JPH08185218A - 複数ロボットの同時作業教示方法およびその装置 - Google Patents

複数ロボットの同時作業教示方法およびその装置

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JPH08185218A
JPH08185218A JP32627694A JP32627694A JPH08185218A JP H08185218 A JPH08185218 A JP H08185218A JP 32627694 A JP32627694 A JP 32627694A JP 32627694 A JP32627694 A JP 32627694A JP H08185218 A JPH08185218 A JP H08185218A
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Mitsuhiko Uchida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の作業を複数のロボットで協調して行う
場合の複数ロボットのその同時作業を容易にかつ正確に
教示しうる複数ロボットの同時作業教示方法およびその
装置を提供する。 【構成】 双腕ロボット12の各腕に対し、マスター側
ロボットアーム10とスレーブ側ロボットアーム11を
設定し、前者にはレーザ発振装置17と測距センサ18
を、後者には反射板の機能を兼ね備えたレーザ受光用C
CDセンサ19を装着する。双腕ロボット12に同時作
業を教示する場合は、まずマスター側のロボットアーム
10の動作点を教示した後に、CCDセンサ用モニター
20上のレーザ照射位置と測距センサ18のLED表示
を見ながらそれぞれ位置合わせと距離合わせを行ってス
レーブ側のロボットアーム11の動作点を教示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同時作業を協調して行
う複数のロボットの同時作業を容易にかつ正確に教示す
ることができる複数ロボットの同時作業教示方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、産業用ロボットとして、プレイバ
ックロボットが広く使用されている。このプレイバック
ロボットは、一度人間が教えたこと(作業の順序、位置
およびその他の情報)を正確に記憶し、それを必要に応
じて読み出すことにより、同じ動作を繰り返すロボット
である。プレイバックロボットの教示は、通常、教示装
置を使用して教え込まれる。そして、複数のロボットを
教示する場合には、別々の教示装置を使っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロボットの
扱うワークの中には、たとえば大きな(または長い)ワ
ークやロボット1台の可搬重量を超える重たいワークな
ど、複数のロボットで把持して移動させなければならな
いものがある。このように複数のロボットを同時に動か
して1個のワークを運ぶ作業の場合、上記した従来の技
術によれば、教示する時に実際に1個のワークを複数の
ロボットに持たせて動かしながらそれぞれのロボットを
教示する必要があるので、その教示作業はきわめて困難
であるばかりか、ワークを損傷させるおそれもある。
【0004】たとえば、図12に示すように、インスト
ルメントパネル1にダクト2を差し込んで組み付ける作
業の場合を例にとると、2台のロボット(図示せず)に
よってダクト2を所定の2箇所の位置Aで把持して移動
させ、インストルメントパネル1の内側の差込口3に差
し込むが、その際、ダクト2を運ぶ時に、2台のロボッ
トの移動速度が違ったり、傾いたり、相互の距離が変わ
ったりすると運搬中のワークを破損させてしまうので、
2台のロボットで1つのワークを運搬する教示を行うこ
とはきわめて困難であった。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、同一の作業を同時に複数の
ロボットで協調して行う場合における複数ロボットのそ
の同時作業を容易にかつ正確に教示することができる複
数ロボットの同時作業教示方法およびその装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の複数ロボットの同時作
業教示方法は、同時作業を協調して行う複数のロボット
の同時作業教示方法であって、投光手段と測距手段を備
えたマスター側ロボットの動作点を教示する段階と、受
光手段を備えたスレーブ側ロボットの動作点を、投光手
段から受光手段に照射された光の位置および測距手段の
検出距離があらかじめ設定された原位置におけるそれら
のデータと合致するように教示する段階とを有すること
を特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の複数ロボットの同時
作業教示装置は、同時作業を協調して行う複数のロボッ
トの同時作業教示装置であって、前記複数のロボットの
それぞれの動作を教示するロボット教示手段と、他のロ
ボットの教示の基準となるマスター側ロボットに装着さ
れ、その他のスレーブ側ロボットに向かって光ビームを
発射する投光手段と、前記マスター側ロボットに装着さ
れ、前記スレーブ側ロボットまでの距離を計測する測距
手段と、前記スレーブ側ロボットに装着され、前記投光
手段からの光ビームを受光してその照射位置を検出する
受光手段と、前記受光手段の検出結果を表示する照射位
置表示手段と、前記測距手段の計測結果を表示する計測
距離表示手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の複数ロボットの同時
作業教示装置は、同時作業を協調して行う複数のロボッ
トの同時作業教示装置であって、前記複数のロボットの
それぞれの動作を教示するロボット教示手段と、他のロ
ボットの教示の基準となるマスター側ロボットに装着さ
れ、その他のスレーブ側ロボットに向かって光ビームを
発射する投光手段と、前記マスター側ロボットに装着さ
れ、前記スレーブ側ロボットまでの距離を計測する測距
手段と、前記スレーブ側ロボットに装着され、前記投光
手段からの光ビームを受光してその照射位置を検出する
受光手段と、前記受光手段の検出結果および前記測距手
段の計測結果に基づいて、それらがあらかじめ設定され
た原位置におけるデータと合致するように前記スレーブ
側ロボットの位置を補正する補正手段とを有することを
特徴とする。
【0009】
【作用】上記のように構成された請求項1記載の複数ロ
ボットの同時作業教示方法にあっては、投光手段と測距
手段を備えたマスター側ロボットの動作点を教示した
後、受光手段を備えたスレーブ側ロボットの動作点を、
投光手段から受光手段に照射された光の位置および測距
手段の検出距離があらかじめ設定された原位置における
それらのデータと合致するように教示する。すなわち、
マスター側ロボットとスレーブ側ロボットをそれぞれ前
後して別々に教示するので、ワークを把持させる必要が
なく、したがって比較的容易に複数ロボットの同時作業
を教示することができる。また、光学的手段により教示
後のマスター側ロボットに対するスレーブ側ロボットの
位置合わせと距離合わせを行うので、マスター側ロボッ
トに対するスレーブ側ロボットの目標動作点を正確に教
示することができる。
【0010】また、請求項2記載の複数ロボットの同時
作業教示装置にあっては、上記請求項1記載の複数ロボ
ットの同時作業教示方法を実現する装置であって、ロボ
ット教示手段により人間の操作によって複数のロボット
のそれぞれの動作を教示するが、その際、まず他のロボ
ットの教示の基準となるマスター側ロボットを教示した
後、それを再生させながらそれぞれのスレーブ側ロボッ
トを教示する。スレーブ側ロボットの教示に際し、投光
手段はスレーブ側ロボットに向かって光ビームを発射
し、受光手段はその投光手段からの光ビームを受光して
その照射位置を検出し、照射位置表示手段はその受光手
段の検出結果を表示し、教示作業者に提供する。これと
同時に、測距手段はマスター側ロボットとスレーブ側ロ
ボット間の距離を計測し、計測距離表示手段はその計測
手段の計測結果を表示し、同じく教示作業者に提供す
る。教示作業者は、照射位置表示手段に表示されている
光ビームの照射位置と、計測距離表示手段に表示されて
いる距離データとを見ながら、それらがあらかじめ設定
された原位置におけるそれらのデータと合致するように
スレーブ側ロボッの位置を微調整する。これにより、ス
レーブ側ロボットを手動で正確に教示することができ
る。
【0011】また、請求項3記載の複数ロボットの同時
作業教示装置にあっては、上記請求項1記載の複数ロボ
ットの同時作業教示方法を実現する装置であって、ロボ
ット教示手段は複数のロボットのそれぞれの動作を教示
するが、その際に、まず他のロボットの教示の基準とな
るマスター側ロボットを人間の操作によって教示した
後、それを再生させながらそれぞれのスレーブ側ロボッ
トを自動的に教示する。スレーブ側ロボットの教示に際
し、投光手段はスレーブ側ロボットに向かって光ビーム
を発射し、受光手段はその投光手段からの光ビームを受
光してその照射位置を検出する。同時に、測距手段はマ
スター側ロボットとスレーブ側ロボット間の距離を計測
する。補正手段は、受光手段の検出結果および測距手段
の計測結果に基づいて、それらがあらかじめ設定された
原位置におけるデータと合致するようにスレーブ側ロボ
ットを動かしてその位置を補正する。これにより、スレ
ーブ側ロボットを自動的に正確に教示することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、ここでは、2台のロボットを使ってダクト
をインストルメントパネルに組み付ける作業を例にとっ
て説明する(図12参照)。
【0013】図1はそのようなロボットシステムの構成
を示す全体図、図2はそのブロック図である。このロボ
ットシステムは、たとえば、人間のように2本の腕(ア
ーム)10、11を持ったプレイバック方式の双腕ロボ
ット12で構成され、各腕10、11は、サーボモータ
直接駆動方式による多関節型であり、それぞれ別々のコ
ントローラ13、14によって制御される。つまり、こ
の双腕ロボット12は、実質的には、2台のロボットを
組み合わせて構成されている。各腕10、11の動作を
制御するロボットコントローラ13、14には、対応す
るロボットアーム10、11を教示するためのリモート
コントロール装置である教示盤15、16がそれぞれ接
続されている。ロボット教示手段はロボットコントロー
ラ13、14と教示盤15、16とで構成されている。
この双腕ロボット12によって、作業台4の上に所定の
治具5により固定されたインストルメントパネル(樹脂
製)1にダクト(樹脂製)2を組み付ける作業が行われ
る。実際にダクト2をインストルメントパネル1に組み
付けるときには、双腕ロボット12の2本の腕(ロボッ
トアーム)10、11によってダクト2を所定の2箇所
の位置Aで把持し(図12参照)、運んで、インストル
メントパネル1の内側の差込口3に差し込む。前述した
ように、ダクト2を運ぶ時には、2本の腕10、11の
移動速度が違ったり、傾いたり、相互の距離が変わった
りするとうまく組み付かないので、2本の腕10、11
は常に相対的な位置(姿勢を含む)と距離が一定となる
ように動かす必要がある。なお、本実施例のように組付
物(ダクト2)、被組付物(インストルメントパネル
1)共に樹脂成形品などの柔軟物である場合には、固体
差が大きいため、単純に一方向からの組み付けは行え
ず、はめ込む時に左右で違った動きが必要となる。
【0014】本発明では、複数のロボットにより1個の
ワーク(ダクト2)を把持して運ぶ作業を教示するとき
に、実際にワークを持たないで教示できるよう、前後し
てそれぞれ別々に動作を教示する。そのため、まず最初
に教示されるマスター側ロボットと、このマスター側ロ
ボットを基準として教示されるその他のスレーブ側ロボ
ットとを設定する。上記の双腕ロボット12において
は、一方の腕10をマスター側ロボットとし、他方の腕
11をスレーブ側ロボットとする。
【0015】マスター側のロボットアーム10には、レ
ーザビームを発射する投光手段としてのレーザ発振装置
17と、スレーブ側との距離を光学的に計測する測距手
段としての測距センサ18とが装着されている。また、
スレーブ側のロボットアーム11には、レーザ受光用の
CCDセンサ19が受光手段として装着されている。C
CDセンサ19にはたとえば半透過性のフィルムが貼ら
れており、測距センサ18からの光を反射する反射板の
機能をも持たせてある。CCDセンサ19はレーザビー
ムの照射点を画面に表示する照射位置表示手段としての
CCDセンサ用モニター20に接続されている。マスタ
ー側のレーザ発振装置17と測距センサ18、およびス
レーブ側のCCDセンサ19は、たとえば、図3に示す
ように、対応する各ロボットアーム10、11の手首2
1、22に装着されている。ロボットアーム10、11
の手首21、22は三層構造になっており、その中間層
23、24は可動式であり、上記の各センサ17、1
8、19はその可動式の中間層23、24の部分に取り
付けられている。これは、ロボットアーム10、11の
位置にかかわりなく常にマスター側のレーザ発振装置1
7および測距センサ18をスレーブ側のCCDセンサ1
9に向けうるようにするためである。なお、本実施例で
は、CCDセンサ19に反射板の機能を持たせてある
が、これに限定されるわけではなく、CCDセンサのほ
かに実際の反射板をスレーブ側に装着するようにしても
よい。
【0016】図4はCCDセンサ用モニター20の外観
図である。このモニター20は、上記のように、マスタ
ー側のレーザ発振装置17から発射されスレーブ側のC
CDセンサ19に受光されたレーザビームの照射点を画
面に表示するものである。マスター側とスレーブ側の各
ロボットアーム10、11による協調作業の開始点(原
点位置)でのレーザ照射点をあらかじめ記憶しておき
(たとえば、図中のB点)、画面に表示される実際のレ
ーザ照射点Cを原点位置におけるそれBと合致するよう
にスレーブ側のロボットアーム11を動かせば、マスタ
ー側に対するスレーブ側の位置合わせを正確に行うこと
ができる。
【0017】図5は測距センサ18の外観図である。こ
の測距センサ18は、発射された光が反射されて返って
くるまでの時間を計測してその距離を測定するものであ
って、その計測結果は設定値との比較によりLED表示
されるようになっている。たとえば、設定値との誤差が
±0.5mmの範囲内にある場合は中央の緑(グリーン)
のLED25が点灯し、設定値との誤差が+0.5mm以
上の場合は左側のプラスの赤(レッド)のLED26が
点灯し、設定値との誤差が−0.5mm以下の場合は右側
のマイナスの赤(レッド)のLED27が点灯する。上
記原点位置における計測値(本実施例では、ダクト2を
所定の位置Aで把持した状態における2本のアーム1
0、11間の距離)を設定値とすれば、測距センサ18
のLED表示を見ながらマスター側に対するスレーブ側
の距離合わせを正確に行うことができる。なお、本実施
例では測距手段としての測距センサ18は計測距離表示
手段をも構成しているが、これに限定されるわけではな
い。測距手段としての機能と計測距離表示手段としての
機能を別々の部材に持たせて、後者を教示作業者の見や
すい別の場所に配置するようにしてもよい。
【0018】上記の構成において、双腕ロボット12の
同時作業(ダクト2を把持して運ぶという作業)を教示
する場合には、まずマスター側のロボットアーム10の
動作点を教示した後に、CCDセンサ用モニター20上
のレーザ照射位置と測距センサ18のLED表示を見な
がらそれぞれ位置合わせと距離合わせを行うことにより
スレーブ側のロボットアーム11の動作点を教示する。
このように、マスター側のロボットアーム10とスレー
ブ側のロボットアーム11をそれぞれ前後して別々に教
示すれば、ワークを実際に持たせる必要がなく、したが
って、ワークを損傷することなく比較的容易に双腕ロボ
ット12の同時作業を教示することができる。また、光
学的手段17〜19を用いて教示後のマスター側ロボッ
トアーム10に対するスレーブ側ロボットアーム11の
位置合わせと距離合わせを行うので、マスター側のロボ
ットアーム10に対するスレーブ側ロボットアーム11
の目標動作点を正確に教示することができる。
【0019】図6は双腕ロボット12の同時作業を教示
する場合の手順の一例を示すフローチャート、図7は図
6中のステップS3の詳細フローチャートである。ま
ず、ステップS1では、それぞれの教示盤15、16を
操作してマスター側のロボットアーム10とスレーブ側
のロボットアーム11の同時作業の原点位置を合わせ
る。このとき、マスター側のレーザ発振装置17からス
レーブ側のCCDセンサ19に受光されたレーザビーム
の照射位置Bをモニター20に記憶し、目標点として表
示する。また、測距センサ18の計測値(ダクト2を所
定の位置Aで把持した状態における2本のアーム10、
11間の距離)を設定値として記憶する。
【0020】次に、教示盤15を操作してマスター側の
ロボットアーム10を次の動作点に移動させ、その位置
をロボットコントローラ13内の所定のメモリに教示す
る(ステップS2)。
【0021】それから、教示盤16を操作してスレーブ
側のロボットアーム11の次の動作点を教示する(ステ
ップS3)。具体的には、図7に示すように、スレーブ
側ロボットアーム11を目算でラフに教示した後(ステ
ップS5)、モニター20上のレーザ照射点Cが原点位
置において記憶された目標点Bと合致し、かつ、測距セ
ンサ18の計測結果が原点位置において記憶された設定
値と等しくなって中央の緑(グリーン)のLED25が
点灯するように動かして位置と距離の微調整を行い(ス
テップS6)、位置と距離が合致した点における位置デ
ータをロボットコントローラ14内の所定のメモリに教
示し(ステップS7)リターンする。
【0022】ステップS3でスレーブ側ロボットアーム
11の1動作点の教示が終わると、同時作業を構成する
すべての動作点についての教示が終了したかどうか、つ
まり、同時作業の終了点までの教示が終了したかどうか
を判断し、終了していない場合は、ステップS2に戻っ
て、次の動作点の教示を行う。
【0023】図8は双腕ロボット12の同時作業を教示
する場合の手順の他の一例を示すフローチャート、図9
は図8中のステップS12の詳細フローチャートであ
る。この場合には、図6のステップS1と同様に、ま
ず、それぞれの教示盤15、16を操作してマスター側
のロボットアーム10とスレーブ側のロボットアーム1
1の同時作業の原点位置合わせを行って、スレーブ側に
おけるレーザ照射点Bを目標点としてモニター20に記
憶するとともに、測距センサ18の計測値を設定値とし
て記憶するが(ステップS10)、図6の実施例とは異
なって、教示盤15を操作してマスター側のロボットア
ーム10の動作点をすべて教示した後に(ステップS1
1)、スレーブ側のロボットアーム11のすべての動作
点を教示するようにしている(ステップS12)。
【0024】ステップS12でスレーブ側のロボットア
ーム11を教示する際には、図9に示すように、まず、
教示盤16を操作してスレーブ側ロボットアーム11を
目算で適当に動かしてすべての動作点をラフに教示する
(ステップS13)。それから、ステップS11ですで
に教示されているマスター側ロボットアーム10を再生
して次の動作点に移動させた後(ステップS14)、教
示盤16により、モニター20上のレーザ照射点Cが原
点位置において記憶された目標点Bと合致し、かつ、測
距センサ18の計測結果が原点位置において記憶された
設定値と等しくなって中央の緑(グリーン)のLED2
5が点灯するようにスレーブ側のロボットアーム11を
動かして位置と距離の微調整を行い(ステップS1
5)、位置と距離が合致した点における位置データをロ
ボットコントローラ14内の所定のメモリに記憶させ
(ステップS16)、すべての動作点について終了する
まで(ステップS17)ステップS14以降の操作を繰
り返す。
【0025】以上の実施例では、スレーブ側のロボット
アーム11の教示を手動で行う場合を説明したが、スレ
ーブ側のロボットアーム11の教示を自動的に行うこと
も可能である。図10はスレーブ側のロボットアーム1
1の教示を自動的に行う場合のロボットシステムの構成
を示すブロック図である。なお、図1および図2と共通
する部分には同一の符号を付し、その説明は一部省略す
る。
【0026】双腕ロボット12のマスター側ロボットア
ーム10とスレーブ側ロボットアーム11はロボットコ
ントローラ13、14′によってそれぞれ総合的に制御
される。各ロボットコントローラ13、14′には教示
盤15、16が接続されている。ロボット教示手段はロ
ボットコントローラ13、14′と教示盤15、16と
で構成されている。マスター側ロボットアーム10の手
首にはレーザ発振装置17と測距センサ18が装着さ
れ、スレーブ側ロボットアーム11の手首には反射板も
兼ねたレーザ受光用CCDセンサ19が装着されてい
る。レーザ発振装置17はロボットコントローラ14′
からの指令信号によって駆動され、レーザ受光用CCD
センサ19によって検出されたレーザ照射位置データは
ロボットコントローラ14′に入力される。また、測距
センサ18もロボットコントローラ14′に接続され、
それを駆動して得た距離データの判定結果がロボットコ
ントローラ14′に入力されるようになっている。ロボ
ットコントローラ14′は、機能的に大別して、スレー
ブ側のロボットアーム11の動作を制御するロボット制
御部28と、教示の時にスレーブ側のロボットアーム1
1の位置を補正する補正手段としての位置補正部29と
を有している。ロボットコントローラ14′には、スレ
ーブ側のロボットアーム11の動作状態を表示する表示
装置30が接続されている。
【0027】この場合、双腕ロボット12の同時作業を
教示するときの手順の全体の流れは、図6と図7に示す
実施例および図8と図9に示す実施例と同様であって、
ただ、スレーブ側ロボットアーム11の教示における微
調整の部分(図7のステップS6、図9のステップS1
5)を自動化した点が異なるだけである。
【0028】図11はスレーブ側ロボットアーム11を
教示する時の位置補正処理のフローチャートである。ま
ず、ロボットコントローラ14′内の位置補正部29
は、位置合わせを行うべく、スレーブ側のレーザ受光用
CCDセンサ19からの信号を入力して(ステップS2
0)、画像処理によりレーザ照射位置Cを検出し(ステ
ップS21)、それがあらかじめ記憶されている原点位
置における目標照射点Bと合致するかどうかを判断する
(ステップS22)。この判断の結果として検出された
レーザ照射点が目標点と合致していない場合は、合致す
る方向にロボットアーム11を動かす補正信号を作出
し、ロボット制御部28に出力し(ステップS23)、
ステップS20に戻る。つまり、レーザ照射点が目標点
と合致するまで位置の補正動作を繰り返す。
【0029】ステップS22でレーザ照射点が目標点と
合致している場合は、位置合わせは終了したものと判断
して、次に距離合わせを行うべく、マスター側の測距セ
ンサ18からの判定信号を入力して(ステップS2
4)、OKかどうか、つまり、測距センサ18の検出距
離と原点位置での設定値との誤差が所定の範囲(たとえ
ば、±0.5mm)内にあるかどうかを判断する(ステッ
プS25)。この判断の結果としてOKでない場合は、
OKとなる方向にロボットアーム11を動かす補正信号
を作出し、ロボット制御部28に出力し(ステップS2
6)、ステップS24に戻る。つまり、測距センサ18
の判定結果がOKとなるまで位置の補正動作を繰り返
す。測距センサ18の判定結果がOKとなると距離合わ
せは終了し、先の位置合わせの終了と相俟ってスレーブ
側のロボットアーム11は目標動作点に正確に位置決め
されることになる。なお、ステップS20〜ステップS
23の位置合わせのための補正処理とステップS24〜
ステップS26の距離合わせのための補正処理とはもち
ろん順序は逆であってもよい。
【0030】したがって、以上の各実施例によれば、双
腕ロボット12の同時作業(ダクト2を把持して運ぶと
いう作業)を教示する場合に、まずマスター側のロボッ
トアーム10の動作点を教示した後に、CCDセンサ用
モニター20上のレーザ照射位置と測距センサ18のL
ED表示を見ながら(手動の場合)、またはレーザ受光
用CCDセンサ19からの照射位置信号と測距センサ1
8からの判定信号により(自動の場合)、それぞれ位置
合わせと距離合わせを行ってスレーブ側のロボットアー
ム11の動作点を教示するようにし、マスター側のロボ
ットアーム10とスレーブ側のロボットアーム11をそ
れぞれ前後して別々に教示するので、ワークを実際に持
たせる必要がなく、したがって、ワークを損傷すること
なく比較的容易に双腕ロボット12の同時作業を教示す
ることができる。また、光学的手段17〜19を用いて
教示後のマスター側ロボットアーム10に対するスレー
ブ側ロボットアーム11の位置合わせと距離合わせを行
うので、マスター側のロボットアーム10に対するスレ
ーブ側ロボットアーム11の目標動作点を正確に教示す
ることができる。したがって、双腕ロボット12の同時
作業を容易にかつ正確に教示することができるようにな
る。
【0031】なお、本実施例では、双腕ロボット12を
例にとってロボットアームが2本の場合について説明し
たが、本発明は、3本以上のロボットアームによる同時
作業の教示についても適用可能であることはもちろんで
ある。その場合、3本以上のロボットアームの中の適当
な1本をマスター側として、レーザ発振器と測距センサ
を装着し、それ以外のロボットアームをスレーブ側とし
て、レーザ受光用CCDセンサを装着する。そして、マ
スター側のロボットアームを教示した後に、複数のスレ
ーブ側のロボットアームをそれぞれ順番に、位置合わせ
と距離合わせを行いながら教示していけばよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る請求項
1記載の複数ロボットの同時作業教示方法によれば、マ
スター側ロボットとスレーブ側ロボットをそれぞれ前後
して別々に教示するので、ワークを把持させる必要がな
く、したがって比較的容易に複数ロボットの同時作業を
教示することができる。また、光学的手段により教示後
のマスター側ロボットに対するスレーブ側ロボットの位
置合わせと距離合わせを行うので、マスター側ロボット
に対するスレーブ側ロボットの目標動作点を正確に教示
することができる。つまり、複数ロボットの同時作業を
容易にかつ正確に教示することができる。
【0033】また、請求項2記載の複数ロボットの同時
作業教示装置によれば、請求項1記載の方法を実現する
ことができ、しかもスレーブ側ロボットを手動で正確に
教示することができる。
【0034】また、請求項3記載の複数ロボットの同時
作業教示装置によれば、請求項1記載の方法を実現する
ことができ、しかもスレーブ側ロボットを自動的に正確
に教示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のロボットシステムの構成
を示す全体図
【図2】 図1に対応するブロック図
【図3】 ロボットアームの先端部を示す斜視図
【図4】 CCDセンサ用モニターの外観図
【図5】 測距センサの外観図
【図6】 双腕ロボットの同時作業を教示する場合の手
順の一例を示すフローチャート
【図7】 図6中のステップS3の詳細フローチャート
【図8】 双腕ロボットの同時作業を教示する場合の手
順の他の一例を示すフローチャート
【図9】 図8中のステップS12の詳細フローチャー
【図10】 スレーブ側ロボットアームの教示を自動的
に行う場合のロボットシステムの構成を示すブロック図
【図11】 スレーブ側ロボットアームを教示する時の
位置補正処理のフローチャート
【図12】 同時作業の一例を示す模式図
【符号の説明】
10…マスター側ロボット 11…スレーブ側ロボット 12…双腕ロボット 13、14、14′…ロボットコントローラ(ロボット
教示手段) 15、16…教示盤(ロボット教示手段) 17…レーザ発振装置(投光手段) 18…測距センサ(測距手段、計測距離表示手段) 19…レーザ受光用CCDセンサ(受光手段) 20…CCDセンサ用モニター(照射位置表示手段) 29…位置補正部(補正手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/42 G05B 19/42 H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時作業を協調して行う複数のロボット
    の同時作業教示方法であって、 投光手段と測距手段を備えたマスター側ロボットの動作
    点を教示する段階と、 受光手段を備えたスレーブ側ロボットの動作点を、投光
    手段から受光手段に照射された光の位置および測距手段
    の検出距離があらかじめ設定された原位置におけるそれ
    らのデータと合致するように教示する段階と、 を有することを特徴とする複数ロボットの同時作業教示
    方法。
  2. 【請求項2】 同時作業を協調して行う複数のロボット
    の同時作業教示装置であって、 前記複数のロボットのそれぞれの動作を教示するロボッ
    ト教示手段と、 他のロボットの教示の基準となるマスター側ロボットに
    装着され、その他のスレーブ側ロボットに向かって光ビ
    ームを発射する投光手段と、 前記マスター側ロボットに装着され、前記スレーブ側ロ
    ボットまでの距離を計測する測距手段と、 前記スレーブ側ロボットに装着され、前記投光手段から
    の光ビームを受光してその照射位置を検出する受光手段
    と、 前記受光手段の検出結果を表示する照射位置表示手段
    と、 前記測距手段の計測結果を表示する計測距離表示手段
    と、 を有することを特徴とする複数ロボットの同時作業教示
    装置。
  3. 【請求項3】 同時作業を協調して行う複数のロボット
    の同時作業教示装置であって、 前記複数のロボットのそれぞれの動作を教示するロボッ
    ト教示手段と、 他のロボットの教示の基準となるマスター側ロボットに
    装着され、その他のスレーブ側ロボットに向かって光ビ
    ームを発射する投光手段と、 前記マスター側ロボットに装着され、前記スレーブ側ロ
    ボットまでの距離を計測する測距手段と、 前記スレーブ側ロボットに装着され、前記投光手段から
    の光ビームを受光してその照射位置を検出する受光手段
    と、 前記受光手段の検出結果および前記測距手段の計測結果
    に基づいて、それらがあらかじめ設定された原位置にお
    けるデータと合致するように前記スレーブ側ロボットの
    位置を補正する補正手段と、 を有することを特徴とする複数ロボットの同時作業教示
    装置。
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