JPH08195187A - 管球の製造方法 - Google Patents

管球の製造方法

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JPH08195187A
JPH08195187A JP7007412A JP741295A JPH08195187A JP H08195187 A JPH08195187 A JP H08195187A JP 7007412 A JP7007412 A JP 7007412A JP 741295 A JP741295 A JP 741295A JP H08195187 A JPH08195187 A JP H08195187A
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Kazuo Maeda
和男 前田
Mitsuhiko Kimoto
光彦 木本
Hiroshi Sugimoto
浩 杉本
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な機構を有する高価な装置を必要とする
ことがなく、封止部内の外部導入線の周囲に形成される
空隙の閉塞を容易にする。 【構成】 導入導体18は、導入箔5,6の一端部に、
直径が0.7mmの外部導入線3,4の一端がそれぞれ
接続され、かつこの外部導入線3,4にはニッケルを主
成分とし、外径が1.2mm、内径が0.8mmおよび
高さが3mmの円筒形状の気密封着体14が挿入されて
設けられている。導入導体18の導入箔5,6の一端部
に、一端にフィラメント9を設けた内部導入線7,8の
他端を接続する。かかる後、導入箔5,6が上方に、外
部導入線3,4が下方となるように導入導体18をバル
ブ1内に配置し、バルブ1の一端部を高熱によって圧潰
封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン電球や高圧放
電灯等の管球の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば舞台照明やスタジオ照明な
どに使用される一端圧潰封止形ハロゲン電球としては、
図4に示すように、石英バルブ1の一端部に圧潰封止部
2が設けられている。圧潰封止部2の内部には導入箔
5,6が設けられている。この導入箔5,6の一端部に
は、径が0.6〜0.8mmの外部導入線3,4が、ま
た他端部には内部導入線7,8がそれぞれ接続されてい
る。対向する内部導入線7,8は、タングステンフィラ
メント9が架装され、また内部導入線7,8の中間部
は、ガラスロッド10で固定されている。タングステン
フィラメント9は、ガラスロッド10に設けられたアン
カー11によって支持されている。バルブ1内は、アル
ゴンやクリプトン等の不活性ガスとともに所要のハロゲ
ン物質が封入されている。そしてこのような電球は図5
に示すように、圧潰封止部2内の外部導入線3,4の外
周部分に、バルブ1の一端を加熱し圧潰した後の冷却過
程において生じる微小な空隙12,13を有している。
この空隙12,13を塞ぐために、熱膨張率がバルブ1
の約10倍で、融点が約400〜500℃である気密封
着体14を圧潰封止部2の端面2aから外部導入線3,
4の一部にわたって設けて、気密を得、外部導入線3,
4に外部リード線15,16を接続し、口金17を無機
接着剤(図示せず)で固着して電球が完成していた。こ
のような気密封着体14を設ける方法としては、従来、
圧潰封止あるいは排気工程が終了した後に、圧潰封止部
2の端面2aの近傍の外部導入線3,4の周囲にペース
ト状の気密封着材を刷毛塗りしたり、ニードルから気密
封着材を吐出して塗布し、乾燥、焼付けをしたり、気密
封着材を円筒体に成形したものを圧潰封止部から導出し
ている外部導入線3,4の圧潰封止部2の端面2aまで
挿入し、バーナーや赤外線放射の高熱によってその円筒
体を溶融させたり、または気密封着材を細い棒状に成形
して、その先端を外部導入線3,4と圧潰封止部2の端
面2aの近傍に位置させバーナーの高熱によって溶融さ
せたりする方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方法によって、気密封着体を圧潰封止部の端面の外
部導入線の周辺に能率良く正確に形成するには、ペース
ト状の気密封着材を長時間にわたり安定して定量を供給
する必要があり、そのために、ペースト状の気密封着材
に非常に安定した粘度やチキソトロピー性が要求された
り、またハロゲン電球の製造開始前のペースト状の気密
封着材を供給装置の材料容器に満たすといった前準備
や、製造終了後の材料容器、材料圧送チューブおよび吐
出器の洗浄といった後始末に多大の時間を要したり、安
定に供給するための供給装置が高価であったりするとい
う問題があった。また、気密封着材に円筒体を使用する
方法においては、通常外部導入線の径が約0.6〜0.
8mm、円筒体の内径は約0.8〜1.0mmであるの
で、円筒体の内径と外部導入線の隙間は0.2mm程度
しかなく、一方、一対に設けられた外部導入線の間隔が
±0.25mmのばらつきが発生するので、円筒体を外
部導入線に挿入するために所定の挿入口を使用すること
ができない。この挿入作業を自動機械で能率良く行なう
ためには、外部導入線の間隔のばらつきにも対応できる
ような正確かつ自動的に位置決めを行える機構を備えた
高価な装置を用いる必要があった。さらに、気密封着材
として細い棒状の成形品を使用する場合には、円筒体の
成形品の場合と同様な位置決め機構の複雑さに加えて、
細い棒状気密封着材を一方向から外部導入線の近傍に近
づけているため、外部導入線の周辺に均一な気密封着体
を得ることが困難であり、このためこの作業は自動機械
ではなく人手によることが多く、作業スピードがあがら
ずコストがかかるといった問題があった。
【0004】本発明は、複雑な機構を有する高価な装置
を必要とすることがなく、ガラスバルブの圧潰封止部内
の外部導入線の周囲に形成される空隙を容易に気密封着
体でもって閉塞することのできる管球の製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の管球の製造方法
は、ガラスバルブの少なくとも一端部に導入箔が封止さ
れた封止部を有し、前記導入箔に接続された外部導入線
が前記封止部から導出されており、かつ、前記封止部内
の前記外部導入線の周囲に空隙を有する管球の製造方法
であって、前記外部導入線に、前記外部導入線よりも融
点が低い材料で構成された気密封着体を設け、前記ガラ
スバルブの封止予定部内に前記気密封着体を位置させ、
かつこの封止予定部が下部となるよう位置させた後、前
記ガラスバルブの前記封止予定部を圧潰封止し封止部を
形成することによって、前記ガラスバルブを圧潰封止す
る時の熱で前記気密封着体を溶融させ、前記気密封着体
によって前記空隙を閉塞する。
【0006】
【作用】この構成により、従来のような複雑な位置決め
機構を必要とせず、安価な機械で能率良く気密封着体を
封止部に設けることができる。
【0007】
【実施例】図2は本発明の一実施例である定格電圧10
0V、出力1000Wの一端圧潰封止形ハロゲン電球を
示す。
【0008】石英バルブ1の一端部には圧潰封止部2が
設けられており、この封止部2の内部には導入箔5,6
が封着されている。導入箔5,6の一端部には融点が2
600℃モリブデンからなる一対の外部導入線3, 4の
一端部が接続され、この外部導入線3,4の他端部は封
止部2の端面2aから外部に導出されている。導入箔
5,6の他端部には内部導入線7,8がそれぞれ接続さ
れ、対向する内部導入線7,8の間にはタングステンフ
ィラメント9が配設されている。内部導入線7,8は、
ガラスロッド10で固定されている。フィラメント9
は、ガラスロッド10に設けられたアンカー11によっ
て支持されている。バルブ1内には封入ガスとして窒素
に微量の臭素を加えたものを0.2MPa封入されてい
る。圧潰封止部2の中の外部導入線3,4の外周部分に
は図3に示すように、バルブ1の一端を加熱し圧潰した
後の冷却過程において生じた微小な空隙12,13が存
在している。この空隙12,13には気密封着体14が
外部導入線3,4に沿ってわずかに存在しており、封止
部2の端面2aから導出している外部導入線3,4の周
囲には気密封着体14が山状に形成されて空隙12,1
3を閉塞している。
【0009】外部導入線3,4の他端部には外部リード
線15,16がそれぞれ接続されており、封止部2には
口金17が無機接着剤(図示せず)で固着されている。
【0010】次に上記の本実施例のハロゲン電球に係る
気密封着体の充填方法について説明する。
【0011】図1に示すように、導入導体18は、導入
箔5,6、外部導入線3,4および気密封着体14から
なり、導入箔5,6の一端部に、直径が0.7mmの外
部導入線3,4の一端がそれぞれ接続され、かつこの外
部導入線3,4にはニッケルを主成分とし、外径が1.
2mm、内径が0.8mmおよび高さが3mmかつ融点
が約1400℃の円筒形状の気密封着体14があらかじ
め複雑な位置決め機構を有しない簡単な機構の装置で挿
入されて設けられている。導入導体18の導入箔5,6
の一端部に、一端にフィラメント9を設けた内部導入線
7,8の他端を接続する。かかる後、導入箔5,6が上
方に、外部導入線3,4が下方となるように導入導体1
8をバルブ1内に配置し、バルブ1の一端部を高熱によ
って圧潰封止する。このとき圧潰封止時の高熱によって
気密封着体14が溶融し、外部導入線3,4に沿って下
方に流動する。流動した気密封着体14は、封止部2の
端面2aよりも下方に位置した所で、温度が下がり硬化
し、通常形成される外部導入線の周囲の空隙12,13
を閉塞する。また、溶融した気密封着体14は封止部2
内の外部導入線3,4の周囲に形成された微小な空隙部
分12,13内にも流動する。したがって、外気の進入
経路である封止部2内の外部導入線3,4の外周部分に
発生する微小な空隙12,13を閉塞することができ
る。すなわち、この微小な空隙に酸素が進入することを
防止でき、導入箔5,6が空気中の酸素に侵されること
がないのでランプを長寿命とすることができる。
【0012】なお、円筒状の気密封着体14を外部導入
線3,4に挿入するには、直立した外部導入線1本だけ
にパーツフィーダーから供給された気密封着体14を挿
入する工程を繰り返せばよいため、複雑な位置決め機構
を有する装置を必要としない。なお、気密封着体14が
挿入された外部導入線3,4は通常の方法で導入箔5,
6に接続されている。
【0013】上記した本実施例の方法で製作された寿命
200時間のハロゲン電球について、封止部温度450
℃の雰囲気中で寿命試験を行ったところ、200時間経
過しても、封止部内の導入箔に異常が生じないことが確
認できた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ガラス
バルブの少なくとも一端部に導入箔が封止された封止部
を有し、前記導入箔に接続された外部導入線が前記封止
部から導出されており、かつ、前記封止部内の前記外部
導入線の周囲に空隙を有する管球の製造方法であって、
前記外部導入線に、前記外部導入線よりも融点が低い材
料で構成された気密封着体を設け、前記ガラスバルブの
封止予定部内に前記気密封着体を位置させ、かつこの封
止予定部が下部となるよう位置させた後、前記ガラスバ
ルブの前記封止予定部を圧潰封止し封止部を形成するこ
とによって、前記ガラスバルブを圧潰封止する時の熱で
前記気密封着体を溶融させ、前記気密封着体によって前
記空隙を閉塞することによって、従来のような複雑な位
置決め機構を有する高価な装置を必要とせず、安価な装
置で容易にかつ能率良く気密封着体を封止部に形成でき
るというすぐれた効果を有する管球の製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である一端圧潰封止形ハロゲ
ン電球の導入導体の正面図
【図2】同じく一部切欠正面図
【図3】同じく要部切欠正面図
【図4】従来の一端圧潰封止形ハロゲン電球の一部切欠
正面図
【図5】同じく気密封着体付近の拡大正面図
【符号の説明】
3,4 外部導入線 12,13 空隙 14 気密封着体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスバルブの少なくとも一端部に導入
    箔が封止された封止部を有し、前記導入箔に接続された
    外部導入線が前記封止部から導出されており、かつ、前
    記封止部内の前記外部導入線の周囲に空隙を有する管球
    の製造方法であって、前記外部導入線に、前記外部導入
    線よりも融点が低い材料で構成された気密封着体を設
    け、前記ガラスバルブの封止予定部内に前記気密封着体
    を位置させ、かつこの封止予定部が下部となるよう位置
    させた後、前記ガラスバルブの前記封止予定部を圧潰封
    止し封止部を形成することによって、前記ガラスバルブ
    を圧潰封止する時の熱で前記気密封着体を溶融させ、前
    記気密封着体によって前記空隙を閉塞することを特徴と
    する管球の製造方法。
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