JPH081867A - ガラス網入りプラスチック板状体 - Google Patents

ガラス網入りプラスチック板状体

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Publication number
JPH081867A
JPH081867A JP14044194A JP14044194A JPH081867A JP H081867 A JPH081867 A JP H081867A JP 14044194 A JP14044194 A JP 14044194A JP 14044194 A JP14044194 A JP 14044194A JP H081867 A JPH081867 A JP H081867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
glass net
plastic
surface side
plastic plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP14044194A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruaki Yamaguchi
春明 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP14044194A priority Critical patent/JPH081867A/ja
Publication of JPH081867A publication Critical patent/JPH081867A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 建築用屋根材として寒暖温度差による伸縮吸
収性が優れ、また施工後のウェーブ現象が解消されたガ
ラス網入りプラスチック板状体を提供する。 【構成】 2枚のプラスチックシート間にガラス網を挟
持し一体に熱融着してなるガラス網入りプラスチック板
状体Aにおいて、ガラス網は、縦糸(又は横糸)上下2
本の間に交差する横糸(又は縦糸)が、交差部で挟着さ
れてなる積層ガラス網Bであって、積層ガラス網Bの上
面側に配設するプラスチックシート3の厚みを、下面側
に配設するプラスチックシート3の厚みの1.8〜2.
6倍に設定し、上下プラスチックシート同士を熱融着し
て積層ガラス網Bを一体に埋設してなるガラス網入りプ
ラスチック板状体A。 【効果】 外観品質が優れ、また、寒暖温度差による伸
縮が吸収され易くなって、屋根材がウェーブ現象を引起
したり、異音を発生することもなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス網入りプラスチッ
ク板状体に係り、特に、建築用屋根材として寒暖温度差
による伸縮吸収性が優れ、また施工後のウェーブ現象が
解消されたガラス網入りプラスチック板状体を提供す
る。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、建築用屋根材として汎用
されているガラス網入りのプラスチック製波板、平板等
の板状体には、絡み織りガラス網又は平織りガラス網が
主として用いられていたが、これらのガラス網は織りの
交差する部位の凹凸が板状体の表面に微妙に影響を及ぼ
すものであって、上記前者の絡み織りのガラス網を埋設
したものは、板状体の表面の凹凸が大きいので滑り抵抗
は少ないが外観品質が劣ると共に、光線の乱反射により
透明性が損なわれると云う問題があり、また上記後者の
平織りのガラス網を埋設したものは、板状体の表面の凹
凸が小さいので光線透過率は優れているが滑り抵抗が大
きくなって、温度差により発生する板状体の伸縮が吸収
され難くなり、その結果、屋根材がウェーブ現象を引起
して外観が見苦しくなったり、特に夏場には伸縮摩擦に
より異音を発生すると云う問題が生じ易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、2枚のプラスチックシ
ート間にガラス網を挟持し一体に熱融着してなるガラス
網入りプラスチック板状体において、上記ガラス網は縦
糸(又は横糸)上下2本の間に交差する横糸(又は縦
糸)が、交差部で挟着されてなる積層ガラス網であっ
て、該積層ガラス網の上面側に配設するプラスチックシ
ートの厚みを、下面側に配設するプラスチックシートの
厚みの1.8〜2.6倍に設定し、該上下プラスチック
シート同士を熱融着して積層ガラス網を一体に埋設して
なるガラス網入りプラスチック板状体である。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明で用いる積層ガラス網を拡大斜視図で
示し、図2は本発明の一実施例の波板を一部省略斜視図
で示し、図3は、図2のX−X線矢視を拡大断面図で示
し、図4は絡み織りガラス網を拡大斜視図で示し、図5
は平織りガラス網を拡大斜視図で示す。
【0005】本発明で用いられる積層ガラス網Bは、図
1に斜視図で示す如く、縦糸(又は横糸)の重層ストラ
ンド1と横糸(又は縦糸)の単層ストランド2とからな
り、両者の交差箇所で、重層ストランド1の上面側のス
トランド1−1と下面側のストランド1−2の間に単層
ストランド2が挟持され、圧接された状態で保形接着さ
れているものである。
【0006】そして、図2に斜視図で、図3に拡大断面
図で示す如く、上記積層ガラス網Bの上面側に配設する
プラスチックシート3−1と、下面側に配設するプラス
チックシート3−2の厚みは、0.58〜0.65mm
と0.25〜0.32mm範囲、即ち上面プラスチック
シート3−1の厚みを、下面プラスチックシート3−2
の厚みの1.8〜2.6倍に設定し、該上下プラスチッ
クシート3−1,3−2同士を熱融着して積層ガラス網
Bがプラスチック層3内に一体に埋設されたガラス網入
りプラスチック板状体Aが得られる。
【0007】肉厚0.6mmの上面プラスチックシート
3−1と、肉厚0.3mmの下面プラスチックシート3
−2の間に、図1に示す積層ガラス網Bを挟み込み、加
熱ラミネートロールにより、上下プラスチックシート3
−1,3−2同士を熱融着して積層ガラス網Bがプラス
チック層3内に一体に埋設された総厚み0.9mmの本
発明の波板(イ)を得た。 得られた波板(イ)は、図
3に示す如く、上面側は平坦であるのに対し下面側に凸
部aが現れている。
【0008】一方、本発明に埋設する積層ガラス網Bに
代えて、図4に斜視図で示す絡み織りガラス網を用いた
もの(ロ)、及び図5に斜視図で示す平織りガラス網を
用いたもの(ハ)で、上下プラスチックシート3−1,
3−2の厚みは各々0.45mmの同一に設定し、上記
同様に加熱ラミネートロールによりガラス網がプラスチ
ック層内に一体に埋設された総厚み0.9mmの波板を
作製し、各々比較例として用いた。上記本発明の実施例
(イ)及び比較例(ロ)、(ハ)の動的摩擦係数と上
面、下面の表面粗さを下記表1に表示する。
【0009】
【表1】
【0010】*動的摩擦係数:試料(波板)の谷部に沿
わせて、17mmφ×長さ50mm、91gの表面にメ
ッキを施した円筒状のウエイトを、100mm/分の速
度で引張り、ウエイトの移動中の抵抗値から係数を算出
した。 *表面粗さ:JISB0601(新JIS規格)により
測定 Ra :中心線平均粗さ Rmax:凸頂の最大高さ Rz :+点平均粗さ
【0011】上記表1より、本発明の実施例(イ)は、
動的摩擦係数において比較例(ロ)(絡み織りガラス網
入り)と(ハ)(平織りガラス網入り)の中間値を示し
ているものの、上面側の表面粗さ及び下面側の表面粗さ
共に、比較例より凹凸が小さく透明度が損なわれず、ま
た実施例の上面側の表面粗さと下面側の表面粗さとを比
較すると、下面側の凹凸は上面側の凹凸のほぼ2倍を示
しており、下面側の滑り抵抗が少なく、そして上面側は
ほぼ平坦な面を形成して外観が優れていることを現わし
ている。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。 即ち本発明を屋根材として使用した場合、
織りの交差する部位の凹凸が屋根材の上面側で小さいの
で、滑り抵抗はやや大きいが外観品質が優れ、また屋根
材の下面側の凹凸がやや大きく滑り抵抗が小さくなるの
で、側端部で互いに重なり合う隣接板状体同士の間で、
寒暖温度差による伸縮が吸収され易くなって、屋根材が
ウェーブ現象を引起したり、異音を発生することもなく
なると云う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる積層ガラス網を拡大斜視図で示
す。
【図2】本発明の一実施例の波板を一部省略斜視図で示
す。
【図3】図2のX−X線矢視を拡大断面図で示す。
【図4】絡み織りガラス網を拡大斜視図で示す。
【図5】平織りガラス網を拡大斜視図で示す。
【符号の説明】
1 重層ストランド 1−1 上面ストランド 1−2 下面ストランド 2 単層ストランド 3 プラスチック層 3−1 上面プラスチックシート 3−2 下面プラスチックシート A 網入り波板 B 積層ガラス網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04D 3/32 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプラスチックシート間にガラス網
    を挟持し一体に熱融着してなるガラス網入りプラスチッ
    ク板状体において、上記ガラス網は縦糸(又は横糸)上
    下2本の間に交差する横糸(又は縦糸)が、交差部で挟
    着されてなる積層ガラス網であって、該積層ガラス網の
    上面側に配設するプラスチックシートの厚みを、下面側
    に配設するプラスチックシートの厚みの1.8〜2.6
    倍に設定し、該上下プラスチックシート同士を熱融着し
    て積層ガラス網を一体に埋設してなるガラス網入りプラ
    スチック板状体。
JP14044194A 1994-06-22 1994-06-22 ガラス網入りプラスチック板状体 Pending JPH081867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14044194A JPH081867A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 ガラス網入りプラスチック板状体

Applications Claiming Priority (1)

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JP14044194A JPH081867A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 ガラス網入りプラスチック板状体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081867A true JPH081867A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15268721

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JP14044194A Pending JPH081867A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 ガラス網入りプラスチック板状体

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JP (1) JPH081867A (ja)

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