JPH0819414B2 - コ−クス乾式消火設備の冷却塔の開蓋時における異常燃焼防止方法 - Google Patents

コ−クス乾式消火設備の冷却塔の開蓋時における異常燃焼防止方法

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JPH0819414B2
JPH0819414B2 JP62170403A JP17040387A JPH0819414B2 JP H0819414 B2 JPH0819414 B2 JP H0819414B2 JP 62170403 A JP62170403 A JP 62170403A JP 17040387 A JP17040387 A JP 17040387A JP H0819414 B2 JPH0819414 B2 JP H0819414B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コークス乾式消火設備の冷却塔に赤熱コー
クスを装入する際、炉蓋開蓋時の異常燃焼及び防止トラ
フ内のダスト堆積を防止する方法に関する。
〔従来の技術〕
コークス炉から押し出された赤熱コークスの顕熱を回
収しながら、赤熱コークスを冷却するものとして、コー
クス乾式消火設備が知られている。
第3図は、この顕熱回収系統を備えたコークス乾式消
火設備を示す。
コークス炉からの赤熱コークスは、冷却塔本体1の頂
部に設けた投入口2からプレチャンバ3に投入される。
そして、下方の冷却室4に逐次落下し、ガス吹込み口5
から吹き込まれた不活性ガスとの熱交換によって約200
℃程度に冷却される。冷却されたコークスは、排出口6
から切出し装置7によって切り出される。他方、熱交換
によって約800℃に昇温した不活性ガスは、排気口8か
ら環状ダクト9に集められ、ダクト10を経由してボイラ
ー11に導かれる。ボイラー11には、流入管12から水が供
給されており、ダクト10から送られて来た不活性ガスの
保有熱を吸収した温水又は蒸気が流出管13から送り出さ
れる。
このとき、ダクト10内をボイラー11に向けて流れる不
活性ガスには、コークスから分離した多量の粉粒及び粉
塵が浮遊しているので、ダクト10の途中に集塵装置14を
取り付け、不活性ガスを除塵している。集塵装置14で不
活性ガスから分離された粉粒は、排出管15を経て系外に
搬出され、ホッパー(図示せず)に貯蔵される。
赤熱コークスと熱交換された後の不活性ガスには、コ
ークスから揮発したCO,H2等の可燃成分が多量に含まれ
ている。通常の操業条件では、この不活性ガスは、前述
したように環状ダクト9及びダクト10を経由して、ボイ
ラー11に送られて抜熱された後、冷却塔本体1に循環さ
れる。この循環経路においては、酸素を含有する外気の
侵入がないため、不活性ガスに含まれる可燃成分が燃焼
することはない。
また、冷却塔本体の頂部から外気の侵入を防止するた
め、第4図に示した水封機構を備えた炉頂設備が実公昭
57−9386号公報で提案されている。
すなわち、冷却塔本体の上部炉壁16の外周に水封トラ
フ17を配置し、この水封トラフ17にある封止水18に炉蓋
19の外周に設けたシール金物20を浸漬している。そし
て、送水管21から分岐管22を経て、水封トラフ17に所定
量の封止水18を供給している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、冷却塔本体1の頂部を覆っている炉蓋19を
開蓋し、冷却塔本体1内に赤熱コークスを新たに投入す
る際には、その開蓋された頂部から外気が侵入する。こ
の外気の侵入は、水封が解除され、上部炉壁16の内面16
aから炉蓋19の内張り耐火物23の側面が離れると同時に
急激に生じ、冷却塔本体1の上部に多量の空気が送り込
まれる。その結果、冷却塔本体1内の上部に滞留してい
る不活性ガスに含まれている可燃成分が爆発的に燃焼
し、場合によっては大きな爆発音が周囲に伝わることが
ある。
一方、水封トラフ17内には、冷却塔本体1の内部から
飛散したダストが堆積しやすい。ダストの堆積がある
と、水封トラフ17内の閉塞が生じ、シール金物20を充分
な深さで封止水18に浸漬することができない。その結
果、所期の水封機能を長時間にわたって維持することが
困難になる。
そこで、本発明は、このような炉蓋の開蓋時における
爆発音の発生を防止すると共に、長時間にわたり安定し
た水封機能を維持することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の異常燃焼防止方法は、その目的を達成するた
め、コークス乾式消火設備の冷却塔の頂部外周の環状の
水封トラフ内に収容した封止水に、前記冷却塔の頂部開
口を閉塞する炉蓋の周囲に設けたシール金物を浸漬し、
常時、前記水封トラフ内に配置した空気配管から噴出さ
せた気泡を前記シール金物と前記水封トラフの内側壁と
の間を経由して前記冷却塔の内部に送り込み、かつ前記
封止水を常時給水し、気泡と共に浮上したダストを溢
流、排出させることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特
徴を具体的に説明する。
第1図は、本発明の実施例で使用した炉蓋の封止構造
を示す。なお、冷却塔本体は、第3図に示したものと基
本的に同様な構造をもっているので、以下の説明におい
ては第3図の符番を適宜使用している。また、第4図に
示した部材等に対応するものについては、同一の符番で
指示した。
冷却塔本体1の上部炉壁16に環状の水封トラフ17が設
けられており、この水封トラフ17に送水管21等の適宜の
手段によって封止水18が供給されている。そして、封止
水18の中に炉蓋19のシール金物20が浸漬される。また、
シール金物20と水封トラフ17の内側壁24との間に、空気
配管25から噴出された空気が気泡26となって上昇するよ
うに、空気配管25が水封トラフ17内に設けられている。
第2図は、この空気配管25を示す。同図(a)に示す
ように、空気配管25は、水封トラフ17の形状に対応した
リング状の分割構造になっており、多数の噴出孔27が同
心円状に形成されている。そして、この空気配管25に空
気を送給するため、空気供給源(図示せず)が空気導管
28を介して空気配管25に接続されている。この空気配管
25は、噴出孔27が上部に形成されているため、第1図に
示したように、シール金物20とシール金物20の水封トラ
フ17との間の下方位置に配置される。
第2図(b)は、本発明で使用する他の空気配管を示
す。本例においては、横向きの噴出孔27が空気配管25の
側面に設けられている。したがって、噴出孔27から噴出
された空気は、水封トラフ17内部で横向きの流れをもつ
気泡26として流動する。そこで、この気泡26の横向きの
流れが浮力によって垂直上方の流れとなる位置にシール
金物20と水封トラフ17の内側壁24との隙間がくるよう
に、空気配管25を水封トラフ17内に配置させれば良い。
すなわち、第2図(b)の空気配管25を使用するとき、
シール金物20の外側位置に空気配管25を配置することも
できる。
常時連続して、空気配管25を介して水封トラフ17内に
空気を吹き込む。吹き込まれた空気は、気泡26となって
水封トラフ17を上昇し、矢印で示したように冷却塔本体
1の内部に侵入する。この侵入空気29は、冷却塔本体1
の上部空間に滞留している可燃成分を燃焼させる。この
とき、制御された量の侵入空気29が冷却塔本体1内部に
供給されるため、可燃成分の燃焼は徐々に行われ、爆発
的な異常燃焼とはならない。したがって、従来のように
爆発音を生じることなく、炉蓋19の開蓋を行うことがで
きる。
また、水封トラフ17内を上昇する気泡26は、封止水18
を攪拌する作用も呈する。そのため、冷却塔本体1内部
から飛散して水封トラフ17に堆積したダストが浮上す
る。浮上したダストは、水封トラフ17内の封止水18と共
に排出される。すなわち水封トラフ17の封止水18は、冷
却塔内部からの熱によって昇温し蒸発するが、水封を確
実に行うために封止水18は水封トラフ17に常時供給され
ている。この給水された水の余剰分が排水樋30を溢流し
て排水配管30を経て流出することにより、水封トラフ17
内にある封止水18の水面レベルは、常に一定に保たれて
いる。
このように、炉蓋19の開蓋に伴って水封トラフ17から断
続的にダストが排出され、多量のダストが水封トラフ17
内に堆積することがない。したがって、封止水18に対す
るシール金物20の浸漬深さを長時間にわたり一定に維持
することができ、安定した封止機能が保たれる。
〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明においては、冷却塔本
体の上部炉壁に設けた水封トラフに空気配管を組み込
み、炉蓋の開蓋にあたりこの空気配管から空気を冷却塔
本体内部に吹き込むことによって、内部に滞留している
可燃成分の緩慢な燃焼を行っている。そのため、炉蓋の
開蓋に伴って、冷却塔本体内に多量の空気が侵入して
も、爆発音の原因となる可燃成分の急激な燃焼が防止さ
れる。また、空気配管から吹き込まれた空気は、水封ト
ラフ内の封止水を攪拌し、堆積したダストを封止水と共
に流しだす作用も呈する。したがって、水封トラフの有
効内容積が長時間にわたって一定に保たれ、良好な封止
機能を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で使用した封止構造を備えた冷
却塔本体の上部を示し、第2図はその封止構造における
空気配管を示す。他方、第3図はコークス乾式消火設備
の全体を概略的に示し、第4図は従来の封止構造を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス乾式消火設備の冷却塔の頂部外周
    の環状の水封トラフ内に収容した封止水に、前記冷却塔
    の頂部開口を閉塞する炉蓋の周囲に設けたシール金物を
    浸漬し、 常時、前記水封トラフ内に配置した空気配管から噴出さ
    せた気泡を前記シール金物と前記水封トラフの内側壁と
    の間を経由して前記冷却塔の内部に送り込み、 かつ前記封止水を常時給水し、気泡と共に浮上したダス
    トを溢流、排出させることを特徴とするコークス乾式消
    火設備の開蓋時における異常燃焼防止方法。
JP62170403A 1987-07-08 1987-07-08 コ−クス乾式消火設備の冷却塔の開蓋時における異常燃焼防止方法 Expired - Fee Related JPH0819414B2 (ja)

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