JPH08197403A - 光部品の研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

光部品の研磨装置及び研磨方法

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JPH08197403A
JPH08197403A JP668495A JP668495A JPH08197403A JP H08197403 A JPH08197403 A JP H08197403A JP 668495 A JP668495 A JP 668495A JP 668495 A JP668495 A JP 668495A JP H08197403 A JPH08197403 A JP H08197403A
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JP
Japan
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polishing
optical component
face
optical part
grindstone
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Pending
Application number
JP668495A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nakamura
健一 中村
Nobuyuki Shibata
信之 芝田
Takashi Jo
傑 徐
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光部品の端面を平滑面に仕上げることが容易
な光部品の研磨装置と研磨方法を提供する。 【構成】 光部品10の端面10aを研磨処理する研磨砥石
2bを有した研磨機2、光部品の端面を研磨機に対して
離接自在に保持する保持部材3、保持部材を移動させ、
保持した光部品を研磨機に対して離接させる駆動手段4
及び光部品を研磨砥石に押圧する押圧力を調節する調節
手段5を備えた光部品の研磨装置1及び研磨方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光部品の研磨装置及び
研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光部品、例えば、光コネクタは、フェル
ールに形成したファイバ孔に光ファイバを挿通して接着
剤で接着後、フェルールの端面を研磨して製造される。
このフェルールの端面研磨においては、光コネクタ相互
の突合せ接続における接続損失を小さく抑えるために、
非常に粒度の小さい研磨砥石や研磨砥粒で研磨する必要
があった。
【0003】しかし、非常に粒度の小さい研磨砥石等を
用いた場合、フェルールは研磨面が僅かしか研削され
ず、平滑に仕上げるには効率が悪かった。このため、従
来は、研磨機を複数使用して研磨工程を複数の工程に分
け、各研磨工程毎に研磨砥石の粒度やフェルールの研磨
面を研磨砥石に押圧する押圧力等の研磨条件を変更して
いた。これにより、光部品の端面研磨においては、粒度
の粗い工程から細かな工程へと移行するように設定し、
端面を平滑に仕上げていた。
【0004】一方、単一の研磨機で荒研磨から仕上研磨
までを行う場合には、研磨砥石を粒度の粗いものから細
かなものに順次交換して研磨処理を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の研磨
機を使用して研磨処理を行う場合、全ての研磨機におい
て光部品の端面が研磨砥石に対して一定の角度、例え
ば、平行に保持されている必要がある。即ち、端面の研
磨砥石に対する保持角度がずれると、研磨砥石と光部品
の端面との間に隙間が生ずる結果、光部品に研磨されな
い部分が発生し、端面の平滑仕上が阻害されてしまう。
【0006】このため、現在は、荒研磨,中間研磨ある
いは仕上研磨等の各工程において、研磨砥石と光部品の
端面との間が可能な限り一定の角度に保持され、研磨砥
石と光部品の端面との間に生ずる隙間が1μm程度とな
るように調整している。しかし、この調整作業が煩雑
で、光部品の端面を平滑面に仕上げることが難しいとい
う問題があった。
【0007】一方、単一の研磨機で荒研磨から仕上研磨
までを行う場合、研磨砥石を交換するときに光部品を外
したり砥石を外したりする。このため、前記と同様の理
由から、研磨砥石と光部品の端面との間に生ずる隙間が
1μm以内となるように、研磨砥石と光部品の端面とを
高い再現性をもって一定の角度、例えば、平行に保持す
ることは技術的に非常に難しく、端面の平滑仕上が困難
であった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、光部品の端面を平滑面に仕上げることが容易な光部
品の研磨装置と研磨方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の光部品の研磨装置によれば、光部品の端面を研
磨処理する研磨砥石を有した研磨機、前記光部品の端面
を前記研磨機に対して離接自在に保持する保持部材、前
記保持部材を移動させ、保持した前記光部品を前記研磨
機に対して離接させる駆動手段及び前記光部品を前記研
磨砥石に押圧する押圧力を調節する調節手段を備えた構
成としたものである。
【0010】また、上記目的を達成するため本発明の光
部品の研磨方法によれば、光部品の端面を研磨手段に対
して離接自在に保持すると共に、研磨条件を変更しなが
ら研磨処理する構成としたものである。好ましくは、研
磨条件を光部品の端面を研磨手段に押圧する押圧力とす
る。
【0011】
【作用】光部品は端面を研磨砥石に対して一定の角度、
例えば、平行に保って保持部材で保持される。保持部材
は、駆動手段で研磨機に対して離接される。光部品を研
磨砥石に押圧する押圧力は、調節手段で調節される。こ
のとき、光部品の端面を研磨する研磨条件を、端面を研
磨手段に押圧する押圧力とすると、種々の構成を使用す
ることが可能となり、研磨条件の制御及び変更が容易と
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて詳細に説明する。光部品の研磨装置(以下、「研
磨装置」という)1は、図1に示すように研磨機2、保
持部材3、スライドシリンダ4及び調節手段5を備えて
いる。研磨機2は、駆動モータ2a及び研磨砥石2bを
有し、研磨砥石2bは駆動モータ2aの回転軸2cの先
端に取り付けられている。
【0013】保持部材3は、スライダ3a、支持台3
b、クランプ3c及びスライドガイド3dを有してい
る。スライダ3aは、スライドガイド3dに沿って図中
左右方向へスライドする部材で、スライドシリンダ4に
よって図中矢印で示した左方向にスライドされる。支持
台3bは、スライダ3aに設置され、上部にクランプ3
cが設けられている。クランプ3cは、光コネクタ等の
光部品10を端面10aが研磨砥石2bの面に対して一定の
角度、例えば、平行となるように着脱自在に保持する。
【0014】スライドシリンダ4は、研磨機2と保持部
材3との間に配置され、作動させると繰り出され、停止
すると繰り出しが解除されてフリーの状態となるロッド
4aを有している。このため、スライドシリンダ4は、
作動を停止すると錘7,8の荷重によって右方へスライ
ドするスライダ3aによってロッド4aが後退し、スラ
イダ3aに対しては何ら応力を作用させない。従って、
光部品10は、スライドシリンダ4の停止時には、端面10
aが後述する調節手段5の錘7,8の荷重に基づく押圧
力で研磨砥石2bに押圧され、作動時には、図示のよう
にスライダ3aが図中左方へ移動され、端面10aの研磨
砥石2bへの押圧が解除される。
【0015】調節手段5は、リフトシリンダ6、錘7,
8及び滑車9を有しており、錘7,8の間はワイヤW1
で、錘7とスライダ3aとの間はワイヤW2で、それぞ
れ連結されている。リフトシリンダ6は、錘7,8の直
下に配置されている。滑車9は、ワイヤW2を案内して
錘7,8の荷重をスライダ3aへと作用させる。ここ
で、ワイヤW1は、リフトシリンダ6のストロークより
も長いものを使用する。
【0016】研磨装置1は、以上のように構成され、以
下のように使用される。先ず、スライドシリンダ4を作
動させて、図1に示すようにスライダ3aをスライドガ
イド3dに沿って左方へ押し出す。次に、端面10aを研
磨砥石2bと対向させて光部品10を保持部材3のクラン
プ3cで保持する。
【0017】次いで、スライドシリンダ4を停止する。
すると、スライダ3aが、錘7,8の荷重によりスライ
ドガイド3dに沿って図中右方へスライドし、クランプ
3cに保持された光部品10の端面10aが研磨砥石2bに
押圧される。この状態で研磨機2の駆動モータ2aを起
動し、研磨砥石2bを回転させる。これにより、光部品
10は、端面10aが研磨砥石2bで研磨される。このと
き、端面10aは、錘7,8の荷重に基づく押圧力で研磨
砥石2bに押圧されて荒研磨される。
【0018】そして、荒研磨が終了したら、研磨砥石2
bを回転させた状態でリフトシリンダ6を作動する。す
ると、図2に示すように錘8がリフトシリンダ6によっ
て持ち上げられ、スライダ3aには錘7による荷重のみ
が作用することになる。従って、光部品10は、端面10a
が錘7のみの荷重に基づく小さな押圧力で研磨砥石2b
に押圧され、研磨条件が荒研磨から仕上研磨に切り替え
られる。
【0019】このように、研磨装置1においては、一旦
光部品10をクランプ3cで保持したら、そのままの状態
で押圧力(研磨条件)が調節されて端面10aの荒研磨と
仕上研磨の2段階の研磨処理が行われる。従って、研磨
装置1においては、光部品10の端面10aを研磨砥石2b
と一定の角度、例えば、平行に保って押圧力を変更で
き、端面10aを平滑に仕上げることが容易である。
【0020】ここにおいて、押圧力を調節する調節手段
は、図3に示すモータ20を使用してもよい。尚、以下の
説明及び図3においては、研磨装置1と同一の構成部材
に同一の符号を用いることにより、詳細な説明を省略す
る。即ち、モータ20は、回転軸20aにリール21を取り付
け、一端を保持部材3のスライダ3aに連結したワイヤ
Wの他端を巻回する。そして、モータ20の回転トルクを
適宜制御して、光部品10の端面10aを研磨砥石2bに押
圧する押圧力を調節する。これにより、光部品10の端面
10aは、荒研磨から仕上研磨までの多段階の工程に分け
た研磨処理を容易に行うことが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光部品の研磨装置と研磨方法によれば、光部品の端面を
研磨砥石と一定の角度に保って押圧力を変更できるの
で、研磨むらを生ずることなく端面を平滑に仕上げるこ
とができる。しかも、1台の研磨機のみで荒研磨から仕
上研磨までの処理を行えるので、複数の研磨機を使用す
る場合に比べて装置の小型化とコストダウンを図ること
も可能である等の優れた効果を奏する。
【0022】このとき、光部品の端面を研磨する研磨条
件を、端面を研磨手段に押圧する押圧力とすると、種々
の構成を使用することが可能となり、研磨条件を容易に
制御できると共に、変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光部品の研磨方法を適用した研磨装置
の概略構成図である。
【図2】図1の研磨装置において、調節手段による押圧
力の調節を説明する概略構成図である。
【図3】他の調節手段を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 研磨装置 2 研磨機 3 保持部材 4 スライドシリンダ(駆動手段) 5 調節手段 6 リフトシリンダ 7,8 錘 9 滑車 10 光部品 20 モータ(調節手段) 20a 回転軸 21 リール W1,W2,W ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光部品の端面を研磨処理する研磨砥石を
    有した研磨機、前記光部品の端面を前記研磨機に対して
    離接自在に保持する保持部材、前記保持部材を移動さ
    せ、保持した前記光部品を前記研磨機に対して離接させ
    る駆動手段及び前記光部品を前記研磨砥石に押圧する押
    圧力を調節する調節手段を備えたことを特徴とする光部
    品の研磨装置。
  2. 【請求項2】 光部品の端面を研磨手段に対して離接自
    在に保持すると共に、研磨条件を変更しながら研磨処理
    することを特徴とする光部品の研磨方法。
  3. 【請求項3】 前記研磨条件が、前記光部品の端面を研
    磨手段に押圧する押圧力である、請求項2の光部品の研
    磨方法。
JP668495A 1995-01-19 1995-01-19 光部品の研磨装置及び研磨方法 Pending JPH08197403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2351031A (en) * 1999-02-19 2000-12-20 Protodel Internat Ltd Polishing and aligning optical fibres
CN102267085A (zh) * 2011-07-21 2011-12-07 浙江大学 适用于研磨易碎工件的装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2351031A (en) * 1999-02-19 2000-12-20 Protodel Internat Ltd Polishing and aligning optical fibres
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