JPH08192316A - 気密材挿入機 - Google Patents

気密材挿入機

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JPH08192316A
JPH08192316A JP400495A JP400495A JPH08192316A JP H08192316 A JPH08192316 A JP H08192316A JP 400495 A JP400495 A JP 400495A JP 400495 A JP400495 A JP 400495A JP H08192316 A JPH08192316 A JP H08192316A
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Takashi Hayashi
高志 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形材など枠材10に対する気密材6の装着が
能率良く行われ、また、装置の設置スペースが小さい、
気密材挿入機1の提供。 【構成】 枠材10の位置決め部14と気密材挿入溝部
分のカシメ装置15および気密材切断装置18を有した
第1の支持装置4と、枠材10の位置決め部14と気密
材挿入溝部分のカシメ装置15を備えた第2支持装置
5、および気密材送出し装置7を備え、第1、第2の支
持装置が、立設された支柱3に上下の縦方向に配置さ
れ、気密材送り出し装置7が第1支持装置4の気密材送
り込み側に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサッシを構成するための
枠材などに気密材(タイト材やモヘヤなど)を装着する
のに好適な気密材挿入機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−209284号公報には、対
向して配置された位置決め端末加工装置の間に形材を横
に配置し、一方の端末加工装置の側に設けられた気密材
の送り込みローラーによって、気密材を形材の条溝に挿
入し、送りこまれた気密部材を端末加工装置が備えたカ
シメ手段で形材に固定した後、切断手段で残余の気密材
を切断する気密材挿入機が提案されている。
【0003】このものは、気密材を形材へ自動的に効率
良く装着することができるが、形材を横に配置して作業
を行うため、大きな設置スペースを必要とする難点があ
る。また、設置ペースが大きいことにともない最近の多
品種少量生産に伴う1セット生産方式のもとで、作業者
が装置間を移動する歩行距離が長くなっており、作業効
率の改善、作業者の疲労の改善をはかる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、形材など
枠材に対する気密材の装着が能率良く行われ、また、装
置の設置スペースが小さい、気密材挿入機の提供を課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】立設された支柱に第1の
支持部材と第2の支持部材および気密材送り出し装置が
上下の縦方向に配置される。第1支持装置は、枠材の位
置決め部と気密材挿入溝部分のカシメ装置を備える。第
2支持装置は、枠材の位置決め部と気密材挿入溝部分の
カシメ装置および気密材切断装置を備える。気密材送り
出し装置は第2支持装置の気密材送り込み側に配置され
る。
【0006】次の構成を採用することがある。第1、第
2の支持装置のいずれか一方を支柱に沿って上下位置調
節可能な可動支持装置とする構成。支柱と可動支持装置
との間にモーターで駆動される上下位置調節装置が設け
られる構成。上下位置調節装置が、支柱にその長さ方向
に軸支されたボールねじとこれに螺合された可動支持装
置のナット部分からなるボールねじ・ナット機構を備え
る構成。
【0007】枠材の長さを判別し、枠材の長さに対応さ
せて可動支持装置の上下位置を調節する制御手段を備え
た構成。枠材の長さの判別を、枠材に付されたバーコー
ドで行う構成。第1の支持装置は気密材が枠材の端部に
到達したことを検出する到達検出装置を備え、さらに、
到達検出装置からの信号で気密材の送り出しを停止し、
枠材の上端と下端をカシメた後に枠材の下端で気密材を
切断する手順の制御手段を備えている構成。
【0008】
【作用】第1の支持装置、第2の支持装置および気密材
送り出し装置を立設された支柱に上下に配置した構成
は、気密材挿入機の設置スペースを小さくする。また、
枠材は縦に配置されるので、重力によって枠材の下端位
置を定め易く、全体として枠材の位置決めを容易にす
る。さらに、枠材の一端、即ち、下端の支持構造を簡素
化する。支持装置の一方を可動支持装置とした構成は、
長さの異なる枠材に対して対応することを可能とする。
【0009】制御装置は可動支持装置の上下位置調節お
よび気密材の送り込み、カシメ、切断の作用を自動化す
る。到達検出装置は、気密材の送り込みを自動的に停止
させるための信号を発する。
【0010】
【実施例】図1、図2に気密材挿入機1を概略で示し、
気密材挿入機1は基台2に立設された支柱3を有し、支
柱3に第1の支持装置4と第2の支持装置5が、上下に
配置され、第1の支持装置4の下部に気密材6の送り出
し装置7が配置された構造となっている。符号8は制御
装置、符号9は気密材6の収納箱(図2)である。符号
10は気密材6を装着しようとする枠材で、図1におい
て、気密材6が装着される位置にある。
【0011】基台2は移動が容易なように裏面にキャス
ター11が取付けられ、上面にフレーム12が構成され
ている。フレーム12の前面は、側面から見て上部が少
し後方となるように傾斜している。制御装置8はフレー
ム12の上面に載置され、収納箱9は基台2の上面に載
置されている。支柱3は、間隔をあけて平行に配置され
た2本の丈夫なガイドレール13,13で構成され、基
台2とフレーム12の前面に固定されている。したがっ
て、支柱3は基台2上に上部が後方へ少し傾斜状態で立
設されている(図2)。第1の支持装置4(図3、図
4)は支柱3の下部に固定されており、位置決め部14
a、カシメ装置15a、枠材押え付け装置16aおよび
枠材突出し装置17aを備えると共に、さらに、気密材
切断装置18を有している。
【0012】位置決め部14aは両側のガイドレール1
3,13に跨がるブロック状の部材で、裏面の両側に設
けた溝19でガイドレール13,13に嵌合され、ボル
トナット20で定位置に固定され、上面に枠材10の載
置面21とその一側(正面から見た実施例において右
側)に突当て段部22、および下辺に沿って載置段部2
3を有している。突当て段部22は支柱3の長手方向に
沿った面を、枠材10の位置決めに関する左右方向位置
決め面24として有し、この位置決め面24の基部に載
置面21と平行に切り込んで形成された誘導溝25を有
する。枠材10の位置決めに関して、前記の載置段部2
3は上下方向の位置決め段部、載置面21は前後方向の
位置決め面である。
【0013】なお、この位置決め部14aは気密材6を
装着しようとする枠材10の断面形状に合わせて形成さ
れ、枠材10の断面形状が変わると交換される。この実
施例において枠材10はアルミ合金の押出し形材で建具
を構成する框の一部であり、断面形状は図4の状態にお
いて上面p、下面q、左面r、右面sおよび上面の延長
面t、下面の延長面uを有し、上面の延長面tに上方に
開口した気密材6の装着溝vが形成されている。また、
気密材6は長手方向に同じ断面に形成されており、基本
的に基端部が先端部よりやや剛性が高く幅広の取り付け
部を有し、枠材10の気密材装着溝vに挿入されるとそ
のままでも前後方向には抜け出てこない構造となってい
る。
【0014】カシメ装置15aは流体アクチュエーター
26によって出没駆動されるフォーク状のハンマー27
を備え、ハンマー27の出没方向を前後方向(載置面2
1に対して直交する方向)として、枠材10の気密材装
着溝vの直上に配置されている。
【0015】枠材押え装置16aは流体アクチュエータ
ー28によって前後方向に駆動される押え板29を備
え、図4のように枠材10を気密材装着溝vのすぐ右側
で位置決め部14aの突当て段部22に押し付ける構造
となっている。押え板29は上下方向に位置決め部14
aと同程度の幅を備え、枠材10を広い範囲で押圧する
ようにされている。
【0016】枠材突出し装置17aは、位置決め部14
aの上面側に配置され、流体アクチュエーター30によ
って左右方向に出没されるプッシュロッド31を備え
る。プッシュロッド31の先端は位置決め部14aに位
置決めされた枠材10の右面sに右側から当接する位置
にある。
【0017】気密材切断装置18は、位置決め部14a
の下面側に配置され、流体アクチュエーター32によっ
て左右方向に出没されるカッター刃33を備える。この
切断装置18は、刃の先端が位置決め部14aに位置決
めされた枠材10の気密材装着溝vの仮想延長部を横断
する位置となるように配置される。
【0018】以上のカシメ装置15a、枠材押え付け装
置16a、枠材突出し装置17aおよび気密材切断装置
18は位置決め部14aに取付け金具(図示していな
い)で固定され、第1の支持部材4として一体にされて
いる。
【0019】第2の支持装置5(図5、図6)は、支柱
3の上部に配置され、位置決め部14b、カシメ装置1
5b、枠材押え付け装置16b、枠材突出し装置17b
および到達検出装置34を有している。気密材切断装置
は備えていない。位置決め部14bは、第1の支持部材
4における位置決め部14aと枠材10の載置面21お
よび突当て段部22に関して同じ構造のブロック状部材
であるが、裏面の両側に設けた溝19でガイドレール1
3,13に摺動可能に嵌合され、裏面中央部にボールね
じ・ナット機構(後述)のナット部分35が、螺合の軸
線を上下方向として固定されている。他の構成に関して
は同じ部分に同じ符号を付して説明を省略する。ただ
し、第1の支持部材4における位置決め部14aが有す
る載置段部23は備えていない。なお、位置決め部14
bもまた、気密材6を装着しようとする枠材10の断面
形状に合わせて形成され、断面形状が変わると交換され
る。
【0020】カシメ装置15b、枠材押え付け装置16
bおよび枠材突出し装置17bは第1の支持装置4の場
合と同様の構造であり、同じ符号を付して説明を省略す
る。ただし、枠材突出し装置17bは位置決め部14b
の下面側に配置されている。
【0021】到達検出装置34は、検出方向が上下方向
とされた一種のリミットスイッチでアーマチユア36の
下面は位置決め部14bに位置決めされた枠材10の上
端面位置僅かに上方とされている。以上のカシメ装置1
5b、枠材押え付け装置16b、枠材突出し装置17b
および到達検出装置34は位置決め部14bに金具で固
定され、第2の支持装置5として一体にされる。第2の
支持装置5は、ボールねじ・ナット機構によって上下に
位置が調節されるので、可動支持装置5と呼び変えるこ
とができる。
【0022】なお、この実施例においては、第1の支持
部材4と第2の支持部材5との間に中間支持部材37を
有している(図2)。中間支持部材37は位置決め部1
4c、枠材押え付け装置16cおよび枠材突出し装置1
7cを備え、これらの構造および配置は前記の第2の支
持部材5の場合と同じである。ただし、位置決め部14
cは第1の支持装置4の場合と同様にガイドレール13
にボルトナット20で固定される。固定位置はガイドレ
ール13に設けたボルト挿通孔38(図2)を変更する
ことで上下に位置を調整することができる。
【0023】気密材6の送り出し装置7(図7)は、支
柱3の傾斜に合わせてほぼ垂直に配置された基板39に
4個の送りローラー40が2個ずつ左右に対向し、対接
個所を気密材6の送り路として配置された構造で、送り
ローラー40が、駆動輪41を介して送りモーター42
(図2)で駆動される。気密材送り出し装置7は、第1
の支持部材4の気密材送りこみ側、すなわち、送り路の
上端を第1の支持装置4に位置決めされた枠材10の気
密材装着溝vの下端に一致させて配置されている。
【0024】第1の支持部材4における気密材切断装置
18は気密材送り出し装置7と枠材10の下端との間に
位置している(図1)。さらに、支柱3の上端に位置調
節用モーター43が取付けられ、左右のガイドレール1
3の間に長手方向(上下方向)に沿って支架されたボー
ルねじ44(図1)に結合されている。位置調節用モー
ター43はサーボモーターやステッピングモーターであ
る。
【0025】ボールねじ44は第2の支持装置5におけ
るナット部分35に螺合してボールねじ・ナット機構を
構成し、位置調節用モーターと共に第1の支持装置5を
上下に位置調節する上下位置調節装置45を構成してい
る。
【0026】制御装置8(図6)は、第1の支持装置
4、中間支持装置37および第2の支持装置5における
各流体アクチュエーター26,28,30,32を駆動
するための各電磁弁、送り出し装置7における送りモー
ター42および上下調節装置45における位置調節用モ
ーター43を制御下に置き、開始スイッチ46、到達検
出装置34、バーコードリーダー47および定位置セン
サー48(図4)からの信号を受ける。
【0027】バーコードリーダー47は、支柱3の背面
側でフレーム12上に配置され(図1、図2)、第1の
支持装置4、中間支持装置37の載置面21に載置され
た枠材10の裏面側(下面q)を望める位置にある。定
位置センサー48は、この実施例において第1の支持部
材4の位置決め部14aに設けた誘導溝25を横切る方
向に光路を設けた光電スイッチであり、枠材10が位置
決め部14aに正しく位置決めされた時、その下面延長
部uが光路を遮断するようになっている。なお、図4で
は模式的に配置だけが示されている。図2において符号
49はバランサーで位置調節用モーター43に対する第
2の支持装置5の重量による負荷を軽減するためのもの
である。
【0028】枠材10に対する気密材6の装着は次のよ
うに行われる。気密材挿入機1は稼働状態にあり、初期
状態として、第2の支持装置5(可動支持装置)は支柱
3の上端位置に、各流体アクチュエーター26,28,
30,32はそれぞれのハンマー27,押え板29,プ
ッシュロッド31およびカッター刃33を非作業位置の
引き込み位置にある。
【0029】また、枠材10には下面qの裏面側所定位
置にその枠材の長さを含む情報を記録したバーコード票
が貼付されか、バーコードが枠材10に直接、印刷され
ている。制御装置8には、各電磁弁、各モーターの作動
シーケンス、およびバーコード判別のプログラムが格納
されている。気密材6は収納箱9から取り出され、送り
出し装置7の送りローラー40間の送り路に配置されて
いる。
【0030】まず、枠材10を取り、起立させて縦方向
とし、第1と中間の支持装置4,37の載置面21に載
置する。枠材10の下端は第1支持装置4の位置決め部
14aの載置段部23に受け止められ、枠材10の下端
が位置決めされる。開始スイッチ46を押すと、制御装
置8が稼働し、載置されている枠材10のバーコードを
読み、枠材10の長さを把握する。
【0031】上下位置調節装置45が駆動され、位置調
節用モーター43、ボールねじ・ナット機構によって、
第2の支持装置5が、把握された枠材10の長さより3
cmほど高い位置で停止する。枠材10を第1、第2お
よび中間の支持装置4,5,37において、載置面21
から突当て段部22に押し当て、位置決めする。枠材1
0の下面の延長面uは誘導溝25に入り込み、右面sが
段部22の左右方向位置決め面24に当接する。これに
より、枠材10の左右方向の位置が定まる。また、定位
置センサー48の光路が遮断される。
【0032】制御装置8は、定位置センサー48の光路
が遮断されたことを確認すると、上方の第2支持部材5
をさらに下降させて枠材10の長さ位置に停止する。つ
いで、枠材押え付け装置16(a〜c)の流体アクチュ
エーター28が駆動されて、押え板29が枠材10を各
支持装置4,5,37に固定する。送り出し装置7の送
りモーター42が駆動されて、気密材6の先端が上方へ
送り出され、支持装置4,5,37に固定されている枠
材10の気密材装着溝vに挿入される。
【0033】送りモーター42の駆動は継続されて、や
がて気密材6の先端が枠材10の上端に到達し、到達検
出装置34を押して作動させる。到達検出装置34から
の到達信号を確認した制御装置8は、送りモーター42
を停止して、気密材6の送り出しを停止し、第1の支持
装置4および第2の支持装置5におけるカシメ装置15
(a〜b)の流体アクチュエーター26を1往復駆動し
て、ハンマー27により枠材10において気密材6が挿
入されている気密材装着溝vの両側壁を気密材に向けて
変形させ、挿入された気密材6を枠材10に固定する。
【0034】ハンマー27が作業を終わってもとの位置
に戻ったことが確認されると、気密材切断装置18の流
体アクチュエーター32が1往復駆動され、気密材6が
枠材10の下端でカッター刃33によって切断される。
カッター刃33の戻りが確認されると、気密材押え付け
装置16(a〜c)が解除され、ついで、枠材突出し装
置17(a〜c)の流体アクチュエーター30が1往復
駆動されてプッシュロッド31が左に突出され、気密材
6の装着が終わった枠材10が左に押出される。これに
より、枠材10は突当て段部22による拘束を解かれ
る。
【0035】プッシュロッド31はもとに戻され、位置
調節用モーター43が逆転されて第2の支持装置5が支
柱3の上端まで戻される。これにより、第1回の装着作
業が終了し、枠材10を交換して同様に第2の作業が行
われる。
【0036】作業は、断面が同じ枠材10のロットにつ
いて長さには関係なく、継続して行われ、断面形状が変
わった所で第1、第2および中間の支持装置4,5,3
7を交換する。作業者は、枠材10を縦方向として第1
の支持装置4の位置決め部14aに下端を載置し、つい
で、第2および中間の支持装置5,37の載置面21に
も乗せ掛けた後、右方向に押し込むだけの作業で気密材
6を枠材10に装着することができる。
【0037】以上は実施例であって、本発明は図示され
た具体的構成に限定されない。本発明の気密材挿入装置
1は、枠材10を縦方向として気密材6の挿入作業をす
ることが目的なので、制御装置8など作業を自動化する
ための機構を備えず、さらに、第2の支持装置5(可動
支持装置)を支柱3に固定とすることもある。
【0038】しかし、第2の支持装置5を支柱3に対し
て上下に移動可能とすれば、枠材10の長さに対応する
ことができる。移動可能とする手段は手動による場合か
ら機械的な手段、さらに、実施例のように制御装置8を
備えて自動化された手段まで種々な段階がある。また、
実施例の構造に枠材10の供給、交換を行わせるロボッ
トなどを投入してさらに自動化させることも容易であ
る。
【0039】実施例では、気密材6の送り出し装置7お
よび切断装置18を下部に設けたが、上部の支持装置に
配置し共に上下移動するようにすることもある。第1の
支持装置4と第2の支持装置5のうち、可動の支持装置
を下部のものとすることがある。中間支持装置37は必
須のものではない。また、位置決め部14cや気密材押
え付け装置16cを備えない単なる支持部材であっても
良い。
【0040】カシメ装置15(a〜c)、枠材押え付け
装置16(a〜c)、枠材突出し装置17(a〜c)は
および気密材切断装置18などの駆動源や駆動機構は電
磁式やモーターによるカム式あるいはねじ式などであっ
ても良い。制御装置8に対する枠材10の長さを入力さ
せるには手動でキーボードから入力したりあるいは他の
入力手段によっても良い。上下位置調節装置45は、ボ
ールねじ・ナット機構を利用したものに限らず、電磁的
なリニアスライダー、リンク式のものなど種々採用する
ことができる。上下位置調節装置45によって、可動の
支持装置が枠材10の端部に向けて移動され、所定位置
で停止される機構は、枠材1の端部位置を検出するリミ
ットスイッチとその作動によって位置調節用モーター4
3を停止させるシーケンス機構であっても良い。
【0041】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、枠材を起立し
た状態で気密材を軸方向に沿って自動的に挿入すること
ができるので、装置を設置するのに必要な面積が、従来
の枠材を横に置いて支持するもの比べ、半減する。この
結果、装置間の距離を小さくし作業者の動線を大幅に短
くすることができる。しかも、この発明装置の設置面積
は枠材の長さが長くなっても変わらないので、遊びのス
ペースを設ける必要が無く、工場内の空間を有効に利用
することができる。
【0042】枠材下端の位置決めが容易なので、枠材を
支持する支持装置の構造、特に枠材を下方から支持する
下部支持装置の構造が簡略化される。請求項2の構成に
よれば、さらに、気密材を装着しようとする枠材の長さ
に対応することができる。
【0043】請求項3、請求項4の構成によれば、さら
に、枠材の長さに対する可動支持装置の上下位置調節を
簡単に行え、特に、背丈よりも長く手の届かない高さと
なる枠材の場合に便利である。
【0044】請求項5の構成によれば、気密材を装着し
ようとする枠材の長さにかかわらず、枠材を装置に載置
するだけで気密材の挿入作業を開始することができる。
【0045】請求項6の構成によれば、さらに、気密材
を装着しようとする枠材を装置に載置し、取り出すだけ
の作業で、気密材を枠材に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】気密材挿入機の正面図
【図2】気密材挿入機の側面図
【図3】第1の支持装置の斜視図
【図4】第1の支持装置を下面から見た図(一部を省略
している)
【図5】第2の支持装置の斜視図
【図6】第2の支持装置を下面から見た図(一部を省略
している)
【図7】送り出し装置の送りローラーの配置を示す正面
【図8】制御系の関連を示す図
【符号の説明】
1 気密材挿入機 2 基台 3 支柱 4 第1の支持装置 5 第2の支持装置(可動支持装置) 6 気密材 7 送り出し装置 8 制御装置 9 収納箱 10 枠材 11 キャスター 12 フレーム 13 ガイドレール 14(a〜c) 位置決め部 15(a〜c) カシメ装置 16(a〜c) 枠材押え付け装置 17(a〜c) 枠材突出し装置 18 気密材切断装置 19 溝 20 ボルトナット 21 載置面 22 突当て段部 23 載置段部 24 左右方向位置決め面 25 誘導溝 26 流体アクチュエーター(カシメ) 27 ハンマー 28 流体アクチュエーター(押え) 29 押え板 30 流体アクチュエーター(プッシュ) 31 プッシュロッド 32 流体アクチュエーター(カッター) 33 カッター刃 34 到達検出装置 35 ナット部分 36 アーマチュア 37 中間支持部材 38 ボルト挿通孔 39 基板 40 送りローラー 41 駆動輪 42 送りモーター 43 位置調節用モーター 44 ボールねじ 45 上下位置調節装置 46 開始スイッチ 47 バーコードリーダー 48 定位置センサー 49 バランサー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠材の位置決め部と気密材挿入溝部分の
    カシメ装置および気密材切断装置を有した第1支持装置
    と、枠材の位置決め部と気密材挿入溝部分のカシメ装置
    を備えた第2支持装置、および気密材送出し装置を備
    え、第1、第2の支持装置が、立設された支柱に上下の
    縦方向に配置され、気密材送り出し装置が第1支持装置
    の気密材送り込み側に配置されていることを特徴とした
    気密材挿入機。
  2. 【請求項2】 第1、第2の支持装置のいずれか一方を
    支柱に沿って上下位置調節可能な可動支持装置としてあ
    ることを特徴とした請求項1に記載の気密材挿入機。
  3. 【請求項3】 支柱と可動支持装置との間にモーターで
    駆動される上下位置調節装置が設けられていることを特
    徴とした請求項2に記載の気密材挿入機。
  4. 【請求項4】 上下位置調節装置が、支柱にその長さ方
    向に軸支されたボールねじとこれに螺合された可動支持
    装置のナット部分からなるボールねじ・ナット機構を備
    えることを特徴とした請求項3に記載の気密材挿入機。
  5. 【請求項5】 枠材の長さを判別し、枠材の長さに対応
    させて可動支持装置の上下位置を調節する制御手段を備
    えていることを特徴とした請求項3又は請求項4に記載
    の気密材挿入装置。
  6. 【請求項6】 枠材にバーコードが付され、バーコード
    による記録から枠材の長さが判別されることを特徴とし
    た請求項5に記載の気密材挿入装置。
  7. 【請求項7】 第2の支持装置は気密材が枠材の端部に
    到達したことを検出する到達検出装置を備え、さらに、
    到達検出装置からの信号で気密材の送り出しを停止し、
    枠材の上端と下端をカシメた後に枠材の下端で気密材を
    切断する手順の制御手段を備えていることを特徴とする
    請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の気密材挿入
    機。
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