JPH08196729A - パチンコ遊技島における接地配線具及び帯電防止方法 - Google Patents

パチンコ遊技島における接地配線具及び帯電防止方法

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JPH08196729A
JPH08196729A JP754595A JP754595A JPH08196729A JP H08196729 A JPH08196729 A JP H08196729A JP 754595 A JP754595 A JP 754595A JP 754595 A JP754595 A JP 754595A JP H08196729 A JPH08196729 A JP H08196729A
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Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技島の各部に発生した静電気を接
地電位へ逃がすのに好適な接地配線具を提供する。 【構成】 多数のパチンコ機4を並べて構成された遊技
島2において、その上部には、一端が接地されたアース
線12aが、島の長手方向に沿って架設され、アース線
12aの各パチンコ機4に対応する位置からは、夫々、
先端に雌コネクタ18を有する分岐線16が伸びてい
る。そして、遊技島2は、フェライト磁石を2枚の金属
板で挟むことにより形成された接続片26と、雄コネク
タ24とを、電線22の両端に接続してなる端末コード
20を備えており、端末コード20は、雄コネクタ24
を雌コネクタ18に嵌合し、接続片26をパチンコ機4
の金属部分42に吸着させる、といった手順で使用され
る。すると、静電気は、接続片26,電線22,分岐線
16,及びアース線12を介して接地電位へ逃がされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機を複数台並
べて構成したパチンコ遊技島の各部に発生した静電気
を、接地電位へ逃がすための接地配線具、及びその接地
配線具を用いた帯電防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコホールにおいては、
パチンコ機を複数台ずつ並べたパチンコ遊技島(以下、
単に遊技島ともいう)を多数構成するようにしている。
そして、遊技島においては、その上部に設けられた補給
樋によって、各パチンコ機へ、遊技に際して入賞時に払
い出されるパチンコ玉(セーフ玉)を常時補給すると共
に、各パチンコ機から排出されたパチンコ玉(アウト
玉)を、下部に設けられた貯留タンクへ回収するように
している。
【0003】従って、このような遊技島では、パチンコ
玉が擦れ合う等して静電気が発生し、パチンコ機の内部
に設けられた電子機器等に悪影響を与えてしまう虞があ
る。そこで、従来より、一端が接地電位に接続されたア
ース線の他端を、各パチンコ機の金属部分にネジによっ
て螺着するようにしており、これによって、各パチンコ
機の静電気を接地電位へ逃がすようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、前記アース線の取り付け、及び取り外し
が非常に面倒であるため、遊技島を新規に構成する場合
や、遊技島のパチンコ機を他の機種に入れ替える場合等
に、多大な手間を要してしまうという問題があった。ま
た、遊技島の各部で静電気が発生することを事前に防止
することのできる有効な方法が望まれていた。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、パチンコ遊技島の各部に発生した静電気を接
地電位へ逃がすのに好適な接地配線具を提供することを
第1の目的とし、パチンコ遊技島にて静電気が発生する
ことを防止するのに好適な帯電防止方法を提供すること
を第2の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るためになされた請求項1に記載の本発明は、複数のパ
チンコ機を並べて構成されるパチンコ遊技島の各部に発
生した静電気を接地電位へ逃がすための接地配線具であ
って、一端が接地電位に接続される導体線と、導電性を
有すると共に、前記導体線の接地電位に接続される側と
は反対側の端部に接続された磁石と、を備え、前記磁石
を前記パチンコ遊技島における所定の金属部分に吸着さ
せること、を特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の本発明は、複数の
パチンコ機を並べて構成されるパチンコ遊技島の各部に
発生した静電気を接地電位へ逃がすための接地配線具で
あって、前記パチンコ遊技島の長手方向に沿って配設さ
れ、少なくとも一端が接地電位に接続されたアース線
と、該アース線の所定位置から夫々分岐した複数の分岐
線と、該分岐線の夫々の先端に接続された第1コネクタ
と、該第1コネクタに着脱可能な第2コネクタが一端に
接続され、他端に導電性を有する磁石が接続された導体
線と、を備え、前記導体線の第2コネクタを前記第1コ
ネクタの何れかに嵌合すると共に、該導体線の前記磁石
を前記パチンコ遊技島における所定の金属部分に吸着さ
せること、を特徴としている。
【0008】そして、請求項3に記載の本発明は、請求
項2に記載のパチンコ遊技島にける接地配線具におい
て、前記アース線の接地電位に接続される側の端部に、
導電性を有する磁石を接続し、該磁石を予め接地された
所定の金属部分に吸着させること、を特徴としている。
【0009】一方、上記第2の目的を達成するためにな
された本発明は、請求項1ないし請求項3の何れかに記
載の接地配線具を用いたパチンコ遊技島における帯電防
止方法であって、前記パチンコ遊技島においてパチンコ
玉を貯留するための貯留タンクの内部に、前記導体線の
端部に接続された磁石を投入すること、を特徴としてい
る。
【0010】また、請求項5に記載の本発明は、請求項
1ないし請求項3の何れかに記載の接地配線具を用いた
パチンコ遊技島における帯電防止方法であって、前記パ
チンコ遊技島において前記各パチンコ機へパチンコ玉を
補給するための補給樋の底部に、該補給樋の長手方向に
沿って導電部材を敷設すると共に、前記補給樋の所定位
置に前記導電部材と接続する金属部材を設け、前記導体
線の端部に接続された磁石を、前記金属部材に吸着させ
ること、を特徴としている。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載のパチンコ遊技島における接地配線具は、導体
線の一端が接地電位に接続され、その他端には導電性を
有する磁石が接続されている。そして、その磁石を、パ
チンコ遊技島における所定の金属部分に吸着させる。
【0012】すると、その部分に発生した静電気は、上
記磁石及び導体線を介して接地電位へ逃がされることと
なり、静電気の帯電が防止される。このように、請求項
1に記載の接地配線具によれば、静電気の発生する可能
性がある箇所やパチンコ機の金属部分に磁石を吸着させ
るだけで、その部分の帯電を防止することができる。従
って、遊技島における接地目的の配線作業を、非常に速
やかに行うことができるようになる。
【0013】また、請求項1に記載の接地配線具によれ
ば、金属部分への取り付けだけではなく、取り外しも非
常に簡単であるため、遊技島を構成するパチンコ機の金
属部分に上記磁石を吸着させてパチンコ機の静電気を逃
がすようにした場合に、パチンコ機の入れ替え時におけ
る作業が非常に楽になる。
【0014】次に、請求項2に記載の接地配線具におい
ては、接地電位に接続されたアース線が、パチンコ遊技
島の長手方向に沿って配設されており、そのアース線の
所定位置からは、夫々、複数の分岐線が伸びている。そ
して、その各分岐線の先端には、第1コネクタが接続さ
れている。
【0015】更に、請求項2に記載の接地配線具におい
ても、端部に導電性を有する磁石が接続された導体線を
備えており、その導体線の磁石とは反対側の端部には、
上記第1コネクタに着脱可能な第2コネクタが接続され
ている。そして、この導体線の第2コネクタを、何れか
の分岐線の第1コネクタに嵌合すると共に、導体線の磁
石をパチンコ遊技島における所定の金属部分に吸着させ
る。すると、その部分に帯電した静電気は、上記磁石,
導体線,第2コネクタ,第1コネクタ,分岐線,及びア
ース線を介して、接地電位へ逃がされることとなり、静
電気の帯電が防止される。
【0016】このように、請求項2に記載の接地配線具
によれば、請求項1に記載の接地配線具と同様に、遊技
島における接地目的の配線作業、及びその取り外し作業
を速やかに行うことができ、しかも、遊技島における所
望の箇所をより簡単に接地することができる。
【0017】即ち、請求項1に記載の接地配線具を用い
て遊技島の様々な箇所を接地する場合には、各接地箇所
に夫々対応して、予め複数の導体線を用意しておく必要
がある。これに対して、請求項2に記載の接地配線具に
よれば、遊技島の長手方向に沿って配設されたアース線
からは、複数の分岐線が予め分岐して伸びているため、
接地したい箇所の近傍にある分岐線を任意に選んで、そ
の第1コネクタに導体線の第2コネクタを嵌合させ、そ
の導体線の磁石を接地箇所の金属部分に吸着させるだけ
でよい。また、各導体線の端部をネジ止めやハンダ付け
等によって予め接地電位に接続しておく必要もない。
【0018】そして、例えば、上記分岐線を、遊技島に
おける各パチンコ機毎に夫々対応させて設けておけば、
全パチンコ機に対する接地配線作業、及び配線の取り外
し作業を非常に速やかに行うことができるようになる。
一方、請求項3に記載の接地配線具では、請求項2に記
載の接地配線具において、アース線の端部には導電性を
有する磁石が接続されており、その磁石を予め接地され
た所定の金属部分に吸着させることにより、アース線の
一端を接地電位に接続するようにしている。
【0019】そして、このような接地配線具によれば、
遊技島各部からの静電気を集めて接地電位へ逃がすため
のアース線を、所望の位置に簡単に接地することができ
る。次に、請求項4に記載の帯電防止方法は、パチンコ
遊技島においてパチンコ玉を貯留する貯留タンクの内部
では、パチンコ玉が擦れ合う等して静電気が発生し易い
という点に着目し、請求項1ないし請求項3の何れかに
記載の接地配線具に備えられた導体線の磁石を、貯留タ
ンクの内部に投入するようにしている。
【0020】すると、貯留タンク内では、磁石が何れか
のパチンコ玉に吸着し、そのパチンコ玉に連鎖的に接触
している全てのパチンコ玉に帯電した静電気が、上記磁
石及び導体線(或いは更に、分岐線及びアース線)を介
して接地電位へ逃がされることとなる。
【0021】従って、請求項4に記載の帯電防止方法に
よれば、パチンコ遊技島において静電気が発生すること
を根源から抑制することができ、各パチンコ機への悪影
響を事前に防止することができる。また次に、請求項5
に記載の帯電防止方法では、パチンコ遊技島において各
パチンコ機へパチンコ玉を補給するための補給樋におい
ても、パチンコ玉が擦れ合う等して静電気が発生し易い
という点に着目している。そして、その補給樋の底部
に、その長手方向に沿って導電部材を敷設すると共に、
補給樋の所定位置にその導電部材と接続する金属部材を
設けるようにし、その金属部材に、請求項1ないし請求
項3の何れかに記載の接地配線具に備えられた導体線の
磁石を吸着させるようにしている。
【0022】すると、補給樋内で移動するパチンコ玉
は、上記導電部材,金属部材,磁石,及び導体線(或い
は更に、分岐線及びアース線)を介して、接地されるこ
ととなるため、補給樋内でパチンコ玉が転がる際に発生
する静電気や、パチンコ玉を揚送する玉揚送機(玉還元
機)での摩擦によってパチンコ玉に帯電した静電気を、
事前に除去することができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明が適用された実施例のパチンコ
遊技島について説明する。まず、図1は本実施例の遊技
島2を上部から表す模式図であり、図2は遊技島2の側
面の一部を表す概略構成図である。尚、図2(B)は、
図2(A)において丸印Mで囲んだ部分の拡大図であ
る。また、図1において、複数ある部材については、符
号を一部省略している。
【0024】図1及び図2に示すように、本実施例の遊
技島2は、多数のパチンコ機4を2列に並べて構成され
ており、そのほぼ中央の両側には、遊技者が獲得したパ
チンコ玉(景品玉)を投入して計数させるための景品玉
計数器6が配置されている。また、図1及び図2には示
されていないが、遊技島2の内部には、各パチンコ機4
から排出されたパチンコ玉(アウト玉)、及び各景品玉
計数器6へ投入されたパチンコ玉を回収する貯留タンク
7(図4参照)が設けられている。
【0025】そして、上記貯留タンク7内のパチンコ玉
は、遊技島2のほぼ中央に設けられた玉揚送機8によっ
て、遊技島2の上部に架設された補給樋10へと持ち上
げられ、この補給樋10を介して各パチンコ機4へ配給
されるようになっている。尚、玉揚送機8は、パチンコ
玉を革ベルトと布ベルトとの間に挟み込んで上方に持ち
上げるものであり、その際に、パチンコ玉の研磨も行う
ようになっている。
【0026】次に、遊技島2の上部には、夫々の一端が
玉揚送機8の部分で接地された4本のアース線12a,
12b,12c,12dが、遊技島2の端部へ向けて、
且つ各パチンコ機4の列に沿って架設されている。尚、
アース線12a〜12dは、図2(A)に示すように、
遊技島2の柱14に順次架け渡されて配設されている。
【0027】そして、各アース線12a〜12dにおい
て、少なくとも各パチンコ機4及び玉計数器6に対応す
る位置からは、夫々、分岐線16が伸びており、各分岐
線16の先端には、夫々、第1コネクタとしての雌コネ
クタ18が接続されている。そして更に、上記各雌コネ
クタ18には、図2(A)に示すように、端末コード2
0が接続される。
【0028】ここで、端末コード20は、図3に示すよ
うに、導体線22aの外周を絶縁体22bで被覆するこ
とにより形成された電線22と、電線22の一端に接続
され、分岐線16の雌コネクタ18と着脱自在に嵌合可
能な第2コネクタとしての雄コネクタ24と、電線22
の雄コネクタ24とは反対側の端部に接続された接続片
26と、から構成されている。尚、上述したアース線1
2a〜12d及び各分岐線16も、電線22と全く同様
に、導体線を絶縁被覆したものである。
【0029】雄コネクタ24は、円筒形の雄端子28
と、雄端子28の外周に設けられたプラスチック製の雄
ハウジング30と、雄ハウジング30に揺動可能に取り
付けられた係合片32とからなり、雄ハウジング30が
電線22の端部に固定されると共に、雄端子28が電線
22内の導体線22aに接続されている。そして、係合
片32は、その係合部(図3において上端部)32a
が、雄ハウジング30側に付勢されるように取り付けら
れており、取っ手部(図3において下端部)32bを矢
印Y1の方向に押すと、係合部32aが矢印Y2の方向
に揺動するようになっている。
【0030】一方、分岐線16の先端に接続された雌コ
ネクタ18は、上記雄ハウジング30の先端部が嵌装さ
れるプラスチック製の雌ハウジング34と、雌ハウジン
グ34の内側に設けられて上記雄端子28が挿通される
雌端子(図示せず)とからなり、雌ハウジング34の側
面には、上記係合片32の係合部32aと係合する係合
穴34aが形成されている。
【0031】従って、雄コネクタ24の雄ハウジング3
0を雌コネクタ18の雌ハウジング34に差し込めば、
雄コネクタ24側の雄端子28と雌コネクタ18側の雌
端子とが嵌合して、電線22と分岐線16とが(両線2
2,16の導体線同士が)導通する。そして、この際に
は、上記係合片32の係合部32aが、雌コネクタ18
側の係合穴34aに係合して、両コネクタ18,24が
外れてしまうことが防止される。また、この状態で係合
片32の取っ手部32bを押さえれば、係合部32aと
係合穴34aとの係合が解除されて、両コネクタ18,
24の嵌合を外すことができるようになる。
【0032】次に、接続片26は、直方体のフェライト
磁石(以下、単に磁石という)36と、磁石36の側面
寸法よりも一回り大きく形成された2枚の金属板38
と、導電性の高い繊維を圧縮してフェルト状に形成され
た不織布40と、から構成されている。金属板38は、
例えば鉄やニッケル等、磁化され易く導電性に優れた金
属によって形成されており、磁石36のN極及びS極と
なる各面に夫々取り付けられている。そして、接続片2
6は、電線22の先端から突出した導体線22aに金属
板38の少なくとも一方を接触させ、その状態で、金属
板38及び磁石36の周囲に不織布40を巻き付け、更
に、不織布40と金属板38とを接着剤で固定すること
により、電線22の端部に取り付けられている。
【0033】従って、両金属板38において不織布40
から突出した各側縁の間には、磁石36からの磁力線が
発生し、これによって、接続片26は、金属板38の上
記側縁部で所望の金属部分に強く吸着させることができ
る。つまり、両金属板38が、導電性と磁力とを備えた
磁石として作用する。
【0034】尚、本実施例において、磁石36を金属板
38で挟み、その金属板38に電線22の導体線22a
を接続するようにしているのは、金属部分への吸着力を
向上させるためでもあるが、フェライト磁石と導体線2
2aとは直接接続することが困難であるためと、フェラ
イト磁石は導電性が比較的低いためである。よって、磁
石36として、例えば、銅,鉄,ニッケル等の合金から
なる合金磁石を用いた場合には、電線22の導体線22
aと磁石36とを、金属板38を用いることなく、ろう
付け等によって直接接続し、磁石36自体を接続片26
としてもよい。
【0035】このように構成された端末コード20は、
図2に例示するように、雄コネクタ24をアース線12
a〜12dから伸びた何れかの分岐線16の雌コネクタ
18に嵌合し、接続片26をパチンコ機4や景品玉計数
器6等の所定の金属部分42に吸着させる、といった手
順で使用される。尚、図2は、接続片26を、パチンコ
機4においてパチンコ玉発射装置44が固定された金属
板42に吸着させた場合を示している。
【0036】すると、接続片26が吸着された部分で発
生した静電気は、接続片26(金属板38),電線22
(導体線22a),雄コネクタ24,雌コネクタ18,
分岐線16,及びアース線12を介して、接地電位へ逃
がされることとなる。そこで、本実施例の遊技島2で
は、各パチンコ機4及び景品玉計数器6について、夫々
に最も近い分岐線16を選んで上記の如く端末コード2
0を接続し、その先端に設けられた接続片26を対応す
るパチンコ機4又は景品玉計数器6の金属部分42に吸
着させることにより、全パチンコ機4及び景品玉計数器
6の静電気を接地電位へ逃がすようにしている。
【0037】また更に、本実施例の遊技島2では、アー
ス線12a〜12dから伸びた分岐線16のうち、パチ
ンコ機4及び景品玉計数器6の接地に用いられない分岐
線16(例えば、図1において特に符号「16a」を付
した分岐線)にも端末コード20を接続し、図4に示す
ように、その端末コード20の接続片26を、アウト玉
等を回収する貯留タンク7の内部に投入しておくように
している。
【0038】すると、貯留タンク7内では、接続片26
の金属板38が何れかのパチンコ玉に吸着し、そのパチ
ンコ玉に連鎖的に接触している全てのパチンコ玉に帯電
した静電気が、接続片26(金属板38),電線22
(導体線22a),雄コネクタ24,雌コネクタ18,
分岐線16a,及びアース線12を介して、接地電位へ
逃がされることとなる。
【0039】以上説明したように本実施例の遊技島2に
おいては、導電性及び磁力を備えた磁石としての接続片
26と、雄コネクタ24とを、電線22の両端に夫々接
続してなる端末コード20を備えており、その電線22
は、雄コネクタ24をアース線12a〜12dから分岐
した分岐線16の雌コネクタ18に嵌合することによ
り、接地電位に接続される。
【0040】つまり、本実施例においては、電線22
(導体線22a)及び接続片26からなる部分が、請求
項1に記載の接地配線具を具体化したものに相当し、何
れかのアース線12a〜12d,分岐線16,雌コネク
タ18,及び端末コード20(電線22,雄コネクタ2
4,接続片26)からなる部分が、請求項2に記載の接
地配線具を具体化したものに相当している。
【0041】そして、本実施例の端末コード20によれ
ば、雄コネクタ24を分岐線16の雌コネクタ18に嵌
合した後、接続片26をパチンコ機4や景品玉計数器6
の金属部分42に吸着させるだけで、各機器の静電気を
接地電位へ逃がすことができる。従って、遊技島2の各
パチンコ機4及び景品玉計数器6を接地するための配線
作業を非常に速やかに行うことができるようになる。
【0042】また、本実施例の端末コード20によれ
ば、接続片26は金属部分42から簡単に取り外すこと
ができるため、遊技島2を構成するパチンコ機4を異な
る機種のものに入れ替える際の作業も非常に楽になる。
しかも、本実施例の遊技島2においては、その長手方向
に沿ってアース線12a〜12dを配設しておくと共
に、各アース線12a〜12dから、各パチンコ機4及
び景品玉計数器6に夫々対応して、複数の分岐線16を
予め分岐させておくようにしている。
【0043】よって、各パチンコ機4及び景品玉計数器
6を接地する場合に、それらに最も近い分岐線16を選
んで端末コード20を接続することができ、また、各端
末コード20の接続片26とは反対側の端部をネジ止め
やハンダ付け等によって接地電位に接続する、といった
作業を行う必要なく、全パチンコ機4及び景品玉計数器
6に対する接地配線作業を行うことができるようにな
る。
【0044】そして更に、本実施例の遊技島2において
は、遊技島2においてパチンコ玉を貯留する貯留タンク
7の内部では、パチンコ玉が擦れ合う等して静電気が発
生し易いという点に着目し、各パチンコ機4及び景品玉
計数器6の接地に用いない分岐線16にも端末コード2
0を接続し、その先端の接続片26を貯留タンク7の内
部に投入するようにしている。
【0045】従って、本実施例の遊技島2によれば、静
電気が発生することを根源から抑制することができ、各
パチンコ機4や景品玉計数器6への悪影響を事前に防止
することができる。尚、上記実施例では、各パチンコ機
4及び景品玉計数器6を接地することについて説明した
が、その他の箇所の静電気を接地電位へ逃がすようにし
てもよい。
【0046】また、図2に例示した如く、端末コード2
0の接続片26をパチンコ機4の金属部分42に吸着さ
せるようにした場合に、パチンコ機4における玉タン
ク,玉通路,及びアウト玉出口等の静電気が発生し易い
箇所と、上記金属部分42とを、予めリード線等で互い
に接続しておくようにすれば、上記各部に発生した全て
の静電気を、端末コード20を介して接地電位へ逃がす
ことができる。
【0047】一方、上記実施例の端末コード20では、
電線22(導体線22a)と金属板38とを、導電性の
不織布40を巻装して接続するようにしているため、こ
の不織布40の部分でも静電気を集めることができる。
よって、絶縁性のテープ等を用いた場合に比べて、帯電
防止効果を高めることができる。
【0048】次に、第2実施例の遊技島50について図
5及び図6を用いて説明する。尚、図5は、図1と同様
に遊技島50を上部から表す模式図であり、図6は遊技
島50の端部を表す斜視図である。まず、図5に示すよ
うに、第2実施例の遊技島50は、第1実施例の遊技島
2に対して、パチンコ機4の列に沿った2本のアース線
52a,52bが、遊技島4の全長に亘って架設されて
いる点、及び、各アース線52a,52bは玉揚送機8
の部分で接地されておらず、各アース線52a,52b
の一端には、夫々、上記端末コード20の接続片26と
全く同一の接続片54a,54bが取り付けられている
点、が異なっている。
【0049】そして、図5及び図6に示すように、遊技
島50の端部には、下部が接地された金属柱56が設け
られており、各アース線52a,52bの端部に夫々取
り付けられた接続片54a,54bは、その金属柱56
に吸着されている。尚、図6は、アース線52a,52
bのうち一方だけについて、接続片54a,54bの取
り付け状態を表している。
【0050】即ち、第2実施例の遊技島50では、アー
ス線52a,52bの端部にも導電性と磁力とを備えた
接続片54a,54bを接続し、その接続片54a,5
4bを予め接地された金属柱56に吸着させることによ
り、アース線52a,52bの一端を接地電位に接続す
るようにしている。
【0051】そして、このような第2実施例によれば、
上記接続片54a,54bは、金属柱56以外の様々な
金属部分に吸着させることができるため、遊技島50の
各部から集めた静電気を接地電位へ逃がすためのアース
線52a,52bを、所望の位置に簡単に接地すること
ができる。
【0052】次に、第3実施例の遊技島60について図
7を用いて説明する。尚、図7は、図6と同様に遊技島
60の端部を表す斜視図である。第3実施例の遊技島6
0は、第1実施例の遊技島2と全く同様に構成されてい
るが、遊技島2に対して、下記の(1)及び(2)の点
が異なっている。
【0053】(1)まず、各パチンコ機4へパチンコ玉
を補給する補給樋10の底部に、その長手方向に沿っ
て、銀紙等で形成した帯状の導電部材62を敷設すると
共に、補給樋10の端部壁10aを鉄やニッケル等の金
属で形成し、その端部壁10aと上記導電部材62とを
接触させておくようにしている。
【0054】(2)そして、パチンコ機4及び景品玉計
数器6の接地に用いられない分岐線16aを更に追加し
て設けると共に、その分岐線16aに接続した端末コー
ド20の接続片26を、補給樋10の端部壁10aに吸
着させるようにしている。このような第3実施例の遊技
島60によれば、補給樋10内で移動するパチンコ玉
は、上記導電部材62,補給樋10の端部壁10a,接
続片26(金属板38),電線22(導体線22a),
雄コネクタ24,雌コネクタ18,分岐線16a,及び
アース線12を介して、常時接地されることとなる。
【0055】従って、補給樋10内でパチンコ玉が転が
る際に発生する静電気や、玉揚送機8での摩擦によって
パチンコ玉に帯電した静電気をも、事前に除去すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の遊技島を上部から表す模式図で
ある。
【図2】 第1実施例の遊技島の側面の一部を表す概略
構成図である。
【図3】 第1実施例の端末コードを表す構成図であ
る。
【図4】 第1実施例の端末コードの使用状態を説明す
る説明図である。
【図5】 第2実施例の遊技島を上部から表す模式図で
ある。
【図6】 第2実施例の遊技島の端部を表す斜視図であ
る。
【図7】 第3実施例の遊技島の端部を表す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2,50,60…遊技島 4…パチンコ機 6…景
品玉計数器 7…貯留タンク 8…玉揚送機 10…補給樋
10a…端部壁 12a〜12d,52a,52b…アース線 14…
柱 16,16a…分岐線 18…雌コネクタ 20…
端末コード 22…電線 22a…導体線 22b…絶縁体
24…雄コネクタ 26,54a,54b…接続片 28…雄端子 3
0…雄ハウジング 32…係合片 34…雌ハウジング 36…磁石
38…金属板 40…不織布 42…金属部分(金属板) 44…
パチンコ玉発射装置 56…金属柱 62…導電部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパチンコ機を並べて構成されるパ
    チンコ遊技島の各部に発生した静電気を接地電位へ逃が
    すための接地配線具であって、 一端が接地電位に接続される導体線と、 導電性を有すると共に、前記導体線の接地電位に接続さ
    れる側とは反対側の端部に接続された磁石と、 を備え、前記磁石を前記パチンコ遊技島における所定の
    金属部分に吸着させること、 を特徴とするパチンコ遊技島における接地配線具。
  2. 【請求項2】 複数のパチンコ機を並べて構成されるパ
    チンコ遊技島の各部に発生した静電気を接地電位へ逃が
    すための接地配線具であって、 前記パチンコ遊技島の長手方向に沿って配設され、少な
    くとも一端が接地電位に接続されたアース線と、 該アース線の所定位置から夫々分岐した複数の分岐線
    と、 該分岐線の夫々の先端に接続された第1コネクタと、 該第1コネクタに着脱可能な第2コネクタが一端に接続
    され、他端に導電性を有する磁石が接続された導体線
    と、 を備え、前記導体線の第2コネクタを前記第1コネクタ
    の何れかに嵌合すると共に、該導体線の前記磁石を前記
    パチンコ遊技島における所定の金属部分に吸着させるこ
    と、 を特徴とするパチンコ遊技島における接地配線具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパチンコ遊技島にける
    接地配線具において、 前記アース線の接地電位に接続される側の端部に、導電
    性を有する磁石を接続し、該磁石を予め接地された所定
    の金属部分に吸着させること、 を特徴とするパチンコ遊技島における接地配線具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の接地配線具を用いたパチンコ遊技島における帯電防止
    方法であって、 前記パチンコ遊技島においてパチンコ玉を貯留するため
    の貯留タンクの内部に、前記導体線の端部に接続された
    磁石を投入すること、 を特徴とするパチンコ遊技島における帯電防止方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の接地配線具を用いたパチンコ遊技島における帯電防止
    方法であって、 前記パチンコ遊技島において前記各パチンコ機へパチン
    コ玉を補給するための補給樋の底部に、該補給樋の長手
    方向に沿って導電部材を敷設すると共に、 前記補給樋の所定位置に前記導電部材と接続する金属部
    材を設け、 前記導体線の端部に接続された磁石を、前記金属部材に
    吸着させること、 を特徴とするパチンコ遊技島における帯電防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6361800U (ja) * 1986-10-13 1988-04-23
JPH0357040U (ja) * 1989-10-06 1991-05-31

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