JPH08194926A - 回転ドラム装置を用いた可変速データの記録・読み出し方法及び装置 - Google Patents
回転ドラム装置を用いた可変速データの記録・読み出し方法及び装置Info
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- JPH08194926A JPH08194926A JP7251531A JP25153195A JPH08194926A JP H08194926 A JPH08194926 A JP H08194926A JP 7251531 A JP7251531 A JP 7251531A JP 25153195 A JP25153195 A JP 25153195A JP H08194926 A JPH08194926 A JP H08194926A
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10527—Audio or video recording; Data buffering arrangements
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00847—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
- G11B5/0086—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 磁気媒体上の可変速データの記録・読み出し
が可能な回転ドラム装置。 【解決手段】 記録情報付与時、記録情報の伝送速度が
決定され該情報に標準情報伝送速度(N)の未付与時、
標準速度に変換する。情報が標準速度と所定量以上異な
る場合に、磁気媒体走行速度は減速され磁気記録ヘッド
の作動順序を変更する。記録情報速度が所定の速度範囲
外では磁気媒体走行速度は、記録情報の情報伝送速度に
応じ標準速度(L/T)から減速し、回転ドラム装置の
回転速度は変化しない。磁気媒体表面の有効利用のた
め、回転ドラム上のヘッドはテープ減速の低減量に応じ
作動する。テープ速度がL/XTに減速時、作動順序は
X個のヘッド毎となる。トラックが交互のアジマスを有
する螺旋スキャナ時、テープ速度低減量とヘッド作動順
序間の関係は奇数である。標準情報伝送速度で読み出さ
れ、媒体走行速度とヘッド作動順序は、必要時に変更す
る。
が可能な回転ドラム装置。 【解決手段】 記録情報付与時、記録情報の伝送速度が
決定され該情報に標準情報伝送速度(N)の未付与時、
標準速度に変換する。情報が標準速度と所定量以上異な
る場合に、磁気媒体走行速度は減速され磁気記録ヘッド
の作動順序を変更する。記録情報速度が所定の速度範囲
外では磁気媒体走行速度は、記録情報の情報伝送速度に
応じ標準速度(L/T)から減速し、回転ドラム装置の
回転速度は変化しない。磁気媒体表面の有効利用のた
め、回転ドラム上のヘッドはテープ減速の低減量に応じ
作動する。テープ速度がL/XTに減速時、作動順序は
X個のヘッド毎となる。トラックが交互のアジマスを有
する螺旋スキャナ時、テープ速度低減量とヘッド作動順
序間の関係は奇数である。標準情報伝送速度で読み出さ
れ、媒体走行速度とヘッド作動順序は、必要時に変更す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体上の情報の記
録及び読み出し(すなわち再生)用回転ドラム装置に係
わり、特に、磁気媒体上の可変速データの記録及び読み
出し用の方法及び構造に関する。
録及び読み出し(すなわち再生)用回転ドラム装置に係
わり、特に、磁気媒体上の可変速データの記録及び読み
出し用の方法及び構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ドラム式記録・読み出し装置はよく
知られている。かかる装置はビデオレコーダ(VTR)
及びデジタルオーディオテープ再生装置(DAT)で用
いられている。回転ドラム式記録装置はMori等の米
国特許第4,837,641号、及び、Oishi等の
米国特許第5,045,954号に開示されている。こ
れらの特許の内容を参照のために本文中に引用してい
る。
知られている。かかる装置はビデオレコーダ(VTR)
及びデジタルオーディオテープ再生装置(DAT)で用
いられている。回転ドラム式記録装置はMori等の米
国特許第4,837,641号、及び、Oishi等の
米国特許第5,045,954号に開示されている。こ
れらの特許の内容を参照のために本文中に引用してい
る。
【0003】図1は典型的な回転ドラム装置を示す。こ
の装置は典型的には円筒形に形成され、多数の磁気ヘッ
ドA、B、C、Dを備えている。ドラムがヘッドを回転
させることにより、これらのヘッドは同時に移動する磁
気記録媒体の表面に順次接触する。かかる磁気記録媒体
はVTRテープやDAT等であり、ドラムの周囲に約1
80°巻きついている。典型的な回転ドラムは、等間隔
に分離して配設された偶数個のヘッドを有している。図
1は、ドラムに沿って90°毎に等間隔に配設された、
4つのヘッドA、B、C、Dを有するドラム11を一例
として示す。ドラムは矢印で示す方向に回転する。図2
に示す如く、ドラム11は典型的には、記録媒体12に
対して角度をつけて回転する。典型的には、ヘッドA、
B、C、Dは磁気媒体12の表面に接触する際に順次作
動される。図3に示す如く、媒体12はドラム11に部
分的に巻きつくので、図3のヘッドA及びBの如く、2
つの作動されたヘッドがある期間の間、異なる位置で同
時にテープに接触することができる。
の装置は典型的には円筒形に形成され、多数の磁気ヘッ
ドA、B、C、Dを備えている。ドラムがヘッドを回転
させることにより、これらのヘッドは同時に移動する磁
気記録媒体の表面に順次接触する。かかる磁気記録媒体
はVTRテープやDAT等であり、ドラムの周囲に約1
80°巻きついている。典型的な回転ドラムは、等間隔
に分離して配設された偶数個のヘッドを有している。図
1は、ドラムに沿って90°毎に等間隔に配設された、
4つのヘッドA、B、C、Dを有するドラム11を一例
として示す。ドラムは矢印で示す方向に回転する。図2
に示す如く、ドラム11は典型的には、記録媒体12に
対して角度をつけて回転する。典型的には、ヘッドA、
B、C、Dは磁気媒体12の表面に接触する際に順次作
動される。図3に示す如く、媒体12はドラム11に部
分的に巻きつくので、図3のヘッドA及びBの如く、2
つの作動されたヘッドがある期間の間、異なる位置で同
時にテープに接触することができる。
【0004】図4は、螺旋スキャナとして知られる回転
ドラム式読み出し・記録装置の一種によりテープ12に
記録されたデータを示す。螺旋スキャナは、磁気媒体1
2の長手方向に斜めに形成されたトラック(図4におい
て、An-1 〜An+1 で示されている)にデータを記録す
る。隣接するトラックは逆のアジマスすなわち傾き角度
(図4においてトラックを横断するハッチングにより示
されている)を有しており、これらのトラックは逆のア
ジマスすなわち傾きを有する回転ヘッドにより読み出さ
れる。図1に示すドラムにおいて、ヘッドA及びCは正
のアジマスを有しており、また、ヘッドB及びDは、そ
の逆の負のアジマスを有している。従って、ヘッドA及
びCは正のアジマスを有するトラックに記録し、正のア
ジマスを有するトラックを読み出すことができるが、負
のアジマスを有するトラックを読み出すことはできな
い。一方、トラックB及びDは負のアジマスを有するト
ラックに記録し、負のアジマスを有するトラックを読み
出すことはできるが、正のアジマスを有するトラックを
読み出すことはできない。
ドラム式読み出し・記録装置の一種によりテープ12に
記録されたデータを示す。螺旋スキャナは、磁気媒体1
2の長手方向に斜めに形成されたトラック(図4におい
て、An-1 〜An+1 で示されている)にデータを記録す
る。隣接するトラックは逆のアジマスすなわち傾き角度
(図4においてトラックを横断するハッチングにより示
されている)を有しており、これらのトラックは逆のア
ジマスすなわち傾きを有する回転ヘッドにより読み出さ
れる。図1に示すドラムにおいて、ヘッドA及びCは正
のアジマスを有しており、また、ヘッドB及びDは、そ
の逆の負のアジマスを有している。従って、ヘッドA及
びCは正のアジマスを有するトラックに記録し、正のア
ジマスを有するトラックを読み出すことができるが、負
のアジマスを有するトラックを読み出すことはできな
い。一方、トラックB及びDは負のアジマスを有するト
ラックに記録し、負のアジマスを有するトラックを読み
出すことはできるが、正のアジマスを有するトラックを
読み出すことはできない。
【0005】図4はまた、ある時点におけるヘッドA及
びBのテープ上での位置(トラックAn 及びBn の大文
字A、Bで示されている)をも示す。図4に示される時
点において、ヘッドAはトラックAn の端部付近に位置
し、また、ヘッドBはトラックBn の中央部付近に位置
していることがわかる。ヘッドC(図示せず)は、トラ
ックCn の開始部付近に位置している。螺旋スキャナの
場合、ヘッドBが隣接するトラックAn 又はCn の一部
に接触したとしても、ヘッドBのアジマスはこれらのト
ラックとは逆であるため、これらのトラックのデータを
読み出すことはできない。図5は、図1の回転ドラム装
置(必ずしも螺旋スキャナではない)用ヘッド切替制御
信号を示す。この信号は、ある時点においてどのヘッド
が作動されているかを示している。A′はAが作動され
ている期間を示す。同様に、B′、C′、及びD′はそ
れぞれヘッドB、C、Dが作動されている期間を示す。
隣接するヘッドの重複は同時記録又は読み出しを意味す
ることに注意されたい。
びBのテープ上での位置(トラックAn 及びBn の大文
字A、Bで示されている)をも示す。図4に示される時
点において、ヘッドAはトラックAn の端部付近に位置
し、また、ヘッドBはトラックBn の中央部付近に位置
していることがわかる。ヘッドC(図示せず)は、トラ
ックCn の開始部付近に位置している。螺旋スキャナの
場合、ヘッドBが隣接するトラックAn 又はCn の一部
に接触したとしても、ヘッドBのアジマスはこれらのト
ラックとは逆であるため、これらのトラックのデータを
読み出すことはできない。図5は、図1の回転ドラム装
置(必ずしも螺旋スキャナではない)用ヘッド切替制御
信号を示す。この信号は、ある時点においてどのヘッド
が作動されているかを示している。A′はAが作動され
ている期間を示す。同様に、B′、C′、及びD′はそ
れぞれヘッドB、C、Dが作動されている期間を示す。
隣接するヘッドの重複は同時記録又は読み出しを意味す
ることに注意されたい。
【0006】種々の情報源からの読み出し或いは記録が
なされる情報は、異なる速度で付与される。例えば、V
TRテープは、ハイビジョンテレビ用高速レートや低解
像度テレビ用低速レート等、種々のテープ速度を有して
いる。DATテープは、種々の用途によって、高分解能
及び低分解能のいずれにも(高データ速度及び低データ
速度に対応して)設定することができる。例えば、計算
機用の高分解能や、オーディオテープ用の低分解能等で
ある。多数のテープ送り速度を有する記録・再生装置は
当業者には良く知られており、これ以上の説明は省略す
る。従って、種々の情報伝送速度で付与された情報の記
録及び読み出しが可能な回転ドラム装置が必要とされ
る。
なされる情報は、異なる速度で付与される。例えば、V
TRテープは、ハイビジョンテレビ用高速レートや低解
像度テレビ用低速レート等、種々のテープ速度を有して
いる。DATテープは、種々の用途によって、高分解能
及び低分解能のいずれにも(高データ速度及び低データ
速度に対応して)設定することができる。例えば、計算
機用の高分解能や、オーディオテープ用の低分解能等で
ある。多数のテープ送り速度を有する記録・再生装置は
当業者には良く知られており、これ以上の説明は省略す
る。従って、種々の情報伝送速度で付与された情報の記
録及び読み出しが可能な回転ドラム装置が必要とされ
る。
【0007】回転ドラム装置による可変速度情報の記録
・読み出しが知られている。かかる装置は上述したMo
ri等の特許に開示されている。この装置はテープ走行
速度及びドラム回転速度を共に減少させることにより、
標準速度の半分の速度で情報の記録・再生を行う。この
方法は、広い範囲の可変データ速度を実現することが容
易でないため、現実的ではない。また、ドラム回転速度
を低下させることにより磁気ヘッド効率が低下し、その
結果、信号の質が劣化する。ドラムの回転速度を低下さ
せると、信号の質へ影響するドラムの振動が生じ易くも
なる。劣化した信号の質を再生中に補償するため、再生
回路のRFイコライザの回路の周波数特性も変更しなけ
ればならない。かかる変更は困難で、かつコストが高い
ため、望ましくない。更に、ドラム回転速度はテープ速
度よりもずっと速く(1000倍の比率あるいはそれ以
上)、従って、ドラムの回転速度が僅かに変動しただけ
でも、媒体に沿ったトラック角度は大きな影響を受ける
ため、ドラム速度を低下させることは望ましくない。ま
た、記録ビット速度が変化された場合、それに対応して
適切に再生するために、再生回路の位相ロックループ回
路を調整する必要もある。かかる調整は複雑さやコスト
を増大させる。
・読み出しが知られている。かかる装置は上述したMo
ri等の特許に開示されている。この装置はテープ走行
速度及びドラム回転速度を共に減少させることにより、
標準速度の半分の速度で情報の記録・再生を行う。この
方法は、広い範囲の可変データ速度を実現することが容
易でないため、現実的ではない。また、ドラム回転速度
を低下させることにより磁気ヘッド効率が低下し、その
結果、信号の質が劣化する。ドラムの回転速度を低下さ
せると、信号の質へ影響するドラムの振動が生じ易くも
なる。劣化した信号の質を再生中に補償するため、再生
回路のRFイコライザの回路の周波数特性も変更しなけ
ればならない。かかる変更は困難で、かつコストが高い
ため、望ましくない。更に、ドラム回転速度はテープ速
度よりもずっと速く(1000倍の比率あるいはそれ以
上)、従って、ドラムの回転速度が僅かに変動しただけ
でも、媒体に沿ったトラック角度は大きな影響を受ける
ため、ドラム速度を低下させることは望ましくない。ま
た、記録ビット速度が変化された場合、それに対応して
適切に再生するために、再生回路の位相ロックループ回
路を調整する必要もある。かかる調整は複雑さやコスト
を増大させる。
【0008】可変速度での記録・読み出しが可能な他の
回転ドラム装置が、上述したOishi等の参考文献に
開示されている。Oishi等の参照文献に開示される
装置は、情報伝送速度がドラム上の磁気ヘッドの個数の
逆数以下にまで減じられた際に、テープ走行速度とドラ
ム回転速度とを共に低下させることにより、より低速の
ビット伝送速度のデータの記録・読み出しを行ってい
る。すなわち、ドラムが4個のヘッドを有する場合、情
報伝送速度が標準速度の4分の1以上の時、テープ及び
ドラムの速度が低下される。伝送速度が標準速度の4分
の1より小さい場合、装置は「DTモード」に入る。D
Tモードにおいては、テープ速度は減少された伝送速度
に対応した量だけ低下され、「DTヘッド」と称する一
つの磁気ヘッドが、低下された速度でデータの記録・読
み出しを行う。ドラムは、DTヘッドのドラム上での位
置を変化させながら媒体を横断して整数回回転する。す
なわち、データ速度が高速伝送速度の4分の1から8分
の1の場合、媒体が1トラック分移動する間にドラムが
4回転することにより、DTヘッドは1トラックの距離
の間に媒体に4回接触する。ヘッドの高さが変化するた
め、DTヘッドがトラックに接触する度にその位置は異
なる。Mori等の装置及びOishi等の装置のいず
れも螺旋スキャナではない。
回転ドラム装置が、上述したOishi等の参考文献に
開示されている。Oishi等の参照文献に開示される
装置は、情報伝送速度がドラム上の磁気ヘッドの個数の
逆数以下にまで減じられた際に、テープ走行速度とドラ
ム回転速度とを共に低下させることにより、より低速の
ビット伝送速度のデータの記録・読み出しを行ってい
る。すなわち、ドラムが4個のヘッドを有する場合、情
報伝送速度が標準速度の4分の1以上の時、テープ及び
ドラムの速度が低下される。伝送速度が標準速度の4分
の1より小さい場合、装置は「DTモード」に入る。D
Tモードにおいては、テープ速度は減少された伝送速度
に対応した量だけ低下され、「DTヘッド」と称する一
つの磁気ヘッドが、低下された速度でデータの記録・読
み出しを行う。ドラムは、DTヘッドのドラム上での位
置を変化させながら媒体を横断して整数回回転する。す
なわち、データ速度が高速伝送速度の4分の1から8分
の1の場合、媒体が1トラック分移動する間にドラムが
4回転することにより、DTヘッドは1トラックの距離
の間に媒体に4回接触する。ヘッドの高さが変化するた
め、DTヘッドがトラックに接触する度にその位置は異
なる。Mori等の装置及びOishi等の装置のいず
れも螺旋スキャナではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、種々
の情報伝送速度で付与された情報の記録・読み出しを行
う改良された回転ドラム装置であって、現存の装置に最
小限のハードウェアの変更を加えるのみで実現でき、磁
気記録媒体の表面領域を有効に利用し得る回転ドラム装
置を提供することにある。
の情報伝送速度で付与された情報の記録・読み出しを行
う改良された回転ドラム装置であって、現存の装置に最
小限のハードウェアの変更を加えるのみで実現でき、磁
気記録媒体の表面領域を有効に利用し得る回転ドラム装
置を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、ドラム回転速度す
なわち記録ビット速度が一定の可変速度回転ヘッド装置
を提供することにもある。更に、本発明の目的は、RF
イコライザ及び位相ロックループの望ましくない変更を
必要としない可変速回転ヘッド装置であって、磁気ヘッ
ドの高さの変化を必要とせず、螺旋スキャナの使用が可
能な可変速回転ヘッド装置を提供することにもある。
なわち記録ビット速度が一定の可変速度回転ヘッド装置
を提供することにもある。更に、本発明の目的は、RF
イコライザ及び位相ロックループの望ましくない変更を
必要としない可変速回転ヘッド装置であって、磁気ヘッ
ドの高さの変化を必要とせず、螺旋スキャナの使用が可
能な可変速回転ヘッド装置を提供することにもある。
【0011】更に、本発明の目的は、記録ビット速度と
再生ビット速度が互いに独立であることが可能な可変速
回転ヘッド装置を提供することにもある。
再生ビット速度が互いに独立であることが可能な可変速
回転ヘッド装置を提供することにもある。
【0012】
【課題を解決するための手段】記録すべき情報が本発明
に係わる装置に付与されると、情報の伝送速度が決定さ
れる。かかる情報が標準伝送速度(N)で付与されない
場合、標準速度に変換される。情報が標準速度との差が
所定量を越える大きな速度で付与された場合、磁気媒体
の走行速度、及び、回転ドラム上の磁気記録ヘッドの作
動順序は変更される。記録すべき情報が、標準速度との
差が所定量を越える小さな速度で提示された場合、磁気
媒体の走行速度は標準速度(長さ/時間すなわちL/
T)から、記録すべき情報の情報伝送速度に応じて減少
される。回転ドラム装置の回転速度は変化されない。磁
気媒体の表面を効率的に利用するために、回転ドラム上
のヘッドは媒体速度の減少量に応じた順序で作動され
る。すなわち、媒体速度がL/T・1/X(すなわち、
L/XT)の場合、作動順序はヘッドのX個毎となる。
ただし、1/Xは速度の減少率である 記録トラックが交互のアジマスを有する螺旋スキャナの
場合には、媒体速度の減少率とヘッド作動順序との関係
は奇数でなければならない。すなわち、Xは奇数であ
る。例えば、媒体速度がL/TからL/3Tに減少され
た場合、作動順序は磁気ヘッドを3個毎に作動すること
になる。4個のヘッドA、B、C、Dを示す図1の例に
おいては、作動順序はA、D、C、Bとなる。
に係わる装置に付与されると、情報の伝送速度が決定さ
れる。かかる情報が標準伝送速度(N)で付与されない
場合、標準速度に変換される。情報が標準速度との差が
所定量を越える大きな速度で付与された場合、磁気媒体
の走行速度、及び、回転ドラム上の磁気記録ヘッドの作
動順序は変更される。記録すべき情報が、標準速度との
差が所定量を越える小さな速度で提示された場合、磁気
媒体の走行速度は標準速度(長さ/時間すなわちL/
T)から、記録すべき情報の情報伝送速度に応じて減少
される。回転ドラム装置の回転速度は変化されない。磁
気媒体の表面を効率的に利用するために、回転ドラム上
のヘッドは媒体速度の減少量に応じた順序で作動され
る。すなわち、媒体速度がL/T・1/X(すなわち、
L/XT)の場合、作動順序はヘッドのX個毎となる。
ただし、1/Xは速度の減少率である 記録トラックが交互のアジマスを有する螺旋スキャナの
場合には、媒体速度の減少率とヘッド作動順序との関係
は奇数でなければならない。すなわち、Xは奇数であ
る。例えば、媒体速度がL/TからL/3Tに減少され
た場合、作動順序は磁気ヘッドを3個毎に作動すること
になる。4個のヘッドA、B、C、Dを示す図1の例に
おいては、作動順序はA、D、C、Bとなる。
【0013】情報は速度Nで記録されたものであるた
め、再生中にドラムヘッドの回転速度を減少させる必要
はない。媒体速度及びヘッド作動順序は上述したのと同
様に変更される。情報は媒体から標準情報伝送速度
(N)で読み出され、その後、元の情報伝送速度に変換
されてもよいし、デジタル回路により他の伝送速度に変
換されてもよく、あるいは、標準速度で出力されてもよ
い。
め、再生中にドラムヘッドの回転速度を減少させる必要
はない。媒体速度及びヘッド作動順序は上述したのと同
様に変更される。情報は媒体から標準情報伝送速度
(N)で読み出され、その後、元の情報伝送速度に変換
されてもよいし、デジタル回路により他の伝送速度に変
換されてもよく、あるいは、標準速度で出力されてもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は標準的な回転ドラム記録
・読み出し装置の改良である。以下詳細に説明する実施
例は4個のヘッドを有する螺旋スキャナに関するもので
あるが、当業者には、本発明を、螺旋スキャナ法を用い
ない、あるいは、ヘッドの個数が4個とは異なる回転ド
ラム装置に容易に適用できることは明らかであろう。
・読み出し装置の改良である。以下詳細に説明する実施
例は4個のヘッドを有する螺旋スキャナに関するもので
あるが、当業者には、本発明を、螺旋スキャナ法を用い
ない、あるいは、ヘッドの個数が4個とは異なる回転ド
ラム装置に容易に適用できることは明らかであろう。
【0015】図6は本発明の一実施例のブロックダイヤ
グラムである。図6は回転ドラム11上に配設された磁
気記録ヘッドA、B、C、Dを介して磁気媒体12に情
報を記録する装置10を示す。従って、装置10は通常
は情報入力部9と回転ヘッドドラム11との間に配設さ
れる。例えばVTRにおいては、記録装置10はアンテ
ナ入力部又はケーブル入力部と、VTRテープに接触す
る記録ヘッドとの間に配設される。
グラムである。図6は回転ドラム11上に配設された磁
気記録ヘッドA、B、C、Dを介して磁気媒体12に情
報を記録する装置10を示す。従って、装置10は通常
は情報入力部9と回転ヘッドドラム11との間に配設さ
れる。例えばVTRにおいては、記録装置10はアンテ
ナ入力部又はケーブル入力部と、VTRテープに接触す
る記録ヘッドとの間に配設される。
【0016】磁気媒体12に記録すべき情報は情報速度
制御器14及び情報速度検出・選択器16に付与され
る。好ましい本実施例において、標準情報伝送速度は最
大記録情報伝送速度でもあり、N(ビット/秒)で表
す。情報速度検出・選択器16は情報源の情報伝送速度
を検出する。この速度を以下、情報源情報速度と称す。
情報速度検出・選択器16は伝送速度選択信号を出力
し、この信号は情報速度制御器14;磁気記録媒体12
の走行速度を制御する可変テープ速度制御器18;及
び、ヘッド機能を制御するヘッドスイッチ20に付与さ
れる。
制御器14及び情報速度検出・選択器16に付与され
る。好ましい本実施例において、標準情報伝送速度は最
大記録情報伝送速度でもあり、N(ビット/秒)で表
す。情報速度検出・選択器16は情報源の情報伝送速度
を検出する。この速度を以下、情報源情報速度と称す。
情報速度検出・選択器16は伝送速度選択信号を出力
し、この信号は情報速度制御器14;磁気記録媒体12
の走行速度を制御する可変テープ速度制御器18;及
び、ヘッド機能を制御するヘッドスイッチ20に付与さ
れる。
【0017】情報速度制御器14は、冗長ビット付加等
の通常の速度変換手法を用いて、可変情報速度情報源デ
ータを記録速度Nの情報に変換する。情報速度制御器は
情報源情報を速度Nでデジタル信号処理器(DSP)1
4へ出力する。DSP14は、当業者に良く知られた、
情報を磁気媒体に記録する機能を実行する。かかる機能
は符号化、変調、及びエラー制御符号化を含んでいる。
これらの機能は良く知られており、本発明の動作を理解
する上で不必要であるため、これらについての説明は省
略する。DSP22は処理された情報を記録増幅器24
に付与する。記録増幅器はまた、ヘッドスイッチ20の
出力をも受け取る。記録増幅器は、磁気媒体12に記録
すべき情報を、回転ドラム11上の磁気ヘッドA、B、
C、Dへ送る。
の通常の速度変換手法を用いて、可変情報速度情報源デ
ータを記録速度Nの情報に変換する。情報速度制御器は
情報源情報を速度Nでデジタル信号処理器(DSP)1
4へ出力する。DSP14は、当業者に良く知られた、
情報を磁気媒体に記録する機能を実行する。かかる機能
は符号化、変調、及びエラー制御符号化を含んでいる。
これらの機能は良く知られており、本発明の動作を理解
する上で不必要であるため、これらについての説明は省
略する。DSP22は処理された情報を記録増幅器24
に付与する。記録増幅器はまた、ヘッドスイッチ20の
出力をも受け取る。記録増幅器は、磁気媒体12に記録
すべき情報を、回転ドラム11上の磁気ヘッドA、B、
C、Dへ送る。
【0018】磁気ドラム11の位相信号は位相信号発生
器26により生成される。位相信号はヘッドスイッチ2
0に付与されて、磁気ヘッドA、B、C、Dの磁気媒体
12に対する位置が決定される。図7は記録装置10が
実行する手順100のフローチャートである。情報速度
検出器16は記録すべき情報の情報源情報速度Pを決定
する(ステップ102)。Pが標準記録速度N(典型的
には最大記録速度)に近い第1の数値範囲内にあれば、
すなわち、例えば N/3<P≦N (式1) ただし、磁気ドラム回転周期は T sec 磁気媒体の長さは L mm 磁気媒体の速度は L/T mm/sec が成立するならば、情報は回転ドラム記録装置における
通常の方法と同様の方法で記録される。
器26により生成される。位相信号はヘッドスイッチ2
0に付与されて、磁気ヘッドA、B、C、Dの磁気媒体
12に対する位置が決定される。図7は記録装置10が
実行する手順100のフローチャートである。情報速度
検出器16は記録すべき情報の情報源情報速度Pを決定
する(ステップ102)。Pが標準記録速度N(典型的
には最大記録速度)に近い第1の数値範囲内にあれば、
すなわち、例えば N/3<P≦N (式1) ただし、磁気ドラム回転周期は T sec 磁気媒体の長さは L mm 磁気媒体の速度は L/T mm/sec が成立するならば、情報は回転ドラム記録装置における
通常の方法と同様の方法で記録される。
【0019】特に、情報源情報速度Pが標準速度Nに等
しい場合(ステップ103)には、伝送速度の変更は不
要であり、情報は記録される(ステップ104)。一
方、P<Nが成立する場合(ステップ103)には、情
報速度検出・選択器16は、情報速度制御器14に、情
報伝送速度をN bit/secに上昇させるように指
令を与える。検出器がPはNに近い(例えば、Pが式1
により定められる第1の範囲内にある)(ステップ10
8)と判定した場合には、装置は通常速度記録と同様に
機能して情報を記録する(ステップ104)。P<Nが
成立し、かつ、PがNに近い場合には、磁気トラックの
記録情報を有する部位の長さは、P=Nが成立する場合
のトラック長さよりもP/Nだけ小さく、未使用トラッ
ク長さ(1−(P/N))・(トラック全長)の磁気ト
ラックは空白のまま残される。可変テープ速度制御器1
8は磁気媒体12の走行速度を標準速度(L/T)に維
持する。ヘッドスイッチ20は、図5に示す如く磁気ヘ
ッド(本例ではA、B、C、D)を順次作動する。すな
わち、図1に示す例においては、各ヘッドはドラムが9
0°回転する毎に1個ずつが作動される。
しい場合(ステップ103)には、伝送速度の変更は不
要であり、情報は記録される(ステップ104)。一
方、P<Nが成立する場合(ステップ103)には、情
報速度検出・選択器16は、情報速度制御器14に、情
報伝送速度をN bit/secに上昇させるように指
令を与える。検出器がPはNに近い(例えば、Pが式1
により定められる第1の範囲内にある)(ステップ10
8)と判定した場合には、装置は通常速度記録と同様に
機能して情報を記録する(ステップ104)。P<Nが
成立し、かつ、PがNに近い場合には、磁気トラックの
記録情報を有する部位の長さは、P=Nが成立する場合
のトラック長さよりもP/Nだけ小さく、未使用トラッ
ク長さ(1−(P/N))・(トラック全長)の磁気ト
ラックは空白のまま残される。可変テープ速度制御器1
8は磁気媒体12の走行速度を標準速度(L/T)に維
持する。ヘッドスイッチ20は、図5に示す如く磁気ヘ
ッド(本例ではA、B、C、D)を順次作動する。すな
わち、図1に示す例においては、各ヘッドはドラムが9
0°回転する毎に1個ずつが作動される。
【0020】情報速度検出器16が情報源情報速度Pが
第1の範囲にないと判定した場合(ステップ108)に
は、情報の記録は通常の方法では行われない。例えば、
Pが第2の範囲に属する、すなわち N/5<P<N/3 (式2) ただし、磁気ドラム回転周期は T sec 磁気媒体長さは L mm 磁気媒体速度は L/3T mm/sec が成立する場合がある。
第1の範囲にないと判定した場合(ステップ108)に
は、情報の記録は通常の方法では行われない。例えば、
Pが第2の範囲に属する、すなわち N/5<P<N/3 (式2) ただし、磁気ドラム回転周期は T sec 磁気媒体長さは L mm 磁気媒体速度は L/3T mm/sec が成立する場合がある。
【0021】この場合、テープ速度制御器18は、伝送
速度検出信号に応じて、磁気媒体走行速度を減少させ
(ステップ110)、(本例では)L/3T、すなわち
通常速度の3分の1にする。ドラム11の回転速度は変
化されないが、ヘッド作動順序は変更される(ステップ
112)。本例では、走行速度は標準速度の3分の1に
減少されているため、ヘッドスイッチ20はヘッドを3
個毎に作動する。従って、記録(ステップ114)は以
下のように行われる。正アジマストラックAn がドラム
に接触する際、ヘッドAが作動される。隣接する負アジ
マストラックがドラム上に現れても、隣接する負ヘッド
Bは作動されず、また、その次の正ヘッドCも作動され
ない。テープ速度は3分の1に減少されているため、本
例では、ドラムが270°回転し、ヘッドAから3個目
のヘッドが作動されることになる。従って、負アジマス
ヘッドDがヘッドスイッチ20により作動される。テー
プ速度は減少されているため、ヘッドAがデータの記録
を完了した際、ヘッドBが磁気媒体12に接触し、トラ
ックA上に物理的に位置することになる。従って、ヘッ
ドBはマスクされなければならない。ヘッドCもまたト
ラックAに物理的に接触し、媒体12に接触する際には
マスクされなければならない。ヘッドDが媒体12に接
触する際には、媒体は、ヘッドDがトラックA上の情報
を覆う(すなわち上書きする)ことなく記録できるのに
十分な距離を走行している。これにより、媒体の記録領
域を有効に利用することができる。図8に示す如く、本
例においては、隣接トラック間に隙間は見られない。
速度検出信号に応じて、磁気媒体走行速度を減少させ
(ステップ110)、(本例では)L/3T、すなわち
通常速度の3分の1にする。ドラム11の回転速度は変
化されないが、ヘッド作動順序は変更される(ステップ
112)。本例では、走行速度は標準速度の3分の1に
減少されているため、ヘッドスイッチ20はヘッドを3
個毎に作動する。従って、記録(ステップ114)は以
下のように行われる。正アジマストラックAn がドラム
に接触する際、ヘッドAが作動される。隣接する負アジ
マストラックがドラム上に現れても、隣接する負ヘッド
Bは作動されず、また、その次の正ヘッドCも作動され
ない。テープ速度は3分の1に減少されているため、本
例では、ドラムが270°回転し、ヘッドAから3個目
のヘッドが作動されることになる。従って、負アジマス
ヘッドDがヘッドスイッチ20により作動される。テー
プ速度は減少されているため、ヘッドAがデータの記録
を完了した際、ヘッドBが磁気媒体12に接触し、トラ
ックA上に物理的に位置することになる。従って、ヘッ
ドBはマスクされなければならない。ヘッドCもまたト
ラックAに物理的に接触し、媒体12に接触する際には
マスクされなければならない。ヘッドDが媒体12に接
触する際には、媒体は、ヘッドDがトラックA上の情報
を覆う(すなわち上書きする)ことなく記録できるのに
十分な距離を走行している。これにより、媒体の記録領
域を有効に利用することができる。図8に示す如く、本
例においては、隣接トラック間に隙間は見られない。
【0022】記録ビット速度は常にN bits/se
cであるため、再生回路に配設された位相ロッループ及
びRFイコライザ回路を、再生中に変更する必要はな
い。図8は、Pが式2に示す第2の範囲内にある場合、
特にP=N/3の場合に、螺旋スキャナによって上述の
如く記録されたトラックを示す。本実施例においては、
トラックAn に隣接するトラックはDn であることに注
意されたい。同様に、その次の正アジマストラックはヘ
ッドDから3番目のヘッドであるヘッドCにより記録さ
れたものである。本例において、ヘッドスイッチ20の
動作順序はA、D、C、Bであり、図9に示すA″、
D″、C″、及びB″は各ヘッドが作動されている期間
を示す。
cであるため、再生回路に配設された位相ロッループ及
びRFイコライザ回路を、再生中に変更する必要はな
い。図8は、Pが式2に示す第2の範囲内にある場合、
特にP=N/3の場合に、螺旋スキャナによって上述の
如く記録されたトラックを示す。本実施例においては、
トラックAn に隣接するトラックはDn であることに注
意されたい。同様に、その次の正アジマストラックはヘ
ッドDから3番目のヘッドであるヘッドCにより記録さ
れたものである。本例において、ヘッドスイッチ20の
動作順序はA、D、C、Bであり、図9に示すA″、
D″、C″、及びB″は各ヘッドが作動されている期間
を示す。
【0023】テープ速度とヘッド作動順序との間の関係
は他にも可能であることは明らかである。例えば、情報
源情報速度Pが、例えばP=N/5を含む、ある範囲に
入るならば、ヘッドは5個毎に作動される。本実施例の
4個のヘッドを有するドラムの場合には、この順序は
A、B、C、Dとなる。しかしながら、本実施例の4ヘ
ッドドラムのヘッドBが作動されるまでに450°(す
なわち360°+90°)回転することになる。Pが、
例えばP=N/7を含む、ある範囲に入るならば、7個
毎のヘッドが作動されてその順序はA、D、C、Bとな
るが、ドラムは次のヘッドが作動されるまでに630°
(すなわち360°+270°)回転することになる。
勿論、本発明は4個のヘッドを有するドラムに限定され
るものではない。
は他にも可能であることは明らかである。例えば、情報
源情報速度Pが、例えばP=N/5を含む、ある範囲に
入るならば、ヘッドは5個毎に作動される。本実施例の
4個のヘッドを有するドラムの場合には、この順序は
A、B、C、Dとなる。しかしながら、本実施例の4ヘ
ッドドラムのヘッドBが作動されるまでに450°(す
なわち360°+90°)回転することになる。Pが、
例えばP=N/7を含む、ある範囲に入るならば、7個
毎のヘッドが作動されてその順序はA、D、C、Bとな
るが、ドラムは次のヘッドが作動されるまでに630°
(すなわち360°+270°)回転することになる。
勿論、本発明は4個のヘッドを有するドラムに限定され
るものではない。
【0024】上述の関係は、テープの減速率が奇数(例
えばテープ速度が、L/3T、L/5T、あるいはL/
7T)であることを必要とする。なぜなら、上記実施例
は偶数個のヘッドを有する螺旋スキャナだからである。
正負のアジマスのために、引き続いて作動される各ヘッ
ドは、前のヘッドとは逆のアジマスを有していなければ
ならず、従って、作動の間隔は奇数でなければならな
い。アジマスの正負を考慮しない回転ドラム装置の場合
には、これらの関係は偶数あるいは奇数のいずれであっ
てもよい。テープの減速率L/Tの分数の各々に対し
て、その分数の逆数はヘッド作動順序に関係する。例え
ば、テープ速度がL/XTに減速される場合、作動順序
はヘッドのX個毎となる。
えばテープ速度が、L/3T、L/5T、あるいはL/
7T)であることを必要とする。なぜなら、上記実施例
は偶数個のヘッドを有する螺旋スキャナだからである。
正負のアジマスのために、引き続いて作動される各ヘッ
ドは、前のヘッドとは逆のアジマスを有していなければ
ならず、従って、作動の間隔は奇数でなければならな
い。アジマスの正負を考慮しない回転ドラム装置の場合
には、これらの関係は偶数あるいは奇数のいずれであっ
てもよい。テープの減速率L/Tの分数の各々に対し
て、その分数の逆数はヘッド作動順序に関係する。例え
ば、テープ速度がL/XTに減速される場合、作動順序
はヘッドのX個毎となる。
【0025】図10は本発明に係わる回転ドラム装置の
再生装置の一実施例を示す。図11は再生装置40が実
行する手順200のフローチャートを示す。この回路4
0は回転ドラム11上の磁気ヘッドA、B、C、Dによ
り磁気媒体12から読み出された情報を再生するために
必要とされる。例えば、VTRにおいて、再生回路40
は一般には、VTRテープと接触する再生ヘッドとテレ
ビ受像機へのVTR出力部41との間に配設される。
再生装置の一実施例を示す。図11は再生装置40が実
行する手順200のフローチャートを示す。この回路4
0は回転ドラム11上の磁気ヘッドA、B、C、Dによ
り磁気媒体12から読み出された情報を再生するために
必要とされる。例えば、VTRにおいて、再生回路40
は一般には、VTRテープと接触する再生ヘッドとテレ
ビ受像機へのVTR出力部41との間に配設される。
【0026】図10に示す如く、位相信号発生器26は
磁気ドラム11の位相信号を生成する。この信号はヘッ
ドスイッチ20に付与されて、磁気ヘッドA、B、C、
Dの磁気媒体12に対する位置が決定される。これらの
ヘッドにより読み出された情報は再生増幅器28に付与
される。上述の如く、Nより小さい速度を有する情報源
情報速度で付与された情報であっても、記録速度Nで記
録され、ドラム回転速度を調整する必要はない。
磁気ドラム11の位相信号を生成する。この信号はヘッ
ドスイッチ20に付与されて、磁気ヘッドA、B、C、
Dの磁気媒体12に対する位置が決定される。これらの
ヘッドにより読み出された情報は再生増幅器28に付与
される。上述の如く、Nより小さい速度を有する情報源
情報速度で付与された情報であっても、記録速度Nで記
録され、ドラム回転速度を調整する必要はない。
【0027】再生増幅器28はまた、磁気ヘッドの作動
を制御するヘッドスイッチ20の出力をも受け取る。再
生増幅器は媒体から情報を読み出し(図11におけるス
テップ202)、DSPへ送る。DSPは磁気媒体から
の情報を処理する(ステップ204)。かかる処理は当
業者には良く知られているため、その説明は省略する。
情報は標準速度Nで記録されたものであるため、この情
報は標準速度で出力されてもよいし、元の再生速度に戻
されてもよく、あるいは、元の記録速度とは異なる別の
情報源速度に変換されてもよい(ステップ205)。情
報を所要の速度に変換するため、DSP出力は、情報源
情報速度を決定して(ステップ208、214)制御信
号を生成する情報源情報速度検出器32に付与される。
DSP22の出力はまた、情報速度回復装置30にも付
与される。情報速度回復装置30は、情報源情報速度検
出器32の出力信号に応じて、情報源速度がNの場合に
は情報を変更せずに出力し(ステップ210)、情報源
速度がNでない場合には、情報を出力する(ステップ2
10)前に記録情報をその原伝送速度に変換する(ステ
ップ212)。
を制御するヘッドスイッチ20の出力をも受け取る。再
生増幅器は媒体から情報を読み出し(図11におけるス
テップ202)、DSPへ送る。DSPは磁気媒体から
の情報を処理する(ステップ204)。かかる処理は当
業者には良く知られているため、その説明は省略する。
情報は標準速度Nで記録されたものであるため、この情
報は標準速度で出力されてもよいし、元の再生速度に戻
されてもよく、あるいは、元の記録速度とは異なる別の
情報源速度に変換されてもよい(ステップ205)。情
報を所要の速度に変換するため、DSP出力は、情報源
情報速度を決定して(ステップ208、214)制御信
号を生成する情報源情報速度検出器32に付与される。
DSP22の出力はまた、情報速度回復装置30にも付
与される。情報速度回復装置30は、情報源情報速度検
出器32の出力信号に応じて、情報源速度がNの場合に
は情報を変更せずに出力し(ステップ210)、情報源
速度がNでない場合には、情報を出力する(ステップ2
10)前に記録情報をその原伝送速度に変換する(ステ
ップ212)。
【0028】情報源情報速度検出器32の制御信号、及
び、再生増幅器28からの信号は、通常のトラッキング
制御器34に付与される。トラッキング制御器34は、
再生に必要な情報源情報速度に応じて媒体速度を変化さ
せる。情報源情報速度検出器32の制御信号、及び、位
相発生器26の出力は、ヘッドスイッチ20に付与され
る。この制御信号は、ヘッドスイッチ20に、磁気ヘッ
ドを媒体速度に応じた適切な順序で作動するよう指令を
与える。好ましくは、再生中に使用されないヘッドはマ
スクされる。トラッキング制御のためには動作中のヘッ
ドからの情報が必要だからである。位相発生器出力は磁
気ヘッドの磁気媒体に対する位置を出力する。
び、再生増幅器28からの信号は、通常のトラッキング
制御器34に付与される。トラッキング制御器34は、
再生に必要な情報源情報速度に応じて媒体速度を変化さ
せる。情報源情報速度検出器32の制御信号、及び、位
相発生器26の出力は、ヘッドスイッチ20に付与され
る。この制御信号は、ヘッドスイッチ20に、磁気ヘッ
ドを媒体速度に応じた適切な順序で作動するよう指令を
与える。好ましくは、再生中に使用されないヘッドはマ
スクされる。トラッキング制御のためには動作中のヘッ
ドからの情報が必要だからである。位相発生器出力は磁
気ヘッドの磁気媒体に対する位置を出力する。
【0029】本発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変更、置換、及び等価な構成を本発明
の範囲から逸脱することなく用いることができる。
ではなく、種々の変更、置換、及び等価な構成を本発明
の範囲から逸脱することなく用いることができる。
【図1】4個の磁気ヘッドを有する回転ドラムを示す図
である。
である。
【図2】回転ドラム及び記録媒体の正面図である。
【図3】回転ドラム及び記録媒体の上面図である。
【図4】高速情報伝送速度で動作する螺旋スキャナが磁
気媒体上に記録する情報のトラックを示す図である。
気媒体上に記録する情報のトラックを示す図である。
【図5】図1に示す回転ドラム装置の高速情報伝送速度
でのヘッド切替制御信号を示すチャートである。
でのヘッド切替制御信号を示すチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係わる記録回路のブロック
ダイヤグラムである。
ダイヤグラムである。
【図7】本発明に係わる記録方法のフローチャートであ
る。
る。
【図8】低速情報伝送速度で動作する螺旋スキャナが磁
気媒体上に記録する情報のトラックを示す図である。
気媒体上に記録する情報のトラックを示す図である。
【図9】図1に示す回転ドラム装置の低速情報伝送速度
でのヘッド切替制御信号を示すチャートである。
でのヘッド切替制御信号を示すチャートである。
【図10】本発明の一実施例に係わる再生回路のブロッ
クダイヤグラムである。
クダイヤグラムである。
【図11】本発明に係わる再生方法のフローチャートで
ある。
ある。
A、B、C、D 磁気ヘッド 10 記録装置 11 回転ドラム 12 磁気記録媒体 14 情報速度制御器 16 情報速度検出・選択器 18 可変テープ速度制御器 20 ヘッドスイッチ 24 記録増幅器 26 位相信号発生器 28 再生増幅器 30 情報速度回復装置 32 情報源情報速度検出器 34 トラッキング制御器 40 再生装置
Claims (11)
- 【請求項1】 i)媒体に記録すべき情報の情報源伝送
速度を決定し; ii)前記決定された情報源伝送速度に基づいて前記媒体
の速度を制御し; iii)前記媒体の速度に関連する作動順序で回転ドラム上
の磁気ヘッドを作動させる各段階からなる回転ドラム装
置の情報伝送速度を制御する方法。 - 【請求項2】 前記媒体の速度を制御する前記段階は i)前記決定された情報源伝送速度が記録速度Nと第2
の所定の伝送速度との間にある場合には、前記媒体の速
度を標準速度L/Tから変更せず、ここで、Lはテープ
の長さを表し、Tは前記回転ドラムの回転周期を表し; ii) 前記情報源伝送速度が前記第2の所定の伝送速度よ
りも小さい場合には、前記媒体の速度を前記標準速度の
分数L/XTに変換し、ここで、Xは前記情報源伝送速
度の前記標準伝送速度からの相違量に関連し、前記作動
順序はヘッドのX個毎であり、Xは前記速度が変化され
ていない場合に1である、各段階を更に備えた請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 前記媒体に記録された情報の再生は i)前記記録された情報を前記媒体から前記標準速度で
読み出し; ii) 再生情報源伝達速度を決定し; iii)前記再生情報源伝達速度に応じて前記媒体の速度と
磁気ヘッド作動順序とを変更し; iv) 前記媒体から読み出された情報を前記標準伝送速度
から前記再生情報源伝送速度に変換する各段階からなる
請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記第2の所定の速度はN/3である請
求項2記載の方法。 - 【請求項5】 Xは奇数である請求項2記載の方法。
- 【請求項6】 i)入力部と; ii) 前記入力部に接続された情報速度検出器と; iii)前記磁気媒体の速度を、検出された情報伝送速度の
所定の伝送速度からの相違量に応じて制御する、前記情
報伝送速度検出器に接続された媒体走行速度制御器と; iv) 前記情報速度検出器に接続され、前記磁気ヘッドを
X個毎に順次作動させ、ここでXは前記情報源伝送速度
と前記標準伝送速度との相違量に関連している磁気ヘッ
ドスイッチとを備えた、多数の磁気ヘッドを有する回転
ドラム装置と磁気媒体との間の情報伝送装置。 - 【請求項7】 前記媒体走行速度制御器は (i)前記情報源伝送速度が第1の所定の伝送速度と、
それより低速の第1の所定の伝送速度との間にある場合
には、前記速度を標準速度L/Tから変化させず、ここ
で、Lはテープの長さであり、Tは前記回転ドラムの回
転周期であり; (ii)前記情報伝送速度が前記第2の所定の伝送速度よ
りも小さい場合には、前記速度を前記標準速度L/Tの
分数L/XTとなるように変化させる請求項6記載の装
置。 - 【請求項8】i)前記入力部と前記情報速度検出器とに
接続され、記録すべき前記情報を前記情報源伝送速度か
ら所定の伝送速度に変換する情報速度制御器と; ii) 前記情報速度制御器に接続された信号処理器と; iii)前記回転ドラムと前記磁気ヘッドスイッチ手段との
間に接続され、少なくとも一つの回転ドラムヘッドの前
記磁気媒体に対する位置を示す位相信号発生器とを更に
備えた請求項6記載の装置。 - 【請求項9】 i)前記回転ドラムと前記ヘッドスイッ
チとに接続された入力部と、前記信号処理器に接続され
た出力部とを有する再生増幅器と; ii) 前記信号処理器に接続された入力部と、前記ヘッド
スイッチに接続された出力部とを有する情報源速度検出
器と; iii)前記信号処理器の出力部と前記情報源速度検出器の
出力部とに接続された情報速度回復装置と; iv) 前記再生増幅器と前記情報源速度検出器とに接続さ
れた入力部と、前記回転ドラム装置に接続された出力部
とを有するトラッキング制御器と; v)前記情報速度回復装置の出力部に接続された回復情
報出力部とを有する再生回路を更に備えた請求項8記載
の装置。 - 【請求項10】 前記回転ドラム装置は偶数個の磁気ヘ
ッドを有する螺旋スキャナを備え、Xは奇数である請求
項6記載の装置。 - 【請求項11】 前記回転ドラム装置に接続された入力
部と前記ヘッドスイッチに接続された出力部とを有する
位相信号発生器を更に備えた請求項9記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US31955394A | 1994-10-06 | 1994-10-06 | |
US319553 | 1994-10-06 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=23242735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07251531A Expired - Fee Related JP3094399B2 (ja) | 1994-10-06 | 1995-09-28 | 回転ドラム装置を用いた可変速データの記録・読み出し方法及び装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5784215A (ja) |
JP (1) | JP3094399B2 (ja) |
CN (1) | CN1076505C (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07107759B2 (ja) * | 1983-09-14 | 1995-11-15 | 株式会社日立製作所 | 回転ヘッドpcmレコ−ダ |
JPS6390007A (ja) * | 1986-10-02 | 1988-04-20 | Victor Co Of Japan Ltd | 回転ヘツド式デイジタル信号記録再生装置 |
EP0327289B1 (en) * | 1988-01-30 | 1996-03-13 | Sony Corporation | Magnetic recording and playback apparatus |
US5136391A (en) * | 1988-11-02 | 1992-08-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Digital video tape recorder capable of accurate image reproduction during high speed tape motion |
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-
1996
- 1996-08-12 US US08/695,518 patent/US5784215A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1076505C (zh) | 2001-12-19 |
CN1134016A (zh) | 1996-10-23 |
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