。 【構成】バキュームカーの便槽内の悪臭を含む空気は、
ブロア15により、導管11を介して、脱臭液13が充
填されているタンク12に圧送される。導管11とタン
ク12の接続箇所には軽石などの気泡発生手段17が配
置されており、圧送されてきた空気はこの気泡発生手段
17を通過することにより、多数の微小気泡となって、
タンク12内に送られる。悪臭含有空気は気泡化される
ことにより脱臭液13と接触する面積が増大するので、
悪臭成分はほぼ完全に分解される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バキュームカーの便槽
からの排気に含まれる悪臭の脱臭装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のバキュームカー用脱臭装置
の概略を示す構成図である。バキュームカーの便槽1は
汲み取り用の吸引ポンプ2と導管3を介して連通してい
る。吸引ポンプ2の吸引力によりバキュームホース(図
示せず)を介して吸引された糞便は便槽1に貯蔵され
る。導管3は吸引ポンプ2からさらに延びており、排気
筒4に接続している。吸引ポンプ2が糞便を吸引すると
きには吸引方向とは逆の方向に空気を排出するため、便
槽1に充満した悪臭を含む空気は一旦吸引ポンプ2に吸
引された後、排気筒4に向かって排出され、この排気筒
4を介して外部に放出される。
【0003】導管3の途中には塩素系脱臭液5を充填し
たタンク6が配置されている。タンク6の内部には先端
が毛細管状になっている毛細管ノズル7が設けられてお
り、毛細管ノズル7の毛細管状の先端は導管3の内部に
通じている。
【0004】吸引ポンプ2の吸引動作により便槽1内の
悪臭を含む空気が導管3の内部を排気筒4に向かって流
れると、毛細管現象により、タンク6内部の脱臭液5は
少量ずつ吸い上げられ、導管3の内部において放出され
る。導管3の内部に放出された脱臭液5は揮発し、導管
3の内部を流れる悪臭含有空気と混合することにより、
脱臭が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の脱臭装置に
おいては、吸引ポンプ2が吸引動作を行う際には、便槽
1内部の固形物をも悪臭含有空気とともに吸引してしま
うため、この固形物によって、導管3の内部に位置して
いるノズル7の先端が目詰まりを起こすことが極めて多
かった。一旦、目詰まりを起こすと、その目詰まりを解
消させることは多くの手間と時間を要し、場合によって
は、ノズル7を交換させなければならず、脱臭装置とし
ての稼働率は極めて低いという問題を有していた。
【0006】加えて、この従来の脱臭装置における実際
の脱臭効果は主観評価で約50%程度であり、脱臭効果
が持続する時間も約4時間程度であった。このため、脱
臭液5の交換を頻繁に行うことを必要としていた。
【0007】なお、工場設備等における一般的な脱臭装
置として代表的なものに充填塔があるが、これは形状が
大きい上に、大量の水や脱臭液を必要とするため車載に
は不向きである。
【0008】本発明は上記のような従来のバキュームカ
ー用脱臭装置における問題点を解決するためになされた
ものであり、メインテナンスに手間を要さず、さらに、
脱臭効果が高く、かつ、持続性のあるバキュームカー用
脱臭装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するため、本発明に係るバキュームカー用脱臭装置は、
悪臭を含んだ空気と接触することにより悪臭成分を分解
する脱臭液と、該脱臭液を充填するタンクと、バキュー
ムカーの便槽と該タンクとを連通させる導管と、バキュ
ームカーの便槽内の空気をタンクに圧送する空気圧送手
段と、タンクと導管との接続箇所に配置され、空気圧送
手段により圧送されてきた空気を気泡に変える気泡発生
手段とを備えることを特徴とする。
【0010】気泡発生手段としては、例えば、軽石、海
綿体、多数の微小孔を設けた樹脂や金属などを用いる。
【0011】バキュームカーの便槽内の悪臭を含む空気
は空気圧送手段により導管内をタンクに向けて圧送され
る。導管とタンクとは気泡発生手段を介して接続されて
おり、圧送されてきた悪臭含有空気はこの気泡発生手段
を通過し、多数の微小な気泡となって、脱臭液が充填さ
れているタンク内部に送られる。脱臭効果は悪臭含有空
気と脱臭液との接触面積の多少に依存するが、悪臭含有
空気は気泡化されることにより、脱臭液との接触面積が
飛躍的に増大しているため、気泡がタンク内部を上昇す
る間に悪臭成分は脱臭液によりほとんど分解される。
【0012】また、本発明に係るバキュームカー用脱臭
装置は、悪臭を含んだ空気と接触することにより悪臭成
分を分解する脱臭液と、該脱臭液を充填するタンクと、
バキュームカーの便槽とタンクとを連通させる導管と、
外気をジェット噴流に変え、該ジェット噴流を導管の途
中からタンクに向けて流すジェット噴流発生手段と、タ
ンクと導管との接続箇所に配置され、空気圧送手段によ
り圧送されてきた空気を気泡に変える気泡発生手段とを
備えることを特徴とする。
【0013】ジェット噴流発生手段は、例えば、一端に
おいて外気と連通している導管と、該導管の他端に取り
付けられたノズルと、導管の途中に配置されたブロアと
からなる。
【0014】ジェット噴流発生手段が外気のジェット噴
流を導管の途中からタンクに向けて流すと、そのジェッ
ト噴流の周囲には負圧が生じる。導管は便槽と連通して
いるため、ジェット噴流が流れ始めると、それにより生
じた負圧により便槽内部の悪臭含有空気は導管内に吸引
される。やがて、悪臭含有空気はジェット噴流と合流
し、ともにタンクに向かって圧送される。導管内を圧送
されてきた悪臭含有空気と外気との混合気は、導管とタ
ンクとの間に配置されている気泡発生手段を通過し、多
数の微小な気泡となって、脱臭液が充填されているタン
ク内部に送られる。悪臭含有空気は気泡化により脱臭液
との接触面積が飛躍的に増大しているため、気泡がタン
ク内部を上昇する間に悪臭成分は脱臭液によりほとんど
分解される。
【0015】さらに、本態様においては、悪臭含有空気
は導管内のみを通り、ジェット噴流発生手段内を通るこ
とはない。このため、ジェット噴流発生手段は腐食成分
を多く含む悪臭含有空気により腐食されることがなくな
り、ジェット噴流発生手段を構成するブロアなどの寿命
を長くすることが可能になる。
【0016】本発明の好ましい実施態様においては、気
泡発生手段はタンクの底部に配置される。気泡発生手段
をタンクの底部に配置することにより、気泡発生手段に
より発生した気泡は最も長い時間をかけてタンク内部を
上昇することになり、タンク内に充填されている脱臭液
と接触する時間がより長くなる。このため、脱臭効果を
より高めることが可能になる。
【0017】本発明の好ましい実施態様においては、導
管はタンクの側方からタンクの底面と接続し、気泡発生
手段の下方を延びており、該導管は気泡発生手段の下方
において該導管とタンクとの接続箇所から遠ざかるにつ
れて断面積が小さくなるように構成されている。
【0018】導管の断面積を一様にしておくと、導管と
タンクとの接続箇所から遠ざかるにつれて圧送されてき
た悪臭含有空気の圧力が低下し、気泡発生手段からの気
泡の発生が一様ではなくなる。すなわち、導管とタンク
との接続箇所に近いほど悪臭含有空気の圧力が高いた
め、多くの気泡が発生し、導管とタンクとの接続箇所か
ら遠ざかるほど悪臭含有空気の圧力が低くなり、気泡の
発生量が減少する。このため、導管の断面積を導管とタ
ンクとの接続箇所から遠ざかるにつれて小さくなるよう
にすることにより、気泡発生手段の下方における導管内
の圧力を均一にすることができ、気泡発生手段の全面か
ら一様に気泡を発生させることが可能になる。ひいて
は、悪臭含有空気と脱臭液との接触頻度を高め、脱臭効
果を高めることができる。
【0019】本発明の好ましい実施態様においては、気
泡発生手段は、上方投影面積がタンクの底面に比べて小
さく、かつ、表面に多数の微小孔が設けられている少な
くとも一つの部材からなっている。さらに、導管はタン
クの側面において該タンクと接続し、かつ、該タンクの
内部まで伸長しており、前記部材は導管のタンク内の伸
長部分に、タンクの上方に向かって取り付けられてい
る。
【0020】気泡発生手段の好ましい形状は、例えば、
縦断面が、頂角が鋭角の二等辺三角形であるような形状
である。
【0021】気泡発生手段をタンクの底部に配置する
と、前述のように、脱臭効果を高めることができる反
面、タンク内部における悪臭成分の分解により発生する
固形物により気泡発生手段が目詰まりを起こすことがあ
り得る。このため、気泡発生手段は、上方投影面積がタ
ンクの底面に比べて小さく、かつ、表面に多数の微小孔
が設けられている、ほぼ直立した部材として形成されて
いる。この気泡発生手段は上方投影面積が小さいことに
加えて、側面がほぼ直立しているため、タンク内部で発
生した沈殿物が降下してきても気泡発生手段上に堆積す
ることがない。このため、気泡発生手段の側面の微小穴
が目詰まりを起こすことはなく、安定的に気泡を発生さ
せることができる。
【0022】また、導管はタンクの側面(すなわち、タ
ンク底部よりも上方の位置)からタンク内部に伸長して
おり、気泡発生手段はこの導管の伸長部分にタンク上方
に向かって取り付けられているので、タンク内部で発生
した沈殿物は気泡発生手段を通り過ぎてタンクの底部に
沈澱することになり、この点からも、気泡発生手段が目
詰まりを起こすことはない。
【0023】なお、気泡発生手段の数は1個には限定さ
れず、複数の気泡発生手段を並列させることもできる。
【0024】この実施態様においても、導管のタンク内
の伸長部分は、該導管とタンクとの接続箇所から遠ざか
るにつれて断面積が小さくなるように形成することが好
ましい。このように形成することにより、導管のタンク
内の伸長部分内における悪臭含有空気の圧力を一様に保
つことができ、気泡発生手段の全面から一様に気泡を発
生させることが可能になる。
【0025】気泡発生手段を構成する前記部材は導管の
伸長部分に対して着脱自在であることが好ましい。これ
により、種々の大きさ、形状、材質の気泡発生手段に交
換することが可能になり、状況に応じた適切な脱臭を行
うことができる。
【0026】本発明の好ましい実施態様においては、導
管の途中に着脱自在の活性炭フィルターが設けられる。
この活性炭フィルターを前述の脱臭装置と併用すること
により、脱臭効果の持続性を高めることが可能になる。
【0027】本発明の好ましい実施態様においては、タ
ンクには、脱臭液の電気伝導度を検出するセンサーが設
置され、該センサーからの出力は出力表示手段により表
示される。脱臭液の余命はその電気伝導度を測定するこ
とにより知ることができる。すなわち、脱臭液の電気伝
導度がある一定値に達すると、その脱臭液の脱臭効果は
ゼロとなる。そこで、タンク内の脱臭液の電気伝導度を
検出するセンサーと、このセンサーの検出結果を常に表
示するセンサー出力表示手段を設置することにより、脱
臭液の交換時期を容易に知ることができる。
【0028】本発明の好ましい実施態様においては、空
気圧送手段が稼働した積算時間が所定値に達したことを
検出するタイマーと、該タイマーからの出力を表示する
表示手段とが設けられる。脱臭液の余命はその脱臭液を
通過した悪臭含有空気量すなわちブロアその他の空気圧
送手段がONになっている積算時間からも予想すること
が可能である。このため、空気圧送手段の総作動時間が
所定値に達したことを検出するタイマーを設けることに
より、脱臭液の交換時期を容易に知ることが可能にな
る。
【0029】本発明の好ましい実施態様においては、導
管は少なくとも一箇所において上方に湾曲するように形
成される。このように、導管を上方に湾曲させることに
より、たとえ、タンクから脱臭液が逆流しても、この上
方湾曲部でくい止めることが可能になる。
【0030】
【実施例】以下、本発明に係るバキュームカー用脱臭装
置の実施例について、図を参照して説明する。図1は第
一実施例に係るバキュームカー用脱臭装置の概略図であ
る。バキュームカーの便槽(図示せず)は導管11を介
してタンク12の底部においてタンク12に連通してい
る。タンク12内には、悪臭含有空気と接触することに
より、悪臭成分を分解及び中和する作用を有する脱臭液
13が充填されている。タンク12はその上部におい
て、脱臭された空気を外部に放出するための排気筒14
と接続されている。
【0031】導管11の途中には、バキュームカーの便
槽内の悪臭含有空気を吸引し、タンク12に圧送するた
めのブロア15が配置されている。ブロア15の下流側
には、ブロア15の停止時に脱臭液13がブロア15の
方へ逆流しないようにするための逆流防止弁16が配置
されている。
【0032】タンク12はその下半分が漏斗状に形成さ
れており、導管11とタンク12との接続箇所であるタ
ンク12の底部には気泡発生手段17が配置されてい
る。この気泡発生手段17は、例えば、軽石、海綿体、
多数の微小穴を設けた樹脂や金属などからなり、気体が
気泡発生手段17を通過すると、その気体は多数の微小
な気泡になって放出される。
【0033】この第一実施例に係るバキュームカー用脱
臭装置は以下のように作動する。バキュームカーの便槽
内の悪臭含有空気はブロア15により導管11内を圧送
され、気泡発生手段17に導かれる。悪臭含有空気は気
泡発生手段17を通過することにより、多数の微小な気
泡となってタンク12内を脱臭液13と接触しながら上
昇する。悪臭含有空気は気泡化することにより、気泡化
せずにタンク12内を上昇する場合と比較して、脱臭液
13との接触面積が飛躍的に増大しているので、気泡が
タンク12内を上昇する間に悪臭成分は脱臭液13によ
りほとんど分解され、無臭の空気が排気筒14から排出
される。
【0034】たとえ、ブロア15が停止している場合で
も、逆流防止弁16により、脱臭液13がブロア15の
方へ逆流することはない。
【0035】なお、本実施例においては、導管11はタ
ンク12の底部においてタンク12と接続しているが、
導管11とタンク12との接続箇所はタンク12の底部
には限定されない。例えば、タンク12の斜面12a又
は側面12b上において導管11とタンク12とを接続
させ、その接続箇所に気泡発生手段17を配置しても同
様の効果を得ることができる。
【0036】実際に本実施例の装置を作製し、脱臭実験
を行ったところ、主観評価による脱臭効果として約80
%を得た。ただし、気泡発生手段17の面積がタンク1
2の横断面積に比べて小さいため、気泡の発生がタンク
12の中央付近にとどまり、それ以上の脱臭効果を得る
ことはできなかった。
【0037】図2は第二実施例に係るバキュームカー用
脱臭装置を示す。本実施例においては、第一実施例と異
なり、タンク12の形状をほぼ円筒形とし、さらに、タ
ンク12の底面をテーパ状底面12Aとして形成した。
導管11はこのテーパ状底面12Aの長辺側に接続され
ている。気泡発生手段17はテーパ状底面12Aの上方
位置においてテーパ状底面12Aの全面にわたって水平
に配置されている。これら以外の構成要素13,14,
15,16は全て第一実施例と同一である。
【0038】以下、本実施例に係るバキュームカー用脱
臭装置の作動を第一実施例との相違点についてのみ説明
する。タンク12の底面はテーパ状に形成され、かつ、
気泡発生手段17は水平に配置されているため、気泡発
生手段17とテーパ状底面12Aとの間の間隔ひいては
縦断面積は、片側が狭く、反対側が広くなっている。す
なわち、導管11とタンク12との接続箇所から遠ざか
るにつれて小さくなっている。
【0039】このため、ブロア15の送風能力との関係
においてテーパ状底面12Aのテーパ角度を適当に決定
することにより、気泡発生手段17とテーパ状底面12
Aとの間の空間における圧力をほぼ一様にすることが可
能である。これにより、気泡発生手段17の全面にわた
って一様に気泡を発生させることが可能になり、第一実
施例のように、タンク12の中央付近のみしか気泡が発
生しないことを防止することができる。ひいては、第一
実施例よりも気泡の発生量が増加し、脱臭効果を向上さ
せることができる。
【0040】実際に第二実施例の装置を作製し、脱臭実
験を行ったところ、気泡が気泡発生手段17の全面にわ
たって一様に発生し、脱臭効果はほぼ100%であっ
た。
【0041】図3は第三実施例に係るバキュームカー用
脱臭装置を示す。本実施例においては、タンク12は第
一実施例と同様の漏斗状の形状をなしており、導管11
はタンク12の底面よりも上方の位置の側面においてタ
ンク12と接続されている。導管11からは第二導管1
8がタンク12の内部に延びており、この第二導管18
に後述する気泡発生手段17が取り付けられている。第
二導管18はその縦断面積が導管11とタンク12との
接続箇所から遠ざかるにつれて徐々に小さくなってい
る。
【0042】漏斗状タンク12の底部には、悪臭成分の
分解に伴って発生した沈殿物と寿命の尽きた脱臭液13
を外部に排出するための排出用バルブ19が取り付けら
れている。
【0043】本実施例における気泡発生手段17は図4
に示す気泡発生部材20からなっている。気泡発生部材
20は逆台形状の側面20a、台形状の側面20b及び
長方形状の頂面20c(図5参照)を有する中空の部材
である。側面20a,20b及び頂面20cには多数の
微小孔21が設けられており、底面20dは開口してい
る。この気泡発生部材20は樹脂又は金属からなってお
り、第二導管18に対して着脱自在に取り付けることが
できるようになっている。気泡発生部材20を第二導管
18に取り付けるときは、図3に示すように、頂面20
cを上向きにして、複数(本実施例では3個)の気泡発
生部材20を等間隔に配置する。
【0044】頂面20cの面積はタンク12の横断面積
に対して極めて小さくなるように設定されている。この
ため、図5に示すように、上方から見た場合、タンク1
2の横断面積に対して気泡発生部材20の頂面20cの
面積及び側面20a,20bの上方投影面積が占める割
合は極めて小さい。導管11、脱臭液13、排気筒1
4、ブロア15及び逆流防止弁16は第二実施例と同様
である。
【0045】以下、第三実施例に係るバキュームカー用
脱臭装置の動作を第二実施例との相違点についてのみ説
明する。ブロア15によってバキュームカーの便槽から
導管11へ送り込まれた悪臭含有空気は第二導管18を
通り、気泡発生部材20に導入され、ミクロの気泡とな
る。この際、ブロア15の送風能力との関係において第
二導管18の縦断面積の減少率を適当に設定すれば、第
二導管18内における悪臭含有空気の圧力を均一に維持
することができ、複数の気泡発生部材20の各々から一
様に気泡を発生させることができる。
【0046】第二実施例に係るバキュームカー用脱臭装
置(図2)では、タンク12内での悪臭成分の分解に伴
い発生した固形物が気泡発生手段17上に沈殿し、気泡
発生手段17が目詰まりを起こし、時間の経過とともに
脱臭効果が低下するおそれが考えられる。この点、本実
施例では、気泡発生部材20はタンク12の底部よりも
上方に配置されており、タンク12の底部を塞ぐように
は位置していないので、悪臭成分の分解に伴い固形物が
発生しても、気泡発生部材20上に沈殿することはな
い。さらには、気泡発生部材20の上方投影面積はタン
ク12の横断面積に比較して極めて小さいため、固形物
が気泡発生部材20上に降下する割合も低い。以上によ
り、固形物は、タンク12の底部に沈殿し、気泡発生部
材20を目詰まりさせることはない。
【0047】沈殿物がある程度溜まった場合又は脱臭液
13の寿命が尽き、脱臭効果が低下した場合には、排出
用バルブ19を開き、タンク12内の沈殿物又は脱臭液
13を排出する。
【0048】実際に本実施例の脱臭装置を作製し、実験
を行ったところ、気泡も十分に発生し、ほぼ100%以
上の脱臭効果を得ることができた。加えて、沈殿物によ
る気泡発生部材20の目詰まりも防ぐことができた。
【0049】また、タンク12の容積を車載可能な7リ
ットルに設定した場合、約90%以上の脱臭効果を約2
0時間持続させることができた。バキュームカーの一日
の平均稼働時間は約4時間であるので、バキュームカー
の稼働時間を週5日とすれば、1週間に一回脱臭液を交
換すれば、脱臭効果を約90%以上に維持することが可
能である。
【0050】本実施例においては、3個の気泡発生部材
20を第二導管18に取り付けるものとしたが、気泡発
生部材20の数は3個には限定されない。少なくとも1
個あればよい。
【0051】さらに、気泡発生部材20の形状も図4に
示したものには限定されない。上方投影面積を小さくす
ることができる形状であれば、いかなる形状を用いるこ
ともできる。例えば、縦断面を二等辺三角形に設定すれ
ば、頂面の面積はゼロになるので、頂面に固形物が沈殿
することはなくなる。
【0052】なお、本実施例においては、側面20a,
20b及び頂面20cに微小孔21を設けたが、側面2
0a,20bにのみ設け、頂面20cには設けないよう
にすることもできる。このようにすれば、頂面20cに
おける目詰まりは考慮する必要がなくなる。
【0053】ところで、バキュームカーからでる悪臭に
はアンモニア、硫化水素などの腐食性のあるガスが含ま
れており、上記の実施例における脱臭装置は耐腐食性の
材料を用いて構成する必要がある。脱臭装置のうち、ブ
ロア15は腐食性ガスの影響を極めて受けやすい位置に
配置されているため、特にブロア15は耐腐食性材料で
つくることが必要であるが、ブロア15は構造が複雑で
あるため、耐腐食性材料を用いて構成すると極めて高価
なものになる。このため、腐食性ガス自体がブロア15
を通過しないような構成にすることが望まれる。
【0054】このような構成の一例として図6に第四実
施例を示す。タンク12の内部の構成は第三実施例と全
く同一であり、タンク12に悪臭含有空気を送り込むま
での構成が第三実施例と異なっている。バキュームカー
の便槽と連通している導管11の途中には、断面積が一
層拡大された混合チェンバー22が形成されている。導
管11はこの混合チェンバー22において直角に曲が
り、逆流防止弁16を経てタンク12の側面に接続され
ている。
【0055】本実施例においては、導管11とは別個に
第三導管23が設けられており、第三導管23の一端は
外気と連通し、他端にはノズル24が取り付けられてい
る。ノズル24の噴出口は混合チェンバー22の内部に
位置し、かつ、導管11とタンク12との接続箇所に向
けられている。第三導管23の途中には、外気中に含ま
れる浮遊塵を除去するためのスポンジその他の空気フィ
ルター25と、空気フィルター25の下流においてブロ
ア15とが配置されている。
【0056】なお、本実施例における導管11は、混合
チェンバー22と逆流防止弁16との間において、上方
に湾曲し、逆U字形状をなしている。このように、導管
11を上方に湾曲させることにより、逆流防止弁16が
故障して作動しなくなった場合であっても、タンク12
からの脱臭液13の逆流をこの上方湾曲部において止め
ることが可能になる。図6に示すような上方湾曲部を導
管11に形成することは前述の第一乃至第三実施例にお
いても可能である。
【0057】また、上方湾曲部は1箇所のみならず、複
数箇所において形成してもよい。
【0058】以下、第四実施例の動作を第三実施例(図
3)との相違点についてのみ説明する。フィルター25
により浮遊塵を除去された外気は、ブロア15により第
三導管23内をノズル24に向かって圧送される。外気
はノズル24を通過することによりジェット噴流となっ
て、混合チェンバー22内に噴出し、導管11内をタン
ク12に向かって進行する。ジェット噴流が混合チェン
バー22内に噴出されると、ノズル24の先端付近は負
圧状態となる。このため、バキュームカーの便槽内の悪
臭含有空気が導管11を介して混合チェンバー22に向
かって吸引され、混合チェンバー22内において、ジェ
ット噴流となった外気と混合する。この悪臭含有空気と
外気との混合気は、ジェット噴流が有する運動エネルギ
ーによって、導管11及び第二導管18を経て、気泡発
生部材20からタンク12内に気泡として送られる。
【0059】このように、本実施例においては、ブロア
15は腐食性ガスを含む悪臭含有空気と直接的には接触
しないので、ブロア15の耐腐食性を考慮する必要はな
くなり、安価な材料でブロア15をつくることができ
る。さらに、本実施例においては、導管11の途中に着
脱自在に活性炭フィルター26が取り付けられている。
この活性炭フィルター26により、脱臭効果をより高
め、あるいは、脱臭効果をより長く持続させることがで
きる。
【0060】さらに、タンク12の中の任意の位置に
は、脱臭液13の電気伝導度を検知するセンサー27が
取り付けられている。センサー27の出力は表示盤28
に送られ、表示盤28に表示される。脱臭液13の寿命
はその電気伝導度により判定可能であるので、表示盤2
8に表示された脱臭液13の電気伝導度が所定値以下に
なったときには、脱臭液13の寿命が尽き、交換時期に
なったことを容易に知ることができる。
【0061】また、ブロア15には、ブロア15が稼働
している時間を積算し、その積算時間が所定値に達した
ときに出力を発するタイマー29が接続されている。タ
イマー29には表示ランプ30が接続されており、タイ
マー29が出力を発すると、表示ランプ30が点灯する
ようになっている。脱臭液13の余命は脱臭液13と接
触した空気量すなわちタンク12内に気泡として供給さ
れた空気量により判定することができる。この空気量は
ブロア15がタンク12に圧送する外気と悪臭含有空気
との混合気量に等しく、この混合気量はブロア15の稼
働時間の関数であるから、ブロア15の積算稼働時間が
所定値に達し、表示ランプ30が点灯したときには、脱
臭液13の寿命が尽きたものと判断することができる。
【0062】これらの活性炭フィルター26、センサー
27及びタイマー29は本実施例に限らず、第一乃至第
三実施例の何れにも用いることが可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明に係るバキュームカー用脱臭装置
によれば、従来の脱臭装置のように、導管内を流れてく
る固形物による毛細管ノズル先端の目詰まりを考慮する
ことは必要ではなく、メインテナンスに手間を要するこ
とがない。さらに、気泡発生手段により、悪臭含有空気
と脱臭液との接触面積が拡大されるので、従来の脱臭装
置に比べて、脱臭効果を飛躍的に増大させることが可能
である。
【0064】加えて、本発明では、悪臭含有空気に含ま
れる腐食性ガスによる空気圧送手段の腐食を回避するこ
とができるので、ブロアなどの空気圧送手段を耐腐食性
材料でつくる必要はなく、安価な材料でつくることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバキュームカー用脱臭装置の第一
実施例の概略図である。
【図2】本発明に係るバキュームカー用脱臭装置の第二
実施例の概略図である。
【図3】本発明に係るバキュームカー用脱臭装置の第三
実施例の概略図である。
【図4】第三実施例における気泡発生手段の斜視図であ
る。
【図5】図3のX−X断面におけるタンク内の断面図で
ある。
【図6】本発明に係るバキュームカー用脱臭装置の第四
実施例の概略図である。
【図7】従来のバキュームカー用脱臭装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 便槽 2 吸引ポンプ 3 導管 5 脱臭液 7 毛細管ノズル 11 導管 12 タンク 13 脱臭液 15 ブロア 17 気泡発生部材 18 第二導管 20 気泡発生部材 21 微小孔 22 混合チェンバー 23 第三導管 24 ノズル 26 活性炭フィルター 27 センサー 29 タイマー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 悪臭を含んだ空気と接触することにより
    悪臭成分を分解する脱臭液と、 前記脱臭液を充填するタンクと、 バキュームカーの便槽と前記タンクとを連通させる導管
    と、 前記バキュームカーの便槽内の空気を前記タンクに圧送
    する空気圧送手段と、 前記タンクと前記導管との接続箇所に配置され、前記空
    気圧送手段により圧送されてきた空気を気泡に変える気
    泡発生手段とを備えることを特徴とするバキュームカー
    用脱臭装置。
  2. 【請求項2】 悪臭を含んだ空気と接触することにより
    悪臭成分を分解する脱臭液と、 前記脱臭液を充填するタンクと、 バキュームカーの便槽と前記タンクとを連通させる導管
    と、 外気をジェット噴流に変え、該ジェット噴流を前記導管
    の途中から前記タンクに向けて流すジェット噴流発生手
    段と、 前記タンクと前記導管との接続箇所に配置され、前記空
    気圧送手段により圧送されてきた空気を気泡に変える気
    泡発生手段とを備えることを特徴とするバキュームカー
    用脱臭装置。
  3. 【請求項3】 前記気泡発生手段は前記タンクの底部に
    配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のバキュームカー用脱臭装置。
  4. 【請求項4】 前記導管は前記タンクの側方から前記タ
    ンクの底面と接続し、前記気泡発生手段の下方を延びて
    おり、該導管は前記気泡発生手段の下方において該導管
    と前記タンクとの接続箇所から遠ざかるにつれて断面積
    が小さくなるものであることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか一項に記載のバキュームカー用脱臭装置。
  5. 【請求項5】 前記気泡発生手段は、上方投影面積が前
    記タンクの底面に比べて小さく、かつ、表面に多数の微
    小孔が設けられている、ほぼ直立した形状の少なくとも
    一つの部材からなり、 前記導管は前記タンクの側面において該タンクと接続
    し、かつ、該タンクの内部まで伸長しており、 前記部材は前記導管の前記タンク内の伸長部分に、前記
    タンクの上方に向かって取り付けられていることを特徴
    とする請求項1に記載のバキュームカー用脱臭装置。
  6. 【請求項6】 前記気泡発生手段は、縦断面が、頂角が
    鋭角の二等辺三角形である形状をなしているものである
    ことを特徴とする請求項5に記載のバキュームカー用脱
    臭装置。
  7. 【請求項7】 前記導管の前記タンク内の伸長部分は、
    該導管と前記タンクとの接続箇所から遠ざかるにつれて
    断面積が小さくなるものであることを特徴とする請求項
    5又は6に記載のバキュームカー用脱臭装置。
  8. 【請求項8】 前記部材は前記導管の伸長部分に対して
    着脱自在であることを特徴とする請求項5乃至7の何れ
    か一項に記載のバキュームカー用脱臭装置。
  9. 【請求項9】 前記ジェット噴流発生手段は、 一端において外気と連通している導管と、 前記導管の他端に取り付けられたノズルと、 前記導管の途中に配置されたブロアとからなるものであ
    ることを特徴とする請求項2に記載のバキュームカー用
    脱臭装置。
  10. 【請求項10】 前記導管の途中に着脱自在の活性炭フ
    ィルターを設けたことを特徴とする請求項1乃至9の何
    れか一項に記載のバキュームカー用脱臭装置。
  11. 【請求項11】 前記タンク内に設置され、前記脱臭液
    の電気伝導度を検出するセンサーと、 該センサーからの出力を表示する出力表示手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記
    載のバキュームカー用脱臭装置。
  12. 【請求項12】 前記空気圧送手段が稼働した積算時間
    が所定値に達したことを検出するタイマーと、 該タイマーからの出力を表示する表示手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の
    バキュームカー用脱臭装置。
  13. 【請求項13】 前記導管は少なくとも一箇所において
    上方に湾曲していることを特徴とする請求項1乃至12
    の何れか一項に記載のバキュームカー用脱臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109457793A (zh) * 2018-12-29 2019-03-12 福建龙马环卫装备股份有限公司 吸粪车压力引导式除臭装置

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