JPH0819473A - カ−テンの開閉装置 - Google Patents
カ−テンの開閉装置Info
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- JPH0819473A JPH0819473A JP18065494A JP18065494A JPH0819473A JP H0819473 A JPH0819473 A JP H0819473A JP 18065494 A JP18065494 A JP 18065494A JP 18065494 A JP18065494 A JP 18065494A JP H0819473 A JPH0819473 A JP H0819473A
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- Japan
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- runner
- drive belt
- opening
- carten
- longitudinal direction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、装置の簡素化及び小型化と組み立
て作業効率の向上を通じて、製品コストの低減を図るこ
とができるカ−テンの開閉装置を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は、1つの駆動ベルト収納室と1つの
ランナ−滑動室とを有する2本の並行するカ−テンレ−
ル内に、あるいは2つの駆動ベルト収納室と1つのラン
ナ−滑動室とを有する2本の並行するカ−テンレ−ル内
に、無端状の駆動ベルトを回転可能に収納し、この駆動
ベルトに固定した先頭ランナ−を移動させることによ
り、カ−テンを開閉することを特徴とした、カ−テンの
開閉装置である。
て作業効率の向上を通じて、製品コストの低減を図るこ
とができるカ−テンの開閉装置を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は、1つの駆動ベルト収納室と1つの
ランナ−滑動室とを有する2本の並行するカ−テンレ−
ル内に、あるいは2つの駆動ベルト収納室と1つのラン
ナ−滑動室とを有する2本の並行するカ−テンレ−ル内
に、無端状の駆動ベルトを回転可能に収納し、この駆動
ベルトに固定した先頭ランナ−を移動させることによ
り、カ−テンを開閉することを特徴とした、カ−テンの
開閉装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に使用するカ
ーテンの開閉装置に関するものである。
ーテンの開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に使用するカ−テンの開
閉装置には、2本の並行に配したカ−テンレ−ル内に無
端状の駆動ベルトをそれぞれ回転可能に収納し、この駆
動ベルトに固定した先頭ランナ−と、その他の遊嵌状態
のランナ−群とにカ−テンを掛止して開閉を行う装置が
存在する(実開平5−76384号)。前記先頭ランナ
−を駆動ベルトに固定する手段としては、図5に示すよ
うな装置が用いられている(特願平2−78782
号)。この装置は、カ−テンレ−ル内に収納した駆動ベ
ルトAに駆動部材Bを固着し、さらに駆動部材Bに図示
しないカ−テンランナ−を装着し、このカ−テンランナ
−にカ−テンを掛止して構成されている。各部材につい
て説明すると、駆動ベルトAは片面に歯部aを有し、ま
た駆動部材Bは、この歯部aと噛合する歯部cを有する
結合部材b1とb2により構成されている。そして、駆
動部材Bを駆動ベルトAに装着する場合は、駆動ベルト
Aを挟んで結合部材b1とb2を複数のボルトDにより
締結して装着される。
閉装置には、2本の並行に配したカ−テンレ−ル内に無
端状の駆動ベルトをそれぞれ回転可能に収納し、この駆
動ベルトに固定した先頭ランナ−と、その他の遊嵌状態
のランナ−群とにカ−テンを掛止して開閉を行う装置が
存在する(実開平5−76384号)。前記先頭ランナ
−を駆動ベルトに固定する手段としては、図5に示すよ
うな装置が用いられている(特願平2−78782
号)。この装置は、カ−テンレ−ル内に収納した駆動ベ
ルトAに駆動部材Bを固着し、さらに駆動部材Bに図示
しないカ−テンランナ−を装着し、このカ−テンランナ
−にカ−テンを掛止して構成されている。各部材につい
て説明すると、駆動ベルトAは片面に歯部aを有し、ま
た駆動部材Bは、この歯部aと噛合する歯部cを有する
結合部材b1とb2により構成されている。そして、駆
動部材Bを駆動ベルトAに装着する場合は、駆動ベルト
Aを挟んで結合部材b1とb2を複数のボルトDにより
締結して装着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
次のような問題点が存在する。 <イ>実開平5−76384号のカ−テンの開閉装置に
用いられるカ−テンレ−ルは、2組のランナ−群を別組
に案内する2条の平行溝を有する構造である。そのた
め、カ−テンレ−ルの幅が広くなり、車内等の狭い空間
に取り付けるには不都合である。
次のような問題点が存在する。 <イ>実開平5−76384号のカ−テンの開閉装置に
用いられるカ−テンレ−ルは、2組のランナ−群を別組
に案内する2条の平行溝を有する構造である。そのた
め、カ−テンレ−ルの幅が広くなり、車内等の狭い空間
に取り付けるには不都合である。
【0004】<ロ>特願平2−78782号に記載の駆
動部材Bは、結合部材b1とb2をボルトDにより締結
して駆動ベルトAに装着するため、構造が複雑化し、駆
動部材Bの外形寸法が大きくなる。従って、駆動部材B
を収納するカ−テンレ−ルの外形寸法も大きくなり、装
置全体の大型化を招くことになる。自動車用のカ−テン
装置等は、できるだけ軽量で小型なものが望まれている
ため、このような大型装置は商品価値を低下させるもの
となる。
動部材Bは、結合部材b1とb2をボルトDにより締結
して駆動ベルトAに装着するため、構造が複雑化し、駆
動部材Bの外形寸法が大きくなる。従って、駆動部材B
を収納するカ−テンレ−ルの外形寸法も大きくなり、装
置全体の大型化を招くことになる。自動車用のカ−テン
装置等は、できるだけ軽量で小型なものが望まれている
ため、このような大型装置は商品価値を低下させるもの
となる。
【0005】<ハ>結合部材b1とb2をボルトDによ
り締結する作業は、非常に細かい作業となり、装置の組
み立て作業の効率が低下する。
り締結する作業は、非常に細かい作業となり、装置の組
み立て作業の効率が低下する。
【0006】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、装置の簡素化及び小型化と
組み立て作業効率の向上を通じて、製品コストの低減を
図ることができるカ−テンの開閉装置を提供することを
目的とする。
するためになされたもので、装置の簡素化及び小型化と
組み立て作業効率の向上を通じて、製品コストの低減を
図ることができるカ−テンの開閉装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つの駆動ベ
ルト収納室と1つのランナ−滑動室とを長手方向に並設
し、駆動ベルト収納室とランナー滑動室との隔壁には長
手方向にスリットを開設し、かつランナー滑動室の前記
スリットと対向する外壁にも長手方向にスリットを開設
したレ−ル部材であって、窓の上下あるいは左右の縁に
沿って配設した2本のカ−テンレ−ルあるいは、2つの
駆動ベルト収納室と1つのランナ−滑動室とを長手方向
に並設し、両方の駆動ベルト収納室とランナー滑動室と
の隔壁には長手方向にスリットを開設し、かつランナー
滑動室の前記スリットと対向する外壁にも長手方向にス
リットを開設したレ−ル部材であって、窓の上下あるい
は左右の縁に沿って配設した2本のカ−テンレ−ルと、
これらのカ−テンレ−ルの両端に設けたプ−リと、これ
らのプ−リ間に巻回して前記駆動ベルト収納室内に環状
に収納した無端状の駆動ベルトと、前記ランナー滑動室
の外壁に開設したスリットに滑動可能に嵌着したランナ
−群と、これらのランナ−群の先頭に位置するランナ−
であって、前記駆動ベルトに固定した先頭ランナ−と、
前記2本のカ−テンレ−ルの同一端側の前記プ−リ間を
連結する回転伝達部材と、この回転伝達部材により連結
される一方のプ−リに回転力を与える駆動モ−タとより
なることを特徴とした、カ−テンの開閉装置である。ま
た、前記駆動ベルトは内周側に歯部を有し、前記先頭ラ
ンナーは、断面略コ字状で内側に前記駆動ベルトの歯部
と噛合する歯部を有する固定治具に接合して構成するこ
とを特徴とした、カーテンの開閉装置である。また、前
記駆動ベルトは1本のベルトの両端部を突き合わた状態
で、その突合わせ部に前記先頭ランナーの固定治具を噛
合させて環状に構成することを特徴とした、カーテンの
開閉装置である。また、前記カ−テンレ−ルの長手方向
に手動用のランナ−滑動室を付設し、かつこのランナ−
滑動室の外壁の長手方向にスリットを開設し、このスリ
ットに滑動可能にランナ−群を嵌着して構成したことを
特徴とする、カ−テンの開閉装置である。さらに、前記
2本のカ−テンレ−ルは長さの異なるものを用いて、前
記回転伝達部材により連結された2つのプ−リの歯数を
変えることにより、前記2つの先頭ランナ−を異なる速
度で移動させて、各カ−テンレ−ル側のカ−テンの開閉
動作の完了が同時になるよう構成したことを特徴とす
る、カ−テンの開閉装置である。
ルト収納室と1つのランナ−滑動室とを長手方向に並設
し、駆動ベルト収納室とランナー滑動室との隔壁には長
手方向にスリットを開設し、かつランナー滑動室の前記
スリットと対向する外壁にも長手方向にスリットを開設
したレ−ル部材であって、窓の上下あるいは左右の縁に
沿って配設した2本のカ−テンレ−ルあるいは、2つの
駆動ベルト収納室と1つのランナ−滑動室とを長手方向
に並設し、両方の駆動ベルト収納室とランナー滑動室と
の隔壁には長手方向にスリットを開設し、かつランナー
滑動室の前記スリットと対向する外壁にも長手方向にス
リットを開設したレ−ル部材であって、窓の上下あるい
は左右の縁に沿って配設した2本のカ−テンレ−ルと、
これらのカ−テンレ−ルの両端に設けたプ−リと、これ
らのプ−リ間に巻回して前記駆動ベルト収納室内に環状
に収納した無端状の駆動ベルトと、前記ランナー滑動室
の外壁に開設したスリットに滑動可能に嵌着したランナ
−群と、これらのランナ−群の先頭に位置するランナ−
であって、前記駆動ベルトに固定した先頭ランナ−と、
前記2本のカ−テンレ−ルの同一端側の前記プ−リ間を
連結する回転伝達部材と、この回転伝達部材により連結
される一方のプ−リに回転力を与える駆動モ−タとより
なることを特徴とした、カ−テンの開閉装置である。ま
た、前記駆動ベルトは内周側に歯部を有し、前記先頭ラ
ンナーは、断面略コ字状で内側に前記駆動ベルトの歯部
と噛合する歯部を有する固定治具に接合して構成するこ
とを特徴とした、カーテンの開閉装置である。また、前
記駆動ベルトは1本のベルトの両端部を突き合わた状態
で、その突合わせ部に前記先頭ランナーの固定治具を噛
合させて環状に構成することを特徴とした、カーテンの
開閉装置である。また、前記カ−テンレ−ルの長手方向
に手動用のランナ−滑動室を付設し、かつこのランナ−
滑動室の外壁の長手方向にスリットを開設し、このスリ
ットに滑動可能にランナ−群を嵌着して構成したことを
特徴とする、カ−テンの開閉装置である。さらに、前記
2本のカ−テンレ−ルは長さの異なるものを用いて、前
記回転伝達部材により連結された2つのプ−リの歯数を
変えることにより、前記2つの先頭ランナ−を異なる速
度で移動させて、各カ−テンレ−ル側のカ−テンの開閉
動作の完了が同時になるよう構成したことを特徴とす
る、カ−テンの開閉装置である。
【0008】
【実施例1】 <イ>全体の構造 本発明の装置全体の概略は、図2に示すように、間隔を
おいて配置した2本のカーテンレール1内にそれぞれ環
状に駆動ベルト2を収納し、これらの駆動ベルト2を駆
動装置により回転させ、駆動ベルト2に装着した先頭ラ
ンナー3をカーテンレール1に沿って滑動させて、カ−
テン6の開閉を行う装置である。なお、図2はカ−テン
レ−ル1を窓の上下の縁部に沿って横方向に設置した場
合であるが、これらを窓の左右の縁部に沿って縦方向に
設置し、カ−テン6を上下に開閉することも可能であ
る。また、自動車のリヤウインド等の略台形の窓の上下
縁部に装着する場合は、上下部のカ−テンレ−ル1をや
や湾曲した状態で、かつ上部よりも下部のカ−テンレ−
ル1に長いものを使用する。また、リヤウインド等の略
台形の窓の左右縁部に装着する場合は、2本のカ−テン
レ−ル1を略ハの字状に配置する。なお、装置の作動に
ついては、スイッチ式とリモコン式のどちらの方法でも
作動させることが可能である。以下、各部材の構造につ
いて詳説する。
おいて配置した2本のカーテンレール1内にそれぞれ環
状に駆動ベルト2を収納し、これらの駆動ベルト2を駆
動装置により回転させ、駆動ベルト2に装着した先頭ラ
ンナー3をカーテンレール1に沿って滑動させて、カ−
テン6の開閉を行う装置である。なお、図2はカ−テン
レ−ル1を窓の上下の縁部に沿って横方向に設置した場
合であるが、これらを窓の左右の縁部に沿って縦方向に
設置し、カ−テン6を上下に開閉することも可能であ
る。また、自動車のリヤウインド等の略台形の窓の上下
縁部に装着する場合は、上下部のカ−テンレ−ル1をや
や湾曲した状態で、かつ上部よりも下部のカ−テンレ−
ル1に長いものを使用する。また、リヤウインド等の略
台形の窓の左右縁部に装着する場合は、2本のカ−テン
レ−ル1を略ハの字状に配置する。なお、装置の作動に
ついては、スイッチ式とリモコン式のどちらの方法でも
作動させることが可能である。以下、各部材の構造につ
いて詳説する。
【0009】<ロ>カーテンレ−ル カ−テンレ−ル1は、図1に示すように、1つの駆動ベ
ルト収納室11と1つのランナ−滑動室12とを長手方
向に並設し、駆動ベルト収納室11とランナー滑動室1
2との隔壁13には長手方向にスリット14を開設し、
かつランナー滑動室12の前記スリット14と対向する
外壁15にも長手方向にスリット16を開設したレ−ル
部材である。また、駆動ベルト収納室11の内部上面に
突出部17を、さらにスリット14の両縁部に立上り部
18を形成する。カ−テンレ−ル1は、アルミや樹脂等
の押し出し材等により作製する。
ルト収納室11と1つのランナ−滑動室12とを長手方
向に並設し、駆動ベルト収納室11とランナー滑動室1
2との隔壁13には長手方向にスリット14を開設し、
かつランナー滑動室12の前記スリット14と対向する
外壁15にも長手方向にスリット16を開設したレ−ル
部材である。また、駆動ベルト収納室11の内部上面に
突出部17を、さらにスリット14の両縁部に立上り部
18を形成する。カ−テンレ−ル1は、アルミや樹脂等
の押し出し材等により作製する。
【0010】<ハ>駆動ベルト 駆動ベルト2は、図3に示すように、ウレタン樹脂等の
可撓性を有する部材で形成し、一方の面には、駆動ベル
ト2の厚さに比較して高さの高い歯部21を設ける。そ
して、この駆動ベルト2を、図1に示すように、カ−テ
ンレ−ル1の駆動ベルト収納室11内の左右に、歯部2
1が内側に位置するように環状に収納する。
可撓性を有する部材で形成し、一方の面には、駆動ベル
ト2の厚さに比較して高さの高い歯部21を設ける。そ
して、この駆動ベルト2を、図1に示すように、カ−テ
ンレ−ル1の駆動ベルト収納室11内の左右に、歯部2
1が内側に位置するように環状に収納する。
【0011】<ニ>先頭ランナ− 先頭ランナー3は、図1、3に示すように、ランナ−部
と固定治具よりなる。ランナ−部は、円盤状等の内部滑
動片31と外部滑動片32とを、連結材33により所定
の間隔をおいて面対向させて接合し、外部滑動片32の
外面には、掛止穴34を開設したカ−テン6の掛止片3
5を直角方向に突設する。また、内部滑動片31は逆L
字形等の連結材36を介して固定治具37と接合する。
固定治具37は、断面略コ字状で内側に駆動ベルト2の
歯部21と噛合する歯部38を有している。そして、各
駆動ベルト2の左右両側に2つの固定治具37を噛合さ
せて装着する。この場合、連結材36をスリット14に
通して、内部滑動片31はランナ−滑動室12内に収納
し、外部滑動片32及び掛止片35は外壁15から露出
させた状態で装着する。これによって、2つの先頭ラン
ナ−3は、駆動ベルト2を回転させると接近あるいは離
れる方向に滑動するため、カ−テンを観音開き型に構成
することができる。また、固定治具37を1本の駆動ベ
ルト2の両端部の突合わせ部に装着すれば、固定治具3
7が連結部材の機能を果たすため、駆動ベルト2の端部
間を接合する作業がはぶける。なお、先頭ランナ−3
は、内部滑動片31を設けずに、外部滑動片32を直接
連結材を介して固定治具37に接合する形状であっても
よい。また、先頭ランナ−3のランナ−部と固定治具3
7とを分割型とし、着脱自在に構成してもよい。さら
に、駆動ベルト2に歯部21の無い平坦状のものを用い
る場合は、固定治具37はビスなどで締め付けることに
より、駆動ベルト2に確実に装着できる構造とする。
と固定治具よりなる。ランナ−部は、円盤状等の内部滑
動片31と外部滑動片32とを、連結材33により所定
の間隔をおいて面対向させて接合し、外部滑動片32の
外面には、掛止穴34を開設したカ−テン6の掛止片3
5を直角方向に突設する。また、内部滑動片31は逆L
字形等の連結材36を介して固定治具37と接合する。
固定治具37は、断面略コ字状で内側に駆動ベルト2の
歯部21と噛合する歯部38を有している。そして、各
駆動ベルト2の左右両側に2つの固定治具37を噛合さ
せて装着する。この場合、連結材36をスリット14に
通して、内部滑動片31はランナ−滑動室12内に収納
し、外部滑動片32及び掛止片35は外壁15から露出
させた状態で装着する。これによって、2つの先頭ラン
ナ−3は、駆動ベルト2を回転させると接近あるいは離
れる方向に滑動するため、カ−テンを観音開き型に構成
することができる。また、固定治具37を1本の駆動ベ
ルト2の両端部の突合わせ部に装着すれば、固定治具3
7が連結部材の機能を果たすため、駆動ベルト2の端部
間を接合する作業がはぶける。なお、先頭ランナ−3
は、内部滑動片31を設けずに、外部滑動片32を直接
連結材を介して固定治具37に接合する形状であっても
よい。また、先頭ランナ−3のランナ−部と固定治具3
7とを分割型とし、着脱自在に構成してもよい。さら
に、駆動ベルト2に歯部21の無い平坦状のものを用い
る場合は、固定治具37はビスなどで締め付けることに
より、駆動ベルト2に確実に装着できる構造とする。
【0012】<ホ>ランナ− ランナ−4は、図2に示すように、先頭ランナ−3の固
定治具37と連結材36を持たない構造であり、ランナ
−部のみにより構成される。ランナ−4はカ−テンレ−
ル1のスリット16に嵌着されて、駆動ベルト2とは独
立して滑走する。
定治具37と連結材36を持たない構造であり、ランナ
−部のみにより構成される。ランナ−4はカ−テンレ−
ル1のスリット16に嵌着されて、駆動ベルト2とは独
立して滑走する。
【0013】<ヘ>カ−テン カ−テン6は、種々の素材で形成し、カ−テンレ−ル1
間に張設する。カ−テン6とカ−テンレ−ル1間の連結
は、先頭ランナ−3及びランナ−4とカ−テン6の両端
縁とを、フック61により掛止することによって行う。
間に張設する。カ−テン6とカ−テンレ−ル1間の連結
は、先頭ランナ−3及びランナ−4とカ−テン6の両端
縁とを、フック61により掛止することによって行う。
【0014】<ト>駆動装置 カ−テンレ−ル1内に環状に収納された駆動ベルト2の
両端部は、プ−リ5a〜5dに巻回する。プ−リ5a〜
5dは、それぞれハウジング51a〜51d内に収納す
る。また、プ−リ5aと5b間は、保護パイプ52を外
装した回転伝達部材53により連結する。保護パイプ5
2の両端部の外周面には周方向に溝が設けられており、
その両端部をハウジング51a〜51d内に収納して、
ビスの先端を溝部に衝合させた状態で締結することによ
って、回転伝達部材53の抜け止め防止を図っている。
回転伝達部材53は、プ−リ5a、5b間を直線状に連
結する場合は非撓性のロッド等でよいが、それらの間を
曲線状に連結する場合はフレキシブルシャフト等を用い
る。また、回転伝達部材53の一端はプ−リ5aを介し
てクラッチ54に連結し、さらにクラッチ54はギア装
置55、モ−タ56に接続する。ギア装置55は、モ−
タ56の回転力を回転伝達部材53に伝える前にトルク
を増大させるための装置である。また、クラッチ54
は、カ−テン6が完全に開閉すると回転抵抗が急増する
ことを利用して、この抵抗の増加により空転するよう構
成されており、回転伝達部材53にモ−タ56の回転力
が伝わらないようにするためのものである。なお、クラ
ッチを使用しない構造、またはギア装置を内蔵したモ−
タあるいはギア装置及びクラッチを内蔵したモ−タを用
いて、装置のコンパクト化を図ることもできる。また、
2本のカ−テンレ−ル1の長さが異なる場合は、回転伝
達部材53により連結された2つのプ−リ5a、5bの
歯数を変えることにより、2つの先頭ランナ−3を異な
る速度で移動させて、各カ−テンレ−ル1側のカ−テン
6の開閉動作の完了が同時になるよう構成する。
両端部は、プ−リ5a〜5dに巻回する。プ−リ5a〜
5dは、それぞれハウジング51a〜51d内に収納す
る。また、プ−リ5aと5b間は、保護パイプ52を外
装した回転伝達部材53により連結する。保護パイプ5
2の両端部の外周面には周方向に溝が設けられており、
その両端部をハウジング51a〜51d内に収納して、
ビスの先端を溝部に衝合させた状態で締結することによ
って、回転伝達部材53の抜け止め防止を図っている。
回転伝達部材53は、プ−リ5a、5b間を直線状に連
結する場合は非撓性のロッド等でよいが、それらの間を
曲線状に連結する場合はフレキシブルシャフト等を用い
る。また、回転伝達部材53の一端はプ−リ5aを介し
てクラッチ54に連結し、さらにクラッチ54はギア装
置55、モ−タ56に接続する。ギア装置55は、モ−
タ56の回転力を回転伝達部材53に伝える前にトルク
を増大させるための装置である。また、クラッチ54
は、カ−テン6が完全に開閉すると回転抵抗が急増する
ことを利用して、この抵抗の増加により空転するよう構
成されており、回転伝達部材53にモ−タ56の回転力
が伝わらないようにするためのものである。なお、クラ
ッチを使用しない構造、またはギア装置を内蔵したモ−
タあるいはギア装置及びクラッチを内蔵したモ−タを用
いて、装置のコンパクト化を図ることもできる。また、
2本のカ−テンレ−ル1の長さが異なる場合は、回転伝
達部材53により連結された2つのプ−リ5a、5bの
歯数を変えることにより、2つの先頭ランナ−3を異な
る速度で移動させて、各カ−テンレ−ル1側のカ−テン
6の開閉動作の完了が同時になるよう構成する。
【0015】
【作用】図1に基づいてカ−テン6の開閉操作について
説明する。モ−タ56の電源を入れると、ギア装置55
を介してプ−リ5aに増大された回転力が伝達し、さら
に回転伝達部材53を介してプ−リ5bに回転が伝わ
る。これによって、2本の駆動ベルト2が回転し、駆動
ベルト2に装着された2つの先頭ランナ−3がカ−テン
レ−ル1に沿って接近あるいは離れる方向に滑動し、カ
−テン6を観音開き状に開閉することができる。そし
て、先頭ランナ−3及びランナ−4に掛止されたカ−テ
ン6が開閉される。 カ−テン6が完全に開閉すると回
転抵抗が急増するため、クラッチ54が切れてモ−タ5
6の回転力が駆動ベルト2に伝わらなくなる。なお、ク
ラッチ54に代えて、モ−タ56の電気抵抗が大きくな
ったときにモ−タ56の給電を自動的に停止するよう公
知の機器を組み合わせて構成しても良い。
説明する。モ−タ56の電源を入れると、ギア装置55
を介してプ−リ5aに増大された回転力が伝達し、さら
に回転伝達部材53を介してプ−リ5bに回転が伝わ
る。これによって、2本の駆動ベルト2が回転し、駆動
ベルト2に装着された2つの先頭ランナ−3がカ−テン
レ−ル1に沿って接近あるいは離れる方向に滑動し、カ
−テン6を観音開き状に開閉することができる。そし
て、先頭ランナ−3及びランナ−4に掛止されたカ−テ
ン6が開閉される。 カ−テン6が完全に開閉すると回
転抵抗が急増するため、クラッチ54が切れてモ−タ5
6の回転力が駆動ベルト2に伝わらなくなる。なお、ク
ラッチ54に代えて、モ−タ56の電気抵抗が大きくな
ったときにモ−タ56の給電を自動的に停止するよう公
知の機器を組み合わせて構成しても良い。
【0016】
【実施例2】図4に示すカ−テンレ−ル7は、駆動ベル
ト2の第1収納室71及び第2収納室72を隔壁73を
介して画成し、かつランナ−滑動室74を長手方向に並
設し、第1及び第2収納室71、72とランナー滑動室
74との隔壁75には長手方向にスリット76を開設
し、かつランナー滑動室74の前記スリット76と対向
する外壁77にも長手方向にスリット78を開設したレ
−ル部材である。先頭ランナ−3の装着に当たっては、
固定治具37と内部滑動片31間を連結する連結材39
を、各スリット76を通して行う。また、カ−テンレ−
ル7の外壁の一部に手動用ランナ−滑動室8を画成し、
その外壁81に長手方向にスリット82を形成し、手動
用ランナ−9を装着して、カ−テンを手動で開閉する機
構を付設することも可能である。
ト2の第1収納室71及び第2収納室72を隔壁73を
介して画成し、かつランナ−滑動室74を長手方向に並
設し、第1及び第2収納室71、72とランナー滑動室
74との隔壁75には長手方向にスリット76を開設
し、かつランナー滑動室74の前記スリット76と対向
する外壁77にも長手方向にスリット78を開設したレ
−ル部材である。先頭ランナ−3の装着に当たっては、
固定治具37と内部滑動片31間を連結する連結材39
を、各スリット76を通して行う。また、カ−テンレ−
ル7の外壁の一部に手動用ランナ−滑動室8を画成し、
その外壁81に長手方向にスリット82を形成し、手動
用ランナ−9を装着して、カ−テンを手動で開閉する機
構を付設することも可能である。
【0017】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>ランナ−滑動室は1つで済むため、従来よりもカ
−テンレ−ルの幅を小さくすることができ、車内などの
狭い空間に取り付けても不都合がない。
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>ランナ−滑動室は1つで済むため、従来よりもカ
−テンレ−ルの幅を小さくすることができ、車内などの
狭い空間に取り付けても不都合がない。
【0018】<ロ>先頭ランナ−を接合する固定治具
は、ボルト止め構造でない簡易な構造に改良したため、
形状を最小限に止めることができた。そのため、固定治
具を収納するカ−テンレ−ルの外形寸法も小さくなり、
装置全体の小型化を図ることができる。
は、ボルト止め構造でない簡易な構造に改良したため、
形状を最小限に止めることができた。そのため、固定治
具を収納するカ−テンレ−ルの外形寸法も小さくなり、
装置全体の小型化を図ることができる。
【0019】<ハ>固定治具は駆動ベルトに嵌め込むだ
けで装着できるため、従来のボルト止め作業のような細
かい作業が不要となり、装置の組み立て作業の効率を向
上させることができる。
けで装着できるため、従来のボルト止め作業のような細
かい作業が不要となり、装置の組み立て作業の効率を向
上させることができる。
【図1】 装置要部の説明図
【図2】 装置全体の説明図
【図3】 装置要部の説明図
【図4】 実施例2の説明図
【図5】 従来技術の説明図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
Claims (6)
- 【請求項1】 1つの駆動ベルト収納室と1つのランナ
−滑動室とを長手方向に並設し、駆動ベルト収納室とラ
ンナー滑動室との隔壁には長手方向にスリットを開設
し、かつランナー滑動室の前記スリットと対向する外壁
にも長手方向にスリットを開設したレ−ル部材であっ
て、窓の上下あるいは左右の縁に沿って配設した2本の
カ−テンレ−ルと、 これらのカ−テンレ−ルの両端に設けたプ−リと、 これらのプ−リ間に巻回して前記駆動ベルト収納室内に
環状に収納した無端状の駆動ベルトと、 前記ランナー滑動室の外壁に開設したスリットに滑動可
能に嵌着したランナ−群と、 これらのランナ−群の先頭に位置するランナ−であっ
て、前記駆動ベルトに固定した先頭ランナ−と、 前記2本のカ−テンレ−ルの同一端側の前記プ−リ間を
連結する回転伝達部材と、 この回転伝達部材により連結される一方のプ−リに回転
力を与える駆動モ−タとよりなることを特徴とした、 カ−テンの開閉装置。 - 【請求項2】 2つの駆動ベルト収納室と1つのランナ
−滑動室とを長手方向に並設し、両方の駆動ベルト収納
室とランナー滑動室との隔壁には長手方向にスリットを
開設し、かつランナー滑動室の前記スリットと対向する
外壁にも長手方向にスリットを開設したレ−ル部材であ
って、窓の上下あるいは左右の縁に沿って配設した2本
のカ−テンレ−ルと、 これらのカ−テンレ−ルの両端に設けたプ−リと、 これらのプ−リ間に巻回して前記2つの駆動ベルト収納
室内に環状に収納した無端状の駆動ベルトと、 前記ランナー滑動室の外壁に開設したスリットに滑動可
能に嵌着したランナ−群と、 これらのランナ−群の先頭に位置するランナ−であっ
て、前記駆動ベルトに固定した先頭ランナ−と、 前記2本のカ−テンレ−ルの同一端側の前記プ−リ間を
連結する回転伝達部材と、 この回転伝達部材により連結される一方のプ−リに回転
力を与える駆動モ−タとよりなることを特徴とした、 カ−テンの開閉装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のカ−テンの開閉
装置において、 前記駆動ベルトは内周側に歯部を有し、 前記先頭ランナーは、断面略コ字状で内側に前記駆動ベ
ルトの歯部と噛合する歯部を有する固定治具に接合して
構成することを特徴とした、 カーテンの開閉装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のカ−テンの開閉装置に
おいて、 前記駆動ベルトは1本のベルトの両端部を突き合わせた
状態で、その突合わせ部に前記先頭ランナーの固定治具
を噛合させて環状に構成することを特徴とした、 カー
テンの開閉装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のカ−
テンの開閉装置において、 前記カ−テンレ−ルの長手方向に手動用のランナ−滑動
室を付設し、かつこのランナ−滑動室の外壁の長手方向
にスリットを開設し、このスリットに滑動可能にランナ
−群を嵌着して構成したことを特徴とする、 カ−テンの開閉装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のカ−
テンの開閉装置において、 前記2本のカ−テンレ−ルは長さの異なるものを用い
て、 前記回転伝達部材により連結された2つのプ−リの歯数
を変えることにより、前記2つの先頭ランナ−を異なる
速度で移動させて、各カ−テンレ−ル側のカ−テンの開
閉動作の完了が同時になるよう構成したことを特徴とす
る、 カ−テンの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18065494A JPH0819473A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | カ−テンの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18065494A JPH0819473A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | カ−テンの開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819473A true JPH0819473A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16086988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18065494A Pending JPH0819473A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | カ−テンの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819473A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104720531A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-06-24 | 广州市诗德节能科技有限公司 | 一种全自动的窗帘驱动装置 |
WO2021228063A1 (zh) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 | 深圳市博孚机电有限公司 | 智能窗帘和智能窗帘的导轨 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP18065494A patent/JPH0819473A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104720531A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-06-24 | 广州市诗德节能科技有限公司 | 一种全自动的窗帘驱动装置 |
WO2021228063A1 (zh) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 | 深圳市博孚机电有限公司 | 智能窗帘和智能窗帘的导轨 |
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