JPH08190458A - 計算機システムの入出力制御装置 - Google Patents

計算機システムの入出力制御装置

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JPH08190458A
JPH08190458A JP7000082A JP8295A JPH08190458A JP H08190458 A JPH08190458 A JP H08190458A JP 7000082 A JP7000082 A JP 7000082A JP 8295 A JP8295 A JP 8295A JP H08190458 A JPH08190458 A JP H08190458A
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Nobukazu Kirigatani
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記憶装置とキャッシュメモリを使用する
計算機システムの入出力制御装置に関し、キャッシュメ
モリのバックアップ用のバッテリの消耗を防止してホス
トコンピュータの処理速度を向上させる。 【構成】 装置電源制御部31, 41と装置状態監視部32,
42とキャッシュメモリ管理部33, 43を持つ2系統の入出
力制御装置30, 40内に、装置状態監視部32, 42から装置
電源制御部31, 41に装置動作状態を通知可能な通信イン
タフェース34, 44、バッテリユニット5にバックアップ
を行うか否かを指示する信号線35, 45、両系の電源の遮
断を判定する電源遮断検出手段31a, 41a、両系の電源遮
断時にキャッシュメモリ6のバックアップの要否を判定
するバックアップ判定手段31b, 41b、及び、バックアッ
プ必要時に信号線35, 45を通じてバッテリユニット5に
バックアップ指示を出力するバックアップ指示手段31c,
41cを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機システムの入出力
制御装置に関し、特に、磁気記憶装置の前段に設けられ
て一時的にデータを記憶するキャッシュメモリを利用す
る計算機システムの入出力制御装置に関する。従来、ホ
ストコンピュータと磁気記憶装置との間に設けられた入
出力装置が二重化されたものが知られている。この二重
化された入出力装置は、一般に、各系が各々独立の電源
で動作するようになっていると共に、それぞれの系から
アクセス可能なキャッシュメモリを備えている。このキ
ャッシュメモリは磁気記憶装置に格納するデータを同時
に、或いは前もって記憶させるためのものであり、バッ
テリユニットによってバックアップ可能になっており、
いずれか一方の系が電源断となった場合でも他方の系と
キャッシュメモリは動作可能となっている。また、この
キャッシュメモリは、両方の系の電源が遮断された時に
バッテリによりバックアップされるようになっている。
ところが、、キャッシュメモリ上にバックアップすべき
データが存在しない場合でもバックアップされてしまう
ので、バッテリが不要に消費されるという問題があり、
この解決が望まれている。
【0002】
【従来の技術】図7はバッテリユニット5にバックアッ
プされたキャッシュメモリ6をもつ従来の計算機システ
ム9の構成を示すものである。従来の計算機システム9
では、ホストコンピュータ1と記憶デバイスとしての磁
気ディスク装置2との間のデータの遣り取りが、二重化
された入出力制御装置30,40を介して行われるよう
になっている。そして、バッテリユニット5にバックア
ップされたキャッシュメモリ6は、二重化された入出力
制御装置30,40に共通に使用されるようになってお
り、磁気ディスク装置2に書き込まれるデータを一時的
に蓄えておいて、データの読み書きの速度を向上させる
ために使用される。
【0003】図8は図7の入出力制御装置30,40の
内部構成を説明するものである。図8において、31,
41は装置電源制御部(UPC:ユニット・パワー・コ
ントローラ)、32,42は装置状態監視部(SA:サ
ービスアダプタ)、33,43はキャッシュメモリ管理
部(CFE:キャッシュ・ファンクション・エンジ
ン)、36,46はホストコンピュータとのインタフェ
ース部であるチャネル・アダブタ(CA)、37,47
はデバイス(一般に磁気ディスク装置)とのインタフェ
ース部であるデバイス・アダプタ(DA)、38,48
は電源、39,49は電源スイッチである。そして、装
置状態監視部32,42、キャッシュメモリ管理部3
3,43、チャネル・アダブタ36,46、デバイス・
アダプタ37,47、およびキャッシュメモリ6はデー
タバス3Bによって相互に連絡されており、また、装置
状態監視部32,42、キャッシュメモリ管理部33,
43、チャネル・アダブタ36,46、およびデバイス
・アダプタ37,47は通信バス3Tによって相互に連
絡されている。
【0004】通常のデータ転送は上位ホストコンピュー
タから二系統の入出力制御装置30,40のチャネル・
アダプタ36,46を介して行われる。データはチャネ
ル・アダプタ36,46からデバイス・アダプタ37,
47を通じて、デバイスである磁気ディスク装置に書き
込まれる。その際に同時にキャッシュメモリ6にも書き
込まれ、キャッシュメモリ管理部33,43に磁気ディ
スク装置のどのブロックが書かれたかが記憶される。
【0005】次に、ホストコンピュータからデータの読
み込み要求が来ると、チャネル・アダプタ36,46は
キャッシュメモリ管理部33,43にキャッシュメモリ
6上に読むべきデータが存在するかを問い合わせる。そ
して、キャッシュメモリ6上に読むべきデータが存在す
る場合には、データの読み込みが磁気ディスク装置から
行われずに、キャッシュメモリ6から読み込まれる。こ
れは、データの読み込みを磁気ディスク装置から行うよ
りも、キャッシュメモリ6から行った方が読み込み速度
が速いからである。
【0006】このキャッシュメモリ6と磁気ディスク装
置への同時書き込みは、ライト・スルー動作と呼ばれ
る。また、その後の読み込みで、読み込みデータがキャ
ッシュメモリ6上に存在した場合は、リード・ヒットと
呼ばれる。このようなキャッシュメモリ6の使い方は、
ライト・スルーモードと呼ばれる。更に、キャッシュメ
モリ6の利用法として、ライト・ヒット動作及びライト
・バック動作がある。ライト・ヒット動作は、磁気ディ
スク装置の書換えを行う部分がキャッシュメモリ6上に
存在した場合、ホストコンピュータの書き換え処理を高
速で行うために、先にキャッシュメモリ6上のデータの
みを書き換える動作のことである。ライト・バック動作
は、その後、書き換えられたキャッシュメモリ6上のデ
ータを、ホストコンピュータとの動作とは関係なく、磁
気ディスク装置に書き込む動作のことである。
【0007】このように、キャッシュメモリ6を利用し
てライト・ヒット及びライト・バック動作を行う機能
は、高速書き込みモードと呼ばれる。この機能を実現す
るためには、キャッシュメモリ6がバッテリユニット5
によってバックアップされている必要がある。この理由
は、停電等によって不用意に入出力制御装置30,40
の電源が遮断された場合や、入出力制御装置30,40
の電源スイッチ39,49がOFFされた場合等に、キ
ャッシュメモリ6上のまだライト・バック動作が行われ
ていないデータが失われてしまうからである。
【0008】キャッシュメモリ6をバックアップする従
来の方法は、電源が遮断された時に装置電源制御部3
1,41から出力されるPOWER STATE 信号(電源状態信
号)♯0,♯1の両方がゼロとなった状態をバッテリユ
ニット5が検出した場合に、バッテリユニット5がキャ
ッシュメモリ6をバックアップする仕組みとなってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のキャッシュメモリのバックアップ方法では、各入出
力制御装置の電源スイッチがOFFされた通常の電源断
シーケンスにおいても、キャッシュメモリはバッテリユ
ニットによってバックアップされるため、キャッシュメ
モリ上にバックアップすべきデータが存在しない場合で
もキャッシュメモリがバッテリユニットによってバック
アップされてしまい、バッテリの消耗が早いという課題
がある。このようにバッテリの消耗が早いと、次に各入
出力制御装置の電源スイッチがONされた場合に、消耗
したバッテリが充電完了となるまではキャッシュメモリ
を使用した高速書き込みモードが使用できず、ライト・
スルーモードのみで動作しなくてはならないので、動作
速度が遅くなるという欠点がある。
【0010】そこで、本発明は、前記従来の計算機シス
テムの入出力制御装置におけるバッテリの消耗の課題を
解消し、各入出力制御装置の電源スイッチのOFFや、
停電によって、入出力装置の電源が遮断された場合に、
不必要にキャッシュメモリをバッテリユニットによって
バックアップすることなく、バッテリの消耗を防止する
ことができる計算機システムの入出力制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の計算機システムの入出力制御装置の原理構成が図1
に示される。本発明は、図1に示すように、ホストコン
ピュータ1と磁気記憶装置2とを備えた計算機システム
10の入出力制御装置3,4であって、この入出力制御
装置3,4は各々独立の電源で動作する2つの系に分か
れており、それぞれの系はバッテリユニット5によって
バックアップ可能な共用のキャッシュメモリ6にアクセ
ス可能となっていると共に、装置電源制御部31,4
1、装置状態監視部32,42、及びキャッシュメモリ
管理部33,43とを備えており、一方の系の電源が遮
断された場合でも他方の系とキャッシュメモリ6は動作
可能になっているものにおいて適用される。そして、本
発明の計算機システムの入出力制御装置3,4には、各
系の装置電源制御部31,41と装置状態監視部32,
42との間に設けられて、装置状態監視部32,42か
ら装置電源制御部31,41に装置動作の状態を通知可
能な通信インタフェース34,44と、装置電源制御部
31,41とバッテリユニット5の間に設けられ、バッ
テリユニット5にバックアップを行うか否かを指示する
信号線35,45と、装置電源制御部31,41内に設
けられ、両方の系の電源が遮断されたか否かを判定する
電源遮断検出手段31a,41aと、装置電源制御部3
1,41内に設けられ、両方の系の電源が遮断された時
に通信インタフェース34,44からの情報によってキ
ャッシュメモリ6内の情報がバックアップされるべきか
否かを判定するバックアップ判定手段31b,41b、
及び、装置電源制御部31,41内に設けられ、両方の
系の電源が遮断された時にキャッシュメモリ6内の情報
がバックアップされるべきである時に、信号線35,4
5を通じてバッテリユニット5にキャッシュメモリ6の
バックアップ指示を出力するバックアップ指示手段31
c,41cとを備えることを特徴としている。
【0012】なお、この計算機システムの入出力制御装
置において、バッテリユニットを二重化構造としても良
く、この場合には、各バッテリユニット内にはバッテリ
交換の検出の有無を検出して装置電源制御部に出力する
バッテリ交換検出手段を設けると共に、装置電源制御部
内には片方のバッテリユニットのバッテリが交換されて
も、交換されたバッテリがバックアップモードに入らな
いようにするバックアップ禁止手段を設けるようにすれ
ば良い。
【0013】
【作用】本発明の計算機システムの入出力制御装置によ
れば、各系にある装置状態監視部と装置電源制御部との
間に通信インタフェースが設けられ、更に、装置電源制
御部とバッテリとの間にも信号線が追加されているの
で、バッテリユニットに対してバックアップするか否か
の指示が各系の装置状態監視部から装置電源制御部を介
してバッテリユニットに通知される。バッテリユニット
内では、各系からの情報を解析することにより、バック
アップするか否かが判断される。更に、バッテリユニッ
ト内でその情報が保持できるようになっているので、入
出力制御装置の片方の系の電源が先にOFFとなった
後、他方の系の電源がOFFとなった場合でも対処が可
能となる。また、バッテリユニットを二重化構造とした
場合には、キャッシュメモリのバックアップ時には両方
のバッテリからバックアップされ、バッテリユニットの
内の片方が故障した時には、故障した方が交換可能とな
っているので、バッテリユニットに設けたリセット手段
によって、バッテリの交換後には新しいバッテリユニッ
トの誤動作が発生しない。
【0014】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。図2は本発明の計算機システムの入出力制御装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。図2にお
いては、ホストコンピュータ1と磁気記憶装置である磁
気ディスク装置2の図示は省略してある。また、従来の
計算機システムの入出力制御装置と同じ構成部材には同
じ符号を付してある。
【0015】図2に示すように、この実施例の入出力制
御装置は、各々独立の電源38,48で動作する2つの
系に入出力制御装置3,4に分かれており、それぞれの
系はバッテリユニット5によってバックアップ可能な共
用のキャッシュメモリ6にアクセス可能となっている。
また、入出力制御装置3,4内には、装置電源制御部3
1,41、装置状態監視部32,42、キャッシュメモ
リ管理部33,43、チャネルアダプタ36,46、デ
バイスアダプタ37,47が設けられており、スイッチ
39,49を介してこれらの部材には電源が供給される
ようになっている。なお、オペレータによってON/O
FFされる入出力装置3,4の電源スイッチ(図示せ
ず)はこのスイッチ39,49とは別に設けられてお
り、この電源スイッチがOFFされてもスイッチ39,
49が直ちにOFFされる訳ではなく、スイッチ39,
49は装置電源制御部31,41によってOFFされる
ようになっている。また、装置状態監視部32,42、
キャッシュメモリ管理部33,43、チャネル・アダブ
タ36,46、デバイス・アダプタ37,47、および
キャッシュメモリ6はデータバス3Bによって相互に連
絡されており、更に、装置状態監視部32,42、キャ
ッシュメモリ管理部33,43、チャネル・アダブタ3
6,46、およびデバイス・アダプタ37,47は通信
バス3Tによって相互に連絡されている。また、バッテ
リユニット5内には制御回路51と、バッテリ52とが
ある。
【0016】以上のような構成に加えて、この実施例の
入出力制御装置3,4には、各系の装置電源制御部3
1,41と装置状態監視部32,42との間に、装置状
態監視部32,42から装置電源制御部31,41に装
置動作の状態を通知可能な通信インタフェース34,4
4が設けられていると共に、装置電源制御部31,41
とバッテリユニット5の間に、バッテリユニット5にバ
ックアップを行うか否かを指示する信号線35,45が
設けられている。
【0017】そして、装置電源制御部31,41は、両
方の系の電源が遮断されたか否かを判定する機能を備え
ていると共に、通信インタフェース34,44から入力
される情報によって、両方の系の電源が遮断された時
に、キャッシュメモリ6内の情報がバックアップされる
べきか否かを判定する機能をもっている。更に、装置電
源制御部31,41内には、両方の系の電源が遮断さ
れ、かつ、キャッシュメモリ6内の情報がバックアップ
されるべきである時に、信号線35,45を通じてバッ
テリユニット5にキャッシュメモリ6のバックアップ指
示を出力する機能を備えている。
【0018】装置電源制御部31,41とバッテリユニ
ット5の間に設けられた信号線35,45は、この実施
例では、従来からあるその系の電源がONかOFFかを
示すPOWER STATE ♯0, ♯1信号が送られる信号線に
加えて、バックアップを有効にするSET BACKUP MODE ♯
0, ♯1信号が送られる信号線と、バックアップを無
効にするRESET BACKUP MODE ♯0, ♯1信号が送られる
信号線が設けられている。
【0019】各系の装置状態監視部32,42,キャッ
シュメモリ管理部33,43、チャネルアダプタ36,
46、及びデバイスアダプタ37,47、は通信バスを
介して相互に通信をすることが可能であり、キャッシュ
メモリ管理部33,43はキャッシュメモリ6上のデー
タが全てライトバック出来たか出来ないかを装置状態監
視部32,42に通知することが可能である。すなわ
ち、キャッシュメモリ6上に有効なデータがあるか否か
を装置状態監視部32,42に通知することが可能であ
る。
【0020】図3は図2のバッテリユニット5内にある
制御回路51の回路構成を示すものである。両系の電源
がONかOFFかを示すPOWER STATE 信号♯0, ♯
1はAND回路511の2つの入力端子に入力され、バ
ックアップを有効にするSETBACKUP MODE 信号♯0,
♯1はOR回路512に入力され、バックアップを無
効にするRESET BACKUP MODE 信号♯0, ♯1はOR
回路513に入力される。POWER STATE 信号♯0,
♯1、SET BACKUP MODE 信号♯0, ♯1、及びRESE
T BACKUP MODE 信号♯0, ♯1は、"1" のときにO
FF状態であり、"0" のときにON状態である。
【0021】AND回路511からの信号は反転されて
AND回路514とAND回路515の一方の入力端子
に入力され、このAND回路514の他方の入力端子に
はOR回路512からの信号が入力され、AND回路5
15の他方の入力端子にはOR回路513からの信号が
入力される。そして、AND回路514からの信号がラ
ッチ回路516のセット端子に入力され、AND回路5
15からの信号がラッチ回路516のリセット端子に入
力される。更に、AND回路511からの信号と、ラッ
チ回路516からの信号がAND回路517に入力され
る。そして、AND回路517の出力によってバッテリ
ユニット5内のスイッチ53がONされると、バッテリ
52からキャッシュメモリ6に電源が供給されることに
なる。
【0022】図4は図2のバッテリユニット5が二重化
されて2つのバッテリユニット5A,5Bが設けられて
いる場合の構成を示すものである。2つのバッテリユニ
ット5A,5B内にはそれぞれ制御回路51A,51B
とバッテリ52A,52Bとがある。また、バッテリ5
2A,52Bには、バッテリ交換検出回路54A,54
Bが設けられており、このバッテリ交換検出回路54
A,54Bは信号線55A,55Bによって両系の装置
電源制御部31,41に接続されている。そして、バッ
テリ52A,52Bの何れかが交換された時には、交換
されたという情報を装置電源制御部31または41に伝
えることができるようになっている。また、両系の装置
電源制御部31,41は、バッテリユニット5A,5B
に対してバッテリが交換された時にはINSTALL 信号♯
0, ♯1を出力するようになっている。
【0023】図5は、図4に示した二重化されたバッテ
リユニット5A,5Bの内の一方の制御回路、例えば、
制御回路51Aの回路構成を示すものであり、図3で説
明したバッテリユニット51内の回路と同じ構成部材に
は、末尾にAを付けた同じ符号を付してその説明を省略
する。二重化されたバッテリユニット5Aの制御回路5
1A内の回路構成が図3のバッテリユニット5の制御回
路51内の回路構成と異なる点は、AND回路515A
からの信号と、装置電源制御部31からのINSTALL 信号
♯0の論理和をとるOR回路518Aが設けられてい
る点である。このOR回路518Aからの信号は、ラッ
チ回路516Aのリセット端子に入力される。
【0024】ここで、以上のように構成された実施例
の、通常の電源OFFのときのシーケンスを図6を用い
て説明する。まず、電源スイッチがONされると(S
1)、通常、ライトバックモード時には装置状態監視部
は装置電源制御部にそれを通知し、装置電源制御部はSE
T BACKUP MODE をONとして、バックアップを有効にし
ておく(S2)。
【0025】電源スイッチがOFFされると(S3)、
まず、装置電源制御部がこれを認識し、装置電源制御部
は装置状態監視部に対して電源スイッチOFFを通知す
る(S4)。装置状態監視部はそれを受け取り、キャッ
シュメモリ管理部に対して電源スイッチOFFを通知す
る(S5)。キャッシュメモリ管理部はチャネルアダプ
タに対して新たなホストコンピュータとの転送ストップ
を指示し(S6)、デバイスアダプタに対してはキャッ
シュメモリ上のデータのライトバックを指示する(S
7)。このライトバック指示はブロック単位で行われ
る。チャネルアダプタはライトバック指示を受けると、
ホストコンピュータとの連絡を絶ち、ホストコンピュー
タからの新たな要求は受け付けない状態となる。
【0026】そして、デバイスアダプタは指示されたブ
ロックの、キャッシュメモリ上のデータをライトバック
処理を実行する(S8)。全てのブロックのデータのラ
イトバックが完了し、キャッシュメモリ上に有効なデー
タが存在しなくなったならば、デバイスアダプタがキャ
ッシュメモリ管理部にライトバック動作の完了を通知し
(S9)、これを受けてキャッシュメモリ管理部は装置
状態監視部にライトバック動作完了を通知する(S1
0)。
【0027】装置状態監視部はキャッシュメモリ管理部
よりライトバック完了指示を受けたならば、装置電源制
御部に対してバックアップ必要なし(バックアップモー
ドOFF)を通知する(S11)。装置電源制御部はこ
れを受信すると、バッテリユニットにバックアップモー
ドの解除を指示した後(S12)、内部電源のスイッチ
をOFFして電源OFFを行う(S13)。その際にバ
ッテリユニットに対して、RESET BACKUP MODE 信号を
ONとする。この後、バッテリユニットは他系の状態待
ちの状態となる(S14)。また、この時はPOWER STAT
E 信号がOFFとなるので、バッテリユニットはその
系の電源がOFFであることを認識する。バッテリユニ
ットではこの時点でバックアップは行わないこととな
る。実際に、キャッシュメモリは片系の電源がONの場
合には電源ONの状態であるので、バッテリバックアッ
プは不要である。
【0028】また、電源スイッチOFF時の異常とし
て、データのライトバック動作が完了せず、データがキ
ャッシュメモリ上に残った場合がある。この場合には、
装置状態監視部に対する電源スイッチOFFの通知に対
して装置状態監視部は何の応答もしない。すると、装置
電源制御部の内部タイマにより所定時間後に電源OFF
となり、バッテリユニットはバックアップモードがセッ
トされたままの状態となるので、他系の電源スイッチが
OFFとなった場合に、キャッシュメモリのバックアッ
プ動作が行われる。
【0029】さらに異常な電源OFF状態として、停電
時がある。このときは装置電源制御部は装置状態監視部
に対して電源スイッチOFFの通知を行わないのに電源
OFFとなる。このとき、バッテリユニットはバックア
ップモードがセットされたままの状態であるので、他系
の電源がOFFとなった場合に、バックアップ動作を行
う。このときは、結果的には、電源スイッチOFF時の
異常と同じ処理となる。
【0030】2つの系の状態とBACK UP MODEの関係をバ
ッテリユニットが1つの場合を表1に、バッテリユニッ
トが二重化されている場合を表2に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】(1) は両系がONの場合であり、この時は
BACK UP MODEに関係なく、単独のバッテリユニット、及
び両系のバッテリユニット共にバックアップ動作を行わ
ない。(2) は0系がON、1系がOFFの場合であり、
この時もBACK UP MODEに関係なく、単独のバッテリユニ
ット、及び両系のバッテリユニット共にバックアップ動
作を行わない。(キャッシュメモリはどちらか一方の系
がONの場合全ての電源が入っている。) (3) は0系がOFF、0系がONの場合であり、この時
もBACK UP MODEに関係なく、単独のバッテリユニット、
及び両系のバッテリユニット共にバックアップ動作を行
わない。(キャッシュメモリはどちらか一方の系がON
の場合全ての電源が入っている。) (4) は0系/1系共にOFFの場合に、0系/1系とも
にBACK UP MODEがONの場合であり、この時は、単独の
バッテリユニット、及び両系のバッテリユニット共にバ
ックアップ動作を行う。
【0034】(5) は0系/1系ともにOFFの場合に、
0系のBACK UP MODEがON、1系のBACK UP MODEがOF
Fの場合であり、この時は、単独のバッテリユニット、
及び0系のバッテリユニットのみがバックアップ動作を
行う。(6) は0系/1系ともにOFFの場合に、0系の
BACK UP MODEがOFF、1系のBACK UP MODEがONの場
合であり、このときは、単独のバッテリユニット、及び
1系のバッテリユニットのみがバックアップ動作を行
う。
【0035】(7) は0系/1系ともにOFFの場合に、
0系/1系ともにBACK UP MODEがOFFの場合であり、
このときは、単独のバッテリユニット、及び両系のバッ
テリユニット共にバックアップ動作を行う。以上の(1)
〜(7) の7つの状態は、図3、図5で説明したバッテリ
ユニット内の制御回路51,51Aを用いることによっ
て実現できる。すなわち、図3に示した回路によれば、
POWER STATE 信号がONのときにSET BACKUP MODE 信号
がONでその系のバックアップモードがONとなり、両
系がパワーオフの時に、バッテリオン信号が有効にな
る。
【0036】また、バッテリユニットが二重化されてい
て、バッテリバックアップ中や片系運用中にその片方が
交換されるとき、交換されたバッテリユニットは動作し
ないような構成の図5に示す回路では、バッテリが装置
に組み込まれたことを示すINSTALL 信号がOFFからO
Nに変わった際に動作中のラッチがリセットされて、誤
動作をしない構造となっている。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればキ
ャッシュメモリ上にバックアップすべきデータが存在す
る場合にのみキャッシュメモリはバッテリバックアップ
されるため、次に電源ONした場合にバッテリが消耗さ
れておらず、直ちに高速書き込み機能で動作することが
可能であり、システムの高機能動作が可能となり、動作
効率が向上するという効果がある。
【0038】また、バッテリを二重化して持つことが可
能であり、より信頼性の高いシステムを構築することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計算機システムの入出力制御装置の原
理構成を示す原理構成図である。
【図2】本発明の計算機システムの入出力制御装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のバッテリユニット内の制御回路内の回路
構成を示す回路構成図である。
【図4】図2のバッテリユニットが二重化された場合の
構成を示すブロック回路図である。
【図5】図4の二重化されたバッテリユニットの一方の
制御回路内の回路構成を示す回路構成図である。
【図6】本発明の計算機システムの入出力制御装置の制
御動作のシーケンスを説明するシーケンス図である。
【図7】従来のキャッシュメモリを用いた計算機システ
ムの構成を示すブロック構成図である。
【図8】従来の計算機システムの入出力制御装置の構成
例を示すブロック構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 13/10 340 B 7368−5E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータ(1) と磁気記憶装置
    (2) とを備えた計算機システム(10)の入出力制御装置
    (3, 4)であって、この入出力制御装置(3, 4)は各々独立
    の電源で動作する2つの系に分かれており、それぞれの
    系はバッテリユニット(5) によってバックアップ可能な
    共用のキャッシュメモリ(6) にアクセス可能となってい
    ると共に、装置電源制御部(31, 41)、装置状態監視部(3
    2, 42)、及びキャッシュメモリ管理部(33, 43)とを備え
    ており、一方の系の電源が遮断された場合でも他方の系
    とキャッシュメモリ(6) は動作可能になっているものに
    おいて、 各系の前記装置電源制御部(31, 41)と前記装置状態監視
    部(32, 42)との間に設けられ、装置状態監視部(32, 42)
    から装置電源制御部(31, 41)に装置動作の状態を通知可
    能な通信インタフェース(34, 44)と、 前記装置電源制御部(31, 41)と前記バッテリユニット
    (5) の間に設けられ、バッテリユニット(5) にバックア
    ップを行うか否かを指示する信号線(35, 45)と、 前記装置電源制御部(31, 41)内に設けられ、前記両方の
    系の電源が遮断されたか否かを判定する電源遮断検出手
    段(31a, 41a)と、 前記装置電源制御部(31, 41)内に設けられ、前記両方の
    系の電源が遮断された時に前記通信インタフェース(34,
    44)からの情報によって前記キャッシュメモリ(6) 内の
    情報がバックアップされるべきか否かを判定するバック
    アップ判定手段(31b, 41b)と、 前記装置電源制御部(31, 41)内に設けられ、前記両方の
    系の電源が遮断された時に前記キャッシュメモリ(6) 内
    の情報がバックアップされるべきである時に、前記信号
    線(35, 45)を通じて前記バッテリユニット(5) に前記キ
    ャッシュメモリ(6) のバックアップ指示を出力するバッ
    クアップ指示手段(31c, 41c)と、 を備えることを特徴とする計算機システムの入出力制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計算機システムの入出
    力制御装置であって、前記バッテリユニットが二重化構
    造となっており、各バッテリユニット内にはバッテリ交
    換の検出の有無を検出して前記装置電源制御部に出力す
    るバッテリ交換検出手段が設けられていると共に、前記
    装置電源制御部内には片方のバッテリユニットのバッテ
    リが交換されても、交換されたバッテリがバックアップ
    モードに入らないようにするバックアップ禁止手段が設
    けられていることを特徴とする計算機システムの入出力
    制御装置。
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