JPH08198279A - 母乳等用保存袋 - Google Patents

母乳等用保存袋

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JPH08198279A
JPH08198279A JP2085495A JP2085495A JPH08198279A JP H08198279 A JPH08198279 A JP H08198279A JP 2085495 A JP2085495 A JP 2085495A JP 2085495 A JP2085495 A JP 2085495A JP H08198279 A JPH08198279 A JP H08198279A
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JP
Japan
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fastener
bag
breast milk
bag body
fitting
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JP2085495A
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Inventor
Yoichi Nakajima
洋一 中島
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NAKAJIMA PORIECHIREN KOGYO KK
Original Assignee
NAKAJIMA PORIECHIREN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気密化に係る取扱いや作業を簡素化し、母乳
等の液体の漏洩を防止して気密性を確保できる母乳等の
保存袋を提供する。 【構成】 下端部2および左右両側部3・4の三方がヒ
ートベタシールされたプラスチック複合フィルム製の袋
体1を備え、この袋体1の開口する上部の内面には気密
保持用チャック5を溶着する。そして、袋体1の上部の
内面には、気密保持用チャック5よりも袋体1の下端部
側に位置する嵌合強度維持用チャック10を溶着し、上
部における左右両側部3・4のヒートベタシールには、
気密保持用チャック5および嵌合強度維持用チャック1
0の側部・側端を囲む漏洩防止シール部13をそれぞれ
ほぼコ字形にヒートシールで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、母乳、生鮮食品、レト
ルト食品、液体食品、又は冷凍食品等を保存する母乳等
用保存袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の母乳等用保存袋は、図6に示すご
とく、長方形の袋体1を備え、この袋体1の開口する上
部には、ヘッダ16および両面接着テープ17を並べて
それぞれ配設している。
【0003】袋体1は、図6や図7に示す単一のプラス
チック複合フィルムから形成され、この単一のプラスチ
ック複合フィルムが二つに折り畳まれてその上端部、下
端部2、および左右両側部3・4の四方がそれぞれヒー
トベタシール (プレスベタシール) される。この袋体1
は、その上下部の左右両側部3・4に開封用の切り欠き
15・15aがそれぞれ切り欠かれ、内面にはガンマ減
菌処理が施されており、食品の変敗防止、品質保持、お
よび微生物やごみの付着防止等を図れるようになってい
る。
【0004】また、ヘッダ16は、図6に示す長方形の
プラスチック補強板からなり、袋体1の開口する上部外
面に水平に溶着されており、開口時の袋体1の安定保持
化に資するよう作用する。さらに、両面接着テープ17
は、袋体1の開口する上部外面に水平に接着され、ヘッ
ダ16の下方に平行に位置している。
【0005】したがって、母乳の充填時には袋体1の上
部の切り欠き15を使用して袋体1の上部を横に破り取
り、ヘッダ16を使用して袋体1の開口上部を図7のよ
うに膨らませ、母乳を袋体1内に充填する。こうして、
母乳を充填したら、ヘッダ16を芯にして袋体1の上部
を折り込んで巻き込み、この袋体1の上部を両面接着テ
ープ17に接着して気密状態を保ち冷凍すれば良い。そ
して、授乳する場合には、袋体1を冷凍庫等から出して
解凍し、袋体1の下部の切り欠き15aを使用して袋体
1の下部を横に破り取り、母乳を哺乳びんに移して授乳
すれば良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の母乳等用保存袋
は、以上のように構成され、巻き込んだ袋体1の上部を
両面接着テープ17に接着して気密状態を維持するよう
にしているので、袋体1の上部を慎重かつ丁寧に巻き込
まなければならず、取扱いや作業の煩雑化を招くという
問題があった。また、袋体1の気密性を維持することは
なかなか困難であり、母乳等の液体食品が保存袋の内部
から外部に漏洩し、気密性を確保できないことが少なく
なかった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、気密化に係る取扱いや作業を簡素化し、しかも、母
乳等の液体の漏洩を防止して気密性を確保できる母乳等
用保存袋を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を達成するため、周囲が密封されたプラスチックフ
ィルム製の袋体の開口部に、気密ファスナと、この気密
ファスナの内側に位置する嵌合ファスナとを並設するよ
うにしている。なお、上記袋体の開口部における両側部
に、上記気密ファスナおよび嵌合ファスナの側部を囲繞
するほぼコ字形の漏洩防止シール部をそれぞれ形成する
ことが望ましい。また、上記袋体の開口部における両側
部に、シール回避部をそれぞれ形成し、上記気密ファス
ナおよび嵌合ファスナの側端を該袋体の側端まで伸長す
ることが好ましい。さらに、上記嵌合ファスナは、一の
プラスチックフィルム内面に設けられた断面ほぼ銛形の
雄型テープと、他のプラスチックフィルム内面に設けら
れた断面ほぼC字形の雌型テープとを備え、上記雄型テ
ープの鉤部の内側方向を伸長して不等形とすることが望
ましい。
【0009】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、母乳等を保
存したい場合には、袋体の気密ファスナにおける雄型フ
ァスナと雌型ファスナ、および嵌合ファスナにおける雄
型ファスナと雌型ファスナとをそれぞれ嵌合するだけ
で、保存袋を密封して母乳等を保存することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、母乳が袋体の内部
から開口部を経由して外部に漏洩しようとしても、コ字
形・C字形・U字形等の漏洩防止シール部が気密ファス
ナおよび嵌合ファスナの側部を他の部分から区画・遮断
しているので、母乳等が漏洩防止シール部で停止する。
また、請求項3記載の発明によれば、袋体の開口部の両
側部において歪みを発生させるシールが省略され、各シ
ール回避部の端辺に気密ファスナおよび嵌合ファスナの
両側端がそれぞれ同位しているので、母乳等が保存袋の
内部から気密ファスナおよび嵌合ファスナの側端を経由
して外部に漏洩することがない。また、漏洩防止シール
部が省略されているので、袋体の開口幅が狭くなるのを
防止でき、母乳等の注ぎ込みなどが容易となる。さら
に、請求項4記載の発明によれば、嵌合ファスナの断面
ほぼC字形・U字形等を呈した雌型ファスナ内に、断面
ほぼ銛形・傘形の雄型ファスナが挿入され、雌型ファス
ナの自由端に雄型ファスナの鉤部が掛止されるととも
に、雌型ファスナの自由端に雄型ファスナの伸長された
鉤部が掛止され、雌型ファスナと雄型ファスナが変形し
た状態で強固に嵌合する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本実施例における母乳等用保存袋は、図1に示
すごとく、三方シールタイプの長方形の袋体1を備え、
この袋体1の上部の内面には気密ファスナ5および嵌合
ファスナ10を並べて溶着し、しかも、袋体1の上部の
左右両側部3・4には漏洩防止シール部13をそれぞれ
形成している。
【0011】袋体1は、図1や図2に示すプラスチック
複合フィルム (例えば、耐油性や耐ボイル性等に優れる
ポリエチレンとナイロン) から構成され、この平たいプ
ラスチック複合フィルムが二つに折り畳まれてその下端
部2、および左右両側部3・4の三方がそれぞれ電熱式
熱板、こて、又はローラ等でヒートベタシール (プレス
ベタシール) されている。袋体1の内面は、それぞれガ
ンマ減菌処理され、食品の変敗防止、品質保持、および
微生物やごみの付着防止等を図れるようになっている。
【0012】また、気密ファスナ5は、図2に示すよう
に、相互に対向する一対のテープ6・7を備え、一のテ
ープ6の対向面には屈曲可能な雄型ファスナ8がテープ
状に一体成形されるとともに、他のテープ7の対向面に
は屈曲可能な雌型ファスナ9がテープ状に一体成形され
ており、袋体1の左右両側部3・4におけるヒートベタ
シールの間に位置している。一対のテープ6・7は、そ
の一のテープ6が一のプラスチック複合フィルム1aの
上部に溶着されるとともに、他のテープ7が他のプラス
チック複合フィルム1bの上部に溶着され、開口時の袋
体1の安定保持化に資するよう作用する。また、雄型フ
ァスナ8は、一のテープ6から図2の左方向に突出する
基幹片8aを備え、この基幹片8aの先端部には膨出鉤
部8bが成形されており、断面ほぼ茸形を呈している。
さらに、雌型ファスナ9は、断面ほぼC字形に湾曲成形
され、その両自由端がそれぞれ内側方向に屈曲して鉤爪
9aを形成している。
【0013】また、嵌合ファスナ10は、図2に示すご
とく、一のテープ6の対向面に屈曲可能に一体成形され
たテープ状の雌型ファスナ11と、他のテープ7の対向
面に屈曲可能に一体成形されたテープ状の雄型ファスナ
12とを備え、袋体1の左右両側部3・4におけるヒー
トベタシールの間に位置するとともに、気密ファスナ5
よりも袋体1の下端部側 (図1の下側) に隣接位置して
いる。雌型ファスナ11は、断面ほぼC字形に湾曲成形
され、その両自由端がそれぞれ内側方向に屈曲して鉤爪
11aを形成している。また、雄型ファスナ12は、他
のテープ7から図2の右方向に突出する基幹片12aを
備え、この基幹片12aの先端部の上下から鉤部12b
と伸長鉤部12cがそれぞれ傾斜して突出成形されると
ともに、この伸長鉤部12cが鉤部12bよりも下端部
側 (図2の下側) 方向に長く伸長成形されており、不等
形な断面銛形又は断面矢印形を呈している。
【0014】さらに、漏洩防止シール部13は、図1に
示すように、袋体1の上部における左右両側部3・4の
ヒートベタシール上に、それぞれヒートシールによりほ
ぼコ字形に形成されている。この各漏洩防止シール部1
3は、気密ファスナ5および嵌合ファスナ10の側部を
他の部分から囲繞・挟装し、図示しない母乳が袋体1の
内部から各ファスナ5・10の側端を経由して外部に漏
洩するのを防止する機能を有している。なお、ヒートシ
ールには、溶断シール、フレームシール、又はスリット
シール等様々な技法があるが、いずれの技法を採用して
も良い。
【0015】したがって、母乳を充填する場合には、気
密ファスナ5および嵌合ファスナ10の雌型ファスナ9
・11と雄型ファスナ8・12との咬合をそれぞれ解除
し、一対のテープ6・7を使用して袋体1の開口上部を
膨らませ、母乳を袋体1内に充填すれば良い。また、保
存袋に密封された母乳を使用する場合には、気密ファス
ナ5および嵌合ファスナ10の雌型ファスナ9・11と
雄型ファスナ8・12との咬合をそれぞれ解除し、開封
した保存袋から図示しない哺乳びんに母乳の全部又は一
部を注ぎ込んで使用すれば良い。
【0016】また、母乳を保存したい場合には、気密フ
ァスナ5および嵌合ファスナ10の雌型ファスナ9・1
1と雄型ファスナ8・12とをそれぞれ相互に咬合させ
て保存袋を密封すれば良い。すると図3に示すごとく、
気密ファスナ5の雌型ファスナ内9に雄型ファスナ8の
膨出鉤部8bが嵌入されるとともに、膨出鉤部8bの上
下縁に雌型ファスナ9の一対の鉤爪9aがそれぞれ係止
され、雌型ファスナ8と雄型ファスナ9とが変形した状
態で相互に咬合する。また、これとほぼ同様に、嵌合フ
ァスナ10の雌型ファスナ11内に雄型ファスナ12の
基幹片12aが挿入され、雌型ファスナ11の鉤爪11
aに雄型ファスナ12の鉤部12bが係止されるととも
に、鉤爪11aに雄型ファスナ12の伸長鉤部12cが
係止され、雌型ファスナ11と雄型ファスナ12とが相
互に変形した状態で強固に咬合する。このように、気密
ファスナ5および嵌合ファスナ10の雌型ファスナ9・
11と雄型ファスナ8・12とをそれぞれ咬合させ、冷
凍庫等に保存袋を収容すれば、母乳を保存することが可
能となる。
【0017】この保存袋の収容の際、好ましくない保存
袋の収容姿勢等により、母乳が袋体1の内部から各ファ
スナ5・10の側端を経由して外部に漏洩しようとする
ことがあるが、各漏洩防止シール部13が気密ファスナ
5および嵌合ファスナ10の側部・側端を他の部分から
遮断・隔絶しているので、母乳が各漏洩防止シール部1
3で必ず停止することとなる。したがって、母乳の外部
への漏洩を確実に防止することができる。なお、母乳が
袋体1の内部から各ファスナ5・10の中央部を経由し
て外部に漏洩するということは、通常あり得ないので、
漏洩防止シール部13で手当てする必要はない。
【0018】上記構成によれば、気密ファスナ5および
嵌合ファスナ10の雌型ファスナ9・11と雄型ファス
ナ8・12とを咬合するだけで、気密性を確保すること
ができるので、袋体1の上部を慎重かつ丁寧に巻き込む
必要が全くなく、取扱いや作業の著しい簡素化を図るこ
とができる。また、気密ファスナ5の他に嵌合ファスナ
10が併設され、しかも、この嵌合ファスナ10の伸長
鉤部12cが鉤部12bよりも下端側方向に、換言すれ
ば、袋体1の内側方向に長く伸長成形されているので、
雌型ファスナ11と雄型ファスナ12が強固に咬合する
こととなる。したがって、保存袋の嵌合強度の増大・維
持が期待でき、これを通じて気密性を確保することがで
きる。また、漏洩防止シール部13が気密ファスナ5お
よび嵌合ファスナ10の側部・側端を袋体1の内部から
囲繞・区画しているので、歪みの有無にかかわらず、気
密ファスナ5および嵌合ファスナ10の側部・側端に液
圧の作用することが全くない。したがって、母乳の外部
への漏洩を確実に防止でき、これを通じて気密性を確保
することが可能となる。さらに、一対のテープ6・7が
開口時の袋体1の安定保持化に資するので、母乳の注ぎ
込みが大幅に容易化する。さらにまた、食品の変敗防止
や品質保持の観点から推奨することはできないものの、
従来例とは異なり母乳等用保存袋を複数回繰り返して使
用することができるのは明らかである。
【0019】なお、上記実施例ではほぼコ字形の漏洩防
止シール部13について説明したが、ほぼ同様の作用効
果が期待し得るものであれば、漏洩防止シール部13の
大きさ、長さ、又は形状を適宜変更するようにしても良
い。例えば、図4に示すごとく各漏洩防止シール部13
の上下の外辺13aをそれぞれ傾斜させたり、各漏洩防
止シール部13をほぼ横凹字形、C字形、U字形、又は
これらを適宜組み合わせた形等としても良いのはいうま
でもない。
【0020】次に、本発明の第3の実施例を図面を参照
して説明する。本実施例における母乳等用保存袋は、図
5に示すごとく、三方シールタイプの長方形の袋体1を
備え、この袋体1の上部の内面には気密ファスナ5およ
び嵌合ファスナ10を並べて溶着し、しかも、袋体1の
上部の左右両側部3・4にはシール回避部14をそれぞ
れ形成するようにしている。
【0021】シール回避部14は、図5に示すように、
袋体1の上部における左右両側部3・4に高周波の焼き
切り接着によりそれぞれ形成され、気密ファスナ5およ
び嵌合ファスナ10の両側にそれぞれ位置している。そ
して、この各シール回避部14の端辺に、気密ファスナ
5および嵌合ファスナ10の両側端がそれぞれ伸長して
延設されている。なお、袋体1の左右両側部3・4にお
けるヒートベタシールの端部と、気密ファスナ5および
嵌合ファスナ10とは、母乳等の液体の漏洩を防止する
観点から、可能な限り接近して位置している。その他の
部分については、上記第1の実施例と同様であるので省
略する。
【0022】本実施例においても上記実施例と同様の諸
効果が期待でき、しかも、気密ファスナ5および嵌合フ
ァスナ10の両側にシール回避部14がそれぞれ形成さ
れて歪みを発生させるヒートベタシールが省略され、各
シール回避部14の側端辺に気密ファスナ5および嵌合
ファスナ10の両側端がそれぞれ同位しているので、母
乳が保存袋の内部から気密ファスナ5および嵌合ファス
ナ10の側端を経由して外部に漏洩することが全くな
い。したがって、気密性を確保することが可能となる。
さらに、袋体1の上部における左右両側部3・4のヒー
トベタシールに漏洩防止シール部13をそれぞれ形成す
ると、袋体1の上部の開口幅が狭くなるが、本実施例に
よれば、漏洩防止シール部13が省略されているので、
開口幅の維持が極めて容易に期待でき、母乳の注ぎ込み
などが容易化する。
【0023】なお、上記実施例では主に母乳について説
明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例
えば生鮮食品、加工食品、レトルト食品、液体食品、調
味料、冷凍食品、嗜好品、水、又は他種類の物品等でも
良い。また、他種類のプラスチック複合フィルム (例え
ば、PT/PE、OPP/PE、OPP/CPP、PE
T/PE、PET/CPP、KOP/CPP、KOP/
PE、KPET/PE、KPET/CPP、KNY/P
E、KNY/CPP、OPP/EVOH/PE、PET
/Al/CPP、NY/Al/CPP等) やプラスチッ
ク単体フィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル、ナイロン、ポリエステル、アイオノマ
ー等) を適宜使用するようにしても良いのはいうまでも
ない。また、袋体1の配置方向、大きさ、形状、又は形
態等を適宜変更しても良い。例えば、四方シールタイプ
の袋体1でも良く、或いは、自立体式の袋体1でも良い
のはいうまでもない。また、袋体1の上部の左右両側部
3・4に開封用の切り欠き15や切り欠き (点) 線をそ
れぞれ形成しても良い。また、ほぼ同様の作用効果が期
待し得るものであれば、気密ファスナ5の形状を適宜変
更するようにしても良いのはいうまでもない。例えば、
気密ファスナ5を断面ほぼ銛形とし、上端側の鉤部を下
端側の鉤部よりも長く伸長するようにしても良い。ま
た、ほぼ同様の作用効果が期待し得るものであれば、嵌
合ファスナ10の雌型ファスナ11と雄型ファスナ12
の形状や構造を適宜変更するようにしても良いのはいう
までもない。例えば、雌型ファスナ11を断面ほぼU字
形としたり、雄型ファスナ12を断面ほぼ傘形等として
も良い。さらに、気密ファスナ5と嵌合ファスナ10と
は必ずしも平行でなくても良いのはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、気密化に
係る取扱いや作業を簡素化することができるとともに、
保存袋の嵌合強度の増大・維持が期待でき、これを通じ
て気密性を確保することができるという格別の効果があ
る。また、請求項2記載の発明によれば、漏洩防止シー
ル部が気密ファスナおよび嵌合ファスナの側部を他の部
分から区画するので、気密ファスナおよび嵌合ファスナ
の側部に液圧の作用することがない。したがって、母乳
等の外部への漏洩を防止して気密性を確保することが可
能になる。また、請求項3記載の発明によれば、漏洩防
止シール部を省略することができるので、上述した効果
とともに、袋体の開口幅が狭くなるのを防止することで
きるという顕著な効果がある。さらに、請求項4記載の
発明によれば、保存袋の嵌合強度の増大・維持が期待で
きるので、これを通じて気密性の確保が期待できるとい
う格別の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る母乳等用保存袋の一実施例を示す
正面図である。
【図2】本発明に係る母乳等用保存袋の一実施例を示す
要部断面拡大図である。
【図3】本発明に係る母乳等用保存袋の咬合状態を示す
要部断面拡大図である。
【図4】本発明に係る母乳等用保存袋の第2の実施例を
示す正面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す正面図である。
【図6】従来の母乳等用保存袋を示す正面図である。
【図7】従来の母乳等用保存袋の使用状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…袋体 1a…一のプラスチック複合フィルム 1b…他のプラスチック複合フィルム 2…下端部 3・4…左右両側部 5…気密ファスナ 6・7…一対のテープ 10…嵌合ファスナ 11…雌型ファスナ 12…雄型ファスナ 12a…基幹片 12b…鉤部 12c…伸長鉤部 (内側方向の鉤部) 13…漏洩防止シール部 14…シール回避部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲が密封されたプラスチックフィルム
    製の袋体の開口部に、気密ファスナと、この気密ファス
    ナの内側に位置する嵌合ファスナとを並設したことを特
    徴とする母乳等用保存袋。
  2. 【請求項2】 上記袋体の開口部における両側部に、上
    記気密ファスナおよび嵌合ファスナの側部を囲繞するほ
    ぼコ字形の漏洩防止シール部をそれぞれ形成したことを
    特徴とする請求項1記載の母乳等用保存袋。
  3. 【請求項3】 上記袋体の開口部における両側部に、シ
    ール回避部をそれぞれ形成し、上記気密ファスナおよび
    嵌合ファスナの側端を該袋体の側端まで伸長したことを
    特徴とする請求項1記載の母乳等用保存袋。
  4. 【請求項4】 上記嵌合ファスナは、一のプラスチック
    フィルム内面に設けられた断面ほぼ銛形の雄型テープ
    と、他のプラスチックフィルム内面に設けられた断面ほ
    ぼC字形の雌型テープとを備え、上記雄型テープの鉤部
    の内側方向を伸長して不等形としたことを特徴とする請
    求項1ないし3記載の母乳等用保存袋。
JP2085495A 1995-01-17 1995-01-17 母乳等用保存袋 Pending JPH08198279A (ja)

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