JPH08187355A - 麻雀卓、麻雀牌及び麻雀牌読取方法 - Google Patents

麻雀卓、麻雀牌及び麻雀牌読取方法

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JPH08187355A
JPH08187355A JP286995A JP286995A JPH08187355A JP H08187355 A JPH08187355 A JP H08187355A JP 286995 A JP286995 A JP 286995A JP 286995 A JP286995 A JP 286995A JP H08187355 A JPH08187355 A JP H08187355A
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mahjong tile
tiles
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JP286995A
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Shiro Higuchi
四郎 樋口
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JIYOISU KK
Original Assignee
JIYOISU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 麻雀ゲームにおいて、点数を計算する負担を
解消する。 【構成】 麻雀牌に麻雀牌の識別情報を内蔵させ、この
識別情報を麻雀卓に設けた麻雀牌読み取り装置で読み取
り、点数を計算して表示する。識別情報は磁気情報とし
て内蔵され、読み取り装置としてはホールICが用いら
れる。麻雀牌読み取り装置は麻雀卓上面部あるいは麻雀
卓に取り付けられる枠体内に設けられる。識別情報は麻
雀牌の背部あるいは上下端部に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、麻雀ゲームにおいて使
用される麻雀卓、麻雀牌及び麻雀牌の取り扱いに係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】麻雀ゲームはゲーム参加者の最終的な持
ち点数によって勝敗を決するゲームであるため、ゲーム
参加者各自の持ち点数はゲーム進行における再重要事項
である。このゲーム参加者各自の持ち点数はゲーム開始
時の持ち点数とゲーム進行に伴ってやり取りされる点数
によって変化する。
【0003】麻雀においてゲーム自体ではないにもかか
わらず行う必要がある動作として麻雀牌のセッティング
があるが、このセッティングは比較的やっかいなため最
近は自動機による自動セッティング麻雀卓が普及してい
る。このような自動セッティング麻雀卓の普及という状
況下においても、点数に関しては自動化が実現しておら
ず、各自の持ち点数については各自が点数棒を計数し、
やり取りされる点数についてはゲーム参加者が計算して
いた。
【0004】これまでに、点数の扱いを全てコンピュー
タを用いて行うシステムが提案されたが、点数棒の移動
がないシステムは4人の参加者による駆け引きという要
素がある麻雀ゲームの性質上、人々に受け入れられ難
く、普及しなかった。
【0005】このような状況において、本発明者らはゲ
ーム進行に合わせてゲーム参加者4人それぞれの持ち点
を点数棒の重量を検出し、点数棒の重量により点数を自
動的に算出し表示する麻雀点数自動計数麻雀卓の発明を
特開平6−253号において提供した。
【0006】また、麻雀ゲームの点数は、基本点、符、
40種ほどもある役などによって計算する必要があるた
め、計算の煩雑さあるいは計算ミスの発生によりゲーム
の円滑な進行が妨げられ、特に初心者には負担が大き
い。しかしながら、これまでに麻雀ゲームの点数を自動
的に計算する麻雀卓は提供されていない。
【0007】
【発明の概要】本発明はこのような状況に対応してなさ
れたものであり、本願においては麻雀牌を用いて麻雀を
行う場合に、和了点数を計算する負担をなくして、迅速
かつ気軽なゲームプレーを可能とするために、和了時に
自動的に麻雀牌を読み取る麻雀卓、自動的に読み取るこ
とができる麻雀牌及び自動的に麻雀牌を読み取る方法の
発明を提供する。
【0008】本発明の麻雀牌の読取り方法においては、
麻雀牌の裏面または上下端面に牌の種類の識別情報を内
蔵させ、その識別情報を読取ることにより麻雀牌の種類
を識別する。本発明の点数計算麻雀卓は、麻雀牌が有す
る識別情報を読取る手段と、和了点数に影響する情報を
入力可能な入力手段と、読取手段によって読み取った牌
の種類の組合わせおよび入力手段から入力された和了情
報から和了点数を計算する計算手段と、計算結乗を表示
する表示手段とを有している。本発明の麻雀牌は、牌の
種類を識別するための識別情報を内蔵しており、識別情
報は牌本体背面内部あるいは上下端面内部に内蔵された
磁性体、印刷された磁性インク、磁性材料を混入された
樹脂材料により形成される。
【0009】
【実施例】本発明実施例を図面を用いて説明する。図1
に示されたのは麻雀牌自動セッティング機構,麻雀点数
自動計数機構及び麻雀牌自動読取機構を有する麻雀卓の
平面図である。この図において、1は麻雀卓本体、2は
麻雀卓本体1に取り付けられた枠体である。麻雀卓本体
1の外側面には点数棒を収納し重量を検出する点数棒箱
3が設けられている。また、枠体2の上面の一部は傾斜
面とされ検出された点数棒の重量に基づいて計数された
得点を表示する点数表示部4が設けられている。
【0010】麻雀卓本体1の上面部中央に麻雀牌を麻雀
牌自動セッティング機構に投入するためのホッパ5が形
成され、ホッパ5の中央には操作部6が、ホッパ5の周
囲にはセッティングされた麻雀牌をゲーム用にセットす
るリフト機構(図においてはセットされた麻雀牌7の下
に隠れている)が設けられている。
【0011】操作部6には内部に2個のサイコロが収納
され、サイコロ操作スイッチを操作することにより収納
されているサイコロが回転し目数が決定されるサイコロ
機構部及び1回操作するとホッパ7が開口しゲームが終
了した麻雀牌が投入可能となり、麻雀牌の投入が終了し
た後再度操作するとゲーム用に整列した麻雀牌がリフト
機構によってセットされるホッパ操作スイッチが設けら
れている。また、操作部6にはリーチ(立直)棒を置く
ことによりリーチ音が発声されるリーチ操作部も設けら
れる。
【0012】さらに、各ゲーム参加者の前にゲームに影
響する要素である、場の風、最初の親、現在の親、懸賞
の額等のゲームに必要な各種の情報を入力・表示する入
力・表示装置8が設けられ、麻雀卓本体1上面の各ゲー
ム参加者の前には読み取りのために麻雀牌を整列させる
麻雀牌整列スペース9が設けられている。
【0013】麻雀牌整列スペース9の拡大図を図2に示
す。麻雀牌整列スペース9は壁部9A ,9B ,9C によ
って区画され、壁部9A には麻雀牌検出スイッチ11A
が、壁部9C には麻雀牌検出スイッチ11C が、壁部9
B の両端部には麻雀牌検出スイッチ11B ,11D が設
けられている。麻雀の和了状態における面前牌12の数
は最大18個であり、面前牌12と符が異なる副露牌1
3の数は最大16個である。また、和了時の最後の牌
(和了牌)14によって符が異なることがあるため、点
数の計算をするには符に影響のある面前牌12、副露牌
13、和了牌14を区別する必要がある。そのため、こ
れらの牌の間にスペース15が設けられており、その結
果、麻雀牌整列スペース9内部は麻雀牌10が20個整
列することが可能な長さとされている。また、この麻雀
牌整列スペース9の各々麻雀牌が配置される位置の下に
は麻雀牌読み取り装置が埋設されている。
【0014】図3は麻雀卓1の内部構成図であり、図を
簡明にするため図1に示された麻雀卓1の上面に設置さ
れた枠体2、ホッパ5、操作部6及びリフト機構は破線
で示してある。この図において17は制御装置であり、
この制御装置17には点数表示部4,入力・表示装置
8、麻雀牌検出スイッチ11A ,11B ,11C ,11
D 及び麻雀牌読み取り装置16が接続され、さらにホッ
パ5、操作部6及び麻雀牌自動セッティング機構も接続
されている。
【0015】図4に示されたのは、麻雀牌読取機構の構
造及びこの麻雀牌読取機構で種類を読み取られる麻雀牌
の構造である。図2に関連して説明したように、麻雀牌
整列スペース9内部は麻雀牌10が20個整列すること
が可能な長さとされており、したがって麻雀牌が各々整
列される位置の下には麻雀牌10の印字や刻印がされた
面(印字面)に対応する長方形形状を有する20個の麻
雀牌読取機構20が埋設されている。
【0016】麻雀ゲームおいて通常用いられる牌の種類
は、萬子、筒子、索子が各々一〜九までの計27種類、
白板、緑発、紅中の三元牌が計3種類、東、南、西、北
の四喜牌が計4種類、合計34種類である。また、この
他に春、夏、秋、冬の4種類の赤牌が用いられる場合の
牌の種類は合計38種類である。25 =32<38<6
4=26 であるから、これら38種類の牌を識別するた
めには6ビットの情報が必要である。この6ビットに読
み取り誤りを防止するために必要なパリティビットを1
ビット加えた合計7ビットの情報が麻雀牌の識別に用い
られ、そのために7個のセンサが用いられる。また、麻
雀牌は上下逆に配列されることがあり、麻雀牌の上下を
判別するためのセンサが必要である。
【0017】図4(a)に示されたのはこれらの中の1
個の麻雀牌読取機構20であり、麻雀牌読取機構20の
中央部に配置された麻雀牌の識別情報を読み取るための
7個のセンサICS1 〜S7 に加えて麻雀牌の上下を判
別するための4個のセンサICS8 〜S11が麻雀牌読取
機構20の4隅に配置され、合計11個のセンサが配置
されている。
【0018】麻雀牌読取機構20はホール素子とホール
素子駆動回路からなる11個のセンサICS1 〜S11
ら構成されている。11個のセンサICS1 〜S11は麻
雀牌読取機構20の長手方向に3列に配列されており、
内側の1列には3個のセンサICS2 ,S1 ,S5 が、
外側の2列には各4個のセンサICS8 ,S3 ,S4
10及びS9 ,S7 ,S6 ,S11が配列されている。こ
れらは、センサICS1 は麻雀牌読取機構20の中央に
配置され、センサICS2 ,S3 ,S4 ,S5 ,S6
7 はセンサICS1 を中心とする円周上を6等分する
位置に配置され、センサICS8 ,S3 ,S1 ,S7
9 は麻雀牌読取機構20の上側中央に配置されたセン
サICS2 を中心とする円周上を6等分する位置に配置
され、センサICS10,S4 ,S2 ,S6 ,S11は麻雀
牌読取機構20の下側中央に配置されたセンサICS5
を中心とする円周上を6等分する位置に配置されてい
る。 このように配置されることにより各センサICS
1〜S11の隣接する他のセンサICと間隔は等距離にな
る。
【0019】(b)に示されたのは麻雀牌10を背面か
ら見た透視断面図であり、11個の磁性体M1 〜M11
麻雀牌読取機構20の11個のセンサICS1 〜S11
対応する位置に埋め込まれている。このようにセンサI
CS1 〜S11及び磁性体M1 〜M11は隣接する他のセン
サIC及び磁性体を等距離に配置されることにより、磁
性体同士の相互干渉を最小にすることができる。
【0020】磁性体M1 〜M11は軟磁性体片あるいは磁
化された硬磁性体片である磁石であり、麻雀牌読取機構
20のセンサS1 〜S11に対応する位置に磁性体があ
り、各センサICのホール素子が対応する位置の磁性体
の磁気を検出した場合にはHレベルの信号を出力し、対
応する位置の磁性体の磁気を検出しなかった場合にはL
レベルの信号を出力する。なお、この場合の磁化された
硬磁性体片は識別情報として必要なものであるが、磁化
されていない軟磁性体片は必要なものではなく、省略す
ることができる。
【0021】図5は本願発明の実施例である麻雀牌の外
観及び内部構造を説明するためのものであり、(a)は
麻雀牌10を背面から見た透視図、(c)は麻雀牌10
を長手方向から見た透視断面図、(d)は麻雀牌10を
短手方向から見た透視断面図、(b)は麻雀牌10を構
成する部材の関係説明図である。麻雀牌10は印字面を
有する白色である本体21と印字面の反対側に設けられ
着色された背部22から構成されており、円柱状の磁性
体Mが背部22中に埋め込まれている。また、麻雀牌1
0の中には麻雀牌自動セッティング機構の電磁石によっ
て麻雀牌10を吸着するための軟磁性片23が埋設され
ている。
【0022】図6に示されたのは麻雀牌読取回路の構成
図であり、説明を簡単にするため麻雀牌読取機構20は
1個のみ用い、センサICも1個のみ用いたものについ
て説明を行う。この麻雀牌読取回路は中央処理装置3
0、中央処理装置30に接続され読取専用記憶装置(R
OM)及び書込・読取記憶装置(RAM)からなる記憶
装置31、入力・表示装置8及び麻雀牌検出スイッチ1
A ,11B ,11C ,11D からなる入力装置32、
複数のセンサIC33、入力装置32及びセンサIC3
3を中央処理装置30に接続するインターフェース装置
34から構成され、中央処理装置30には表示装置4が
さらに接続されている。また、記憶装置31中のROM
には識別情報と牌の種類を対応付けた牌参照テーブル、
和了役を書き込んだ和了役参照テーブル及び点数表が内
蔵されている。
【0023】センサIC33はホール素子35、ホール
素子35が接続されたシュミット回路36、ホール素子
35に接続された定電圧源37及びシュミット回路36
が接続された出力用トランジスタ38から構成されてい
る。ホール素子35には定電圧源37から電源が供給さ
れており、磁化された磁性体と対向したときにHレべ
ル、それ以外のときにはLレべルの信号を出力する。こ
れらのホール素子出力はシュミット回路36に供給され
て振幅弁別され、出力用トランジスタ38で増幅されて
インターフェース34に出力される。前に説明したよう
に麻雀牌読取機構20は11個のセンサICS1 〜S11
を有しているため、これらのセンサICにより11ビッ
トの識別情報が出力される。
【0024】出力された11ビットの識別情報から牌の
種類を判別するために、最初に図4(a)に示されたセ
ンサICS8 ,S9 ,S10,S11により麻雀牌10の上
下が判別される。次に残りのセンサS1 〜S7 により麻
雀牌10の識別情報が読み取られ、読み取られた結果を
中央処理装置30が記憶装置31中のROMに書き込ま
れた牌参照テーブルと対照することにより麻雀牌10の
種類が判別される。この場合、センサICS1 〜S7
より読み取られた識別情報をセンサICS8 ,S9 ,S
10,S11により判別された牌の上下情報に応じて識別情
報を組み替えた上で、読み取られた結果を参照テーブル
と対照するようにすれば、参照テーブルに書き込まれて
いる麻雀牌の種類を使用される牌の種類に対応する数に
することができる。
【0025】前に説明したように、整麻雀牌整列スペー
ス内部には麻雀牌10が20個整列することが可能な長
さとされ、麻雀牌が各々整列される位置の下には20個
の麻雀牌読み取り機構20が埋設され、各々の麻雀牌読
み取り機構には11個のセンサが設けられている。した
がって、1個の麻雀牌整列スペース9の下には220個
のセンサが埋設され、これら全てのセンサの情報を麻雀
牌読取回路が同時に読み取ることは負担が大きい。その
ため、20個の麻雀牌読取機構を順番に切り換えてセン
サの情報を読み込む。
【0026】麻雀牌読取装置の動作を説明する。ゲーム
においてゲーム参加者の一人が和了した場合には、その
和了者は図2に示された和了者の前に位置する麻雀牌整
列スペース9に麻雀牌10を整列させる。その場合面前
牌12は麻雀牌検出スイッチ11A 及び11B を動作さ
せる位置に、副露牌13は麻雀牌検出スイッチ11C
び11D を動作させる位置に、和了牌14は面前牌12
及び副露牌13の何れとも離隔した位置に整列させる。
このように麻雀牌が整列されると、麻雀牌検出スイッチ
11A 〜11D が動作し、その参加者が和了したと判断
され麻雀牌読取装置が動作を開始する。
【0027】その場合、麻雀牌検出スイッチ11A 及び
11B を動作させた一連の麻雀牌は面前牌12であると
判断され、麻雀牌検出スイッチ11C 及び11D を動作
させた一連の麻雀牌は副露牌13であると判断され、面
前牌12及び副露牌13の何れとも離れた位置に配列さ
れた1個の牌は和了牌14であると判断される。
【0028】このようにして、門前牌12、副露牌13
及び和了牌14が識別されると、各々の牌が読み取ら
れ、読み取られた牌の組み合わせを中央処理装置30が
整理し、記憶装置31中のROMに書き込まれた和了役
参照テーブルと対照することにより和了役が判別され
る。
【0029】さらに、和了基本点と門前牌12、副露牌
13及び和了牌14の組み合わせから符が算出され、算
出された符と和了役に基づきあるいは記憶装置31中の
ROMに書き込まれた点数表を参照することにより和了
点が計算される。なお、このような点数計算は、コンピ
ュータを用いた麻雀ゲームのソフトウェアを利用すれば
簡単に実現することが可能である。
【0030】また、和了役のうち風牌の情報は予め入力
・表示装置8から入力された情報が利用され、リーチは
リーチ操作部から入力された情報が利用され、自模和、
ドラ牌、海底、嶺上開花等の情報は必要に応じて入力・
表示装置8から入力される。なお、ドラ牌等の特殊な牌
を読み取るため麻雀牌読取機構20と同様な構成を有す
る特殊牌読取機構を麻雀卓の適当な位置に配置してもよ
い。
【0031】このようにして計算・表示された和了点に
応じて点数棒の移動が行われ、各ゲーム参加者の持ち点
数は点数棒箱3で計数され点数表示部4に表示される。
また、この場合点数棒を用いずにコンピュータで各ゲー
ム参加者の持ち点数を計算し、その結果を直接に点数表
示部4に表示することも可能である。
【0032】他の実施例を説明する。図7に示されたの
は、麻雀牌読取装置の他の実施例である。一般的な麻雀
ゲームにおいては、自分の副露牌の中に和了牌がある場
合には放銃によって和了することができないが、複雑な
組み合わせの和了の場合は和了が可能であるか否かの判
断が困難な場合がある。このような自体に対処するため
に、図7に示された麻雀牌読取装置においては枠体2に
設けられた麻雀牌整列スペース9を拡大して副露牌1
0”の整列スペースを設けて、和了牌10’とともに副
露牌10”を読み取る。
【0033】図8に示されたのは各々、他の実施例の麻
雀牌の外観及び内部構造を説明するためのものであり、
(a)は麻雀牌10を背面から見た透視図、(b)は麻
雀牌を構成する部材の関係説明図、(c)は麻雀牌10
を長手方向から見た透視断面図、(d)は麻雀牌10を
短手方向から見た透視断面図である。図5に示された実
施例の麻雀牌10の背部22は一体に構成されているた
め円柱状の磁性体M1 〜M11を背部本体22に埋め込む
には磁性体M1 〜M11と背部22とを一体にモールド等
の手段によって成形しなければならない。これに対し、
図8に示された他の実施例の麻雀牌10の背部は背部本
体22’と蓋体25から構成されており、背部本体2
2’には凹部24が形成され、この凹部24に蓋体25
が嵌入され、円柱状の磁性体M1 〜M11は背部本体2
2’中に埋め込まれており、蓋体25が埋め込まれた磁
性体を覆っている。そのため、磁性体M1 〜M11を予め
背部本体22’に形成された孔に埋め込んでおき、後で
蓋体を取り付けることができすため成形が容易である。
【0034】図2に示されているように、読み取りされ
る麻雀牌10は背部22が整列スペース9内の麻雀卓上
面に接触するだけでなく、上下何れかも端面を整列スペ
ース9の壁部9B に接触して配列される。したがって、
麻雀牌の上下端面を利用しても読取を行うことができ
る。図9及び図10に示されたのは麻雀牌の読取に上下
端面を利用した実施例であり、図9(a)に麻雀牌10
の端面26の構造を、図9(b)に対応する麻雀牌読取
機構20の構造を示す。
【0035】通常、和了した面前牌及び副露牌は印字面
を表にして配置されるため、図4に示された実施例のよ
うに麻雀牌の上下の問題は生じない。したがって、この
場合麻雀牌読取機構20には麻雀牌の上下を判別するた
めのセンサS8 〜S11及び磁性体M8 〜M11は不要であ
る。そのため、図9に示された実施例において麻雀牌1
0には端面26には7個の磁性体Mが設けられており、
対応する麻雀牌読取機構20にも7個のセンサSが設け
られている。
【0036】図10に枠体2、枠体2に形成された整列
スペース9、整列スペース9に設けられた麻雀牌読取機
構20及び整列スペース9に配置される麻雀牌10の関
係を示す。麻雀牌読取機構20は枠体2の壁面で麻雀牌
上下端面の磁性体の対応位置に形成される。このように
構成し、図3に示された制御装置17を枠体2に内蔵さ
せれば麻雀牌読取装置の全体が枠体2に内蔵されること
になり、このような枠体2を従来の特別な機構のない麻
雀卓にあるいは単純な麻雀牌自動セッティング機構付き
麻雀卓と組み合わせることにより、これらの麻雀卓を麻
雀牌読取麻雀卓にすることができる。
【0037】図11に示されたのは、図3(b)に示さ
れた実施例の磁性体の他の配置の実施例である。図4
(a)に示された麻雀牌読取ブロック20の4隅には麻
雀牌の上下を判別するためのセンサICS8 ,S9 ,S
10,S11が配置されているが、麻雀牌10の上下どちら
かに必ず磁化された磁性体が配置されているように構成
すれば麻雀牌10の4隅に磁性体M8 ,M9 ,M10,M
11を配置しなくても麻雀牌の上下を判別することは可能
である。そのため、図11に示された実施例における麻
雀牌10の磁化された磁性体の配置位置は麻雀牌10の
上側あるいは下側の位置即ち図4の場合M8 及びM9
位置あるいはM10及びM11の位置のどちらか一方の位置
のみとされている。
【0038】図11(a)に示された実施例においては
上下判別用の磁化された磁性体28が図4(b)に記載
された磁性体M8 及びM9 の両方の位置に配置されてお
り、識別情報用及びパリティビット用の7個の磁性体2
7が磁性体M1 〜M7 の位置に配置され、磁性体M10
びM11の位置には磁性体が配置されていない。
【0039】図11(b)に示された実施例においては
上下判別用の磁化された磁性体28が図4(b)に記載
された磁性体M9 の位置に配置されており、識別情報用
及びパリティビット用の7個の磁性体27が磁性体M1
〜M6 及びM8 の位置に配置され、磁性体M7 ,M10
びM11の位置には磁性体が配置されていない。
【0040】図11(c)に示された実施例においては
上下判別用の磁化された磁性体28が図4(b)に記載
された磁性体M9 の位置に配置されており、識別情報用
及びパリティビット用の7個の磁性体27が磁性体M1
〜M7 の位置に配置され、磁性体M8 ,M10及びM11
位置には磁性体が配置されていない。このような構成を
採った場合にはM8 及びM11の位置には磁性体が配置さ
れることはないため、対応する位置のセンサICS8
びS11を省略することができる。
【0041】図12に示されたのは、図9(a)に示さ
れた実施例の磁性体の他の配置の実施例である。図9
(a)に示された麻雀牌10の磁性体Mは識別情報用に
6個、パリティビット用に1個、合計7個用いられてい
るが、これらのうちパリティビット用の磁性体を省略す
ることも可能である。その場合の磁性体27の配置方法
としては図12(a)に示された配置あるいは同(b)
に示された配置が可能である。
【0042】これまでに説明した実施例は、面前牌12
あるいは副露牌13はすべて印字面を上にして麻雀牌整
列スペース9に配置されるものとして説明した。しか
し、麻雀ゲームにおいては通例として暗槓の場合には暗
槓された4枚の牌の中2枚は印字面と背部とを逆にして
配置され、和了した場合にもこれらの2枚の牌は他の牌
と異なり、印字面が下にして麻雀牌整列スペース9に配
置される。そのため、これらの印字面と背部が他の牌と
逆に配置された牌の識別情報はこれまで示した実施例で
は読み取ることができない。図12(c)に示されたの
は印字面と背部が他の牌と逆に配置された牌の識別情報
を読み取るための構成であり、麻雀牌10の上下端面2
6にはその面の中心に図4(b)に示された配置で磁性
体27が配置されている。なお、磁性体及びセンサIC
の配列方向は図12(c)に記載されたものに対して垂
直方向とし、図4に示された上下判別用センサIC
8 ,S9 ,S10,S11及び磁性体M8 ,M9 ,M10
11に相当するセンサIC及び磁性体を印字面−背部判
別に用いることも可能である。
【0043】以上説明した実施例においては、麻雀牌に
設けられた磁気識別情報をホール素子を利用して読み出
しているが、他の磁気センサすなわち磁性抵抗素子(M
R素子)も磁気センサとして利用可能である。また、磁
性体Mは麻雀牌の内部に埋め込まれる他、磁性インクを
印刷することによって形成、磁気抵抗の大きい強磁性材
料あるいは磁気抵抗の大きい強磁性材料を含む合成樹脂
を用いることもできる。さらには、図8に示された実施
例の蓋体25を磁気抵抗の大きい強磁性材料が混入され
た合成樹脂によって形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の麻雀卓全体の平面図。
【図2】本発明実施例の麻雀牌読取装置の概略構成図。
【図3】本発明実施例の麻雀牌読取回路のブ口ック構成
図。
【図4】本発明実施例の麻雀牌読取機構及び麻雀牌の構
造図。
【図5】本発明実施例の麻雀牌の具体的構造図。
【図6】本発明実施例の麻雀牌読取回路の具体的な構成
図。
【図7】図2の本発明実施例の麻雀牌読取装置の他の例
の概略構成図。
【図8】図5の本発明実施例の麻雀牌の他の例の具体的
構造図。
【図9】本発明他の実施例の麻雀牌及び麻雀牌読取機構
の構造図。
【図10】本発明他の実施例の麻雀牌読取装置の具体的
構成図。
【図11】図4の本発明実施例の麻雀牌の他の例の構造
図。
【図12】図9の本発明実施例の麻雀牌の他の例の構造
図。
【符号の説明】
1 麻雀卓本体 2 枠体 3 点数棒箱 4 表示部 5 ホッパ 6 操作部 7,10 麻雀牌 8 入力・表示装置 9 麻雀牌整列スペース 9A ,9B ,9C 壁部 11A ,11B ,11C ,11D 麻雀牌検出スイッチ 12 面前牌 13 副露牌 14 和了牌 15 スペース 16 麻雀牌読取装置 17 制御装置 20 麻雀牌読取機構 21 本体 22 背部 23 軟磁性片 24 凹部 25 蓋体 26 端面 27,M,M1 〜M11 磁性体 28 磁石 30 中央処理装置 31 記憶装置 32入力装置 33,S,S1 〜S11,33 センサIC 34 インターフェース装置 35 ホール素子 36 シュミット回路 37 定電圧源 38 出力用トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麻雀卓上部に取り着けられる枠体、前記
    枠体に形成された麻雀牌整列部、前記麻雀牌整列部の下
    の麻雀卓上面に形成された麻雀牌読取装置を具えた麻雀
    卓。
  2. 【請求項2】 麻雀卓上部に取り着けられる枠体、前記
    枠体に形成された麻雀牌整列部、前記麻雀牌整列部の枠
    体の側面に形成された麻雀牌読取装置を具えた麻雀卓。
  3. 【請求項3】 印字面及び背部を有し、前記背部に麻雀
    牌識別情報が内蔵された麻雀牌。
  4. 【請求項4】 前記背部が背部本体と蓋体から構成さ
    れ、前記背部本体に麻雀牌識別情報が内蔵された麻雀
    牌。
  5. 【請求項5】 印字面と背部から構成され、上下端部に
    麻雀牌識別情報が内蔵された麻雀牌。
  6. 【請求項6】 麻雀牌に内蔵された麻雀牌識別情報を麻
    雀牌読取装置で読み取り、前記麻雀牌読取装置が読み取
    った麻雀牌識別情報から麻雀牌の種類を識別し、前記識
    別された麻雀牌の種類から和了役及び符を判別し、前記
    判別された和了役及び符から和了点数を計算し、前記計
    算された和了点数を表示する麻雀牌読取方法。
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JP2013059689A (ja) * 2013-01-09 2013-04-04 Joisu:Kk 麻雀牌の牌種データ読み取り機能を有する麻雀卓
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