JPH08191641A - 海苔網干出装置 - Google Patents
海苔網干出装置Info
- Publication number
- JPH08191641A JPH08191641A JP529295A JP529295A JPH08191641A JP H08191641 A JPH08191641 A JP H08191641A JP 529295 A JP529295 A JP 529295A JP 529295 A JP529295 A JP 529295A JP H08191641 A JPH08191641 A JP H08191641A
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- Japan
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- air
- sides
- laver
- seaweed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、海苔網干出装置に関する。
【構成】 海苔網の両側に位置すべく所要の間隔毎に海
苔支持用の竿を海底から海面に向って立設し、両側の竿
に連結紐を介して海苔網の両側端部を連結することによ
り、両側の竿間に海苔網を配設支持させてなる海苔網支
持構造において、両側の竿に注気及び脱気可能なエアフ
ロートを昇降自在に遊嵌すると共に、両側のエアフロー
ト間に海苔網の下側方に位置すべく横杆を架設してなる
海苔網干出装置を提供せんとするものである。
苔支持用の竿を海底から海面に向って立設し、両側の竿
に連結紐を介して海苔網の両側端部を連結することによ
り、両側の竿間に海苔網を配設支持させてなる海苔網支
持構造において、両側の竿に注気及び脱気可能なエアフ
ロートを昇降自在に遊嵌すると共に、両側のエアフロー
ト間に海苔網の下側方に位置すべく横杆を架設してなる
海苔網干出装置を提供せんとするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海苔網干出装置に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来、海苔の養殖は、海面上に張設した
海苔網に養殖するものであるが、潮の干満差を利用して
養殖海苔が日光を浴びたり海中に浸漬されて栄養分を吸
収したりしながら成長するようにしている。
海苔網に養殖するものであるが、潮の干満差を利用して
養殖海苔が日光を浴びたり海中に浸漬されて栄養分を吸
収したりしながら成長するようにしている。
【0003】かかる海苔網の張設装置には二通りあり、
一つは、遠浅の海岸にロープを張って、ロープに海苔網
を張設する形態であり、他の形態は干満差の大きい海底
に竿を一定間隔で立設し、竿に紐で海苔網を支持する形
態である。
一つは、遠浅の海岸にロープを張って、ロープに海苔網
を張設する形態であり、他の形態は干満差の大きい海底
に竿を一定間隔で立設し、竿に紐で海苔網を支持する形
態である。
【0004】そして、いずれの形態にしても海苔網は干
満の海面差以外に時々人為的に海面より浮上させて日光
にさらし、或は海水を切る作業が必要とされており、か
かる作業が海苔の品質の良否に大きな影響を有すること
は周知である。
満の海面差以外に時々人為的に海面より浮上させて日光
にさらし、或は海水を切る作業が必要とされており、か
かる作業が海苔の品質の良否に大きな影響を有すること
は周知である。
【0005】かかる海苔網の持上げ作業は通常、「干
出」と称されている。この干出作業は、竿を立てない遠
浅海岸での海苔網の張設形態においては、海苔網にエア
フロートを連結し、エアフロートへの空気注入により海
苔網を海面に浮上させるものが公知となっており(特開
昭55-34067公開公報)、他方、潮の干満差の大きい海底
に竿を立設し、竿に海苔網を連結支持する張設形態にお
いては、竿と海苔網とを結んだ連結紐の長さを手作業で
調節して海面上に海苔網を持上げるようにしたり、或は
海苔網の下方に起立倒伏自在の持上装置を配設して、機
械的に海苔網の干出作業を行うもの等がある。
出」と称されている。この干出作業は、竿を立てない遠
浅海岸での海苔網の張設形態においては、海苔網にエア
フロートを連結し、エアフロートへの空気注入により海
苔網を海面に浮上させるものが公知となっており(特開
昭55-34067公開公報)、他方、潮の干満差の大きい海底
に竿を立設し、竿に海苔網を連結支持する張設形態にお
いては、竿と海苔網とを結んだ連結紐の長さを手作業で
調節して海面上に海苔網を持上げるようにしたり、或は
海苔網の下方に起立倒伏自在の持上装置を配設して、機
械的に海苔網の干出作業を行うもの等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遠浅海岸に張
設した竿なしの海苔網においては、エアフロートを用い
て海苔網を浮上させる技術があるが、海面上方に浮上さ
せて海水切りを行うことはできず、かかる従来のエアフ
ロートを使用した干出の技術を、海底に竿を立設して、
竿に連結した海苔網を浮上させる干出作業にそのまま利
用することはできず、例え利用しても海面上方にのり網
を持上げることができず、干出の効果を充分に得ること
は困難であり、結果的には竿に連結する紐を人手により
調節して海苔網の高さを調節するしかなく、作業が煩雑
であり、所望の頻度で干出作業を行うことが実際にはで
きず、更には機械的に海苔網の持上げをする装置は、複
雑な機構を装置しなければならず、実際的に実用化しに
くいものであり、結果的には竿付の海苔網では干出作業
がなされていないのが現実であり、海苔の品質の低下の
原因にもなっていた。
設した竿なしの海苔網においては、エアフロートを用い
て海苔網を浮上させる技術があるが、海面上方に浮上さ
せて海水切りを行うことはできず、かかる従来のエアフ
ロートを使用した干出の技術を、海底に竿を立設して、
竿に連結した海苔網を浮上させる干出作業にそのまま利
用することはできず、例え利用しても海面上方にのり網
を持上げることができず、干出の効果を充分に得ること
は困難であり、結果的には竿に連結する紐を人手により
調節して海苔網の高さを調節するしかなく、作業が煩雑
であり、所望の頻度で干出作業を行うことが実際にはで
きず、更には機械的に海苔網の持上げをする装置は、複
雑な機構を装置しなければならず、実際的に実用化しに
くいものであり、結果的には竿付の海苔網では干出作業
がなされていないのが現実であり、海苔の品質の低下の
原因にもなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、海苔網の両
側に位置すべく所要の間隔毎に海苔支持用の竿を海底か
ら海面に向って立設し、両側の竿に連結紐を介して海苔
網の両側端部を連結することにより、両側の竿間に海苔
網を配設支持させてなる海苔網支持構造において、両側
の竿に注気及び脱気可能なエアフロートを昇降自在に遊
嵌すると共に、両側のエアフロート間に海苔網の下側方
に位置すべく横杆を架設してなる海苔網干出装置を提供
せんとするものである。
側に位置すべく所要の間隔毎に海苔支持用の竿を海底か
ら海面に向って立設し、両側の竿に連結紐を介して海苔
網の両側端部を連結することにより、両側の竿間に海苔
網を配設支持させてなる海苔網支持構造において、両側
の竿に注気及び脱気可能なエアフロートを昇降自在に遊
嵌すると共に、両側のエアフロート間に海苔網の下側方
に位置すべく横杆を架設してなる海苔網干出装置を提供
せんとするものである。
【0008】また、エアフロートは、一列ごとにエアパ
イプにより接続されていることを特徴とする海苔網干出
装置を提供せんとするものである。
イプにより接続されていることを特徴とする海苔網干出
装置を提供せんとするものである。
【0009】また、横杆はエアフロートから取外し自在
に架設したことにも特徴を有する海苔網干出装置を提供
せんとするものである。
に架設したことにも特徴を有する海苔網干出装置を提供
せんとするものである。
【0010】
【作用】この発明では、海苔網を竿に支持させるため
に、まず海底に海苔網の左右の幅員よりやや広幅の間隔
を保持して一定間隔毎に左右側の竿を立設する。
に、まず海底に海苔網の左右の幅員よりやや広幅の間隔
を保持して一定間隔毎に左右側の竿を立設する。
【0011】この左右側の竿に海苔網の両側端を連結紐
にて連結することにより、左右側の竿間に海苔網を配設
すると共に、連結紐は海苔網が上昇、降下するに充分な
長さのゆとりを保持させておく。
にて連結することにより、左右側の竿間に海苔網を配設
すると共に、連結紐は海苔網が上昇、降下するに充分な
長さのゆとりを保持させておく。
【0012】このように竿に海苔網を支持させ、該竿に
本発明のエアフロートを装着し、エアフロート間に横杆
を架設し、横杆を海苔網の下側方に配設しておく。
本発明のエアフロートを装着し、エアフロート間に横杆
を架設し、横杆を海苔網の下側方に配設しておく。
【0013】干出作業を行う場合には、エアフロートに
空気を注気すると海中で浮力が発生しエアフロートが竿
に沿って上昇し、横杆も同時に上昇して海苔網の下側面
を持上げて海苔網を海面より浮上させることができる。
空気を注気すると海中で浮力が発生しエアフロートが竿
に沿って上昇し、横杆も同時に上昇して海苔網の下側面
を持上げて海苔網を海面より浮上させることができる。
【0014】再び海面上或は海中に海苔網を定置させる
場合には、エアフロートから空気を排気させると浮力が
なくなり、エアフロートの自重或は横杆の自重等により
降下して海苔網を支持していた横杆と共に海苔網は降下
し、海面上或は海面中に沈降する。
場合には、エアフロートから空気を排気させると浮力が
なくなり、エアフロートの自重或は横杆の自重等により
降下して海苔網を支持していた横杆と共に海苔網は降下
し、海面上或は海面中に沈降する。
【0015】このように、エアフロートの浮力を利用し
て干出作業を所要時期に行うことができるものであり、
海苔を摘む時には、左右側のエアフロート間に架設した
横杆を取外し或はエアフロートと共に海中深く横杆を沈
下させて、海苔網下側方に障害がない状態とし、海苔網
の下方を船体が潜りながら海苔網を持上げつつ進行し、
船上で海苔網から海苔を摘んでいくものである。
て干出作業を所要時期に行うことができるものであり、
海苔を摘む時には、左右側のエアフロート間に架設した
横杆を取外し或はエアフロートと共に海中深く横杆を沈
下させて、海苔網下側方に障害がない状態とし、海苔網
の下方を船体が潜りながら海苔網を持上げつつ進行し、
船上で海苔網から海苔を摘んでいくものである。
【0016】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1は海苔網Aを竿Bに連結した竿Bに海苔網干出
装置を設けた平面図である。
ば、図1は海苔網Aを竿Bに連結した竿Bに海苔網干出
装置を設けた平面図である。
【0017】竿Bは、潮の干満の差が大きい海底に立設
されており、海苔網Aの幅員の左右側に一定間隔で多数
配設されている。
されており、海苔網Aの幅員の左右側に一定間隔で多数
配設されている。
【0018】竿Bには連結紐1の基端が連結され、その
先端は海苔網Aの側端部に連結されている。従って、左
右側の竿B間に海苔網Aが連結紐1を介して配置されて
いることになる。
先端は海苔網Aの側端部に連結されている。従って、左
右側の竿B間に海苔網Aが連結紐1を介して配置されて
いることになる。
【0019】Cは海苔網Aの幅員にわたって架設した伸
子棒であり、海苔網Aのねじれを防止している。
子棒であり、海苔網Aのねじれを防止している。
【0020】竿Bには、エアフロートMが昇降自在に遊
嵌されており、エアフロートM間には取外し自在に横杆
2が架設されている。
嵌されており、エアフロートM間には取外し自在に横杆
2が架設されている。
【0021】しかも、横杆2は、図2、図3に示すよう
に海苔網Aの下側方に位置しており、エアフロートMの
上昇にともない横杆2が上昇し、下側方から海苔網Aを
持上げ、海苔網を海面上に浮上させるものである。
に海苔網Aの下側方に位置しており、エアフロートMの
上昇にともない横杆2が上昇し、下側方から海苔網Aを
持上げ、海苔網を海面上に浮上させるものである。
【0022】エアフロートMは、図4、図5に示すよう
に、中心に孔4を設けた円形状又は楕円形状の上側板3
と、上側板3の中心に垂設した中筒5とを硬質プラスチ
ックスで一体成型したフロートフレームFを作成し、中
筒5の外周に可撓性素材で形成したエアバッグ6を装着
することにより構成している。
に、中心に孔4を設けた円形状又は楕円形状の上側板3
と、上側板3の中心に垂設した中筒5とを硬質プラスチ
ックスで一体成型したフロートフレームFを作成し、中
筒5の外周に可撓性素材で形成したエアバッグ6を装着
することにより構成している。
【0023】エアバッグ6は、上下鍔部6-1,6-2 と上下
鍔部間に張設した膨体6-3 とより構成し、上鍔部6-1 を
フロートフレームFの上側板3の内側に接着し、下鍔部
6-2の折返し部6-4 を中筒5の周面に接着することによ
り、フロートフレームFに一体に装着している。
鍔部間に張設した膨体6-3 とより構成し、上鍔部6-1 を
フロートフレームFの上側板3の内側に接着し、下鍔部
6-2の折返し部6-4 を中筒5の周面に接着することによ
り、フロートフレームFに一体に装着している。
【0024】また、上側板3の中心には、中筒5と連通
した孔4が形成されており、孔4及び中筒5中には竿B
が遊嵌自在に挿通される。
した孔4が形成されており、孔4及び中筒5中には竿B
が遊嵌自在に挿通される。
【0025】更には、上側板3には孔4の両側方に略U
字状の杆支持枠7が立設されており、エアフロートM間
に横杆2を架設する場合には、横杆2の両側端をエアフ
ロートMの杆支持枠7に載置することにより行う。
字状の杆支持枠7が立設されており、エアフロートM間
に横杆2を架設する場合には、横杆2の両側端をエアフ
ロートMの杆支持枠7に載置することにより行う。
【0026】横杆2は、少なくとも海苔網Aの幅員より
長めに形成し、中空パイプの両端にキャップ2-1 を嵌着
している。
長めに形成し、中空パイプの両端にキャップ2-1 を嵌着
している。
【0027】また、左側及び右側のエアフロートM間に
は、エアパイプ8が連結されており、最外端のエアフロ
ートM′には、空気を注入するためのバルブ付注気パイ
プ9が連結されており、別途用意したコンプレッサー機
構によりバルブ付注気パイプ9から送気することにより
エアパイプ8を介して一側の各エアフロートMに次々に
空気が注気されてエアバッグ6を膨張させてフロート機
能を果す。
は、エアパイプ8が連結されており、最外端のエアフロ
ートM′には、空気を注入するためのバルブ付注気パイ
プ9が連結されており、別途用意したコンプレッサー機
構によりバルブ付注気パイプ9から送気することにより
エアパイプ8を介して一側の各エアフロートMに次々に
空気が注気されてエアバッグ6を膨張させてフロート機
能を果す。
【0028】また、エアフロートMから脱気する場合に
は、バルブ付注気パイプ9より別途用意したエアサンク
ション機構を利用して脱気し、或はエアバック6に別途
設けた脱気用パイプ10を緩めてエアバック6の収縮力に
より脱気する。図中、bはエアフロートMの降下時のス
トッパーを示す。
は、バルブ付注気パイプ9より別途用意したエアサンク
ション機構を利用して脱気し、或はエアバック6に別途
設けた脱気用パイプ10を緩めてエアバック6の収縮力に
より脱気する。図中、bはエアフロートMの降下時のス
トッパーを示す。
【0029】図6に示すものは、エアフロートMの他の
実施例であり、脱気する場合には、エアフロートの上側
板3に立設した逆止弁付の脱気用パイプ10を介して各エ
アフロートMから脱気するものであり、かかる脱気用パ
イプ10からエアバッグ6中に水が浸入した場合には、バ
ッグ下底部に設けた脱水用弁11を操作して排水する。ま
た、図7に示す他の実施例は、横杆2がエアフロートM
と一体に連設されているものであり、上側板3にはブラ
ケット12を介して横杆2の端部が固定されており、エア
バッグ6から脱気するとエアフロートMは横杆2と共に
重垂或は自重によって沈下していき、海底或は海中深く
或は海面から海底の中途まで降下し、横杆2が海苔摘み
船の進行に支障がないようにしている。
実施例であり、脱気する場合には、エアフロートの上側
板3に立設した逆止弁付の脱気用パイプ10を介して各エ
アフロートMから脱気するものであり、かかる脱気用パ
イプ10からエアバッグ6中に水が浸入した場合には、バ
ッグ下底部に設けた脱水用弁11を操作して排水する。ま
た、図7に示す他の実施例は、横杆2がエアフロートM
と一体に連設されているものであり、上側板3にはブラ
ケット12を介して横杆2の端部が固定されており、エア
バッグ6から脱気するとエアフロートMは横杆2と共に
重垂或は自重によって沈下していき、海底或は海中深く
或は海面から海底の中途まで降下し、横杆2が海苔摘み
船の進行に支障がないようにしている。
【0030】すなわち、海苔摘み船が海苔網の下方をく
ぐり抜けながら海苔摘みする際に、横杆2は船底の下方
に沈下しているため、海苔摘み作業に支障がないように
している。図中、Sは海面を、Gは海底を示す。
ぐり抜けながら海苔摘みする際に、横杆2は船底の下方
に沈下しているため、海苔摘み作業に支障がないように
している。図中、Sは海面を、Gは海底を示す。
【0031】この発明の実施例は上記のように構成され
ているものであり、通常の使用状態では図3に示すよう
に、エアフロートMから脱気して、エアフロートM及び
横杆2が海面上に近い位置で沈下した状態にあるもので
あり、この状態では海苔網Aは海中に沈下している。
ているものであり、通常の使用状態では図3に示すよう
に、エアフロートMから脱気して、エアフロートM及び
横杆2が海面上に近い位置で沈下した状態にあるもので
あり、この状態では海苔網Aは海中に沈下している。
【0032】干出状態とする場合には図2に示すよう
に、コンプレッサ機能を搭載した船で竿Bに近ずき、バ
ルブ付注気パイプ9から最外端のエアフロートM′を介
して各エアフロートMのエアバッグ6中に注気し、エア
バッグ6を膨張させてフロート機能をもたせ、エアフロ
ートMを竿Bに沿って浮力により浮上させる。
に、コンプレッサ機能を搭載した船で竿Bに近ずき、バ
ルブ付注気パイプ9から最外端のエアフロートM′を介
して各エアフロートMのエアバッグ6中に注気し、エア
バッグ6を膨張させてフロート機能をもたせ、エアフロ
ートMを竿Bに沿って浮力により浮上させる。
【0033】エアフロートMの浮上と共に横杆2も上昇
させて上方に位置した海苔網Aを海面上に持上げて干出
を行う。
させて上方に位置した海苔網Aを海面上に持上げて干出
を行う。
【0034】この発明の実施例によれば、エアフロート
Mが竿Bに沿って上昇、降下するためにエアフロートM
の昇降作動が円滑に、かつ確実に行えるものであり、し
かも、海苔網Aは、横杆2を介して持上げられるもので
あるため、従来の竿と海苔網の配設構造にそのまま利用
でき、更には、海苔網Aの下側全幅にわたって横杆2が
支持し持上げるため、干出状態では海苔網が傾いたり、
一方に片寄ったりするおそれがなく、網に付着した海苔
に悪影響を及ぼすことがない等の効果を有する。
Mが竿Bに沿って上昇、降下するためにエアフロートM
の昇降作動が円滑に、かつ確実に行えるものであり、し
かも、海苔網Aは、横杆2を介して持上げられるもので
あるため、従来の竿と海苔網の配設構造にそのまま利用
でき、更には、海苔網Aの下側全幅にわたって横杆2が
支持し持上げるため、干出状態では海苔網が傾いたり、
一方に片寄ったりするおそれがなく、網に付着した海苔
に悪影響を及ぼすことがない等の効果を有する。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、左右側の竿にエアフ
ロートを昇降自在に遊嵌し、左右側のエアフロート間に
横杆を架設しているために、エアフロートに空気を注入
するだけでエアフロートの浮力によってエアフロートと
共に横杆を海面上に上昇させ、海苔網を下側方から持上
げ海面上に浮上させることができる。
ロートを昇降自在に遊嵌し、左右側のエアフロート間に
横杆を架設しているために、エアフロートに空気を注入
するだけでエアフロートの浮力によってエアフロートと
共に横杆を海面上に上昇させ、海苔網を下側方から持上
げ海面上に浮上させることができる。
【0036】従って、干出作業では、横杆により海苔網
の全幅にわたって平均して持上げることができるため持
上げ時に海苔網が傾くおそれがなく、特にエアフロート
は竿に沿って昇降するため昇降作用が確実に行える効果
を有し、また横杆を取外し自在とすれば、海苔摘み作業
時には横杆を取外すことによりエアフロート間を海苔摘
み船が進行することができ、海苔摘み作業時にも何ら支
障とならない効果を奏する。このように海苔網の干出作
業が簡単に行えるために、必要に応じて常時干出作業を
遂行でき、このために海苔に発生する病気を未然に防止
し良質の海苔の育成が行える効果を有する。
の全幅にわたって平均して持上げることができるため持
上げ時に海苔網が傾くおそれがなく、特にエアフロート
は竿に沿って昇降するため昇降作用が確実に行える効果
を有し、また横杆を取外し自在とすれば、海苔摘み作業
時には横杆を取外すことによりエアフロート間を海苔摘
み船が進行することができ、海苔摘み作業時にも何ら支
障とならない効果を奏する。このように海苔網の干出作
業が簡単に行えるために、必要に応じて常時干出作業を
遂行でき、このために海苔に発生する病気を未然に防止
し良質の海苔の育成が行える効果を有する。
【図1】本発明海苔網干出装置の平面図。
【図2】エアフロート膨張時の正面図。
【図3】エアフロート縮少時の正面図。
【図4】エアフロートの断面図。
【図5】同斜視図。
【図6】他の実施例のエアフロートの説明図。
【図7】他の実施例の使用状態を示す説明図。
【図8】本発明装置の使用状態を示す斜視図。
A 海苔網 B 竿 C 伸子棒 F フロートフレーム M エアフロート M′エアフロート S 海面 G 海底 1 連結紐 2 横杆 3 上側板 4 孔 5 中筒 6 エアバッグ 6-1 上鍔部 6-2 下鍔部 6-3 膨体 6-4 折返し部 7 杆支持枠 8 エアパイプ 9 バルブ付注気パイプ 10 脱気用パイプ 11 脱水用弁
Claims (3)
- 【請求項1】 海苔網の両側に位置すべく所要の間隔毎
に海苔支持用の竿を海底から海面に向って立設し、両側
の竿に連結紐を介して海苔網の両側端部を連結すること
により、両側の竿間に海苔網を配設支持させてなる海苔
網支持構造において、両側の竿に注気及び脱気可能なエ
アフロートを昇降自在に遊嵌すると共に、両側のエアフ
ロート間に海苔網の下側方に位置すべく横杆を架設して
なる海苔網干出装置。 - 【請求項2】 上記エアフロートは、一列ごとにエアパ
イプにより接続されていることを特徴とする海苔網干出
装置。 - 【請求項3】 横杆はエアフロートから取外し自在に架
設したことを特徴とする海苔網干出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP529295A JPH08191641A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 海苔網干出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP529295A JPH08191641A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 海苔網干出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08191641A true JPH08191641A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11607177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP529295A Pending JPH08191641A (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 海苔網干出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08191641A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103704122A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-09 | 苍南县喜智宝养殖有限公司 | 一种海产品养殖装置 |
CN104429894A (zh) * | 2014-05-15 | 2015-03-25 | 浙江海洋学院 | 浅海环境改善装置 |
CN113273488A (zh) * | 2021-06-20 | 2021-08-20 | 江苏创晖复合材料有限公司 | 一种智慧农业紫菜种植装置 |
-
1995
- 1995-01-17 JP JP529295A patent/JPH08191641A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103704122A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-09 | 苍南县喜智宝养殖有限公司 | 一种海产品养殖装置 |
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CN104429894B (zh) * | 2014-05-15 | 2016-08-31 | 浙江海洋学院 | 浅海环境改善装置 |
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