JPH08189244A - 蓋体ロック装置 - Google Patents

蓋体ロック装置

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Publication number
JPH08189244A
JPH08189244A JP1983495A JP1983495A JPH08189244A JP H08189244 A JPH08189244 A JP H08189244A JP 1983495 A JP1983495 A JP 1983495A JP 1983495 A JP1983495 A JP 1983495A JP H08189244 A JPH08189244 A JP H08189244A
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JP
Japan
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lid
engaging
cover
engagement
engaging claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1983495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Ishii
敏宏 石井
薫 ▲はま▼岡
Kaoru Hamaoka
Yutaka Ishizuka
豊 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Priority to JP1983495A priority Critical patent/JPH08189244A/ja
Publication of JPH08189244A publication Critical patent/JPH08189244A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋体の開動作にバネによる力を利用するも、
操作者の安全を重視したロック機構を備えている蓋体ロ
ック装置を提供する。 【構成】 蓋体ロック装置は、開方向にスプリング力が
付勢された蓋体1と、この蓋体1によって閉塞される部
分に設けられた係合受部12と、蓋体1に設けられて係
合受部12に対して上下方向に係合可能な係合爪部13
とを有している。係合爪部13は蓋体1に回動自在に設
けられ、係合受部12と係合爪部13との少なくとも一
方にこれらが係合されている状態で係合爪部13の回動
を妨げる凹凸部20、21が設けられている。ロックを
解除したい場合には、蓋体1を下方に押して凹凸部2
0、21による噛み合いをはずし、しかる後に係合爪部
13を回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開閉自在の蓋体によ
って被閉塞部分を閉塞する場合に、その閉塞状態をロッ
クする機構を備えた蓋体ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上方を開口した被閉塞部分を開閉する蓋
体には、蓋体自体がある程度の質量をもっていることか
ら、ものによっては蓋体を開けるためにスプリングを利
用している。即ち、蓋体に対して開方向にスプリング力
を常時付勢しておき、被閉塞部分を蓋体によって閉める
場合には、蓋体を倒してこの蓋体に設けられた係合爪部
を被閉塞部分に設けられた係合受部に係止させ、これに
より蓋体の閉じた状態を維持させるようにし、蓋体を開
ける場合には、係合爪部を回動させることによって、或
いは、押し釦の押圧等によって係止状態を解き、蓋体を
スプリング力で起こすようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、閉じて
いる蓋体に誤って触れただけで、あるいは、ちょっとし
たはずみで開いてしまったのでは蓋体が操作者に当たっ
たり、炎やガスが発生する部分を閉塞する蓋体にあって
は炎やガス等が吹き出して大変危険である。蓋体の予期
せぬ開動作を回避するために、スプリングを設けず、開
閉位置にマグネットを設けるようにしたり、アタッシュ
ケース等で見られるように2箇所にロック機構を設ける
ことも考えられるが、蓋体をその重量に抗して手によっ
て開けるのでは煩わしく使いにくいものである。
【0004】そこで、この発明においては、蓋体の開動
作にバネによる力を利用するも、操作者の安全を重視し
たロック機構を備えている蓋体ロック装置を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明にか
かる蓋体ロック装置は、開方向にスプリング力が付勢さ
れた蓋体と、この蓋体によって閉塞される部分に設けら
れた係合受部と、前記蓋体に設けられて前記係合受部に
対して上下方向に係合可能な係合爪部とを有し、前記係
合爪部は前記蓋体に回動自在に設けられ、前記係合受部
と係合爪部との少なくとも一方にこれらが係合されてい
る状態で前記係合爪部の回動を妨げる凹凸部を設けたこ
とにある。
【0006】
【作用】したがって、蓋体をロックする係合受部と係合
爪部とは、凹凸部によって互いに噛み合ってロック状態
が形成されるので、単に係合爪部を回動させてロックを
解除しようとしても係合状態は解かれず、ロックを解除
したい場合には、一端蓋体を下方に押して凹凸部による
噛み合いをはずし、しかる後に係合爪部を回動させる必
要がある。よって、操作者が蓋体を開けたいと意図しな
い限り、係合爪部が係合受部から外れなくなり、そのた
め、上記課題を達成することができるものである。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0008】図1及び図2において、蓋体1は、被閉塞
部分2の上方に形成された開口部3を開閉するよう一側
辺が固定ブロック4に対して回動可能に取り付けられて
いる。具体的には、蓋体1を支持する側辺の両脇近傍に
固定片5を固定し、この固定された固定片5を固定ブロ
ック4内に延出して、その延出された部分を適宜曲げ、
その曲げた部分を固定ブロック内の両脇に固設された保
持具6に対して回動自在に支持している。保持具6の固
定片5を支持する軸23には、図示されていないが、コ
イルバネが装着されており、このコイルバネによって蓋
体1を開く方向に常時スプリング力を付勢している。
【0009】蓋体1の前端部には、図3(a)にも示さ
れるように、指を掛けて蓋体1を起こすための把手7が
設けられ、この把手7は、内側の一端が軸8によって蓋
体1に回動自在に支持されている水平部7aと、軸8の
近傍において水平部7aに対して上下に延設された鉛直
部7bとを有し、鉛直部7bの上端部は、その前面部分
が蓋体1の内側に突出するリブ9に当接可能となってお
り、これにより、水平部7aは通常において略水平状態
に保たれると共に、この水平状態から上方向への回動が
許容されるようになっている。更に、鉛直部7bの水平
部7aより上方へ延びる部分には、螺子孔10が穿設さ
れ、この螺子孔10に調節螺子11が設けられている。
また、鉛直部7bの水平部7aより下方へ延びる部分に
は、被閉塞部分2に設けられる係合受部12と係合可能
な係合爪部13が設けられている。
【0010】前記調節ネジ11は、鉛直部7bに形成さ
れた螺子穴10に外側からねじ込まれて内側に突出し、
その先端が、蓋体1の内側において設けられたロッド1
5の先端と対峙している。
【0011】ロッド15は、例えば金属板を折り曲げて
形成された棒状のもので、軸方向に移動可能となってお
り、その基端が蓋体1に形成された孔16から固定ブロ
ック4に形成された切欠き17に臨んでおり、固定ブロ
ック内に設けられたモータアクチュエータ18で回動さ
れるカム19に対して孔16及び切欠き17を介して接
触可能となっている。しかして、モータアクチュエータ
18にてカム19が回動され、このカム19によりロッ
ド15が把手方向へ押し出されると、ロッド15の先端
が調節ネジ11に当接し、把手7の回動を阻止するロッ
ク状態となる。この状態でカム19を逆転させると、ロ
ッド15は調節ネジ11と当接した状態を維持したまま
カム19から離れるようになっている。
【0012】尚、22は、蓋体1と被閉塞部分2の表面
との間に介在されてシールするシール部材であり、この
シール部材22によって、蓋体1が被閉塞部分2を閉塞
する際には、蓋体1の下面と被閉塞部分2の上面との間
に所定の隙間が形成されるようになっている。
【0013】ところで、把手7に設けられた係合爪部1
3は、図3(b)にも示されるように、水平部7aと反
対側に突出する凹凸部20を有しており、この凹凸部2
0は、突出した部分に上方から窪む凹部20aと、この
後方に続いて形成された上方へ突き出る凸部20bとか
ら構成されている。これに対して、被閉塞部分に設けら
れた係合受部12は、前面側に突出する凹凸部21を備
えており、この凹凸部21は、突出した部分に下方から
窪む凹部21aと、この前方に続いて形成された下方へ
突き出る凸部21bとから構成されている。
【0014】しかして、係合爪部13と係合受部12と
は、上下方向に互いに係合できるようになっており、係
合した状態では、係合爪部13の凹部20aと係合受部
12の凸部21bとが噛み合い、係合爪部13の凸部2
0bと係合受部12の凹部21aとが噛み合うようにな
っている。
【0015】上記構成において、蓋体1が被閉塞部分2
を閉塞して係合爪部13と係合受部12とが係合されて
いる場合には、蓋体1の上方への移動が阻止され、ま
た、単に把手7を手で持って水平部7aを上方へ上げよ
うとしても、凹凸部20,21は互いに噛み合っている
ので動かすことができず、把手7は依然としてロックさ
れた状態にある。
【0016】このようなロックされた状態から蓋体1を
開くには、図4(a)に示すように、先ず、把手7を手
で持って蓋体1を下方へ押しつけ、係合受部12と係合
爪部13との凹凸部20、21の噛み合いを解除し、し
かる後に、図4(b)に示されるように、把手7の水平
部7aに上方への力を加えれば、把手7は矢視する方向
に回動する。そして、その状態を維持したまま、蓋体1
の下方へ押す力を緩め、あるいは、蓋体1を上方へかる
く持ち上げれば、蓋体1は常時付勢されているスプリン
グ力によって起こされる。
【0017】尚、開いた蓋体7を閉める場合には、上述
の動作の逆を行えばよいが、把手7を上方へ上げる操作
をあえて行わなくとも、蓋体1を倒して下方へ押しつけ
る操作を施せば係合爪部13と係合受部12との係合状
態が形成されるようになっている。
【0018】また、蓋体1が被閉塞部分2を閉塞して係
合爪部13と係合受部12とが係合されている場合に、
さらにアクチュエータ18でロッド15を押し出し、そ
の先端が調節ネジ11に押し付けられると、蓋体1が下
方へ押しつけられて凹凸部20、21の噛み合いが解除
されたとしても、把手7の上方への動き、即ち、係合爪
部13の回動を阻止することができるので、誤操作によ
る蓋体1の開動をより確実に防ぐことができる。
【0019】図5において、このロック装置の他の構成
が示され、係合爪部13は、後方へ突出する凹凸部20
を備えており、この凹凸部20は、後方へ長く延設され
た凹部20aと、この凹部20aの先端に上方へ突出す
る凸部20bとから構成されている。これに対して、係
合受部12は、側方へ突出する凹凸部21を備えてお
り、この凹凸部21は、突出した部分に下方から窪む凹
部21aと、これに続いて形成された下方へ突き出る凸
部21bとから構成され、係合爪部13に対して側方か
ら係合する構成となっている。
【0020】このような構成においても、係合爪部13
を係合受部12から外すには、図5(b)に示されるよ
うに、蓋体を下方へ押しつけて係合爪部13と係合受
部12との噛み合いを解除し、把手の水平部を持ち上
げて係合爪部13を回動させればよく、前記実施例と同
様の作用効果を得る。
【0021】図6には、さらに他の実施例が示されてい
る。この実施例においては、被閉塞部分2に設けられる
係合受部12を、例えば被閉塞部分2の表面を下方へ折
り曲げて形成し、これに対して、係合爪部13は、把手
7の鉛直部7bを下方へ延ばして被閉塞部分2の孔25
から挿入できるようにし、その挿入された下端部に水平
部7aと反対側に突出する凹凸部20を備えている。こ
の凹凸部20にあっても、基本的構成は前述までの実施
例と同様で、突出した部分に係合受部12を係合可能と
する上方から窪む凹部20aと、この後方に続いて形成
された上方へ突き出る凸部20bとから構成されてい
る。
【0022】このような構成においても、蓋体1の開操
作は前述の実施例と同様であり、同様の作用効果が得ら
れるものである。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
上下方向に係止可能な係合受部と係合爪部とをこれらの
少なくとも一方に設けられた凹凸部によって互いに噛み
合わせるようにしたので、蓋体を開けるために、蓋体を
下方へ押す操作と係合爪部を回動させる2つの工程が必
要となり、蓋体がちょっとしたはずみで開いてしまうこ
とがなくなり、安全面に優れ、しかも、蓋体を開ける際
にバネ力を利用するので、蓋体の開動を楽に行うことが
でき、使いやすさを害することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明にかかる蓋体ロック装置の側
断面を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す蓋体ロック装置の蓋体を底
側から見た図である。
【図3】図3(a)は、図1の要部を示す断面図であ
り、図3(b)は、係合爪部と係合受部とを示す拡大断
面図である。
【図4】図4は、蓋体を開ける操作を示す説明図であ
り、(a)は蓋体を下方へ押し下げた状態であり、
(b)は蓋体を押し下げた状態から係合爪部を回動させ
た状態を示す図である。
【図5】図5は、この発明の他の実施例を示し、(a)
は要部を示す断面図であり、(b)は係合爪部と係合受
部とを示す拡大図である。
【図6】図6は、この発明のさらに他の実施例を示す図
である。
【符号の説明】
1 蓋体 2 被閉塞部分 12 係合受部 13 係合爪部 20、21 凹凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開方向にスプリング力が付勢された蓋体
    と、この蓋体によって閉塞される部分に設けられた係合
    受部と、前記蓋体に設けられて前記係合受部に対して上
    下方向に係合可能な係合爪部とを有し、前記係合爪部は
    前記蓋体に回動自在に設けられ、前記係合受部と係合爪
    部との少なくとも一方にこれらが係合されている状態で
    前記係合爪部の回動を妨げる凹凸部を設けたことを特徴
    とする蓋体ロック装置。
JP1983495A 1995-01-12 1995-01-12 蓋体ロック装置 Pending JPH08189244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983495A JPH08189244A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 蓋体ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983495A JPH08189244A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 蓋体ロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH08189244A true JPH08189244A (ja) 1996-07-23

Family

ID=12010318

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983495A Pending JPH08189244A (ja) 1995-01-12 1995-01-12 蓋体ロック装置

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JP (1) JPH08189244A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111700360A (zh) * 2020-07-06 2020-09-25 董昌民 一种能够防污染的化妆品盒改良结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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