JPH08197137A - ストリップ巻取時の振動防止方法 - Google Patents

ストリップ巻取時の振動防止方法

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JPH08197137A
JPH08197137A JP1241895A JP1241895A JPH08197137A JP H08197137 A JPH08197137 A JP H08197137A JP 1241895 A JP1241895 A JP 1241895A JP 1241895 A JP1241895 A JP 1241895A JP H08197137 A JPH08197137 A JP H08197137A
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JP
Japan
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strip
string
reel
take
vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1241895A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Itagaki
文雄 板垣
Kazuo Shimazaki
一穂 島崎
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH08197137A publication Critical patent/JPH08197137A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取リールとピンチロールとの間でストリッ
プを回転ローラで押さえつけることにより、ストリップ
の弦振動を抑制して表面疵の発生を防止する。 【構成】 ストリップ1を巻き取る際に、ストリップの
巻取リール2とピンチロール3との間のストリップの弦
振動に起因してストリップ1の表面に疵が発生するのを
防止する方法であって、前記巻取リール2とピンチロー
ル3との中間を、回転ローラ6で押さえ付けて前記スト
リップ1の弦振動を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ストリップの表面疵
の発生の原因となる、ストリップを巻き取る際にストリ
ップの巻取リールとピンチロールとの間で発生するスト
リップの弦振動を防止する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストリップを巻取リールで巻き取るとき
には、図2に示すように、巻取リール21のストリップ
22入側にピンチロール23を配置し、ピンチロール2
3でストリップ22を拘束した状態で巻き取る。
【0003】したがって、ピンチロール23と巻取リー
ル21間のストリップ22には、張力が作用している状
態になっているが、このような状態になっているストリ
ップ22に、巻取リール21の回転にともなう振動が加
振されると、ピンチロール23と巻取リール21間のス
トリップ22は、ピンチロール23と巻取リール21の
それぞれの位置を節とし、ピンチロール23と巻取リー
ル21間の距離Lを弦の長さとする弦振動をするように
なる。
【0004】この弦振動の振動数νn は、ストリップ2
2にかかる張力をT、ストリップ22の単位長さ当りの
質量をρとすると、(1)式で表され、弦に固有の振動
数(固有振動数)となる。
【0005】 νn =(n/2L)×(T/ρ)1/2 …………(1) ただし、n=1,2,3,………… そして、加振される振動の周波数が固有振動数νn に近
づくと、弦振動の振幅が大きくなり、ストリップ22は
激しく振動(共振)する。このため、ストリップ22の
弦の節の一つとなっている巻取リール21においては、
巻取リール21にすでに巻き取られているストリップ2
2の表面と、これから巻き取られるストリップ22の表
面とが激しく衝突し、ストリップ22の表面に疵が発生
するという問題がある。
【0006】従来、上述のような問題に対処するため
に、巻き取りに起因して発生する振動の振動数が大きく
なり、ストリップ22の共振が発生するのを防止する目
的で、巻取リール21の巻き取り速度を低速に抑えると
いう方法が採用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方法で、ストリップの表面に疵が発生するのを
防止する方法では、ストリップを巻き取るのに時間がか
かり、操業能率が低下するという問題点があった。
【0008】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、ストリップの
弦振動を抑制してストリップの表面に疵が発生するのを
防止する方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るストリッ
プ巻取時の振動防止方法は、巻取リールとピンチロール
との中間においてストリップを回転ローラで押さえつけ
ることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】弦振動しているストリップの弦長の中間を回転
ローラで押さえると、弦振動しているストリップの弦長
が短くなるので、ストリップの固有振動数は、今までの
弦振動数よりも大きくなる。
【0011】したがって、ストリップの弦に加振される
振動の振動数が対応して大きくならないかぎり、この弦
が共振することはない。
【0012】すなわち、弦振動しているストリップの弦
長の中間を回転ローラで押さえることにより、ストリッ
プは共振しないので、ストリップが大きく振れ動くこと
はなく、したがって、ストリップ表面に疵が発生するこ
ともない。
【0013】
【実施例】この発明の実施例のストリップ巻取時の表面
疵発生防止方法を、図1により説明する。
【0014】このストリップ巻取時の表面疵発生防止方
法においては、ストリップ1を巻き取る際に、ストリッ
プ1の巻取リール2とピンチロール3との間のストリッ
プ1の弦振動に起因してストリップ1の表面に疵が発生
するのを防止するために、巻取リール2とピンチロール
3との中間に、回動支軸4に軸支された回動アーム5
と、この回動アーム5に回転可能に軸支されストリップ
1の表面に接触して回転する回転ローラ6と、前記回動
アーム5を常時ストリップ1に接近させるように回動さ
せる油圧または空気圧シリンダー7とからなるストリッ
プ押さえ装置を設け、ストリップ1を常に前記回転ロー
ラ6で押さえ付けて、ストリップ1の弦振動を抑制する
ようにしている。
【0015】弦振動しているストリップ1の弦長の中央
を回転ローラ6で押さえると、弦振動しているストリッ
プ1の弦長は半分となるので、弦長が半分となったスト
リップ1の固有振動数は、今までの弦振動の場合の倍と
なる。
【0016】したがって、この固有振動数が倍となった
ストリップ1の弦に加振される振動の振動数、すなわち
巻取リール2の回転にともなう振動の回転数が急激に倍
とならないかぎり、この弦が共振することはない。
【0017】すなわち、弦振動しているストリップ1の
弦長の中心を回転ローラ6で押さえることにより、スト
リップ1は共振しないので、ストリップ1が大きく振れ
動くことはなく、したがって、ストリップ1表面に疵が
発生することもない。
【0018】なお、油圧または空気圧シリンダー7に一
定圧力をかけておき、巻取リール2で巻き取ったコイル
の径が大きくなって、ストリップ1のパスラインが変わ
っても、回転ローラ6がストリップ1のパスラインの変
化に追従するようにしておくと、ストリップ1にかかる
回転ローラ6からの押圧力は一定となり、安定して操業
ができる。
【0019】
【発明の効果】この発明により、ストリップの弦振動の
弦の長さを短くすることができ、弦の固有振動数を大き
くすることができるので、ストリップが共振することが
なく、ストリップの表面に疵が発生することはない。
【0020】また、共振しない状態においても、ストリ
ップを押さえることにより、振動のエネルギを吸収する
ことができるので、同じようにストリップの表面に疵が
発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のストリップ巻取時の表面疵
発生防止方法を示す説明図である。
【図2】ストリップの一般的な巻き取り方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ストリップ 2 巻取リール 3 ピンチロール 4 回動支軸 5 回動アーム 6 回転ローラ 7 油圧または空気圧シリンダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップを巻き取る際に、ストリップ
    の巻取リールとピンチロールとの間で発生するストリッ
    プの弦振動を防止する方法であって、前記巻取リールと
    ピンチロールとの中間においてストリップを回転ローラ
    で押さえつけることを特徴とするストリップ巻取時の振
    動防止方法。
JP1241895A 1995-01-30 1995-01-30 ストリップ巻取時の振動防止方法 Withdrawn JPH08197137A (ja)

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JP1241895A JPH08197137A (ja) 1995-01-30 1995-01-30 ストリップ巻取時の振動防止方法

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JPH08197137A true JPH08197137A (ja) 1996-08-06

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JP1241895A Withdrawn JPH08197137A (ja) 1995-01-30 1995-01-30 ストリップ巻取時の振動防止方法

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JP (1) JPH08197137A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100561061B1 (ko) * 2001-06-22 2006-03-16 주식회사 포스코 박판 권취기의 박판 표면 마찰흠 방지장치
JP2016002582A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 Jfeスチール株式会社 鋼板のチャタマーク防止方法

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402