JPH0819332B2 - 道路舗装材の製造方法 - Google Patents
道路舗装材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0819332B2 JPH0819332B2 JP28145088A JP28145088A JPH0819332B2 JP H0819332 B2 JPH0819332 B2 JP H0819332B2 JP 28145088 A JP28145088 A JP 28145088A JP 28145088 A JP28145088 A JP 28145088A JP H0819332 B2 JPH0819332 B2 JP H0819332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- asphalt
- road pavement
- steel slag
- slaked lime
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Paving Machines (AREA)
- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、寒冷時および温暖時にも安定性を有する
道路舗装材の製造方法に関するものである。
道路舗装材の製造方法に関するものである。
従来、道路舗装材の製造方法としては、特公昭56-529
45号公報により公表されているように、ブロンアスファ
ルトを基材とし、これに潤滑油または潤滑油廃液とスト
レートアスファルトと消石灰と火山灰の微粉体とを添加
して加熱混練する方法が知られている。
45号公報により公表されているように、ブロンアスファ
ルトを基材とし、これに潤滑油または潤滑油廃液とスト
レートアスファルトと消石灰と火山灰の微粉体とを添加
して加熱混練する方法が知られている。
前記従来の道路舗装材の製造方法においては、ブロン
アスファルトと潤滑油または潤滑油廃液とを混合し易く
するためにストレートアスファルトを添加しているが、
ストレートアスファルトを添加すると道路舗装材の弾力
性および耐寒暖性が悪くなるという問題が発生する。ま
た前記従来の方法によって製造された道路舗装材の場合
は、滑り抵抗が小さく、かつ骨材と混合して締め固めた
ときの接着力が弱く、しかも道路舗装材に含まれている
火山灰は酸化により早期に劣化するので、道路舗装材の
耐摩耗性が悪いという問題がある。
アスファルトと潤滑油または潤滑油廃液とを混合し易く
するためにストレートアスファルトを添加しているが、
ストレートアスファルトを添加すると道路舗装材の弾力
性および耐寒暖性が悪くなるという問題が発生する。ま
た前記従来の方法によって製造された道路舗装材の場合
は、滑り抵抗が小さく、かつ骨材と混合して締め固めた
ときの接着力が弱く、しかも道路舗装材に含まれている
火山灰は酸化により早期に劣化するので、道路舗装材の
耐摩耗性が悪いという問題がある。
この発明は、耐寒暖性および耐摩耗性が優れており、
かつ長期間にわたって滑り抵抗の低下を防止できる道路
舗装材の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
かつ長期間にわたって滑り抵抗の低下を防止できる道路
舗装材の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
前記目的を達成するために、この発明の道路舗装材の
製造方法においては、ブロンアスファルトを基材とし、
これに潤滑油または潤滑油廃液とセミブロンアスファル
トと消石灰と鉄鋼スラグの微粒子とを添加して加熱混練
する。
製造方法においては、ブロンアスファルトを基材とし、
これに潤滑油または潤滑油廃液とセミブロンアスファル
トと消石灰と鉄鋼スラグの微粒子とを添加して加熱混練
する。
前記成分のうち、基材であるブロンアスファルトは、
針入度10〜20、軟化点90〜100℃で高温に対して安定し
ている。
針入度10〜20、軟化点90〜100℃で高温に対して安定し
ている。
また潤滑油または潤滑油廃液は、温度変化に対して高
温、低温共に粘度変化が少ない性質を持っており、−30
℃において液状である。この感温性の小さい特性を有す
る潤滑油または潤滑油廃液をブロンアスファルトに混合
して、ブロンアスファルト成分中のレジン系オイルと融
合反応させることにより道路舗装材の感温特性を改良す
ることができる。
温、低温共に粘度変化が少ない性質を持っており、−30
℃において液状である。この感温性の小さい特性を有す
る潤滑油または潤滑油廃液をブロンアスファルトに混合
して、ブロンアスファルト成分中のレジン系オイルと融
合反応させることにより道路舗装材の感温特性を改良す
ることができる。
また消石灰と鉄鋼スラグの微粒子とは、ブロンアスフ
ァルトの分子間に拡散して、道路舗装材の酸化を防止す
ると共に、道路舗装時における道路舗装材と骨材との結
合力を大きくし、かつ前記消石灰および鉄鋼スラグは無
機物であるので気温変化の影響を受けにくく、そのため
高温,低温時の道路舗装材の安定性を向上させることが
できる。
ァルトの分子間に拡散して、道路舗装材の酸化を防止す
ると共に、道路舗装時における道路舗装材と骨材との結
合力を大きくし、かつ前記消石灰および鉄鋼スラグは無
機物であるので気温変化の影響を受けにくく、そのため
高温,低温時の道路舗装材の安定性を向上させることが
できる。
前記鉄鋼スラグの微粒子はブロンアスファルトの分子
間に拡散して大きな滑り止め効果を発揮する。また消石
灰は、アルカリ性であって道路舗装材の劣化を防止する
と共に、骨材との接着力を増大させる。
間に拡散して大きな滑り止め効果を発揮する。また消石
灰は、アルカリ性であって道路舗装材の劣化を防止する
と共に、骨材との接着力を増大させる。
次にこの発明の実施例について説明する。
まず縦型加熱混練タンク内に潤滑油を収容して120〜1
40℃で加熱攪拌して、潤滑油中の水分と夾雑物とを除去
し、続いて140〜160℃の温度で3〜4時間加熱攪拌し
て、潤滑油中の軽質油のガスを蒸発させたのち、加熱攪
拌を停止して常温まで自然冷却することにより、添加用
潤滑油を完成し、その添加用潤滑油をタンクに収容して
常温貯蔵しておく。
40℃で加熱攪拌して、潤滑油中の水分と夾雑物とを除去
し、続いて140〜160℃の温度で3〜4時間加熱攪拌し
て、潤滑油中の軽質油のガスを蒸発させたのち、加熱攪
拌を停止して常温まで自然冷却することにより、添加用
潤滑油を完成し、その添加用潤滑油をタンクに収容して
常温貯蔵しておく。
この発明を実施して道路舗装材を製造する場合は、ま
ず針入度10〜20のブロンアスファルトを縦型加熱混練用
タンクに収容して加熱し、前記ブロンアスファルトの温
度が160℃に上昇したとき、前記処理済みの添加用潤滑
油をブロンアスファルトに対し10〜40重量%徐々に添加
しながら180℃まで加熱攪拌し、180℃で約3時間加熱攪
拌して、ブロンアスファルトと潤滑油とを溶融混合させ
る。
ず針入度10〜20のブロンアスファルトを縦型加熱混練用
タンクに収容して加熱し、前記ブロンアスファルトの温
度が160℃に上昇したとき、前記処理済みの添加用潤滑
油をブロンアスファルトに対し10〜40重量%徐々に添加
しながら180℃まで加熱攪拌し、180℃で約3時間加熱攪
拌して、ブロンアスファルトと潤滑油とを溶融混合させ
る。
次いでブロンアスファルトおよび潤滑油の溶融混合材
を200〜210℃に加熱しながら、消石灰および鉄鋼スラグ
の微粒子を添加して約3〜4時間攪拌し、続いて210℃
の温度に約1時間保持して、溶融状態の道路舗装材の表
面に発生した気泡が消失するまで攪拌を継続し、用途別
の適温に保温するかまたは冷却する。
を200〜210℃に加熱しながら、消石灰および鉄鋼スラグ
の微粒子を添加して約3〜4時間攪拌し、続いて210℃
の温度に約1時間保持して、溶融状態の道路舗装材の表
面に発生した気泡が消失するまで攪拌を継続し、用途別
の適温に保温するかまたは冷却する。
この発明を実施する場合、ブロンアスファルトに対
し、潤滑油または潤滑油廃液の添加量を5〜40重量%,
セミブロンアスファルトの添加量を5〜40重量%,消石
灰の添加量を15〜35重量%,鉄鋼スラグの添加量を5〜
15重量%の範囲に設定する。また消石灰および鉄鋼スラ
グとしては、例えば#200程度の微粒子を使用する。ま
た潤滑油に代えて潤滑油廃液を使用してもよい。
し、潤滑油または潤滑油廃液の添加量を5〜40重量%,
セミブロンアスファルトの添加量を5〜40重量%,消石
灰の添加量を15〜35重量%,鉄鋼スラグの添加量を5〜
15重量%の範囲に設定する。また消石灰および鉄鋼スラ
グとしては、例えば#200程度の微粒子を使用する。ま
た潤滑油に代えて潤滑油廃液を使用してもよい。
次にこの発明の方法によって製造する道路舗装材の配
合例(重量%)を示す。
合例(重量%)を示す。
配合例1 (1)ブロンアスファルト(針入度10〜20):62% (2)潤滑油または潤滑油廃液:6% (3)セミブロンアスファルト:6% (4)消石灰:20% (5)鉄鋼スラグ:6% 配合例2 (1)ブロンアスファルト(針入度10〜20):80% (2)潤滑油または潤滑油廃液:7% (3)セミブロンアスファルト:7% (4)消石灰:4% (5)鉄鋼スラグ:2% 〔発明の効果〕 この発明は前述のように構成されているので、以下に
記載するような効果を奏する。
記載するような効果を奏する。
基材であるブロンアスファルトに、ストレートアスフ
ァルトを添加しないでブロンアスファルトと同系のセミ
ブロンアスファルトを添加するので、ブロンアスファル
トと潤滑油または潤滑油廃液との混合を容易に行なわせ
ることができると共に、道路舗装材の弾力性および耐寒
暖が低下するのを防止することができ、さらに火山灰を
添加しないで消石灰および鉄鋼スラグの微粒子を添加す
るので、道路舗装材をアルカリ化して、加熱中の酸化重
合反応による道路舗装材の劣化を防止すると共に、道路
舗装時に締め固めを行う際の道路舗装材と骨材との接着
力を強化することができ、しかも道路舗装材の耐摩耗性
および耐久性を向上させることができ、さらに鉄鋼スラ
グ微粒子の添加により道路舗装材の滑り抵抗を長時間に
わたって大きく確保することができる。
ァルトを添加しないでブロンアスファルトと同系のセミ
ブロンアスファルトを添加するので、ブロンアスファル
トと潤滑油または潤滑油廃液との混合を容易に行なわせ
ることができると共に、道路舗装材の弾力性および耐寒
暖が低下するのを防止することができ、さらに火山灰を
添加しないで消石灰および鉄鋼スラグの微粒子を添加す
るので、道路舗装材をアルカリ化して、加熱中の酸化重
合反応による道路舗装材の劣化を防止すると共に、道路
舗装時に締め固めを行う際の道路舗装材と骨材との接着
力を強化することができ、しかも道路舗装材の耐摩耗性
および耐久性を向上させることができ、さらに鉄鋼スラ
グ微粒子の添加により道路舗装材の滑り抵抗を長時間に
わたって大きく確保することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】ブロンアスファルトを基材とし、これに潤
滑油または潤滑油廃液とセミブロンアスファルトと消石
灰と鉄鋼スラグの微粒子とを添加して加熱混練する道路
舗装材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28145088A JPH0819332B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 道路舗装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28145088A JPH0819332B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 道路舗装材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02129264A JPH02129264A (ja) | 1990-05-17 |
JPH0819332B2 true JPH0819332B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17639347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28145088A Expired - Lifetime JPH0819332B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 道路舗装材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819332B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100419622B1 (ko) * | 1998-12-24 | 2004-04-17 | 주식회사 포스코 | 아스팔트 콘크리트 제조방법 |
-
1988
- 1988-11-09 JP JP28145088A patent/JPH0819332B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02129264A (ja) | 1990-05-17 |
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