JPH0819293A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御装置

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Publication number
JPH0819293A
JPH0819293A JP14892894A JP14892894A JPH0819293A JP H0819293 A JPH0819293 A JP H0819293A JP 14892894 A JP14892894 A JP 14892894A JP 14892894 A JP14892894 A JP 14892894A JP H0819293 A JPH0819293 A JP H0819293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction motor
circuit
constant
stator
pole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14892894A
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English (en)
Inventor
Masami Saito
正美 斉藤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導電動機の電動機定数を適格に捉え良好な
運転を実現し得る誘導電動機の制御装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 誘導電動機2の固定子鉄心3aに探りコイル
1を卷回し、この探りコイル1に誘起される誘起電圧に
基づき前記誘導電動機2の等価回路における励磁リアク
タンスxm をパラメータ設定手段4で演算してこの励磁
リアクタンスxmに基づきインバータ回路5のパラメー
タを設定・変更するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機の制御装置に
関し、特に誘導電動機のインバータ回路による速度制御
時に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機の速度制御を行なう場合、イ
ンバータ回路が多用されている。誘導電動機をインバー
タ回路で制御する場合、インバータ回路のパラメータを
設定する必要があるが、従来、このパラメータは、誘導
電動機の設計値(未飽和値)に基づく電動機定数、もし
くは試験から求めた電動機定数に基づき設定・調整して
いる。このときの電動機定数とは、等価回路における2
次抵抗r2 の値、2次漏れリアクタンスx2 の値等の定
数である。
【0003】ちなみに、図4は誘導電動機の一相当りの
等価回路であり、同図中、r1 は1次抵抗、x1 は1次
漏れリアクタンス、r2 は2次抵抗、x2 は2次漏れリ
アクタンス、xm は励磁リアクタンスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来技術に
係るパラメータ設定方法では、負荷運転時及び無負荷運
転時の運転条件により電動機定数、特に励磁リアクタン
スxm の値は、飽和がある場合線形でなく非線形変化を
する。図5はこの場合の励磁リアクタンスxm の特性を
示している。
【0005】この結果、飽和により励磁リアクタンスx
m が減少して励磁電流Im が増加し、誘導電動機の運転
が不可能になる場合がある。すなわち、図4において、
m∝(V1 /rm +xm )の関係が成立しており、励
磁リアクタンスxm が減少すると励磁電流が増大する。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
誘導電動機の電動機定数を適格に捉え良好な運転を実施
し得る誘導電動機の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、誘導電動機の固定子の一極分の磁束に基づ
く誘起電圧を検出し得るよう固定子鉄心の歯先に卷回し
た探りコイルと、探りコイルの誘起電圧に基づき誘導電
動機の等価回路における回路定数を演算するとともに、
この回転定数に基づきインバータ回路のパラメータを設
定するパラメータ設定手段と、パラメータ設定手段によ
り設定されたパラメータに基づき誘導電動機に印加する
電圧及び周波数を変化させて誘導電動機の速度を制御す
るインバータ回路とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の本発明によれば、探りコイルで検出
する誘起電圧に基づき誘導電動機の等価回路において回
路定数をリアルタイムで検出し、この回路定数に対応さ
せてインバータ回路のパラメータが適宜設定・調整され
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0010】図1に示すように、探りコイル1は、誘導
電動機2の固定子3の一極分の磁束に基づく誘起起電力
i を検出し得るよう回転子6の外周面と相対向する固
定子鉄心3aの歯先に卷回してある。
【0011】図2に示すように、パラメータ設定手段4
は探りコイル1の誘起電圧に基づき誘導電動機2の等価
回路における励磁リアクタンスxm を演算し、この励磁
リアクタンスxm に基づきインバータ回路5の制御諸量
(例えば電圧、周波数)を最適に選定し、制御効率を向
上させることを可能とする。このときの前記制御諸量の
最適な選定は、2次抵抗r2 、2次漏れリアクタンスx
2 を探りコイル1の誘起電圧Vi より分離する方法によ
り達成される。また、このパラメータ設定手段4は、固
定子鉄心3aが飽和しても励磁インダクタンスLm を検
出し、この励磁インダクタンスLm に基づきインバータ
回路5の設定値を変更する。
【0012】図3は前記パラメータ設定手段4で用いる
等価回路である。同図に示すように、本実施例では図4
に示す従来技術に係る等価回路に有限要素法により求め
た等価漂遊負荷損rS を追加したものであり、これによ
り軸トルクとして無効な損失を模擬している。
【0013】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば次の様な効果を得る。 (1)誘導電動機の固定子鉄心の歯先部分の1極分に探
りコイルを取付ける事により、誘導電動機の回路定数を
精度良く捉え、飽和が著しい運転に於いてもその都度回
路定数を捉え効率の良い運転パターンを選択することが
できる。 (2)負荷の運転が急変した場合でも磁束量を検出しイ
ンバータ側へフィードバックするので、高速応答性が実
現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る探りコイルの取付態様を
示す説明図である。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例で用いる等価回路を示す回路図
である。
【図4】従来技術で用いる等価回路を示す回路図であ
る。
【図5】図4における励磁リアクタンスxm の特性を示
す特性図である。
【符号の説明】
1 探りコイル 2 誘導電動機 3 固定子 3a 固定子鉄心 4 パラメータ設定手段 5 インバータ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機の固定子の一極分の磁束に基
    づく誘起電圧を検出し得るよう固定子鉄心の歯先に卷回
    した探りコイルと、 探りコイルの誘起電圧に基づき誘導電動機の等価回路に
    おける回路定数を演算するとともに、この回転定数に基
    づきインバータ回路のパラメータを設定するパラメータ
    設定手段と、 パラメータ設定手段により設定されたパラメータに基づ
    き誘導電動機に印加する電圧及び周波数を変化させて誘
    導電動機の速度を制御するインバータ回路とを有するこ
    とを特徴とする誘導電動機の制御装置。
JP14892894A 1994-06-30 1994-06-30 誘導電動機の制御装置 Withdrawn JPH0819293A (ja)

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Effective date: 20010904