JPH08191131A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH08191131A
JPH08191131A JP7001501A JP150195A JPH08191131A JP H08191131 A JPH08191131 A JP H08191131A JP 7001501 A JP7001501 A JP 7001501A JP 150195 A JP150195 A JP 150195A JP H08191131 A JPH08191131 A JP H08191131A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 さらにキャパシタ容量の増大を図れる構造の
半導体装置と、その構造の半導体装置を容易に製造する
ことができる製法とを提供する。 【構成】 蓄積ノード電極37と、プレート電極40
と、これら蓄積ノード電極とプレート電極との間に介在
してあるキャパシタ用絶縁膜38とを有するDRAMな
どの半導体装置。蓄積ノード電極37が、導電性リング
状内側電極22と、導電性リング状外側電極36とを有
する。下導電層10の上に、第1絶縁膜12を成膜し、
第1絶縁膜12に、開口部18を形成し、開口部18の
内周に、第1導電性サイドウォール22を形成し、第1
絶縁膜12を除去し、第1導電性サイドウォール22の
内側および外側を覆い、当該第1導電性サイドウォール
22から所定距離の外周位置でエッチングされた外周壁
面を持つ第2絶縁膜28を形成し、第2絶縁膜28の外
周壁面に、第2導電性サイドウォール36を形成する。
その後、第2絶縁膜28を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばDRAMなど
のように、記憶ノード電極とプレート電極とキャパシタ
用絶縁膜とを有する半導体装置の改良と、その改良され
た半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの世代ごとの設計ルール
の縮小は著しい。しかし、DRAMにおいては、メモリ
ーセルは縮小しても、キャパシタ容量の減少はできな
い。このために窒化シリコン(SiN)膜からなるキャ
パシタ用絶縁膜の薄膜化を進め、また、ポリシリコンか
らなる蓄積ノード電極の厚膜化により、蓄積ノード電極
の表面積の増大を図ってきた。しかし、SiNの薄膜化
も限界に近づき、加工性、平坦性の問題から蓄積ノード
電極の厚膜化も制限されている。
【0003】そこで、現在では蓄積ノード電極の形状を
リング型(シリンダ型)にしたり、フィン型を用いてキ
ャパシタ表面積の増大を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単一の
リング状蓄積ノード電極では、キャパシタ容量にも限界
があり、さらにキャパシタ容量の増大が望まれている。
また、リング状蓄積ノード電極は、理論的には可能だ
が、その簡便な製造方法が確立されていない。
【0005】本発明は、上述した実情を鑑みて、さらに
キャパシタ容量の増大を図れる構造の半導体装置と、そ
の構造の半導体装置を容易に製造することができる製法
とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置は、蓄積ノード電極と、プ
レート電極と、これら蓄積ノード電極とプレート電極と
の間に介在してあるキャパシタ用絶縁膜とを有する半導
体装置であって、前記蓄積ノード電極が、導電性リング
状内側電極と、導電性リング状外側電極とを有する。
【0007】前記リング状内側電極とリング状外側電極
とは、たとえばポリシリコンで構成される。前記蓄積ノ
ード電極が、半導体基板の表面に形成されたトランジス
タの拡散層と接続してあることが好ましい。
【0008】本発明に係る半導体装置の製造方法は、下
導電層の上に、第1絶縁膜を成膜する工程と、前記第1
絶縁膜に、開口部を形成する工程と、前記開口部の内周
に、導電性リング状内側電極となる第1導電性サイドウ
ォールを形成する工程と、前記第1絶縁膜を除去する工
程と、前記第1導電性サイドウォールの内側および外側
を覆い、当該第1導電性サイドウォールから所定距離の
外周位置でエッチングされた外周壁面を持つ第2絶縁膜
を形成する工程と、前記第2絶縁膜の外周壁面に、導電
性リング状外側電極となる第2導電性サイドウォールを
形成する工程と、前記第2絶縁膜を除去する工程と、前
記第1導電性サイドウォールと前記第2導電性サイドウ
ォールとを有する蓄積ノード電極の表面に、キャパシタ
用絶縁膜を成膜する工程と、前記キャパシタ用絶縁膜の
表面にプレート電極を成膜する工程とを有する。
【0009】前記下導電層が成膜される前に、半導体基
板の表面に、トランジスタの拡散層を形成し、拡散層が
形成された半導体基板の表面に、層間絶縁膜を形成し、
この層間絶縁膜の上に、前記下導電層を成膜することが
好ましい。前記第1導電性サイドウォールを形成し、前
記第1絶縁膜を除去する際に、前記第1導電性サイドウ
ォールの内周位置に位置する前記層間絶縁膜に、前記拡
散層に臨むコンタクトホールを形成することが好まし
い。
【0010】前記コンタクトホール内に入り込むよう
に、記憶ノード電極の一部を構成する中間導電層を成膜
し、この中間導電層の上に、前記第2絶縁膜を形成する
ことが好ましい。前記第2導電性サイドウォールを形成
する際に、前記中間導電層および下導電層もエッチング
加工し、前記記憶ノード電極以外の部分で、前記層間絶
縁膜の表面を露出させ、前記第2絶縁膜をエッチングに
より除去する際に、前記下側絶縁膜のエッチングを防止
するために、前記層間絶縁膜の表面を、前記第2絶縁膜
とエッチング速度が相違する材質で構成することが好ま
しい。
【0011】前記中間導電層の上に第2絶縁膜を形成
し、第2絶縁膜の外周壁面が露出するように、エッチン
グ加工する際に、その外周壁面に対応するパターンで前
記中間導電層および前記下導電層もエッチング加工し、
前記層間絶縁膜の表面を、前記記憶ノード電極以外の部
分で露出させ、その後、第2絶縁膜および層間絶縁膜の
表面に、第2導電性サイドウォールを形成するための第
2サイドウォール用導電層を成膜し、この第2サイドウ
ォール用導電層を異方性エッチング加工することによ
り、前記第2導電性サイドウォールを形成し、その後、
前記第2絶縁膜を除去しても良い。
【0012】前記中間導電層の上に第2絶縁膜を形成す
る際に、当該第2絶縁膜を形成するための絶縁膜をレジ
ストマスク無しでエッチバック加工し、前記第1導電性
サイドウォールの外周に、第2絶縁膜で構成される絶縁
性サイドウォールを残し、その絶縁性サイドウォールの
外周に、前記第2導電性サイドウォールを形成しても良
い。
【0013】
【作用】本発明に係る半導体装置では、蓄積ノード電極
が、導電性リング状内側電極と、導電性リング状外側電
極とを有し(二重リング型蓄積ノード)、これら電極の
内外周にキャパシタ用絶縁膜が形成される。このことか
ら、キャパシタ面積が増大し、単位セル面積当りのキャ
パシタ容量が増大する。したがって、この構造を、DR
AMの各メモリセルに適用することで、その微細化とキ
ャパシタ容量の増大とを図ることができる。
【0014】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
によれば、レジストパターニングの工程を増加させるこ
となく、2重リング型の蓄積ノード電極を形成できる。
さらに、蓄積ノード電極と層間絶縁膜下の拡散層を接続
するコンタクトホールを形成するためのレジストパター
ニング(開口部パターン径)は、実際に層間絶縁膜に形
成されるコンタクトホールの直径よりも大きいため、レ
ジストパターニングの時の露光時間、DOF(焦点深
度)のマージンを確保し易い。
【0015】さらにまた、コンタクトホールの直径を十
分縮小できるので、層間絶縁膜の下に形成されるトラン
ジスタのゲート電極、ビット線との絶縁耐圧を容易に確
保することができる。また、コンタクトホールを形成す
るためのレジストパターンの際の合わせずれに対するマ
ージンも持っている。
【0016】すなわち、本発明に係る半導体装置の製造
方法では、二重リング型蓄積ノードを有する半導体装置
を、既知の技術を組み合わせることにより、比較的容易
に製造することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る半導体装置およびその製
造方法を、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明す
る。第1実施例 本発明の一実施例では、半導体メモリーの一種であるD
RAMにおいて、キャパシタ面積の増大を狙い、蓄積ノ
ード電極を2重のリング型にし、かつ拡散層へのコンタ
クト径を縮小して、レジストパターニングの際の合わせ
ずれ、およびトランジスタのゲート電極等の下層配線と
の絶縁耐圧に対してマージンを持たせたキャパシタ構造
を持つ半導体装置およびその製造方法を提案する。以下
に、その実施例を、製造方法に基づき、詳細に説明す
る。
【0018】本実施例では、図1(A)に示すように、
半導体基板2の表面に、図示省略してあるMOSトラン
ジスタのゲート絶縁膜、ゲート電極と、そのソース・ド
レイン領域用拡散層4とを形成する。各MOSトランジ
スタが、DRAMの記憶ノードにアクセスするためのス
イッチ素子として機能する。半導体基板2としては、単
結晶シリコン基板が用いられる。
【0019】半導体基板の導電型は、P型、N型のいず
れでも良いが、N型MOSトランジスタをメモリセルの
トランジスタとして用いる場合には、P型基板あるいは
P型ウェルが形成してあるN型基板が用いられる。拡散
層4は、N型MOSトランジスタをメモリセルトランジ
スタとして用いる場合には、N型不純物拡散層で構成さ
れる。この拡散層4は、MOSトランジスタのゲート電
極を形成した後に、ゲート電極に対して自己整合的なイ
オン注入法により形成される。
【0020】拡散層4が形成された半導体基板2の表面
に、層間絶縁膜5を成膜する。層間絶縁膜5は、底部層
間絶縁膜6と表面層間絶縁膜8とで構成される。底部層
間絶縁膜6は、本実施例では、たとえば厚さ100〜4
00nmの酸化シリコン(SiO2 )系絶縁膜で構成さ
れ、CVD法などで成膜される。表面層間絶縁膜8は、
本実施例では、たとえば厚さ50〜400nmの窒化シ
リコン系絶縁膜で構成され、CVD法などで成膜され
る。表面層間絶縁膜8は、あるエッチング方法のエッチ
ング速度に関して、後述する絶縁膜よりもエッチング速
度が十分小さいという条件が必要であるが、それについ
ては、この表面層間絶縁膜8の作用と共に、図3(K)
に示す工程の説明で後述する。
【0021】次に、この表面層間絶縁膜8の上に、下導
電層10を成膜する。下導電層10は、たとえば、その
厚さが50〜300nmのポリシリコン膜、あるいはシ
リサイド膜あるいはポリサイド膜などで構成される。そ
の下導電層10の上に、第1絶縁膜12を成膜する。第
1絶縁膜は、たとえば厚さ100〜1000nmのSi
2 系の絶縁膜で構成され、CVDにより堆積する。
【0022】そして、拡散層4へ接続するために、コン
タクトホールのパターンを、レジスト膜14でパターニ
ングする。すなわち、レジスト膜14にフォトリソグラ
フィー法でコンタクトホール用開口部16をパターニン
グする。次に、このレジスト膜14をマスクとして、図
1(B)に示すように、SiO2 エッチャーでRIE
(反応性イオンエッチング)等の異方性エッチングを行
い、第1絶縁膜12にコンタクトホール18を形成す
る。このエッチングは、ポリシリコンなどで構成された
下導電層10の表面で止める。
【0023】次に、レジスト膜14を剥離した後、第1
サイドウォール用導電層20を成膜する。この導電層2
0は、たとえば厚さ50〜500nmのポリシリコンな
どで構成され、CVDにより堆積する。次に、図1
(C)に示すように、ポリシリコンなどで構成された第
1サイドウォール用導電層20を、RIE等の異方性エ
ッチングを行い、コンタクトホール18の内部に、ポリ
シリコンなどで構成された第1導電性サイドウォール2
2を残す。このエッチングは、コンタクトホール18内
において、ポリシリコンなどで構成された下導電層10
まで行い、表面層間絶縁膜8で止まるようにする。
【0024】次に、図1(D)に示すように、第1導電
性サイドウォール22をマスクとして、SiO2 エッチ
ャーによりRIE等の異方性エッチングを行い、拡散層
4までエッチングを行い、蓄積ノード電極と拡散層4を
接続するコンタクトホール24を形成する。コンタクト
ホール24の直径は、第1導電性サイドウォール22に
より十分縮小されている。よって、コンタクトホールを
形成するためのレジストパターニングの合わせずれ、お
よびゲート電極などの下層配線との絶縁耐圧に対して十
分な余裕を持っている。この時、同時に第1絶縁膜12
も除去される。なお、第1導電性サイドウォール22
は、2重リング型蓄積ノード電極のリング状内側電極と
なる。
【0025】次に、図2(E)に示すように、コンタク
トホール24内に入り込むように、中間導電層26を堆
積する。中間導電層26は、たとえば、50〜200n
mのポリシリコンで構成され、CVDにより堆積する。
この中間導電層26により、拡散層4と蓄積ノード電極
とを接続する。
【0026】次に、図2(F)に示すように、第2絶縁
膜28をCVDなどで成膜する。第2絶縁膜28は、あ
るエッチング方法において、表面層間絶縁膜8のエッチ
ング速度が第2絶縁膜28のそれよりも十分小さいこと
が必要である。また、導電層をエッチングするためのS
iエッチャーに対しては、表面層間絶縁膜8および第2
絶縁膜28ともエッチング速度が十分小さいことが必要
である。
【0027】たとえば、後述する図3(K)に示す工程
でのエッチング時に、HF液をエッチング液に用いウェ
ットエッチングをするならば、表面層間絶縁膜8はSi
N膜で構成され、第2絶縁膜28はSiO2 系の絶縁膜
で構成されることが好ましい。また、気相HFエッチン
グ行うならば、表面層間絶縁膜8は、HTO(high ten
perature chemical vapor deposite oxide )で形
成する熱酸化膜で構成され、第2絶縁膜28は、BPS
G(ボロンおよびリン含有ガラス膜)またはPSG(リ
ン含有ガラス膜)で構成されることが好ましい。
【0028】次に、図2(G)に示すように、レジスト
膜30で、蓄積ノード電極をパターニングする。すなわ
ち、まず図2(H)に示すように、SiO2 エッチャー
によりRIE等の異方性エッチングを行い、第2絶縁膜
28で蓄積ノード電極の形状を形成し、レジスト膜30
を剥離する。本実施例では、エッチングを中間導電層2
6の表面で止める。一部、別の方法として、このエッチ
ングの後に、Siエッチャーにより、中間導電層26お
よび下導電層10までエッチングを行い、表面層間絶縁
膜8の表面で止める場合も、同様の蓄積ノード電極の形
状が形成できるが、この場合の実施例については、後に
述べることにする。
【0029】次に、図3(I)に示すように、第2絶縁
膜28の上に、第2サイドウォール用導電層34を成膜
する。第2サイドウォール用導電層34は、たとえば5
0〜300nmのポリシリコンで構成され、CVDによ
り堆積する。次に、図3(J)に示すように、Siエッ
チャーにより、RIE等の異方性エッチングを行い、ポ
リシリコンなどの導電性材料で構成された第2導電性サ
イドウォール36を形成する。この第2導電性サイドウ
ォール36が、2重リング型蓄積ノード電極のリング状
外側電極となる。このエッチングは、ポリシリコンなど
で構成された中間導電層26および下導電層10をエッ
チングして、層間絶縁膜5の表面層間絶縁膜8でエッチ
ングが止まるようにする。
【0030】次に、図3(K)に示すように、第2絶縁
膜28のみをエッチングして、2重リング型蓄積ノード
電極37が完成する。この第2絶縁膜28のみをエッチ
ングし、ポリシリコンなどで構成された蓄積ノード電極
37および表面層間絶縁膜8がエッチングされないよう
にすることについては、図2(F)に示す工程で述べた
通りである。
【0031】その後、図3(L)に示すように、蓄積ノ
ード電極37の表面に、SiN膜あるいはONO膜(S
iO2 /SiN/SiO2 )などで構成されたキャパシ
タ用絶縁膜38をCVDにより堆積し、次いで、プレー
ト電極40をCVD法などで堆積する。プレート電極4
0は、ポリシリコンなどの導電層で構成される。なお、
キャパシタ用絶縁膜38としては、強誘電体薄膜などを
用いることもできる。
【0032】このプレート電極40の膜厚を最適化する
ことにより、図3(L)に示すように、2重リング型蓄
積ノード電極37による表面の凹凸を平坦化できる。こ
のポリシリコンなどからなる蓄積ノード電極37への不
純物の導入は、ポリシリコンの堆積の際に、ドープトポ
リシリコンCVD(doped polySi CV
D)法を用いることが望ましい。ノンドープトポリシリ
コンCVD(non−doped poly Si C
VD)を行うときは、図2(E)の状態で、不純物のイ
オン注入を行い、800〜1000℃のアニール処理を
行えば良い。
【0033】第2実施例 以下に、本発明の第2実施例に係る半導体装置およびそ
の製造方法を説明する。以下の実施例に係る半導体装置
の製造方法は、前記第1実施例に係る半導体装置の製造
方法のプロセスを一部変更した例である。以下の説明で
は、前記第1実施例の場合と異なる部分のみを説明し、
共通する部分の説明は、省略する。
【0034】本実施例では、図1(A)〜図2(F)に
示す工程を経た後、図4(G)に示すように、レジスト
膜30を用いて、図4(H)に示すように、SiO2
ッチャーにより第2絶縁膜28をRIE等で異方性エッ
チングすると共に、続いてSiエッチャーにより、ポリ
シリコンなどで構成された中間導電層26および下導電
層10を、RIE等の異方性エッチングを行う。このエ
ッチングは、層間絶縁膜5の表面層間絶縁膜8の表面で
止めるようにする。
【0035】次に、第2絶縁膜28の上に、第2サイド
ウォール用導電層34を成膜する。第2サイドウォール
用導電層34は、たとえば50〜300nmのポリシリ
コンで構成され、CVDにより堆積する。次に、図5
(J)に示すように、Siエッチャーにより、RIE等
の異方性エッチングを行い、ポリシリコンなどの導電性
材料で構成された第2導電性サイドウォール36aを形
成する。この第2導電性サイドウォール36aが、2重
リング型蓄積ノード電極のリング状外側電極となる。こ
の第2導電性サイドウォール36aを形成するためのエ
ッチングは、表面層間絶縁膜8でエッチングが止まるよ
うにする。
【0036】次に、図5(K)に示すように、第2絶縁
膜28のみをエッチングして、2重リング型蓄積ノード
電極37aが完成する。この第2絶縁膜28のみをエッ
チングし、ポリシリコンなどで構成された蓄積ノード電
極37aおよび表面層間絶縁膜8がエッチングされない
ようにすることについては、前記第1実施例の図2
(F)に示す工程で述べた通りである。
【0037】その後の製造プロセスは、前記第1実施例
の場合と同様である。本実施例でも、前記第1実施例の
場合と同様な作用を有する。第3実施例 以下に、本発明の第3実施例に係る半導体装置およびそ
の製造方法を説明する。以下の実施例に係る半導体装置
の製造方法は、前記第1実施例に係る半導体装置の製造
方法のプロセスを一部変更した例であり、この実施例の
プロセスではレジストパターニングの工程を1工程減ら
すことができる。以下の説明では、前記第1実施例の場
合と異なる部分のみを説明し、共通する部分の説明は、
省略する。
【0038】本実施例では、図1(A)〜図2(E)に
示す工程を経た後、図6(F)に示すように、中間導電
層26の全面に第2絶縁膜28を成膜する。その後、図
6(H)に示すように、レジストパターンニングなし
で、SiO2 エッチャーにより第2絶縁膜28をエッチ
バックすると、図6(H)に示すように、第1導電性サ
イドウォール22の外周に絶縁性サイドウォール28b
が残ると共に、内周にも絶縁膜28aが残る。
【0039】その後、絶縁性サイドウォール28bが形
成された半導体基板2の表面に、第2サイドウォール用
導電層34を成膜する。第2サイドウォール用導電層3
4は、たとえば50〜300nmのポリシリコンで構成
され、CVDにより堆積する。
【0040】次に、図7(J)に示すように、Siエッ
チャーによりRIE等の異方性エッチングを行う。その
結果、絶縁性サイドウォール28bの外周に、ポリシリ
コンなどで構成される第2導電性サイドウォール36b
が形成される。この第2導電性サイドウォール36b
が、2重リング型蓄積ノード電極のリング状外側電極と
なる。このエッチングは、ポリシリコンなどで構成され
た中間導電層26および下導電層10をエッチングし
て、層間絶縁膜5の表面層間絶縁膜8でエッチングが止
まるようにする。
【0041】次に、図7(K)に示すように、絶縁膜2
8aおよび絶縁性サイドウォール36bのみをエッチン
グして、2重リング型蓄積ノード電極37bが完成す
る。これら絶縁膜28aおよび絶縁性サイドウォール2
8bのみをエッチングし、ポリシリコンなどで構成され
た蓄積ノード電極37bおよび表面層間絶縁膜8がエッ
チングされないようにすることについては、前記第1実
施例における図2(F)に示す工程で述べた通りであ
る。
【0042】その後の製造プロセスは、前記第1実施例
の場合と同様である。本実施例でも、前記第1実施例の
場合と同様な作用を有する上に、製造プロセスをさらに
簡略化することができる。なお、本発明は、上述した実
施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々
に改変することができる。
【0043】たとえば、本発明に係る半導体装置の構造
およびその製造方法は、DRAM型半導体装置に対して
適用されるのみでなく、キャパシタを有する全ての半導
体装置に対して適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
半導体装置によれば、蓄積ノード電極を2重リング型に
することにより、キャパシタの表面積が増加し、装置の
微細化にもかかわらず、十分な容量を得ることができ
る。したがって、この構造を、DRAMの各メモリセル
に適用することで、その微細化とキャパシタ容量の増大
とを図ることができる。
【0045】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
によれば、レジストパターニングの工程を増加させるこ
となく、2重リング型の蓄積ノード電極を形成できる。
さらに、蓄積ノード電極と層間絶縁膜下の拡散層を接続
するコンタクトホールを形成するためのレジストパター
ニング(開口部パターン径)は、実際に層間絶縁膜に形
成されるコンタクトホールの直径よりも大きいため、レ
ジストパターニングの時の露光時間、DOF(焦点深
度)のマージンを確保し易い。
【0046】さらにまた、コンタクトホールの直径を十
分縮小できるので、層間絶縁膜の下に形成されるトラン
ジスタのゲート電極、ビット線との絶縁耐圧を容易に確
保することができる。また、コンタクトホールを形成す
るためのレジストパターンの際の合わせずれに対するマ
ージンも持っている。
【0047】すなわち、本発明に係る半導体装置の製造
方法では、二重リング型蓄積ノードを有する半導体装置
を、既知の技術を組み合わせることにより、比較的容易
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(D)は本発明の一実施例に係る
DRAM型半導体装置の製造過程を示す要部断面図であ
る。
【図2】図2(E)〜(H)は図1に示す工程の続きの
工程を示す要部断面図である。
【図3】図3(I)〜(L)は図2に示す続きの工程を
示す要部断面図である。
【図4】図4(G)〜(I)は本発明の他の実施例に係
るDRAM型半導体装置の製造過程を示す要部断面図で
ある。
【図5】図5(J),(K)は図4の続きの工程を示す
要部断面図である。
【図6】図6(F)〜(I)は本発明の他の実施例に係
るDRAM型半導体装置の製造過程を示す要部断面図で
ある。
【図7】図7(J),(K)は図6の続きの工程を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 4… 拡散層 5… 層間絶縁膜 6… 底部層間絶縁膜 8… 表面層間絶縁膜 10… 下導電層 12… 第1絶縁膜 20… 第1サイドウォール用導電層 22… 第1導電性サイドウォール 24… コンタクトホール 26… 中間導電層 28… 第2絶縁膜 28b… 絶縁性サイドウォール 34… 第2サイドウォール用導電層 36,36a,36b… 第2導電性サイドウォール 37,37a,37b… 2重リング型蓄積ノード電極 38… キャパシタ用絶縁膜 40… プレート電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/108 21/8242 7735−4M H01L 27/10 621 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積ノード電極と、プレート電極と、こ
    れら蓄積ノード電極とプレート電極との間に介在してあ
    るキャパシタ用絶縁膜とを有する半導体装置であって、 前記蓄積ノード電極が、導電性リング状内側電極と、導
    電性リング状外側電極とを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記リング状内側電極とリング状外側電
    極とが、ポリシリコンで構成される請求項1に記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積ノード電極が、半導体基板の表
    面に形成されたトランジスタの拡散層と接続してある請
    求項1または2に記載のDRAM型半導体装置。
  4. 【請求項4】 下導電層の上に、第1絶縁膜を成膜する
    工程と、 前記第1絶縁膜に、開口部を形成する工程と、 前記開口部の内周に、導電性リング状内側電極となる第
    1導電性サイドウォールを形成する工程と、 前記第1絶縁膜を除去する工程と、 前記第1導電性サイドウォールの内側および外側を覆
    い、当該第1導電性サイドウォールから所定距離の外周
    位置でエッチングされた外周壁面を持つ第2絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第2絶縁膜の外周壁面に、導電性リング状外側電極
    となる第2導電性サイドウォールを形成する工程と、 前記第2絶縁膜を除去する工程と、 前記第1導電性サイドウォールと前記第2導電性サイド
    ウォールとを有する蓄積ノード電極の表面に、キャパシ
    タ用絶縁膜を成膜する工程と、 前記キャパシタ用絶縁膜の表面にプレート電極を成膜す
    る工程とを有する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記下導電層が成膜される前に、半導体
    基板の表面に、トランジスタの拡散層を形成し、拡散層
    が形成された半導体基板の表面に、層間絶縁膜を形成
    し、この層間絶縁膜の上に、前記下導電層を成膜する請
    求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1導電性サイドウォールを形成
    し、前記第1絶縁膜を除去する際に、前記第1導電性サ
    イドウォールの内周位置に位置する前記層間絶縁膜に、
    前記拡散層に臨むコンタクトホールを形成する請求項5
    に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記コンタクトホール内に入り込むよう
    に、記憶ノード電極の一部を構成する中間導電層を成膜
    し、この中間導電層の上に、前記第2絶縁膜を形成する
    請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2導電性サイドウォールを形成す
    る際に、前記中間導電層および下導電層もエッチング加
    工し、前記記憶ノード電極以外の部分で、前記層間絶縁
    膜の表面を露出させ、前記第2絶縁膜をエッチングによ
    り除去する際に、前記下側絶縁膜のエッチングを防止す
    るために、前記層間絶縁膜の表面を、前記第2絶縁膜と
    エッチング速度が相違する材質で構成することを特徴と
    する請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記中間導電層の上に第2絶縁膜を形成
    し、第2絶縁膜の外周壁面が露出するように、エッチン
    グ加工する際に、その外周壁面に対応するパターンで前
    記中間導電層および前記下導電層もエッチング加工し、
    前記層間絶縁膜の表面を、前記記憶ノード電極以外の部
    分で露出させ、その後、第2絶縁膜および層間絶縁膜の
    表面に、第2導電性サイドウォールを形成するための第
    2サイドウォール用導電層を成膜し、この第2サイドウ
    ォール用導電層を異方性エッチング加工することによ
    り、前記第2導電性サイドウォールを形成し、その後、
    前記第2絶縁膜を除去することを特徴とする請求項7に
    記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記中間導電層の上に第2絶縁膜を形
    成する際に、当該第2絶縁膜を形成するための絶縁膜を
    レジストマスク無しでエッチバック加工し、前記第1導
    電性サイドウォールの外周に、第2絶縁膜で構成される
    絶縁性サイドウォールを残し、その絶縁性サイドウォー
    ルの外周に、前記第2導電性サイドウォールを形成する
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100504429B1 (ko) * 1998-07-08 2006-04-21 주식회사 하이닉스반도체 반도체장치의 셀 커패시터 구조 및 그 형성 방법

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