JPH08184883A - ストロボ内蔵カメラ - Google Patents
ストロボ内蔵カメラInfo
- Publication number
- JPH08184883A JPH08184883A JP32827794A JP32827794A JPH08184883A JP H08184883 A JPH08184883 A JP H08184883A JP 32827794 A JP32827794 A JP 32827794A JP 32827794 A JP32827794 A JP 32827794A JP H08184883 A JPH08184883 A JP H08184883A
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- JP
- Japan
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- light emitting
- camera
- strobe
- flexible printed
- strobe light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のストロボ内蔵一眼レフカメラでは、ス
トロボ発光部とカメラ本体内との電気的接続はすべてリ
ード線で行われていたので、ストロボの電気的実装作業
に非常に時間がかかる上、接続不良も起こりやすかっ
た。本発明は改善されたストロボ内蔵カメラを提供す
る。 【構成】 本発明によるカメラでは、キセノン管5に対
しては給電のためにリード線18及び24を使用する
が、ストロボ発光部内の他の電気部品に対してはフレキ
シブルプリント基板(以下、フレキと略す)16をカメ
ラ本体内のフレキ20に接続して給電及び信号伝送を行
うようにした。ストロボ発光部収容室の床板19の後端
部にあけられた穴12とカメラ本体の上蓋2にあけられ
た穴15を通ってフレキ16が配置され、該収容室内で
たるみ23が設けられている。このたるみ23はストロ
ボ発光部がポップアップしてフレキ16が緊張した時に
吸収されてフレキの過緊張を抑える。
トロボ発光部とカメラ本体内との電気的接続はすべてリ
ード線で行われていたので、ストロボの電気的実装作業
に非常に時間がかかる上、接続不良も起こりやすかっ
た。本発明は改善されたストロボ内蔵カメラを提供す
る。 【構成】 本発明によるカメラでは、キセノン管5に対
しては給電のためにリード線18及び24を使用する
が、ストロボ発光部内の他の電気部品に対してはフレキ
シブルプリント基板(以下、フレキと略す)16をカメ
ラ本体内のフレキ20に接続して給電及び信号伝送を行
うようにした。ストロボ発光部収容室の床板19の後端
部にあけられた穴12とカメラ本体の上蓋2にあけられ
た穴15を通ってフレキ16が配置され、該収容室内で
たるみ23が設けられている。このたるみ23はストロ
ボ発光部がポップアップしてフレキ16が緊張した時に
吸収されてフレキの過緊張を抑える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストロボ内蔵カメラに関
し、更に詳細には、該カメラのストロボ発光部における
電気部品実装構造に関する。
し、更に詳細には、該カメラのストロボ発光部における
電気部品実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】今日のカメラにおいてはレンズシャッタ
ーカメラに限らず、一眼レフカメラにおいてもストロボ
装置を内蔵しているものが一般に普及してきている。と
ころがストロボ装置をカメラに内蔵すると、まずカメラ
本体が大型化する傾向になるため、できる限りカメラ本
体をコンパクトにする努力が必要になる。その結果、内
蔵したストロボ発光部がカメラの撮影光軸に近ずくこと
になる。
ーカメラに限らず、一眼レフカメラにおいてもストロボ
装置を内蔵しているものが一般に普及してきている。と
ころがストロボ装置をカメラに内蔵すると、まずカメラ
本体が大型化する傾向になるため、できる限りカメラ本
体をコンパクトにする努力が必要になる。その結果、内
蔵したストロボ発光部がカメラの撮影光軸に近ずくこと
になる。
【0003】しかしながらストロボ発光部は出来る限り
撮影光軸から離れた位置にある事が望ましい。なぜなら
ストロボ発光部が撮影光軸に著しく近いと影の出方が不
自然であったり、被写体となる人や生物の瞳が赤い斑点
として撮影されてしまう赤目現象が発生しやすい等の弊
害が生じやすいからである。
撮影光軸から離れた位置にある事が望ましい。なぜなら
ストロボ発光部が撮影光軸に著しく近いと影の出方が不
自然であったり、被写体となる人や生物の瞳が赤い斑点
として撮影されてしまう赤目現象が発生しやすい等の弊
害が生じやすいからである。
【0004】そこでストロボ内蔵一眼レフにおいては通
常、ペンタプリズムの真上部にストロボ発光部を搭載し
ており、このストロボ発光部が収納待機位置と発光位置
との間をアップダウンするように構成しているものが多
い。この構成によると、ストロボ発光部が通常は収納待
機位置にありカメラの小型携帯性に寄与し、ストロボ撮
影時にのみ撮影光軸からより離れた位置にある発光位置
に待機することができるので極めて有効な構成である。
この場合ペンタプリズム稜線を挟んで両斜面に沿うよう
にストロボ発光部を支持するアームを設け、このアーム
の支持軸を中心とする回転運動によりストロボ発光部が
収納待機位置と発光位置との間をアップダウンする構成
が一般的である。
常、ペンタプリズムの真上部にストロボ発光部を搭載し
ており、このストロボ発光部が収納待機位置と発光位置
との間をアップダウンするように構成しているものが多
い。この構成によると、ストロボ発光部が通常は収納待
機位置にありカメラの小型携帯性に寄与し、ストロボ撮
影時にのみ撮影光軸からより離れた位置にある発光位置
に待機することができるので極めて有効な構成である。
この場合ペンタプリズム稜線を挟んで両斜面に沿うよう
にストロボ発光部を支持するアームを設け、このアーム
の支持軸を中心とする回転運動によりストロボ発光部が
収納待機位置と発光位置との間をアップダウンする構成
が一般的である。
【0005】このアップダウン動作はカメラがストロボ
発光必要と判断したとき自動的にポップアップしたり、
撮影者がストロボ発光必要もしくは意図的に発光させた
いと判断した時に手動で行われたりする。これら自動も
しくは手動でポップアップ、ポップダウンが行われる機
構としては、モーターに連結した駆動手段を介して行わ
れたり、マグネットへの通電による緊定部材の解除等、
多種の発明がなされており、製品として世の中にすでに
普及しつつある。さらにはストロボ発光撮影終了後やカ
メラの電源オフ時に自動でポップダウンするものもあ
る。またストロボ発光の要不要の自動判別については様
々なアルゴリズムにより制御され、これもまた多数製品
化されている。
発光必要と判断したとき自動的にポップアップしたり、
撮影者がストロボ発光必要もしくは意図的に発光させた
いと判断した時に手動で行われたりする。これら自動も
しくは手動でポップアップ、ポップダウンが行われる機
構としては、モーターに連結した駆動手段を介して行わ
れたり、マグネットへの通電による緊定部材の解除等、
多種の発明がなされており、製品として世の中にすでに
普及しつつある。さらにはストロボ発光撮影終了後やカ
メラの電源オフ時に自動でポップダウンするものもあ
る。またストロボ発光の要不要の自動判別については様
々なアルゴリズムにより制御され、これもまた多数製品
化されている。
【0006】このような構成における電気実装形態はス
トロボ発光部内にキセノン管とトリガーコイルを実装す
るだけとし、カメラ本体側に制御回路を実装する形態が
多くとられる。この形態であればストロボ発光部とカメ
ラ本体内の制御回路との電気的接続は容易で4本程度の
リード線で済む。
トロボ発光部内にキセノン管とトリガーコイルを実装す
るだけとし、カメラ本体側に制御回路を実装する形態が
多くとられる。この形態であればストロボ発光部とカメ
ラ本体内の制御回路との電気的接続は容易で4本程度の
リード線で済む。
【0007】以下にストロボ発光部内にキセノン管とト
リガーコイルを搭載している従来例について説明する。
リガーコイルを搭載している従来例について説明する。
【0008】図6は従来例のストロボ発光部が収納待機
位置にある状態を示す断面図、図7は従来例のストロボ
発光部が発光位置にある状態を示す断面図である。
位置にある状態を示す断面図、図7は従来例のストロボ
発光部が発光位置にある状態を示す断面図である。
【0009】1はストロボ発光部、2aはカメラ本体2
の上蓋である。ストロボ発光部1は左アーム3により支
持軸4に連結して上蓋2aに支持されると共に、この支
持軸4を回転中心とする回転運動により図6に示す収納
待機位置と図7に示す発光位置との間をアップダウン動
作できる。26はストロボ発光部1の回転軌跡にあわせ
て形成されたガイド溝で、左アーム3の内側に設けられ
ており、27はカメラ本体2の上蓋に設けられているガ
イドピンである。このガイドピン27は回転軌跡の規制
と共にガイド溝26の下端26’に当接してストロボ発
光部1のポップアップ位置の規制をしている。
の上蓋である。ストロボ発光部1は左アーム3により支
持軸4に連結して上蓋2aに支持されると共に、この支
持軸4を回転中心とする回転運動により図6に示す収納
待機位置と図7に示す発光位置との間をアップダウン動
作できる。26はストロボ発光部1の回転軌跡にあわせ
て形成されたガイド溝で、左アーム3の内側に設けられ
ており、27はカメラ本体2の上蓋に設けられているガ
イドピンである。このガイドピン27は回転軌跡の規制
と共にガイド溝26の下端26’に当接してストロボ発
光部1のポップアップ位置の規制をしている。
【0010】5はキセノン管、6はストロボ反射笠であ
る。トリガーコイルは本図では示していないが、ストロ
ボ発光部の右アーム3’の側に設置してある。これらキ
セノン管5に対する給電線と不図示のトリガーコイルに
対する給電線は4本のリード線24であり、カメラ本体
内の不図示の制御回路に接続され、不図示のトリガーコ
イルが発する発光トリガー信号の伝送線は直接ストロボ
反射笠6に接続されている。
る。トリガーコイルは本図では示していないが、ストロ
ボ発光部の右アーム3’の側に設置してある。これらキ
セノン管5に対する給電線と不図示のトリガーコイルに
対する給電線は4本のリード線24であり、カメラ本体
内の不図示の制御回路に接続され、不図示のトリガーコ
イルが発する発光トリガー信号の伝送線は直接ストロボ
反射笠6に接続されている。
【0011】32は固定軸4の近傍で左アーム3の側壁
に設けられたリード線引出し穴で、33はカメラ本体の
上蓋の側壁に設けられたリード線侵入穴である。このリ
ード線侵入穴33は、ストロボ発光部1が収納待機位置
にあるとき、図6に示すとおり、リード線引出し穴32
の上端近傍にあり、ストロボ発光部が1発光位置にある
ときは図7に示すとおり、リード線引出し穴32の下端
近傍にあり、ストロボ発光部1のアップダウン状態に限
らず常にリード線引出し穴32の範囲内にあるように設
定されている。
に設けられたリード線引出し穴で、33はカメラ本体の
上蓋の側壁に設けられたリード線侵入穴である。このリ
ード線侵入穴33は、ストロボ発光部1が収納待機位置
にあるとき、図6に示すとおり、リード線引出し穴32
の上端近傍にあり、ストロボ発光部が1発光位置にある
ときは図7に示すとおり、リード線引出し穴32の下端
近傍にあり、ストロボ発光部1のアップダウン状態に限
らず常にリード線引出し穴32の範囲内にあるように設
定されている。
【0012】4本のリード線24は左アーム3と一体の
床板19に沿って後方へ延在し、リード線引出し穴32
からリード線侵入穴33を通ってカメラ本体の上蓋2a
内に侵入し、カメラ本体内の不図示の制御回路に接続さ
れている。このときリード線侵入穴33と左アーム床板
19との距離は、ストロボ発光部1が収納待機位置のと
き遠くて、発光位置のとき近い。したがってストロボ発
光部1のアップダウン動作に伴いリード線長さのたわみ
吸収が必要で、そのたわみ分を見込んでリード線組み付
け時に左アーム3内でたるみを設けている。
床板19に沿って後方へ延在し、リード線引出し穴32
からリード線侵入穴33を通ってカメラ本体の上蓋2a
内に侵入し、カメラ本体内の不図示の制御回路に接続さ
れている。このときリード線侵入穴33と左アーム床板
19との距離は、ストロボ発光部1が収納待機位置のと
き遠くて、発光位置のとき近い。したがってストロボ発
光部1のアップダウン動作に伴いリード線長さのたわみ
吸収が必要で、そのたわみ分を見込んでリード線組み付
け時に左アーム3内でたるみを設けている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】カメラの高機能化に伴
い、ストロボに付随する付加機能として、赤目緩和機能
やストロボズーム機能までも搭載した「ストロボ内蔵」
カメラが普及しつつある。これらの付加機能はカメラ本
体内で様々なレイアウトが考えられるが、ストロボ発光
部に内蔵して1ユニットにしたいという要求が強い。な
ぜなら「ストロボ内蔵」というスペックで一つのまとま
りとして取扱いやすいため、カメラのヴァージョン展開
や改良後継機を開発する上で有利だからである。ところ
が、このような形態になるとストロボ発光部とカメラ本
体内制御回路とのリード線接続本数が飛躍的に増大して
しまう。たとえば赤目緩和機能としてランプを搭載する
とその点灯のために信号線は2本必要であり、またスト
ロボズーム信号を拾うとなると少なくともズームポジシ
ョン分は信号線が必要である。さらにストロボ発光部が
正規の発光位置にいるかを検知するポップアップ位置検
出スイッチについても「ストロボ内蔵」というスペック
でまとめられるため、できればストロボ発光部内にユニ
ット化しておきたい。
い、ストロボに付随する付加機能として、赤目緩和機能
やストロボズーム機能までも搭載した「ストロボ内蔵」
カメラが普及しつつある。これらの付加機能はカメラ本
体内で様々なレイアウトが考えられるが、ストロボ発光
部に内蔵して1ユニットにしたいという要求が強い。な
ぜなら「ストロボ内蔵」というスペックで一つのまとま
りとして取扱いやすいため、カメラのヴァージョン展開
や改良後継機を開発する上で有利だからである。ところ
が、このような形態になるとストロボ発光部とカメラ本
体内制御回路とのリード線接続本数が飛躍的に増大して
しまう。たとえば赤目緩和機能としてランプを搭載する
とその点灯のために信号線は2本必要であり、またスト
ロボズーム信号を拾うとなると少なくともズームポジシ
ョン分は信号線が必要である。さらにストロボ発光部が
正規の発光位置にいるかを検知するポップアップ位置検
出スイッチについても「ストロボ内蔵」というスペック
でまとめられるため、できればストロボ発光部内にユニ
ット化しておきたい。
【0014】ところが前述の従来例によると、ストロボ
発光ユニットの中にはもうすでに4本のリード線が実装
され、今後の高機能化に伴うリード線の増加には以下の
理由で限界がある。まずはリード線のスペースである
が、カメラの小型化にも相反するためそのスペース確保
は非常に困難である。また、リード線の組立作業は本数
が多いほど時間がかかる上、組み込みミスも多くなり、
被覆はがれや挟み込み等の事故発生にもつながる。さら
にストロボ発光部のアップダウン動作にリード線が追従
しなければならないが、本数が多いほどしなやかさが悪
化し、特に低温時の性能が著しく低下する。
発光ユニットの中にはもうすでに4本のリード線が実装
され、今後の高機能化に伴うリード線の増加には以下の
理由で限界がある。まずはリード線のスペースである
が、カメラの小型化にも相反するためそのスペース確保
は非常に困難である。また、リード線の組立作業は本数
が多いほど時間がかかる上、組み込みミスも多くなり、
被覆はがれや挟み込み等の事故発生にもつながる。さら
にストロボ発光部のアップダウン動作にリード線が追従
しなければならないが、本数が多いほどしなやかさが悪
化し、特に低温時の性能が著しく低下する。
【0015】上述の通り、リード線接続方式はカメラの
高機能化に伴う接続本数増加に対応できないため、フレ
キシブルプリント基板による接続方式に頼る事が必要と
なる。
高機能化に伴う接続本数増加に対応できないため、フレ
キシブルプリント基板による接続方式に頼る事が必要と
なる。
【0016】
【発明の目的】本発明の目的は、ストロボ発光部とカメ
ラ本体内の電気部品との電気的接続作業を従来よりも容
易に行うことができるとともにストロボ内蔵カメラの信
頼性を向上させ、且つ、ストロボ発光部の機能を従来の
カメラよりも向上させることができる改善されたストロ
ボ内蔵カメラを提供することである。
ラ本体内の電気部品との電気的接続作業を従来よりも容
易に行うことができるとともにストロボ内蔵カメラの信
頼性を向上させ、且つ、ストロボ発光部の機能を従来の
カメラよりも向上させることができる改善されたストロ
ボ内蔵カメラを提供することである。
【0017】以下には本発明の目的を請求項毎に明らか
にする。
にする。
【0018】請求項1の発明の目的は、「カメラ本体の
外周部に設けられた支持軸を中心として回動可能なアー
ムと、該アームに担持されたストロボ発光部と、該アー
ムと一体に形成されたストロボ発光部収容室床板と、を
有し、該アームが該支持軸を中心として所定角度の回動
をすることにより該ストロボ発光部が収納位置から発光
位置へ突出するように構成されているストロボ内蔵カメ
ラにおいて、該ストロボ発光部に含まれる発光管以外の
電気部品への給電及び信号伝送のためのフレキシブルプ
リント基板が該支持軸の近傍の該床板に設けられた第一
の穴を通って該ストロボ発光部から引き出されるととも
に該カメラ本体の外周部に設けられた第二の穴を通って
該カメラ本体の中へ引き込まれていることを特徴とする
ストロボ内蔵カメラ」を提供することである。
外周部に設けられた支持軸を中心として回動可能なアー
ムと、該アームに担持されたストロボ発光部と、該アー
ムと一体に形成されたストロボ発光部収容室床板と、を
有し、該アームが該支持軸を中心として所定角度の回動
をすることにより該ストロボ発光部が収納位置から発光
位置へ突出するように構成されているストロボ内蔵カメ
ラにおいて、該ストロボ発光部に含まれる発光管以外の
電気部品への給電及び信号伝送のためのフレキシブルプ
リント基板が該支持軸の近傍の該床板に設けられた第一
の穴を通って該ストロボ発光部から引き出されるととも
に該カメラ本体の外周部に設けられた第二の穴を通って
該カメラ本体の中へ引き込まれていることを特徴とする
ストロボ内蔵カメラ」を提供することである。
【0019】請求項2の発明の目的は、「請求項1の構
成を有するカメラにおいて、該フレキシブルプリント基
板が該ストロボ発光部収容室の中でたるみを以て配置さ
れていることを特徴とするストロボ内蔵カメラ」を提供
することである。
成を有するカメラにおいて、該フレキシブルプリント基
板が該ストロボ発光部収容室の中でたるみを以て配置さ
れていることを特徴とするストロボ内蔵カメラ」を提供
することである。
【0020】請求項3の発明の目的は、「請求項1の構
成を有するカメラにおいて、該フレキシブルプリント基
板が該ストロボ発光部収容室の中で該支持軸の上半部外
周面に沿う円弧状経路を通って該第一の穴に至るたるみ
を以て配置されていることを特徴とするストロボ内蔵カ
メラ」を提供することである。
成を有するカメラにおいて、該フレキシブルプリント基
板が該ストロボ発光部収容室の中で該支持軸の上半部外
周面に沿う円弧状経路を通って該第一の穴に至るたるみ
を以て配置されていることを特徴とするストロボ内蔵カ
メラ」を提供することである。
【0021】請求項4の発明の目的は、「請求項1の構
成を有するカメラにおいて、該電気部品として、トリガ
ーコイル、赤目緩和ランプ、及びポップアップ位置検出
スイッチが該発光部に設けられていることを特徴とする
ストロボ内蔵カメラ」を提供することである。
成を有するカメラにおいて、該電気部品として、トリガ
ーコイル、赤目緩和ランプ、及びポップアップ位置検出
スイッチが該発光部に設けられていることを特徴とする
ストロボ内蔵カメラ」を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、「カメラ本体の外周部に
設けられた支持軸を中心として回動可能なアームと、該
アームに担持されたストロボ発光部と、該アームと一体
に形成されたストロボ発光部収容室床板と、を有し、該
アームが該支持軸を中心として所定角度の回動をするこ
とにより該ストロボ発光部が収納位置から発光位置へ突
出するように構成されているストロボ内蔵カメラにおい
て、該ストロボ発光部に含まれる発光管以外の電気部品
への給電及び信号伝送のためのフレキシブルプリント基
板が該支持軸の近傍の該床板に設けられた第一の穴を通
って該ストロボ発光部から引き出されるとともに該カメ
ラ本体の外周部に設けられた第二の穴を通って該カメラ
本体の中へ引き込まれていることを特徴とするストロボ
内蔵カメラ」を提供する。
するために請求項1の発明は、「カメラ本体の外周部に
設けられた支持軸を中心として回動可能なアームと、該
アームに担持されたストロボ発光部と、該アームと一体
に形成されたストロボ発光部収容室床板と、を有し、該
アームが該支持軸を中心として所定角度の回動をするこ
とにより該ストロボ発光部が収納位置から発光位置へ突
出するように構成されているストロボ内蔵カメラにおい
て、該ストロボ発光部に含まれる発光管以外の電気部品
への給電及び信号伝送のためのフレキシブルプリント基
板が該支持軸の近傍の該床板に設けられた第一の穴を通
って該ストロボ発光部から引き出されるとともに該カメ
ラ本体の外周部に設けられた第二の穴を通って該カメラ
本体の中へ引き込まれていることを特徴とするストロボ
内蔵カメラ」を提供する。
【0023】本発明のカメラによれば、該発光管以外の
電気部品への給電及び信号伝送のための電気的接続がフ
レキシブルプリント基板によって行われるので、従来の
ストロボ内蔵カメラにくらべてリード線の必要本数が大
幅に減少するとともにストロボ発光部の機能を従来品よ
りも向上させることができる。また、該フレキシブルプ
リント基板が該アームの支持軸近傍の位置でカメラ本体
内に接続されるように構成されているので、該フレキシ
ブルプリント基板が必要長さを最小にすることができ
る。
電気部品への給電及び信号伝送のための電気的接続がフ
レキシブルプリント基板によって行われるので、従来の
ストロボ内蔵カメラにくらべてリード線の必要本数が大
幅に減少するとともにストロボ発光部の機能を従来品よ
りも向上させることができる。また、該フレキシブルプ
リント基板が該アームの支持軸近傍の位置でカメラ本体
内に接続されるように構成されているので、該フレキシ
ブルプリント基板が必要長さを最小にすることができ
る。
【0024】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、「請求項1の構成を有するカメラにおいて、該フレ
キシブルプリント基板が該ストロボ発光部収容室の中で
たるみを以て配置されていることを特徴とするストロボ
内蔵カメラ」を提供する。
は、「請求項1の構成を有するカメラにおいて、該フレ
キシブルプリント基板が該ストロボ発光部収容室の中で
たるみを以て配置されていることを特徴とするストロボ
内蔵カメラ」を提供する。
【0025】本発明によれば、該フレキシブルプリント
基板が該ストロボ発光部収容室内でたるみを以て配置さ
れているので該ストロボ発光部が発光位置へ突出した時
に該たるみが引き伸ばされて該ストロボ発光部の運動を
阻害することがない。また、該カメラ本体内に該たるみ
を収容する空間を設ける必要がないのでカメラ本体内に
おける電気部品実装作業を困難にすることがない。
基板が該ストロボ発光部収容室内でたるみを以て配置さ
れているので該ストロボ発光部が発光位置へ突出した時
に該たるみが引き伸ばされて該ストロボ発光部の運動を
阻害することがない。また、該カメラ本体内に該たるみ
を収容する空間を設ける必要がないのでカメラ本体内に
おける電気部品実装作業を困難にすることがない。
【0026】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、「請求項1の構成を有するカメラにおいて、該フレ
キシブルプリント基板が該ストロボ発光部収容室の中で
該支持軸の上半部外周面に沿う円弧状経路を通って該第
一の穴に至るたるみを以て配置されていることを特徴と
するストロボ内蔵カメラ」を提供する。
は、「請求項1の構成を有するカメラにおいて、該フレ
キシブルプリント基板が該ストロボ発光部収容室の中で
該支持軸の上半部外周面に沿う円弧状経路を通って該第
一の穴に至るたるみを以て配置されていることを特徴と
するストロボ内蔵カメラ」を提供する。
【0027】本発明によれば、該ストロボ発光部収容室
内で該たるみを収容するための空間を小さくすることが
でき、また、該フレキシブルプリント基板を該第一の穴
に無理なく導くことができる。
内で該たるみを収容するための空間を小さくすることが
でき、また、該フレキシブルプリント基板を該第一の穴
に無理なく導くことができる。
【0028】前記課題を解決するために請求項4の発明
は、「請求項1の構成を有するカメラにおいて、該電気
部品として、トリガーコイル、赤目緩和ランプ、及びポ
ップアップ位置検出スイッチが該発光部に設けられてい
ることを特徴とするストロボ内蔵カメラ」を提供する。
は、「請求項1の構成を有するカメラにおいて、該電気
部品として、トリガーコイル、赤目緩和ランプ、及びポ
ップアップ位置検出スイッチが該発光部に設けられてい
ることを特徴とするストロボ内蔵カメラ」を提供する。
【0029】本発明によれば、該発光管以外の電気部品
に対する電気的接続をフレキシブルプリント基板によっ
て行うようにしたため、ストロボ発光部に従来よりも多
くの電気部品を搭載することができ、その結果、従来の
ストロボ内蔵カメラよりも高機能のストロボ内蔵カメラ
を実現することができる。
に対する電気的接続をフレキシブルプリント基板によっ
て行うようにしたため、ストロボ発光部に従来よりも多
くの電気部品を搭載することができ、その結果、従来の
ストロボ内蔵カメラよりも高機能のストロボ内蔵カメラ
を実現することができる。
【0030】
【実施例】図1〜図3に本発明の第1の実施例を示す。
本実施例においてはストロボ発光部にキセノン管、トリ
ガーコイル、赤目緩和ランプさらにポップアップ位置検
出スイッチを搭載している。
本実施例においてはストロボ発光部にキセノン管、トリ
ガーコイル、赤目緩和ランプさらにポップアップ位置検
出スイッチを搭載している。
【0031】図3は本発明のストロボ発光部とカメラ本
体の上蓋上部の内部を示す上面図であり、図1はストロ
ボ発光部が収納待機位置にある状態を示すA−A断面
図、図2はストロボ発光部が発光位置にある状態を示す
A−A断面図である。
体の上蓋上部の内部を示す上面図であり、図1はストロ
ボ発光部が収納待機位置にある状態を示すA−A断面
図、図2はストロボ発光部が発光位置にある状態を示す
A−A断面図である。
【0032】1はストロボ発光部、2aはカメラ本体2
の上蓋である。ストロボ発光部1は左アーム3と右アー
ム3’を持ち両アームが支持軸4に連結してカメラ本体
2の上蓋2aに支持されると共に、この支持軸4を回転
中心とする回転運動により図1に示す収納待機位置と図
2に示す発光位置との間をアップダウン動作できる。5
はキセノン管、6はストロボ反射笠、7はトリガーコイ
ルである。8は赤目緩和ランプユニットで、ランプとラ
ンプ光を前方に照射するための反射笠状ソケットにより
構成されている。ストロボ反射笠6と赤目緩和ランプユ
ニット8は並列に配置され、ストロボパネル9に密着固
定されている。
の上蓋である。ストロボ発光部1は左アーム3と右アー
ム3’を持ち両アームが支持軸4に連結してカメラ本体
2の上蓋2aに支持されると共に、この支持軸4を回転
中心とする回転運動により図1に示す収納待機位置と図
2に示す発光位置との間をアップダウン動作できる。5
はキセノン管、6はストロボ反射笠、7はトリガーコイ
ルである。8は赤目緩和ランプユニットで、ランプとラ
ンプ光を前方に照射するための反射笠状ソケットにより
構成されている。ストロボ反射笠6と赤目緩和ランプユ
ニット8は並列に配置され、ストロボパネル9に密着固
定されている。
【0033】10はポップアップ位置検出スイッチで、
左アーム3内(すなわち、ストロボ発光部収容室内)に
配置されている。図1においてはストロボ発光部が収納
待機位置にあるためスイッチがオープン状態になってい
る。このポップアップ位置検出スイッチ10はストロボ
発光部1が正規の発光位置にあることを検知してストロ
ボの発光を許可するもので、逆に本来ストロボ発光部が
発光位置になければならない時にこのポップアップ位置
検出スイッチ10から信号がこなければ異常であるとカ
メラが判断し何らかの警告表示をしたりする役目をも
つ。
左アーム3内(すなわち、ストロボ発光部収容室内)に
配置されている。図1においてはストロボ発光部が収納
待機位置にあるためスイッチがオープン状態になってい
る。このポップアップ位置検出スイッチ10はストロボ
発光部1が正規の発光位置にあることを検知してストロ
ボの発光を許可するもので、逆に本来ストロボ発光部が
発光位置になければならない時にこのポップアップ位置
検出スイッチ10から信号がこなければ異常であるとカ
メラが判断し何らかの警告表示をしたりする役目をも
つ。
【0034】11はペンタプリズムで、ストロボ発光部
1およびカメラ本体の上蓋2aとの位置関係は図のよう
になっている。12は左アームの支持軸4の下方から上
蓋2aのR面2a’と接している面にかけて設けられた
穴で、先端壁13から後端壁14の範囲を持つ。15は
カメラ本体2の上蓋に設けられた穴で、左アーム3の穴
12に対向する位置にある。
1およびカメラ本体の上蓋2aとの位置関係は図のよう
になっている。12は左アームの支持軸4の下方から上
蓋2aのR面2a’と接している面にかけて設けられた
穴で、先端壁13から後端壁14の範囲を持つ。15は
カメラ本体2の上蓋に設けられた穴で、左アーム3の穴
12に対向する位置にある。
【0035】16はフレキシブルプリント基板で、赤目
緩和ランプ8の信号線2本とポップアップ位置検出スイ
ッチ10の信号線2本をカメラ本体側にある制御回路と
電気的接続を行うものである。このフレキシブルプリン
ト基板16はストロボ発光部に設けられたダボ17、1
7’で位置決めされ、赤目緩和ランプ8の2本のリード
18、18’とまず半田接続される。このときダボ17
は赤目緩和ランプのリード18と18’がショートしな
いようにリード出口のほぼ中央に位置するように設けら
れている。フレキシブルプリント基板16はさらにポッ
プアップ位置検出スイッチ10と半田接続され、左アー
ム3の床板19上を延在し、左アーム3の床板19に設
けられた穴12の先端壁13に沿ってカメラ上蓋2aに
設けられた穴15に挿入されている。
緩和ランプ8の信号線2本とポップアップ位置検出スイ
ッチ10の信号線2本をカメラ本体側にある制御回路と
電気的接続を行うものである。このフレキシブルプリン
ト基板16はストロボ発光部に設けられたダボ17、1
7’で位置決めされ、赤目緩和ランプ8の2本のリード
18、18’とまず半田接続される。このときダボ17
は赤目緩和ランプのリード18と18’がショートしな
いようにリード出口のほぼ中央に位置するように設けら
れている。フレキシブルプリント基板16はさらにポッ
プアップ位置検出スイッチ10と半田接続され、左アー
ム3の床板19上を延在し、左アーム3の床板19に設
けられた穴12の先端壁13に沿ってカメラ上蓋2aに
設けられた穴15に挿入されている。
【0036】20はカメラ本体内に実装されている不図
示の制御回路に電気的に接続している本体内フレキシブ
ルプリント基板で、カメラ本体2の上蓋の内壁21に沿
って穴15の近傍まで延長配置され、位置決めダボ2
2、22’で固定されている。ストロボ発光部からカメ
ラ本体2内に侵入したフレキシブルプリント基板16は
カメラ本体の上蓋の内壁21に沿って延長されるととも
に位置決めダボ22、22’で位置決めされながらカメ
ラ本体内のフレキシブルプリント基板20に接続され
る。このときフレキシブルプリント基板16は左アーム
床板19に沿う部分からカメラ本体2内の位置決めダボ
22までの区間でたわみ(たるみ)23をもたせて設置
される。
示の制御回路に電気的に接続している本体内フレキシブ
ルプリント基板で、カメラ本体2の上蓋の内壁21に沿
って穴15の近傍まで延長配置され、位置決めダボ2
2、22’で固定されている。ストロボ発光部からカメ
ラ本体2内に侵入したフレキシブルプリント基板16は
カメラ本体の上蓋の内壁21に沿って延長されるととも
に位置決めダボ22、22’で位置決めされながらカメ
ラ本体内のフレキシブルプリント基板20に接続され
る。このときフレキシブルプリント基板16は左アーム
床板19に沿う部分からカメラ本体2内の位置決めダボ
22までの区間でたわみ(たるみ)23をもたせて設置
される。
【0037】キセノン管5とトリガーコイル7について
は、本実施例においてもリード線で処理されている。な
ぜならキセノン管については大電流が必要なためフレキ
シブルプリント基板内の配線パターンでは抵抗が大きす
ぎ、またトリガーコイルについては電圧変動が激しくノ
イズの発生が懸念され、フレキシブルプリント基板内の
他の配線パターンと混在させる事は危険すぎるためであ
る。したがってキセノン管5とトリガーコイル7につい
ては4本のリード線24で引出しており、左アーム3の
床板19の後部の穴12を経由し、カメラ本体上蓋の穴
15を通ってカメラ本体2内に侵入した後、不図示のス
トロボ発光制御回路に接続される。このときフレキシブ
ルプリント基板16と同じく左アーム床板19からカメ
ラ本体2の上蓋の穴15に侵入する区間でたわみ(たる
み)をもたせている。なお、25はトリガーコイルの発
するトリガー信号をストロボ反射笠に接続しているリー
ド線である。
は、本実施例においてもリード線で処理されている。な
ぜならキセノン管については大電流が必要なためフレキ
シブルプリント基板内の配線パターンでは抵抗が大きす
ぎ、またトリガーコイルについては電圧変動が激しくノ
イズの発生が懸念され、フレキシブルプリント基板内の
他の配線パターンと混在させる事は危険すぎるためであ
る。したがってキセノン管5とトリガーコイル7につい
ては4本のリード線24で引出しており、左アーム3の
床板19の後部の穴12を経由し、カメラ本体上蓋の穴
15を通ってカメラ本体2内に侵入した後、不図示のス
トロボ発光制御回路に接続される。このときフレキシブ
ルプリント基板16と同じく左アーム床板19からカメ
ラ本体2の上蓋の穴15に侵入する区間でたわみ(たる
み)をもたせている。なお、25はトリガーコイルの発
するトリガー信号をストロボ反射笠に接続しているリー
ド線である。
【0038】26はストロボ発光部1の回転軌跡にあわ
せて形成されたガイド溝で左アーム3の内側に設けられ
ており、27はカメラ本体の上蓋に設けられているガイ
ドピンである。
せて形成されたガイド溝で左アーム3の内側に設けられ
ており、27はカメラ本体の上蓋に設けられているガイ
ドピンである。
【0039】図2は自動もしくは手動により、ストロボ
発光部1が正規の発光位置にアップした状態を示してい
る。このとき前述のように左右のアーム3、3’の支持
軸4を中心とする回転運動によりポップアップする。ガ
イドピン27は回転軌跡の規制と共にガイド溝26の下
端26’に当接してストロボ発光部1のポップアップ位
置の規制をしている。このときポップアップ位置検出ス
イッチ10は前記ガイドピン27に当接してそのリーフ
スイッチがオンすることでポップアップ完了信号を出力
する構造になっている。左アーム3内(すなわち、スト
ロボ発光部収容室内)から延びるフレキシブルプリント
基板16はこのポップアップ状態では左アーム3の床板
19に設けられた穴12の先端壁13からカメラ本体上
蓋の穴15に侵入するのではなく、穴12の後端壁14
寄りの位置からカメラ本体上蓋の穴15に侵入すること
になる。したがってフレキシブルプリント基板16はス
トロボ発光部1が収納待機位置の時に較べてカメラ本体
2内に侵入するまでの長さがLだけ長くなる。これはス
トロボ発光部1が収納待機位置の時にもたせておいたフ
レキシブルプリント基板16のたわみ23が吸収してい
る。リード線24についても同様に収納待機位置に較べ
て上蓋内に侵入するまでの距離が長く必要であり、これ
を収納待機位置のときにもたせておいたたわみが吸収し
ている。
発光部1が正規の発光位置にアップした状態を示してい
る。このとき前述のように左右のアーム3、3’の支持
軸4を中心とする回転運動によりポップアップする。ガ
イドピン27は回転軌跡の規制と共にガイド溝26の下
端26’に当接してストロボ発光部1のポップアップ位
置の規制をしている。このときポップアップ位置検出ス
イッチ10は前記ガイドピン27に当接してそのリーフ
スイッチがオンすることでポップアップ完了信号を出力
する構造になっている。左アーム3内(すなわち、スト
ロボ発光部収容室内)から延びるフレキシブルプリント
基板16はこのポップアップ状態では左アーム3の床板
19に設けられた穴12の先端壁13からカメラ本体上
蓋の穴15に侵入するのではなく、穴12の後端壁14
寄りの位置からカメラ本体上蓋の穴15に侵入すること
になる。したがってフレキシブルプリント基板16はス
トロボ発光部1が収納待機位置の時に較べてカメラ本体
2内に侵入するまでの長さがLだけ長くなる。これはス
トロボ発光部1が収納待機位置の時にもたせておいたフ
レキシブルプリント基板16のたわみ23が吸収してい
る。リード線24についても同様に収納待機位置に較べ
て上蓋内に侵入するまでの距離が長く必要であり、これ
を収納待機位置のときにもたせておいたたわみが吸収し
ている。
【0040】
【第二実施例】図4及び図5に本発明の第二実施例を示
す。本実施例では、フレキシブルプリント基板28がス
トロボ発光部1の左アーム床板19からリブ29に沿っ
て立ち上がり、左アーム3の支持軸4の周りにR部30
を形成した後、前記左アーム3の床板19の穴12に至
り、更にカメラ本体2の穴15に侵入する経路を通って
いる。この場合には図5に示す通りストロボ発光部1が
発光位置にポップアップしたときフレキシブルプリント
基板28が前記支持軸4の周りに巻き付く距離が短くな
るため、収納待機位置のときに較べて、発光位置のとき
の方がフレキシブルプリント基板28の長さが短くな
る。よって、図4に示すようにフレキシブルプリント基
板28は発光位置にあるとき前記支持軸4の周囲でたわ
み(たるみ)31が生じることになる。前述の第1の実
施例におけるフレキシブルプリント基板16に較べて本
実施例のフレキシブルプリント基板28の経路の方が穴
15に至る経路として合理的であり、ストロボ発光部1
のアップダウン動作によるたわみを吸収する上で有利で
ある。また、カメラ本体2内では、穴15近傍で位置決
めダボ22によりフレキシブルプリント基板28を固定
しているため、たわみ(たるみ)を前記支持軸周りのR
部30に集中させている。
す。本実施例では、フレキシブルプリント基板28がス
トロボ発光部1の左アーム床板19からリブ29に沿っ
て立ち上がり、左アーム3の支持軸4の周りにR部30
を形成した後、前記左アーム3の床板19の穴12に至
り、更にカメラ本体2の穴15に侵入する経路を通って
いる。この場合には図5に示す通りストロボ発光部1が
発光位置にポップアップしたときフレキシブルプリント
基板28が前記支持軸4の周りに巻き付く距離が短くな
るため、収納待機位置のときに較べて、発光位置のとき
の方がフレキシブルプリント基板28の長さが短くな
る。よって、図4に示すようにフレキシブルプリント基
板28は発光位置にあるとき前記支持軸4の周囲でたわ
み(たるみ)31が生じることになる。前述の第1の実
施例におけるフレキシブルプリント基板16に較べて本
実施例のフレキシブルプリント基板28の経路の方が穴
15に至る経路として合理的であり、ストロボ発光部1
のアップダウン動作によるたわみを吸収する上で有利で
ある。また、カメラ本体2内では、穴15近傍で位置決
めダボ22によりフレキシブルプリント基板28を固定
しているため、たわみ(たるみ)を前記支持軸周りのR
部30に集中させている。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、該発光管以外
の電気部品への給電及び信号伝送のための電気的接続が
フレキシブルプリント基板によって行われるので、従来
のストロボ内蔵カメラにくらべてリード線の必要本数が
大幅に減少するとともにストロボ発光部の機能を従来品
よりも向上させることができる。また、該フレキシブル
プリント基板が該アームの回動中心近傍の位置でカメラ
本体内に接続されるように構成されているので、該フレ
キシブルプリント基板の必要長さを最小にすることがで
きる。
の電気部品への給電及び信号伝送のための電気的接続が
フレキシブルプリント基板によって行われるので、従来
のストロボ内蔵カメラにくらべてリード線の必要本数が
大幅に減少するとともにストロボ発光部の機能を従来品
よりも向上させることができる。また、該フレキシブル
プリント基板が該アームの回動中心近傍の位置でカメラ
本体内に接続されるように構成されているので、該フレ
キシブルプリント基板の必要長さを最小にすることがで
きる。
【0042】また、本発明によれば、リード線本数を最
小限に抑える事ができるのでリード線スペースも最小限
で済み、カメラの小型化に大きく貢献する。更に、リー
ド線処理に伴う作業時間の増大や、組み込みミス、被覆
はがれ、挟み込み等の事故発生を防止する効果もある。
小限に抑える事ができるのでリード線スペースも最小限
で済み、カメラの小型化に大きく貢献する。更に、リー
ド線処理に伴う作業時間の増大や、組み込みミス、被覆
はがれ、挟み込み等の事故発生を防止する効果もある。
【0043】請求項2の発明によれば、該フレキシブル
プリント基板が該ストロボ発光部収容室内でたるみを以
て配置されているので該ストロボ発光部が発光位置へ突
出した時に該たるみが引き伸ばされて該ストロボ発光部
の運動を阻害することがない。また、該カメラ本体内に
該たるみを収容する空間を設ける必要がないのでカメラ
本体内における電気部品実装作業を困難にすることがな
い。
プリント基板が該ストロボ発光部収容室内でたるみを以
て配置されているので該ストロボ発光部が発光位置へ突
出した時に該たるみが引き伸ばされて該ストロボ発光部
の運動を阻害することがない。また、該カメラ本体内に
該たるみを収容する空間を設ける必要がないのでカメラ
本体内における電気部品実装作業を困難にすることがな
い。
【0044】請求項3の発明によれば、該ストロボ発光
部収容室内で該たるみを収容するための空間を小さくす
ることができ、また、該フレキシブルプリント基板を該
第一の穴に無理なく導くことができる。
部収容室内で該たるみを収容するための空間を小さくす
ることができ、また、該フレキシブルプリント基板を該
第一の穴に無理なく導くことができる。
【0045】請求項4の発明によれば、該発光管以外の
電気部品に対する電気的接続をフレキシブルプリント基
板によって行うようにしたため、ストロボ発光部に従来
よりも多くの電気部品を搭載することができ、その結
果、従来のストロボ内蔵カメラよりも高機能のストロボ
内蔵カメラを実現することができる。
電気部品に対する電気的接続をフレキシブルプリント基
板によって行うようにしたため、ストロボ発光部に従来
よりも多くの電気部品を搭載することができ、その結
果、従来のストロボ内蔵カメラよりも高機能のストロボ
内蔵カメラを実現することができる。
【図1】本発明の第一実施例のカメラの頂部における図
3のA−A矢視断面図で、ストロボ発光部が収納位置に
ある時の図。
3のA−A矢視断面図で、ストロボ発光部が収納位置に
ある時の図。
【図2】該ストロボ発光部が発光位置にポップアップし
た時の該カメラの頂部における図3のA−A矢視断面
図。
た時の該カメラの頂部における図3のA−A矢視断面
図。
【図3】該カメラの頂部の平面図。
【図4】本発明の第二実施例のカメラの頂部における縦
断面図で、ストロボ発光部が収納位置にある時の図。
断面図で、ストロボ発光部が収納位置にある時の図。
【図5】本発明の第二実施例のカメラの頂部における縦
断面図で、ストロボ発光部が発光位置にある時の図。
断面図で、ストロボ発光部が発光位置にある時の図。
【図6】従来のストロボ内蔵一眼レフレックスカメラの
頂部における縦断面図で、ストロボ発光部が収納位置に
ある時の図。
頂部における縦断面図で、ストロボ発光部が収納位置に
ある時の図。
【図7】従来のストロボ内蔵一眼レフレックスカメラの
頂部における縦断面図で、ストロボ発光部が発光位置に
ある時の図。
頂部における縦断面図で、ストロボ発光部が発光位置に
ある時の図。
1…ストロボ発光部 2…カメラ本体 2a…カメラ本体の上蓋 3…左アーム 3’…右アーム 4…支持軸 5…キセノン管 6…反射笠 7…トリガーコイル 8…赤目緩和ランプユ
ニット 9…ストロボパネル 10…ポップアップ位
置検出スイッチ 11…ペンタップリズム 12…左アームの穴 13…先端壁 14…後端壁 15…穴 16、28…フレキシ
ブルプリント基板 17、17’…位置決めダボ 18、18’…赤目緩
和ランプ用リード線 19…ストロボ発光部収容室床板 20…カメラ本体内のフレキシブルプリント基板 21…カメラ本体上蓋の内壁 22、22’…位置決めダボ 23、31…フレキシブルプリント基板のたわみ(たる
み) 24、25…リード線 26…ガイド溝 27…ガイドピン 29…リブ 30…R部 32…リード線引き出
し穴 33…リード線引込穴
ニット 9…ストロボパネル 10…ポップアップ位
置検出スイッチ 11…ペンタップリズム 12…左アームの穴 13…先端壁 14…後端壁 15…穴 16、28…フレキシ
ブルプリント基板 17、17’…位置決めダボ 18、18’…赤目緩
和ランプ用リード線 19…ストロボ発光部収容室床板 20…カメラ本体内のフレキシブルプリント基板 21…カメラ本体上蓋の内壁 22、22’…位置決めダボ 23、31…フレキシブルプリント基板のたわみ(たる
み) 24、25…リード線 26…ガイド溝 27…ガイドピン 29…リブ 30…R部 32…リード線引き出
し穴 33…リード線引込穴
Claims (4)
- 【請求項1】 カメラ本体の外周部に設けられた支持軸
を中心として回動可能なアームと、該アームに担持され
たストロボ発光部と、該アームと一体に形成されたスト
ロボ発光部収容室床板と、を有し、該アームが該支持軸
を中心として所定角度の回動をすることにより該ストロ
ボ発光部が収納位置から発光位置へ突出するように構成
されているストロボ内蔵カメラにおいて、 該ストロボ発光部に含まれる電気部品への給電及び信号
伝送のためのフレキシブルプリント基板が該支持軸の近
傍の該床板に設けられた第一の穴を通って該ストロボ発
光部から引き出されるとともに該カメラ本体の外周部に
設けられた第二の穴を通って該カメラ本体の中へ引き込
まれていることを特徴とするストロボ内蔵カメラ。 - 【請求項2】 該フレキシブルプリント基板が該ストロ
ボ発光部収容室の中でたるみを以て配置されていること
を特徴とする請求項1のストロボ内蔵カメラ。 - 【請求項3】 該フレキシブルプリント基板が該ストロ
ボ発光部収容室の中で該支持軸の上半部外周面に沿う円
弧状経路を通って該第一の穴に至るたるみを以て配置さ
れていることを特徴とする請求項1のストロボ内蔵カメ
ラ。 - 【請求項4】 該電気部品として、トリガーコイル、赤
目緩和ランプ、及びポップアップ位置検出スイッチが該
発光部に設けられていることを特徴とする請求項1のス
トロボ内蔵カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32827794A JPH08184883A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ストロボ内蔵カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32827794A JPH08184883A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ストロボ内蔵カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184883A true JPH08184883A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18208434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32827794A Pending JPH08184883A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ストロボ内蔵カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08184883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011154296A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Canon Inc | 撮像装置 |
JP2014167642A (ja) * | 2014-04-21 | 2014-09-11 | Canon Inc | 撮像装置 |
US11290627B2 (en) | 2019-01-10 | 2022-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Lighting device and flexible substrate connecting light emitting portion thereof |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32827794A patent/JPH08184883A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011154296A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Canon Inc | 撮像装置 |
US8588604B2 (en) | 2010-01-28 | 2013-11-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Imaging apparatus |
JP2014167642A (ja) * | 2014-04-21 | 2014-09-11 | Canon Inc | 撮像装置 |
US11290627B2 (en) | 2019-01-10 | 2022-03-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Lighting device and flexible substrate connecting light emitting portion thereof |
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