JPH08198568A - 乗客コンベアの進入防止用具 - Google Patents
乗客コンベアの進入防止用具Info
- Publication number
- JPH08198568A JPH08198568A JP981695A JP981695A JPH08198568A JP H08198568 A JPH08198568 A JP H08198568A JP 981695 A JP981695 A JP 981695A JP 981695 A JP981695 A JP 981695A JP H08198568 A JPH08198568 A JP H08198568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger conveyor
- buzzer
- worker
- falls
- balustrade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸着具が脱落したり、いたずらによって外さ
れたりしてもすぐに作業者が判別できる乗客コンベアの
進入防止用具を提供する。 【構成】 吸着具８の脱落を報知するブザー１８と、ブ
ザーを鳴動させるための電池１７と、固定された中央の
レバー１３を軸として左右対称に、一定の間隔で配置さ
れ、一端を可回軸的に固定されたスイッチレバー１１と
からなるスイッチ装置１６と、スイッチレバー１１の自
由端１１ａを中央のレバー１３に押しつけるためのバネ
１２と、一端を該スイッチレバー１１の自由端１１ａに
連結し、他端を該紐体７に引掛けるフック１４と連結し
た紐体１５とによって構成した。
れたりしてもすぐに作業者が判別できる乗客コンベアの
進入防止用具を提供する。 【構成】 吸着具８の脱落を報知するブザー１８と、ブ
ザーを鳴動させるための電池１７と、固定された中央の
レバー１３を軸として左右対称に、一定の間隔で配置さ
れ、一端を可回軸的に固定されたスイッチレバー１１と
からなるスイッチ装置１６と、スイッチレバー１１の自
由端１１ａを中央のレバー１３に押しつけるためのバネ
１２と、一端を該スイッチレバー１１の自由端１１ａに
連結し、他端を該紐体７に引掛けるフック１４と連結し
た紐体１５とによって構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータ等におい
て点検作業などで一時的に乗客の利用を禁止するために
用いられる乗客コンベアの進入防止用具に関する。
て点検作業などで一時的に乗客の利用を禁止するために
用いられる乗客コンベアの進入防止用具に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の進入防止用具の従来技術として
は、特願平６−５３６６０号に記載されているように、
長方形の幕体の隅部に、乗客コンベアの左右両側の欄干
に対して着脱可能な吸着具を付設したものが知られてい
る。すなわち、この進入防止用具は、点検作業や保守作
業を行なっている乗客コンベアを乗客が誤って利用しな
いようにするため、各吸着具を乗降口の欄干に取り付け
て幕体を広げることにより、該乗降口を塞いだ状態にし
て乗客の進入防止を図り、かつ該幕体に表示した文字や
絵で作業中であることを明示することにより、乗客の注
意を喚起するというものである。
は、特願平６−５３６６０号に記載されているように、
長方形の幕体の隅部に、乗客コンベアの左右両側の欄干
に対して着脱可能な吸着具を付設したものが知られてい
る。すなわち、この進入防止用具は、点検作業や保守作
業を行なっている乗客コンベアを乗客が誤って利用しな
いようにするため、各吸着具を乗降口の欄干に取り付け
て幕体を広げることにより、該乗降口を塞いだ状態にし
て乗客の進入防止を図り、かつ該幕体に表示した文字や
絵で作業中であることを明示することにより、乗客の注
意を喚起するというものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、乗客コンベアの欄干に取り付けた吸着具が１個所で
も脱落したり、いたずらによって外されたりすると、利
用禁止状態であることを表示している幕体が張力を失
い、折れ曲がったり、風圧によってめくれる等、注意を
喚起する効力が無くなってしまうという不具合があっ
た。
は、乗客コンベアの欄干に取り付けた吸着具が１個所で
も脱落したり、いたずらによって外されたりすると、利
用禁止状態であることを表示している幕体が張力を失
い、折れ曲がったり、風圧によってめくれる等、注意を
喚起する効力が無くなってしまうという不具合があっ
た。
【０００４】又、作業者がこの進入防止用具に背を向け
ていたり、隠れた位置で作業していたりすると上記の現
象に気付かず、乗客が進入してしまう危険性があった。
ていたり、隠れた位置で作業していたりすると上記の現
象に気付かず、乗客が進入してしまう危険性があった。
【０００５】本発明の目的は、このような従来技術の課
題を解消し、吸着具が脱落したり、いたずらによって外
されたりしてもすぐに作業者が判別することのできる乗
客コンベアの進入防止用具を提供することにある。
題を解消し、吸着具が脱落したり、いたずらによって外
されたりしてもすぐに作業者が判別することのできる乗
客コンベアの進入防止用具を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的
は、無端状に連結されて周動する多数のステップと、一
方の乗降口から他方の乗降口へ至るまで連続して上記ス
テップ群の左右両側に立設されている欄干と、この欄干
にガイドされつつ上記ステップと同期して走行するハン
ドレールとを備えた乗客コンベアの一時的に乗客の利用
を禁止するために用いられ、利用禁止状態であることを
表示している幕体と、この幕体を支えるための紐体と、
この紐体の複数個所に固定されてそれぞれが上記欄干に
吸着可能な複数の吸着具とを備えた乗客コンベアの進入
防止用具において、上記吸着具が欄干から脱落したこと
を知らせるための検知体を備えたことによって達成され
る。
は、無端状に連結されて周動する多数のステップと、一
方の乗降口から他方の乗降口へ至るまで連続して上記ス
テップ群の左右両側に立設されている欄干と、この欄干
にガイドされつつ上記ステップと同期して走行するハン
ドレールとを備えた乗客コンベアの一時的に乗客の利用
を禁止するために用いられ、利用禁止状態であることを
表示している幕体と、この幕体を支えるための紐体と、
この紐体の複数個所に固定されてそれぞれが上記欄干に
吸着可能な複数の吸着具とを備えた乗客コンベアの進入
防止用具において、上記吸着具が欄干から脱落したこと
を知らせるための検知体を備えたことによって達成され
る。
【０００７】
【作用】上述した解決手段によれば、欄干に取り付けら
れている吸着具が脱落した際、この脱落を検出体により
検出し、作業者に報知するブザーが鳴動する。これによ
り、作業者に即座に異常を知らせることができ、吸着具
が外れたまま放置される危険性がなくなる。
れている吸着具が脱落した際、この脱落を検出体により
検出し、作業者に報知するブザーが鳴動する。これによ
り、作業者に即座に異常を知らせることができ、吸着具
が外れたまま放置される危険性がなくなる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基づいて説明
する。
する。
【０００９】図１は、本発明の一実施例に係る乗客コン
ベアの進入防止用具をエスカレータの下部乗降口に取り
付けた様子を示す外観図である。
ベアの進入防止用具をエスカレータの下部乗降口に取り
付けた様子を示す外観図である。
【００１０】図１に示すように、このエスカレータは、
無端状に連結されて周動し乗客を搭載して移送可能な多
数のステップ１や、下部乗降口２から図示せぬ上部乗降
口へ至るまで連続してステップ一群の左右両側に立設さ
れている欄干３や、この欄干３にガイドされつつステッ
プ１と同期して走行するハンドレール４等を備えてなる
ものである。また、図１に符号５で総括的に示す進入防
止用具は、作業中であることを明示する文字が表示して
ある幕体６と、この幕体６の上辺および下辺を支持する
ための２本の紐体７と、各紐体７の両端部に固定されて
欄干３への吸着が可能な計４個の吸盤８と、幕体６の裏
面に固定されたブザー装置９とによって構成されてい
る。
無端状に連結されて周動し乗客を搭載して移送可能な多
数のステップ１や、下部乗降口２から図示せぬ上部乗降
口へ至るまで連続してステップ一群の左右両側に立設さ
れている欄干３や、この欄干３にガイドされつつステッ
プ１と同期して走行するハンドレール４等を備えてなる
ものである。また、図１に符号５で総括的に示す進入防
止用具は、作業中であることを明示する文字が表示して
ある幕体６と、この幕体６の上辺および下辺を支持する
ための２本の紐体７と、各紐体７の両端部に固定されて
欄干３への吸着が可能な計４個の吸盤８と、幕体６の裏
面に固定されたブザー装置９とによって構成されてい
る。
【００１１】図２は、上記ブザー装置の内部に収納され
ているスイッチ部を詳細に示した図である。吸盤８に連
結した紐体７の環状部にフック１４を引掛け、このフッ
ク１４に連結した紐体１５が、ブザー装置９の外枠であ
るボックス１０の内部に導入されており、スイッチレバ
ー１１の自由端１１ａに連結されている。この自由端１
１ａは、バネ１２によって常に中央のレバー１３に押し
つける力をうけている。上記スイッチレバー１１及び中
央のレバー１３は、図示せぬブザーと電池を含む回路の
スイッチ装置となっている。
ているスイッチ部を詳細に示した図である。吸盤８に連
結した紐体７の環状部にフック１４を引掛け、このフッ
ク１４に連結した紐体１５が、ブザー装置９の外枠であ
るボックス１０の内部に導入されており、スイッチレバ
ー１１の自由端１１ａに連結されている。この自由端１
１ａは、バネ１２によって常に中央のレバー１３に押し
つける力をうけている。上記スイッチレバー１１及び中
央のレバー１３は、図示せぬブザーと電池を含む回路の
スイッチ装置となっている。
【００１２】図３に上記ブザー装置の回路図を示す。ス
イッチ部１６と、電池１７と、ブザー１８とから構成さ
れている。
イッチ部１６と、電池１７と、ブザー１８とから構成さ
れている。
【００１３】次に本装置の動作原理について説明する。
【００１４】乗客コンベア装置の下部乗降口２及び図示
せぬ上部乗降口に、進入防止用具５を取り付けて点検補
修作業中に、該進入防止用具５の吸着具８が脱落、又は
いたずらによって外されたりして、紐体７の張力が無く
なると、同時に該紐体の環状部にフック１４によって引
掛けられていた紐体１５の張力も無くなる。すると、ブ
ザー装置９内部の紐体１５の導入部に設けられ、圧縮力
を加えられていたバネ１２が伸び、レバー１１が支店を
中心に回転し、中央のレバー１３に押しつけられる。こ
れにより回路が導通、ブザー１８が鳴動し、作業者に異
常を知らせることができる。そして作業者が該進入防止
用具５を速やかに再度取付けることにより、乗客の進入
を未然に防止することができる。
せぬ上部乗降口に、進入防止用具５を取り付けて点検補
修作業中に、該進入防止用具５の吸着具８が脱落、又は
いたずらによって外されたりして、紐体７の張力が無く
なると、同時に該紐体の環状部にフック１４によって引
掛けられていた紐体１５の張力も無くなる。すると、ブ
ザー装置９内部の紐体１５の導入部に設けられ、圧縮力
を加えられていたバネ１２が伸び、レバー１１が支店を
中心に回転し、中央のレバー１３に押しつけられる。こ
れにより回路が導通、ブザー１８が鳴動し、作業者に異
常を知らせることができる。そして作業者が該進入防止
用具５を速やかに再度取付けることにより、乗客の進入
を未然に防止することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による乗客
コンベアの進入防止用具は、欄干に取り付けた吸着具が
脱落したりいたずらによって外されたりしても即座に作
業者に異常を知らせることができるため、速やかに再度
取り付けることにより、乗客の進入を未然に防止でき、
安全性が大幅に向上するという優れた効果を奏する。
コンベアの進入防止用具は、欄干に取り付けた吸着具が
脱落したりいたずらによって外されたりしても即座に作
業者に異常を知らせることができるため、速やかに再度
取り付けることにより、乗客の進入を未然に防止でき、
安全性が大幅に向上するという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例に係る乗客コンベアの進入防
止用具をエスカレータの下部乗降口に取り付けた様子を
示す外観図である。
止用具をエスカレータの下部乗降口に取り付けた様子を
示す外観図である。
【図２】本発明の一実施例に係る乗客コンベアの進入防
止用具のブザー装置のスイッチ部の詳細図である。
止用具のブザー装置のスイッチ部の詳細図である。
【図３】本発明の一実施例に係る乗客コンベアの進入防
止用具のブザー装置の回路図である。
止用具のブザー装置の回路図である。
１ ステップ ２ 下部乗降口 ３ 欄干 ４ ハンドレール ５ 進入防止用具 ６ 幕体 ７ 紐体 ８ 吸盤 ９ ブザー装置 １０ ボックス １１ レバー １１ａ レバーの自由端 １２ バネ １３ 中央のレバー １４ フック １５ 紐体 １６ スイッチ部 １７ 電池 １８ ブザー
Claims (1)
- 【請求項１】 無端状に連結されて周動する多数のステ
ップと、一方の乗降口から他方の乗降口へ至るまで連続
して上記ステップ群の左右両側に立設されている欄干
と、この欄干にガイドされつつ上記ステップと同期して
走行するハンドレールとを備えた乗客コンベアの一時的
に乗客の利用を禁止するために用いられ、利用禁止状態
であることを表示している幕体と、この幕体を支えるた
めの紐体と、この紐体の複数個所に固定されてそれぞれ
が上記欄干に吸着可能な複数の吸着具とを備えた乗客コ
ンベアの進入防止用具において、上記吸着具が欄干から
脱落したことを知らせるための検知体を備えたことを特
徴とする乗客コンベアの進入防止用具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP981695A JPH08198568A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 乗客コンベアの進入防止用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP981695A JPH08198568A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 乗客コンベアの進入防止用具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08198568A true JPH08198568A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11730683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP981695A Pending JPH08198568A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 乗客コンベアの進入防止用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08198568A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103964289A (zh) * | 2013-02-05 | 2014-08-06 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备的覆盖装置 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP981695A patent/JPH08198568A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103964289A (zh) * | 2013-02-05 | 2014-08-06 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备的覆盖装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5497854A (en) | Fallproof safety parking apparatus | |
| HK1069160A1 (en) | Manual unlocking device | |
| KR100935506B1 (ko) | 엘리베이터의 제어 장치 및 그 방법 | |
| JPH08198568A (ja) | 乗客コンベアの進入防止用具 | |
| JP2010208799A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
| JPH11322214A (ja) | エレベータの安全装置 | |
| JP2005255294A (ja) | エレベータの安全装置 | |
| JP2001151432A (ja) | エレベータ装置 | |
| JP2003155176A (ja) | エレベーター装置 | |
| JP2006256832A (ja) | エレベータ | |
| GB2255951A (en) | Passenger conveyor. | |
| DE59910087D1 (de) | Sicherheitseinrichtung für Fahrtreppe | |
| JP3155914B2 (ja) | かご落下防止装置の試験装置 | |
| JP2862713B2 (ja) | エレベータの安全作業装置 | |
| JP2000044156A (ja) | 保守点検作業用侵入防止装置 | |
| KR100336341B1 (ko) | 승객 수송장치의 안전장치 | |
| JP2006176277A (ja) | 乗客コンベアの先端欄干部構造 | |
| JPH07257871A (ja) | 乗客コンベアの進入防止用具 | |
| JP2008154696A (ja) | 避難装置 | |
| KR940006627Y1 (ko) | 무대설비용 포인트 호이스트의 안전장치 | |
| WO2019159338A1 (ja) | エスカレーターのステップ脱落検出装置 | |
| JPH07291570A (ja) | エスカレータ保守作業安全装置 | |
| JP2000096831A (ja) | 作業用安全装置及び空気充填袋体用据付組立体 | |
| JPH0680340A (ja) | エレベータのかご上照明装置 | |
| JPH03243596A (ja) | 乗客コンベア |