JPH08191566A - 単独動作型昇降圧チョッパー回路 - Google Patents

単独動作型昇降圧チョッパー回路

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JPH08191566A
JPH08191566A JP161995A JP161995A JPH08191566A JP H08191566 A JPH08191566 A JP H08191566A JP 161995 A JP161995 A JP 161995A JP 161995 A JP161995 A JP 161995A JP H08191566 A JPH08191566 A JP H08191566A
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JP
Japan
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voltage
switching element
power supply
control
chopper circuit
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JP161995A
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Tokuyuki Henmi
徳幸 逸見
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】Nch−MOSFETからなる降圧スイッチング
素子の駆動に必要な昇圧電圧を安定して得られる単独動
作型昇降圧チョッパー回路を提供する。 【構成】直流電源1,Nch−MOSFETからなる降圧
スイッチング素子2,昇圧スイッチング素子3,リアク
トル4,帰還ダイオード5,ダイオード6,および平滑
コンデンサ7を含む主回路と、降圧スイッチング素子お
よび昇圧スイッチング素子のオン・オフ時比率を個別に
制御する制御部40とを備えた単独動作型昇降圧チョッ
パー回路において、直流電源電圧Vinが既定の直流出力
電圧V out より低いとき直流電源電圧を昇圧した制御電
圧Vccを制御部40に供給する昇圧チョッパー回路部3
1と、直流電源電圧が既定の直流出力電圧より高いとき
直流電源電圧より高い制御電圧Vccを降圧スイッチング
素子2のオンオフ動作を利用して発生して制御部に供給
する制御電圧発生回路部51とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチング電源装
置にDC−DCコンバータ回路として使用される単独動
作型昇降圧チョッパー回路、ことに降圧用または昇圧用
のスイッチング半導体素子にNch−MOSFET(Nチ
ャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタ)を用いた単独
動作型昇降圧チョッパー回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の単独動作型昇降圧チョッパ
ー回路を簡略化して示す接続図であり、単独動作型昇降
圧チョッパー回路は、整流電源などを含む直流電源1に
並列接続されたNch−MOSFETからなる降圧スイッ
チング素子2およびそのソースにカソードが接続された
帰還ダイオード5の直列回路と、帰還ダイオード5にリ
アクトル4を介して並列接続されたNch−MOSFET
からなる昇圧スイッチング素子3と、昇圧スイッチング
素子3にダイオード6を介して並列接続された平滑コン
デンサ7とで主回路が構成される。また、降圧スイッチ
ング素子2および昇圧スイッチング素子3のオン・オフ
時比率は、制御部10内に設けられた図示しない降圧ス
イッチング素子駆動回路部および昇圧スイッチング素子
駆動回路部がそれぞれ出力する駆動電圧VG2,VG3によ
り個別に制御される。例えば、直流電源1の電圧Vin
予め定まる出力電圧Vout より高いとき、降圧スイッチ
ング素子2がオンオフ動作して出力電圧を既定の出力電
圧Vout にまで低下させ、逆に直流電源1の電圧Vin
予め定まる出力電圧Vout より低いとき、降圧スイッチ
ング素子2をオン状態に保持(オン時比率100%)し
た状態で、昇圧スイッチング素子3がオンオフ動作して
出力電圧を既定の出力電圧Vout にまで上昇させること
により、平滑コンデンサ7に並列接続された負荷9に定
電圧制御された直流電力が供給される。なお、降圧スイ
ッチング素子2および昇圧スイッチング素子3のオン・
オフ時比率は、抵抗分圧器8A,8Bにより検出した出
力電圧V out の実際値と既定値との差を制御部10が誤
差増幅し、駆動電圧VG2,VG3のオン・オフ時間幅を制
御することにより制御される。
【0003】このような単独動作型昇降圧チョッパー回
路において、Nch−MOSFETからなる降圧スイッチ
ング素子2がソースホロワ状態で使用されるため、その
オンオフ制御を行うためにNch−MOSFETのゲート
に加える駆動電圧VG2を、ドレインおよびソースに加わ
る直流電源電圧Vinよりゲート・ソース間のバイアス電
圧に相当する分高い電圧にする必要があり、このために
は、制御部10に供給する制御(電源)電圧VccがVcc
>Vinなる条件を満たすことが求められる。そこで、平
滑コンデンサ1Bで安定化された直流電源1に並列接続
されたリアクトル12およびトランジスタ13の直列回
路と、トランジスタ13にダイオード14を介して並列
接続されたコンデンサ15とで構成される昇圧チョッパ
ー回路部11を設け、トランジスタ13のオンオフ時比
率を制御部10内に設けた図示しない昇圧チョッパー回
路部の駆動回路部により制御し、制御部10に供給する
制御(電源)電圧VccをVinより高い所定の昇圧電圧に
保持するよう構成されている。
【0004】図4は異なる従来の単独動作型昇降圧チョ
ッパー回路を簡略化して示す接続図であり、昇圧チョッ
パー回路部11の代わりに制御電圧発生回路部21を設
けた点が前述の単独動作型昇降圧チョッパー回路と異な
っている。即ち、制御電圧発生回路部21は、負極が直
流電源1の負極に接続された基準電圧源22と、その正
極にアノードが接続されたダイオード23と、昇圧コン
デンサ24との直列回路からなり、昇圧コンデンサ24
がNch−MOSFETからなる降圧スイッチング素子2
のソースと制御部20の制御電圧入力端に接続されて制
御電圧発生回路部21が構成される。
【0005】この単独動作型昇降圧チョッパー回路にお
いて、直流電源電圧Vinが既定の出力電圧Vout より十
分高いことを検知した制御部20が発する駆動電圧VG2
によって降圧スイッチング素子2が降圧動作を行ってい
る状態で、降圧スイッチング素子2がオンからオフに変
わると、帰還ダイオード5が導通してそのカソード(降
圧スイッチング素子のソース)が殆ど0Vに低下するた
め、昇圧コンデンサ24がダイオード23を介して基準
電圧源22の電圧に充電される。次いで、降圧スイッチ
ング素子2がオフからオンに変わると、帰還ダイオード
5が遮断状態となり、そのカソード(降圧スイッチング
素子のソース)が直流電源1の電圧Vinに上昇するの
で、制御電圧発生回路部21には基準電圧源22からの
充電電圧と直流電源1側からの突き上げ電圧Vinとの和
の電圧が発生し、この電圧が制御部20の制御電圧入力
端に制御電圧Vccとして印加され、この電圧を受けて制
御部が直流電源1の電圧Vinより高い駆動電圧VG2を降
圧スイッチング素子2のゲートに印加することにより、
降圧スイッチング素子2が駆動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】昇圧チョッパー回路部
11を備えた従来の単独動作型昇降圧チョッパー回路に
おいて、昇圧チョッパー回路部11の動作周波数を高く
して構成部品を小型化しようとすると、リアクトル1
2,スイッチング素子13,ダイオード14などの損失
が単独動作型昇降圧チョッパー回路の全損失に占める割
合が高くなってしまい、また、昇圧チョッパー回路部の
損失を低減しようとすると単独動作型昇降圧チョッパー
回路が大型化してしまうという問題がある。
【0007】一方制御電圧発生回路部21を備えた従来
の単独動作型昇降圧チョッパー回路においては、降圧ス
イッチング素子2のスイッチングを利用して昇圧電圧を
発生するため、部品点数が少なく,発生損失も少なくて
済むが、その反面、降圧スイッチング素子がスイッチン
グを行わない動作時、即ち昇圧動作で降圧スイッチング
素子のオン時比率が100%の場合や、直流電源1の電
圧が低く,降圧動作で降圧スイッチング素子2のオン時
比率が100%になってしまう場合などには、基準電圧
源22の電圧を十分高くしない限り、Nch−MOSFE
Tからなる降圧スイッチング素子2の駆動に必要な昇圧
電圧を得られないという問題がある。
【0008】この発明の目的は、あらゆる運転状態で、
Nch−MOSFETからなる降圧スイッチング素子の駆
動に必要な昇圧電圧を安定して得られる単独動作型昇降
圧チョッパー回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明の単独動作型昇降圧チョッパー回路は、
直流電源に並列接続されたNch−MOSFETからなる
降圧スイッチング素子およびそのソースにカソードが接
続された帰還ダイオードの直列回路、帰還ダイオードに
リアクトルを介して並列接続されたNch−MOSFET
からなる昇圧スイッチング素子、昇圧スイッチング素子
にダイオードを介して並列接続された平滑コンデンサを
含む主回路と、前記平滑コンデンサを既定の直流出力電
圧に保持するよう前記降圧スイッチング素子および昇圧
スイッチング素子のオン時比率を個別に制御する制御部
とを備えた単独動作型昇降圧チョッパー回路において、
前記直流電源電圧が既定の直流出力電圧より低いとき直
流電源電圧を昇圧した制御電圧として前記制御部に供給
する昇圧チョッパー回路部と、前記直流電源電圧が既定
の直流出力電圧より高いとき直流電源電圧より高い制御
電圧を発生して前記制御部に供給する制御電圧発生回路
部とを備える。
【0010】ここで、制御電圧発生回路部は、降圧スイ
ッチング素子のドレイン・ソース間にダイオードのアノ
ードをドレイン側にして接続されたダイオードとコンデ
ンサの直列回路で構成し、その中間接続点を制御部の制
御電圧入力端に接続する。そして、昇圧チョッパー回路
部は、制御部内に設けた駆動回路部からの駆動信号によ
りオンオフ制御されるスイッチング素子とリアクトルと
の直列回路と、その中間接続点と制御部の制御電圧入力
端との間にアノードを中間接続点側にして接続されたダ
イオードとを含み、前記リアクトル側を直流電源の正極
に,スイッチング素子側を直流電源の負極に接続され
る。
【0011】さらに、制御部は、既定の直流出力電圧に
対する直流電源電圧の高低差検出部と、降圧スイッチン
グ素子のオン時比率検出部と、既定の直流出力電圧に対
して直流電源電圧が低くかつ降圧スイッチング素子のオ
ン時比率が100%であるとき昇圧チョッパー回路部の
駆動回路部に動作指令を発し、既定の直流出力電圧に対
して直流電源電圧が高くかつ降圧スイッチング素子のオ
ン時比率が100%より低いとき昇圧チョッパー回路部
の駆動回路部に停止指令を発する切り換え制御部とを備
える。
【0012】
【作用】この発明の単独動作型昇降圧チョッパー回路に
おいて、直流電源電圧が既定の直流出力電圧より低いと
き,昇圧チョッパー回路部が直流電源電圧を昇圧した制
御電圧として制御部に供給し、直流電源電圧が既定の直
流出力電圧より高いとき,直流電源電圧より高い制御電
圧を制御電圧発生回路部が発生して制御部に供給するこ
とになり、昇圧チョッパー回路部は昇圧動作時に制御電
圧を供給する役割を分担し、制御電圧発生回路部は降圧
動作時に制御電圧を供給すく役割を分担するので、両回
路部の相補作用により、単独動作型昇降圧チョッパー回
路のいかなる動作状態においても、制御部がNch−MO
SFETからなる昇圧スイッチング素子を駆動するに必
要な制御(電源)電圧を安定して供給することができ
る。
【0013】この発明の制御電圧発生回路部において
は、降圧スイッチング素子のドレイン側にアノードが接
続されたダイオードを介して昇圧コンデンサが定常的に
直流電源電圧に充電されるので、降圧スイッチング素子
のスイッチングにより降圧スイッチング素子のソース電
位が上昇する度に直流電源電圧の2倍に上昇した昇圧電
圧を制御部に供給することができる。
【0014】この発明の昇圧チョッパー回路部において
は、その出力側がダイオードを介して制御部の制御電圧
入力端に接続され、直流電源電圧に常時充電された制御
電圧発生回路部の昇圧コンデンサが昇圧チョッパー回路
部の平滑コンデンサの機能を兼ねるので、昇圧チョッパ
ー回路部は直流電源電圧に対する昇圧分に対応する電流
を昇圧コンデンサに供給すればよく、昇圧チョッパー回
路部の小容量化および低損失化が可能になる。
【0015】この発明の制御部においては、降圧スイッ
チング素子がスイッチング動作する降圧運転時には、切
り換え制御部が昇圧チョッパー回路部の停止を指令して
制御電圧発生回路部のみで昇圧電圧を制御部に供給する
ので、昇圧チョッパー回路部の動作時間を短縮すること
が可能となり、昇圧チョッパー回路部の発生損失を一層
低減する機能が得られる。
【0016】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例になる単独動作型昇降圧チョッ
パー回路を簡略化して示す接続図であり、従来例と同じ
参照符号を付けた部材は従来例のそれと同じ機能をもつ
ので、その説明を省略する。図において、制御電圧発生
回路部51は、降圧スイッチング素子2のドレイン・ソ
ース間にダイオード52のアノードをドレイン側にして
接続されたダイオード52と昇圧コンデンサ53の直列
回路で構成され、その中間接続点が制御部40の制御電
圧入力端に接続される。したがって、降圧スイッチング
素子2のドレイン側にアノードが接続されたダイオード
52を介して昇圧コンデンサ53が定常的に直流電源1
の電圧Vinに充電されるので、降圧スイッチング素子2
のスイッチングにより降圧スイッチング素子のソース電
位がほぼVinに上昇する度に、制御部40の制御電圧V
ccの入力端には直流電源電圧Vinの2倍に上昇した昇圧
電圧が供給されることになり、この昇圧電圧を受けて制
御部がNch−MOSFETからなる降圧スイッチング素
子2の駆動に好適な電圧値の駆動電圧VG2を出力するこ
とにより、降圧スイッチング素子2による降圧動作が円
滑に行われる。
【0017】また、昇圧チョッパー回路部31は、制御
部40内に設けた駆動回路部からの駆動信号Vbeにより
オンオフ制御されるトランジスタからなるスイッチング
素子33とリアクトル32との直列回路と、その中間接
続点と制御部40の制御電圧入力端との間にアノードを
中間接続点側にして接続されたダイオード34とを含
み、リアクトル32側が直流電源1の正極に,スイッチ
ング素子33のエミッタ側が直流電源1の負極に接続さ
れる。したがって、昇圧チョッパー回路部31はその出
力側がダイオード34を介して制御部40の制御電圧入
力端に接続され、直流電源電圧Vinに常時充電された制
御電圧発生回路部の昇圧コンデンサ53が昇圧チョッパ
ー回路部31の平滑コンデンサの機能を兼ねるので、昇
圧チョッパー回路部31は直流電源電圧Vinに対するV
ccの昇圧分に対応する電流を昇圧コンデンサ53に供給
すればよく、昇圧チョッパー回路部31の小容量化およ
び低損失化が可能になる。
【0018】図2はこの発明の実施例における制御部の
構成を簡略化して示すブロック図である。図において、
制御部40はその出力段にオン・オフ時比率の制御信号
に基づいて降圧スイッチング素子2に駆動電圧VG2を印
加する降圧スイッチ駆動回路部46,昇圧スイッチング
素子3に駆動電圧VG3を印加する昇圧スイッチ駆動回路
部47,および昇圧チョッパー回路部31のスイッチン
グ素子33に駆動電圧Vbeを印加する昇圧チョッパー駆
動回路部45を備える。また、41は直流電源1の電圧
(入力電圧)Vinと既定の直流出力電圧Vout との高低
差検出部であり、例えばVin<Vout のときオン指令信
号を出力する。42は降圧スイッチング素子2のオン・
オフ時比率検出部であり、例えば降圧スイッチング素子
2のオン時比率が100%のときオン指令信号を出力
し,オン時比率が100%より低いときオフ指令信号を
出力する。43は3つの駆動回路部45,46,47の
動作の切り換え回路部であり、図の場合ANDゲートで
構成され、両検出部41および42が共にオン指令信号
を出力したとき(昇圧動作時)出力がオンとなって昇圧
チョッパー駆動回路部45の動作を指令し、Vin>V
out か,あるいは降圧スイッチング素子2のオン時比率
が100%より低いとき(降圧動作時)出力がオフとな
って昇圧チョッパー駆動回路部45の停止を指令する。
なお、降圧スイッチ駆動回路部46は入出力電圧の高低
差検出部41の出力信号をインバータ44で反転した信
号を加えることにより、Vin>Vout なる降圧動作時に
制御電圧発生回路部51から昇圧した制御電圧Vccを受
けて駆動電圧VG2を降圧スイッチング素子2に印加す
る。また、昇圧スイッチ駆動回路部47は切り換え回路
部43の出力信号を加えることにより、Vin<Vout
る昇圧動作時に昇圧チョッパー回路部31から昇圧した
制御電圧Vccを受けて駆動電圧VG3を昇圧スイッチング
素子3に印加する。
【0019】したがって、降圧スイッチング素子2がス
イッチング動作する降圧運転時には、切り換え制御部4
3が昇圧チョッパー回路部の停止を指令して制御電圧発
生回路部51のみで昇圧電圧を制御部40に供給するの
で、昇圧チョッパー回路部31の動作時間を短縮するこ
とが可能となり、昇圧チョッパー回路部の発生損失を一
層低減することができる。
【0020】
【発明の効果】この発明の単独動作型昇降圧チョッパー
回路は前述のように、昇圧チョッパー回路部は昇圧動作
時に制御電圧を供給する役割を分担し、制御電圧発生回
路部は降圧動作時に制御電圧を供給する役割を分担する
ので、両回路部の相補作用により、単独動作型昇降圧チ
ョッパー回路のいかなる動作状態,例えば制御電圧発生
回路部を有する従来の単独動作型昇降圧チョッパー回路
で問題になった降圧スイッチング素子が動作を停止する
昇圧動作時においても、制御部がNch−MOSFETか
らなる降圧スイッチング素子2を駆動するに必要な制御
(電源)電圧を安定して供給できる単独動作型昇降圧チ
ョッパー回路を提供することができる。
【0021】また、制御電圧発生回路部は従来の制御電
圧発生回路部で必要とした基準電圧源を必要とせず、そ
の構成を簡素化できる。さらに、昇圧チョッパー回路部
はその平滑コンデンサを制御電圧発生回路部と共用して
構成が簡素化されるとともに、共用の平滑コンデンサに
供給する充電電流が少なくて済み,かつ切り換え回路に
よりその動作時間が短縮されるので、従来の昇圧チョッ
パー回路部に比べてその発生損失が少なく、したがっ
て、昇圧チョッパー回路部を低損失化,小型化できる利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる単独動作型昇降圧チョ
ッパー回路を簡略化して示す接続図
【図2】この発明の実施例における制御部の構成を簡略
化して示すブロック図
【図3】従来の単独動作型昇降圧チョッパー回路を簡略
化して示す接続図
【図4】異なる従来の単独動作型昇降圧チョッパー回路
を簡略化して示す接続図
【符号の説明】
1 直流電源 2 降圧スイッチング素子(Nch−MOSFET) 3 昇圧スイッチング素子(Nch−MOSFET) 4 リアクトル 5 帰還ダイオード 6 ダイオード 7 平滑コンデンサ 10 制御部 11 昇圧チョッパー回路部 13 スイッチング素子 21 制御電圧発生回路部 22 基準電圧源 23 ダイオード 24 昇圧コンデンサ 31 昇圧チョッパー回路部 32 リアクトル 33 スイッチング素子 34 ダイオード 40 制御部 41 入・出力電圧高低差検出部 42 降圧スイッチ時比率検出部 43 切り換え回路部 45 昇圧チョッパー駆動回路部 46 降圧スイッチ駆動回路部 47 昇圧スイッチ駆動回路部 51 制御電圧発生回路部 52 ダイオード 53 昇圧コンデンサ Vin 直流電源電圧(入力電圧) Vout 既定の直流出力電圧 Vcc 制御(電源)電圧 VG2 降圧スイッチング素子の駆動電圧 VG3 昇圧スイッチング素子の駆動電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源に並列接続されたNch−MOSF
    ETからなる降圧スイッチング素子,およびそのソース
    にカソードが接続された帰還ダイオードの直列回路,帰
    還ダイオードにリアクトルを介して並列接続されたNch
    −MOSFETからなる昇圧スイッチング素子,昇圧ス
    イッチング素子にダイオードを介して並列接続された平
    滑コンデンサを有する主回路と、前記平滑コンデンサを
    既定の直流出力電圧に保持するよう前記降圧スイッチン
    グ素子および昇圧スイッチング素子のオン時比率を個別
    に制御する制御部とを備えた単独動作型昇降圧チョッパ
    ー回路において、前記直流電源電圧が既定の直流出力電
    圧より低いとき直流電源電圧を昇圧した制御電圧として
    前記制御部に供給する昇圧チョッパー回路部と、前記直
    流電源電圧が既定の直流出力電圧より高いとき直流電源
    電圧より高い制御電圧を発生して前記制御部に供給する
    制御電圧発生回路部とを備えたことを特徴とする単独動
    作型昇降圧チョッパー回路。
  2. 【請求項2】制御電圧発生回路部は、降圧スイッチング
    素子のドレイン・ソース間にダイオードのアノードをド
    レイン側にして接続されたダイオードと昇圧コンデンサ
    の直列回路からなり,その中間接続点が制御部の制御電
    圧入力端に接続されてなることを特徴とする請求項1記
    載の単独動作型昇降圧チョッパー回路。
  3. 【請求項3】昇圧チョッパー回路部は、制御部内に設け
    た駆動回路部からの駆動信号によりオンオフ制御される
    スイッチング素子とリアクトルとの直列回路と、その中
    間接続点と制御部の制御電圧入力端との間にアノードを
    中間接続点側にして接続されたダイオードとを含み、前
    記リアクトル側が直流電源の正極に,スイッチング素子
    側が直流電源の負極に接続されてなることを特徴とする
    請求項1記載の単独動作型昇降圧チョッパー回路。
  4. 【請求項4】制御部は、既定の直流出力電圧に対する直
    流電源電圧の高低差検出部と、降圧スイッチング素子の
    オン時比率検出部と、既定の直流出力電圧に対して直流
    電源電圧が低くかつ降圧スイッチング素子のオン時比率
    が100%であるとき昇圧チョッパー回路部の駆動回路
    部に動作指令を発し、既定の直流出力電圧に対して直流
    電源電圧が高くかつ降圧スイッチング素子のオン時比率
    が100%より低いとき昇圧チョッパー回路部の駆動回
    路部に動作停止指令を発する切り換え制御部とを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の単独動作型昇降圧チョッ
    パー回路
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135738A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sharp Corp Dc−dcコンバータ
JP2013085383A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Koito Mfg Co Ltd 昇降圧コンバータ

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