JPH08186881A - 多重通信装置 - Google Patents

多重通信装置

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JPH08186881A
JPH08186881A JP6338244A JP33824494A JPH08186881A JP H08186881 A JPH08186881 A JP H08186881A JP 6338244 A JP6338244 A JP 6338244A JP 33824494 A JP33824494 A JP 33824494A JP H08186881 A JPH08186881 A JP H08186881A
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義則 佐藤
Takashi Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大容量のコンデンサや回路規模の増大を要せ
ず、モータのデューティ制御を行なえるようにする。 【構成】 コントロールユニット101がアドレスやモ
ータの目標位置を含み最後にモータのON時間を定義す
るパルスを付加したフォーマットで通信線103上に送
信する。アクチュエータ102では、受信回路106に
よる通信線からの受信信号から、シーケンスカウンタに
よるデコードタイミングでデコーダがモータの目標位置
を得る。シーケンスカウンタがフォーマットの最後に対
応する値を示しているときパルス抽出回路111が上記
のON時間定義パルスを抽出する。制御回路112はP
BR118が検出するモータ現在位置が目標位置に一致
するようにモータを制御し、この際抽出パルスによりモ
ータをデューティ制御する。通信信号からデューティ制
御パルスが得られ、ソフトで容易に変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両その他に用いられ
る多重通信装置、とくに搭載電装品のモータ制御に用い
られる多重通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両電装においては、モータ制御
用データを処理するコントロールユニットとモータを備
えるアクチュエータとが離れて設置される場合、コント
ロールユニットとアクチュエータの間は、モータ駆動や
回転角のモニタのために複数の信号線により配線されて
いた。しかし、車両の高機能化に伴いアクチュエータが
増加すると、それぞれ通信制御装置としてのコントロー
ルユニットとアクチュエータ間の配線増加により、レイ
アウト性の悪化やコントロールユニット側の端子不足等
の問題が生じるため、多重通信の導入が行われるように
なってきた。
【0003】このような従来の多重通信装置として、例
えば図6に示されるようなものがある。ここではコント
ロールユニット601に対して、複数のアクチュエータ
602が通信線603により接続されている。コントロ
ールユニット601は、データ処理を行うマイコン60
4と送信回路605を備えている。マイコン604は、
制御対象のアクチュエータのアドレスやそのモータの目
標位置を符号化して、この符号化データを送信回路60
5を通じて通信線603上に出力する。
【0004】各アクチュエータ602には、それぞれ通
信線603上の信号を受信する受信回路606と、これ
に接続された送信開始検出回路607、デコーダ60
8、並びにシーケンスカウンタ609が設けられてい
る。シーケンスカウンタ609は、受信信号の立上がり
または、立ち下がり毎にカウントアップし、受信データ
のデコードタイミングを生成する。送信開始検出回路6
07は、コントロールユニット601の送信開始を検知
して、シーケンスカウンタ609をリセットする。そし
て、デコーダ608は、受信回路606によって得られ
た符号化データを、シーケンスカウンタ609の出力値
に基づいてデコード(復号化)する。
【0005】デコーダ608にはその出力をアナログ値
に変換するD/Aコンバータ610および制御回路61
2を介して駆動回路613が接続され、この駆動回路に
よりモータ617が駆動される。モータ617には、そ
の回転位置を電圧値で出力するPBR(Potenti
o Balance Resistor)618が付設
され、PBRの出力が制御回路612に入力される。制
御回路は、PBR618の出力とD/Aコンバータ61
0の出力に応じてモータ617の正転/反転/停止を決
定する。
【0006】通常、コントロールユニット601がモー
タ617を制御する手順は以下の通りである。まず、コ
ントロールユニット601のマイコン604が、制御対
象とするモータ617を持つアクチュエータ602のア
ドレスおよび当該モータの目標位置を符号化して、送信
回路605を通じて通信線603上に出力する。アクチ
ュエータ602では、受信回路606を介して、送信開
始検出回路607が通信線603上にデータの出力が開
始されたことを検知し、シーケンスカウンタ609をリ
セットする。
【0007】デコーダ608は、カウントアップするシ
ーケンスカウンタ609の出力値に基づいて、受信信号
の復号化を行い、受信信号に含まれるアドレス情報によ
り、信号が自己宛てのデータであるかどうかを判断す
る。そして、受信信号が自己宛てのデータであることを
認識すると、デコーダ608は受信信号に含まれる目標
位置データをデジタル値として出力する。制御回路61
2は、モータの現在位置を示すPBR618の出力がD
/Aコンバータ610によってアナログ値に変換された
目標位置と一致するように、モータ617の回転方向を
決定する。そして、駆動回路613が制御回路612の
信号を昇圧回路615で昇圧した後Hブリッジ回路61
6を介してモータ617を回転駆動させる。
【0008】ただし、目標位置と現在位置が一致したと
ころでモータ617の駆動を終了しても、慣性によるオ
ーバーランで目標位置を越えるため、制御回路612は
モータを逆転させて目標位置に一致させようとする。こ
の繰り返しにより、いわゆるハンチングと呼ばれる振動
現象が発生し、適用システムによっては異音発生の原因
となる。このハンチングを防ぐために、従来は目標位置
に対してオーバーラン以上の幅をヒステリシスとして設
定し、現在位置がそのヒステリシス内に入っているとき
は、モータの回転を停止するという方法を採っている。
【0009】しかし、「ヒステリシス幅=停止精度」で
あるため、システムの要求する停止精度がこのヒステリ
シス幅より狭い場合は、対策として、デューティ制御に
よりモータの回転速度を落し、オーバーラン量を低減さ
せることでヒステリシス幅を狭くすることが行なわれて
いる。
【0010】図7はこのような従来のデューティ制御に
よるモータ制御部を備える多重通信装置を示す。この装
置は、アクチュエータ602’においてコントロールユ
ニットからの信号が受信回路606以降で処理されて制
御回路612に入力されるところまでは図6で示したも
のと同じである。アクチュエータ602’にはこの構成
に加えてパルス発生回路611が設けられ、その出力が
制御回路612の出力をANDゲート614によりマス
クしている。このため、駆動回路613のHブリッジ回
路616が受ける入力信号はパルスとなり、モータ61
7の回転速度がパルス発生回路611の出力するパルス
のデューティ比により変化される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデューティ制御によるモータ制御部を備える
多重通信装置では、パルス発生回路としてコンデンサと
抵抗による時定数を利用した発振回路を設けなければな
らなかった。そのため、比較的周期の大きなパルスを必
要とする場合は、大容量のコンデンサが必要となり、ア
クチュエータの電子回路部をカスタムIC化する際に
は、コンデンサを外付けしなければならず、コストアッ
プやカスタムICの端子不足を招くという問題があっ
た。
【0012】また、アクチュエータにロジック用の発振
回路が設けられている場合には、クロックを分周するこ
とで必要なパルスを得ることもできるが、周期の大きな
パルスを必要とする場合には、多数のフリップフロップ
により分周回路を構成する必要があり、回路規模の増大
のためコストアップとなる。さらに、モータの仕様変更
や他のシステムへの流用時にパルス幅や周期を変更する
場合には、回路変更が必要となり、とくにクロックを分
周する構成でカスタムIC化しているときは、新たに別
のカスタムICを用意しなければならないという問題が
あった。したがって本発明は、上記のような従来の問題
点に着目してなされたもので、デューティ制御を行なう
モータ制御に用いられる多重通信装置において、デュー
ティ制御用のパルス発生のため大容量のコンデンサや回
路規模の増大を要することなく、またそのパルス幅や周
期の変更も容易に行なえるようにした多重通信装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、第1
の通信制御手段と、モータを備える第2の通信制御手段
とが通信線で接続された多重通信装置において、第1の
通信制御手段は、所定の送信フォーマットに基づき、モ
ータの目標位置を含む制御データをパルス信号として通
信線上に出力し、第2の通信制御装置は、通信線上のパ
ルス信号を受信する受信手段と、受信手段により得られ
た受信信号をデコードし目標位置を得るデコーダと、受
信手段によって得られる受信信号の内所定のパルスを抽
出するパルス抽出手段と、モータの現在位置を出力する
位置検出手段と、現在位置が上記目標位置に一致するよ
うにモータを制御するモータ制御手段を備え、モータ制
御手段は、パルス抽出手段で抽出したパルスによりモー
タをデューティ制御するものとした。
【0014】とくに、第2の通信制御装置が、受信信号
のパルスをカウントしてデコードタイミングを生成する
シーケンスカウンタを備え、デコーダは、シーケンスカ
ウンタの出力に基づいてデコードを行い、パルス抽出手
段は、シーケンスカウンタが所定の値を示しているとき
の受信信号のパルスを抽出するものとするのが好まし
い。
【0015】そして、上記デューティ比はとくに第1の
通信制御装置がその送信フォーマット中の上記所定のパ
ルスの幅を変えることにより制御されるものとすること
ができる。あるいはまた、第1の通信制御装置が、第2
の通信制御装置への通信間隔を変えることによっても、
上記デューティ比を制御することができる。さらに、上
記パルス抽出手段は、第1の通信制御装置が送信対象と
するアドレスとは無関係に、受信信号内の所定のパルス
を抽出するようにしてもよい。
【0016】
【作用】第2の通信制御装置において、受信手段により
通信線上からパルス信号が取り込まれ、この受信信号か
らデコーダがモータの目標位置を得る。また、パルス抽
出手段が受信信号の内所定のパルスを抽出する。位置検
出手段はモータの現在位置を出力し、モータ制御手段が
現在位置が上記目標位置に一致するようにモータを制御
する。この際、モータ制御手段は、上記パルス抽出手段
で抽出したパルスによりモータをデューティ制御する。
モータのデューティ制御に用いるパルスを通信信号から
抽出するから、パルス発生回路のための外付けコンデン
サや、大規模なクロック分周回路が不要となるととも
に、デューティ比がソフトで変更できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図で
ある。第1の通信制御手段としてのコントロールユニッ
ト101が、通信線103を介して第2の通信制御手段
としての複数のアクチュエータ102、102、…と接
続されている。コントロールユニット101は、クロッ
ク信号を出力するとともにデータ処理を行うマイコン1
04と、マイコン104からのクロック信号やデータ信
号を通信線103に出力する送信回路105を備えてい
る。
【0018】各アクチュエータ102には、それぞれ通
信線103上の信号を受信する受信回路106と、これ
に接続された送信開始検出回路107、デコーダ10
8、並びにシーケンスカウンタ109が設けられてい
る。シーケンスカウンタ109は、受信信号の立上がり
または、立ち下がり毎にカウントアップし、受信データ
のデコードタイミングを生成する。送信開始検出回路1
07は、コントロールユニット101の送信開始を検知
して、シーケンスカウンタ109をリセットする。そし
て、デコーダ108は、受信回路106によって得られ
た符号化データを、シーケンスカウンタ109の出力値
に基づいてデコードする。
【0019】デコーダ108の出力はD/Aコンバータ
110によりアナログ値に変換されて制御回路112に
入力される。制御回路112の出力はAND回路114
を介して駆動回路113に入力され、駆動回路では制御
回路112の信号を昇圧回路115で昇圧した後Hブリ
ッジ回路116を介してモータ117を回転駆動させ
る。モータ117には、その回転位置を電圧値で出力す
るPBR(Potentio Balance Res
istor)118が付設され、PBRの出力が制御回
路112に入力される。制御回路は、PBR118の出
力とD/Aコンバータ110を介したデコーダ108の
出力に応じて、モータ117の正転/反転/停止を決定
する。
【0020】アクチュエータ102にはさらに、受信回
路106およびシーケンスカウンタ109とAND回路
間にパルス抽出回路111が設けられている。パルス抽
出回路111は、AND回路からなっており、シーケン
スカウンタ109が所定の値になったときに、受信回路
106によって受信されたパルスをAND回路へ出力す
る。
【0021】コントロールユニット101から通信線上
へ送出される信号の通信符号は、振幅の異なる2種類の
パルスでH/Lが定義される。そして、図2の(a)に
示されるように、3つのパルス配列により2ビットのバ
イナリィデータを表現する。例えばHHHを「00」、
HLHを「01」、HHLを「10」、HLLを「1
1」とする。さらに、送信の開始を明確にするために、
図2の(b)のように、「HLLL」という4つのパル
ス列を送信開始符号とする。
【0022】コントロールユニット101のマイコン1
04は、所定の送信フォーマットに従って送信対象とす
るアクチュエータ102のアドレスおよびモータ117
の目標位置を符号化し、送信回路105を通じて通信線
103上に出力する。図3は上記送信フォーマットの一
例を示し、送信開始符号301に続いて、2ビットで送
信対象とするアクチュエータのアドレス302、8ビッ
トでモータの目標位置を表すデータ303を順次送信
し、最後にデューティ制御時のON時間を定義する1パ
ルス304を付加している。ここではシーケンスカウン
タ109はそのカウント値がFhとなったときに、パル
ス抽出回路111へ信号を出力するものとする。
【0023】つぎに、以上のように構成された本実施例
における動作について説明する。図4は、一例としてア
ドレス=0、目標位置データ=5Bh(0101101
1b)がコントロールユニット101から送信される場
合のタイミングチャートである。図4の(a)は通信線
上に送出された信号電位、(b)はシーケンスカウンタ
109におけるカウント状態、(c)は送信開始検出回
路107の出力、(d)はシーケンスカウンタ109の
出力、(e)はパルス抽出回路111の出力、そして
(f)はデコーダ108の出力をそれぞれ示す。
【0024】まずコントロールユニット101から送信
が開始されると、アクチュエータ102では送信開始検
出回路107が、受信回路106を介して送信開始信号
301を検知したとき、図4の(c)のように出力を発
し、シーケンスカウンタ109をリセットする。シーケ
ンスカウンタ109はこのあと(b)のように受信信号
パルスの立ち下がりごとにカウントアップしていく。デ
コーダ108はカウントアップするシーケンスカウンタ
109の出力値に基づいて、受信中のパルスがフォーマ
ット中のどの位置に当たるのかを認識して、受信信号の
デコードを行う。
【0025】デコーダは、受信信号のアドレス部が自己
のアドレスと一致している場合には、(f)のように、
データ部303の受信後、目標位置データをデジタル値
として出力する。制御回路112は、モータの現在位置
を示すPBR118の出力がD/Aコンバータ110に
よってアナログ値に変換された目標位置と一致するよう
に、モータ117の回転方向を決定する。
【0026】シーケンスカウンタ109は、図4の
(d)のように、フォーマットの最後に対応する値、す
なわち、そのカウント値がFhとなっているときにパル
ス抽出回路111へ信号を出力する。そして、(e)に
示すように。パルス抽出回路111からは送信フォーマ
ットの最終パルスであるON時間定義パルス304と同
じ幅のパルスが出力される。このパルス抽出回路はAN
D回路114の入力に接続されているため、パルス抽出
回路の出力で制御回路112の出力がマスクされ、制御
された時間巾だけ駆動回路へ入力される。これにより、
モータ117がデューティ制御される。上記のパルス抽
出回路111が発明のパルス抽出手段を構成し、制御回
路112、AND回路114ならびに駆動回路113が
モータ制御手段を、PBR118が位置検出手段をそれ
ぞれ構成している。
【0027】この実施例は以上のように構成され、モー
タのデューティ制御に用いるパルスを通信信号中から抽
出するようにしたので、パルス発生回路のための大容量
の外付けコンデンサや、大規模なクロック分周回路等が
不要となり、小型でかつ低コストでデューティ制御を行
うことができるという効果を有する。またこのデューテ
ィ制御においては、ON時間定義パルス304の幅がモ
ータ駆動時のON時間となり、コントロールユニット1
01の通信間隔(送信周期)がそのまま周期となる。コ
ントロールユニット101はマイコン104により送信
符号を生成するので、これらの通信間隔あるいはON時
間定義パルス巾等の時間は通信制御ソフトにより任意に
設定が可能であり、例えば通信間隔およびON時間定義
パルス巾の双方を併せて制御するようにすることもでき
る。このように、デューティ比をソフトで変更できるた
め、モータの仕様変更時や他のシステムへ流用する際に
も回路変更の必要がなく、カスタムICに構成したとき
にもそのまま利用できるという利点を有している。
【0028】つぎに本発明の第2の実施例について説明
する。この実施例では、シーケンスカウンタからパルス
抽出回路111への出力が、アドレスに関係なく行われ
るようにしたものである。図5はタイミングチャートで
あり、その(a)は通信線上に送出される信号列、
(b)はパルス抽出回路111の出力、そして(c)は
デコーダ108の出力をそれぞれ示す。
【0029】ここでは、(a)に示すように、異なるア
ドレスを有するアクチュエータへ宛てた送信が順次行な
われているとき、例えばアドレス=0のアクチュエータ
において、自己宛ての目標位置データを受信した後、コ
ントロールユニット101が他のアクチュエータに送信
を行っている間も、(b)のように、他のアクチュエー
タ宛ての送信信号からもパルスを抽出する。なお、モー
タの目標位置データはそのまま維持され、(c)のよう
に次回の自己宛ての送信信号をデコードして更新され
る。
【0030】これにより、本実施例では、次回の自己宛
ての送信信号を待たずに、パルス周期の短いデューティ
制御を行なうことができる。この場合にも、コントロー
ルユニットの通信間隔がデューティ制御の周期となるの
で、これらの時間は通信制御ソフトにより任意に設定が
可能であり、また前実施例と同様に、通信間隔およびO
N時間定義パルス巾の双方を併せて制御するようにする
こともできる。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は第1の通信制御
手段と第2の通信制御手段とが通信線で接続されモータ
制御を行なう多重通信装置において、モータのデューテ
ィ制御に用いるパルスを通信信号から抽出する構成とし
たため、パルス発生回路のための外付けコンデンサや、
大規模なクロック分周回路が不要となり、小型で、コス
トアップを招かずデューティ制御を行うことができる。
また、デューティ比をソフトで変更できるため、モータ
の仕様変更や他のシステムへの流用の際でも回路変更の
必要がなく、カスタムICはそのまま利用できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】通信符号を示す説明図である。
【図3】コントロールユニットの送信フォーマット例を
示す図である。
【図4】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】第2の実施例を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】従来例を示す図である。
【図7】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
101 コントロールユニット(第1の通信制御手
段) 102 アクチュエータ(第2の通信制御手段) 103 通信線 104 マイコン 105 送信回路 106 受信回路(受信手段) 107 送信開始検出回路 108 デコーダ 109 シーケンスカウンタ 110 D/Aコンバータ 111 パルス抽出回路(パルス抽出手段) 112 制御回路 113 駆動回路 114 AND回路 115 昇圧回路 116 Hブリッジ回路 117 モータ 118 PBR(位置検出手段) 601 コントロールユニット 602、602’ アクチュエータ 603 通信線 604 マイコン 605 送信回路 606 受信回路 607 送信開始検出回路 608 デコーダ 609 シーケンスカウンタ 610 D/Aコンバータ 611 パルス発生回路 612 制御回路 613 駆動回路 614 ANDゲート 615 昇圧回路 616 Hブリッジ回路 617 モータ 618 PBR

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の通信制御手段と、モータを備える
    第2の通信制御手段とが通信線で接続された多重通信装
    置において、前記第1の通信制御手段は、所定の送信フ
    ォーマットに基づき、前記モータの目標位置を含む制御
    データをパルス信号として通信線上に出力し、前記第2
    の通信制御装置は、前記通信線上のパルス信号を受信す
    る受信手段と、該受信手段により得られた受信信号をデ
    コードし目標位置を得るデコーダと、前記受信手段によ
    って得られる受信信号の内所定のパルスを抽出するパル
    ス抽出手段と、前記モータの現在位置を出力する位置検
    出手段と、前記現在位置が前記目標位置に一致するよう
    に前記モータを制御するモータ制御手段を備え、該モー
    タ制御手段は、前記パルス抽出手段で抽出したパルスに
    より前記モータをデューティ制御することを特徴とする
    多重通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の通信制御装置が、前記送信フ
    ォーマット中の前記所定のパルスの幅を変えることによ
    り、前記デューティ比が制御されるものであることを特
    徴とする請求項1記載の多重通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の通信制御装置が、前記第2の
    通信制御装置への通信間隔を変えることにより、前記デ
    ューティ比が制御されるものであることを特徴とする請
    求項1または2記載の多重通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の通信制御装置が、受信信号の
    パルスをカウントしてデコードタイミングを生成するシ
    ーケンスカウンタを備え、前記デコーダは、前記シーケ
    ンスカウンタの出力に基づいてデコードを行い、前記パ
    ルス抽出手段は、前記シーケンスカウンタが所定の値を
    示しているときの前記受信信号のパルスを抽出すること
    を特徴とする請求項1、2または3記載の多重通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記パルス抽出手段は、前記第1の通信
    制御装置が送信対象とするアドレスとは無関係に、前記
    受信信号内の所定のパルスを抽出するものであることを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の多重通信装
    置。
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