JPH08185523A - 画像信号符号化方法 - Google Patents

画像信号符号化方法

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JPH08185523A
JPH08185523A JP34055594A JP34055594A JPH08185523A JP H08185523 A JPH08185523 A JP H08185523A JP 34055594 A JP34055594 A JP 34055594A JP 34055594 A JP34055594 A JP 34055594A JP H08185523 A JPH08185523 A JP H08185523A
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JP
Japan
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chain
point
signal
feature point
coordinate
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Pending
Application number
JP34055594A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Murayama
淳 村山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH08185523A publication Critical patent/JPH08185523A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/20Contour coding, e.g. using detection of edges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は画像信号の特徴点を検出し、この特徴
点をチエーン符号化する場合に、座標情報の符号化に要
する符号量を低減する。 【構成】検出された特徴点の座標情報に対してサブサン
プルを行い、サブサンプル後の座標情報をチエーン符号
化するようにしたことにより、座標情報の符号化に要す
る符号量を有効に低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図9〜図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図8) 作用 実施例 (1)第1実施例(図1及び図2) (2)第2実施例(図3及び図4) (3)第3実施例(図5及び図6) (4)第4実施例(図7) (5)第5実施例(図8) (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号符号化方法に関
し、特に画像の特徴点を検出して画像信号を高能率符号
化する場合に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、画像信号を高能率符号化する方法
として、入力画像信号をDCT(Discrete Cosine Tran
sform )によつて直交変換し、各周波数帯域ごとに、人
間の視覚特性に従つた適応量子化を行う方法や、ウエー
ブレツト基底により画像をサブバンド分割し、各バンド
ごとに重み付けして符号化する方法が用いられている。
これらの方法によれば、視覚的にも歪みが目立ちにく
く、高圧縮率を得ることができる。しかし、さらに圧縮
率をあげていくとブロツク歪みをはじめ、視覚上好まし
くない影響が顕著になる欠点がある。そこで、高圧縮率
下でも視覚上好ましくない歪みを出さない符号化方式と
して、画像の構造の特徴的な点を抽出し、効率的に符号
化する、画像の特徴点検出による構造抽出符号化方式が
ある。
【0004】例えば図9に示すように、画像の特徴点を
検出して画像信号を符号化する構造抽出符号化装置1
は、入力画像信号S1を量子化器2及び2次元変化点検
出回路3に入力する。量子化器2は入力画像信号S1を
量子化することにより量子化係数S2を生成し、これを
チエーン符号化回路4に送出する。2次元変化点検出回
路3は入力画像信号S1から特徴点を検出し、この結果
現在の信号を特徴点として検知した場合はフラグ1を、
そうでない場合はフラグ0を特徴点信号S3としてチエ
ーン符号化回路4に送出する。
【0005】2次元変化点検出回路3による特徴点の検
出と、量子化器2による量子化が1画面全体について終
了した後、チエーン符号化回路4は、量子化係数S2と
特徴点信号S3に従い、特徴点信号S3が1の点につい
ての位置情報をチエーン符号化し、これに特徴点の位置
の量子化係数を多重化した後、チエーン符号信号S4と
して出力する。チエーン符号信号S4はバツフア5によ
つて情報量が平滑化されて、構造抽出符号化装置1の出
力信号S5として出力される。
【0006】ここでチエーン符号化回路4は、図10に
示すように構成されている。すなわちチエーン符号化回
路4は、量子化係数S2を係数フレームバツフア10
に、特徴点信号S3をマスクフレームバツフア11にそ
れぞれ蓄積する。ここでX座標レジスタ12、Y座標レ
ジスタ13及び状態レジスタ14は、各フレームの先頭
で0に初期化される。また方向探索器15は、X座標レ
ジスタ12と、Y座標レジスタ13がフレームの最終座
標を指し示すまで、状態レジスタ14の内容を参照しな
がら第0〜第2の状態をとり、当該第0〜第2の状態に
応じて以下の動作を繰り返す。
【0007】すなわち方向探索器15は、第0の状態に
おいて、X座標レジスタ12とY座標レジスタ13に、
現在X座標レジスタ12とY座標レジスタ13にストア
されている座標の、ラインスキヤン順に見た次の点の座
標をストアし、これを現在処理を行う点座標とする。方
向探索器15はこの点座標のマスク値をマスクフレーム
バツフア11から入力し、マスク信号S10が0の場
合、なにも行わない。これに対してマスク信号S10が
1の場合、この点の座標を探索X座標レジスタ16及び
探索Y座標レジスタ17にストアすると共に、カウンタ
18を0に初期化した後、この点のX、Y座標を開始点
座標出力S11としてセレクタ19に送出すると共にセ
レクタ19、マルチプレクサ20及びラツチ回路21に
有効データ選択信号S12として1を出力し、次に状態
レジスタ14に1を入れる。以上の処理を終了した後、
方向探索器15はマスクフレームバツフア11内の、こ
の点の座標のマスク値を0にする。因に、カウンタ18
は3ビツトのカウンタでなり、カウント値として0〜7
を出力するようになされている。
【0008】方向探索器15は、状態レジスタ14に1
が入つていることを確認すると、第1の状態になり、こ
の第1の状態において、マスクフレームバツフア11中
の、アドレス信号S13によつて指定された座標のマス
ク値S10が0であつた場合、カウンタ18のカウント
値が7のときは状態レジスタ14に0をいれ、カウント
値が6以下のときはカウンタ18のカウント値をインク
リメントする。これに対してマスク信号S10が1であ
つた場合、有効データ選択信号S12として1を出力す
ると共に、マスクフレームバツフア11の対応する点の
マスク値を0とし、次に状態レジスタ14に2を入れ
る。
【0009】方向探索器15は、状態レジスタ14に2
が入つていることを確認すると、第2の状態になり、こ
の第2の状態において、マスクフレームバツフア11中
の、アドレス信号S13によつて指定された座標のマス
ク信号S10が0であつた場合、カウンタ18のカウン
ト値が7のときは状態レジスタ14に0を入れ、カウン
ト値が6以下のときはカウンタ18のカウント値をイン
クリメントする。これに対してマスク信号S10が1で
あつた場合、有効データ選択信号S12として1を出力
すると共に、マスクフレームバツフア11の対応する点
のマスク値を0にする。
【0010】探索X座標ROM23及び探索Y座標RO
M24は、カウンタ出力S14をアドレス信号入力とし
てX差分信号S15及びY差分信号S16をそれぞれ加
算回路25及び26に出力する。方向ROM27もま
た、カウンタ出力S14をアドレス信号入力として方向
信号S17をラツチ回路21、方向変化信号発生器28
及びセレクタ19に送出する。探索X座標ROM23、
探索Y座標ROM24、方向ROM27の内容の例を図
11に示す。ここで方向ROM27に用いられている方
向コードC0〜C7は、図12に示すようにAを中心と
して8分割された各方向を表わすものである。
【0011】アドレス発生器22は、探索X座標レジス
タ16の内容とX差分信号S15の和である探索X座標
信号S18と、探索Y座標レジスタ17の内容とY差分
信号S16の和である探索Y座標信号S19を入力とし
て、係数フレームバツフア10及びマスクフレームバツ
フア11中の(X、Y)座標の読出しアドレスを指定す
るアドレス信号S13を出力する。
【0012】ラツチ回路21は有効データ選択信号S1
2が1のときの方向信号S17を、次に有効データ選択
信号S12が1になるまで保持した後、1サンプル分デ
イレイすることにより前方向信号S20を得、これを方
向変化信号発生器28に送出する。このときの有効デー
タ選択信号S12と方向信号S17、前方向信号S20
のタイミング関係を図13に示す。なお図13では、説
明のため方向信号S17の方向コードをC0〜C38の
番号順に並べて表しているが、実際には方向コードC0
〜C7が特徴点の検出結果に応じて配列されたものとな
る。
【0013】方向変化信号発生器28は、方向信号S1
7及び前方向信号S20を入力し、、図14及び図15
に示す表に従つて方向変化信号S21を出力する。すな
わち方向変化信号発生器28は、前方向に対して現方向
が変化していない場合には方向変化コードとしてD0
を、45〔°〕変化している場合にはD1を、90〔°〕変
化している場合にはD2を、……というように方向変化
に応じた方向変化コードD0〜D5又はD6を出力す
る。実際にはこの方向変化コードD0〜D6に対して、
図12に示すように、例えばD0やD1のように発生確
率の大きい方向変化コードに対しては少ないビツト数の
符号語を割り当て、例えばD3やD6のように発生確率
の小さい方向変化コードに対してはビツト数の大きい符
号語を割り当てる所謂エントロピー符号化を施すことに
より情報量を低減するようになされている。
【0014】セレクタ19は有効データ選択信号S12
が1のとき、状態レジスタ14の値を参照し、当該状態
レジスタ14の値が0の場合には開始点座標出力S11
を、値が1の場合には方向信号S17を、値が2の場合
は方向変化信号S21を位置信号S22としてマルチプ
レクサ20に送出する。マルチプレクサ20は、有効デ
ータ選択信号S12が1のときに、係数フレームバツフ
ア10からの係数出力S23と位置信号S22とを多重
化し、これをチエーン符号信号S4として続くバツフア
5(図9)に出力するようになされている。
【0015】このようにチエーン符号化回路4は、第0
の状態でチエーン先頭の特徴点を検出すると、続く第1
の状態でチエーン先頭の特徴点の周囲の画素を探索し、
周囲に特徴点があつた場合にはこの特徴点を方向信号S
17で表わすことによりチエーン先頭の特徴点に繋ぎ、
続いて第2の状態に移つて第1の状態で検出した特徴点
の周囲の画素を探索し、周囲に特徴点があつた場合には
この特徴点を方向変化信号S21で表わすことにより第
1の状態で検出した特徴点に繋ぐ。第2の状態では、前
に検出した特徴点の周囲に再び特徴点を検出した場合に
は順次これらの特徴点を方向変化信号S21で表わすこ
とにより繋いで行く。また第1又は第2の状態におい
て、前に検出した特徴点の周囲に次の特徴点が存在しな
かつた場合には、このチエーンはここで切断し、再び第
0の状態に戻つてラインスキヤン順に次のチエーンの先
頭になる特徴点を探索する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特徴点とし
て検出される点は、実際の画像では輝度変化の激しい物
体の輪郭部であることがほとんどである。しかし、従来
のチエーン符号化方法では物体輪郭部に関する情報を用
いずに、検出された全ての特徴点を符号化していたた
め、冗長成分を多く含むことになり、この結果符号化ビ
ツト量が増大するという欠点があった。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画像信号をチエーン符号化する場合に、特徴点の座
標情報のための符号量を低減し得る画像信号符号化方法
を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力画像信号(S1)の特徴点を
検出し、特徴点の情報をチエーン符号化する画像信号符
号化方法において、検出された特徴点の座標情報に対し
てサブサンプルを行い、サブサンプル後の座標情報を連
鎖的に繋ぐことによりサブサンプル特徴点チエーンを形
成し、当該サブサンプル特徴点チエーンを符号化するよ
うにする。
【0019】
【作用】検出された特徴点の座標情報に対してサブサン
プルを行い、サブサンプル後の座標情報を連鎖的に繋ぐ
ことによりサブサンプル特徴点チエーンを形成し、当該
サブサンプル特徴点チエーンを符号化したことより、冗
長成分を符号化対象から除去することができる。このと
き特徴点はほとんどが滑らかな物体輪郭上に位置するた
め、サブサンプル時に取り除かれた特徴点は復号時に少
ない誤差で復元することができる。従つて、画質劣化を
抑制して符号量を有効に低減することができる。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】(1)第1実施例 図1において、30は全体として本発明による画像信号
符号化方法を適用した第1実施例としてチエーン符号化
回路を示し、検出された特徴点を所定ステツプでサブサ
ンプルしてチエーン符号化するようになされている。こ
れにより全ての特徴点を用いて特徴点チエーンを形成す
る場合に比して、格段に符号量を低減し得る。
【0022】実際上、チエーン符号化回路30は量子化
係数S2と特徴点信号S3を係数フレームバツフア31
とマスクフレームバツフア32にそれぞれ蓄積する。方
向探索回路33は蓄積されたフレーム画像についての最
初の処理の場合はフレーム先頭から、そうでない場合は
前チエーンの開始座標点からラインスキヤン順にマスク
フレームバツフア32の内容を走査する。そして最初に
検知した値が1である点の座標を、前座標レジスタ34
及び現座標レジスタ35にストアすると共に開始点座標
信号H1として出力する。その後、この開始点座標に対
応するマスクフレームバツフア32の内容を0にする。
【0023】方向探索回路33は開始点座標信号H1を
出力した後、マスクフレームバツフア32内の、現座標
レジスタ35の座標の、周囲8画素に対応する座標の内
容をラインスキヤン順に走査し、値が1である点が検知
されなかつた場合、このチエーンについての処理を終了
する。これに対して、値が1である点を検知した場合に
は、まず現座標レジスタ35の内容を前座標レジスタ3
5に移した後、検知した点の座標値を現座標レジスタ3
5にストアする。そのとき、ステツプレジスタ38の内
容があるステツプ値Sであつた場合、方向信号出力指示
信号H2に1を出力し、ステツプレジスタ38の内容が
あるステツプ値Sより小さかつた場合、ステツプレジス
タ38の内容をインクリメントする。
【0024】最後に、検知された点の座標に対応するマ
スクフレームバツフア32の内容を0にする。因に、ス
テツプレジスタ38の内容は各フレームの先頭で0に初
期化される。方向計算回路36は方向信号出力指示信号
H2として1を入力したとき、前座標信号H3と現座標
信号H4から、前座標から現座標への方向を計算し、当
該計算結果を方向信号H5として出力する。方向信号H
5は前座標と現座標の相対位置により決定される。図2
に、ステツプ値Sが2(画素)の場合の符号語割当例を
示す。
【0025】係数フレームバツフア31は前座標信号H
3で指定された座標に対応するフレームバツフアの内容
を係数信号H6として出力する。多重化回路37は開始
点座標信号H1を入力したときは、開始点座標信号H1
と係数信号H6を多重化し、チエーン符号信号H7とし
て出力する。また方向信号H5を入力したときは、方向
信号H5と係数信号H6を多重化し、チエーン符号信号
H7として出力する。
【0026】以上の構成において、チエーン符号化回路
30は、2次元変化点検出回路3(図9)によつて検出
された特徴点の座標情報をマスクフレームバツフア32
から検知し、隣接する特徴点の特徴点情報(すなわち座
標及び量子化係数)を連鎖的に繋ぐことで、特徴点チエ
ーンを形成する。
【0027】このときチエーン符号化回路30は、2次
元変化点検出回路3で検出された全ての特徴点から最終
的な符号化特徴点チエーンを形成するのではなく、ステ
ツプ値Sで決定される所定間隔おきにサブサンプルした
特徴点を連鎖的に繋いで特徴点チエーンを形成する。こ
の結果全ての特徴点を使つて符号化特徴点チエーンを形
成する場合に比して、格段に符号量を低減し得る。
【0028】ここで自然画像において、特徴点として検
出される物体輪郭部は、ほとんどが滑らかな曲線で構成
されており、滑らかな曲線や直線は全ての座標情報を符
号化しなくても、数個おきに取つた点をのみを符号化
し、その間の点を補間することにより、少ない誤差で再
現できる。従つてチエーン符号化回路30では、画質劣
化を抑制して符号量を有効に削減できるのである。
【0029】かくして以上の構成によれば、検出された
特徴点のうち所定間隔でサブサンプリングした特徴点か
ら符号化特徴点チエーンを形成するようにしたことによ
り、画質劣化を抑制して符号量を有効に削減できる。
【0030】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図3におい
て、40は全体として本発明による画像信号符号化方法
を適用した第2実施例としてチエーン符号化回路を示
し、検出された特徴点に対して特徴点間の距離に応じた
サブサンプル処理を施して特徴点チエーンを形成するよ
うになされている。
【0031】チエーン符号化回路40は距離計算回路4
2を有し、当該距離計算回路42によつて特徴点間の距
離を計算し、この距離が所定値以上の特徴点を選択して
符号化特徴点チエーンを形成するようになされている。
距離計算回路42は前座標信号H3と現座標信号H4よ
り、2つの座標間の距離、ここでは2つの座標を結ぶ直
線のピクセル数、を計算し、当該計算結果を距離信号J
1として方向探索回路41に出力する。
【0032】方向探索回路41は、第1実施例で上述し
たのと同様に特徴点チエーンの開始点座標を示す開始点
座標信号H1を多重化回路37に送出すると共に、方向
信号出力指示信号H2を方向計算回路36に送出する。
ここで方向探索回路41はこの方向信号出力指示信号H
2を距離信号J1に基づいて形成するようになされてい
る。
【0033】すなわち方向探索回路41は距離信号J1
が所定の距離スレツシヨルド値Pであつた場合、方向信
号出力指示信号H2に1を出力し、距離信号J1が距離
スレツシヨルド値P以外の値であつた場合、方向信号出
力指示信号H2に0を出力する。
【0034】方向計算回路36は方向信号出力指示信号
H2が1である場合にのみ、前座標信号H3と現座標信
号H4から、前座標から現座標への方向を計算し、当該
計算結果を方向信号H5として出力する。図4に、距離
スレツシヨルド値Pが2の場合の符号語割当例を示す。
【0035】多重化回路37は開始点座標信号H1を入
力したときは、開始点座標信号H1と係数信号H6を多
重化し、チエーン符号信号J2として出力する。また方
向信号H5を入力したときは、方向信号H5と係数信号
H6を多重化し、チエーン符号信号J2として出力す
る。
【0036】このようにして、チエーン符号化回路40
においては、全ての特徴点から符号化特徴点チエーンを
形成するのではなく、特徴点間の距離が所定スレツシヨ
ルド値Pより短い特徴点については復号側で容易に補間
できるものとみなし符号化対象から除くことにより、符
号量を低減することができる。
【0037】(3)第3実施例 図3との対応部分に同一符号を付して示す図5におい
て、50は全体として本発明による画像信号符号化方法
を適用した第3実施例としてチエーン符号化回路を示
し、座標修正回路51を有する。
【0038】座標修正回路51は前座標信号H3と現座
標レジスタ35の内容を参照し、現座標レジスタ35
に、前座標レジスタ34から距離P離れている点の中
で、前座標から現座標へのX座標成分の差分の絶対値と
Y座標成分の差分の絶対値の積が0、またはP×Pにな
る点のうち、最も近い点の座標をストアする。これによ
り前座標から現座標に対する方向を8方向に制限するこ
とができる。この結果余分な方向成分を符号化対象から
取り除くことができることにより、一段と符号化効率を
向上させることができる。図6に、距離スレツシヨルド
値Pが2の場合の、この実施例の方向計算回路36によ
る符号語割当例を示す。
【0039】かくしてチエーン符号化回路50によれ
ば、前サブサンプル特徴点に繋ぐ現サブサンプル特徴点
の候補点が複数存在するとき、当該候補点の中から所定
方向に位置する候補点を現サブサンプル特徴点とするよ
うにしたことにより、一段と符号量を低減し得る。
【0040】(4)第4実施例 図9との対応部分に同一符号を付して示す図7におい
て、60は全体として本発明による画像信号符号化方法
を適用した第4実施例として構造抽出符号化装置を示
し、ステツプチエーン符号化回路61及び差分計算回路
62を有する。
【0041】ステツプチエーン符号化回路61は、上述
した第3実施例のチエーン符号化回路50(図5)と同
様の構成でなり、元の特徴点座標を距離スレツシヨルド
値Pに基づいてサブサンプルした点をチエーン符号化
し、サブサンプルチエーン符号信号L1として出力す
る。
【0042】差分計算回路62は、ステツプチエーン符
号化回路61によつて符号化対象から除外された特徴点
の座標をサブサンプルチエーン符号信号L1を使つて復
元すると共に、この除外された特徴点に対応する座標を
チエーン符号信号S4を使つて復元する。そして、これ
らの座標間の誤差を所定のスレツシヨルド値Tと比較
し、当該比較結果に応じてチエーン符号信号S4を出力
するか又はサブサンプルチエーン符号信号L1を出力す
るかを切り換える。
【0043】実際上、差分計算回路62はチエーン符号
信号S4とサブサンプルチエーン符号信号L1を入力
し、両信号の対応する座標同士の最大距離、または平均
距離を求め、その値がスレツシヨルド値T以下であつた
場合、サブサンプルチエーン符号信号L1にサンプル符
号化フラグを多重化して、多重化チエーン符号信号N1
として出力する。これに対してスレツシヨルド値Tを越
えた場合、チエーン符号信号S4に通常符号化フラグを
多重化して、多重化チエーン符号信号N1として出力す
る。
【0044】このように差分計算回路62は、サブサン
プルした特徴点を用いて形成されたサブサンプルチエー
ン符号信号L1が復号時に大きな誤差が発生するものと
思われるものの場合には全ての特徴点を用いて形成した
チエーン符号信号S4を出力できると共に、サブサンプ
ルチエーン符号信号L1が復元時に僅かの誤差しか発生
しないと思われるものの場合にはサブサンプルチエーン
符号信号L1を出力できる。この結果復号時の画質劣化
を防止することができる。
【0045】多重化チエーン符号信号N1はバツフアメ
モリ5によつて情報量が平滑化され、構造抽出符号化装
置60の出力信号N2となる。
【0046】以上の構成によれば、差分計算回路62を
設け、当該差分計算回路62によつて復号誤差を考慮し
て、全ての特徴点を用いて形成した符号化特徴点チエー
ンとサブサンプルされた特徴点を用いて形成した符号化
特徴点チエーンを選択的に出力するようにしたことによ
り、復号側での画質劣化を未然に回避できる。
【0047】(5)第5実施例 図7との対応部分に同一符号を付して示す図8におい
て、70は全体として本発明による画像信号符号化方法
を適用した第5実施例として構造抽出符号化装置を示
し、パラメータレジスタ72を有する。構造抽出符号化
装置70は差分計算回路73における閾値判定結果に応
じて、ステツプチエーン符号化回路71のサブサンプリ
ングの基準となるスレツシヨルド値Pを変化させる。
【0048】これにより構造抽出符号化装置70は、復
号誤差がスレツシヨルド値T以下に収まるような最大の
間隔でサブサンプリング処理を行うことができるように
なり、符号量を可能な限り低減し得るようになされてい
る。
【0049】実際上、ステツプチエーン符号化回路71
は、上述した第3実施例のチエーン符号化回路50(図
5)と同様の構成でなり、距離スレツシヨルド値Pとし
てパラメータレジスタ72の内容を用いて元の特徴点座
標をサブサンプルすることによりサブサンプルチエーン
符号信号L1を形成する。因に、パラメータレジスタ7
2は各チエーンについての処理開始時に1に初期化され
る。
【0050】差分計算回路73は、ステツプチエーン符
号化回路71によつて符号化対象から除外された特徴点
の座標をサブサンプルチエーン符号信号L1を使つて復
元すると共に、この除外された特徴点に対応する座標を
チエーン符号信号S4を使つて復元する。そして、これ
らの座標間の誤差を所定のスレツシヨルド値Tと比較
し、当該比較結果に応じてパラメータレジスタ72の内
容を変更する。
【0051】実際上、差分計算回路73はチエーン符号
信号S4とサブサンプルチエーン符号信号L1を入力
し、両信号の対応する座標同士の最大距離、または平均
距離を求め、その値があるスレツシヨルド値T以下であ
つた場合、パラメータレジスタ72をインクリメントし
てステツプチエーン符号化を再度行う。この処理は、ス
テツプチエーン符号化回路71における距離スレツシヨ
ルド値Pをより大きくしても画質劣化を許容できる範囲
にとどめることができるため順次距離スレツシヨルド値
Pを大きくして符号量を低減することを意味する。
【0052】これに対して、両信号の対応する座標同士
の最大距離、または平均距離がスレツシヨルド値Tを越
えた場合で、パラメータレジスタ72の値が1であつた
場合にはチエーン符号信号S4に通常符号化フラグを多
重化して、多重化チエーン符号信号M1として出力す
る。また両信号の対応する座標同士の最大距離、または
平均距離スレツシヨルド値Tを越えた場合で、パラメー
タレジスタ72の値が2以上であつた場合にはパラメー
タレジスタ72をデクリメントし、ステツプチエーン符
号化を再度行い、入力したサブサンプルチエーン符号信
号L1にサンプル符号化フラグとそのときのパラメータ
レジスタ72の内容を多重化して、多重化チエーン符号
信号M1として出力する。
【0053】多重化チエーン符号信号M1はバツフアメ
モリ5によつて情報量が平滑化され、構造抽出符号化装
置70の出力信号M2となる。
【0054】かくして構造抽出符号化装置70によれ
ば、復号誤差が所定の範囲内に収まるような最大の間隔
でサブサンプルされた特徴点を用いて符号化特徴点チエ
ーンを形成し得ることにより、画質劣化を抑制して符号
量を一段と低減し得る。
【0055】(6)他の実施例 なお上述の第3実施例においては、前サブサンプル点か
らP画素分だけ離れた現サブサンプル候補点が複数存在
する場合、前サブサンプル点と現サブサンプル候補点の
X座標成分の差分の絶対値とY座標成分の差分の絶対値
の積が、0又はPの自乗になる現サブサンプル候補点を
現サブサンプル点とすることにより、前サブサンプル点
から現サブサンプル点に対応する方向を制限する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、複数の現サブ
サンプル候補点のうち、前サブサンプル点、現サブサン
プル候補点及び次サブサンプル候補点を結んだ2つの線
分の角度が最も大きくなる現サブサンプル候補点を現サ
ブサンプル点とするようにした場合でも方向を制限する
ことができる。
【0056】また上述の実施例においては、方向を8方
向に制限する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、10方向や12方向を設定することにより、一段
と座標情報を細かい単位で符号化するようにしても良
い。
【0057】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、入力画像
信号の特徴点を検出し、当該特徴点の情報をチエーン符
号化する画像信号符号化方法において、検出された特徴
点の座標情報に対してサブサンプルを行い、サブサンプ
ル後の座標情報を連鎖的に繋ぐことによりサブサンプル
特徴点チエーンを形成し、当該サブサンプル特徴点チエ
ーンを符号化することにより、画質劣化を抑制して特徴
点の位置座標の符号化に要するビツト量を減少させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号符号化方法を適用した第
1実施例によるチエーン符号化回路の構成を示すブロツ
ク図である。
【図2】図1のチエーン符号化回路による方向信号の符
号語割当例を示す略線図である。
【図3】本発明による画像信号符号化方法を適用した第
2実施例によるチエーン符号化回路の構成を示すブロツ
ク図である。
【図4】図3のチエーン符号化回路による方向信号の符
号語割当例を示す略線図である。
【図5】本発明による画像信号符号化方法を適用した第
3実施例によるチエーン符号化回路の構成を示すブロツ
ク図である。
【図6】図5のチエーン符号化回路による方向信号の符
号語割当例を示す略線図である。
【図7】本発明による画像信号符号化方法を適用した第
4実施例による構造抽出符号化装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図8】本発明による画像信号符号化方法を適用した第
5実施例による構造抽出符号化装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図9】従来の構造抽出符号化装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図10】従来のチエーン符号化回路の構成を示すブロ
ツク図である。
【図11】探索X座標ROM、探索Y座標ROM及び方
向ROMの内容を示す図表である。
【図12】方向コードの割当て例を示す図表である。
【図13】有効データ選択信号と方向信号、前方向信号
のタイミングを示すタイミングチヤートである。
【図14】方向変化信号の説明に供する図表である。
【図15】方向変化信号の説明に供する図表である。
【図16】方向変化信号に対する符号語割当て例を示す
図表である。
【符号の説明】
1、60、70……構造抽出符号化装置、2……量子化
器、3……2次元変化点検出回路、4、30、40、5
0……チエーン符号化回路、S1……入力画像信号、S
2……量子化係数、S3……特徴点信号、S4……チエ
ーン符号信号、H1……開始点座標信号、H2……方向
信号出力指示信号、H3……前座標信号、H4……現座
標信号、H5……方向信号、H6……係数信号、H7、
J2、L1……サブサンプルチエーン符号信号、S……
ステツプ値、J1……距離信号、P……距離スレツシヨ
ルド値、T……スレツシヨルド値、N1、M1……多重
化チエーン符号信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号の特徴点を検出し、当該特徴
    点の情報をチエーン符号化する画像信号符号化方法にお
    いて、 上記検出された特徴点の座標情報に対してサブサンプル
    を行い、サブサンプル後の座標情報を連鎖的に繋ぐこと
    によりサブサンプル特徴点チエーンを形成し、当該サブ
    サンプル特徴点チエーンを符号化することを特徴とする
    画像信号符号化方法。
  2. 【請求項2】検出された全ての特徴点の座標情報を用い
    て一旦特徴点チエーンを形成し、 形成された特徴点チエーン各々について、所定ステツプ
    ごとに座標情報をサブサンプルすることにより上記サブ
    サンプル特徴点チエーンを形成することを特徴とする請
    求項1に記載の画像信号符号化方法。
  3. 【請求項3】検出された全ての特徴点の座標情報を用い
    て一旦特徴点チエーンを形成し、 形成された特徴点チエーン各々について、チエーン開始
    点を最初のサブサンプル座標点とし、前サブサンプル点
    から所定画素数分離れた点を現サブサンプル点とするよ
    うにしてチエーンの終端点まで順にサブサンプリングを
    行うことにより上記サブサンプル特徴点チエーンを形成
    することを特徴とする請求項1に記載の画像信号符号化
    方法。
  4. 【請求項4】前サブサンプル点からP画素分だけ離れた
    現サブサンプル候補点が複数存在する場合、前サブサン
    プル点と現サブサンプル候補点のX座標成分の差分の絶
    対値とY座標成分の差分の絶対値の積が、0又はPの自
    乗になる現サブサンプル候補点を現サブサンプル点とす
    ることを特徴とする請求項3に記載の画像信号符号化方
    法。
  5. 【請求項5】前サブサンプル点から所定画素数分離れた
    現サブサンプル候補点が複数存在する場合、当該複数の
    現サブサンプル候補点のうち、前サブサンプル点、現サ
    ブサンプル候補点及び次サブサンプル候補点を結んだ2
    つの線分の角度が最も大きくなる現サブサンプル候補点
    を現サブサンプル点とすることを特徴とする請求項3に
    記載の画像信号符号化方法。
  6. 【請求項6】上記検出された全ての特徴点の座標情報を
    用いて形成した特徴点チエーンと、上記サブサンプル特
    徴点チエーンについて、 対応するチエーンごとに、サブサンプルした座標情報に
    基づいて復元した復元座標情報と元の特徴点座標情報と
    の誤差の指標値を求め、 当該指標値が所定のスレツシヨルド値以下のチエーンに
    ついては、上記サブサンプル特徴点チエーンに、当該特
    徴点チエーンがサブサンプル特徴点チエーンであること
    を表わすフラグを多重化して符号化すると共に、 当該指標値が所定のスレツシヨルド値を越えるチエーン
    については、上記全ての特徴点情報を用いて形成した特
    徴点チエーンに、当該特徴点チエーンが全ての特徴点情
    報を用いて形成した特徴点チエーンであることを表わす
    フラグを多重化して符号化することを特徴とする請求項
    2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の画像信号
    符号化方法。
  7. 【請求項7】上記検出された全ての特徴点の座標情報を
    用いて形成した特徴点チエーンと、上記サブサンプル特
    徴点チエーンについて、 対応するチエーンごとに、サブサンプルした座標情報に
    基づいて復元した復元座標情報と元の特徴点座標情報と
    の誤差の指標値を求め、 当該指標値が所定のスレツシヨルド値以下である最大の
    サンプリングステツプで座標情報をサブサンプルするこ
    とを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4又は請求
    項5に記載の画像信号符号化方法。
  8. 【請求項8】上記指標値として、チエーン内での対応す
    る座標点の最大距離を用いることを特徴とする請求項6
    又は請求項7に記載の画像信号符号化方法。
  9. 【請求項9】上記指標値として、チエーン内での対応す
    る座標点の平均距離を用いることを特徴とする請求項6
    又は請求項7に記載の画像信号符号化方法。
  10. 【請求項10】上記指標値として、チエーン内での対応
    する座標点の最大距離と平均距離とを用いることを特徴
    とする請求項6又は請求項7に記載の画像信号符号化方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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