JPH08191998A

JPH08191998A - ランドリーユニット

Info

Publication number: JPH08191998A
Application number: JP7004095A
Authority: JP
Inventors: Yoshikazu Shinji; 義和榛地; Toshihiko Ura; 敏彦裏
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1995-01-13
Filing date: 1995-01-13
Publication date: 1996-07-30

Abstract

(57)【要約】【目的】家庭内のユーティリティー空間における洗濯
および洗面作業の効率化を図るランドリーユニットにお
いて、煩雑になりがちな洗濯空間を整然とさせて、少な
い設置スペースで、かつ簡単な施工で手洗いが楽にでき
るようにする。【構成】ランドリーキャビネット１２の下部に洗濯機
３を収納するとともに上部に衣類乾燥機２を収納し、そ
れぞれの収納部に扉１３、１４を設け、洗濯機３をスラ
イド台１６に設置し、ランドリーキャビネット１２とス
ライド台１６とに第１のスライドレール１７を固定し、
スライド台１６を引き出し可能に構成する。手洗いまた
はつけ置き洗い用のシンク１９排水トラップ５をシンク
排水ホースで連結し、シンク１９は、前面に扉２０を設
け、洗濯機３と衣類乾燥機２との間でランドリーキャビ
ネット１２に固定された第２のスライドレール１８で引
き出し自在に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は家庭内のユーティリティ
ー空間における洗濯作業の効率化、使い勝手向上、スペ
ース効率向上を図るランドリーユニットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、洗濯機で落ちにくい箇所の部分
や、セーター、ブラウスなどの手洗いを要する衣類は、
バケツ、洗面器などの容器を使用して洗濯したり、手洗
い専用のシンクにより洗濯していた。手洗い専用のシン
クをしようする場合は、図１３に示すような構成が一般
的であった。以下その構成について説明する。

【０００３】図に示すように、乾燥機置き台１の上部に
衣類乾燥機２を設置し、下部に洗濯機３を設置してい
る。洗濯機３の排水ホース４を排水トラップ５に接続し
て洗濯機３より排水するようにし、壁に固定された給水
栓６に洗濯機３の給水ホース７を接続して洗濯機３に給
水するようにしている。シンク８は、手洗いするときに
使用するもので、壁に固定しており、このシンク８の上
方に給水栓９を設け、シンク８の下部に設けたトラップ
１０に排水管１１を接続し、シンク８より排水するよう
にしている。

【０００４】このような構成の場合、シンク８を設置す
るだけのスペースが必要になる。しかし洗濯機３を設置
する空間はあまり広くない場合が多く、このようなシン
ク８を設置できる場合は限られている。また、シンク８
を設置するためにシンク用に排水トラップ、排管工事が
必要になり、高価なものとなっていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように手洗いを必
要とする衣類を洗濯するとき、バケツ、洗面機などを使
用する場合は、手洗いする場所が洗濯機の上、洗面化粧
台、または浴室であり、作業場所として作業姿勢などを
考えると、あまりふさわしいものではなく、また、容器
を収納する場所が必要であり、手洗いするたびに、容器
を取り出す必要があり、容器の収納、作業場所など洗濯
空間を煩雑にするという問題を有していた。

【０００６】また、専用のシンク８を使用する場合は、
設置スペースを多くとり、シンク８専用の施工が必要で
あるという問題を有していた。

【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、煩雑
になりがちな洗濯空間を整然とさせて、手洗い作業（手
洗い洗濯）を楽に行えるようにするとともに、少ない設
置スペースで、かつ簡単な施工で手洗いができるように
することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯機と、衣類乾燥機と、排水トラップ
と、下部に前記洗濯機を収納するとともに上部に前記衣
類乾燥機を収納し洗濯機と衣類乾燥機の収納部に扉を有
するランドリーキャビネットと、前記洗濯機を設置する
スライド台と、前記ランドリーキャビネットと前記スラ
イド台とに固定されスライド台を引き出し可能に構成し
た第１のスライドレールと、手洗いまたはつけ置き洗い
用のシンクと、前記シンクと前記排水トラップを連結し
たシンク排水ホースとを備え、前記シンクは、前面に扉
を設け、前記洗濯機と衣類乾燥機との間でランドリーキ
ャビネットに固定された第２のスライドレールで引き出
し自在に構成したことを第１の課題解決手段としてい
る。

【０００９】また、洗濯機と、衣類乾燥機と、排水トラ
ップと、下部に前記洗濯機を収納するとともに上部に前
記衣類乾燥機を収納し衣類乾燥機の収納部に扉を有する
ランドリーキャビネットと、前記洗濯機を設置するスラ
イド台と、前記ランドリーキャビネットと前記スライド
台とに固定されスライド台が引き出し可能に構成した第
１のスライドレールと、前記スライド台の前面に固定し
た扉と、前記扉の内面に固定した手洗い用のシンクと、
前記シンクと排水トラップを連結したシンク排水ホース
とを備え、前記扉は、直角に折れ曲がり、ヒンジおよび
ハンドルでその状態を保持可能にしたことを第２の課題
解決手段としている。

【００１０】また、上記第２の課題解決手段に加えて、
洗濯機横に設けた給水栓を備え、扉をヒンジおよびハン
ドルで直角に折れ曲がった状態で保持したとき、シンク
の一部を前記給水栓に対向するように構成したことを第
３の課題解決手段としている。

【００１１】また、洗濯機と、手洗い用のシンクと、排
水トラップと、前記排水トラップと手洗い用のシンクと
を連結したシンク排水ホースと、下部に洗濯機と手洗い
用のシンクを収納するとともに、上部に洗剤などを収納
する収納部を有するキャビネットとを備え、前記シンク
は、前記キャビネット内面に固定したスライドレールに
ヒンジを介して固定し、手前に引き出し、かつ９０度引
き起こし自在に構成したことを第４の課題解決手段とし
ている。

【００１２】また、上記第４の課題解決手段に加えて、
キャビネットの下部に収納した給水栓を備え、シンクを
手前に引き出し、かつ９０度引き起こしたとき、前記シ
ンクの一部が前記給水栓の吐出部と対面するように構成
したことを第５の課題解決手段としている。

【００１３】また、洗濯機と、排水トラップと、洗濯機
の横に位置する洗剤などを収納する収納箱と、前記収納
箱の上部に設けた手洗い用のシンクと、前記シンクと排
水トラップとを連結したシンク排水ホースと、下部に洗
濯機と手洗い用のシンクと収納箱とを収納するととも
に、上部に洗剤などを収納する収納部を有するキャビネ
ットとを備え、前記収納箱は、引き出し自在にキャビネ
ット内面に固定したスライドレールに取り付け、前記シ
ンクは、収納箱の天面に回転自在に取り付けたことを第
６の課題解決手段としている。

【００１４】

【作用】本発明は上記第１の課題解決手段により、手洗
い洗濯を行うときは、洗濯機と衣類乾燥機との間に引き
出し自在に設けた手洗い用のシンクを引き出して行う。
このシンクは洗濯機の上に位置するため、無理のない姿
勢で手洗い洗濯をすることができ、また、つけ置き洗い
を行うときは、シンクの中に衣類と洗浄液などを入れて
そのまま押し込んでランドリーユニットの中に収納する
ことにより、洗濯空間をすっきりとした状態に保つこと
ができる。

【００１５】また、第２の課題解決手段により、手洗い
洗濯をするときは、洗濯機前面の扉に固定されたシンク
を手前に倒し、シンクを水平にして行うことにより、無
理のない姿勢で手洗い洗濯をすることができ、また、扉
の裏側にシンクを取り付けているため、衣類乾燥機の設
置高さを低くでき、乾燥機の操作を容易にできる。

【００１６】また、第３の課題解決手段により、手洗い
用のシンクの一部が給水栓に対向するので、給水栓によ
りシンク内に給水することができ、手洗い洗濯の作業性
を向上することができ、また、扉を倒してシンクを水平
にセットしたとき、シンクが洗濯機に当たらない寸法ま
で大きくすることができ、広いシンクを設置することが
できる。

【００１７】また、第４の課題解決手段により、手洗い
洗濯をするときは洗濯機横のシンクを手前に引き出し、
そのままシンクを引き起こしシンクの端をキャビネット
の端に引っかけシンクを固定することにより、洗濯機の
前で無理のない姿勢で手洗い洗濯を行うことができ、洗
濯機とキャビネットとの間のスペースを有効に活用する
ように作用するものである。

【００１８】また、第５の課題解決手段により、手洗い
洗濯をするときは洗濯機横のシンクを手前に引き出し、
そのままシンクを引き起こしシンクの端をキャビネット
の端に引っかけシンクを固定することにより、洗濯機と
キャビネットとの間のスペースを有効に活用し、洗濯機
の前で無理のない姿勢で手洗い洗濯を行うことができ、
また、シンクを水平にセットしたときシンクの一部が給
水栓の吐出口に位置するので、給水栓でシンク内に給水
することができ手洗い洗濯の作業性が向上するように作
用するものである。

【００１９】また、第６の課題解決手段により、手洗い
洗濯をするときは洗濯機横の収納箱を手前に引き出し、
シンクを収納箱の上に設けることにより手洗い洗濯に必
要な洗剤、道具等をシンク近くに収納でき作業性の向上
をはかり、また、シンクが回転することにより洗濯機の
前面にセットでき、洗濯機の前で無理のない姿勢で手洗
い洗濯を行うことがでる。また、洗濯機とキャビネット
との空間にシンクと収納箱を収納することにより、洗濯
機とキャビネットとの空間を有効に活用するように作用
するものである。

【００２０】

【実施例】以下、本発明の第１の実施例を図１を参照し
ながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一
符号を付して説明を省略する。

【００２１】図に示すように、ランドリーキャビネット
１２は、下部に洗濯機３を収納するとともに上部に衣類
乾燥機２を収納し、洗濯機３と衣類乾燥機２の収納部に
それぞれ扉１３、１４を設け、扉１３に取って１３ａを
取り付けている。なお、衣類乾燥機２は、ランドリーキ
ャビネット１２の中間棚１５に設置している。洗濯機３
はスライド台１６に設置している。第１のスライドレー
ル１７は、一部はランドリーキャビネット１２に取り付
け、一部はスライド台１６に取り付けており、スライド
台１６をＡ方向にスライドして引き出し可能に構成して
いる。

【００２２】第２のスライドレール１８は、一部はラン
ドリーキャビネット１２に固定し、一部は引き出し１８
ａに固定している。手洗いまたはつけ置き洗い用のシン
ク１９は、引き出し１８ａに取り外し自由にセットして
いる。扉２０は、引き出し１８ａに固定しており、前面
に取っ手２１を取り付け、引き出し１８ａをＡ方向に引
き出すと、シンク１９の全体が衣類乾燥機２の扉１４の
前面以上引き出て止まり、逆に、押し込むと衣類乾燥機
２の扉１４の前面と扉２０の前面が一致する位置で止ま
るように構成している。

【００２３】シンク排水ホース２２は、シンク１９に取
り付け、乾燥機２のドレインホース２３に接続されてお
り、シンク１９の引き出し動作に対応できるように余裕
を持った長さを有し、洗濯機３の排水ホース４を介して
排水トラップ５に接続している。

【００２４】上記構成において動作を説明すると、洗濯
機３を使用するときは、扉１３の取っ手１３ａを引っ張
り、スライド台１６とともに洗濯機３を引き出す。そし
て、洗濯する衣類を洗濯機３に投入してスタートスイッ
チ（図示せず）を押す。そして、取っ手１３ａを押して
洗濯機３をランドリーキャビネット１２内に収納し、こ
の状態で洗濯を行う。また、衣類乾燥機２を使用すると
きは、扉１４を開き、衣類乾燥機２に乾燥する衣類を投
入して乾燥を開始させる。

【００２５】つぎに、洗濯機３では落ちにくいカッター
シャツの襟汚れなどの部分よごれを手で洗うときは、扉
２０の取っ手２１を引っ張って引き出し、扉２０ににセ
ットされたシンク１９を引き出す。手洗いする衣類をブ
ラシなどでこのシンク１９内に入れて手洗いする。手洗
いが終了したら、シンク１９内の排水栓（図示せず）を
外してシンク１９内の洗濯水を排水する。そして、取っ
手２１を押してシンク１９をランドリーキャビネット１
２内に収納する。シンク１２内の洗濯水はシンク排水ホ
ース２２、ドレインホース２３、洗濯機３の排水ホース
４を経て排水トラップ５に排水される。

【００２６】また、汚れのひどい衣類を洗濯機３で洗濯
する前に付け置きしておく場合は、シンク１９の中に洗
濯液とともに入れて、取っ手２１を押してシンク１９を
ランドリーキャビネット１２の中に収納する。こうする
ことにより煩雑になりがちな洗濯機周辺をすっきりさせ
ることができる。

【００２７】つぎに、本発明の第２の実施例を図２およ
び図３を参照しながら説明する。なお、上記第１の実施
例と同じの構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。

【００２８】図に示すように、ランドリーキャビネット
２４は、下部に洗濯機３を収納するとともに上部に衣類
乾燥機２を収納し、衣類乾燥機２の収納部に扉１４を設
けている。なお、衣類乾燥機２は、ランドリーキャビネ
ット１２の中間棚１５に設置している。洗濯機３はスラ
イド台１６に設置している。扉２５は、スライド台１６
に固定し、上下２つの扉体２５ａ、２５ｂで構成してお
り、扉体２５ａ、２５ｂはヒンジ２６で外側９０度に折
れ曲がるように連結されている。また、扉体２５ａ、２
５ｂは、真っ直ぐな状態を保持できるようにキャッチ２
７をそれぞれの扉体の裏側に取り付けている。

【００２９】手洗い用のシンク２８は、扉体２５ａの裏
側に固定されており、扉体２５ｂを９０度倒したとき、
水平になるように取り付けている。ハンドル２９は、扉
体２５ａに固定しており、先端の把手部はクッション材
３０で覆われている。また、ハンドル２９は扉体２５ａ
を９０度倒したとき、クッション材３０が扉体２５ｂに
当たり、その状態を保持する位置に取り付けている。シ
ンク排水ホース３１は、一端をシンク２８に接続し、他
端を洗濯機３の排水ホース４に接続している。

【００３０】上記構成において動作を説明すると、洗濯
機３の動作と衣類乾燥機２の動作は上記第１の実施例と
同じであるので説明を省略する。洗濯機３では落ちにく
いカッターシャツの襟汚れなどの部分よごれを手で洗う
ときは、扉２５の扉体２５ｂを手前に倒すと、キャッチ
２７が外れて扉体２５ｂに取り付けたシンク２８が現
れ、扉体２５ｂがハンドル２９のクッション材３０に当
たり、シンク２８を水平に保つ。

【００３１】この状態で、手洗いする衣類をブラシなど
で、このシンク２８内に入れて手洗いする。このとき、
ハンドル２９およびクッション材３０により、手洗い洗
濯時にシンク２８に荷重がかかっても、シンク２８を９
０度にしっかり保持している。また、クッション材３０
により、扉体２５ｂ表面は傷が付かないようにできる。

【００３２】手洗いが終了すると、シンク２８内の排水
栓（図示せず）を外し、シンク２８内の洗濯水を排水す
る。そして、扉体２５ｂを起こしてシンク２８をランド
リーキャビネット２４内に収納する。シンク２８内の洗
濯水はシンク排水ホース３１、洗濯機排水ホース４を経
て排水トラップ５に排水される。こうすることにより煩
雑になりがちな洗濯機周辺をすっきりさせることができ
る。また、シンク２８を洗濯機３と扉２５との間に収納
しているため、衣類乾燥機３を低い位置で使用できる。

【００３３】つぎに、本発明の第３の実施例を図４およ
び図５を参照しながら説明する。なお、上記第２の実施
例と同じの構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。

【００３４】図に示すように、シンク用の給水栓３２
は、給水栓６から分岐し、洗濯機３の横に設けている。
手洗い用のシンク３３は、扉体２５ｂの裏側に固定され
ており、扉体２５ｂを９０度倒したとき、水平になるよ
うに取り付けている。シンク３３のＢ寸法は、扉体２５
ｂを９０度倒したとき、シンク３３が洗濯機３に当たら
ない寸法としている。

【００３５】また、シンク用の給水栓３２は、シンク３
３を水平にセットしたとき、シンク３３の一部がシンク
用の給水栓３２の吐出口に対面し、シンク用の給水栓３
２の蛇口３２ａを開けば、シンク３３内に給水される位
置に取り付けている。

【００３６】上記構成において動作を説明すると、洗濯
機３の動作と衣類乾燥機２の動作は上記第１または第２
の実施例と同じであるので説明を省略する。洗濯機３で
は落ちにくいカッターシャツの襟汚れなどの部分よごれ
を手で洗うときは、扉体２５ｂを手前に倒すと、キャッ
チが外れて扉体２５ｂに取り付けたシンク３３が水平に
なる。このとき、シンク３３の形状がＬ字型をしてお
り、シンク３３の一部がシンク用の給水栓３２の下に位
置するため、蛇口３２ａを開きシンク３３内に給水す
る。

【００３７】手洗いする衣類をブラシなどでこのシンク
３３内に入れて手洗いする。このとき、ハンドル２９お
よびクッション材３０により、手洗い洗濯時にシンク３
３に荷重がかかっても、シンク３３を９０度にしっかり
保持している。手洗いが終了すると、シンク３３内の排
水栓３３ａを外してシンク３３内の洗濯水を排水する。
そして、扉体２５ｂを起こし、シンク３３をランドリー
キャビネット２４内に収納する。シンク３３内の洗濯水
はシンク排水ホース３１、洗濯機排水ホース４を経て排
水トラップ５に排水される。

【００３８】こうすることにより煩雑になりがちな洗濯
機周辺をすっきりさせることができる。また、シンク３
３内に簡単に給水することができ、手洗いの作業性を向
上することができる。

【００３９】なお、本実施例では、シンク用の給水栓３
２を洗濯機３の前面より奥に取り付け、シンク３３の形
状をＬ字型にしてシンク３３をできる限り広く使用でき
るようにしているが、シンク用の給水栓３２を洗濯機３
の前面とランドリーキャビネット２４の前面との間に取
り付ければ、シンク３３の形状は４角形でも可能であ
る。

【００４０】つぎに、本発明の第４の実施例を図６から
図８を参照しながら説明する。なお、上記第１の実施例
と同じの構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。

【００４１】図に示すように、キャビネット３４は、上
部に洗剤などの洗濯関連物を収納する収納部３５を有し
ている。手洗い用のシンク３６は、キャビネット３４の
内壁に取り付けたスライドレール３７にシンク３６の底
面を固定し、シンク３６を手前に引き出せるように構成
している。また、引き出した状態でシンク３６を９０度
引き起こすことができるように、ヒンジ３８をシンク３
６とスライドレール３７との間に取り付けている。

【００４２】キャビネット３４のスライドレール３７の
取り付け面と反対側の面にはシンクホルダー３９を取り
付けており、シンク３６を引き出し、９０度引き起こし
たとき、シンク３６の上端全周に設けたカール部３６ａ
にはまりこむ位置に取り付けている。ガイド４０は、キ
ャビネット３４の内壁に取り付けており、シンク３６を
キャビネット３４内に収納したとき、がたつかないよう
に保持し、かつ、引き出すときスムーズに引き出せるよ
うにしている。シンク排水ホース４１は、排水ホース４
に接続している。防水パン４２は、洗濯機３と排水トラ
ップ５をこの中にセットしている。

【００４３】上記構成において動作を説明する。なお、
ここでは、手洗い洗濯についてのみ説明する。洗濯機３
では落ちにくいカッターシャツの襟汚れなどの部分よご
れを手で洗うときは、シンク３６を手前に引き出し、引
き出した状態で９０度引き起こしてシンク３６を水平に
する。そして、キャビネット３４の内面に取り付けたシ
ンクホルダー３９を引き出し、シンク３６の上端全周の
カール部３６ａにはめ込みシンク３６を保持する。この
状態で手洗い洗濯を行う。このとき、シンクホルダー３
９により手洗い洗濯時にシンク３６に荷重がかかっても
シンク３６を９０度の位置にしっかり保持している。

【００４４】手洗いが終了すると、シンク３６内の排水
栓３６ｂを外し、シンク３６内の洗濯水を排水する。そ
して、シンク３６をシンクホルダー３９から外し、シン
ク３６を立ててガイド４０に合わせ押し込み、キャビネ
ット３４内に収納する。シンク３６内の洗濯水はシンク
排水ホース４１、洗濯機排水ホース４を経て排水トラッ
プ５に排水される。こうすることにより煩雑になりがち
な洗濯機周辺をすっきりさせることができる。また、無
理のない姿勢で手洗い洗濯をすることができる。

【００４５】つぎに、本発明の第５の実施例を図９およ
び図１０を参照しながら説明する。なお、上記第４の実
施例と同じの構成のものは同一符号を付して説明を省略
する。

【００４６】図に示すように、シンク用の給水栓４３
は、キャビネット３４の下部に収納し、洗濯機３とキャ
ビネット３４との間に取り付けている。シンク４４は、
上記第４の実施例と同様に、キャビネット３４へスライ
ドレール３７とヒンジ３８により取り付け、シンク４４
を手前に引き出し、９０度引き起こし可能にしている。

【００４７】シンク４４を引き出して９０度引き起こし
水平にセットしたとき、図１０に示すように、洗濯機３
の前面と側面にセットされるようにＬ字型の形状として
いる。また、Ｌ字の一部（洗濯機３とキャビネット３４
との間に位置する部分）がシンク４４を水平にセットし
たとき、シンク用の給水栓４３の下の到達する長さを有
している。

【００４８】上記構成において動作を説明する。なお、
ここでは、手洗い洗濯についてのみ説明する。洗濯機３
では落ちにくいカッターシャツの襟汚れなどの部分よご
れを手で洗うときは、シンク４４を手前に引き出し、引
き出した状態で９０度引き起こしてシンク４４を水平に
する。そして、キャビネット３４の内面に取り付けたシ
ンクホルダー３９を引き出し、シンク４４の上端全周の
カール部（図示せず）をはめ込みシンク４４を保持す
る。

【００４９】このとき、シンク４４の形状がＬ字型をし
ており、シンク４４の一部（洗濯機３の側面に位置する
部分）がシンク用の給水栓４３の下に位置するため、蛇
口４３ａを開きシンク４４内に給水する。この状態で手
洗い洗濯を行う。このとき、シンクホルダー３９により
手洗い洗濯時にシンク４４に荷重がかかってもシンク４
４を９０度にしっかり保持している。

【００５０】手洗いが終了すると、シンク４４内の排水
栓（図示せず）を外し、シンク４４内の洗濯水を排水す
る。そして、シンク４４をシンクホルダー３９から外
し、シンク４４を立てて押し込み、キャビネット３４内
に収納する。シンク４４内の洗濯水はシンク排水ホース
４１、洗濯機排水ホース４を経て排水トラップ５に排水
される。こうすることによりシンク内に簡単に給水する
ことができ、手洗いの作業性を向することができ、煩雑
になりがちな洗濯機周辺をすっきりさせることができ
る。また、洗濯機３とキャビネット３４との空間を有効
に利用できる。

【００５１】なお、本実施例では、シンク用の給水栓４
３を洗濯機３の前面より奥に取り付け、シンク４４の形
状をＬ字型にしてシンク４４をできる限り広く使用でき
るようにしているが、シンク用の給水栓４３を洗濯機３
の前面より前に取り付ければ、シンク４４の形状は四角
形でも可能である。

【００５２】つぎに、本発明の第６の実施例を図１１お
よび図１２を参照しながら説明する。なお、上記第４お
よび第５の実施例と同じの構成のものは同一符号を付し
て説明を省略する。

【００５３】図に示すように、収納箱４５は、洗剤など
を収納するもので、洗濯機３の横に、キャビネット３４
の内壁にスライドレール３７により引き出し自在に取り
付けている。シンク４６は、収納箱４５の天面に回転自
在に取り付けている。

【００５４】上記構成において動作を説明する。なお、
ここでは、手洗い洗濯についてのみ説明する。洗濯機３
では落ちにくいカッターシャツの襟汚れなどの部分よご
れを手で洗うときは、シンク用の給水栓４３のカラン４
３ａを開き、シンク４６内に給水する。そして、シンク
４６を手前に引き出す。このとき、下部の収納箱４５も
同時に引き出される。

【００５５】収納箱４５には手洗い洗濯に必要な洗剤、
ブラシなどが収納されている。また、収納箱４５は引き
出されることにより、中の洗剤などが側面からも取り出
すことができ、取り出しやすくなる。また、つけ置き洗
いをする場合は、シンク４６の中に衣類、洗濯液を入れ
て、そのままシンク４６をキャビネット３４の中に収納
できる。このように手洗いに必要なものが作業場所の近
くに収納でき、手洗い洗濯を効率的に行うことができ、
つけ置き洗いもすっきりした状態で行うことができる。

【００５６】また、キャビネット３４の収納箱４５側が
壁に付けられて設置されている場合は、シンク４６を引
き出しただけでは壁に向かって手洗い洗濯をすることに
なって大変圧迫感があり、また、作業しにくいものであ
る。このような場合は、図１２に示すように、シンク４
６を９０度回転させ壁を横にして作業でき作業性を向上
することができる。

【００５７】

【発明の効果】以上のように本発明は、洗濯機と、衣類
乾燥機と、排水トラップと、下部に前記洗濯機を収納す
るとともに上部に前記衣類乾燥機を収納し洗濯機と衣類
乾燥機の収納部に扉を有するランドリーキャビネット
と、前記洗濯機を設置するスライド台と、前記ランドリ
ーキャビネットと前記スライド台とに固定されスライド
台を引き出し可能に構成した第１のスライドレールと、
手洗いまたはつけ置き洗い用のシンクと、前記シンクと
前記排水トラップを連結したシンク排水ホースとを備
え、前記シンクは、前面に扉を設け、前記洗濯機と衣類
乾燥機との間でランドリーキャビネットに固定された第
２のスライドレールで引き出し自在に構成したから、手
洗い洗濯をするとき、無理のない姿勢で手洗い洗濯を行
うことができ、また、つけ置き洗いをするときは、シン
クの中に衣類と洗浄液などを入れてそのまま押し込んで
ランドリーユニットの中に収納することができ、洗濯空
間をすっきりとした状態に保つことができ、また、洗濯
機と衣類乾燥機との空間を有効に使うことができ、煩雑
になりがちな洗濯空間を整然とさせ、かつ施工の簡単な
シンク付きランドリーユニットを提供することができ
る。

【００５８】また、洗濯機と、衣類乾燥機と、排水トラ
ップと、下部に前記洗濯機を収納するとともに上部に前
記衣類乾燥機を収納し衣類乾燥機の収納部に扉を有する
ランドリーキャビネットと、前記洗濯機を設置するスラ
イド台と、前記ランドリーキャビネットと前記スライド
台とに固定されスライド台が引き出し可能に構成した第
１のスライドレールと、前記スライド台の前面に固定し
た扉と、前記扉の内面に固定した手洗い用のシンクと、
前記シンクと排水トラップを連結したシンク排水ホース
とを備え、前記扉は、直角に折れ曲がり、ヒンジおよび
ハンドルでその状態を保持可能にしたから、手洗い洗濯
をするときは、洗濯機前面の扉に固定されたシンクを手
前に倒し、シンクを水平にして行うことにより、無理の
ない姿勢で手洗い洗濯を行うことができ、また、扉の裏
側にシンクを取り付けているため、衣類乾燥機の設置高
さを低くでき、乾燥機の操作性を向上することができ
る。

【００５９】また、洗濯機横に設けた給水栓を備え、扉
をヒンジおよびハンドルで直角に折れ曲がった状態で保
持したとき、シンクの一部を前記給水栓に対向するよう
に構成したから、手洗い洗濯をするときは、洗濯機前面
の扉に固定されたシンクを手前に倒し、シンクを水平に
して行うことにより、無理のない姿勢で手洗い洗濯をす
ることができ、また、扉の裏側にシンクを取り付けてい
るため、衣類乾燥機の設置高さを低くでき乾燥機の操作
がしやすく、また、扉を倒してシンクを水平にセットし
たとき、シンクの一部が給水栓の吐出口に位置するの
で、給水栓でシンク内に簡単に給水することができる。

【００６０】また、洗濯機と、手洗い用のシンクと、排
水トラップと、前記排水トラップと手洗い用のシンクと
を連結したシンク排水ホースと、下部に洗濯機と手洗い
用のシンクを収納するとともに、上部に洗剤などを収納
する収納部を有するキャビネットとを備え、前記シンク
は、前記キャビネット内面に固定したスライドレールに
ヒンジを介して固定し、手前に引き出し、かつ９０度引
き起こし自在に構成したから、手洗い洗濯をするとき
は、洗濯機横のシンクを手前に引き出し、そのままシン
クを引き起こしシンクの端をランドリーキャビネットの
端に引っかけシンクを固定することにより、洗濯機の前
で無理のない姿勢で手洗い洗濯を行うことができ、洗濯
機とランドリーキャビネットとの空間を有効に使うこと
ができる。

【００６１】また、キャビネットの下部に収納した給水
栓を備え、シンクを手前に引き出し、かつ９０度引き起
こしたとき、前記シンクの一部が前記給水栓の吐出部と
対面するように構成したから、手洗い洗濯をするとき
は、洗濯機横のシンクを手前に引き出し、そのままシン
クを引き起こしシンクの端をランドリーキャビネットの
端に引っかけシンクを固定することにより、洗濯機の前
で無理のない姿勢で手洗い洗濯をすることができ、ま
た、シンクを水平にセットしたとき、シンクの一部が給
水栓の吐出口に位置するので、給水栓でシンク内に給水
することができ、収納性を向上することができる。

【００６２】また、洗濯機と、排水トラップと、洗濯機
の横に位置する洗剤などを収納する収納箱と、前記収納
箱の上部に設けた手洗い用のシンクと、前記シンクと排
水トラップとを連結したシンク排水ホースと、下部に洗
濯機と手洗い用のシンクと収納箱とを収納するととも
に、上部に洗剤などを収納する収納部を有するキャビネ
ットとを備え、前記収納箱は、引き出し自在にキャビネ
ット内面に固定したスライドレールに取り付け、前記シ
ンクは、収納箱の天面に回転自在に取り付けたから、手
洗い洗濯をするときは、洗濯機横に収納箱とシンクをセ
ットで引き出すことができて手洗い洗濯の作業性がよく
なり、また、シンクを収納箱の上で回転することによ
り、洗濯機の前面にセットでき、洗濯機の前で無理のな
い姿勢で手洗い洗濯をすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例のランドリーユニットの
一部切欠した側面図

【図２】本発明の第２の実施例のランドリーユニットの
一部切欠した側面図

【図３】同ランドリーユニットの部分拡大側面図

【図４】本発明の第３の実施例のランドリーユニットの
一部切欠した側面図

【図５】同ランドリーユニット平面図

【図６】本発明の第４の実施例のランドリーユニットの
正面図

【図７】同ランドリーユニットの部分拡大断面図

【図８】同ランドリーユニットの平面図

【図９】本発明の第５の実施例のランドリーユニットの
一部切欠した側面図

【図１０】同ランドリーユニットの平面図

【図１１】本発明の第６の実施例のランドリーユニット
の正面図

【図１２】同ランドリーユニットの平面図

【図１３】従来のランドリーユニットの正面図

【符号の説明】

２衣類乾燥機３洗濯機５排水トラップ１２ランドリーキャビネット１３扉１４扉１６スライド台１７第１のスライドレール１８第２のスライドレール１９シンク２０扉２２シンク排水ホース

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】洗濯機と、衣類乾燥機と、排水トラップ
と、下部に前記洗濯機を収納するとともに上部に前記衣
類乾燥機を収納し洗濯機と衣類乾燥機の収納部に扉を有
するランドリーキャビネットと、前記洗濯機を設置する
スライド台と、前記ランドリーキャビネットと前記スラ
イド台とに固定されスライド台を引き出し可能に構成し
た第１のスライドレールと、手洗いまたはつけ置き洗い
用のシンクと、前記シンクと前記排水トラップを連結し
たシンク排水ホースとを備え、前記シンクは、前面に扉
を設け、前記洗濯機と衣類乾燥機との間でランドリーキ
ャビネットに固定された第２のスライドレールで引き出
し自在に構成したランドリーユニット。
【請求項２】洗濯機と、衣類乾燥機と、排水トラップ
と、下部に前記洗濯機を収納するとともに上部に前記衣
類乾燥機を収納し衣類乾燥機の収納部に扉を有するラン
ドリーキャビネットと、前記洗濯機を設置するスライド
台と、前記ランドリーキャビネットと前記スライド台と
に固定されスライド台が引き出し可能に構成した第１の
スライドレールと、前記スライド台の前面に固定した扉
と、前記扉の内面に固定した手洗い用のシンクと、前記
シンクと排水トラップを連結したシンク排水ホースとを
備え、前記扉は、直角に折れ曲がり、ヒンジおよびハン
ドルでその状態を保持可能にしたランドリーユニット。
【請求項３】洗濯機横に設けた給水栓を備え、扉をヒ
ンジおよびハンドルで直角に折れ曲がった状態で保持し
たとき、シンクの一部を前記給水栓に対向するように構
成した請求項２記載のランドリーユニット。
【請求項４】洗濯機と、手洗い用のシンクと、排水ト
ラップと、前記排水トラップと手洗い用のシンクとを連
結したシンク排水ホースと、下部に洗濯機と手洗い用の
シンクを収納するとともに、上部に洗剤などを収納する
収納部を有するキャビネットとを備え、前記シンクは、
前記キャビネット内面に固定したスライドレールにヒン
ジを介して固定し、手前に引き出し、かつ９０度引き起
こし自在に構成したランドリーユニット。
【請求項５】キャビネットの下部に収納した給水栓を
備え、シンクを手前に引き出し、かつ９０度引き起こし
たとき、前記シンクの一部が前記給水栓の吐出部と対面
するように構成した請求項４記載のランドリーユニッ
ト。
【請求項６】洗濯機と、排水トラップと、洗濯機の横
に位置する洗剤などを収納する収納箱と、前記収納箱の
上部に設けた手洗い用のシンクと、前記シンクと排水ト
ラップとを連結したシンク排水ホースと、下部に洗濯機
と手洗い用のシンクと収納箱とを収納するとともに、上
部に洗剤などを収納する収納部を有するキャビネットと
を備え、前記収納箱は、引き出し自在にキャビネット内
面に固定したスライドレールに取り付け、前記シンク
は、収納箱の天面に回転自在に取り付けたランドリーユ
ニット。