JPH081942A - インクジェットプリンタ装置 - Google Patents

インクジェットプリンタ装置

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Publication number
JPH081942A
JPH081942A JP14170094A JP14170094A JPH081942A JP H081942 A JPH081942 A JP H081942A JP 14170094 A JP14170094 A JP 14170094A JP 14170094 A JP14170094 A JP 14170094A JP H081942 A JPH081942 A JP H081942A
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JP
Japan
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current
type drive
ink
drive circuit
nozzle hole
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Pending
Application number
JP14170094A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ikeda
浩一 池田
Akihiro Yamashita
昭裕 山下
Nobusuke Satou
伸祐 佐藤
Tomoyuki Noguchi
智之 野口
Masaharu Oyama
正治 大山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで安価な通電インクジェット方式
のインクジェットプリンタ装置を提供することを目的と
する。 【構成】 駆動回路を電流ソース型と電流シンク型に分
離し、かつ不要電流の回り込みを防止するダイオードを
設け、電流ソース型駆動回路および電流シンク型駆動回
路を導電性インクに交流電流を流すためにノズル孔に設
けられた一対の電極にマトリクス接続する構成とした。
したがって駆動回路の個数を大幅に削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクに電流を流して
インク沸騰を発生させ、インク飛翔を行う通電インクジ
ェット方式のインクジェットプリンタ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オフィスコンピュータ、パーソナルコン
ピュータなどの出力印字手段として、インクジェットプ
リンタ装置が使用されている。従来のインクジェットプ
リンタ装置として米国特許第3179042号明細書に
記載の装置が知られている。図11は従来のインクジェ
ットプリンタ装置のインク吐出部の断面図である。図1
1において1は導電性インク、2は導電性インクで満た
されたインク室、3は導電性インクを収容するインクタ
ンク、4,5は導電性インク液面以下に配置された一対
の電極、6は電源、7は電源6のスイッチ、8は導電性
インクを吐出するノズル、9は被印刷表面、10はノズ
ル8から吐出されるインク滴である。
【0003】一対の電極4,5に電圧を印加すると、導
電性インク1に電流が流れ、そのジュール熱で電極4,
5の先端間の導電性インク1の一部が気化する。更にそ
の気化された導電性インク1の蒸気はノズル8から被印
刷表面9にインク滴10を吐出させるのに充分な圧力を
発生するまで膨張する。スイッチ7により電圧を印加す
る電極を選択することで、インク滴10を吐出するノズ
ル孔を選び被印刷表面9に所望の文字を形成できるよう
にしている。
【0004】実用的には印字品質の向上を目的として多
ノズル化が行われている。それに伴う吐出部構造の複雑
化に対しては、電極を隣り合ったノズル間で共通にする
ことで構造の簡単化が行われている。また、上記とは別
に電気分解による電極の劣化を防ぐためにインクに交流
電流を通電する方法も提案されている。
【0005】図12は従来のインクジェットプリンタ装
置の多ノズル化されたインク吐出部の一部断面図を示
す。図中の11は共通インク室、12〜15はインク流
路、16〜18はインク流路壁、19〜21は隣り合っ
たインク流路12〜15で共用される電極、22〜25
はノズル孔である。共通インク室11、及びインク流路
12〜15は導電性インクで満たされている。例えばイ
ンク流路13に面した電極19,20間に交流電流を通
電すると、インク流路13内の導電性インクは加熱さ
れ、沸騰に伴い気泡を発生する。その圧力でノズル孔2
3よりインクを吐出する。
【0006】上記構成を実現する回路例を図13に示
す。図13は従来のインクジェットプリンタ装置の多ノ
ズル化された吐出駆動部の回路図である。図中の抵抗n
301〜n309は各ノズルにおける電極間のインク抵
抗を表している。例えば抵抗n301を駆動する場合、
制御部26の信号に基づきシンクソースドライバss3
01とシンクソースドライバss302を逆位相で駆動
し交流電流を通電することでインクを沸騰させノズルか
ら吐出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、マルチノズル化するに伴って生じる駆動回
路の大規模化に対して充分な効果が得られないという問
題点があった。
【0008】そこで本発明は上記問題点を解消し、簡単
な構造のマルチノズルヘッドとより小規模な駆動回路と
制御方式によって、コンパクト化と高寿命化を図れるイ
ンクジェットプリンタ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、導
電性インクに交流電流を通電する駆動部を導電性インク
に電流を流し込む電流ソース型駆動回路と、導電性イン
クから流出する電流を吸い込む電流シンク型駆動回路
と、電流を一方向にのみ通過させる整流素子から構成し
た。
【0010】
【作用】上記構成によれば、従来の吐出部構造に変更を
加えることなく、交流負荷に対し色毎のマトリクス駆動
が可能となり安価なインクジェットプリンタ装置が可能
となる。また最も駆動回路数が少ない交流方式のマトリ
クス駆動が可能となり駆動回路の規模を大幅に削減でき
る。また駆動回路数が少ない交流方式のマトリクス駆動
が可能となり、駆動回路および整流素子の規模を大幅に
削減できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第一実施例におけるインクジェ
ットプリンタ装置の制御ブロック図である。制御部33
は、印字データ発生部31の信号D1〜9、および印字
タイミング発生部32の信号PTMに基づき吐出駆動部
34に制御信号cc1〜4及びrc1〜16を送信す
る。
【0012】図2は本発明の第一実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置のインク吐出駆動部の回路図であ
る。図中の抵抗nk1〜nc3はノズル位置における電
極間のインク抵抗を表している。素子a1〜a4はオフ
の時遮断し、オンの時負荷に電流を供給する電流ソース
駆動回路を表し、素子bk1〜bc4はオフの時遮断
し、オンの時負荷電流を吸い込む電流シンク駆動回路を
表し、dk1〜dc4はダイオードを表している。記号
k,y,m,cは例えば黒、イエロー、マゼンタ、シア
ンの様に異なる色のインクそれぞれに対応していること
を表す。記号ccは電流ソース駆動回路の制御記号、記
号rcは電流シンク駆動回路の制御信号を表す。図では
電極間抵抗すなわちノズルの数が各色3個ずつとなって
いるが、実際は何個でも良い。
【0013】以下動作を説明する。例えばnk1を駆動
する場合、a1オン(a2〜4オフ)、bk2オン(b
k1,3,4オフ)と、a2オン(a1,3,4オ
フ)、bk1オン(bk2〜4をオフ)が交互に状態遷
移するように制御するとnk1には交流電流が流れる。
この交流電流でインクを加熱・沸騰させ、ノズルより吐
出する。ここでダイオードdk1〜dc4は不要な電流
路が生じないように設けられたものである。上記の例で
はもしダイオードdk1〜dc4がなければ、a1から
ny1からby2のような不要な電流路が無数に発生し
てしまうが、ダイオードdk1〜dc4を挿入すること
で不要な電流を遮断し、所定のノズルだけを駆動するこ
とができる。
【0014】図3は本発明の第二実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置の構成図である。なおこの例は9
個のノズル孔に対応しているが実際はノズル孔の数は何
個であっても構わない。図中、41は印字データを発生
する印字データ発生部、42は印字を行うためにインク
を吐出するインク吐出部、43はインク吐出部42を駆
動する吐出駆動部、44は印字タイミングを発生する印
字タイミング発生部である。またP101〜P109は
印字データ、PTMは印字タイミング信号、r101〜
r109、c101〜c103は駆動信号である。吐出
駆動部43はP101〜P109に対応した位相の交流
信号でインク吐出部42の駆動を行う。
【0015】図4は本発明の第二実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置のインク吐出部の一部断面図であ
る。図中、30は導電性インク、48,49,50はイ
ンク流路壁、51〜55はインク流路壁の一部を形成し
ている電極、56,57,58はノズル孔、59,60
はインク流路、61は共通インク室である。
【0016】図5は本発明の第二実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置の吐出駆動部の回路図である。図
5においてa101〜a106は電流ソース型駆動回
路、b101〜b106は電流シンク型駆動回路、d1
01〜d118は整流素子であるダイオード、n101
〜n109は駆動部によって駆動されるインク吐出部の
ノズル電極間のインク抵抗を表しており、r101〜r
109およびc101〜c103はノズル電極を駆動す
る駆動信号であり、62は電流ソース型駆動回路a10
1〜a106および電流シンク型駆動回路b101〜b
106を制御する制御部であり、rc101〜rc10
6およびcc101〜cc106は制御信号であり、そ
れぞれの制御信号Hレベルの時にa101〜a106お
よびb1010〜b106は所定の動作を行う。以上の
ように構成された駆動部の動作を説明する。
【0017】今、制御部62から出力されるrc10
1,rc102,rc103,rc104,rc10
5,rc106のレベルをそれぞれ、H,L,L,L,
L,Lとし、cc101,cc102,cc103,c
c104,cc105,cc106のレベルをそれぞ
れ、L,H,L,L,L,Lとすると電流ソース型駆動
回路a101と電流シンク型駆動回路b104が動作
し、図中i101に示す電流がインク抵抗n101を通
して流れる。次にrc101,rc102,rc10
3,rc104,rc105,rc106のレベルをそ
れぞれ、L,H,L,L,L,Lとし、cc101,c
c102,cc103,cc104,cc105,cc
106のレベルをそれぞれ、H,L,L,L,L,Lと
すると電流ソース型駆動回路a104と電流シンク型駆
動回路b101が動作し、図中i102に示す電流がイ
ンク抵抗n101を通じて流れる。この動作を交互に繰
り返すことによりインク抵抗n101に交流電流を流
し、インクを加熱・沸騰させノズル孔より吐出する。ま
た、インク抵抗n104,n107はcc101〜cc
106がLのため電流ソース型駆動回路a105,a1
06と電流シンク型駆動回路b105,b106が動作
しないため電流が流れずインクは沸騰しない。このよう
に制御信号rc101,rc102に対する制御信号c
c101〜cc106の位相を制御することにより吐出
を行うノズルを選択する。また、同様にインク抵抗n1
02,n105,n108については制御信号rc10
3,rc104に対する、インク抵抗n103,n10
6,n109については制御信号rc105、rc10
6に対する制御信号cc101〜cc106の位相を制
御することにより吐出を行うノズルを選択することによ
り所望のパターンの印字を行う。また、交流の電流を流
すことにより電極の電気分解を防ぐことができる。
【0018】また、電流ソース型駆動回路a104と電
流シンク型駆動回路b101が動作すると図5中i10
2に示す電流経路のほかに、例えばi103に示す電流
経路が存在する。この電流はノズル電極寿命等に悪影響
を及ぼすためダイオードd112によって遮断してい
る。同様に他のダイオードd101〜d111、d11
3〜d118もi103以外の不要な電流を遮断する。
【0019】図6は本発明の第二実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置のインク吐出部駆動タイミングチ
ャートである。図中、n101〜n109で表される円
はノズルを表しており、黒く塗りつぶしてあるノズルが
吐出状態であることを示している。印字データ発生部4
1から印字データP101〜P109がすべてHレベル
で出力され、印字タイミング発生部44から印字タイミ
ング信号PTMが出力されると、制御部62は図6に示
すようなタイミングでrc101〜rc106,cc1
01〜cc106を発生する。T101の期間ではノズ
ルn101,n104,n107の吐出を行うためrc
103〜rc106はLレベルに固定となる。t104
の期間では電流シンク型駆動回路b101と電流ソース
型駆動回路a104,a105,a106が駆動される
ためインク抵抗n101,n104,n107に図5中
上から下の方向へ流れる電流が通電する。またt105
の期間では電流ソース型駆動a101回路と電流シンク
型駆動回路b104,b105,b106が駆動される
ためインク抵抗n101,n104,n107に図5中
下から上の方向へ流れる電流が通電する。以下、インク
の沸騰・吐出が起こるまでt104,t105期間を繰
り返す。
【0020】同様にT102期間ではインク抵抗n10
2,n105,n108のノズルが、またT103の期
間ではインク抵抗n103,n106,n109のノズ
ルが吐出する。以上のように時分割に3回に分けて吐出
を行うことによって図6に示す印字結果63を得ること
ができる。
【0021】図7は本発明の第三実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置の構成図である。この例は9個の
ノズル孔に対応しているが実際はノズル孔の数は何個で
あってもよい。図中、71は印字データを発生する印字
データ発生部、72は印字を行うためにインクを吐出す
るインク吐出部、73はインク吐出部72を駆動する吐
出駆動部、74は印字タイミングを発生する印字タイミ
ング発生部である。またP201〜P209は印字デー
タ、PTMは印字タイミング信号、11〜112は駆動
信号である。吐出駆動部73は11〜112に対応した
位相の交流信号でインク吐出部72の駆動を行う。
【0022】図8は本発明の第三実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置のインク吐出部の一部断面図であ
る。図中、75〜79はノズル孔、80〜84はインク
流路壁、85〜90はインク流路壁の一部を形成してい
る電極、91〜94はインク流路、95は共通インク室
である。
【0023】図9は本発明の第三実施例におけるインク
ジェットプリンタ装置の吐出駆動部の回路図である。図
9においてa201〜a208は電流ソース型駆動回
路、b201〜b208は電流シンク型駆動回路、d2
01〜d212は整流素子であるダイオード、n201
〜n209は駆動部によって駆動されるインク吐出部の
ノズル電極間のインク抵抗を表しており、11〜112
はノズル電極を駆動する駆動信号であり、96は電流ソ
ース型駆動回路a201〜a208および電流シンク型
駆動回路b201〜b208を制御する制御部であり、
rc201〜rc204およびcc201〜cc212
は制御信号であり、それぞれの制御信号Hレベルの時に
a201〜a208およびb201〜b208は所定の
動作を行う。以上のように構成された駆動部の動作を説
明する。
【0024】今、制御部96から出力されるrc201
のレベルをH、rc202〜rc204のレベルをLと
し、cc201のレベルをL、cc202のレベルを
H、cc203〜cc212のレベルをそれぞれLとす
ると電流ソース型駆動回路a201と電流シンク型駆動
回路b203が動作し、図中i201に示す電流がイン
ク抵抗n201を通じて流れる。次にrc201,rc
202,rc203,rc204のレベルをそれぞれ、
L,H,L,Lとし、cc201のレベルをL、cc2
02のレベルをH、cc203〜cc212のレベルを
それぞれ、Lとすると電流ソース型駆動回路a203と
電流シンク型駆動回路b201が動作し、図中i202
に示す電流がインク抵抗n201を通じて流れる。この
動作を交互に繰り返すことによりインク抵抗n201に
交流電流を流し、インクを加熱・沸騰させノズル孔より
吐出する。また、電流ソース型駆動回路a201と電流
シンク型駆動回路b201に接続されるインク抵抗n2
01,n202,n204,n205,n207,n2
08はcc203〜cc212がLのため電流ソース型
駆動回路a204〜a208と電流シンク型駆動回路b
204〜b208が動作しないため電流が流れずインク
は沸騰しない。つまり、制御信号rc201,rc20
2に対して制御信号cc201とcc202,cc20
5とcc206,cc209,cc210の位相を制御
することによりn201,n204,n207に交流電
流を流して吐出を行う。また、制御信号rc201,r
c202に対して制御信号cc203とcc204,c
c207とcc208,cc211とcc212の位相
を制御することにより、n202,n205,n208
に交流電流を流して吐出を行う。さらに、制御信号rc
203,rc204に対して制御信号cc203とcc
204,cc207とcc208,cc211とcc2
12の位相を制御することにより、n203,n20
6,n209に交流電流を流して吐出を行う。このよう
にして吐出を行うノズルを選択することにより所望のパ
ターンの印字を行う。また、交流の電流を流すことによ
り電極の電気分解を防ぐことができる。
【0025】また、電流ソース型駆動回路a201と電
流シンク型駆動回路b206が動作すると図9中のi2
03に示す電流経路のほかに、例えばi204に示す電
流経路が存在する。この電流はノズル電極寿命等に悪影
響を及ぼすため、ダイオードd203によって遮断して
いる。同様に他のダイオードd201,d202,d2
04〜d212もi204以外の不要な電流を遮断す
る。
【0026】図10は本発明の第三実施例における駆動
回路の制御信号のタイミングチャートである。図10中
で、n201〜n209で表される円はノズルを表して
おり、黒く塗りつぶしてあるノズルが吐出状態であるこ
とを示している。印字データ発生部71から印字データ
P201〜P209がすべてHレベルで出力され、印字
タイミング発生部74から印字タイミング信号PTMが
出力されると、制御部96は図10に示すようなタイミ
ングでrc201〜rc204,cc201〜cc21
2を発生する。T201の期間ではノズルn201,n
204,n207の吐出を行うためrc203,rc2
04はLレベルに固定となる。t204の期間では電流
シンク型駆動回路b201と電流ソース型駆動回路a2
03,a205,a207が駆動されるためインク抵抗
n201,n204,n207に図10上から下の方向
へ流れる電流が通電する。またt205の期間では電流
ソース型駆動a201回路と電流シンク型駆動回路b2
03,b205,b207が駆動されるためインク抵抗
n201,n204,n207に図10中下から上の方
向へ流れる電流が通電する。以下、インクの沸騰・吐出
が起こるまでt204,t205期間を繰り返す。
【0027】同様にT202期間ではインク抵抗n20
2,n205,n208のノズルがまたT203の期間
ではインク抵抗n203,n206,n209のノズル
が吐出する。以上のように時分割に3回に分けて吐出を
行うことによって図10に示す印字結果97を得ること
ができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、交
流負荷を安価な電流ソース型駆動回路、電流シンク型駆
動回路及びダイオードを用いてマトリクス駆動可能とな
り、安価なインクジェットプリンタ装置が実現できる。
【0029】また電流ソース型駆動回路と電流シンク型
駆動回路に分割し、インク抵抗との接続間にダイオード
を挿入して電流の通電方向を制限することによりインク
抵抗を行列状に構成することによって生じる不要な電流
を排除し、インク抵抗の行列駆動を可能としかつ同一
行、同一列のインク抵抗を駆動する駆動回路を共通にす
ることにより駆動回路数を大幅に削減することができ、
軽量コンパクトなインクジェットプリンタ装置を実現で
きる。
【0030】また分割駆動を行うグループの隣り合うノ
ズルでは電極を共有し、分割駆動のグループ間のノズル
では電極を分離し、かつ自由に吐出ノズルを選択できる
ように、電極を駆動する駆動回路を共通の駆動回路と個
別の駆動回路で構成し、かつ電流ソース型駆動回路と電
流シンク型駆動回路に分割し、インク抵抗との接続間に
ダイオードを挿入して電流の通電方向を制限して、イン
ク抵抗を行列状に構成することによって生じる不要な電
流を排除し、インク抵抗の行列駆動を可能とし、同一
行、同一列のインク抵抗を駆動する駆動回路を共通にす
ることにより駆動回路数を大幅に削減することができ、
軽量コンパクトなインクジェットプリンタ装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置の制御ブロック図
【図2】本発明の第一実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置のインク吐出駆動部の回路図
【図3】本発明の第二実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置の構成図
【図4】本発明の第二実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置のインク吐出部の一部断面図
【図5】本発明の第二実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置の吐出駆動部の回路図
【図6】本発明の第二実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置のインク吐出部駆動タイミングチャート
【図7】本発明の第三実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置の構成図
【図8】本発明の第三実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置のインク吐出部の一部断面図
【図9】本発明の第三実施例におけるインクジェットプ
リンタ装置の吐出駆動部の回路図
【図10】本発明の第三実施例における駆動回路の制御
信号のタイミングチャート
【図11】従来のインクジェットプリンタ装置のインク
吐出部の断面図
【図12】従来のインクジェットプリンタ装置の多ノズ
ル化されたインク吐出部の一部断面図
【図13】従来のインクジェットプリンタ装置の多ノズ
ル化された吐出駆動部の回路図
【符号の説明】
30 導電性インク 31 印字データ発生部 32 印字タイミング発生部 33 制御部 34 吐出駆動部 41 印字データ発生部 42 インク吐出部 43 吐出駆動部 44 印字タイミング発生部 48,49,50 インク流路壁 51,52,53,54,55 電極 56,57,58 ノズル孔 59,60 インク流路 61 共通インク室 62 制御部 71 印字データ発生部 72 インク吐出部 73 吐出駆動部 74 印字タイミング発生部 75,76,77,78,79 ノズル孔 80,81,82,83,84 インク流路壁 85,86,87,88,89,90 電極 91,92,93,94 インク流路 95 共通インク室 96 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 102 Z (72)発明者 野口 智之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大山 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノズル孔と、各々の前記ノズル孔に
    導電性インクを送る複数のインク流路と、各々の前記イ
    ンク流路内の導電性インクに少なくとも一部が接する一
    対の電極と、この電極に接続され前記導電性インクに交
    流電流を通電する駆動部と、前記ノズル孔それぞれに対
    応して印字データを発生する印字データ発生部と、印字
    タイミング信号を発生する印字タイミング発生部とを備
    え、前記印字データ及び印字タイミング信号に従って前
    記駆動部を駆動し前記導電性インクを通電加熱させ、そ
    の加熱・沸騰に伴って発生する圧力により前記導電性イ
    ンクを前記ノズル孔より吐出させて印字を行うインクジ
    ェットプリンタ装置であって、前記駆動部が前記導電性
    インクに電流を流し込む電流ソース型駆動回路と、前記
    導電性インクから流出する電流を吸い込む電流シンク型
    駆動回路と、電流を一方向にのみ通過させる整流素子か
    ら成ることを特徴とするインクジェットプリンタ装置。
  2. 【請求項2】前記導電性インクが複数色で、前記ノズル
    孔と前記インク流路と前記電極を色毎に個別に構成し、
    前記電極を隣接したインク流路で共用し、前記駆動部
    を、全ての前記電極と同数の前記整流素子と、同数の前
    記電流ソース型駆動回路か前記電流シンク型駆動回路の
    どちらか一方と、全色数より少ない色数分の前記電極と
    同数の前記電流ソース型駆動回路か前記電流シンク型駆
    動回路のもう一方とによりマトリクスを構成したことを
    特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ装
    置。
  3. 【請求項3】前記電極を前記ノズル孔ごとに分離して設
    け、前記電極を、同一ノズル孔を駆動する電極どうしが
    同じグループにならないように二つのグループに分割
    し、これらの二つのグループを一組の電流ソース型駆動
    回路と電流シンク型駆動回路に共通して接続される電極
    の複数のグループに分割し、一つのグループに含まれる
    それぞれの電極と対応する他のグループに含まれる電極
    が同一のグループに共通して含まれないように接続し、
    前記グループに含まれる電極と前記電流ソース型駆動回
    路間と電流シンク型駆動回路間にそれぞれの動作時に流
    れる電流を妨げないように前記整流素子を挿入し、前記
    印字タイミング信号の発生により、前記印字データに基
    づき吐出を行う前記ノズル孔の電極が含まれる前記グル
    ープに属する前記電流ソース型駆動回路が出力した電流
    を前記吐出ノズル孔の電極が含まれる前記グループに属
    する電流型シンク型駆動回路が吸収する制御と、前記吐
    出ノズル孔の電極が属する前記グループに含まれる前記
    電流ソース型駆動回路が出力した電流を前記吐出ノズル
    孔の電極が含まれる前記グループに属する前記電流シン
    ク型駆動回路が吸収する制御を交互に行い、かつこのと
    きに生ずる吐出を行わない前記ノズル孔のインク抵抗へ
    の不要な電流の通電を前記整流素子によって防止するこ
    とにより前記吐出ノズル孔の前記インク抵抗に交流電流
    を通電しインクを沸騰・吐出させることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェットプリンタ装置。
  4. 【請求項4】前記複数のノズル孔は隣り合う複数個のグ
    ループ内では前記電極を隣り合うノズル孔で共有し、他
    のノズル孔のグループと隣り合うノズル孔間では前記電
    極を分離して設け、各ノズル孔グループ内の各ノズル孔
    は、一対の電極の一方が複数の第1の電流ソース型駆動
    回路のひとつ、および複数の第1の電流シンク型駆動回
    路のひとつに、前記第1の電流ソース型駆動回路と電流
    シンク型駆動回路の動作時に流れる電流を妨げないよう
    に挿入された第1および第2の整流素子を介して接続さ
    れ、かつ前記第1の電流ソース型駆動回路と第1の電流
    シンク型駆動回路は少なくともひとつの他のノズル孔グ
    ループのノズル孔の電極の一方のそれぞれ整流素子を介
    して共通に接続され、もう一方の電極は複数の第2の電
    流ソース型駆動回路のひとつ、および第2の電流シンク
    型駆動回路のひとつに接続され、また、同一の前記第1
    の電流ソース型駆動回路と第1の電流シンク型駆動回路
    および第2の電流ソース型駆動回路と第2の電流シンク
    型駆動回路が同時に接続される前記ノズル孔グループが
    ひとつであるようにマトリクス接続され、前記印字タイ
    ミング信号の発生により、前記印字データに基づき吐出
    を行う前記ノズル孔の電極に接続された前記第1の電流
    シンク型駆動回路が吸収する制御と、前記吐出ノズル孔
    の電極が接続された前記第2の電流ソース型駆動回路が
    出力した電流を前記吐出ノズル孔の電極が接続された前
    記第1の電流シンク型駆動回路が吸収する制御を交互に
    行い、かつこのときに生ずる吐出を行わない前記ノズル
    孔のインク抵抗への不要な電流の通電を前記整流素子に
    よって防止することにより前記吐出ノズル孔の前記イン
    ク抵抗に交流電流を通電しインクを沸騰・吐出させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208321B1 (en) 1997-04-03 2001-03-27 Nec Corporation Electrostatic ink jet recorder having ejection electrodes and auxiliary electrodes divided into groups

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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