JPH08185395A - 感性入力によるファイル選択装置 - Google Patents

感性入力によるファイル選択装置

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JPH08185395A
JPH08185395A JP6329003A JP32900394A JPH08185395A JP H08185395 A JPH08185395 A JP H08185395A JP 6329003 A JP6329003 A JP 6329003A JP 32900394 A JP32900394 A JP 32900394A JP H08185395 A JPH08185395 A JP H08185395A
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adjectives
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感性入力において入力されなかった形容詞に
対して、使用者の意向を反映した値が自動設定される感
性入力によるファイル選択装置を提供する。 【構成】 形容詞入力手段11によって、形容詞の値が
入力される。未入力の形容詞がある場合、統計量計算手
段13は、データベース14内の文書ファイルに付加さ
れている未入力の形容詞データの統計量を算出する。補
充手段は算出された統計量を未入力の形容詞の値として
補充する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、感性入力によるファイル選択装
置に関し、ワードプロセッサなどの文書作成用機器で利
用される感性入力によるファイル選択装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来文書抽出の際には、既存の文書を全て
提示し、その中からユーザが選択していた。また文書の
提示の順番はその文書作成時期の順番であった。
【0003】従来技術として上げられるものとしては特
願平3-265097で提案されているような文字処理装置の年
賀状作成が挙げられる。これで対象となるのは、図面9
ページ図11に示されているような感性イメージ選択画
面である。ここでは「手書き感覚」「繊細な」「POP
感覚」「力強い」によって規定される「力強い手書き感
覚」「繊細な手書き感覚」「力強いPOP感覚」「繊細
なPOP感覚」「標準」の5つの感性評価から適当なイ
メージファイル群が割り当てられ、そのイメージファイ
ル群の中から、ファイルを選ぶことで、自分の感性入力
に適する年賀状を作成できるというものであった。
【0004】しかし上記発明では、以下の問題がある。
【0005】1)抽出できる対象がファイル群レベルで
あり、ファイル群の中のファイルには優先順位が付けら
れず、ファイルとして抽出することが出来ない。
【0006】2)感性入力は5種類に限定されており、
同じ感性入力であってもその感性度合までは考慮されて
おらず、きめこまかい処理が出来ない。
【0007】これを解決するために、特願平6-223298に
おいて次に示す方式で解決した。
【0008】1)感性入力を複数の形容詞に対しスクロ
ールバーで行なう。
【0009】2)ファイルに形容詞入力と同じ形式の形
容詞の値を付加し、入力形容詞との二乗誤差が少ない順
にファイルに優先順位をつける。
【0010】特願平6-223298に記載してあるが、スクロ
ールバーによる形容詞の入力方法について説明する。図
17にスクロールバーによる入力画面を示す。それぞれ
301が「明るい−くらい」、302が「かたい−くだ
けた」、303が「元気な−大人しい」を調整するスク
ロールバーである。
【0011】つまり「明るい−暗い」の形容詞対では、
「明るさ」という評価に対して「明るい」の方にスクロ
ールバーを近付ける程値が高く「暗い」の方に近付くほ
ど値が小さくなる。「明るい」と「暗い」の調度中間の
点で値を0とする。0の点から「暗い」に近付けると、
負の値を取ることになる。ここでは、スクロールバーを
最も「明るい」に近付けた時の値を+1、最も「暗い」
に近付けた時の値を−1とする。
【0012】このスクロールバーを左右に動かして調節
することで「明るさ」を示す値が設定される。他の形容
詞対についても、同様にスクロールバーを動かして調節
する。
【0013】スクロールバーで各形容詞の数値を入力
後、304の実行ボタンを押すと、その値が入力値とし
て決定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】スクロールバーで形容
詞入力の際、「無評価」か「中間値の入力」かという問
題が生じる。入力の際、全ての形容詞について入力する
のが非常に面倒で労力を要するため、しばしば、一部の
形容詞についてのみ入力を行ない、他の形容詞について
は入力を行なわないという事態が生じることが考えられ
る。例えば、「明るい」文書が欲しい場合、同じ「明る
い」でも「明るくかたい」感じの文書、「明るくくだけ
た」文書などが存在するが、ユーザとしては大切なのは
「明るい」という形容詞であって、「かたい」か「くだ
けた」かは問題でない。つまり「かたい−くだけた」と
いう評価については「無評価」の状態なのである。この
時「明るい−暗い」の形容詞の所だけ入力を行なって、
「かたい−くだけた」の入力は手をつけない。
【0015】この時スクロールバーを操作しないと、ス
クロールバーが中央に配置されたままで、その形容詞に
ついては、中間の値が入力されてしまう。これではユー
ザとしては「明るい」文書を求めているに関わらず、
「明るいが、かたくもくだけてもいない」文書が抽出さ
れることになる。「明るい−暗い」と、「かたい−くだ
けた」など他の形容詞との間に相関があるため、「明る
い」という入力をしても他の形容詞に中間の値が入力さ
れていると、他の形容詞の値に引っ張られるため、抽出
される文書に対し、ユーザが「明るい」と感じないとい
うことが生じ得る。
【0016】これは入力値を渡される処理系が、全ての
形容詞について入力値が存在するものとして、処理を行
なうために生じる問題であるため、処理系に与えるデー
タとしては、入力が行なわれていない形容詞に対しても
何らかの値を補充してやる必要がある。
【0017】値が入力されない場合に値を補充する方法
としては通常はデフォルト値を設定しておいて、その値
を補充するという方法が一般的に取られるが、デフォル
ト値は一定で、柔軟性に欠ける。
【0018】この時、スクロールバーが「かたい−くだ
けた」の中央にある状態を、ユーザが、「かたくもくだ
けてもいない」つまり中間の「かたさ」の文書が欲しい
として入力しているのか、「無評価」つまり「かたさに
関してはどうでもいい」として入力しているのか、を明
確にする手段が必要になってくる。
【0019】また、「無評価」の入力が可能になった
時、複数の形容詞に対する数値を入力した後で、一部の
形容詞を無評価にしたい、という場面が予想される。形
容詞入力は非常に曖昧であるため、明確なデータという
ものを規定できず、データを消してしまうとデータ復帰
が困難であるため、データを保存したままで、形容詞入
力のデータを無評価にする手段が必要になってくる。
【0020】本発明は、感性入力において入力されなか
った形容詞に対して、使用者の意向を反映した値が自動
設定される感性入力によるファイル選択装置を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、複数の形容詞についての入力値とデータベース
内の文書ファイルに付加されている形容詞値とのマッチ
ングを取ることで、前記入力値に対して最適な文書ファ
イルを選択する感性入力によるファイル選択装置であっ
て、複数の形容詞についての入力をスクロールバーで行
なう入力手段と、前記入力手段で入力された情報を一時
的に保持する形容詞入力一時記憶手段と、入力手段で入
力した形容詞の中の特定の形容詞の入力を無効にする情
報を与える形容詞取り消し情報入力手段と、前記取り消
し情報入力手段によって与えられる情報を保持する取り
消し情報記憶手段と、前記取り消し情報記憶手段と形容
詞入力一時記憶手段によって保持されたデータから特定
の形容詞の入力値を削除したデータを抽出する制御手段
を備える請求項1の感性入力によるファイル選択装置に
よって達成される。
【0022】本発明によれば、前述の目的は、前記デー
タベース内の文書ファイルに付加されている未入力の形
容詞データの統計量を算出する計算手段と、前記算出さ
れた統計量を前記未入力の形容詞の値として補充する補
充手段とを備えた請求項2の感性入力によるファイル選
択装置によって達成される。
【0023】本発明によれば、前述の目的は、形容詞入
力の履歴を記憶する記憶手段と、前記履歴から未入力の
形容詞データの統計量を計算する計算手段と、前記算出
された統計量を前記未入力の形容詞の値として補充する
補充手段とを備えた請求項3の感性入力によるファイル
選択装置によって達成される。
【0024】本発明によれば、前述の目的は、形容詞間
の相関データを記録したデータベースと、入力された形
容詞の値と前記相関データから未入力の形容詞の値を導
出する計算手段とを備えた請求項4の感性入力によるフ
ァイル選択装置によって達成される。
【0025】本発明によれば、前述の目的は、形容詞入
力の履歴を記憶する記憶手段と、未入力の形容詞の前記
履歴とデータベースのファイルに付加された形容詞情報
に基づいて未入力の形容詞データの統計量を計算する計
算手段と、前記算出された統計量を未入力の形容詞の値
としてを補充する補充手段とを備えた請求項5の感性入
力によるファイル選択装置によって達成される。
【0026】
【作用】請求項1の感性入力によるファイル選択装置に
よれば、形容詞入力手段によって形容詞入力を行ない、
その入力値がまず形容詞入力一時記憶手段によって保持
される。また別に形容詞入力取り消し手段によって、特
定の形容詞に対する取り消し情報を入力することが出来
る。この取り消し情報は取り消し情報記憶手段で保持さ
れる。制御手段が取り消し情報を用いて、取り消しの対
象になった形容詞の情報を削除する。その上で、入力値
は処理系に渡される。
【0027】これによってユーザに形容詞の値が入力さ
れた状態にあるか、無評価の状態にあるかの判断を分か
りやすくさせることが出来、入力の際、入力が面倒な形
容詞に関して、無評価状態にしておくことで入力の手間
を省くことが出来る。
【0028】請求項2の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値に未入力があった場合、補充手段は
補充対象形容詞を統計量計算手段に教える。統計量計算
手段は補充対象形容詞に対して、データベースから統計
量を計算し、その結果を補充手段に返す。統計量とはデ
ータベース内のファイルに付加された補充対象形容詞の
平均値や、最大頻度の数値である。こうして未入力の形
容詞が補充された入力値が処理系に渡される。
【0029】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
その形容詞の平均的なデータを与えることが出来る。フ
ァイル群の中の補充対象形容詞のデータを利用すること
で、そのファイル群における、補充対象形容詞の数値の
傾向を反映させることが出来る。
【0030】請求項3の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値は履歴記憶手段に渡され、入力履歴
として記憶される。入力値に未入力があった場合、補充
手段は補充対象形容詞を履歴計算手段に教える。履歴計
算手段は補充対象形容詞に対して、入力履歴から補充値
を計算し、その結果を補充手段に返す。補充値は入力履
歴に記録された、それまでの補充対象形容詞の入力値の
平均値や、最大頻度の数値である。こうして未入力の形
容詞値を補充された入力値が処理系に渡される。
【0031】これにより、補充対象形容詞に対する過去
のユーザの入力を利用することで、そのユーザの嗜好の
傾向を反映させることが出来る。
【0032】請求項4の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値に未入力があった場合、補充手段は
形容詞入力手段から渡された入力値を形容詞推測計算手
段に与える。形容詞推測計算手段は与えられた入力値の
中で補充対象形容詞と補充対象外形容詞に分類し、補充
対象外形容詞とデータベースに蓄えられた相関データか
ら、補充対象形容詞の値を順次計算する。そして計算結
果を補充手段に返す。補充手段では形容詞推測計算手段
から与えられた計算結果を入力値に補充する。こうして
未入力の形容詞値を補充された入力値が処理系に渡され
る。
【0033】これにより、入力時点の補充対象外形容詞
から補充対象形容詞の数値を推測することで、入力時点
のユーザの意向を反映させることが出来る。
【0034】請求項5の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値は履歴記憶手段に渡され、入力履歴
として記憶される。入力値に未入力があった場合、補充
手段は補充対象形容詞を計算手段に教える。計算手段は
補充対象形容詞に対して、入力履歴とデータベースから
データを読み込み、補充値を計算し、その結果を補充手
段に返す。補充値は入力履歴やデータベースのファイル
に記録された、補充対象形容詞の入力値の平均値や、最
大頻度の数値である。こうして未入力の形容詞値を補充
された入力値が処理系に渡される。
【0035】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
それまでその形容詞に対してユーザが行なった入力と、
抽出対象のファイルにおける形容詞の傾向を反映させる
ことが出来る。
【0036】
【実施例】以下、請求項1の感性入力によるファイル選
択装置の実施例を図に基づいて説明する。
【0037】以下、ユーザが数値を入力していない形容
詞について補充対象形容詞、数値を入力している形容詞
について補充対象外形容詞と呼ぶ。
【0038】形容詞入力の場面に、各形容詞に数値が入
力されているのか、無評価状態なのか分かるような表示
を行なった上で、各形容詞について自由に無評価状態に
出来るボタンを与える。
【0039】補充対象形容詞に対して、補充対象外形容
詞の入力値、過去の入力履歴などからその形容詞の数値
を推測して、補充する。
【0040】図1は本実施例の概念図を示す。図1にお
いて形容詞入力手段1によって形容詞入力を行ない、そ
の入力値がまず形容詞入力一時記憶手段2によって保持
される。また別に形容詞入力取り消し手段5によって、
特定の形容詞に対する取り消し情報を入力することが出
来る。この取り消し情報は取り消し情報記憶手段7で保
持される。手段2によって保持された情報と手段7によ
って保持された情報は入力状態提示手段3から読み込ま
れ、手段3によって提示される。手段2に保持された入
力値に対して、制御手段4が手段7に保持された取り消
し情報を用いて、取り消しの対象になった形容詞の情報
を削除する。その上で、入力値は処理系6に渡される。
【0041】これによってユーザに形容詞の値が入力さ
れた状態にあるか、無評価の状態にあるかの判断を分か
りやすくさせることが出来、入力の際、入力が面倒な形
容詞に関して、無評価状態にしておくことで入力の手間
を省くことが出来る。
【0042】この入力値を示す情報は入力状態提示手段
3に渡され手段3によって提示される。
【0043】次に、図11は感性入力によるファイル選
択装置の構成図を示す。図において203はこのシステ
ムを稼働させるための制御を行なう制御部である。20
1は入力部であり、液晶タッチパネルを例に挙げた。
【0044】202は表示部である表示ディスプレイで
ある。204は入力データ用バッファであり、液晶タッ
チパネルにより入力されたデータはここに保持される。
205は未入力データを推測するデータが保持されてい
るデータが格納されているメモリである。206は入力
に対して抽出対象となっているファイルを格納している
メモリである。207は制御部が各種制御を行なう際の
プログラムが格納されているメモリである。
【0045】次に、図12は本実施例の構成図を示す。
図11と同一の構成要素には、同一の参照番号を付し、
説明を省略する。入力制御部212は、スクロールバー
の動きを検出する。形容詞データ入力制御部213は、
入力制御部212で検出された入力情報を受ける。
【0046】使用者が図18に示すような形容詞入力を
行なう場合を例に挙げる。
【0047】本実施例の動作を図6のフローチャートに
沿って説明する。
【0048】図12の液晶タッチパネル201によって
形容詞入力が行なわれる。
【0049】図18に示すように多くの形容詞対「かた
い−くだけた」「明るい−暗い」「元気な−大人しい」
がある。便宜上3つの形容詞対にしてあるが、形容詞対
はこの3つに限らない。ユーザは形容詞対に対して対に
なっている表現を両極に、値をスクロールバー311を
用いて設定することができる。この時タッチパネル上で
スクロールバーの位置に触れて、触れたままで左右に動
かすことでスクロールバーを動かすことが出来る。この
左右の動きをタッチパネルを通して入力制御部212が
検知し、形容詞データ入力制御部213に検知した入力
情報を渡す。
【0050】初期状態はスクロールバー311は中央に
来ている。このスクロールバーを左右に動かして調節す
ることで入力制御装置212にその値が設定される。
【0051】つまり「明るい−暗い」の形容詞対では、
「明るさ」という評価に対して「明るい」の方にスクロ
ールバーを近付ける程値が高く「暗い」の方に近付くほ
ど値が小さくなる。「明るい」と「暗い」の中間で値を
0とする。0の点から「暗い」に近付けると、負の値を
取ることになる。ここでは、スクロールバーを最も「明
るい」に近付けた時の値を+1、最も「暗い」に近付け
た時の値を−1とする。
【0052】他の形容詞についても同様に値が設定でき
る。
【0053】このようにして画面上で各形容詞値に関し
て数値を入力することが出来る(ステップS100
1)。
【0054】入力されたデータは入力制御部212、形
容詞データ入力制御部213によって一時入力データ用
バッファ215に保持される(ステップS1002)。
【0055】なお、このような入力の状態は表示制御部
219が一時入力データ用バッファ215の保持データ
を読み込んで随時表示ディスプレイ202上に表示して
いる(ステップS1003)。
【0056】ユーザは入力したくない形容詞については
その形容詞評価の横にある無評価ボタン312、314
を押す(ステップS1004)。
【0057】無評価ボタンを押すとその形容詞について
は入力が取り消されることになる。例えば図18で「元
気な−大人しい」という形容詞に対して無評価にしたい
場合は、314を押す。入力制御部212はこれを検知
し、このデータを取り消しデータ制御部214に渡す。
取消データ制御部214は「元気な−大人しい」という
形容詞に関しての取り消し情報を入力取消データ用バッ
ファ216に蓄える(ステップS1005)。
【0058】この時、画面上ではスクロールバー313
の色が消えて、無評価状態にあることをユーザに視覚的
に分からせる。これは表示制御部219が入力取消デー
タ用バッファ216の取り消しデータを検知して表示デ
ィスプレイに無評価の表示をさせるためである(ステッ
プS1006)。
【0059】ここで実行ボタン315を押すと、入力制
御部がそれを検知しフィルタリング部217を起動させ
る。フィルタリング部217は一時入力データ用バッフ
ァ215に保持された入力データを入力取消データ用バ
ッファ216に保持されているデータを用いてフィルタ
リング処理を行ない、フィルタリングした入力値を入力
データ用バッファ204に渡す。例えば 明るさ 0.4 かたさ 0.5 元気さ −0.2 という入力値が保持されていて、取消データ制御部21
4によって「元気さ」を取り消すという情報がフィルタ
に与えられていた時は、入力値がフィルタリングされ、 明るさ 0.4 かたさ 0.5 という形で処理系に渡される(ステップS1007)。
【0060】以下、請求項2の感性入力によるファイル
選択装置の実施例を図に基づいて説明する。
【0061】図2は本実施例の概念図を示す。図2にお
いて形容詞入力手段11によって形容詞入力を行ない、
その入力値がまず補充手段12に渡され、未入力がない
かどうかの確認が行なわれる。未入力がなかった場合、
つまりすべての形容詞に対して入力値があれば入力値は
処理系15に渡される。入力値に未入力があった場合、
補充手段は補充対象形容詞を統計量計算手段13に教え
る。統計量計算手段13は補充対象形容詞に対して、デ
ータベース14から統計量を計算し、その結果を補充手
段に返す。統計量とはデータベース内のファイルに付加
された補充対象形容詞の平均値や、最大頻度の数値であ
る。こうして未入力の形容詞が補充された入力値が処理
系15に渡される。
【0062】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
その形容詞の平均的なデータを与えることが出来る。
【0063】次に、図13は本実施例の構成図を示す。
図11と同一の構成要素には、同一の参照番号を付し
て、説明を省略する。
【0064】本実施例の動作を図7のフローチャートに
沿って説明する。
【0065】現時点での形容詞対に対する入力値が補充
手段に渡される。補充手段はこの場合制御部203であ
り、渡されたデータは入力データ用バッファ204に蓄
えられる。このデータは 明るさ 0.4 かたさ 0.5 元気さ −0.2 のように、その形容詞対の名前と数値がペアとなった形
で保持される。ここで言う形容詞対の名前とは形容詞対
でプラスの評価を与える方の形容詞を名前にしている。
例えば「明るい−暗い」の場合は「明るい」に近いほど
+1に近く、「暗い」に近いほど−1に近いため、「明
るい−暗い」に−1という値が設定されても、「暗さ
1.0」とはせずに、「明るさ−1.0」とする。な
お、無評価の形容詞対がある時は、その形容詞対につい
ては数値も形容詞対名も渡さない。従って「元気さ」が
無評価であった時は、 明るさ 0.4 かたさ 0.5 のように、「明るさ」と「かたさ」のデータのみが渡さ
れる(ステップS1101)。
【0066】制御部203は入力データ用バッファ20
4に蓄えられたデータから未入力の形容詞対を検出す
る。未入力の形容詞対がなかったら、入力データ用バッ
ファ204の中のデータはそのままにして、次の処理を
行なう(ステップS1102、ステップS1103)。
【0067】未入力のデータがあった場合場合には制御
部203はプログラムメモリ207から統計量計算のプ
ログラムを読み込み、文書ファイルデータメモリ206
から、補充対象形容詞対の数値を読み込んで、統計量を
計算する。ここで言う統計量とは平均値を指す。例えば 明るさ 0.4 かたさ 0.5 のように、「明るさ」と「かたさ」のデータのみが渡せ
たとき、データベース内のファイルfile1、fil
e2、file3に対して、
【0068】
【表1】
【0069】となっていたとすると、補充対象形容詞対
の元気さを読み込んで、((−0.5)+(−0.6)
+(0.8))/3=(−0.1)の値が補充対象形容
詞対の数値として導出される。計算手段はこの数値を補
充対象形容詞対の名前とペアにして、入力値に補充し、
入力データ用バッファ204に蓄えられた入力データを
書き変える。
【0070】なお、ここでは平均値を与えるとしていた
が、最大頻度値を与えても構わない(ステップS110
4、ステップS1105)。
【0071】この時入力データ用バッファ204に蓄え
るデータは、 明るさ 0.4 かたさ 0.5 元気さ −0.1 の形になる(ステップS1106)。
【0072】以下、請求項3の感性入力によるファイル
選択装置の実施例を図に基づいて説明する。
【0073】図3は本実施例の概念図を示す。図3にお
いて形容詞入力手段21によって形容詞入力を行ない、
その入力値がまず補充手段22に渡され、未入力がない
かどうかの確認が行なわれる。この時同時に入力値は履
歴記憶手段25に渡され、入力履歴として26に記憶さ
れる。未入力がなかった場合、つまりすべての形容詞に
対して入力値があれば入力値は処理系24に渡される。
入力値に未入力があった場合、補充手段は補充対象形容
詞を履歴計算手段23に教える。履歴計算手段23は補
充対象形容詞に対して、入力履歴26から補充値を計算
し、その結果を補充手段に返す。補充値は入力履歴に記
録された、それまでの補充対象形容詞の入力値の平均値
や、最大頻度の数値である。こうして未入力の形容詞値
を補充された入力値が処理系24に渡される。
【0074】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
それまでその形容詞に対してユーザが行なった入力を反
映させることが出来る。
【0075】図14は本実施例の構成図を示す。図11
と同一の構成要素には、同一の参照番号を付して、説明
を省略する。入力履歴データ用メモリは、形容詞入力の
履歴を記憶する。
【0076】本実施例の動作を図8のフローチャートに
従って説明する。形容詞入力が行われる(ステップS1
201)。
【0077】現時点での形容詞対に対する入力値が補充
手段に渡される。補充手段はこの場合制御部203であ
り、渡された入力値は入力データ用バッファ204に蓄
えられる。
【0078】入力値は、制御部203に与えられると同
時に、入力履歴として入力履歴データメモリ236に記
憶される。この時入力履歴には、
【0079】
【表2】
【0080】という形で入力の行なわれた日時と、入力
形容詞とその数値が記憶される(ステップS120
2)。
【0081】制御部203は与えられたデータから未入
力の形容詞対を検出する。
【0082】そして、未入力の形容詞対がなかったら、
入力データ用バッファ204の内容をそのままにして次
の処理を行なう(ステップS1203、ステップS12
04)。
【0083】制御部203はプログラムメモリ207か
ら平均値計算処理用のプログラムを読み込んで、そのプ
ログラムに従って、入力履歴データメモリ236に保持
された入力履歴データから、補充対象形容詞対の数値を
読み込んで、平均値を計算する。例えば 明るさ 0.4 かたさ 0.5 のように、「明るさ」と「かたさ」のデータのみが渡さ
れた時、入力履歴が
【0084】
【表3】
【0085】となっていたとすると、補充対象形容詞対
の元気さを読み込んで、((−0.8)+(0.6))
/2=(−0.1)の値が補充対象形容詞対の数値とし
て導出される。計算手段はこの数値を補充対象形容詞対
の名前とペアにして、補充手段に渡す(ステップS12
05)。
【0086】計算結果を入力データに補充した上で、入
力データ用バッファ204に格納し直す(ステップS1
206)。
【0087】入力データ用バッファ204に格納されて
いるデータは 明るさ 0.4 かたさ 0.5 元気さ −0.1 の形になる(ステップS1207)。
【0088】以下、請求項4の感性入力によるファイル
選択装置の実施例を図に基づいて説明する。
【0089】図4は本実施例の概念図を示す。図4にお
いて形容詞入力手段31によって形容詞入力を行ない、
その入力値がまず補充手段32に渡され、未入力がない
かどうかの確認が行なわれる。未入力がなかった場合、
つまりすべての形容詞に対して入力値があれば入力値は
処理系35に渡される。入力値に未入力があった場合、
補充手段32は形容詞入力手段31から渡された入力値
を形容詞推測計算手段33に与える。形容詞推測計算手
段33は与えられた入力値の中で補充対象形容詞と補充
対象外形容詞に分類し、補充対象外形容詞とデータベー
ス34に蓄えられた相関データから、補充対象形容詞の
値を順次計算する。そして計算結果を補充手段32に返
す。補充手段32では形容詞推測計算手段33から与え
られた計算結果を入力値に補充する。こうして未入力の
形容詞値を補充された入力値が処理系35に渡される。
【0090】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
他の入力値を反映させることが出来る。
【0091】次に、図15は本実施例の構成図を示す。
図11と同一の構成要素には、同一の参照番号を付し
て、説明を省略する。相関データ用メモリ245は、形
容詞データの相関情報を記憶する。
【0092】本実施例の動作を図9のフローチャートに
従って説明する。形容詞入力が行われる。(ステップS
1301)。
【0093】制御部203は液晶タッチパネル201か
ら与えられたデータをまず入力データ用バッファ204
に格納し、未入力の形容詞対を検出する。未入力の形容
詞対がなかったら、次の処理に移る(ステップS130
2、ステップS1303)。
【0094】制御部203はプログラムメモリ207か
ら相関を計算するプログラムを読み込んで、プログラム
に従って、入力データ用バッファ204に蓄えられた入
力データと、相関データ用メモリ内のデータから、補充
対象形容詞対の数値を導出する。この導出方法を以下に
示す。
【0095】入力データが本来「明るさ」「かたさ」
「元気さ」の3種類必要なのが、「明るさ」しか与えら
れていなかったとする。その時 明るさ 0.4 という形で入力データが渡される。更に、「明るさ」
「かたさ」「元気さ」の間の相関が、
【0096】
【表4】
【0097】であったとする。
【0098】ここで「明るさ」と「かたさ」の間の相関
が0.2で、「明るさ」の値が0.4なので、「かた
さ」の値が0.4×0.2=0.08と導出される。
【0099】同様に、「明るさ」と「元気さ」の間の相
関は0.7で、「明るさ」の値が0.4なので、「元気
さ」の値は0.4×0.7=0.28と導出される。従
って、 明るさ 0.4 かたさ 0.08 元気さ 0.28 という形で補充対象形容詞の数値が求められる。
【0100】入力データに補充対象外形容詞が複数あっ
た場合は、各補充対象外形容詞からそれぞれ補充対象形
容詞の数値を導出して、その平均を取る。例を挙げる
と、本来「明るさ」「かたさ」「元気さ」の3種類必要
なのが、「明るさ」「かたさ」しか与えられていなかっ
たとする。その時入力データが 明るさ 0.4 かたさ −0.8 という形で入力データが渡される。更に、明るさ」「か
たさ」「元気さ」の間の相関が、
【0101】
【表5】
【0102】であったとする。すると、まず「明るさ」
のデータから、「元気さ」の値は、(「明るさ」の値)
×(「明るさ」と「元気さ」の間の相関)から、0.4
×0.7=0.28が導出される。今度は「かたさ」の
データから「元気さ」の値は(「かたさ」の値)×
(「かたさ」と「元気さ」の間の相関)から、(−0.
8)×(−0.4)=0.32が導出される。従って、
「元気さ」の値は(0.28+0.32)/2=0.3
という値が導出される。従って、 明るさ 0.4 かたさ −0.8 元気さ 0.3 という形で補充対象形容詞の数値が求められる(ステッ
プS1304)。
【0103】制御部203はこの結果を入力データ用バ
ッファ204に格納して次の処理に移る(ステツプS1
305、ステップS1306)。
【0104】なお、相関データの導出方法は以下のよう
である。
【0105】まず、絵なり、写真なり、n個の対象につ
いて、人間に形容詞の評価をやらせる。ある対象に対し
て、図19のような評価シートに従って形容詞対の7段
階評価をやらせる訳である。その対象から受ける印象を
「明るい−暗い」の形容詞対であれば、「明るい」「暗
い」と感じる度合に応じて、度合が強いほど両極に近い
点をチェックする訳である。そうやって、以下のような
データが得られたとする。
【0106】
【表6】
【0107】ここで明るさの平均値をe(A)=(A1
+…+An)/n かたさの平均値をe(B)=(B1+…+Bn)/n 元気さの平均値をe(C)=(C1+…+Cn)/n 明るさの標準偏差をs(A) かたさの標準偏差をs(B) 元気さの標準偏差をs(C)とすると、 「明るさ」と「かたさ」の相関は
【0108】
【数1】
【0109】という式で導出出来る。
【0110】同様に「明るさ」と「元気さ」、「元気
さ」と「かたさ」の相関も導出出来る。
【0111】以上は心理統計手法のSD法に該当する。
【0112】以下、請求項5の感性入力によるファイル
選択装置の実施例を図に基づいて説明する。
【0113】図5は本実施例の概念図を示す。図5にお
いて形容詞入力手段41によって形容詞入力を行ない、
その入力値が補充手段42に渡され、未入力がないかど
うかの確認が行なわれる。この時同時に入力値は履歴記
憶手段46に渡され、入力履歴として47に記憶され
る。未入力がなかった場合、つまりすべての形容詞に対
して入力値があれば入力値は処理系45に渡される。入
力値に未入力があった場合、補充手段は補充対象形容詞
を計算手段43に教える。計算手段43は補充対象形容
詞に対して、入力履歴47とデータベース44からデー
タを読み込み、補充値を計算し、その結果を補充手段に
返す。補充値は入力履歴やデータベースのファイルに記
録された、補充対象形容詞の入力値の平均値や、最大頻
度の数値である。こうして未入力の形容詞値を補充され
た入力値が処理系45に渡される。
【0114】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
それまでその形容詞に対してユーザが行なった入力と、
抽出対象のファイルにおける形容詞の傾向を反映させる
ことが出来る。
【0115】次に、図16は本実施例の構成図を示す。
図11と同一の構成要素には、同一の参照番号を付し
て、説明を省略する。入力履歴データ用メモリ236
は、形容詞入力の履歴を記憶する。
【0116】本実施例の動作を図10のフローチャート
に従って説明する。形容詞入力が行われる(ステップS
1401)。
【0117】現時点での形容詞対に対する入力値が補充
手段に渡される。補充手段はこの場合制御部203であ
り、渡されたデータは入力データ用バッファ204に蓄
えられる。
【0118】入力値は、制御部203に与えられると同
時に、入力履歴として入力履歴データメモリ256に記
憶される。この時、入力履歴には、
【0119】
【表7】
【0120】という形で入力の行なわれた日時と、入力
形容詞とその数値が記憶される(ステップS140
2)。
【0121】制御部203は与えられたデータから未入
力の形容詞対を検出する。
【0122】そして、未入力の形容詞対がなかったら、
入力用バッファ204の内容をそのままにして次の処理
を行なう(ステップS1403、ステップS140
4)。
【0123】制御部203はプログラムメモリ207か
ら平均値計算処理用のプログラムを読み込んで、そのプ
ログラムに従って、入力履歴データ用メモリ236に保
持された入力履歴データから、補充対象形容詞対の数値
を読み込んで、平均値を計算する。例えば 明るさ 0.4 かたさ 0.5 のように、「明るさ」と「かたさ」のデータのみが渡さ
れた時、入力履歴が
【0124】
【表8】
【0125】となっていたとすると、補充対象形容詞対
の元気さを読み込んで、((−0.8)+(0.6))
/2=(−0.1)の値が補充対象形容詞対の数値とし
て導出される。制御部203はこの数値を補充対象形容
詞対の名前とペアにして、入力履歴データ用メモリ23
6に一時保存する(ステップS1405)。
【0126】次に制御装置は、文書ファイルデータメモ
リ206から、補充対象形容詞対の数値を読み込んで、
平均値を計算する。例えば 明るさ 0.4 かたさ 0.5 のように、「明るさ」と「かたさ」のデータのみが渡せ
た時、データベース内のファイルfile1、file
2、file3に対して、
【0127】
【表9】
【0128】となっていたとすると、補充対象形容詞対
の元気さを読み込んで、((−0.5)+(−0.6)
+(0.8))/3=(−0.1)の値が補充対象形容
詞対の数値として導出される。(ステップS1406) 制御部203はこの数値と入力履歴データ用メモリ23
6に保持されていた、入力履歴からの平均値について更
に平均を取り、その数値を入力値に補充し、入力データ
用バッファ204に蓄えられた入力データを書き変える
(ステップS1407、ステップS1408)。
【0129】この時、入力データバッファ用254に蓄
えるデータは 明るさ 0.4 かたさ 0.5 元気さ −0.1 の形になる。
【0130】
【発明の効果】請求項1の感性入力によるファイル選択
装置によれば、形容詞入力手段によって形容詞入力を行
ない、その入力値がまず形容詞入力一時記憶手段によっ
て保持される。また別に形容詞入力取り消し手段によっ
て、特定の形容詞に対する取り消し情報を入力すること
が出来る。この取り消し情報は取り消し情報記憶手段で
保持される。制御手段が取り消し情報を用いて、取り消
しの対象になった形容詞の情報を削除する。その上で、
入力値は処理系に渡される。
【0131】これによってユーザに形容詞の値が入力さ
れた状態にあるか、無評価の状態にあるかの判断を分か
りやすくさせることが出来、入力の際、入力が面倒な形
容詞に関して、無評価状態にしておくことで入力の手間
を省くことが出来る。
【0132】請求項2の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値に未入力があった場合、補充手段は
補充対象形容詞を統計量計算手段に教える。統計量計算
手段は補充対象形容詞に対して、データベースから統計
量を計算し、その結果を補充手段に返す。統計量とはデ
ータベース内のファイルに付加された補充対象形容詞の
平均値や、最大頻度の数値である。こうして未入力の形
容詞が補充された入力値が処理系に渡される。
【0133】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
その形容詞の平均的なデータを与えることが出来る。フ
ァイル群の中の補充対象形容詞のデータを利用すること
で、そのファイル群における、補充対象形容詞の数値の
傾向を反映させることが出来る。
【0134】請求項3の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値は履歴記憶手段に渡され、入力履歴
として記憶される。入力値に未入力があった場合、補充
手段は補充対象形容詞を履歴計算手段に教える。履歴計
算手段は補充対象形容詞に対して、入力履歴から補充値
を計算し、その結果を補充手段に返す。補充値は入力履
歴に記録された、それまでの補充対象形容詞の入力値の
平均値や、最大頻度の数値である。こうして未入力の形
容詞値を補充された入力値が処理系に渡される。
【0135】これにより、補充対象形容詞に対する過去
のユーザの入力を利用することで、そのユーザの嗜好の
傾向を反映させることが出来る。
【0136】請求項4の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値に未入力があった場合、補充手段は
形容詞入力手段から渡された入力値を形容詞推測計算手
段に与える。形容詞推測計算手段は与えられた入力値の
中で補充対象形容詞と補充対象外形容詞に分類し、補充
対象外形容詞とデータベースに蓄えられた相関データか
ら、補充対象形容詞の値を順次計算する。そして計算結
果を補充手段に返す。補充手段では形容詞推測計算手段
から与えられた計算結果を入力値に補充する。こうして
未入力の形容詞値を補充された入力値が処理系に渡され
る。
【0137】これにより、入力時点の補充対象外形容詞
から補充対象形容詞の数値を推測することで、入力時点
のユーザの意向を反映させることが出来る。
【0138】請求項5の感性入力によるファイル選択装
置によれば、入力値は履歴記憶手段に渡され、入力履歴
として記憶される。入力値に未入力があった場合、補充
手段は補充対象形容詞を計算手段に教える。計算手段は
補充対象形容詞に対して、入力履歴とデータベースから
データを読み込み、補充値を計算し、その結果を補充手
段に返す。補充値は入力履歴やデータベースのファイル
に記録された、補充対象形容詞の入力値の平均値や、最
大頻度の数値である。こうして未入力の形容詞値を補充
された入力値が処理系に渡される。
【0139】これにより、入力値の未入力の形容詞に、
それまでその形容詞に対してユーザが行なった入力と、
抽出対象のファイルにおける形容詞の傾向を反映させる
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の概念図である。
【図2】請求項2の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の概念図である。
【図3】請求項3の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の概念図である。
【図4】請求項4の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の概念図である。
【図5】請求項5の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の概念図である。
【図6】請求項1の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の動作を示すフローチャートである。
【図7】請求項2の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】請求項3の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の動作を示すフローチャートである。
【図9】請求項4の感性入力によるファイル選択装置の
実施例の動作を示すフローチャートである。
【図10】請求項5の感性入力によるファイル選択装置
の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図11】感性入力によるファイル選択装置の実施例の
構成図である。
【図12】請求項1の感性入力によるファイル選択装置
の実施例の構成図である。
【図13】請求項2の感性入力によるファイル選択装置
の実施例の構成図である。
【図14】請求項3の感性入力によるファイル選択装置
の実施例の構成図である。
【図15】請求項4の感性入力によるファイル選択装置
の実施例の構成図である。
【図16】請求項5の感性入力によるファイル選択装置
の実施例の構成図である。
【図17】評価語選択画面の例を表す図である。
【図18】評価語選択画面の他の例を表す図である。
【図19】評価用紙の例を示す図である。
【符号の説明】 11 形容詞入力手段 12 補充手段 13 統計量計算手段 14 データベース 15 処理系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の形容詞についての入力値とデータ
    ベース内の文書ファイルに付加されている形容詞値との
    マッチングを取ることで、前記入力値に対して最適な文
    書ファイルを選択する感性入力によるファイル選択装置
    であって、複数の形容詞についての入力をスクロールバ
    ーで行なう入力手段と、前記入力手段で入力された情報
    を一時的に保持する形容詞入力一時記憶手段と、入力手
    段で入力した形容詞の中の特定の形容詞の入力を無効に
    する情報を与える形容詞取り消し情報入力手段と、前記
    取り消し情報入力手段によって与えられる情報を保持す
    る取り消し情報記憶手段と、前記取り消し情報記憶手段
    と形容詞入力一時記憶手段によって保持されたデータか
    ら特定の形容詞の入力値を削除したデータを抽出する制
    御手段を備えることを特徴とする感性入力によるファイ
    ル選択装置。
  2. 【請求項2】 前記データベース内の文書ファイルに付
    加されている未入力の形容詞データの統計量を算出する
    計算手段と、前記算出された統計量を前記未入力の形容
    詞の値として補充する補充手段とを備えた請求項1に記
    載の感性入力によるファイル選択装置。
  3. 【請求項3】 形容詞入力の履歴を記憶する記憶手段
    と、前記履歴から未入力の形容詞データの統計量を計算
    する計算手段と、前記算出された統計量を前記未入力の
    形容詞の値として補充する補充手段とを備えた請求項1
    に記載の感性入力によるファイル選択装置。
  4. 【請求項4】 形容詞間の相関データを記録したデータ
    ベースと、入力された形容詞の値と前記相関データから
    未入力の形容詞の値を導出する計算手段とを備えた請求
    項1に記載の感性入力によるファイル選択装置。
  5. 【請求項5】 形容詞入力の履歴を記憶する記憶手段
    と、未入力の形容詞の前記履歴とデータベースのファイ
    ルに付加された形容詞情報に基づいて未入力の形容詞デ
    ータの統計量を計算する計算手段と、前記算出された統
    計量を未入力の形容詞の値としてを補充する補充手段と
    を備えた請求項1に記載の感性入力によるファイル選択
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001209661A (ja) * 1999-11-16 2001-08-03 Megafusion Corp コンテンツ検索システム

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JP2001209660A (ja) * 1999-11-16 2001-08-03 Megafusion Corp コンテンツ検索・推奨システム
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