JP3694273B2 - 多重パスi/o要求機構を有するデータ処理システム - Google Patents

多重パスi/o要求機構を有するデータ処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の独立記憶制御装置と記憶装置との間の通信のための、複数の独立パスを有するデータ処理システムに関する。特に、本発明は、複数の独立パス記憶サブシステム内のキューの効率的な管理のための方法及び手段に関して、そこでは記憶装置をアクセスするための要求がキューが互いに同期する必要無しに実行される。
【0002】
【従来の技術】
複数の入出力(I/O)記憶サブシステムを有するデータ処理システムは、一般に、システム内のプロセッサと各記憶装置との間に、複数の独立な通信パスを有する。こうした機構を有する典型的なデータ処理システム100が図1に示される。ホスト110は一般に、アプリケーション・プログラム112、オペレーティング・システム114及びI/Oスーパバイザ116を含み、I/Oスーパバイザは更にホストにより発行される要求を管理するためのホスト・タスク・キュー117を含む。ホスト110は更に、記憶制御装置120との通信のための複数のI/Oチャネル118を含む。記憶制御装置120は一般に、ホストとの通信のための複数のI/Oポート122と、高性能化のための共用キャッシュ124及び記憶装置140をアクセスするための複数の制御装置パス130を含む。記憶制御装置120及び記憶装置140は、一般に、記憶サブシステムとして参照される。
【0003】
一般にホスト110により発行されるI/O要求がキャッシュ124内に既に記憶された情報により満足され得ない場合、記憶制御装置120は、I/O要求を実行するために使用可能な制御装置パス130の1つを介して、適切な記憶装置をアクセスする。図1のデータ処理システムは一般に、記憶サブシステムの冗長性、複数のI/Oチャネル、記憶制御装置内の複数の制御装置パス、及び記憶制御装置と記憶装置との間の複数の通信リンクにより、高度な使用可能性を提供する。
【0004】
このタイプのシステムでは、ホスト110により発行されるI/O要求の典型的なキューイングは次のように実行される。すなわちI/O要求がアプリケーション・プログラム112により開始され、I/Oスーパバイザ116にパスされる。I/Oスーパバイザ116は要求を受信し、それをホスト・タスク・キュー117に追加する。ホスト・タスク・キューはI/Oスーパバイザにより保守される。通信リンク150の1つが使用可能になるとき、I/Oスーパバイザ116は対応する記憶装置が使用可能である、キュー117内の第1の要求に対するI/Oプロセスを開始する。
【0005】
このタイプのシステムでは、ホスト・タスク・キュー117がシステム内で使用可能なI/Oオペレーションの唯一のキューであるので、全てのオペレーションがホスト110において開始され、ただ1つのオペレーションだけが任意の記憶装置に対してアクティブとなり得る。更にそのオペレーションは、その記憶装置に対する別のオペレーションがI/Oスーパバイザ116により開始される以前に、完了として報告されなければならない。
【0006】
このタイプのアーキテクチャでは、チャネル118、通信リンク150、デバイス通信リンク160、または制御装置パス130の1つの故障が記憶装置へのアクセスを阻止することはないが、ホスト・タスク・キュー117に影響する故障がホスト・タスク・キュー117内の要求を失敗させ、1つ以上のプログラムを打ち切ることが多い。故障からの回復には、同一のホスト上または異なるホスト・システム上で、プログラムを再実行することが必要であったりする。
【0007】
しかしながら、記憶制御装置がキャッシュを有するデータ・システムでは、キャッシュ124と記憶装置140との間のオペレーションが、キャッシュ124とホスト110(中央処理ユニット(CPU)としても参照される)との間のオペレーションと同時に実行されることが望ましい。例えばデータを記憶装置142に書込むためにホスト110により発行される要求は、データがキャッシュ124に転送されたとき、ホスト110により完了と見なされ得る。その後、更新データが記憶装置142に書込まれる間に、記憶装置142に対する続くオペレーションがキャッシュ124から実行され得る。
【0008】
記憶制御装置がキャッシュを有するデータ・システムの例が図2に示される。図2は、IBM System/390(ホスト110)、並びにそれと通信するIBM記憶制御装置3990(記憶制御装置120)を表し、後者はIBM磁気記憶装置3390(記憶装置140)のオペレーションを制御する。このシステムでは、記憶制御装置120と記憶装置140との間に4つの通信パス(データ・パス)が存在する。各データ・パスは制御装置パス130及びデバイス通信リンク160を含み、任意の記憶装置140上でオペレーションを実行するための命令を送信するために使用可能である。
【0009】
高度な使用可能性を提供するために記憶制御装置120は一般に、2つの記憶サブ制御装置132及び134に分割される。記憶サブ制御装置132は、制御装置タスク・キュー126、及び複数の制御装置パス130(図2では2つの制御装置パスが示される)を含む。記憶サブ制御装置134は、制御装置タスク・キュー128、及び複数の制御装置パス130(図2では2つの制御装置パスが示される)を含む。タスク・キュー126及び128はお互いのレプリカ(replica)である。更に2つの記憶サブ制御装置は、システム全体の信頼性を向上するために異なるパワー境界に設計される。従って、記憶サブ制御装置の1つが故障した場合、他の記憶サブ制御装置がそのタスク・キューから要求の実行を継続し、性能的には劣ったレベルにおいてではあるが連続的な性能を提供する。
【0010】
ホスト110により発行される記憶装置に対する各アクセス要求が複数のサブコマンドを含み得り、任意のサブコマンドがあるサブ制御装置により開始され、別のサブ制御装置により完了され得ることを考慮すると、記憶制御装置120内のタスク・キューの管理は極めて重要且つ重大な問題となる。例えばI/O要求は通常、2つのサブコマンドを含み、その第1は準備状態コマンド"seek/locate"であり、第2は"read/write"として知られる時間依存データ転送コマンドである。このタイプのI/O要求の場合には、いずれか一方の記憶サブ制御装置が、任意のサブコマンドを所与の時刻に処理するために使用可能であり、実際、次のオペレーションをキュー上でサービスし得る。
【0011】
従って各記憶サブ制御装置は、read/writeコマンドがいずれか一方のサブ制御装置により実行される以前に、それが正しいI/O要求に関連付けられるように、各記憶装置に対するI/O要求の状態を追跡しなければならない。すなわち、seek/locateサブコマンドの完了の応答が、両方のサブ制御装置により受信されるようにする機構が存在しなければならない。例えばいずれか一方のサブ制御装置によるread/writeサブコマンドの実行が、両方のサブ制御装置が記憶装置から応答信号を受信するまで遅延される。しかしながら、このアプローチは記憶装置へのアクセスを著しく遅らせ、記憶サブ制御装置の独立性を低減させる。
【0012】
この問題を解決する1つの方法は、高度な使用可能性を保証するために記憶サブ制御装置が独立に動作する一方で、互いに密接に通信し合ってデバイス・アクセス要求を処理することにより性能を向上することである。こうしたアーキテクチャが図2に示され、そこでは記憶装置に対するアクセス要求が各記憶サブ制御装置により複製され、各サブ制御装置により記憶装置に送信される。このアーキテクチャでは記憶装置を獲得し、通信パスを確立する第1の記憶サブ制御装置がseek/locateコマンドを記憶装置に送信する。通信パスが次に記憶装置から切断され、記憶装置がseek/locateサブコマンドの実行を開始する。オペレーションが完了し、記憶装置がデータ転送の準備が整うと記憶装置はフラグを立てるか割込みを発生して、記憶制御装置にそのことを知らせる。記憶装置がフラグを立てるか、割込みを発生すると、記憶装置からの割込みを検出する第1の使用可能なサブ制御装置が記憶装置を獲得し、記憶装置から記憶制御装置120内の共用キャッシュ124へ、データ転送を完了する。
【0013】
従ってこのアーキテクチャでは、記憶サブ制御装置が独立に動作し、高度な使用可能性を提供する一方で、高性能を保証するために非常に密接に協動する。しかしながら、各記憶サブ制御装置を通じる通信パスは非同期であり、このことは要求が他方のパスに比較して、一方のパスを通じて遅延され得ることを意味するので、記憶サブ制御装置が既に他の記憶サブ制御装置により完了された要求またはサブコマンドを実行する結果を招き易い。このことは、記憶サブシステムの全体性能を低下させる浪費オペレーションに容易に至り、同時にデータの完全性の問題を生じ得る。
【0014】
サブ制御装置に、他のサブ制御装置により実行されるオペレーションを知らせるための高速メッセージ伝達アーキテクチャが、図2のシステム内の記憶サブ制御装置間で使用され得る。しかしながら、1つのサブ制御装置から別のサブ制御装置へのメッセージの送信でさえも遅延され、要求の重複並びにデータの完全性の問題を生じ得る。
【0015】
更に記憶制御装置120と記憶装置140との間には、複数の通信パスが存在し、使用可能な通信パスの任意の1つが、タスク・キュー126及び128のいずれか一方から次のI/O要求をサービスし得るので、同一のI/O要求を2度実行することを阻止するために、キューの2つのコピーが常に同一に維持されなければならない。このことは作業準備の整ったサブ制御装置が、キューの両方のコピーに対する排他的アクセスを有し、キューの両方のコピーがロックが解除される以前に更新されるように、高度で複雑なロッキング機構が使用されなければならないことを意味する。
【0016】
従って、記憶制御装置120の2つの記憶サブ制御装置は、ハードウェア故障の点では意図的に独立であるが、2つの記憶サブ制御装置間の通信は、キューの完全性を保証するために非常に重要である。複雑且つ精巧なロッキング機構、並びに記憶制御装置のサブ制御装置間の高速通信への依存性は、システム性能の低下を招き、性能的なボトルネックになり得る。
【0017】
こうしたボトルネック、及びキュー間の複雑なロッキング機構への依存性を排除する1つの方法は、記憶制御装置120を排除し、必要な機能を各記憶装置に移動することである。こうしたアーキテクチャが図3に示され、そこでは複数のプロセッサ210及び212がSCSI(small computer system interface)バス218を介して、複数の記憶装置220と通信する。このアーキテクチャでは、各記憶装置220がデバイス制御装置224及び記憶媒体222を含む。各SCSIデバイス制御装置224は、更に、それ自身のデバイス・タスク・キュー226を含む。
【0018】
記憶装置の作業キューをデバイス・レベルそのものに維持することは、キューイングの観点からは効率的であるが、こうした装置は追加のハードウェア並びにソフトウェアを要求し、高度なデバイス制御装置を有さねばならない。高度なデバイス制御装置を有する記憶装置(SCSI装置)は入手可能ではあるが、記憶制御装置において、複数のキューを管理することに関連する問題無しに、記憶制御装置やRAID制御装置、またはネットワーク接続データ・サーバに直接接続可能なデバイス制御装置を有さない、単純な記憶装置が望まれる。
【0019】
従って、複数の独立なI/O通信(データ)パスを介して、記憶制御装置と通信する複数の記憶装置を有する記憶サブシステムにおいて、記憶サブ制御装置内のタスク・キューを、互いに完全に同期させる必要無しに、また各記憶装置の連続的なステータス、並びに記憶サブ制御装置間の要求を提供する必要無しに、更にキューを互いに同期させるための、記憶サブ制御装置間での高速通信の必要無しに、複数のタスク・キュー内に保持されるI/O要求を調整し、独立な通信パスの間で、完了済みのオペレーションを取り消す方法及び手段が必要とされる。
【0020】
また、複数の独立なI/O通信(データ)パスを介して、記憶装置と通信する複数の独立な記憶制御装置を有するデータ処理システムにおいて、記憶制御装置内のタスク・キューを互いに完全に同期させる必要無しに、また各記憶装置の連続的なステータス、並びに記憶制御装置間の要求を提供する必要無しに、更にキューを互いに同期させるための、記憶制御装置間での高速通信の必要無しに、記憶制御装置内の複数のタスク・キュー内に保持されるI/O要求を処理し、独立な通信パスの間で、完了済みのオペレーションを取り消す方法及び手段が必要とされる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の主な目的は、記憶制御装置と記憶装置間の通信のための複数の独立パスを有する、高性能記憶サブシステムを提供することである。
【0022】
本発明の別の目的は、記憶制御装置と記憶装置間の通信のための複数の独立パスを有する、高度な使用可能性の記憶サブシステムを提供することである。
【0023】
更に本発明の別の目的は、各記憶サブ制御装置内のキューが、他の記憶サブ制御装置内のキューと同期される必要の無い、複数の記憶サブ制御装置を有する記憶サブシステムを提供することである。
【0024】
更に本発明の別の目的は、各記憶制御装置内の記憶サブ制御装置が、各記憶装置のレジスタを介して互いに通信し合う、記憶サブシステムを提供することである。
【0025】
更に本発明の別の目的は、キューが互いに同期を維持するために、キューに対する複雑なロッキング機構を必要としない、記憶サブシステムを提供することである。
【0026】
更に本発明の別の目的は、キューの完全性を維持するための、記憶サブ制御装置間での高速通信の必要性が除去される、記憶サブシステムを提供することである。
【0027】
更に本発明の別の目的は、各記憶サブ制御装置内のキューを、他の記憶サブ制御装置内のキューと同期させる必要無しに、多重コマンド命令があるサブ制御装置により開始され、別のサブ制御装置により完了される、記憶サブシステムを提供することである。
【0028】
本発明の第2の主な目的は、複数の独立な記憶制御装置と記憶装置との間の通信のための、複数の独立パスを有する、高性能データ処理システムを提供することである。
【0029】
本発明の別の目的は、各記憶制御装置内のキューが、他の記憶制御装置内のキューと同期される必要の無い、複数の記憶制御装置を有するデータ処理システムを提供することである。
【0030】
更に本発明の別の目的は、記憶制御装置が、各記憶装置のレジスタを介して互いに通信し合う、データ処理システムを提供することである。
【0031】
本発明の更に別の目的は、各記憶制御装置内のキューを、他の記憶制御装置内のキューと同期させる必要無しに、多重コマンド命令があるサブ制御装置により開始され、別のサブ制御装置により完了される、データ処理システムを提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
これらの目的のために、本発明によれば、記憶制御装置と記憶装置との間で、複数の独立なI/Oパスを有するデータ処理システムにおいて、記憶制御装置が複数の記憶サブ制御装置を含み、各記憶サブ制御装置がタスク・キュー(キュー)を含む状況において、各キューの状態並びに完了済みのまたは進行中のI/O要求(ジョブ)が、各記憶装置に保持されるレジスタを介して、他のキューに伝達される方法及び手段が開示される。これは次のように実現される。
【0033】
まず第1に、各I/O要求がキューに記憶される以前にそれらに固有の識別子を割当てる。キューに記憶される各I/O要求の固有の識別子はI/O要求が任意の1つの記憶サブ制御装置を通じ完了されるときに、そのI/O要求がキューの全てのコピーから除去されることを保証する。
【0034】
第2に、"メールボックス"として知られるレジスタを、各記憶装置内に保持する。記憶装置は、その記憶装置との通信パスを確立する任意の記憶サブ制御装置により読出され、また書込まれ得る。メールボックスは、固有の識別子、及び実行済みの最後のI/O要求、または現在その記憶装置により実行されているI/O要求のステータスを含む。
【0035】
第3に、任意の記憶サブ制御装置が、メールボックスの内容を読出し、メールボックスの内容にもとづき、適切なアクションを取ることを可能にする。
【0036】
記憶装置のメールボックスを読出す記憶サブ制御装置により取られる適切なアクションの結果、記憶装置のステータスが変化し、ステータスの変化を反映するようにメールボックスの内容が更新され得る。メールボックスを読出すサブ制御装置は更にその読出した内容にもとづき、キューのコピーを更新し得る。
【0037】
従って開示される本発明によれば、キューのコピーは必ずしも互いに同期しない。実際、キューは互いに完全に同期を外れ得るが、作業の重複やデータの完全性の問題を生じたり、I/O要求の処理を低速化したりすることはない。
【0038】
例えば、記憶装置Aからデータを読出す要求がホストにより発行される場合、要求はタスク・キューに記憶される以前に記憶制御装置により、固有のラベルxを割当てられる。記憶装置Aが使用可能になると、記憶装置Aに対するアクセス要求が全ての使用可能な通信パスを通じてディスパッチされる。パス1が最初に記憶装置Aを獲得する場合、ホストはseek/locateコマンドを発行し、記憶装置にデータ転送の準備をさせる。次に記憶装置Aが固有のラベルxをそのメールボックスに記憶し、I/Oオペレーションの状態をセットして、データ転送に備えるためのコマンドを発行されたことを示す。次にパス1が記憶装置Aを解放し、他のオペレーションを実行する間、記憶装置Aはデータ転送の準備をする。パス2が記憶装置Aがデータ転送の準備が整ったことを検出する第1のパスと仮定すると、パス2は記憶装置Aのメールボックスを読出し、固有のラベルxを有する要求が進行中であることを見い出し、データ転送をそのタスク・キュー内でxとラベル付けされた要求に関連付け、次にデータ転送を実行する。データ転送が完了すると、記憶装置Aにおけるその特定のI/O要求の状態が完了にセットされ、固有のラベルxに関連付けられた要求が実行されたことを反映する。ここで、パス1が記憶装置Aを読出そうとすると仮定すると、パス1は記憶装置Aのメールボックスを読出したとき、固有のラベルxに関連付けられる要求が既に別のパスを通じて完了されたことを見い出す。従って、パス1は固有のラベルxに関連付けられる要求を自身のタスク・キューから消去し、次に記憶装置Aを解放する。
【0039】
各記憶装置のメールボックスと一緒に、タスク・キューに記憶される各I/O要求に対する固有のラベルを使用することにより、同一の要求が記憶サブ制御装置により複数回実行されることを回避する。同時にこのことは、記憶システムの性能に影響すること無しにタスク・キューを非同期に更新することを可能にする。更に、各記憶装置のメールボックスと共に各I/O要求に対する固有のラベルを使用することにより、各記憶サブ制御装置内のタスク・キューが他の記憶サブ制御装置内のタスク・キューと同期することを保証する、高度且つ複雑なロック・ステップ機構を有する必要性を排除する。また本発明を使用することにより、キューのステータスを迅速且つ連続的に伝達するために、記憶サブ制御装置間で高速の直接通信を提供する必要性も排除する。なぜなら、タスク・キューが互いに同期する必要が無いからである。
【0040】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を実現するために考えられる最適なモードについて述べることにする。以下の説明及び提示される代替実施例の数は、本発明の一般的な原理を示すことを目的とするものであり、本発明の概念を制限するものではないことを、初めに述べておく。
【0041】
図4を参照すると、本発明の好適な実施例が示される。データ処理システム300は、記憶制御装置320と通信するホスト310を含み、記憶制御装置は記憶アレイ340と通信する。記憶アレイ340は更に、記憶装置345へのアクセスを制御するアレイ制御装置350を含む。この実施例では、通常記憶制御装置320に接続される記憶装置が、記憶アレイ340により置換される。記憶アレイ340は、論理(logical)IBM3390記憶装置として扱われる。すなわち記憶アレイ340は、IBM3390記憶サブシステムなどの既存の記憶装置のエミュレーションを提供することにより、記憶制御装置320への標準の記憶装置の接続を可能にする。更にアレイ制御装置350は記憶装置345と共に、RAID(Reliable Arrays of Inexpensive Disks)などのアーキテクチャを介して、極めて高いデータの使用可能性を提供し得る。
【0042】
再度図4を参照すると、ホスト310はアプリケーション・プログラム312、オペレーティング・システム314、I/Oスーパバイザ316、及び記憶制御装置320と通信するための複数のI/Oチャネル318を含む。記憶制御装置320は一般に、ホスト310との通信のための複数のI/Oポート322、高性能化のための共用キャッシュ324、及び記憶アレイ340をアクセスするための2つの記憶サブ制御装置331及び332を含む。記憶サブ制御装置331は、制御装置タスク・キュー326及び制御装置パス333及び334を含む。記憶サブ制御装置332は、制御装置タスク・キュー328及び制御装置パス335及び336を含む。記憶制御装置320は、複数の通信回線380を介して、記憶アレイ340と通信する。
【0043】
図5は、記憶装置345及び記憶制御装置320と通信するアレイ制御装置350の詳細な構成図を示す。アレイ制御装置350は、2つの同一の独立に動作する制御装置パス352を含む。制御装置パス352及び354は、一緒に拡張性能及び故障許容オペレーションを提供する。好適な実施例では、アレイ制御装置350は、複数の通信リンク380(この例では4つが示される)を介して、記憶制御装置320と通信する。アレイ制御装置350は更に複数の記憶インタフェース・アダプタ400(この例では4つが示され、各制御装置パスに2つずつ含まれる)を含む。記憶インタフェース・アダプタ400は、記憶装置345をアクセスするためのコマンド(命令、要求)を、記憶制御装置320から受信し、最初に記憶制御装置320により発行される要求が、バッファ416またはバッファ418から満足され得るか否かを判断する。バッファ416及び418は、記憶装置及び記憶制御装置から受信されるデータを記憶する。要求がいずれかのバッファの内容から満足され得る場合、その情報が記憶インタフェース・アダプタ400の1つを介して記憶制御装置320に返送される。バッファの1つの内容から満足され得ない各要求に対しては、記憶インタフェース・アダプタの1つが固有の要求識別子(ラベルとしても参照される)を生成し、要求をその固有の識別子と一緒に、アレイ・マネージャ412及び414に送信する。アレイ・マネージャ412及び414は次に、要求及びそのラベルを、それぞれのキュー413及び415に追加する。
【0044】
アレイ・マネージャ412及び414は、一般に記憶制御装置320と記憶装置345との間のデータ処理を管理する役目をする。これらは更に、記憶装置345の形式(固有形式)と、エミュレートされるデバイス形式(記憶制御装置320により見られる形式)との間でデータ形式を変換する。例えばデータは記憶装置345上に、固定ブロック形式(固有デバイス形式)として記憶され得る。一方、記憶制御装置320は情報をカウント・キー・データ形式で処理するようにセットアップされ得る。従って、アレイ・マネージャ412及び414はこれら2つの異なるタイプのデータ形式の間の変換を提供する。各アレイ・マネージャは更に自身のタスク・キューを保持する。例えばアレイ・マネージャ412はアレイ・タスク・キュー413を保持し、アレイ・マネージャ414はアレイ・タスク・キュー415を保持する。各アレイ・マネージャは記憶インタフェース・アダプタ400の任意の1つから受信されるメッセージを根拠に、また各記憶装置内のメールボックスの内容にもとづき自身のアレイ・タスク・キューを更新する。アレイ・マネージャ412及び414は更に、デバイス・インタフェース・アダプタ440及び442をそれぞれ介して、記憶装置345へのデバイス・オペレーションのディスパッチを管理する。
【0045】
好適な実施例では、各アレイ制御装置パス352及び354が、4つのデバイス・インタフェース・アダプタを含む。アレイ・マネージャ412及び414は更にそれぞれデバイス・インタフェース・アダプタ440及び442に対して、記憶装置をアクセスための要求またはデータが伝送のために使用可能であることを通知する。アレイ・マネージャ412及び414はまた、通信バス410を介して互いに通信し合い、それぞれのアレイ制御装置パス352及び354のオペレーションに影響し得る事象を互いに伝え合ったりする。アレイ・マネージャ412及び414は更に、データの冗長記録及び故障許容オペレーションを保証するために、記憶装置345に渡るパリティを保持するRAID排他的論理和(XOR)機能を含み得る。
【0046】
上述のように、デバイス・インタフェース・アダプタ440及び442は記憶装置345へのアクセスを提供し、記憶装置のオペレーションを制御する。デバイス・インタフェース・アダプタはまた、オペレーション・ステータスをそれぞれのアレイ・マネージャに提供する。図5は更に、複数の記憶装置345を示し(この例では32個の記憶装置が示され、SD1乃至SD32とラベル付けされる)、各記憶装置はメールボックス500を有する。図5では、記憶装置345が4つのクラスタに配列され、各クラスタが8個の装置を含む。記憶装置345は、アレイ制御装置パス352及び354により、それぞれのデバイス・インタフェース・アダプタ440及び442を通じて独立にアクセスされ得る。各デバイス・インタフェース・アダプタは、各クラスタから1つずつ選ばれる4つの記憶装置を同時にアクセスすることができる。
【0047】
図6を参照すると、各記憶装置内に保持されるデバイス・メールボックス500が示される。好適な実施例では、メールボックス500は、記憶装置がアレイ制御装置350から受信した最新の要求の固有の要求ID510(タスクID)、並びにステータス520(タスク・ステータス)を記憶する8バイト・フィールドを含む。固有の要求(タスク)ID510は、好適には、処理及びオペレーションの簡略化のために順次的であるが、必ずしもそうである必要はない。メールボックス500はまた、要求の送信元のデバイス・インタフェース・アダプタ識別などの情報を含み得る。メールボックス500はまた、デバイス・アリージャンス(allegiance)などの情報を含み得る。
【0048】
図7を参照すると、本発明の好適な実施例において、アレイ・マネージャ412及び414により実行されるデバイス・アクセス及びキュー管理オペレーションのフローチャートが示される。オペレーションはアレイ・マネージャ412に関して述べられるが、これはアレイ・マネージャ414にも当てはめることができる。
【0049】
アレイ・マネージャ412は最初に、キューのステータスに関する任意のメッセージが通信バス410を介して、アレイ・マネージャ414から受信されたか否かを判断する(ブロック705)。こうしたメッセージが受信される場合、アレイ・タスク・キュー413がそれに従い更新され(ブロック706)、それ以外ではアレイ・マネージャ412は、任意の記憶装置345から割込みが受信されたか否かを判断する(ブロック710)。記憶装置nからデバイス割込みが受信されると、記憶装置nが選択され、そのメールボックスが読出され、記憶装置nにディスパッチされた最新の要求のタスクID(要求ID)及びステータスが何であるかが判断される(ブロック712及び715)。ここでメールボックス・レジスタの内容が固有の順次ID"R"を有するタスク(単にタスク"R"としても参照される)が進行中であることを示すと仮定する。アレイ・マネージャ412は次に、アレイ・タスク・キュー413を更新し、"R"よりも小さな固有の順次IDを有する全ての要求を消去し、タスク"R"が進行中であることを反映するようにキュー413を更新する(ブロック716)。アレイ・マネージャ412は次に、記憶装置nにタスク"R"を完了するようにコマンドを発行し(ブロック717)、同時に"タスクR完了"を知らせるために、記憶装置n内のメールボックスを更新する(ブロック718)。アレイ・マネージャ412は次に記憶装置nを選択解除し、タスク"R"をそのアレイ・タスク・キュー413から消去する(ブロック720)。
【0050】
ブロック715を再度参照すると、記憶装置n内のメールボックス・レジスタの内容がタスク"R"が完了したことを示す場合、アレイ・マネージャ412は、タスク"R"及び"R"よりも小さな固有の順次IDを有する全ての要求を消去することにより、アレイ・タスク・キュー413を更新する(ブロック725)。アレイ・マネージャ412は次に、アレイ・タスク・キュー413をチェックし、キュー内に記憶装置nに対する他のタスクが存在するか否かを判断する(ブロック726)。存在しない場合、オペレーションはブロック700に戻る。記憶装置nに対してタスク"S"が存在する場合、アレイ・マネージャ412はタスク"S"の実行を開始するコマンドを発行し(ブロック727)、タスク"S"が進行中であることを反映するように、メールボックスが更新され(ブロック728)、続いて装置nが選択解除され、キュー413内のタスク"S"のステータスが更新される(ブロック729)。
【0051】
ブロック710に戻り、アレイ・マネージャ412が任意の装置から割込みを受信しない場合、アレイ・マネージャはキュー413をチェックし、実行されるべき次のタスクが何であるか、並びにどの記憶装置に対して実行されるかを判断する(ブロック740)。ここでキュー413に従い、アレイ・マネージャ412により実行される次のタスクが、記憶装置nに対するタスク"T"であると仮定する。アレイ・マネージャ412は次に記憶装置nを選択するコマンドを発行し、そのメールボックスを読出し、記憶装置nに発行された最新のタスクのID及びステータスを判断する(ブロック742)。記憶装置nのメールボックス内のタスクIDが"T"よりも小さく(ブロック745)、そのステータスが進行中の場合(ブロック770)、エラーが発生し、エラーがアレイ・マネージャ412に返送される(ブロック775)。記憶装置nのメールボックス内のタスクIDが、"T"よりも小さく(ブロック745)、そのステータスが完了の場合、アレイ・マネージャはタスク"T"を開始するコマンドを発行し、タスク"T"が進行中であることを示すように、記憶装置nのメールボックスを更新し、続いて記憶装置nを選択解除し、アレイ・タスク・キュー413内のタスク"T"のステータスを更新する(ブロック771、772及び773)。
【0052】
記憶装置nのメールボックス内のタスクIDが"T"よりも大きな"U"であり(ブロック745)、タスク"U"のステータスが"完了"の場合、アレイ・マネージャ412は、キュー413からタスク"T"及び"U"を消去し(ブロック755)、キュー413内に記憶装置nに対する他のタスクが存在するか否かを判断する(ブロック756)。存在しない場合、オペレーションはブロック700に戻る。記憶装置nに対してタスク"V"がキュー413内に存在する場合、アレイ・マネージャ412は、タスク"V"の実行を開始するコマンドを発行し(ブロック757)、タスク"V"が進行中であることを反映するように、メールボックスが更新され(ブロック758)、記憶装置nが選択解除され、キュー413内のタスク"V"のステータスが更新される(ブロック759)。
【0053】
記憶装置nのメールボックス内のタスクIDが"T"よりも大きな"U"であり(ブロック745)、タスク"U"のステータスが"進行中"の場合、アレイ・マネージャ412はアレイ・タスク・キュー413を更新し、"U"よりも小さなタスクIDを有する全てのタスク(要求)を消去し、タスク"U"が進行中であることを反映するようにキュー413を更新する(ブロック751)。アレイ・マネージャ412は次に記憶装置nに、タスク"U"を完了するようにコマンドを発行し(ブロック752)、同時に"タスクU完了"を知らせるために、記憶装置n内のメールボックスを更新する(ブロック753)。アレイ・マネージャ412は次に記憶装置nを選択解除し、タスク"U"をそのアレイ・タスク・キュー413から消去する(ブロック754)。
【0054】
一般に図4乃至図7を参照しながら、タスク・キュー413及び415のオペレーション、並びにメールボックスの使用について、以下の例を用いて更に説明する。ここでタスク・キュー413が記憶装置8(SD8)に対する固有の順次的に番号付けられた要求25及び26を含むものと仮定する。要求25はキューの最上部に存在する(すなわち、次に実行されるオペレーションを意味する)。アレイ・マネージャ412は次にデバイス・インタフェース・アダプタ440を通じて記憶装置8が使用可能か或いは使用中かを確認するコマンドを発行する。記憶装置8が使用中の場合、その情報がアレイ・マネージャ412に返送され、アレイ・マネージャは次に、記憶装置8との通信のための別の試行をする以前に、他の装置に対する要求の実行を決定したりする。一方、記憶装置8が使用可能な場合には、アレイ・マネージャ412は記憶装置8を選択し、即時記憶装置8内のメールボックス500を読出し、記憶装置8により実行された最後の要求のステータスが何であるかを判断する。メールボックス500が、完了された最後の要求が要求番号24であったことを示す場合、アレイ制御装置412は、要求25に対するseek/locateコマンドを記憶装置8に発行する。アレイ・マネージャは次に、要求25が進行中であることを示すように、メールボックスを更新する。これはタスク・ステータス520をpにセットすることにより達成される(ここでpは"進行中(in progress)"を意味する)。アレイ・マネージャ412は次に記憶装置8を選択解除し、要求25が進行中であることを示すように、キュー413を更新する。アレイ・マネージャ412はまた、アレイ・マネージャ414に要求25が進行中であることを知らせるメッセージを通信バス410を介して送信し得る。アレイ・マネージャ412は次にアイドル状態に戻るか、他の記憶装置との通信を確立し得る。
【0055】
一方、アレイ・マネージャ412が記憶装置8を選択し、メールボックス500を読出した後、要求25に対するseek/locateコマンドが既に進行中であることを見い出す場合、アレイ・マネージャ412は要求25が進行中であることを示すようにキュー413を更新し、次に記憶装置8に、要求25を完了するように指示するコマンドを発行し、その状態の変化を反映するように、メールボックスを更新する。そして、記憶装置8を選択解除し、キュー413から要求25を消去する。
【0056】
別に、アレイ・マネージャ412が要求25を実行するために、記憶装置8との通信を確立し、記憶装置8のメールボックスを読出した後、要求26に対して既にseek/locateが進行中であることを見い出す場合、アレイ・マネージャ412は要求25が既にアレイ・マネージャ414により完了されたと結論する。アレイ・マネージャ412は次に記憶装置8を選択解除し、キュー413から要求25を消去する。アレイ・マネージャ412はまた、要求26が進行中であることを示すように、キュー413を更新し、続いてアイドル状態に戻る。
【0057】
一方、アレイ・マネージャ412が記憶装置8に対して、要求25を実行しようと試み、メールボックス500を読出すことにより要求26が既に完了されたことを見い出す場合、アレイ・マネージャ412は要求25が既に完了され、要求25及び26の両方がアレイ・マネージャ414によりサービスされたと結論する。アレイ・マネージャ412は次に要求25及び26の両方をキュー413から消去し、続いてキュー413を探索し、キュー413内に記憶装置8に対する他の要求が存在するか否かを判断する。こうした要求が見い出される場合、アレイ・マネージャ412はそれを実行しようと試みる。記憶装置8に対するこうした要求が見い出されない場合には、アレイ・マネージャ412は記憶装置8を選択解除し、キュー413内において、他の装置に対する要求を探索する。
【0058】
従って、上述の説明及び提示された例から容易に理解されるように、複数のサブコマンド(2つ、3つまたはそれ以上のサブコマンド)を有する要求のサービスが1つのアレイ・マネージャにより、その固有のアレイ・タスク・キュー内の情報を用いて開始され得る。そして更に同一の要求が、別のアレイ・マネージャにより実行または完了され得る。同様に容易に理解されるように、両方のアレイ・タスク・キュー内に存在する複数の要求が、一方のアレイ・マネージャによってのみサービスされ、他のアレイ・マネージャは、こうしたサービスに参加する時間を有さない。
【0059】
しかしながら、各記憶装置におけるメールボックス・レジスタの使用は、各要求のステータスをアレイ制御装置内の各アレイ・マネージャに提供する、容易且つ効率的な方法を提供する。それにより、データの完全性の問題または同一の要求を重複する潜在性を生むこと無しに、各制御装置パス内のキューが互いに完全に同期を外れることができる。各レジスタにおけるメールボックスと一緒に固有の要求ラベルを付加することにより、各要求のステータス(完了、進行中、キュー内で待機中)が別々の高速通信リンクの必要無しに、或いはアレイ・タスク・キューが常に同期することを保証する複雑なロッキング機構の必要無しに、アレイ・マネージャ間で伝達され得る。
【0060】
図8は本発明の別の実施例を示す。データ処理システム800が、記憶制御装置820と通信するホスト810を含み、記憶制御装置820は記憶装置840と直接通信する。この実施例では、図4及び図5に示される好適な実施例と異なり、記憶制御装置820が、記憶装置840へのアクセスを直接制御する。ホスト810はアプリケーション・プログラム812、オペレーティング・システム814、I/Oスーパバイザ816、及び複数の通信チャネル818を含む。
【0061】
記憶制御装置820は、ホスト810との通信のための複数のI/Oポート822、共用キャッシュ824、及び2つの記憶サブ制御装置831及び832を含む。記憶サブ制御装置831は、タスク・キュー826及び制御装置パス829を含む。記憶サブ制御装置832は、タスク・キュー828及び制御装置パス830を含む。各制御装置パスは更に、プロセッサ及びメモリ・ユニットを含む。記憶サブ制御装置831及び832は、通信チャネル846及び847を介して、記憶装置840と通信する。各記憶装置840はメールボックスを含み、これは各記憶装置により実行された最新の要求の固有のID及びステータスを記憶する。記憶サブ制御装置による記憶装置のアクセス、メールボックスの読出し、及びタスク・キューの管理は、本発明の好適な実施例のそれと類似である。この実施例では、システム動作を低速化すること無しに、若しくはデータの完全性の問題を生じること無しに、または要求の重複を生じること無しに、タスク・キュー826及び828が、互いに完全に同期を外れることができる点に注意されたい。
【0062】
図9は、図8に示される実施例と類似の本発明の別の実施例を示す。この実施例では、データ処理システム900が記憶制御装置920を含み、記憶制御装置は4つの記憶サブ制御装置930、931、932及び933を含む。各記憶サブ制御装置は更に固有のタスク・キューを含む。従って、この実施例では、記憶制御装置内に、ホスト910により発行される要求をサービスし得る4つのタスク・キューが存在する。開示の本発明を用いれば、タスク・キューは、データの完全性の問題、若しくはデバイス・レベルにおける要求の重複を生じること無しに、またはキューに対する複雑なロッキング機構を必要とすること無しに互いに完全に同期を外れることができる。
【0063】
図10は、本発明の更に別の実施例を示し、そこではホストがネットワークにより互いに接続される複数の記憶制御装置を介して記憶装置と通信する。この実施例では、データ処理システム1000がホスト1010、複数の記憶制御装置1020A、1020B、...、1020N、及び記憶装置1040を含む。各記憶制御装置はキャッシュを含み、また1つ以上の記憶サブ制御装置を含み得る。各記憶サブ制御装置は固有のタスク・キューを有する。従って、この実施例ではホスト1010の要求が、2つ以上の記憶制御装置に送信されて処理される。好適には、要求が生成されるのと同時に要求の固有のタスクIDがホスト1010により生成され、記憶制御装置に送信される。要求がキャッシュに既に記憶された情報から処理され得ない場合、要求はタスク・キューに記憶され、本発明の好適な実施例の場合同様、記憶装置1040をアクセスすることにより処理される。開示の本発明を用いれば、異なる記憶制御装置内のタスク・キューが、データの完全性の問題、若しくはデバイス・レベルにおける要求の重複を生じること無しに、またはキューに対する複雑なロッキング機構を必要とすること無しに、互いに完全に同期を外れることができる。
【0064】
以上、本発明の幾つかの実施例について述べてきたが、当業者には、本発明の趣旨及び範囲から逸脱すること無しに、更に様々な変更が可能であることが理解されよう。例えばタスク・キューの数は、ここで開示される本発明に制限を課すこと無く、任意の数であってよい。或いは、任意の装置により処理された過去n個の要求の履歴や、要求を開始または完了したパスなどの追加の情報を保持するために、メールボックスが拡張されてもよい。メールボックスが更に打ち切られた要求や、デバイス・アクセスが特定のパスに制限されるか否かなどの情報を含んでもよい。従って、本発明が開示された特定の実施例により制限されるものではないことが理解されよう。
【0065】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0066】
(1)中央処理ユニット(CPU)と、
前記CPUと通信する複数の制御装置であって、前記制御装置の各々が前記CPUから受信される要求を記憶するキューを有し、前記要求の各々が固有の識別ラベルを有する、前記制御装置と、
前記キューの任意の1つから受信される要求をサービスする記憶装置であって、前記サービスされる要求のステータス及び前記固有の識別ラベルを記憶するメールボックスを有する、前記記憶装置と、
を含む、データ処理システム。
(2)前記要求が複数のサブコマンドを含む、前記(1)記載のデータ処理システム。
(3)前記メールボックスが実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、前記(2)記載のデータ処理システム。
(4)前記制御装置の各々が前記メールボックスを読出し、前記メールボックスの内容にもとづき、前記サービスされる要求の前記ステータスを自身の前記キュー内で更新する手段を含む、前記(3)記載のデータ処理システム。
(5)中央処理ユニット(CPU)と、
前記CPUと通信する記憶サブシステムであって、前記記憶サブシステムが、
前記CPUから受信される要求を同時に記憶するキューを有する制御装置であって、前記要求の各々が固有の識別ラベルを有する前記制御装置を有する、前記記憶サブシステムと、
前記キューから受信される要求をサービスする記憶装置であって、前記サービスされる要求のステータス及び前記固有の識別ラベルを記憶するメールボックスを有する、前記記憶装置と、
を含む、データ処理システム。
(6)前記要求が複数のサブコマンドを含む、前記(5)記載のデータ処理システム。
(7)前記メールボックスが実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、前記(6)記載のデータ処理システム。
(8)前記制御装置が前記メールボックスを読出し、前記メールボックスの内容にもとづき、前記サービスされる要求の前記ステータスを自身の前記キュー内で更新する手段を含む、前記(7)記載のデータ処理システム。
(9)中央処理ユニット(CPU)と、
前記CPUと通信する記憶サブシステムであって、前記記憶サブシステムが、
複数の記憶サブ制御装置を有する記憶制御装置であって、前記記憶サブ制御装置の各々が、前記CPUから受信される要求を同時に記憶するキューを含み、前記要求の各々が固有の識別ラベルを有する前記制御装置を含む、前記記憶サブシステムと、
前記キューから受信される要求をサービスする記憶装置であって、前記サービスされる各要求のステータス及び前記固有の識別を記憶するメールボックスを含む、前記記憶装置と、
を含む、データ処理システム。
(10)前記要求の各々が複数のサブコマンドを含む、前記(9)記載のデータ処理システム。
(11)前記メールボックスが、実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、前記(10)記載のデータ処理システム。
(12)前記メールボックスを読出し、前記メールボックスの内容にもとづき、前記キュー内の前記要求の前記ステータスを更新する手段を含む、前記(11)記載のデータ処理システム。
(13)ホスト及び記憶サブシステムを含むデータ処理システムにおいて、前記記憶サブシステムが、前記ホストから受信される要求を処理する記憶制御装置並びに記憶装置を含み、前記記憶制御装置が複数のキューを含むものにおいて、前記キューの各々のステータスを更新する方法であって、
前記キューに同時に記憶される各要求に固有の識別ラベルを割当てるステップと、
サービスされる各要求のステータスを記憶する前記記憶装置内のメールボックスを保守するステップと、
前記メールボックスを読出し、サービスされた最後の要求の前記ステータスを判断するステップと、
前記メールボックスの内容にもとづき前記キューを更新するステップと、
を含む、方法。
(14)前記キューに記憶される前記要求の各々が複数のサブコマンドを含む、前記(13)記載の方法。
(15)前記メールボックスが、実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、前記(14)記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】記憶サブシステムと通信するホストを有するデータ処理システムを示す図である。
【図2】記憶制御装置に複数のタスク・キューを有する別のデータ処理システムを示す図である。
【図3】各記憶装置内にタスク・キューを有する別のデータ処理システムを示す図である。
【図4】本発明の好適な実施例を示す図である。
【図5】図4に示されるアレイ制御装置の詳細な構成図である。
【図6】各記憶装置に記憶されるメールボックスを示す図である。
【図7】本発明の好適な実施例におけるI/O要求処理のフローチャートである。
【図8】本発明の別の実施例を示す図である。
【図9】本発明の更に別の実施例を示す図である。
【図10】本発明の更に別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
8、140、142、220、345、840、1040 記憶装置
100、200、300、800、900、1000 データ処理システム
110、310、810、1010 ホスト
112、312、812 アプリケーション・プログラム
114、314、814 オペレーション・システム
116、316、816 I/Oチャネル
122、322、822 I/Oポート
124、324、824 共用キャッシュ
126、128、328、826、828 制御装置タスク・キュー
130、335、336、352、354、830 制御装置パス
132、134、331、332、831、832、930、931、932、933 記憶サブ制御装置
150、380 通信リンク
160、162、164、166 デバイス通信リンク
210、212 プロセッサ
218 SCSIバス
222 記憶媒体
224 デバイス制御装置
226 デバイス・タスク・キュー
340 記憶アレイ
350 アレイ制御装置
380 通信回線
400 記憶インタフェース・アダプタ
410 通信バス
412、414 アレイ・マネージャ
413、415 キュー
416、418 バッファ
440、442 デバイス・インタフェース・アダプタ
500 メールボックス
510 要求ID
520 ステータス
818、846、847 通信チャネル

Claims (9)

  1. 中央処理ユニット(CPU)と、
    前記CPUと通信する複数の制御装置であって、前記制御装置の各々が前記CPUから受信される要求を記憶するキューを有し、前記要求の各々が固有の識別ラベルを有する、前記制御装置と、
    前記キューの任意の1つから受信される要求をサービスする記憶装置であって、前記サービスされる要求のステータス及び前記固有の識別ラベルを記憶するメールボックスを有する、前記記憶装置と、
    を含む、データ処理システム。
  2. 前記要求が複数のサブコマンドを含む、請求項1記載のデータ処理システム。
  3. 前記メールボックスが実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、請求項2記載のデータ処理システム。
  4. 中央処理ユニット(CPU)と、
    前記CPUと通信する記憶サブシステムであって、前記記憶サブシステムが、
    前記CPUから受信される要求を同時に記憶するキューを有する制御装置であって、前記要求の各々が固有の識別ラベルを有する前記制御装置を有する、前記記憶サブシステムと、
    前記キューから受信される要求をサービスする記憶装置であって、前記サービスされる要求のステータス及び前記固有の識別ラベルを記憶するメールボックスを有する、前記記憶装置と、
    を含む、データ処理システム。
  5. 前記要求が複数のサブコマンドを含む、請求項4記載のデータ処理システム。
  6. 前記メールボックスが実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、請求項5記載のデータ処理システム。
  7. 中央処理ユニット(CPU)と、
    前記CPUと通信する記憶サブシステムであって、前記記憶サブシステムが、
    複数の記憶サブ制御装置を有する記憶制御装置であって、前記記憶サブ制御装置の各々が、前記CPUから受信される要求を同時に記憶するキューを含み、前記要求の各々が固有の識別ラベルを有する前記制御装置を含む、前記記憶サブシステムと、
    前記キューから受信される要求をサービスする記憶装置であって、前記サービスされる各要求のステータス及び前記固有の識別を記憶するメールボックスを含む、前記記憶装置と、
    を含む、データ処理システム。
  8. 前記要求の各々が複数のサブコマンドを含む、請求項7記載のデータ処理システム。
  9. 前記メールボックスが、実行される前記サブコマンドの各々のステータスを記憶するステータス・フィールドを含む、請求項8記載のデータ処理システム。
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