JPH08193908A - 灯外内管ガス漏洩検知装置 - Google Patents

灯外内管ガス漏洩検知装置

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JPH08193908A
JPH08193908A JP7005784A JP578495A JPH08193908A JP H08193908 A JPH08193908 A JP H08193908A JP 7005784 A JP7005784 A JP 7005784A JP 578495 A JP578495 A JP 578495A JP H08193908 A JPH08193908 A JP H08193908A
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JP
Japan
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gas
flow
lamp
flow sensor
inner tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP7005784A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Watanabe
憲之 渡辺
Tsutomu Suzuki
勉 鈴木
Kazuki Watanabe
一樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 灯外内管からの漏洩を検知する。 【構成】 道路に埋設された低圧導管から灯外内管に入
る部分に定差圧弁20を挿入する。定差圧弁20に並列
に熱式フローセンサ31を設ける。ガスを使用してない
ときは、定差圧弁20の弁機構30は閉じている。灯外
内管からのガス漏れがあると、フローセンサ31にガス
が流れる。フローセンサ31の流量信号はマイコン32
の信号処理判定部33で処理され、学習機能部34で学
習した判定条件により、漏洩の有無が判定される。漏洩
信号は無線装置部39から電波で外部へ伝送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガス供給配管、特
に灯外内管からのガス漏洩を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガス供給配管では道路に埋設された
低圧導管(本支管ともいう)からガス需要家に引き込ま
れたいわゆる内管を通じてガス需要家のガス機器にガス
を供給している。
【0003】いわゆる内管のうち、ガスメータコックよ
り上流の部分を灯外内管、ガスメータコックより下流の
部分を単に内管と区分けして呼んでいる。そこで、以
下、この発明では、ガスメータコックより上流の内管部
分を灯外内管と呼ぶ。
【0004】近年、ガス供給配管をとりまく環境が悪化
していて、灯外内管からのガス漏洩に起因するガス爆発
事故を未然に防ぐ対応が要求されている。そのため、灯
外内管からのガス漏洩を未然に防ぐため、3年に1回程
度以上の頻度で定期検査を行っている。
【0005】定期検査の方法としては、ボーリングによ
る方法、半導体式ガス検知器又は圧力保持方法等の手法
が使われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】定期検査によりガス漏
洩を発見する方法では、検査終了後に発生した漏洩は次
回の定期検針まで見過ごされ、早期発見ができないとい
う問題点があった。
【0007】また、定期検査で発見されない程度の微量
のガス漏洩が時間の経過とともに、漏洩量が増加してガ
ス爆発の危険が生じる。特に集合住宅や学校、病院など
においては、ガスを止めて漏洩検査を行うことが困難
で、使用状況からのガス漏洩の特定もまた困難で、ガス
漏洩の早期発見に難点があった。
【0008】そこで本発明は、ガスの供給を、検査のた
めに特別に止めることを要せずに灯外内管からのガスの
漏洩を検知できる簡単な構造のガス漏洩検知装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の灯外内管ガス漏洩検知装置は、灯外内管
(45)の上流部に挿入設置され、一定差圧以上になる
と弁(25)が開いてガスを流す定差圧弁(20)と、
この定差圧弁(20)と並列に連通接続されたフローセ
ンサ(31)と、このフローセンサ(31)の流量信号
の大きさと継続時間とからガス漏洩の有無を判定して、
ガス漏洩有りと判定したときには漏洩信号を出力する信
号処理判定部(33)とを具備したことを特徴とするも
のである。
【0010】この発明では、ガス需要家でガスを使用し
ていないときは、定差圧弁(20)の弁(25)が閉じ
る。そのため灯外内管でガス漏洩があると、漏洩ガスは
フローセンサ(31)を通じてバイパスして流れる。
【0011】従って、フローセンサ(31)の流量信号
が一定以上の継続時間にわたり一定値以上を示すと、信
号処理判定部(33)がガス漏洩有りと判定して漏洩信
号を出力する。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、フローセンサ(31)の流量信号の大きさと継続時
間とから、ガス漏洩の有無を判定するための判定条件を
学習する学習機能部(34)を具備していることを特徴
とするものである。
【0013】この発明では、学習機能部が作動するた
め、ガスが需要家で使われることがあっても長期的なガ
スの流れをフローセンサ(31)の信号とその継続時間
とから判断し、ガス漏洩の有無を判定する。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、ガス漏洩の有無を判定した時の信号及びデー
タを電波により外部に伝えるための無線装置部(39)
を具備していることを特徴とするものである。
【0015】この発明では、ガス漏洩の有無を判定した
時の信号及びデータを検知装置から離れた場所へ電波で
伝送できる。なお、請求項1〜3の発明に用いるフロー
センサとしては、特開平1−308921号公報の気体
流量計で使用しているフローセンサを用いることができ
る。
【0016】
【実施例】以下図面の実施例に従って本発明を説明す
る。図1(a)において、20は定差圧弁で、ケース2
1、ゴム製のダイアフラム22、ダイアフラム22の片
側に取り付けたディスク23、ダイアフラム22と一体
的に形成した弁座部材24、弁25、弁25を支持する
ステム26、ダイアフラム22の中央に取付けられてい
てステム26に遊嵌するカラー27、カラー27を介し
てダイアフラム22を図示左方に付勢するばね28等か
ら構成されている。
【0017】29はダイアフラムに明けた2ケ乃至は4
ケの流量抵抗の少ない孔である。また符号30は弁機構
で、弁25と弁座24とで構成されている。ステム26
とカラー27及びばね28は、ダイアフラム22を図示
左右方向に移動案内するガイド機構を構成する。
【0018】31はフローセンサで、熱線流量計のよう
な微小流量を検出できる熱式の流量センサで、このフロ
ーセンサ31は、図1(b)のブロック図に示すマイコ
ン32、表示部38、無線装置部39が一体的に取り付
けられている。
【0019】フローセンサ31はその流路が定差圧弁2
0と並列に連通接続されている(図1(a))。マイコ
ン32は、フローセンサ31の流量信号を処理してガス
漏洩の有無を判定する信号処理判定部33、判定条件を
学習する学習機能部34、記憶部35、時計部36、タ
イマ部37等を有する。
【0020】定差圧弁20は、一定差圧未満では弁機構
30が閉じ、一定差圧以上では弁機構30が開いて、ガ
スが定差圧弁20を図示左方から右方へ流れるようにば
ね28の荷重を定めてある(図3参照)。弁が閉じてい
る間は、バイパス通路としてのフローセンサ31を通っ
てガスが流れ得る。
【0021】このフローセンサに流れるガスの流速を検
知し、流速(つまり流量)と継続時間から漏洩の有無を
判定する。フローセンサ31の流量(流速)と出力(ア
ナログ電圧:mV)との関係を図4に示す。フローセン
サは周知のように、正方向の流れ(正流)と逆方向の流
れ(逆流)の何れも検知でき、流速の大きさに対するア
ナログ出力電圧の大きさは正逆流全く同じである。
【0022】図1(a)で示すように、定差圧弁20と
フローセンサ31等からなる検知装置40は、図5に示
すように道路41に埋設された低圧導管42と需要家4
3のガスメータ44のとの間の灯外内管45のなるべく
上流側に挿入配設され、灯外内管45を流れる流量をフ
ローセンサ31で電気信号に変換する。
【0023】フローセンサ31の流量信号(電気信号)
をマイコン32で処理することで、検知装置40の下流
における灯外内管の範囲Aの部分(図5参照)からのガ
ス漏洩の有無を判定できる。
【0024】なお、図2は定差圧弁20の弁機構30が
開いた状態を示す。マイコン32はフローセンサ31か
らの出力信号を流速情報として処理するとともに、その
情報を時計部36からの時刻情報とともに時系列情報と
してガス使用状況を学習する学習機能部34と、使用パ
ターンを記憶する記憶部35と、、学習した判定条件と
現使用状況パターンとからガス漏洩の有無の判定を行な
う信号処理判定部33とを有する。
【0025】表示部38は信号処理判定部33からの信
号により漏洩検知表示(つまり漏洩有りの表示)を行な
うとともに現在流量、過去の最低流量(正・逆を含む)
及びその時刻を表示してもよい。またその結果は送受信
機能を有する無線装置部39を介して、外部との情報交
換が行なわれる。
【0026】信号処理判定部33は、フローセンサ31
からの流量信号を時計部36からの時刻データとタイマ
部37からの信号によりデータ処理して、表1のような
データテーブルを作成する。
【0027】
【表1】 表1のデータテーブルで※部のデータは、−10〜0
〔L/h〕の流速が午前0〜1時までの間で5分間流れ
たことを示す。つまり表中の数値は継続時間(分)であ
る。
【0028】また学習機能部34と記憶部35において
は、上記表1のようなデータを7日間とか1カ月間とか
の一定期間にわたって監視し、使用状況のパターン化を
行い記憶する。
【0029】一定期間の監視後(自動的にしてもよく、
また外部より監視の開始・終了を任意に行なってもよ
い)そのパターン化されたデータをもとに時々刻々上記
データテーブルと比較してガス漏洩の有無を判定する 例えば、過去に逆流が継続観測されていた時間帯で逆流
がゼロとなったとか、それに合わせて正流側の流れが多
くなったことと合わせて、漏洩有りと判定することがで
きる。
【0030】集合住宅等では、検出装置40の下流側の
配管の容量(体積)が大きい。例えば、30戸の集合住
宅の場合、下流側配管容量は1m3 程度になる。する
と、ガスを全く使用していいないときでも、気温が1℃
変化すると圧力が約36mmH 2 O変化し、そのために
約4〔L/h〕の流れを生じる。この流れは逆流もあり
得る。
【0031】若し、このような集合住宅の灯外内管で、
ガス漏洩があれば、温度変化による逆流が打ち消されて
観測されないので、わずかの正流だけとなり、これをガ
ス漏洩判定条件として活用できることになる。また一度
でも逆流を観測したら漏洩なしと判定することができ
る。
【0032】このように、フローセンサ31が正流と逆
流を正確に計測できる性質を有効に活用し、しかも定差
圧弁20が閉弁時では、逆流を流さない性質を組み合わ
せて使うことで、有効に漏洩の有無を判定できる。
【0033】定差圧弁20が閉じているときのフローセ
ンサ31の流量信号を有効に活用し、その流量(流速)
の大きさと、継続時間から漏洩の有無を判定する。この
とき、上述のように、フローセンサが逆流も計測できる
性質を利用して、逆流の大きさとその継続時間も計測
し、漏洩判定に使う。
【0034】そして流れのパターンから判定条件を学習
し、その場での流速とその継続時間のデータが、漏洩に
よるものかガスの使用状態によるものかを的確に判断す
るのが学習機能部34と信号処理判定部33である。
【0035】漏洩の有無の判定方法としては、上述の方
法の代わりに次の、の方法がある。フローセンサで
一定時間毎に流速(流量)を測り、その発生時刻と継続
時間を表1と同様にデータ化し、そのパターンの変化を
見て判定する。またそのパターンにしきい値を設け警報
を発生させる。 例えば表1で、判定流量(例えば10L/h)の継続
時間が所定の判定時間(例えば12時間)を超過したと
きに漏洩有りと判定する。 また、表1のテーブルで、設定された時間帯(例えば
午前1時から5時)を監視し、この間に設定された判定
流量以上の流量があって、且つこの状態が(例えば3
日)継続した時漏洩の可能性ありと判定する。
【0036】なお、定差圧弁20のケース21は、ガス
配管に用いられるポリエチレン材料で構成することで、
低コストとすることができる。また学習機能はファジィ
理論を使用することもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明の灯外内管ガス漏洩検知装置は上
述のように構成されているので、定差圧弁が閉じている
ときの逆流をフローセンサで感度良く検出でき、温度変
化による逆流もとらえて、ガス漏洩の判定が正確にでき
る。
【0038】また、構造が簡単で耐久性がある。更にま
た、ガス漏洩の判定が容易かつ確実にでき、漏洩の早期
発見が可能で、ガス漏れによる重大事故を未然に防止で
きる。
【0039】また請求項3の発明では、漏洩検知装置を
地下に埋設したときでも地上外部との信号の送受信がで
き、有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例の要部縦断面図、
(b)は本発明の実施例の要部のブロック図である。
【図2】図1(a)の異なる態様を示す図である。
【図3】本発明の実施例の定差圧弁の特性線図である。
【図4】本発明の実施例のフローセンサの特性線図であ
る。
【図5】本発明の検出装置の設置例を示す配管系統の略
図である。
【符号の説明】
20 定差圧弁 24 弁座 25 弁 30 弁機構 31 フローセンサ 33 信号処理判定部 34 学習機能部 39 無線装置部 45 灯外内管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯外内管(45)の上流部に挿入設置さ
    れ、一定差圧以上になると弁(25)が開いてガスを流
    す定差圧弁(20)と、 この定差圧弁(20)と並列に連通接続されたフローセ
    ンサ(31)と、 このフローセンサ(31)の流量信号の大きさと継続時
    間とからガス漏洩の有無を判定して、ガス漏洩有りと判
    定したときには漏洩信号を出力する信号処理判定部(3
    3)とを具備したことを特徴とする灯外内管ガス漏洩検
    知装置。
  2. 【請求項2】 フローセンサ(31)の流量信号の大き
    さと継続時間とから、ガス漏洩の有無を判定するための
    判定条件を学習する学習機能部(34)を具備している
    ことを特徴とする請求項1記載の灯外内管ガス漏洩検知
    装置。
  3. 【請求項3】 ガス漏洩の有無を判定した時の信号及び
    データを電波により外部に伝えるための無線装置部(3
    9)を具備していることを特徴とする請求項1、又は2
    記載の灯外内管ガス漏洩検知装置。
JP7005784A 1995-01-18 1995-01-18 灯外内管ガス漏洩検知装置 Pending JPH08193908A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0884573A2 (en) * 1997-06-11 1998-12-16 The BOC Group plc Fluid detection device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0884573A2 (en) * 1997-06-11 1998-12-16 The BOC Group plc Fluid detection device
EP0884573A3 (en) * 1997-06-11 1999-06-09 The BOC Group plc Fluid detection device

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