JPH08186752A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH08186752A
JPH08186752A JP6338154A JP33815494A JPH08186752A JP H08186752 A JPH08186752 A JP H08186752A JP 6338154 A JP6338154 A JP 6338154A JP 33815494 A JP33815494 A JP 33815494A JP H08186752 A JPH08186752 A JP H08186752A
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focus
evaluation value
pulse
lens
focus lens
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JP6338154A
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Takashi Fujii
孝史 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオカメラ等の合焦方式であるTVAF方
式において、フォーカスレンズを駆動するモータのヒス
テリシスにが原因となって、ピントのずれが発生するの
を防止する。 【構成】 TVAF方式にてフォーカスレンズを光軸方
向に駆動する事で焦点評価値が最大値となる合焦位置を
検出し、次に該位置にフォーカスレンズを戻して停止さ
せて合焦動作を行う際に、焦点評価値の最大値を検出し
た駆動方向と、フォーカスレンズを合焦位置へ停止させ
る時の駆動方向を一致させるように、フォーカスレンズ
をUターンさせ、ヒステリシスの影響を避ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像信号を用いて合焦
動作を行う撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ビデオカメラ等の撮像装置に用いら
れている合焦方式では、撮像信号を用いて行うTVAF
方式が良く知られている。
【0003】図2に、このTVAF方式の合焦方式を用
いた撮像装置のブロック図を示し、以下説明する。
【0004】11は被写体像の倍率を変更可能に構成さ
れた主レンズである。12は後記するフォーカスモータ
ーにより光軸方向に移動可能に構成され、被写体像を後
記する光電変換素子上にフォーカス結像させるフォーカ
スレンズである。このフォーカスレンズ12は図中の像
面側方向(右方向)に駆動されると現位置より無限側被
写体に、物体側方向(左方向)に駆動されると現位置よ
り至近側被写体にピントが合う様に成っている。13は
後記する光電変換素子上に入射する被写体光量を適性光
量に調整する公知のIGメーターである。14は被写体
像のフォーカスを行う為にフォーカスレンズ12を光軸
方向に移動させるステッピングモーターで構成されるフ
ォーカスモーターであり、正転でフォーカスレンズ12
を物体側へ、逆転でフォーカスレンズ12を像面側へ駆
動する様構成されている。15はフォーカスレンズ12
の位置リセットを行う為のリセットスイッチ、16は結
像された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子で
ある。17は光電変換素子16で光電変換された被写体
像の電気信号を不図示の記録装置に適した形の信号や、
後記する演算回路18に適した信号に変換する撮像回路
である。
【0005】18は撮像回路17から送られている輝度
信号から焦点評価値を求める演算回路であり、図3に示
す構成で成っている。すなわち、撮像回路17より送ら
れてくる輝度信号は、広域通過フィルタ(HPF)18
cを通過して高域成分のみが分離され、次段の検波回路
18dにて振幅検波される。この検波出力はA/D変換
回路18eにてデジタル値に変換され、ゲート回路18
fで画面中央に設定されたフォーカスエリアの信号だけ
抜き取られ、積分回路18gでフィールド毎に積分され
現フィールドの焦点評価値が得られる。
【0006】ここで公知の様にこの焦点評価値の値が大
きい方が、より被写体にピントが有った状態である。こ
の様にして得られた焦点評価値は、後記するCPU19
に送られる。
【0007】19は、前記IGメータ13をコントロー
ルを行ったり、演算回路18より送られてくる焦点評価
値よりフォーカスモーター14のコントロールを行う
等、システム全体をコントロールするCPUであり、図
4に示す最大焦点評価値メモリ19a・最新焦点評価値
メモリ19b・パルスメモリ19c・パルスカウンター
19dの領域も有す。最大焦点評価値メモリ19aは上
記演算回路18より送られてくる焦点評価値の内最大の
ものを保持するものであり、最新焦点評価値メモリ19
bは上記演算回路18より送られてくる焦点評価値の内
の最も新しい焦点評価値を保持するものであり、パルス
カウンター19dは上記フォーカスモーター14の駆動
ステップ数を正転をプラス、逆転をマイナスとして累積
カウントするものであり、パルスメモリ19cは上記焦
点評価値が最大に成った時のパルスカウンター19dの
パルス数(ステップ数のプラスマイナスを累積カウント
したもので、フォーカスモーター14に駆動されるフォ
ーカスレンズ12の位置を表す)を保持するものであ
る。
【0008】ここでフォーカスレンズ12と光電変換素
子16の位置関係を図7に示し、説明する。光電変換素
子16から所定距離だけ物体側のhの位置で、リセット
スイッチ15がONする。hの位置より所定距離だけ更
に物体側のiの位置で、無限被写体にピントが合う。i
の位置より更に物体側に移動する事で、より至近側の物
体にピントが合う位置関係になっている。
【0009】次に、上記構成の撮像装置における合焦動
作のフローチャートを図5,6に示し説明する。最初に
CPU19は、フォーカスレンズ12をリセットスイッ
チ15がONするまでフォーカスモーター14を逆転さ
せる(S1)(S2)。フォーカスレンズ12がリセッ
ト位置にリセットされると、ステッピングモーターであ
るフォーカスモーター14の駆動ステップ数をカウント
するCPUの中のパルスカウンター19dのパルス数S
が零にリセットされる(S3)。次に、フォーカスモー
ター14は、予め測定されたCPU19に記憶されてい
るフォーカスレンズ12が無限被写体にピントの合う位
置、即ち図5,6中iの位置に駆動される様にNパルス
正転する(S4)。
【0010】フォーカスモーターがNステップ正転した
事で、パルスカウンター19dのパルス数Sには+Nパ
ルスがカウントされる(S5)。ここでフォーカスレン
ズ12は図7のiの位置(無限被写体にピントの合う位
置)に駆動された事になる。この位置で光電変換素子1
6により被写体信号を取り込み、演算回路18にて1フ
ィールドの焦点評価値Zを演算する(S6)。上記焦点
評価値Zは最大焦点評価値メモリ19aにXとして記憶
される(S7)と同時にパルスカウンター19dに記憶
されているパルス数Sをパルスメモリ19cの値Hに記
憶する(S8)。
【0011】次にCPU19の指令によりフォーカスモ
ーター14が1ステップ正転する(S9)。フォーカス
モーター12が1ステップ正転したことでパルスカウン
ター19dのパルス数Sも1パルスカウントアップする
(S10)。ここで光電変換素子16より被写体信号を
取り込み、演算回路18にて1フィールドの焦点評価値
Zを演算する(S11)。そして、この焦点評価値は最
新焦点評価値メモリ19bにYとして保持される(S1
2)。次に上記最大焦点評価値メモリに保持されている
値Xと上記最新焦点評価値メモリ19dに保持されてい
る値Yの大きさを比較する(S13)。
【0012】ここでYの値の方がXの値に比べて大きい
場合、即ち最新焦点評価値メモリ19bに保持された値
の方が最大焦点評価値メモリ19aに保持されている値
よりも大きい場合は、最大焦点評価値の値Xを最新焦点
評価値メモリに保持されている値Yに置き換え(S1
8)、(S8)に戻りパルスメモリ19cの値Hを現在
のパルスカウンター19dのパルス数Sに置き換える。
即ち、パルスメモリ19cには、常に現在までの最大焦
点評価値を示したフォーカスレンズの位置がパルス数と
いう形で保持されている事に成る。
【0013】また、Xの値の方がYの値に比べて大きい
場合、即ち最大焦点評価値メモリ19aに保持されてい
る値の方が最新焦点評価値メモリ19bに保持された値
より大きい場合には、CPU19の中に設けられた不図
示のカウンターを1つ進め(S14)、S9に戻る。こ
こでS9〜S12を実行し、S13にてX>Yがn=n
1回続いた時(S15)、上記パルスメモリ19cに保
持されているパルス位置にフォーカスレンズ12が位置
する状態が合焦位置であると判断し、フォーカスモータ
ー14を、パルスカウンター19dのパルス値がパルス
メモリ19cに保持されているパルス値Hに成るまでフ
ォーカスモーターを逆転させ(S16)(S17)(S
19)、合焦という事になる(S20)。
【0014】次に、上記説明を、焦点評価値とフォーカ
スモーター14のパルスカウンターのパルス数Sとの関
係で図8に示し、簡単に説明する。この図で被写体距離
は0.8m、上記図5,6のフローチャートのnlを5
パルスとする。フォーカスレンズ12がリセット位置に
駆動されるとパルスカウンター19dのパルス数が零リ
セット(位置)され、フォーカスモーター14がNパ
ルス正転されフォーカスレンズには無限ピント位置(
位置)に駆動される。次にフォーカスモーター14が正
転するにつれ焦点評価値も大きくなっていき、N+15
パルス正転された位置で焦点評価値が最大になる(位
置)とする。ここで、上記図5,6のフローチャートで
説明した様に、パルスメモリ19dにはこの時のN+1
5パルスが記憶される様に構成されている。フォーカス
モーター14はこのピークが偽ピークでない事を確認す
る為に、位置から更に正転5パルス間は焦点評価値の
値が下がることを確認する(位置)。ここで初めて
位置が合焦位置であると判断し、フォーカスモーター1
4は、上記パルスメモリ19d記憶されている焦点評価
値が最大となったN+15パルスの位置まで、逆転しフ
ォーカスレンズ12を戻して合焦という事になる(位
置)。
【0015】即ち、フォーカスレンズ12の駆動方向
は、焦点評価値の最大値を検出した駆動方向と最後に合
焦位置へ停止させる時の駆動方向とでは異なっている。
【0016】また、被写体距離が変化した場合の合焦再
起動においても、公知のウォブリング動作の後に焦点評
価値の高くなる方向にフォーカスレンズ12を駆動し合
焦位置にフォーカスレンズ12を停止させる場合も、上
記同様のフォーカスレンズ12の駆動を行う為、フォー
カスレンズ12の駆動方向は焦点評価値の最大値を検出
した駆動方向と最後に合焦位置へ停止させる時の駆動方
向とでは異なっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
示した合焦動作においては以下の様な問題点がある。
【0018】即ち、上記の様にフォーカスレンズ12の
駆動をおこなうフォーカスモーター14にステッピング
モーターを用いたとき、フォーカスレンズ12を同一パ
ルス位置へ、正転にて駆動させた場合と逆転にて駆動さ
せた場合とではフォーカスレンズ12の位置が異なる事
になる。
【0019】これは主に、ステッピングモーターに正転
・逆転においてヒステリシスが存在する事が原因であ
る。また、ステッピングモーターでは無くフォーカスレ
ンズ駆動にDCモーターとギヤトレインを使用した場合
も、同じ様なヒステリシスが存在する。
【0020】このフォーカスレンズ12を同一パルス位
置へ正転にて駆動させた場合と逆転にて駆動させた場合
とでは、フォーカスレンズの位置が事なる事について図
9を用いて簡単に説明する。図9は、フォーカスモータ
ー14を6パルス(ステップ)正転させた後に6パルス
(ステップ)逆転させた時のフォーカスレンズ12の絶
対位置を示したものである。この図から明らかな様に4
パルス位置におけるフォーカスレンズ12の位置は正転
時にa1、逆転時にa2となり絶対位置が異なってい
る。
【0021】以上説明したヒステリシスが存在すること
により、焦点評価値が最大となるステップ位置を捜して
いったフォーカスモーター14の駆動方向と、最後に合
焦位置にフォーカスレンズ12を戻して停止させる時の
フォーカスモーター14の駆動方向が異なるため、パレ
スメモリ19cに保持されているパルス値Hの位置にお
けるフォーカスレンズ12の位置は、パルスモーター1
4が正転する方向(焦点評価値が最大となるパルス位置
を捜しにいった方向)と、逆転する方向(最後に合焦位
置にフォーカスレンズ12を停止させる方向)とでは、
異なる位置となる。
【0022】従って、結果としてフォーカスレンズ12
が実際の合焦位置より少しずれた位置に停止し、若干の
ピントずれが発生する事となる。
【0023】このフォーカスレンズ12の停止位置のズ
レによるピントのずれは、ビテオカメラにおける動画撮
影の時にはさほど問題てはなく、むしろ最低限のフォー
カスレンズの駆動にて合焦を行う為の結果であり、最低
限の駆動は動体追従性が良いという利点を持っている。
【0024】しかし、近年フレームの静止画とフィール
ドの動画を、モードを切り替えることで撮影可能な撮像
装置が提案されている。このような撮像装置におけるフ
レーム静止画撮影時においては、より高画質の画像撮影
を可能となるように、より高精度に合焦動作を行う必要
が生じて来ており、上記フォーカスレンズの停止位置の
ズレによるピントのずれも除去する事が必要となって来
ている。
【0025】この発明は以上の問題点を解決するために
成されたもので、静止画と動画を撮影可能な撮像装置
で、より高度な合焦動作を行うことができるようにする
ことを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、静止画モードとムービーモード
を切り換え可能で、静止画モードにおいては静止画をム
ービーモードにおいては動画を撮影可能に構成され、T
VAF方式にてフォーカスレンズを光軸方向に駆動する
事で焦点評価値が最大値となる合焦位置を検出し、次に
該位置にフォーカスレンズを戻して停止させて合焦動作
を行う撮像装置において、静止画モードが選択されてい
る状態では、合焦動作におけるフォーカスレンズの合焦
位置へ停止させる時の駆動方向を、TVAF方式におけ
る焦点評価値の最大値を検出した駆動方向と常に一致さ
せる事を特徴とする。
【0027】請求項2の発明は、静止画モードとムービ
ーモードを切り換え可能で、静止画モードにおいては静
止画をムービーモードにおいては動画を撮影可能に構成
され、TVAF方式にてフォーカスレンズを光軸方向に
駆動する事で焦点評価値が最大値となる合焦位置を検出
し、次に該位置にフォーカスレンズを戻して停止させて
合焦動作を行う撮像装置において、静止画モードが選択
されている状態では、合焦動作におけるフォーカスレン
ズの合焦位置へ停止させる時の駆動方向を、TVAF方
式における焦点評価値の最大値を検出した駆動方向から
行い、ムービーモードが選択されている状態では、合焦
動作におけるフォーカスレンズの合焦位置へ停止させる
時の駆動方向を、TVAF方式における焦点評価値の最
大値を検出した駆動方向に対して規定する事無く行うこ
とを特徴とする。
【0028】
【作用】請求項1または2の発明では、静止画モードが
選択されている状態では、フォーカスレンズを合焦位置
へ停止させるときの駆動方向を、TVAF方式における
焦点評価値の最大値を検出した駆動方向を常に一致させ
ることで、フォーカスモーターに用いられるステッピン
グモーターやDCモーターなどに存在するヒステリシス
の影響を受けずに済み、合焦位置より少しずれた位置に
フォーカスレンズが停止してしまうことを防止できる。
【0029】また、請求項2の発明では、更に、ムービ
ーモードが選択されている状態では、フォーカスレンズ
を合焦位置へ停止させる時の駆動方向をあえて規定する
ことなく従来のTVAF方式における駆動方向とするこ
とで、従来どおり最低限のフォーカスレンズの駆動によ
って合焦動作を行うことができ動体追従性を保持でき
る。
【0030】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る撮像装置の構
成ブロック図である。構成要素10〜12・14〜19
は従来例(図2)で示す構成要素と同一要素・同一構成
・同一機能である。20は撮影モードをムービーモード
・静止画モードに切り換えるモード切り換えSWであ
る。21は、モード切り換えSW20にてムービーモー
ドが選択されている時は絞り動作を行い、モード切り換
えSW20にて静止画モードが選択されている時は絞り
動作のみならず、シャッター後幕の機能も果たしうる様
に構成された絞り兼用シャッターである。
【0031】上記構成の撮像装置における合焦動作につ
いて説明する。
【0032】モード切り換えSW20にてムービーモー
ドが選択されている場合は、従来例と同じである。この
とき、合焦再起動についても従来例と同じである。これ
により、後述する静止画撮影モードの時の様にフォーカ
スレンズ12がフオーカスモータ14のヒステリシスの
影響を除去する様な複雑な動きを特に行わない。すなわ
ち、最低限のフォーカスレンズ12の駆動にて合焦を行
うので、動体追従性が良い。
【0033】次にモード切り換えSW20にて静止画モ
ードが選択されている場合のフローチャートを図10,
11に示し説明する。S1〜S15、S18は従来例と
同じである。S15にてCPU19の上記内部カウンタ
ーがn1となった時、フォーカスモーター14はパルス
カウンター19dの値がパルスメモリ19cの値に対し
n2だけ小さくなるまでフォーカスモーター14を逆転
させる(S16)(S17)(S19)。次に、フォー
カスモーター14はパルスメモリ19cに対してn2だ
け小さくなっているパルスカウンター19dのパルス数
Sがパルスメモリ19のパルス値Hと同じになるまで正
転し(S20)(S21)(S22)、合焦となる(S
23)。
【0034】次に上記説明を、焦点評価値とフォーカス
モーター14のパルスカウンター19dのパルス数Sの
関係で図12に示し簡単に説明する。この図で被写体距
離は0.8m、上記図10,11のフローチャートのn
1・n2を5パルスとする。フォーカスレンズ12がリ
セット位置に駆動されるとパルスカウンター19dのパ
ルス数Sが零リセット(位置)され、フォーカスモー
ターがNパルス(ステップ)正転されフォーカスレンズ
12は無限ピント位置(位置)に駆動される。次にフ
ォーカスモーター14が正転するにつれ焦点評価値も大
きくなっていき、N+15パルス(ステップ)正転され
た位置で焦点評価値が最大になる(位置)。ここで上
記図10,11のフローチャートで説明した様に、パル
スメモリ19cには、この時のパルスカウントN+15
パルスが記憶される様に構成されている。
【0035】フォーカスモーター14はこのピークが偽
ピークでない事を確認する為に、位置から更に正転5
パルス(ステップ)間は焦点評価値の値が下がることを
確認する(位置)。ここで初めて位置が合焦位置で
あると判断し、フォーカスモーター14は上記パルスメ
モリ19cに記憶されている焦点評価値が最大となった
パルス数N+15パルスに対し−5パルス(ステップ)
のN+10パルスの位置(位置)まで逆転し、その位
置から焦点評価値が最大となったパルス数N+15の位
置(位置)まで正転し合焦という事になる。
【0036】即ち、焦点評価値が最大となるステップ位
置(合焦位置)を捜しにいったフォーカスレンズ12の
駆動方向と、最後に合焦位置に戻してフォーカスレンズ
12を停止させる時のフォーカスレンズの駆動方向は同
じということになる。これにより、フォーカスレンズ1
2のフォーカスモータ14のヒステリシスの影響を受け
ることなく、焦点評価値の最大になった位置へフォーカ
スレンズを正確に停止させる事が可能となる。よって、
ピントズレのない高精度な静止画像の撮影が可能とな
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
の発明では、静止画モードが選択されている状態では合
焦動作におけるフォーカスレンズの合焦位置への駆動方
向を、焦点評価値の最大値を検出した方向から常に行う
様にした事で、フォーカスレンズの駆動系のヒステリシ
スの影響を受けることなく、焦点評価値の最大になった
位置へフォーカスレンズを正確に停止させる事が可能と
なり、ピントズレのない高精度な静止画像の撮影が可能
となった。
【0038】また請求項2の発明では、更に、ムービー
撮影モードが選択されている状態では、静止画撮影モー
ドの時の様にフォーカスレンズはフオーカスレンズ駆動
系のヒステリシスの影響を除去する様な動きを特に行わ
ない為、動画撮影に必要な動体追従性を損ねる事のない
撮影が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の構成ブロック図である。
【図2】従来の撮像装置の構成ブロック図である。
【図3】図2の演算回路内部の構成を示す図である。
【図4】図2のCPUの内部のメモリーを示す図であ
る。
【図5】従来の合焦動作のフローチャート図である。
【図6】従来の合焦動作のフローチャート図である。
【図7】従来のフォーカスレンズと光電変換素子との位
置関係を示す図である。
【図8】従来の合焦動作を説明するためのパルスカウン
ターのパルス数と焦点評価値との関係を示す図である。
【図9】合焦動作の問題点を説明するためのパルスカウ
ンターのパルス数と焦点評価値との関係を示す図であ
る。
【図10】本発明の撮像装置において静止画撮影モード
が選択されている時の合焦動作のフローチャート図であ
る。
【図11】本発明の撮像装置において静止画撮影モード
が選択されている時の合焦動作のフローチャート図であ
る。
【図12】本発明の合焦動作を説明するためのパルスカ
ウンターのパルス数と焦点評価値との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 主レンズ 12 フォーカスレンズ 13 IGメーター 14 フォーカスモーター 15 リセットスイッチ 16 光電変換素子 17 撮像回路 18 演算回路 19 CPU 20 モード切り換えSW 21 絞り兼用シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/36 G03B 3/00 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画モードとムービーモードを切り換
    え可能で、静止画モードにおいては静止画をムービーモ
    ードにおいては動画を撮影可能に構成され、TVAF方
    式にてフォーカスレンズを光軸方向に駆動する事で焦点
    評価値が最大値となる合焦位置を検出し、次に該位置に
    フォーカスレンズを戻して停止させて合焦動作を行う撮
    像装置において、 静止画モードが選択されている状態では、合焦動作にお
    けるフォーカスレンズの合焦位置へ停止させる時の駆動
    方向を、TVAF方式における焦点評価値の最大値を検
    出した駆動方向と常に一致させる事を特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 静止画モードとムービーモードを切り換
    え可能で、静止画モードにおいては静止画をムービーモ
    ードにおいては動画を撮影可能に構成され、TVAF方
    式にてフォーカスレンズを光軸方向に駆動する事で焦点
    評価値が最大値となる合焦位置を検出し、次に該位置に
    フォーカスレンズを戻して停止させて合焦動作を行う撮
    像装置において、 静止画モードが選択されている状態では、合焦動作にお
    けるフォーカスレンズの合焦位置へ停止させる時の駆動
    方向を、TVAF方式における焦点評価値の最大値を検
    出した駆動方向から行い、ムービーモードが選択されて
    いる状態では、合焦動作におけるフォーカスレンズの合
    焦位置へ停止させる時の駆動方向を、TVAF方式にお
    ける焦点評価値の最大値を検出した駆動方向に対して規
    定する事無く行うことを特徴とする撮像装置。
JP6338154A 1994-12-27 1994-12-27 撮像装置 Pending JPH08186752A (ja)

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