JPH0819849B2 - 二行程内燃機関の排気タイミング調整装置 - Google Patents
二行程内燃機関の排気タイミング調整装置Info
- Publication number
- JPH0819849B2 JPH0819849B2 JP20463686A JP20463686A JPH0819849B2 JP H0819849 B2 JPH0819849 B2 JP H0819849B2 JP 20463686 A JP20463686 A JP 20463686A JP 20463686 A JP20463686 A JP 20463686A JP H0819849 B2 JPH0819849 B2 JP H0819849B2
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- Japan
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- exhaust
- valve
- timing adjusting
- exhaust timing
- exhaust port
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は二行程内燃機関の排気タイミング調整装置
に適用して効果のある技術に関する。
に適用して効果のある技術に関する。
［従来の技術］ 二行程内燃機関は、排気タイミングを遅らせると、低
中速回転域で高トルクが得られ、排気タイミングを早め
ると高速回転域で高出力が得られるという特性がある。
中速回転域で高トルクが得られ、排気タイミングを早め
ると高速回転域で高出力が得られるという特性がある。
この特性を活かすため、従来、例えば、特開昭59−63
319号公報に示されるように、シリンダの排気口の裏側
上部に、鼓形をした排気タイミング調整バルブを設置
し、該バルブを内燃機関の回転速度に応じて回動させそ
の中央の下部に凹状切欠き部を有するバルブ曲面の前面
側にて排気口の上端部を開閉し、もって、排気タイミン
グを調整するようにした排気タイミング調整装置が知ら
れている。
319号公報に示されるように、シリンダの排気口の裏側
上部に、鼓形をした排気タイミング調整バルブを設置
し、該バルブを内燃機関の回転速度に応じて回動させそ
の中央の下部に凹状切欠き部を有するバルブ曲面の前面
側にて排気口の上端部を開閉し、もって、排気タイミン
グを調整するようにした排気タイミング調整装置が知ら
れている。
［発明が解決しようとする問題点］ ところが、上記従来の排気タイミング調整装置におい
ては、鼓形をした排気タイミング調整バルブの凹状切欠
き部分を前から見た形状が排気口上部の開口形状と一致
すように構成されていたため、例えば排気口上部の開口
形状が丸みを帯びているような場合は、低中速回転域に
おいて排気タイミング調整バルブが回動してそのバルブ
曲面の前面にて排気口上部を塞ぐ際、該バルブ曲面前面
の左右両端側周面がより先に下降して排気口の両端側を
下方部位まで塞ぎ過ぎて必要以上に排気口の開口面積を
小さくしてしまうという問題点があった。
ては、鼓形をした排気タイミング調整バルブの凹状切欠
き部分を前から見た形状が排気口上部の開口形状と一致
すように構成されていたため、例えば排気口上部の開口
形状が丸みを帯びているような場合は、低中速回転域に
おいて排気タイミング調整バルブが回動してそのバルブ
曲面の前面にて排気口上部を塞ぐ際、該バルブ曲面前面
の左右両端側周面がより先に下降して排気口の両端側を
下方部位まで塞ぎ過ぎて必要以上に排気口の開口面積を
小さくしてしまうという問題点があった。
［発明の目的］ この発明は、上記問題点を解決するためになされたも
ので、鼓形の排気タイミング調整バルブを用いて排気タ
イミングを制御するにあたって、必要以上に排気口の開
口面積を小さくしないような二行程内燃機関の排気装置
を提供することを目的とする。
ので、鼓形の排気タイミング調整バルブを用いて排気タ
イミングを制御するにあたって、必要以上に排気口の開
口面積を小さくしないような二行程内燃機関の排気装置
を提供することを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ この発明に係る排気タイミング調整装置は、上記問題
点を解決するため、回動に伴いその中央のバルブ曲面の
前面部が昇降しその前面部で二行程内燃機関のシリンダ
の排気口の上端部を開閉して排気タイミングを変える鼓
形排気タイミング調整バルブの円弧凹状切欠きよりなる
前記バルブ曲面の前面側の左右両側部分に前記排気口の
上縁両側部を閉塞しないよう逃げ切欠き部を設けた構成
とした。
点を解決するため、回動に伴いその中央のバルブ曲面の
前面部が昇降しその前面部で二行程内燃機関のシリンダ
の排気口の上端部を開閉して排気タイミングを変える鼓
形排気タイミング調整バルブの円弧凹状切欠きよりなる
前記バルブ曲面の前面側の左右両側部分に前記排気口の
上縁両側部を閉塞しないよう逃げ切欠き部を設けた構成
とした。
［作用］ 鼓形排気タイミング調整バルブが回動してそのバルブ
曲面の前面にて二行程内燃機関の排気口の上端部を閉塞
して排気タイミングを遅らせる際に、バルブ曲面の左右
両側に設けられた逃げ切欠き部が排気口の過閉塞を防ぐ
ように作用する。
曲面の前面にて二行程内燃機関の排気口の上端部を閉塞
して排気タイミングを遅らせる際に、バルブ曲面の左右
両側に設けられた逃げ切欠き部が排気口の過閉塞を防ぐ
ように作用する。
［実施例］ 第１図に示すものは、この発明に係る排気タイミング
調整装置10が適用された二行程内燃機関のシリンダ１の
部分縦断面図である。
調整装置10が適用された二行程内燃機関のシリンダ１の
部分縦断面図である。
このシリンダ１内のシリンダライナ２に丸みを帯びた
排気口2aが設けられ、その背後に排気通路３（第３図）
が形成されている。そして、排気口2aの排気通路に通ず
る裏側上方部には前記排気口2aの上端部を開閉する鼓形
をした排気タイミング調整バルブ11が支軸11aを介して
回動自在に設置されている。この排気タイミング調整バ
ルブ11が図外の制御装置により、内燃機関の回転速度が
低いときには排気口2aを閉じる方向へ回動され、回転速
度が高くなるにつれて排気口2aの上端部をより多く開く
方向に回動される構成となって、それにより排気タイミ
ング調整装置10が構成されている。
排気口2aが設けられ、その背後に排気通路３（第３図）
が形成されている。そして、排気口2aの排気通路に通ず
る裏側上方部には前記排気口2aの上端部を開閉する鼓形
をした排気タイミング調整バルブ11が支軸11aを介して
回動自在に設置されている。この排気タイミング調整バ
ルブ11が図外の制御装置により、内燃機関の回転速度が
低いときには排気口2aを閉じる方向へ回動され、回転速
度が高くなるにつれて排気口2aの上端部をより多く開く
方向に回動される構成となって、それにより排気タイミ
ング調整装置10が構成されている。
この排気タイミング調整バルブ11中央のバルブ曲面11
bの下部には排気通路３の通路面積を小さくしないよう
にするための円弧凹状切欠き部11cが形成されている。
この凹状切欠き部11cと前記バルブ曲面11bの前面とが接
する前端の左右両側部には逃げ切欠き部11d,11dが形成
されている。この逃げ切欠き部11d,11dは、それらとバ
ルブ曲面11bと出合う部分にできる稜線11eが支軸11aの
中心軸線を通る平面上に位置するように直線として形成
されていることが望ましい。
bの下部には排気通路３の通路面積を小さくしないよう
にするための円弧凹状切欠き部11cが形成されている。
この凹状切欠き部11cと前記バルブ曲面11bの前面とが接
する前端の左右両側部には逃げ切欠き部11d,11dが形成
されている。この逃げ切欠き部11d,11dは、それらとバ
ルブ曲面11bと出合う部分にできる稜線11eが支軸11aの
中心軸線を通る平面上に位置するように直線として形成
されていることが望ましい。
このように、逃げ切欠き部11d,11dが形成されている
ので、低中速回転時に排気タイミング調整バルブ11が第
３図中矢印イ方向に回動することによりそのバルブ曲面
11bの前面部が下降して排気口2a上端部を閉塞する際に
は、第１図に示すごとく、排気口2aの中央から左右両端
に至るまで略同じ高さをもって閉塞することとなるの
で、排気口2aが排気タイミング調整に必要な以上に過閉
塞されることはない。
ので、低中速回転時に排気タイミング調整バルブ11が第
３図中矢印イ方向に回動することによりそのバルブ曲面
11bの前面部が下降して排気口2a上端部を閉塞する際に
は、第１図に示すごとく、排気口2aの中央から左右両端
に至るまで略同じ高さをもって閉塞することとなるの
で、排気口2aが排気タイミング調整に必要な以上に過閉
塞されることはない。
なお、上記のように逃げ切欠き部11d,11dを設けたの
で、高速回転域で鼓形調整バルブ11が第３図中矢印ロ方
向に回動することによりそのバルブ曲面11bの前面部が
上昇して排気口2aを全開にしたときは、稜線11eの中央
部の高さが排気口2aの中央上端縁の高さと一致している
にも拘らず、第４図および第５図に示すごとく、稜線11
eの左右部分の高さが排気口2aの左右上端縁の高さより
も高くなることがある。
で、高速回転域で鼓形調整バルブ11が第３図中矢印ロ方
向に回動することによりそのバルブ曲面11bの前面部が
上昇して排気口2aを全開にしたときは、稜線11eの中央
部の高さが排気口2aの中央上端縁の高さと一致している
にも拘らず、第４図および第５図に示すごとく、稜線11
eの左右部分の高さが排気口2aの左右上端縁の高さより
も高くなることがある。
この場合、シリンダライナ２の外側面と逃げ切欠き部
11d,11dとの間にスペース４ができて排気口2aからの排
ガスがそのスペース４内で渦流れを成形して排気効率を
低下させるので、これを防ぐため、他の実施例として、
第４図および第５図に示すごとくシリンダライナ２排気
口2aの直上位置の左右部分に排ガス通路孔2bを設けても
よい。この場合、排気タイミングを狂わせないように、
この排ガス通路孔2bの上端縁の高さ位置を排気口2aの上
端縁の高さ位置以下にする必要がある。
11d,11dとの間にスペース４ができて排気口2aからの排
ガスがそのスペース４内で渦流れを成形して排気効率を
低下させるので、これを防ぐため、他の実施例として、
第４図および第５図に示すごとくシリンダライナ２排気
口2aの直上位置の左右部分に排ガス通路孔2bを設けても
よい。この場合、排気タイミングを狂わせないように、
この排ガス通路孔2bの上端縁の高さ位置を排気口2aの上
端縁の高さ位置以下にする必要がある。
この排ガス通路孔2bは、排気タイミング調整バルブ11
が排気口2aの上端開口部を閉塞する際には、そのバルブ
曲面11bによって完全に閉塞されるので、排気タイミン
グに影響を与えることはない。
が排気口2aの上端開口部を閉塞する際には、そのバルブ
曲面11bによって完全に閉塞されるので、排気タイミン
グに影響を与えることはない。
［発明の効果］ この発明に係る排気タイミング調整装置は、上記のよ
うに、回動に伴いその中央のバルブ曲面の前面部が昇降
しその前面部で二行程内燃機関のシリンダの排気口の上
端部を開閉して排気タイミングを変える鼓形排気タイミ
ング調整バルブの円弧凹状切欠きよりなる前記バルブ曲
面の前面側の左右両側部分に前記排気口の上縁両側部を
閉塞しないよう逃げ切欠き部を設けた構成としたので、
鼓形排気タイミング調整バルブが回動してそのバルブ曲
面の前面にて二行程内燃機関の排気口の上端部を閉塞し
て排気タイミングを遅らせる際に、バルブ曲面の左右両
側に設けられた切欠き部が排気口の過閉塞を防ぎ、二行
程内燃機関の排気効率を良好に保つことができる。
うに、回動に伴いその中央のバルブ曲面の前面部が昇降
しその前面部で二行程内燃機関のシリンダの排気口の上
端部を開閉して排気タイミングを変える鼓形排気タイミ
ング調整バルブの円弧凹状切欠きよりなる前記バルブ曲
面の前面側の左右両側部分に前記排気口の上縁両側部を
閉塞しないよう逃げ切欠き部を設けた構成としたので、
鼓形排気タイミング調整バルブが回動してそのバルブ曲
面の前面にて二行程内燃機関の排気口の上端部を閉塞し
て排気タイミングを遅らせる際に、バルブ曲面の左右両
側に設けられた切欠き部が排気口の過閉塞を防ぎ、二行
程内燃機関の排気効率を良好に保つことができる。
第１図〜第３図はこの発明に係る排気タイミング調整機
構の実施例を示すもので、それらのうち、 第１図は、排気タイミング調整機構を正面から見た状態
を示すシリンダの縦断正面図、 第２図は、排気タイミング調整機構を構成する排気タイ
ミング調整バルブの斜視図、 第３図は、第１図のIII−III断面図、 また、第４図および第５図は他の実施例を示すもので、
それらのうち、 第４図は、排気タイミング調整機構を側面から見た状態
を示すシリンダの部分縦断側面図、 第５図は排気タイミング調整機構を正面から見た状態を
示す説明図である。 １……シリンダ、2a……排気口、３……排気通路、11…
…排気タイミング調整バルブ、11b……バルブ曲面、11c
……凹状切欠き部、11d……逃げ切欠き部。
構の実施例を示すもので、それらのうち、 第１図は、排気タイミング調整機構を正面から見た状態
を示すシリンダの縦断正面図、 第２図は、排気タイミング調整機構を構成する排気タイ
ミング調整バルブの斜視図、 第３図は、第１図のIII−III断面図、 また、第４図および第５図は他の実施例を示すもので、
それらのうち、 第４図は、排気タイミング調整機構を側面から見た状態
を示すシリンダの部分縦断側面図、 第５図は排気タイミング調整機構を正面から見た状態を
示す説明図である。 １……シリンダ、2a……排気口、３……排気通路、11…
…排気タイミング調整バルブ、11b……バルブ曲面、11c
……凹状切欠き部、11d……逃げ切欠き部。
Claims (1)
- 【請求項１】二行程内燃機関のシリンダの排気口の排気
通路に通ずる裏側上方部に鼓形をした排気タイミング調
整バルプを回動可能に設置し、該排気タイミング調整バ
ルブを内燃機関の回転速度に応じて回動させることによ
りその中央下部に前記排気口の上縁に沿う円弧凹状切欠
きよりなるバルブ曲面の前面部を昇降させ、その前面部
で前記排気口の上部を開閉して排気タイミングを調整す
るようにした排気タイミング調整装置において、前記円
弧凹状切欠きよりなる前記バルブ曲面の前面側の左右両
側部分に前記排気口の上縁両側部を閉塞しないよう逃げ
切欠き部が設けられていることを特徴とする二行程内燃
機関の排気タイミング調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20463686A JPH0819849B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 二行程内燃機関の排気タイミング調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20463686A JPH0819849B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 二行程内燃機関の排気タイミング調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6357815A JPS6357815A (ja) | 1988-03-12 |
| JPH0819849B2 true JPH0819849B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=16493756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20463686A Expired - Fee Related JPH0819849B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 二行程内燃機関の排気タイミング調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819849B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3714137B1 (en) | 2017-11-24 | 2021-12-29 | BRP-Rotax GmbH & Co. KG | Exhaust valve assembly for a two-stroke internal combustion engine |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP20463686A patent/JPH0819849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6357815A (ja) | 1988-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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